JP2013215564A - 滅菌、保管用包装材 - Google Patents

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Abstract

【課題】滅菌した医療器具類等の物品の搬送と保管が簡便であり、人手や環境により物品が汚染されることがない包装材を提供する。
【解決手段】複数のシートが重ね合わされてその中央部付近でそれらのシートが結合部により結合され、各シートの外端は拘束されていない自由端をなし、シート中央部付近が微生物および液体を透過しない非透過面からなる包装材であって、微生物および液体を透過しない非透過面上に物品を載置し、内側のシートの自由端を折り曲げて物品を被覆し、さらにその上を、外側のシートの自由端を折り曲げて被覆することにより、物品をシートにより幾重にも被覆して封入することができる滅菌、保管用包装材、および包装方法ならびに保管方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、衛生管理を要する医療用具等の物品を包装材内に一体的に封入し、滅菌、殺菌、消毒、除菌等の処置および処置後の保管に簡便で有用な医療器具等の物品の滅菌用の包装材に関するものである。
衛生管理が求められる医療用具においては、医療用具の汚染による2次感染を防ぐために滅菌して、医療用具に付着した菌を死滅させる処置が行われている。
滅菌処理では、一般に、滅菌バッグ類により医療用具を滅菌処理または個別保管する方法が多く採用されてきている。滅菌バッグを開封する際には、医療用具に直接触れないよう配慮する必要があるが、滅菌された品をホース状の保護シートに収容し、断続的な引き剥がし機能により、保護シートから開放するディスペンサの提案がなされている(特許文献1)。
特に病院では、一度に多くの医療用具を滅菌するために、開閉可能な通気孔を有するステンレス製または樹脂製の蓋付き容器を使用して滅菌を行い、医療器具や医療用材料等のガス滅菌を可能とし、しかも開封後に再密封することができるような密封容器が提案されている(特許文献2)。また、不織布や滅菌用バック等のディスポーザブルの包装材で包装して滅菌が行われるが、ポリアミド層/無機薄膜/ポリエステル層からなる積層体(特許文献3)やポリオオレフィン系の極細芯鞘型複合繊維からなる湿式不織布(特許文献4)等の滅菌包装材料が提案されている。
これらの包装材料を使用して、例えば、容器内に滅菌する医療用具を入れて蓋を閉め、通気孔から滅菌可能なガス又は蒸気を導入することで滅菌し、その後この通気孔を閉じることにより滅菌作業が行われる。また、複数の医療用具を直接不織布製の包装材で包装して滅菌を行い、そのまま保管をする方法も一般的に多く用いられている。他の方法としては、滅菌用包装材で作成される容器(一般に滅菌バッグと呼ばれる)に入れて密閉し滅菌後に保管する方法が多く採用されている。さらに、外側容器と内側封筒体とから成る2重構造のパッケージに滅菌した医療器具を収納し、外側容器を開けた後も中の医療用器具が汚染されないように設けることが提案されている(特許文献5)。
特開昭58−30954号公報、 特開2002−68307号公報 特開2004‐1251号公報 特開平7−119073号公報 特開平3−168150号公報
上記のごとく、従来、医療器具の滅菌作業や保管には衛生管理がなされてきているが、その作業自体が手作業により煩雑なものである場合や、他品種で複雑な器具類の関係で衛生的な管理が行き届かない場合がみうけられた。例えば、医療用器具を容器あるいは包装材に収納し滅菌処理し、滅菌処理器から滅菌した容器や包装材を取り出し保管場所へ移動する際に汚染された手で容器に接触することが避けられない場合があり、これにより容器外面が汚染されて中の収納物の医療用器具類の汚染がなされるおそれがあった。同様に、滅菌された容器を保管場所から手術室等の使用場所に移動する際、あるいは容器の開封の際に汚染されるおそれがあった。
