JP2013216498A - シート供給トレイおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】規制部材の位置決め用の凹凸付近の塑性変形を抑制する。
【解決手段】給紙トレイは、用紙の載置台100に対し移動可能に設けられ、用紙を規制する規制部材(サイドガイド200)を備える。載置台100は、用紙サイズに対応した位置に設けられる位置決め凹部110と、ロック凹部120とを有する。規制部材は、位置決め凹部110と係合可能な位置決め凸部210と、ロック凹部120と係合可能であり、係合時に規制部材の移動を規制するロック凸部220と、ロック凸部220とロック凹部120の係合を解除する操作部240とを有する。ロック凹部120とロック凸部220が係合するロック状態(a)のとき、位置決め凸部210は、位置決め凹部110が形成された底壁101から離れるように配置され、ロック凹部120とロック凸部220の係合が解除される移動状態(b)のとき、位置決め凸部210は、位置決め凹部110と係合可能である。
【選択図】図7

Description

本発明は、複数のシートを載置可能なシート供給トレイおよび当該シート供給トレイを備えた画像形成装置に関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置には、画像形成部に供給するための用紙(シート)を載置可能な給紙カセットが設けられている(特許文献1参照)。特許文献1の給紙カセットは、複数の用紙を載置可能なトレイ本体(特許文献1では第1トレイ本体71に相当)と、トレイ本体に対し移動可能に設けられ、用紙の位置を規制する規制部材(特許文献1ではサイドガイド100および第2規制部材120に相当)とを備えている。
また、特許文献1の図15に示されているように、トレイ本体は、載置される用紙のサイズに対応した間隔で設けられる複数の第1凹部と、第1凹部よりも小さい間隔で設けられる複数の第2凹部とを有し、規制部材(第2規制部材120)は、移動の際に操作される変位可能な操作部と、第1凹部と係合可能な位置決め用の第1凸部が設けられた弾性変形可能な第1アームと、第2凹部と係合可能なロック用の第2凸部が設けられた第2アームとを有している。
このような構成では、第2アームの第2凸部が第2凹部に係合することで、規制部材が移動しないようにロックされることとなる。また、操作部の操作によって、第2アームの第2凸部と第2凹部との係合が解除されることで、規制部材を移動させることができるようになっている。
また、操作部の操作により、第1アームの第1凸部は、第1凹部(第1凹部が設けられる第1側壁)に向けて付勢されるので、第1凸部が第1凹部に確実に係合し、規制部材を所望の用紙サイズの位置に設定しやすくなっている。さらに、第1アームの第1凸部が、第1側壁に向けて付勢されることで、第1凸部が第1凹部に係合する感覚(いわゆるクリック感)を得ながら、規制部材を移動させることができるようになっている。
特開2006−151656号公報
ところで、前記した給紙カセットは、ロック用の第2凸部が第2凹部に係合するロック状態(規制部材が移動しない状態)において、位置決め用の第1凸部が第1凹部に係合するように設けられている。このような構成では、第2凸部が第2凹部と係合する位置によっては、第1凸部は、第1凹部に係合するのではなく、第1側壁に当接することとなるので、第1アームは撓んだ状態となる。
そして、このような撓んだ状態が継続されると、第1アームがその状態に塑性変形し、規制部材を移動させる際に第1凸部が第1凹部と係合しにくくなって、規制部材を所望の用紙サイズの位置に設定しにくくなったり、クリック感が得られなくなったりする可能性がある。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、規制部材の位置決め用の凹凸付近の塑性変形を抑制することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明のシート供給トレイは、シートを載置可能な載置台と、載置台上で移動可能に設けられる規制部材と、載置台の上面に形成され規制部材の移動方向に並ぶ複数の係合部と、を備え、規制部材は、上面に用紙を載置される底部と、底部の移動方向一方側の端部から上方に向けて延びシートの端部に当接してシートの位置を規制する規制部と、を有する本体部と、係合部と係合可能に構成された被係合部と、係合部と対向する位置に配置され、本体部から移動方向一方側に向けて延び本体部との接続部分を支点として上下方向に移動可能であり被係合部を支持し上下方向および移動方向と直交する方向に並んで二つ形成される基部と、被係合部と係合部との係合を解除可能に二つの基部と連結される連結部と、基部の規制部よりも移動方向一方側を係合部に向けて付勢するバネと、を備えることを特徴とするシート供給トレイ。
