JP2013214621A - 太陽電池モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュールおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、構成部材へ悪影響を与えることなく、正確且つ確実な半田付けを行うことにより、信頼性の高い電気的接続を得ることができるようにすることにある。
【解決手段】本発明の太陽電池モジュール1は、太陽電池セル21で発生した電力を取り出すための出力リード線が出された太陽電池モジュール本体2と、端子台31を備え太陽電池モジュール本体2に固定される端子ボックス3とを備えている。太陽電池モジュール本体2は、太陽電池セル21が裏面側に配置される透光性絶縁基板20と、太陽電池セル21を封止する封止樹脂層27と、封止樹脂層27を覆う保護層26とを備え、封止樹脂層27および保護層26は、透光性絶縁基板20が露出する開口部22a、25a、26aを備え、端子台31は、可撓性を有する接続部材40を備え、開口部内において接続部材40の先端部43と出力リード線5とは、半田付けされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュールおよびその製造方法に関する。
近年、太陽光を利用して発電を行う太陽電池システムの利用が盛んであり、一般家庭にも広く普及している。太陽電池システムは、建物の屋根上に設置された太陽電池モジュールからの直流電流を、インバーター等を介して交流に変換し、各電気製品に供給するシステムである。前記太陽電池モジュールは、通常、所定の架台上に面一となるように敷設され、各モジュール同士は端子ボックスを介して直列又は並列に接続される。
太陽電池モジュールとして、ソーラー要素と、ソーラー要素との電気的接続するための接続要素(例えば、端子ボックス)を具備したものが公知である(例えば、特許文献1参照)。すなわち、前記太陽電池モジュールの接続要素は、弾性力を備えたコンタクト要素により前記ソーラー要素の接触面に接続され、前記接触面を介して前記ソーラー要素から電力を取り出し可能である。前記コンタクト要素は、前記ソーラー要素の接触面に弾性的に付勢されているのみである。
特開2005−340821号公報
特許文献1に記載の端子ボックスは、前記コンタクト要素が、前記ソーラー要素の接触面に弾性的に付勢されているのみであるため、前記コンタクト要素と前記ソーラー要素の接触面との位置がずれたり、接触不良を発生したりする等のおそれがある。
また、仮に前記コンタクト要素と前記ソーラー要素との半田付けを行う場合には、半田の熱が前記ソーラー要素等の構成部材に悪影響を及ぼさないようにする必要がある。
本発明は、かかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、太陽電池モジュールの構成部材へ悪影響を与えることなく、信頼性の高い電気的接続を得ることができる太陽電池モジュールおよびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の太陽電池モジュールは、太陽電池セルで発生した電力を取り出すための出力リード線が出された太陽電池モジュール本体と、端子台を備え前記太陽電池モジュール本体に固定される端子ボックスとを備えた太陽電池モジュールであって、前記太陽電池モジュール本体は、前記太陽電池セルが裏面側に配置される透光性絶縁基板と、前記太陽電池セルを封止する封止樹脂層と、前記封止樹脂層を覆う保護層とを備え、前記封止樹脂層および前記保護層は、前記透光性絶縁基板が露出する開口部を備え、前記端子台は、可撓性を有する接続部材を備え、前記開口部内において前記接続部材の先端部と前記出力リード線とは半田付けされていることを特徴としている。
本発明は、前記接続部材の先端部が、前記開口部内において前記出力リード線に半田付けされている構成であるので、半田付けの際の熱が、直接に太陽電池セル、封止樹脂層および保護層に伝わるのが防止できる。この結果、構成部材が悪影響を受けることなく、前記接続部材と前記出力リード線との接続を確実に行うことが可能となる。
本発明の太陽電池モジュールにおいて、前記保護層は、樹脂材料層の間に金属層を設けた積層体であり、前記出力リード線は、絶縁性を有する被覆材で被覆されており、前記被覆材は、前記開口部の周縁よりも内側に突出する端部を備え、前記端部の突出寸法は、前記保護層の厚み寸法よりも大きく設定されていることを特徴としている。