このような、滅菌された容器類の移動に際して汚染されることを防止しながら医療用器具の滅菌と保管を簡便に行うことができる包装材が求められていた。本発明者らはこうした従来の問題点を解決すべく鋭意研究開発を推し進めることにより本発明に到達したものであり、複数枚のシートを利用することにより医療器具類が滅菌後に汚染されること簡便に防止することができる包装材あるいは包装方法を提供するものである。
また、本発明は医療用器具類に限らず、様々な滅菌処理を必要とする物品に適用することが可能な滅菌、保管用の包装材あるいは包装方法、保管方法を提供するものである。
本発明は、次の技術事項により構成される。
(1)複数のシートが重ね合わされてその中央部付近でそれらのシートが結合部により結合され、各シートの外端は拘束されていない自由端をなし、シート中央部付近が微生物および液体を透過しない非透過面からなる包装材であって、微生物および液体を透過しない非透過面上に物品を載置し、内側のシートの自由端を折り曲げて物品を被覆し、さらにその上を、外側のシートの自由端を折り曲げて被覆することにより、物品をシートにより幾重にも被覆して封入することを特徴とする物品の滅菌、保管用包装材。
(2)複数のシートを構成する外シートと内シートが重ね合わされてその中央部付近で両シートが結合部により結合され、両シートの外端は拘束されていない自由端をなし、内シートの中央部付近は微生物および液体を透過しない非透過面からなる上記(1)に記載の物品の滅菌、保管用包装材。
(3)結合部を形成する結合線、非透過面、および複数のシートを構成する外シートと内シートが四角形からなり、結合部を形成する結合線が外シートおよび内シートの端辺と平行となっている上記(1)または(2)に記載の物品の滅菌、保管用包装材。
(4)結合部を形成する結合線、非透過面および複数のシートを構成する外シートと内シートが四角形からなり、結合部を形成する結合線と外シートおよび内シートの端辺がなす角度が90度未満である上記(1)または(2)に記載の物品の滅菌、保管用包装材。
(5)結合部を形成する結合線と外シートおよび内シートの端辺がなす角度が45度である上記(4)に記載の物品の滅菌、保管用包装材。
(6)微生物および液体を透過しない非透過面がいずれかのシートの中央部付近にあって結合部を覆うように設けられている上記(1)から(5)のいずれかに記載の物品の滅菌、保管用包装材。
(7)微生物および液体を透過しない非透過面が最も内側のシートの中央部付近に設けられている上記(1)から(6)のいずれかに記載の物品の滅菌、保管用包装材。
(8)シートおよび非透過面が、洗濯、消毒処理および滅菌処理に耐える材質からなり、洗濯、消毒処理および滅菌処理することにより繰り返し使用することができる上記(1)から(7)のいずれかに記載の物品の滅菌、保管用包装材。
(9)非透過面が防水性である上記(1)から(8)のいずれかに記載の物品の滅菌、保管用包装材。
(10)複数のシートが重ね合わされてその中央部付近でそれらのシートが結合部により結合され、各シートの外端は拘束されていない自由端をなし、シート中央部付近が微生物および液体を透過しない非透過面からなる包装材を用意し、該包装材の微生物および液体を透過しない非透過面上に物品を載置し、内側のシートの自由端を折り曲げて物品を被覆し、さらにその上を、外側のシートの自由端を折り曲げて被覆して物品をシートにより幾重にも被覆して封入し、次いで被覆が解けないように固定した後、滅菌装置内で滅菌処理することを特徴とする物品の滅菌方法。
(11)複数のシートが重ね合わされてその中央部付近でそれらのシートが結合部により結合され、各シートの外端は拘束されていない自由端をなし、シート中央部付近が微生物および液体を透過しない非透過面からなる包装材を用意し、該包装材の微生物および液体を透過しない非透過面上に物品を載置し、内側のシートの自由端を折り曲げて物品を被覆し、さらにその上を、外側のシートの自由端を折り曲げて被覆して物品をシートにより幾重にも被覆して封入し、次いで被覆が解けないように固定した後、滅菌装置内で滅菌処理した状態で保管することを特徴とする滅菌した物品の保管方法。