本発明によれば、規制部材は、基部の規制部よりも移動方向一方側を係合部に向けてバネで付勢することで、基部の付勢力や復元力を長期間維持することができる。これによって、被係合部が係合部から離れる側に塑性変形することを抑制し、規制部材を移動させる際に、所望の位置に設定することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るシート供給トレイの一例としての給紙トレイの斜視図である。 給紙トレイの拡大斜視図である。 下側から見たサイドガイドの斜視図である。 図2のX−X断面図である。 図2のY−Y断面図(a)と、(a)のB部拡大図(b)である。 給紙トレイの拡大断面図であり、ロック状態のときを示す図(a)と、移動状態のときを示す図(b)である。 ロック凸部の移動量と位置決め凸部の変位量の関係を示す図である。 変形例に係るサイドガイドの斜視図(a)と、右側から見たサイドガイドの側面図(b)である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の概略構成を簡単に説明した後に、シート供給トレイの一例としての給紙トレイ31の詳細な構成について説明する。
また、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、シートの一例としての用紙Sを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙S上にトナー像(現像剤像)を転写するプロセスカートリッジ5と、用紙S上のトナー像を熱定着する定着装置8とを主に備えている。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙ローラ33と、分離ローラ34と、分離パッド35と、搬送ローラ36と、レジストローラ37とを主に備えている。給紙トレイ31に収容された用紙Sは、用紙押圧板32によって給紙ローラ33に寄せられ、給紙ローラ33によって分離パッド35に向けて送り出される。送り出された用紙Sは、分離ローラ34と分離パッド35によって1枚ずつ分離され、搬送ローラ36とレジストローラ37によってプロセスカートリッジ5(感光体ドラム51と転写ローラ53の間)に向けて搬送される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、図示しないレーザ発光部や、符号を省略して示すポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。この露光装置4では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、感光体ドラム51の表面で高速走査されることで、感光体ドラム51の表面を露光する。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー(符号省略)を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、感光体ドラム51と、帯電器52と、転写ローラ53と、現像ローラ54と、供給ローラ55と、層厚規制ブレード56と、トナー(現像剤)を収容するトナー収容部57とを主に備えている。
プロセスカートリッジ5では、感光体ドラム51の表面が、帯電器52により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部57内のトナーは、供給ローラ55を介して現像ローラ54に供給され、現像ローラ54と層厚規制ブレード56の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ54上に担持される。
現像ローラ54上に担持されたトナーは、現像ローラ54から感光体ドラム51上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム51と転写ローラ53の間を用紙Sが搬送されることで感光体ドラム51上のトナー像が用紙S上に転写される。
定着装置8は、プロセスカートリッジ5の後方に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置されて加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを主に備えている。この定着装置8では、用紙S上に転写されたトナー像を、用紙Sが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過する間に熱定着させている。トナー像が熱定着された用紙Sは、搬送ローラ23,24によって排紙トレイ22上に排出される。
<給紙トレイの詳細構成>