前記保護層に開口部を形成したことにより、保護層の金属層の端部が開口部の周縁から露出する場合がある。本発明の太陽電池モジュールによれば、前記被覆材の端部の突出寸法は、前記保護層の厚み寸法よりも大きく設定されているので、前記被覆材の端部により、出力リード線が金属層の端部と接触するのを防止することが可能となる。
本発明の太陽電池モジュールにおいて、前記開口部が前記太陽電池モジュール本体の端部に設けられていることを特徴としている。かかる場合には、前記太陽電池セルを避けた部分を利用して前記開口部を容易に形成することができる。
本発明の太陽電池モジュールにおいて、前記開口部は、前記太陽電池セルが形成するセル間スペースに配置されていることを特徴としている。かかる場合には、前記太陽電池セルを避けた任意の部分を利用して前記開口部を容易に形成することができる。
本発明の太陽電池モジュールの製造方法は、透光性絶縁基板と、複数の太陽電池セルと、封止樹脂層と、保護層とを積層して太陽電池モジュール本体を形成する工程と、端子台を備えた端子ボックスを前記太陽電池モジュール本体に固定する工程とを備えた太陽電池モジュールの製造方法において、前記封止樹脂層および前記保護層に、前記透光性絶縁基板を露出する開口部を形成する工程と、前記太陽電池モジュール本体から出された出力リード線の先端部を前記開口部に臨ませる工程と、前記端子台に設けられた可撓性を有する接続部材の先端部および前記出力リード線の先端部を半田付けする工程とを備えたことを特徴としている。
本発明の太陽電池モジュールの製造方法によれば、前記接続部材と前記出力リード線との半田付けを、前記開口部内で行うので、半田付けの際の熱が、直接に太陽電池セル、封止樹脂層および保護層に伝わるのが防止できる。この結果、構成部材が悪影響を受けることなく、前記接続部材と前記出力リード線との接続を確実に行うことが可能となり、信頼性の高い太陽電池モジュールを容易に製造することが可能となる。
本発明の太陽電池モジュールの製造方法において、前記開口部を前記封止樹脂層および前記保護層に形成した後に、前記透光性絶縁基板と前記太陽電池セルと前記封止樹脂層と前記保護層とを積層する工程を備えたことを特徴としている。
本発明の太陽電池モジュールの製造方法によれば、積層前に前記封止樹脂層および前記保護層に前記開口部を予め形成するため、開口部を容易且つ確実に正確な位置に形成することが可能である。
本発明によれば、構成部材へ悪影響を与えることなく、信頼性の高い電気的接続を得ることができる。
本発明の一実施形態を示す太陽電池モジュールの要部を示す断面図である。 同太陽電池モジュールの接続部材と出力リード線との接続状態を示す断面図である。 同太陽電池モジュールにおける開口部の位置を示す平面図である。 太陽電池モジュール本体をラミネートする以前の状態の要部を示す断面図である。 太陽電池モジュール本体に端子ボックスを固定する以前の状態の要部を示す断面図である。 図5における太陽電池モジュールにおけるX矢視部分の要部を示す平面図である。 本発明の他の実施形態を示す太陽電池モジュールにおける開口部の位置を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1から図6までは、本発明の一実施形態を示す。図1は、太陽電池モジュールの要部を示す断面図、図2は、太陽電池モジュールの接続部材と出力リード線との接続状態を示す断面図である。
図1および図2に示すように、太陽電池モジュール1は、矩形の太陽電池モジュール本体2と、図示しない外部回路と接続される一対の出力ケーブル10が延設された端子ボックス3とを備えている。
太陽電池モジュール本体2は、ガラス又はプラスチック等の透明材料で構成される透光性絶縁基板20と、複数の太陽電池セル21と、封止樹脂層27と、保護層26とを備えている。太陽電池セル21としては、単結晶シリコン太陽電池セルを用いた。多結晶シリコン太陽電池セル、薄膜シリコン太陽電池セル等の他のシリコン系太陽電池セルを用いても良い。また、化合物系太陽電池セル、有機系太陽電池セルを用いても良い。