本発明は医療用器具類等の物品の滅菌、保管用包装材および滅菌、保管方法に関し、以下のごとき効果を奏する。
1.汚染された机表面等に本発明の包装材を広げて医療用器具等の物品を載置し、各解放端面で覆う作業を行っても、医療用器具等の物品には机表面からの汚染は非透過面により防止される。また、包装作業を汚染された手で行ったとしても、作業自体が簡便であるため医療器具類等の物品が汚染される機会は極めて少なくて済む。
2.包装後に、滅菌装置中に移動するために汚染された手で取り扱ったとしても、汚染は外シートに留まり内部の汚染はきわめて少ない。
3.包装した医療用器具類等の物品を滅菌処理し、滅菌装置から取り出す際に汚染された手で取り扱ったとしても、内外のシートと非透過面で防御された医療用器具類等の物品まで汚染が浸透することはない。
4.包装材を開封する際に汚染された載置面や人手による汚染が内シートの内部まで浸透することはない。
5.包装材は布帛等により製造されているために柔軟性があり、様々な大きさの滅菌対象物に1対の包装材で対応できる。したがって、準備する包装材の種類がきわめて少なくて済み、複数枚の包装材を別々に取り出して用意し包装する作業の手間も省ける。
6.使用する包装材は、洗濯、消毒および滅菌をすることにより繰り返して使用することができるため、従来のディスポーザブル製品の様に1回使用する毎に医療廃棄物として処理する必要がなく、廃棄物処理費用を削減する事も可能である。
7.滅菌処理した包装状態のままで保管することができる。
8.被包装物品を包装する形態が選択でき、例えば、自由端を折り畳む方式あるいは被包装物品を巻き込む方式にも適用が可能である。
本発明の包装材の全体像を示す図面である。 内シート、外シートにより被覆する過程を示す図である。図2−2は包装が終了した状態を示す。 同じ包装材により別の被覆過程を示す図である。図3−2は包装が終了した状態を示す。 本発明の包装材の外観を示す写真である。 包装材の結合部を示す写真である。 包装材により箱状の物体を内シートで被覆し、外シートで被覆を始めた状態を示す写真である。 包装材により箱状の物体を外シートで被覆する過程を示す写真である。 包装材により箱状の物体の被覆が完了し、テープで止めた状態を示す写真である。 本発明の2種類の包装材(1)および(2)における、結合部の結合線と非透過面の外端辺の関係を例示す図である。 包装材(1)により、非透過面よりも小さい被包装物品を巻き込み方式により包装する場合に生ずることがある外シートによる巻き込み状態を示す写真である。 包装材(2)により、非透過面よりも小さい被包装物品を巻き込み方式により包装する際の内シートによる巻き込み状態を示す写真である。 包装材(2)により、非透過面よりも小さい被包装物品を巻き込み方式により包装する際の外シートによる巻き込み状態を示す写真である。
本発明は上記の課題を簡便な手法により解決するものであり、具体的には、図1および図9(1)(2)に示すような包装材を使用して滅菌する物品(以下、医療用器具類あるいは被包装物品とも言う。)を包装した後、滅菌処理するものであり、滅菌後の医療用器具類等の物品が汚染されることの回避を可能とするものである。
本発明の滅菌、保管用包装材は「複数のシートが重ね合わされてその中央部付近でそれらのシートが結合部により結合され、各シートの外端は拘束されていない自由端をなし、シート中央部付近が微生物および液体を透過しない非透過面からなる包装材であって、微生物および液体を透過しない非透過面上に物品を載置し、内側のシートの自由端を折り曲げて物品を被覆し、さらにその上を、外側のシートの自由端を折り曲げて被覆することにより、物品をシートにより幾重にも被覆して封入する物品の滅菌、保管用包装材。」からなる。