図2に示すように、給紙トレイ31は、複数の用紙Sを載置可能な載置台100と、載置台100に対し左右方向にスライド移動可能に設けられた規制部材の一例としてのサイドガイド200とを主に備えている。なお、図2においては、前記した用紙押圧板32や分離パッド35などの図示を省略している。
また、図示は省略するが、給紙トレイ31は、左右方向においてサイドガイド200と対向するように設けられたサイドガイドをもう1つ備えている。この図示しないサイドガイドは、公知の連動機構によって、サイドガイド200を左右方向外側に向けてスライド移動させると連動して左右方向外側に向けてスライド移動し、サイドガイド200を左右方向内側に向けてスライド移動させると連動して左右方向内側に向けてスライド移動するように構成されている。本実施形態において、図示しないサイドガイドには、後述する位置決め凸部210やロック凸部220、操作部240は設けられていない。
図3に示すように、載置台100は、複数の第1係合部の一例としての位置決め凹部110と、複数の第2係合部の一例としてのロック凹部120と、一対のガイド壁130とを主に有している。
位置決め凹部110は、載置台100の底壁101の上面に設けられた凹部である。この位置決め凹部110は、載置台100に載置される用紙Sのサイズ(例えば、レターサイズ、A4サイズなど)に対応して、底壁101の上面の複数の位置に左右方向(サイドガイド200の移動方向)に並んで設けられている。
ロック凹部120は、載置台100の底壁101に形成された台部102の上面に設けられた凹部である。このロック凹部120は、複数の位置決め凹部110の間隔よりも小さい間隔で左右方向に並んで複数設けられている。また、複数のロック凹部120は、前後方向(サイドガイド200の移動方向と直交する直交方向)に所定の間隔をあけた状態で、前後方向に並んで2列設けられている。別の言い方をすると、複数のロック凹部120が形成された台部102は、前後方向に所定の間隔をあけた状態で前後方向に並んで2つ設けられている。前記した複数の位置決め凹部110は、前後方向に並んで設けられたロック凹部120(2つの台部102)の間に設けられている。
一対のガイド壁130は、底壁101との間でサイドガイド200を上下に挟むことで、底壁101とともにサイドガイド200をスライド移動可能に支持する壁である。より詳細に、ガイド壁130は、前後方向から見て、底壁101との間に所定の隙間103を形成するように底壁101の上面よりも上側で、左右方向に延びるように設けられている。そして、一対のガイド壁130は、位置決め凹部110およびロック凹部120を挟んで、前後方向に対向して設けられている。
底壁101とガイド壁130の間の左右方向に細長い隙間103(ガイド壁130の下側)には、ガイド壁130に形成された前後方向外側に向けて凹む形状の切欠131を通して、サイドガイド200の後述する抜け止め部233(図4参照)が挿入される。これにより、サイドガイド200は載置台100に対して左右方向にスライド移動可能に支持されることとなる。ガイド壁130の下面には、抜け止め部233の上部が当接可能となっている。
図4において下側から見上げるように示すサイドガイド200は、第1被係合部の一例としての位置決め凸部210と、第2被係合部の一例としてのロック凸部220と、側面視略L形状をなす本体部230と、操作部240とを主に有し、樹脂の射出成形などにより、位置決め凸部210、ロック凸部220、本体部230および操作部240が一体に(一部品として)形成されている。
本体部230は、図2に示すように、サイドガイド200が載置台100に組み付けられた状態において、載置台100の底壁101から立設する略板状の規制部231と、規制部231の下端部から左右方向内側に向けて底壁101の上面に沿って延びる底部232とを有している。
規制部231は、左右方向内側の面(規制面231A)が、載置台100に載置される用紙Sの端部に当接することで、前記した図示しないサイドガイドとともに用紙Sの左右方向の位置を規制する。
図4に戻り、底部232は、一対の抜け止め部233と、突出部234とを有し、後述するように、位置決め凸部210が形成されている。
抜け止め部233は、略板状をなし、前後方向における底部232(本体部230)の両側の端面から前後方向外側に向けて突出するように設けられている。前記したとおり、この抜け止め部233がガイド壁130の下側(隙間103)に挿入されることで、抜け止め部233の上部がガイド壁130に当接して引っ掛かるようになるので、サイドガイド200は載置台100から外れないようになっている。
突出部234は、底部232から下方(載置台100)に向けて突出するように設けられている。本実施形態において、サイドガイド200は、後述するロック状態のとき、2箇所に設けられたロック凸部220と突出部234の3箇所のみが載置台100の底壁101と当接し(図7(a)参照)、移動状態のとき、位置決め凸部210と突出部234の2箇所のみが底壁101と当接可能となる(図7(b)参照)。