すなわち、太陽電池セル21は、EVA等の樹脂材料で構成される透明接着層22を介して、透光性絶縁基板20の裏面側に積層されている。また、太陽電池セル21は、配線部材24によって互いに接続されている。さらに、太陽電池セル21の裏面側にEVA等の樹脂材料で構成される接着層25を介して保護層としての裏面保護フィルム26が積層されている。なお、透明接着層22および接着層25により封止樹脂層27が形成されている。
そして、太陽電池モジュール本体2は、これらの積層体を所定の圧力(例えば1気圧)、所定の温度(例えば150℃)で圧力をかけながら加熱することで、封止したものである。
透明接着層22と、接着層25と、裏面保護フィルム26とのそれぞれの端部には、開口部22a、25a、26aがそれぞれ形成されている。開口部22a、25a、26aは、同一形状で且つ同一箇所に設けられている。図3は、太陽電池モジュールにおける開口部の位置を示す平面図である。図3に示すように、本実施形態において、矩形状の開口部22a、25a、26aを例示するが、それぞれの形状は特に限定されるものではない。
開口部22a、25a、26aは、太陽電池セル21と上下方向に重なり合わない位置に設けられている。すなわち、開口部22a、25a、26aの下方には、太陽電池セル21が位置していないこととなる。開口部22a、25a、26aは、上面が開口しており透光性絶縁基板20の上面(裏面)の一部が露出しており、開口部22a、25a、26aの領域内には、太陽電池セル21が入っていない。
太陽電池モジュール本体2の端部には、太陽電池セル21で発生した電力を外部に取り出すためのバスバーと呼ばれる主電極からなる集電部28が設けられている。なお、集電部28の配置位置および本数は、太陽電池モジュール1の種類により、適宜設定可能である。
また、適宜位置の太陽電池セル21の配線部材24は、集電部28に適宜接続され、各集電部28には出力リード線5が接続されている。出力リード線5は、裏面保護フィルム26から延出されている。
図2に示すように、裏面保護フィルム26は、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂やPVF(ポリフッ化ビニル)樹脂等の樹脂材料層26b、26cの間にアルミニウム等の金属層26dをサンドイッチした積層体から構成されている。
出力リード線5は、PET(ポリエチレンテレフタレート)のような絶縁性を有する絶縁部材からなる被覆材6により被覆された被覆導線からなる。そして、出力リード線5の先端部5aが、開口部22a、25a、26a内に臨んでいる。また、出力リード線5の開口部22a、25a、26a内に位置する先端部5aは、被覆材6に被覆されることなく露出されている。
被覆材6の端部6aは、開口部22a、25a、26aの周縁22a1、25a1、26a1よりも内側に突出されている。ここで、裏面保護フィルム26に開口部26aを形成したことにより、開口部26aの周縁22a1は、金属層26dの端部が露出することとなる。端部6aの突出寸法Lは、裏面保護フィルム26の厚み寸法Tよりも大きく設定されている。このように、突出寸法Lの長さを厚み寸法Tよりも大きく設定することにより、出力リード線5が、裏面保護フィルム26の金属層26dの端部と接触するのを防止することが可能となる。
次に、端子ボックス3について説明する。
図1に示すように、端子ボックス3は、太陽電池モジュール本体2の裏面保護フィルム26上に載置固定されるボックスケース30と、ボックスケース30上に設けられた端子台31と、上蓋32とを備えている。
ボックスケース30は、端子台31を載置固定するための端子台固定部35を備えている。本実施の形態では、ボックスケース30は上面が開口している箱形状とされている。
端子ボックス1における端子台31には、太陽電池モジュール本体2から出された出力リード線5と電気的に接続するための接続部材40が設けられている。接続部材40は、可撓性を有する導電性部材から構成されており、一端部41が端子台31に接続されている。ボックスケース30の底板30aには、逃がし開口36が形成されている。接続部材40は、逃がし開口36を介して外側に延設されている。
接続部材40は、透明接着層22、接着層25および裏面保護フィルム26の開口部22a、25a、26aに向けて延設されており、接続部材40の先端部43は、開口部22a、25a、26a内において、露出する出力リード線5に接触している。接続部材40の先端部43は、太陽電池モジュール本体2の出力リード線5と半田45により電気的に接続されている。突出寸法Lの長さが長すぎると、半田付けを行った際に、熱の影響で出力リード線5の被覆材6が溶けてしまうため、突出寸法Lの長さは適宜設定することが望ましい。