以下に本発明を詳細に説明するが、医療用器具類を物品の代表例として具体に詳述する。本発明により滅菌、保管される物品としては特に限定されないが、手術用の医療用器具類や製薬に使用する器具類、部品や作業部類などが挙げられる。
[医療用器具類等の物品の滅菌、保管用包装材]
[内外シート]
本発明の医療用器具類等の物品に用いられる滅菌、保管用包装材(以下、単に包装材とも言う。)について以下に説明する。本発明の包装材は複数のシートからなり、使用するシートの数には特に限定されないが、説明の便宜上、内シート(医療用器具類に直接被覆するシート)および外シート(内シートで被覆したその上を更に被覆するシート)の2枚のシートからなる包装材を例に具体的に説明する。シートが複数枚あっても同様である。
本発明の包装材の一例は図1に示されるが、外シート1、内シート2、非透過面3および内外シートの結合部4からなる。外シート1および内シート2の形状は限定されないが、通常、四角形状をしてその中央部付近で結合部4により結合されていることが好ましい。各シート1、2の端部は解放されて自由端となり中心部へと折り曲げることにより医療用器具類(図示せず。)を被覆し、封入する。医療用器具類は微生物および液体を透過しない非透過面3上に載置され、内シート2次いで外シート1により2重に被覆される。物品を包装するにあたっては、自由端を折り曲げることを基本として、折り畳み方式や巻き込み方式が適用される。
[非透過面と接合部]
微生物および液体を透過しない非透過面3は、外シート1、内シート2を透過して微生物や水等の液体と共に浸透する汚染物が外側から侵入し医療用器具類を汚染することを防止するために設けられている。非透過面3は、内シート2の中央部を防水または撥水加工することにより、また、防水性または撥水性を有する別のシート類を貼着することにより設けてもよい。また、非透過面3は、防水性または撥水性のあるシート類、微生物および液体を透過しない特性のあるシート類を内シートあるいは外シートの素材として採用することにより非透過面を形成することができる。非透過面は、外部からの汚染を防止するものであるから、内外シートのいずれの面に設けてもよい。例えば、非透過面を外シートの外面に設けても汚染防止の機能は発揮できる。内外シートの結合部は、医療用器具類の包装に適した接合強度を有し、弱い力により結合が破壊され内外シートが分離することのないように形成される。例えば、ミシンによる縫合、接着剤による接合、スナップ、面ファスナー等様々な結合手段が採用されるが、例えば、縫合等の接合方法によると接合部のミシン目等から汚染が浸透する可能性があるために、非透過面をこれらの結合部を覆うように設けることが好ましい。
結合部4は内シート2と外シート1が容易に分離しないように結合することができるものであればよく、例えば、強度的に問題がなければ1点での結合でも差支えはないが、通常は、非透過面3の中央部で四角形状に縫合などによる結合線とすることが好ましい。四角形の結合線は、外シートおよび内シートの端辺と平行としてもよいし(図1、図9(1)参照)、非透過面3の外端辺と平行としてもよい(図9(2)参照)。例えば、結合部の結合線4の形状を四角形となし、その結合線4が、内シート2または外シート1の端辺とがなす角度θを90度以下(例えば45度)となしてもよい(図9(2)参照)。こうすることにより外シート1と内シート2の自由端を内側に折り曲げて巻き込み形式により包装することが容易となることがある。また、結合部4の結合線の長さは、包装する物品の大きさおよび内外シートの大きさに応じて適宜決定される。
[医療用器具類等の物品の包装]
医療用器具類は、内シートの非透過面上に載置され、内シートの4つの開放端を順次折り曲げることにより覆われて外に露出する部分はなくなる。次いで、外シートにより覆われてシート内に封入され、覆いが外れることがないようにテープ類等で固定した後に滅菌装置へと移されて包装材ごと滅菌処理される。