操作部240は、サイドガイド200をスライド移動させるときにユーザによって操作される部位であり、操作によりロック凸部220を変位させてロック凹部120との係合を解除する(図7(b)参照)。より詳細に、操作部240は、図4,5に示すように、断面視略L形状をなしており、載置台100の2つの台部102に対応して設けられた一対の基部241および延出部242と、一対の延出部242の上端を連結する連結部243とを有している。
基部241は、規制部231を基準として用紙Sが配置(載置)される内側から外側、すなわち規制面231Aの左側から右側に向け、左右方向に沿って本体部230(底部232)から延び出るように形成されており、底部232と接続される内側(左端部)付近を支点244として上下に弾性的に撓み変形可能に構成されている。
延出部242(操作部240の規制部231よりも外側の部分)は、基部241の右端部から上方に向け、規制部231に沿うように規制部231と間隔をあけて延びている。このような構成により、ユーザが操作部240(連結部243)と規制部231を併せてつまむことで、基部241を撓ませることができるので、基部241に設けられたロック凸部220を簡単に変位させることができる。さらに、上記構成により、操作部240と規制部231をつまんだ状態、すなわち、操作部240を操作しながらサイドガイド200をスライド移動させることができるようになっている。
ロック凸部220は、載置台100のロック凹部120と係合可能に構成された凸部であり、図5に示すように、サイドガイド200を載置台100に組み付けた状態において、ロック凹部120と対向するように載置台100の底壁101(台部102)の上方に位置している。言い換えれば、ロック凸部220は、操作部240(各基部241の下面)のロック凹部120と対向する部分に設けられている。
ロック凸部220およびロック凹部120は、互いに係合したときにサイドガイド200の左右方向への移動を規制するロックとして機能するように構成されている。本明細書においては、ロック凸部220とロック凹部120が係合する状態をロック状態という。
また、ロック凸部220は、操作部240の操作(連結部243と規制部231を併せてつまむこと)により、図7(b)に示すように、基部241が上方へ変位することで共に上方に変位する。これにより、ロック凸部220とロック凹部120との係合が解除されるので、サイドガイド200を左右方向にスライド移動させることができるようになっている。本明細書においては、ロック凸部220とロック凹部120の係合が解除されてサイドガイド200が移動可能となる状態を移動状態という。
なお、移動状態から、操作部240の操作が解除される(連結部243と規制部231から手が離される)と、弾性変形していた基部241が元の形状に戻ることにより、ロック凸部220は下方に変位する。これにより、再びロック凸部220がロック凹部120に係合し、ロック状態に戻ることとなる。
図5に示すように、ロック凸部220は、「支点244」と、基部241(操作部240の左右方向に沿って延びる部分)と延出部242(操作部240の規制部231に沿って延びる部分)とをつなぐ「屈曲部245」との中央部246を基準として、各基部241の下面の中央部246と屈曲部245の間に設けられている。言い換えると、ロック凸部220は、各基部241の下面の屈曲部245に近い側に設けられている。
これにより、操作部240を操作したときのロック凸部220の変位量を、ロック凸部220が中央部246と支点244との間に設けられている場合と比較して大きくすることができる。そのため、操作部240、具体的には、基部241の変形量を小さくしても、ロック凸部220の変位量を確保できるので、操作部240に無理な力をかけることなく、ロック状態と移動状態とを切り替えることが可能となる。その結果、操作部240(サイドガイド200)の長寿命化を図ることができる。
また、ロック凸部220は、上記したとおり、ロック凹部120と対応する部分に設けられているため、図4に示すように、前後方向に並んで2対設けられている。そして、後述する位置決め凸部210は、左右方向から見て、2対のロック凸部220(一対の基部241)の間に設けられている。
補足すると、本実施形態において、ロック凸部220およびロック凹部120は、前後方向に並んで2組(複数組)設けられ、その間に位置決め凸部210および位置決め凹部110が設けられている。このように、ロック凸部220とロック凹部120が前後方向に並んで複数組設けられていることで、用紙Sを載置する際に、サイドガイド200に力が作用しても、サイドガイド200が回動しにくいので、給紙トレイ31に用紙Sを確実に正しくセットすることができる。