なお、図1中の符号37は、バイパスダイオードを示している。図3に示すように、接続部材40と出力リード線5との半田付けを行う位置(開口部22a、25a、26aの位置)は、前記のように太陽電池モジュール本体2の端部であって、太陽電池セル21と上下方向に重なり合わない位置である。本実施形態では、開口部22a、25a、26aが2個設けられた場合を例示する。
すなわち、前記出力リード線5は、例えば、正極の第1リード線5Aおよび負極の第2リード線5Bで構成されている。接続部材40および開口部22a、25a、26aは、第1リード線5Aと第2リード線5Bとのそれぞれに対応して配置されている。なお、開口部22a、25a、26aの個数は、出力リード線5の本数により、適宜設定可能である。
以上のように、本実施形態の太陽電池モジュール1は、太陽電池セル21で発生した電力を取り出す出力リード線5が出された太陽電池モジュール本体2と、端子台31を備え太陽電池モジュール本体2に固定される端子ボックス3とを備えている。そして、太陽電池モジュール本体2は、太陽電池セル21が裏面側に配置される透光性絶縁基板20と、太陽電池セル21を封止する封止樹脂層27と、封止樹脂層27を覆う保護層26とを備え、封止樹脂層27および保護層26は、透光性絶縁基板20が露出する開口部22a、25a、26aを備え、端子台31は、可撓性を有する接続部材40を備え、開口部内において接続部材40の先端部43および出力リード線5は半田付けされている。
次に、前記構成を備えた太陽電池モジュール1を製造する方法について説明する。
図4は、太陽電池モジュール本体をラミネートする以前の状態の要部を示す断面図、図5は、太陽電池モジュール本体に端子ボックスを固定する以前の状態の要部を示す断面図、図6は、図5で示した太陽電池モジュールにおけるX矢視部分の要部を示す平面図である。
なお、図4から図6までにおいて、図1と同一部材は同一符号を付してそれぞれの詳細な説明は省略する。
かかる太陽電池モジュール1の製造する方法は、透光性絶縁基板20と、複数の太陽電池セル21と、封止樹脂層27と、裏面保護フィルム26とを積層して太陽電池モジュール本体2を形成する工程と、端子台31を備えた端子ボックス3を太陽電池モジュール本体2に固定する工程とを備えた太陽電池モジュールの製造方法である。さらに、封止樹脂層27および裏面保護フィルム26に、透光性絶縁基板20を露出するための開口部22a、25a、26aを形成する工程と、太陽電池モジュール本体2から出された出力リード線5の先端部5aを、封止樹脂層27および裏面保護フィルム26の開口部に臨ませる工程と、端子台31に設けられた可撓性を有する接続部材40の先端部43と出力リード線5の先端部5aとを半田により接続する工程を備えている。
以下に、太陽電池モジュール1の製造する方法を具体的に説明する。
先ず、透光性絶縁基板20、透明接着層22、接着層25および裏面保護フィルム26を製造する。さらに、透明接着層22、接着層25および裏面保護フィルム26の所定部分に、開口部22a、25a、26aをそれぞれ形成する(図4参照)。
次に、透光性絶縁基板20、太陽電池セル21、透明接着層22、接着層25および裏面保護フィルム26をラミネート加工する。このラミネート加工に際しては、出力リード線5を裏面保護フィルム26から引き出した状態で行う(図5参照)。
さらに、ボックスケース30の底面を太陽電池モジュール本体2の裏面に対して対面させ、ボックスケース30の底面を太陽電池モジュール本体2の裏面に押し付けて接着固定する。
また、ボックスケース30の底面から下方に突出された接続部材40の先端部43が、太陽電池モジュール本体2の開口部22a、25a、26aに位置し、開口部22a、25a、26a内に臨んでいる出力リード線5の先端部5aに接触する。
さらに、接続部材40の先端部43と出力リード線5との半田付けを行う。接続部材40の先端部43と出力リード線5の先端部5aとに半田付けを行う際に、ボックスケース30の上面は開放されているため、半田ごて等の工具をボックスケース30内に挿入し、接続部材40の先端部43および出力リード線5の先端5aを露出する透光性絶縁基板20の上面に押圧して、容易に半田付け作業を行うことが可能となる。