本発明の包装材の自由端を大きくとること、例えば、結合部をできるだけ小さくすることにより広い範囲の大きさの医療用器具類に対応した包装が可能となる。したがって、本発明の包装材は大きさの異なるものを数多く準備しておく必要は少ない。物品を包装するにあたっては、例えば、折り畳み方式や巻き込み方式が適用される。折り込み方式では、例えば、図2または図3に示すようにして包装する。また、巻き込み方式では、例えば、物品を中央部(非透過面に平行)に置き、内布の後端を物品下へ巻き込み(引き手部分を出し)固定し、他3方の外端は清潔操作にて展開し易いように折り返しにて包装し、次に外布の後端を内布で包装した上から物品下へ巻き込み(引き手部分を出し)固定し、左右を折り返し、前端を引き、手部分を出し織り込むことにより包装する。
本発明の包装材により医療用器具類を包装するには、包装材をテーブル等の平面に非透過面が上になるように広げ、非透過面上に医療用器具類を載置して順次包装材の自由端で覆うことにより行われるが、このとき、テーブル面が何らかにより汚染されていても、汚染源は内外シートおよび非透過面により防御されて医療用器具類にまで汚染が浸透することはない。また、汚染物が液体等と共にシート基布に浸透して内部に浸透することがあったとしても、非透過面により阻止されて、医療用器具類にまで汚染されることはない。 また、被覆が完了した後のテープ等で止め、滅菌装置への搬送等において、包装体が人手等に接触することがあっても、それに伴う汚染は医療用器具類を覆った外シートの表面に限定されることから内部まで汚染されることはない。滅菌後の処置においても同様に、非透過面、外シートが内部の医療用器具類の汚染を防止する。
本発明の包装材で包装され滅菌あるいはその後に保管される医療用器具はいずれのものであってもよく、包装用の容器内に収納された器具を容器ごと包装し、滅菌処理し、保管することができるし、また、多数のまたは多種類の器具を裸のままで本包装材により被覆して封入することも可能である。医療用器具類の種類、数等により適宜包装の形態を選択することができる。
[内シート、外シートを構成する基布]
内シートおよび外シートを構成する基布は同一の素材から作製されるのが一般的であるが、異なる特性を有する基布を使用することができる。
基布としては、ポリエステル、綿、ポリアミド、ポリアクリルニトリル、ポリプロピレン、ポリウレタン、フッ素系樹脂等の高温での洗濯・滅菌に耐えられる素材を使用した基布が用いられることが多く、好適には、ピンホールが無い基布を採用することが望まれるが、綿等の吸水性を有する布やピンホールのある基布であっても撥水、防水加工や樹脂等のコーティング、積層処理により基布として最適な布製品とすることができる。例えば、布製品の加工方法の一例としては、ニット系・ファブリクス系・ラミネート系・コーティング等が採用される。本発明の包装材を、使用した後に洗濯して繰り返し使用可能な素材からなる基布で構成することにより、医療廃棄物を削減することを可能とする。使用後の基布には血液や微生物等が付着していることから、感染源とならないよう消毒処理(例えば、80℃の熱水による10分間の熱水消毒工程)が施されて再利用がなされる。基布には、その表面に菌やウィルスに対するバリア性を奏する処理、例えば、縫製箇所に縫製穴が露出しないように縫製を施すことが好ましい。
本発明の使用に適した基布の具体例としては、例えば、撥水性能、防水性能透湿性能を有したバクテリアバリア性を有するシートが用いられる。このような特性を有する素材としては、例えば、透湿性が極めて高く高圧蒸気滅菌時の水蒸気透過性が得られ、しかもリントの発生が大きく抑えられた生地からなり、外部からのバリア性を保持しながら通気性を確保する素材(例えば、米国規格ANSI/AAMIPB70のバリア性能分類レベル2〜3をクリアするポリエステルマイクロファイバー製素材或いは多層構造素材)、また、生地の表面や内面に被膜を形成し、同時に繊維の隙間にまで被膜素材を充填させて防水性と耐久性をほぼ限界にまで高めているためどのような液体または微生物の浸透をも許さない多層構造素材(例えば、米国規格ANSI/AAMIPB70のバリア性能分類レベル4をクリアする素材)を挙げることができる。
