JP2013213554A - ダイアフラム式アクチュエータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性部材の弾性定数を上げることなく、外部振動による駆動ロッドの押出量の変動を防止できるダイアフラム式アクチュエータ装置を提供する。
【解決手段】このダイアフラム式アクチュエータ装置1は、その内部3aが連通孔3c側から順に大気圧室3A、負圧室3Nおよび正圧室3Pに区画されたハウジング3と、大気圧室3Aと負圧室3Nとを仕切る第1ダイアフラム5と、負圧室3Nと正圧室3Pとを仕切る第2ダイアフラム7と、その一端が第1ダイアフラム5の大気圧室3A側の面5aに接続され、その他端が連通孔3cを通じて外部に引き出された駆動ロッド9と、第1ダイアフラム5と第2ダイアフラム7との間に狭装され、第1ダイアフラム5を大気圧室3A側に付勢する弾性部材11と、負圧室3N内の気圧を調整する第1気圧調整手段13と、正圧室3P内の気圧を調整する第2気圧調整手段15とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車エンジン等の内燃機関に搭載された過給器の排気タービンに流入する排気ガスの流入量を調整するウエストゲートバルブを開閉するアクチュエータ装置として使用可能なダイアフラム式アクチュエータ装置に関する。
従来のダイアフラム式アクチュエータ装置としては、例えば特許文献1の装置(以後、従来装置と呼ぶ)が知られている。この従来装置は、例えば図6に示すように、連通孔103cを有するハウジング103と、ハウジング103の内部103aを連通孔103c側から順に大気圧室103Aと負圧室103Nとに仕切るダイアフラム105と、負圧室103N内に収容されてダイアフラム105を大気室103A側に付勢するスプリング等の弾性部材111と、ダイアフラム105の大気圧室103A側の主面105aに接続されて連通孔103cから外部に引き出された駆動ロッド109と、大気圧Paまたは負圧ポンプ117からの負圧Pnを選択的に負圧室103Nに導入する3方弁113とを備えている。
この構成により、3方弁113により負圧室103Nに大気圧Paが導入されると、ダイアフラム105を負圧室103N側に付勢する力(即ち、大気圧室103A内の大気圧Paの力)よりも大気圧室103A側に付勢する力(即ち、負圧室103N内の大気圧Paの力と弾性部材111の圧縮反発力との合力)の方が大きくなってダイアフラム105が大気圧室103A側に変位され、この変位により駆動ロッド9が連通孔103cから外部に押し出され、その駆動ロッド109により過給器のウエストゲートバルブが例えば開弁される。
他方、3方弁113により負圧室103Nに負圧Pnが導入されると、ダイアフラム105を大気圧室103A側に付勢する力(即ち、弾性部材111の圧縮反発力)よりも負圧室103N側に付勢する力(即ち、大気圧室103A内の大気圧Paの力と負圧室103N内の負圧Pnの力との合力)の方が大きくなってダイアフラム105が負圧室103N側に変位され、この変位により駆動ロッド109が連通孔103cから大気室103A内に引き込まれ、その駆動ロッド109により過給器のウエストゲートバルブが例えば閉弁される。
特開2004−218554号公報
一般に、弾性部材111は、圧縮されるほど圧縮反発力が強くなり、自然長へと戻るほど圧縮反発力が弱くなる。そのため、上述の従来装置では、駆動ロッド109が外部に押し出されるほど、ダイアフラム105が大気圧室103A側に変位して弾性部材111の長さが自然長へと戻るので、弾性部材111の圧縮反発力(即ち、ダイアフラム107を大気圧室103A側に付勢する力、即ち、駆動ロッド109を外部に押し出す力)が弱くなり、外部振動(例えば当該過給器が搭載された内燃機関の振動および排気ガス脈動による振動)により駆動ロッド109の押出量が変動し易くなり、これにより、ウエストゲートバルブの開度が変動して、混合気の空燃比検出センサへの被水および空燃比の気筒間不均一性(インバランス)の検出性に影響を与えるという欠点がある。
この駆動ロッド109の押出量の変動を防止するには、弾性部材111の圧縮反発力を増大させる必要があるが、そのために、負圧室103Nに負圧Pnを導入すると、ダイアフラム105が負圧室103N側に変位して駆動ロッド109の押出量が減少してウエストゲートバルブの開度が減少するという問題を招く。また、そのために、弾性部材111の弾性定数を上げると、駆動ロッド109をハウジング103内に引き込むために負圧室103Nに導入する負圧(必要負圧)が増大するという問題を招く。