接続部材40と出力リード線5とを半田付けして、端子台31を集電部28に電気的に接続した後に、適宜ボックスケース30内にシリコーン樹脂などを充填して上蓋32を取り付けて、ボックスケース30を閉塞する。
以上のように、本実施形態の太陽電池モジュールの製造方法は、ボックスケース30を太陽電池モジュール本体2に固定することにより、接続部材40の先端部43が、太陽電池モジュール本体2の開口部22a、25a、26aに臨んでいる出力リード線5の先端部5aに接触する。このため、出力リード線を立ち上げておいて、その出力リード線の先端部をボックスケース内に差込み端子台に接続する従来の太陽電池モジュールに比し、本実施形態の太陽電池モジュール1は、端子ボックス側に出力リード線を立ち上げ、端子ボックス内に差込んだ後に出力リード線と端子台とを接続する工程が不要となり、容易且つ迅速に製造することができる。
尚、本実施形態においては、ボックスケース30の底面を太陽電池モジュール本体2の裏面に押し付けて接着固定した後に、接続部材40の先端部43と出力リード線5との半田付けを行ったが、半田付けを行った後に、接着固定してもよい。
また、接続部材40は可撓性を有するため、任意の部分で湾曲等の変形をさせることが可能となり若干の遊びがある。すなわち、接続部材40は、弾性力により出力リード線5に接触する構成ではなく、接続部材40の先端部43は、端子ボックス3に対して、若干出し入れしたり、前後左右に移動したりすることが可能となっている。従って、仮に、接続部材40の先端部43と出力リード線5との位置が若干ずれている場合であっても、接続部材40を出力リード線5の先端部5aの位置に応じて合致させて、所定位置に確実に半田付けできる。
しかも、透明接着層22、接着層25および裏面保護フィルム26に、開口部22a、25a、26aをそれぞれ形成し、開口部22a、25a、26aは、太陽電池セル21や集電部28等の構成部材と上下方向に重なり合わない位置に設けられている。このため、接続部材40の先端部43と出力リード線5の先端部5aとを透光性絶縁基板20に押圧して半田付けを行う部分の下方には、太陽電池セル21、集電部28、透明接着層22、接着層25および裏面保護フィルム26等は存在しない。この結果、半田の熱により、太陽電池セル21に不具合が生じたり、透明接着層22、接着層25および裏面保護フィルム26を不用意に溶融したりするおそれもない。
また、被覆材6の端部6aの突出寸法Lは、裏面保護フィルム26の厚み寸法Tよりも大きく設定されているため、出力リード線5が、裏面保護フィルム26の金属層26dの端部と接触するのを防止できる。
図6は、図5で示した太陽電池モジュールにおけるX矢視部分の要部を示す図である。本実施形態においては、被覆材6の幅寸法Wが略6mmであり、開口部を10mm×10mmの該正方形としている。具体的には、開口部の直交する一辺の寸法L1と他辺の寸法L2を、10mmにそれぞれ設定している。また、被覆材6の端部6aの突出寸法Lを2mmに設定している。このように、開口部の寸法および突出寸法を所定の大きさに設定することにより、半田の熱の影響で、開口部22a、25a、26aの周縁22a1、25a1、26a1や、出力リード線5の被覆部6が溶融するのを防止することができる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。例えば、接続部材40と出力リード線5との半田付けを行う位置は、太陽電池モジュール1の端部以外に、太陽電池モジュール1の任意の部分に設けることも可能である。
図7は、本発明の他の実施形態を示す太陽電池モジュールにおける開口部の位置を示す平面図である。すなわち、接続部材40と出力リード線5との半田付けを行う位置は、太陽電池セル21間に設けることも可能である。すなわち、開口部22a、25a、26aは、太陽電池セル21が形成するセル間スペース50に配置されている。
ここで、結晶シリコン太陽電池の基材となるシリコン基板は、円柱状のシリコンのインゴットを角柱に切り出した後、ウエハ状にスライスすることにより製造する。シリコン基板は、面積をできるだけ大きくするために、円柱状のシリコンのインゴットを角柱に切り出す際には、完全な正方形とはせず、4個の角部に曲線が入った形状とすることが多い。4個の角部に曲線が入ったシリコン基板を使うことにより、セル間スペース50が形成される。このように、接続部材40と出力リード線5との半田付けを行う位置は、太陽電池セル21間に設けることにより、前記太陽電池セルを避けた任意の部分を有効に利用して開口部22a、25a、26aを容易に形成することができる。