位置決め凸部210は、載置台100の位置決め凹部110と係合可能に構成された凸部であり、操作部240の一対の基部241の間で底部232から下方に向けて突出するように設けられている。この位置決め凸部210は、図6(a),(b)に示すように、サイドガイド200を載置台100に組み付けた状態において、位置決め凹部110と対向するように載置台100の底壁101の上方に位置している。
図7(a)に示すように、位置決め凸部210と位置決め凹部110は、ロック状態のとき、位置決め凹部110が形成された載置台100の底壁101から位置決め凸部210が離れるように配置されている。そして、図7(b)に示すように、位置決め凹部110と位置決め凸部210は、移動状態のとき、係合可能となる。より詳細に、操作部240の操作によって、ロック凸部220が底壁101(ロック凹部120)から離れると、ロック凸部220という支えを失ったサイドガイド200(特に底部232の左右方向外側付近)は、その自重やユーザが操作部240を操作するときに加える下向きの力によって下方へ移動する。
これにより、位置決め凸部210が底壁101に向けて移動することとなる。このとき、位置決め凸部210が位置決め凹部110と対向していた場合は、位置決め凸部210は位置決め凹部110に係合することとなり(図7(b)参照)、位置決め凸部210が底壁101のうち位置決め凹部110が形成されていない部分と対向していた場合は、位置決め凸部210は底壁101の上面に当接することとなる(図示省略)。
なお、図8に示すように、ロック凸部220のロック状態から移動状態(変位前の係合位置から変位後の係合解除位置)への変位量D2は、載置台100に対する位置決め凸部210の移動状態からロック状態への移動量、具体的には、鎖線で示す位置決め凹部110との係合位置から、実線で示す底壁101から離れる位置までの移動量D1(載置台100に対する位置決め凸部210の最大移動量)よりも大きくなっている。
さらに述べると、本実施形態では、実線で示す位置にある位置決め凸部210(サイドガイド200)が下方へ移動量D1だけ移動したときに、ともに下方へ移動する変位後のロック凸部220がロック凹部120に入らない(引っ掛からない)ように、ロック凸部220のロック状態から移動状態への変位量D2は、移動量D1とロック凹部120の深さD3との和よりも大きくなっている(D2>D1+D3)。
これにより、移動状態において、位置決め凸部210がロック凸部220よりも載置台100の近くに位置することになるため、位置決め凸部210と位置決め凹部110を確実に係合させることができるとともに、ロック凸部220をロック凹部120から確実に離れた状態とすることができるようになっている。その結果、ロック凸部220がロック凹部120に引っ掛かることがないので、サイドガイド200を良好にスライド移動させることができる。
また、位置決め凹部110と位置決め凸部210が上下で対向するように設けられていることで、サイドガイド200を自重などを利用して載置台100に押し付けやすくなっている。そのため、位置決め凸部210を位置決め凹部110(底壁101)に押し付けながらスライド移動させることができるので、これによっても、位置決め凸部210と位置決め凹部110を確実に係合させることができる。
なお、図6(a)に示すように、位置決め凸部210は、左右方向において、規制部231の近傍、具体的には、ユーザが連結部243と規制部231をつまんだときのユーザの一方の指(図示省略)の下側付近に設けられている。そのため、サイドガイド200をスライド移動させる際に、サイドガイド200を底壁101により押し付けやすくなっているので、位置決め凸部210と位置決め凹部110をより確実に係合させることができるようになっている。
また、本実施形態において、位置決め凸部210は、左右方向において、規制部231と、底部232の中央部236との間に設けられている。これにより、サイドガイド200を左右方向外側および内側のいずれにも良好にスライド移動させることができる。
補足すると、仮に、位置決め凸部210が規制部231よりも右側に設けられている場合、サイドガイド200を左右方向外側に向けて移動させる際に移動方向の先端にある位置決め凸部210が位置決め凹部110に突っかかる可能性がある。また、仮に、位置決め凸部210が中央部236(特に突出部234)よりも右側に設けられている場合、サイドガイド200を左右方向内側に向けて移動させる際に移動方向の先端にある位置決め凸部210が位置決め凹部110に突っかかる可能性がある。しかし、本実施形態によれば、そのような可能性が低減されるので、サイドガイド200を良好に移動させることが可能となる。
ちなみに、上記したとおり、サイドガイド200は、移動状態のとき、位置決め凸部210と突出部234の2箇所のみが底壁101と当接しているので、サイドガイド200と載置台100との接触面積が小さいため、より良好に移動させることができる。