また、適宜吸水素材、防水素材、撥水素材、透湿性、通気性のある素材単体での使用も出来き、そのいずれかの素材を組み合わせて使用することも可能である。
例えば、表面が吸水性に富んだ素材により構成し、中央部は防水性の富んだ材料により構成したシートを基布表面に設けることにより、被滅菌物への液体や微生物の付着が防止され、被滅菌物の汚染、しいては患者への二次感染等を確実に防ぐことが可能となる。また、このシートを基布の裏面側に設けて、防水面を外向きにすることにより被滅菌物品が液体や微生物の浸透による汚染を防止することもできる。バクテリアバリア性シートにより基布の補強性を付与することもできる。
バクテリアバリア性シートと補強シートとしては、吸水、防水、撥水性、通気性等の特性を有する素材から選ばれて適宜組み合わせて使用され、例えば、吸水/防水、撥水/防水、防水/耐久性を有する素材類が組み合わされて用いられるが、用途、必要とする特性に応じて単層構造、二重構造、または三重構造以上の積層構造とし、特性の違う各層を組み合わせることにより各種の被滅菌物や滅菌方法にも適用可能とすることができる。例えば、織物生地の両表面に樹脂フィルムをラミネートした三層構造を有し、樹脂フィルムが耐滅菌性・耐アルカリ性を有するポリエステルトリコットからなり、織物生地が無機質のシリコンを充填した無機質フィルムからなるシート、および、優れた撥水性能、防水性能を有するポリエステルフィラメントからなる生地であってリントの発生が大きく抑えられているシート等があげられる。
[本発明の包装材の写真に基づく説明]
図4から図8に基づいて本発明の折り畳みによる包装を説明する。図4は本発明の包装材を真上から撮影した写真であり、内シートおよび外シートの二枚のシートがその中央部にある見えない結合部により一体になされている。写真では、内シートの左側方の端部は折り曲げることにより自由端であることを示している。シート中央部の白い部分は微生物および液体を透過しない非透過面にあたり、例えば、撥水性の布帛を内シートの内面に縫い付けている。図5には、内シートと外シートの結合部を示すものであり、内シートと外シートの結合部分の面積は僅かなものであることがわかる。例えば、内シートと外シートは中央部分を数本の糸で縫い付けることにより結合部分とすることができる。
図6には、医療用器具類を箱様の容器に収納し内シートの4つの端部で覆った状態となし、その上を外シートで覆うとしている状態を示している。図7は外シートでさらに被覆しようとする状態を示している。これらの写真から明らかなように、本発明の包装材は、いわゆる風呂敷で物品を包装することと同様に使用され、通常、人手による包装がなされる。したがって、本発明の包装材は、様々な大きさの医療器具類に対応することができるのであって、医療器具類の形状、大きさを選ばない。例えば、容器内に器具が多数収納された箱を包み込むことができ、また、個々の形状、大きさの異なる医療器具類を多数ばらばらに包み込むこともできる柔軟性のある包装材である。図8は、本包装材により医療器具類を包み込んだ後、包装材を固定するために粘着テープにより係止した状態を示す。通常、この形態の包装体を人手により滅菌装置に搬送し、滅菌処理する。滅菌処理した後は、取り出してそのまま保管し、必要な時に取り出して手術室等に搬送する。医療器具類を取り出すには、人手により包装を解くことによるが、たとえ包装体を載置するテーブルや人手が汚染されているとしても滅菌された医療器具類は直接汚染源に接触することがないため、清潔に保たれる。
本発明の包装材を図1から図3により説明する。