また、太陽電池モジュール1として、透光性絶縁基板に形成された表面電極、表面電極に積層された半導体層、半導体層に積層された裏面電極、封止樹脂層および保護層を備えた薄膜太陽電池モジュールを採用することも可能である。
なお、本願で開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 太陽電池モジュール
2 太陽電池モジュール本体
3 端子ボックス
5 出力リード線
5a 先端部
5A 第1リード線
5B 第2リード線
6 被覆材
6a 端部
20 透光性絶縁基板
21 太陽電池セル
21a 面取部
22 透明接着層
22a 開口部
25 接着層
25a 開口部
26 裏面保護フィルム(保護層)
26a 開口部
26b 樹脂材料層
26c 樹脂材料層
26d 金属層
27 封止樹脂層
28 集電部(バスバー)
30 ボックスケース
31 端子台
32 上蓋
40 接続部材
43 先端部
50 セル間スペース
L 端部の突出寸法
T 裏面保護フィルム(保護層)の厚み寸法

Claims (6)

  1. 太陽電池セルで発生した電力を取り出すための出力リード線が出された太陽電池モジュール本体と、端子台を備え前記太陽電池モジュール本体に固定される端子ボックスとを備えた太陽電池モジュールであって、
    前記太陽電池モジュール本体は、前記太陽電池セルが裏面側に配置される透光性絶縁基板と、前記太陽電池セルを封止する封止樹脂層と、前記封止樹脂層を覆う保護層とを備え、
    前記封止樹脂層および前記保護層は、前記透光性絶縁基板が露出する開口部を備え、
    前記端子台は、可撓性を有する接続部材を備え、前記開口部内において前記接続部材の先端部と前記出力リード線とは半田付けされていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記保護層は、樹脂材料層の間に金属層を設けた積層体であり、前記出力リード線は、絶縁性を有する被覆材で被覆されており、前記被覆材は、前記開口部の周縁よりも内側に突出する端部を備え、前記端部の突出寸法は、前記保護層の厚み寸法よりも大きく設定されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記開口部が前記太陽電池モジュール本体の端部に設けられていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  4. 請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記開口部は、前記太陽電池セルが形成するセル間スペースに配置されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  5. 透光性絶縁基板と、複数の太陽電池セルと、封止樹脂層と、保護層とを積層して太陽電池モジュール本体を形成する工程と、端子台を備えた端子ボックスを前記太陽電池モジュール本体に固定する工程とを備えた太陽電池モジュールの製造方法において、
    前記封止樹脂層および前記保護層に、前記透光性絶縁基板を露出する開口部を形成する工程と、前記太陽電池モジュール本体から出された出力リード線の先端部を前記開口部に臨ませる工程と、前記端子台に設けられた可撓性を有する接続部材の先端部および前記出力リード線の先端部を半田付けする工程とを備えたことを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  6. 請求項5に記載の太陽電池モジュールの製造方法において、
    前記開口部を前記封止樹脂層および前記保護層に形成した後に、前記透光性絶縁基板と前記太陽電池セルと前記封止樹脂層と前記保護層とを積層する工程を備えたことを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
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