以上説明した給紙トレイ31によれば、ロック状態のとき、位置決め凸部210が底壁101から離れるように配置されているので、サイドガイド200の位置決め凸部210付近の塑性変形を抑制することができる。そして、移動状態のとき、位置決め凸部210と位置決め凹部110は係合可能であるので、サイドガイド200をスライド移動させる際には、所望のサイズの位置に設定しやすく、かつ、適度なクリック感が得られるようになっている。
また、本実施形態においては、抜け止め部233とガイド壁130によりサイドガイド200が載置台100から外れないので、基部241を板バネのように作用させることで、ロック凸部220をロック凹部120に付勢された状態で係合させることができる。これにより、ロック凸部220とロック凹部120との係合が強固となるので、サイドガイド200の移動を確実に規制することができる。また、サイドガイド200が確実に持ち上げられるので、ロック状態において、位置決め凸部210と底壁101を確実に離れるように配置することができる。
なお、サイドガイド200(基部241)が樹脂から形成されている場合、材料の経年劣化などにより、上記した付勢力や、撓んだ状態から元の形状に戻ろうとする復元力が次第に弱くなる可能性がある。そこで、例えば、図9(a),(b)に示すように、サイドガイド200は、基部241を下方のロック凹部120に向けて付勢する金属製のバネ250を備えていてもよい。これによれば、基部241の付勢力や復元力を長期間維持することができる。
また、本実施形態においては、位置決め凸部210、ロック凸部220、本体部230および操作部240が一体に形成されているので、サイドガイド200の部品点数を削減することができる。さらに、操作部240は、基部241が上下に撓み変形可能に構成され、ロック凹部120と対向する部分にロック凸部220が設けられているので、簡易な構成で、その操作によりロック凸部220を移動状態とロック状態とに切り替えることができる。そして、これらにより、サイドガイド200の構成を簡略化することができている。
また、前後方向に並んで2組設けられるロック凹部120とロック凸部220の間に、位置決め凹部110と位置決め凸部210が設けられているので、ロック凸部220とロック凹部120の係合が解除されたときには、その間にある位置決め凸部210と位置決め凹部110が係合しやすくなっている。また、ロック凹部120とロック凸部220が係合したとき(ロック状態となったとき)には、位置決め凹部110と位置決め凸部210をより確実に離すことができる。
補足すると、位置決め凹部110と位置決め凸部210が、2組のロック凹部120とロック凸部220の間に設けられていない場合、特に、ロック凹部120とロック凸部220から離れて設けられている場合、例えば、サイドガイド200の底部232の撓みなどにより、移動状態のときに位置決め凸部210と位置決め凹部110が確実に係合しなかったり、ロック状態のときに位置決め凹部110(底壁101)と位置決め凸部210とが確実に離れなかったりする可能性がある。
しかし、本実施形態によれば、そのような可能性が低減されるので、移動状態のときには、位置決め凹部110と位置決め凸部210を確実に係合させることが可能となり、ロック状態のときには、位置決め凹部110と位置決め凸部210を確実に離すことが可能となる。
なお、本実施形態においては、上記したとおり、位置決め凸部210と位置決め凹部110を確実に係合させることが可能となっているので、サイドガイド200を所望のサイズの位置により設定しやすく、かつ、適度なクリック感をより確実に得ることができるようになっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態で示した載置台100およびサイドガイド200(規制部材)の具体的な構成は一例であり、本発明は前記実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、前記した特許文献1の構成に本発明の特徴的部分を適用してもよい。また、例えば、操作部は、立設する規制部に対して上下方向にスライド移動可能に支持され、その下端にロック凸部(第2被係合部)が設けられているような構成であってもよい。すなわち、規制部材は、複数の部品から構成されていてもよい。
前記実施形態では、ロック凹部120(第2係合部)とロック凸部220(第2被係合部)が2組設けられていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、1組だけ設けられていてもよいし、3組以上設けられていてもよい。位置決め凹部110(第1係合部)と位置決め凸部210(第1被係合部)についても同様であり、数は特に限定されない。