本発明の包装材の全体像を図1に示す。外シート1と内シート2が結合部4により一体化され、各シートの周辺端は拘束されることはなく自由端となっている。外シート1と内シート2を重ね合わせた中央部を四角形状に糸で縫い合わせて結合部4を形成している。非透過面3は四角形状をなしその外端辺は内シート2および外シート1の端辺とのなす角度が45度となるように取り付けられている。内シート2と外シート1を結合する結合部4の縫目は、内シート2または外シート1の端辺に平行となっている。縫い目には微細な貫通孔が形成され外シート1の外面から内シート2の内面へと汚染が浸透することがあるため、縫い目を覆って非透過面3が設けられている。非透過面3は微生物や液体を通過させない素材が用いられている。非透過面3はミシンによる縫い合せであってもよい。通常は、被包装材である医療器具類は非透過面3よりも小さい形状のものであり、非透過面3により包み込まれてしまうこと、縫い目は内シート2にのみ形成されて外部とは直接接していないこと等により、非透過面3を設けるための縫い目から汚染される機会は低いことによる。
図2は、図示されてはいない被包装材を折り畳み方式により被覆するための手順を示すものである。被包装材である医療器具類は非透過面3に載置され、次に、内シートの右自由端を左に曲げて、医療器具類を覆う。同様にして、内シートの左自由端が折り曲げられ、次いで内シートの上部自由端、下部自由端が折り曲げられて医療器具類は内シート2により完全に覆われる。次いで、外シート1が同様に順次折り曲げられて、内シート2を包み込むように覆うことにより医療器具類は完全に二重包装がなされる。
本発明の包装材による包装には色々な方法が被包装材の形状や大きさに応じて採用される。例えば、図3に示すように、内シート1、外シート2の自由端11、21を斜め上に折り曲げて被覆、包装をすることができる。
本実施例の図1に示す包装材では、90×90cmの内外シート1,2を使用し、35×30cmの非透過面3をその中央に設け、15×15cmの縫合線により結合部4とした。
本実施例では図9(2)に示すように、実施例1における結合部4の縫合線を非透過面3の外端辺と平行に形成したものである。すなわち、縫合線は外シート1および内シート2の端辺10,20と45度の角度となる。実施例1では折り畳み方式での包装を示したが、シートを折り曲げて被包装物を巻き込む方式により包装を行う場合において、被包装物品の底面が非透過面3よりも小さい場合には、内シート2による被包装物品の巻き込みは問題なく行うことができるが、外シート1により巻き込む際に結合部4が邪魔になり巻き込みが完全に行い難くなることがある(図10(1)(2)参照)。本実施例ではこの点が改善された。
本実施例では、結合部4の縫合線を図9(2)のごとく非透過面3の外端辺に平行とすること、すなわち、外シートおよび内シートの端辺10、20と縫合線のナス角度θを45度のとすることにより、内シート2による巻き込みは図11に示すように良好になされるとともに、外シート1による巻き込みが図12に示すごとく容易となる。
本実施例の図9(2)に示す包装材では、90×90cmの内外シートを使用した場合は35×30cmの非透過面3をその中央に設け、10×10cmの縫合線により結合部4を形成した。また、120×120cm、または140×140cmの内外シートを使用した場合には結合部4の縫合線は15×15cmとした。
本発明は、医療用器具類等の物品を包装材内に封入した滅菌、殺菌、消毒、除菌等の処置において、また処置後の保管において簡便で有用な医療器具等の物品の滅菌、保管用包装材に関するものである。本発明により、滅菌した医療器具類の搬送と保管が簡便となり、人手や環境により包装された器具類が汚染されることがない物品の包装材を提供することを可能とし、手間がかかる複雑な取り扱いを必要としないため経済的な運用ができる。また、本包装材を多数回の洗濯や滅菌処理に耐える材質とすることにより従来のディスポーザブル製品のように一回使用するごとに処理費用の高い医療廃棄物とする必要がないため廃棄物処理費用の削減が可能である。したがって、医療器具類の滅菌処理から廃棄物処理に至るシステムを簡素化、効率化することが可能となることから医療において経済的に大きな貢献をするものである。