そこで、本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、弾性部材の弾性定数を上げることなく、外部振動による駆動ロッドの押出量の変動を防止できるダイアフラム式アクチュエータ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のダイアフラム式アクチュエータ装置は、その内外を連通する連通孔を有すると共にその内部に前記連通孔側から順に大気圧室および負圧室を有するハウジングと、前記大気圧室と前記負圧室とを仕切る第1ダイアフラムと、前記連通孔に挿通配置され、その一端部が前記第1ダイアフラムの前記大気圧室側の面に接続され、その他端部が前記ハウジングの外部に引き出された駆動ロッドと、前記負圧室内に圧縮されて配置され、その圧縮反発力により前記第1ダイアフラムを前記大気圧室側に付勢する弾性部材と、前記負圧室内の気圧を調整する第1気圧調整手段と、を備えたダイアフラム式アクチュエータ装置において、前記弾性部材における前記第1ダイアフラムの反対側から前記弾性部材に掛かる圧縮荷重を調整する圧縮荷重調整機構を備えるものである。
上記の構成によれば、従来同様、第1気圧調整手段により負圧室内の気圧が調整されることで、第1ダイアフラムが負圧室側または大気圧室側に変位され、この変位に応じて駆動ロッドを駆動できる(即ち、駆動ロッドをハウジングから出し入れできる)。また、圧縮荷重調整機構により弾性部材の圧縮荷重(即ち、圧縮反発力)を調整できるので、第1ダイアフラムが大気圧室側に変位して弾性部材の圧縮反発力が弱くなる場合は、圧縮荷重調整機構により弾性部材の圧縮荷重(即ち、圧縮反発力)を増大させることで、外部振動による駆動ロッドの押出量の変動を防止できる。また、駆動ロッドをハウジング内に引き込む場合は、圧縮荷重調整機構により弾性部材の圧縮荷重(即ち、圧縮反発力)を低減させることで、駆動ロッドをハウジング内に引き込むために負圧室に導入する負圧(必要負圧)が増大することを防止できる。このように、弾性部材の弾性定数を上げることなく(即ち、必要負圧を増大することなく)、外部振動による駆動ロッドの押出量の変動を防止できる。
また、本発明のダイアフラム式アクチュエータ装置は、上記に記載のダイアフラム式アクチュエータ装置であって、前記ハウジングは、その内部に、前記負圧室における前記大気圧室の反対側に正圧室を有し、前記圧縮荷重調整機構は、前記負圧室と前記正圧室とを仕切ると共に前記第1ダイアフラムとの間で前記弾性部材が圧縮状に狭装される第2ダイアフラムと、前記正圧室内の気圧を調整する第2気圧調整手段と、を備えるものである。
上記の構成によれば、圧縮荷重調整機構は、第2ダイアフラムと第2気圧調整手段とを備えるので、第2気圧調整手段により正圧室内の気圧を調整して第2ダイアフラムを正圧室側または負圧室側に変位させることで、弾性部材に掛かる圧縮荷重(即ち、弾性部材の圧縮反発力)を増減調整できる。なお、第2ダイアフラムが負圧室側に変位されると、弾性部材に掛かる圧縮荷重が増大され、他方、第2ダイアフラムが正圧室側に変位されると、弾性部材に掛かる圧縮荷重が減少される。
また、本発明のダイアフラム式アクチュエータ装置は、上記に記載のダイアフラム式アクチュエータ装置であって、前記第1気圧調整手段は、第1入口、第2入口および第1出口を有し、前記第1入口から大気圧を導入し、前記第2入口から大気圧よりも低い負圧を導入し、前記第1および前記第2入口から導入した各気圧を選択的に前記第1出口から前記負圧室に導出する第1の3方弁であるものである。
上記の構成によれば、第1気圧調整手段は、上記の3方弁として構成されるので、簡単な構成で負圧室内の気圧を負圧または大気圧に調整できる。なお、負圧室内の気圧が負圧に調整された場合は、第1ダイアフラムは負圧室側に変位され、他方、負圧室内の気圧が大気圧に調整された場合は、第1ダイアフラムは大気圧室側に変位される。
また、本発明のダイアフラム式アクチュエータ装置は、上記に記載のダイアフラム式アクチュエータ装置であって、前記第2気圧調整手段は、第3入口、第4入口および第2出口を有し、前記第3入口から前記第1の3方弁の前記第1出口から導出された前記気圧を導入し、前記第4入口から大気圧よりも高い正圧を導入し、前記第3および前記第4入口から導入した各気圧を選択的に前記第2出口から前記正圧室に導出する第2の3方弁であるものである。