前記実施形態では、第1係合部(位置決め凹部110)が凹部として形成され、第1被係合部(位置決め凸部210)が凸部として形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1係合部が凸部として形成され、第1被係合部が凹部として形成されていてもよい。また、第2係合部および第2被係合部についても同様であり、例えば、第2係合部が凸部として形成され、第2被係合部が凹部として形成されていてもよい。
前記実施形態では、規制部材として、用紙Sの左右方向の位置を規制するサイドガイド200を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図2を参考に説明すると、規制部材は、載置台100に対し前後方向にスライド移動可能に設けられ、シートの後端部に当接してシートの前後方向の位置を規制する部材であってもよい。
前記実施形態では、画像形成装置として、モノクロ画像を形成するレーザプリンタ1を例示したが、これに限定されず、例えば、カラー画像を形成するプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、プリンタに限定されず、例えば、フラットベッドスキャナなどの原稿読取装置を備える複写機や複合機などであってもよい。
前記実施形態では、本発明のシート供給トレイを、レーザプリンタ1(画像形成装置)の本体筐体2に対して着脱可能に装着される給紙トレイ31(給紙カセット)に適用したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、画像形成装置のいわゆる手差しトレイや、原稿読取装置としてADFを備える画像形成装置の原稿トレイなどに適用してもよい。また、本発明のシート供給トレイは、画像形成装置に限定されず、シートが供給される装置に設けられるシートを載置するための部材に広く適用することができる。
前記実施形態では、シートとして用紙Sを例示したが、本発明のシート供給トレイに載置可能なシートはこれに限定されず、例えば、OHPシートや前記したADFを備える画像形成装置の原稿トレイに載置される原稿などであってもよい。
1 レーザプリンタ
31 給紙トレイ
100 載置台
101 底壁
110 位置決め凹部
120 ロック凹部
130 ガイド壁
200 サイドガイド
210 位置決め凸部
220 ロック凸部
231 規制部
232 底部
233 抜け止め部
234 突出部
236 中央部
240 操作部
241 基部
242 延出部
244 支点
245 屈曲部
246 中央部
D1 移動量
D2 変位量
S 用紙

Claims (6)

  1. シートを載置可能な載置台と、
    前記載置台上で移動可能に設けられる規制部材と、
    前記載置台の上面に形成され前記規制部材の移動方向に並ぶ複数の係合部と、を備え、
    前記規制部材は、
    上面に用紙を載置される底部と、前記底部の前記移動方向一方側の端部から上方に向けて延びシートの端部に当接してシートの位置を規制する規制部と、を有する本体部と、
    前記係合部と係合可能に構成された被係合部と、
    前記係合部と対向する位置に配置され、前記本体部から前記移動方向一方側に向けて延び前記本体部との接続部分を支点として上下方向に移動可能であり前記被係合部を支持し前記上下方向および前記移動方向と直交する方向に並んで二つ形成される基部と、
    前記被係合部と前記係合部との係合を解除可能に前記二つの基部と連結される連結部と、
    前記基部の前記規制部よりも前記移動方向一方側を前記係合部に向けて付勢するバネと、
    を備えることを特徴とするシート供給トレイ。
  2. 前記規制部の上下方向において前記基部と対向する位置に前記移動方向に貫通された開口が形成され、
    前記移動方向から見て、前記開口と前記バネとが重なっていることを特徴とする請求項1に記載のシート供給トレイ。
  3. 前記連結部と前記基部は前記本体部と一体に成形されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート供給トレイ。
  4. 前記移動方向において、前記規制部と前記連結部との間に前記バネが配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のシート供給トレイ。
  5. 前記底部は、前記上下方向および前記移動方向と直交する直交方向の端部に前記直交方向に向けて突出する抜け止め部を有し、
    前記載置台は、前記移動方向に延び、前記抜け止め部の上部が当接可能なガイド壁を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のシート供給トレイ。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のシート供給トレイを備えることを特徴とする画像形成装置。
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