1:外シート
10:外シート端辺
11,12,13,14:外シートの自由端
2:内シート
20:内シート端辺
21:内シートの自由端
3:非透過面
31:非透過面の外端辺
4:内シートと外シートの結合部(結合線)

Claims (11)

  1. 複数のシートが重ね合わされてその中央部付近でそれらのシートが結合部により結合され、各シートの外端は拘束されていない自由端をなし、シート中央部付近が微生物および液体を透過しない非透過面からなる包装材であって、微生物および液体を透過しない非透過面上に物品を載置し、内側のシートの自由端を折り曲げて物品を被覆し、さらにその上を、外側のシートの自由端を折り曲げて被覆することにより、物品をシートにより幾重にも被覆して封入することを特徴とする物品の滅菌、保管用包装材。
  2. 複数のシートを構成する外シートと内シートが重ね合わされてその中央部付近で両シートが結合部により結合され、両シートの外端は拘束されていない自由端をなし、内シートの中央部付近は微生物および液体を透過しない非透過面からなる請求項1に記載の物品の滅菌、保管用包装材。
  3. 結合部を形成する結合線、非透過面、および複数のシートを構成する外シートと内シートが四角形からなり、結合部を形成する結合線が外シートおよび内シートの端辺と平行となっている請求項1または2に記載の物品の滅菌、保管用包装材。
  4. 結合部を形成する結合線、非透過面および複数のシートを構成する外シートと内シートが四角形からなり、結合部を形成する結合線と外シートおよび内シートの端辺がなす角度が90度未満である請求項1または2に記載の物品の滅菌、保管用包装材。
  5. 結合部を形成する結合線と外シートおよび内シートの端辺がなす角度が45度である請求項4に記載の物品の滅菌、保管用包装材。
  6. 微生物および液体を透過しない非透過面がいずれかのシートの中央部付近にあって結合部を覆うように設けられている請求項1から5のいずれかに記載の物品の滅菌、保管用包装材。
  7. 微生物および液体を透過しない非透過面が最も内側のシートの中央部付近に設けられている請求項1から6のいずれかに記載の物品の滅菌、保管用包装材。
  8. シートおよび非透過面が、洗濯、消毒処理および滅菌処理に耐える材質からなり、洗濯、消毒処理および滅菌処理することにより繰り返し使用することができる請求項1から7のいずれかに記載の物品の滅菌、保管用包装材。
  9. 非透過面が防水性である請求項1から8のいずれかに記載の物品の滅菌、保管用包装材。
  10. 複数のシートが重ね合わされてその中央部付近でそれらのシートが結合部により結合され、各シートの外端は拘束されていない自由端をなし、シート中央部付近が微生物および液体を透過しない非透過面からなる包装材を用意し、該包装材の微生物および液体を透過しない非透過面上に物品を載置し、内側のシートの自由端を折り曲げて物品を被覆し、さらにその上を、外側のシートの自由端を折り曲げて被覆して物品をシートにより幾重にも被覆して封入し、次いで被覆が解けないように固定した後、滅菌装置内で滅菌処理することを特徴とする物品の滅菌方法。
  11. 複数のシートが重ね合わされてその中央部付近でそれらのシートが結合部により結合され、各シートの外端は拘束されていない自由端をなし、シート中央部付近が微生物および液体を透過しない非透過面からなる包装材を用意し、該包装材の微生物および液体を透過しない非透過面上に物品を載置し、内側のシートの自由端を折り曲げて物品を被覆し、さらにその上を、外側のシートの自由端を折り曲げて被覆して物品をシートにより幾重にも被覆して封入し、次いで被覆が解けないようにテープで止めた後、滅菌装置内で滅菌処理した状態で保管することを特徴とする滅菌した物品の保管方法。
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