上記の構成によれば、第2気圧調整手段は、前記3方弁として構成されるので、簡単な構成で正圧室内の気圧を正圧または負圧室内の気圧と同じ気圧に調整できる。なお、正圧室内の気圧が正圧に調整された場合は、第2ダイアフラムは負圧室側に変位され、他方、正圧室内の気圧が負圧室内の気圧と同じ気圧に調整された場合は、第2ダイアフラムは正圧室側に変位される。
また、本発明のダイアフラム式アクチュエータ装置は、上記に記載のダイアフラム式アクチュエータ装置であって、前記第2の3方弁の前記第4入口に導入される前記正圧は、内燃機関の吸気系の吸気圧または排気系の排気圧により発生する正圧であるものである。
上記の構成によれば、第2の3方弁の第4入口に導入される正圧は、内燃機関の吸気系の吸気圧または排気系の排気圧により発生する正圧であるので、正圧を発生させる正圧発生手段として、別途、正圧ポンプを設ける必要が無くなる。
また、本発明のダイアフラム式アクチュエータ装置は、上記に記載のダイアフラム式アクチュエータ装置であって、前記第2の3方弁は、前記弾性部材に掛かる圧縮荷重を増大させる場合は、前記第4入口から導入した前記正圧を選択的に前記第2出口から前記正圧室に導出し、他方、前記弾性部材に掛かる圧縮荷重を増大させない場合は、前記第3入口から導入した前記気圧を選択的に前記第2出口から前記正圧室に導出するものである。
上記の構成によれば、第2の3方弁を上記のように動作させることで、弾性部材に掛かる圧縮荷重(即ち、弾性部材の圧縮反発力)の増減を調整できる。
また、本発明のダイアフラム式アクチュエータ装置は、上記に記載のダイアフラム式アクチュエータ装置であって、前記駆動ロッドは、内燃機関に搭載された過給器のウエストゲートバルブを開閉し、前記ハウジングから外部に押し出されることで、前記ウエストゲートバルブを閉弁または開弁するものである。
上記の構成によれば、本発明に係るダイアフラム式アクチュエータ装置を、負圧室内の気圧が大気圧に調整されると(即ち、駆動ロッドがハウジングの外部に押し出されると)ウエストゲートバルブが開弁されるノーマリーオープン型としても使用でき、また、負圧室内の気圧が大気圧に調整されるとウエストゲートバルブが閉弁されるノーマリークローズ型としても使用できる。
本発明のダイアフラム式アクチュエータ装置によれば、弾性部材の弾性定数を上げることなく、外部振動による駆動ロッドの押出量の変動を防止できる。
本発明の第1実施形態に係るダイアフラム式アクチュエータ装置の構成概略図である。 本発明の第1実施形態に係るダイアフラム式アクチュエータ装置の動作(非振動対策時に駆動ロッドを押出駆動させる場合の動作)を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るダイアフラム式アクチュエータ装置の動作(振動対策時に駆動ロッドを押出駆動させる場合の動作)を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るダイアフラム式アクチュエータ装置の動作(駆動ロッドを引込駆動させる場合の動作)を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る過給器付きエンジンの構成概略図である。 従来のダイアフラム式アクチュエータ装置の構成概略図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
≪第1実施形態≫
<全体構成>
図1は、第1実施形態に係るダイアフラム式アクチュエータ装置の構成概略図である。
この実施形態に係るダイアフラム式アクチュエータ装置1は、例えば自動車用エンジン(内燃機関)に搭載された過給器(即ち、吸入空気を過給する装置)のウエストゲートバルブ(即ち、前記過給器の排気タービンに流入する排気ガスの流入量を調整する弁)を開閉するアクチュエータ装置として使用可能なものであり、図1に示すように、第1ダイアフラム5の変位により駆動ロッド9を駆動させるダイアフラム式アクチュエータ装置において、第1ダイアフラム5を付勢する弾性部材11に掛かる圧縮荷重(即ち、弾性部材11の圧縮反発力)を調整するための圧縮荷重調整機構30を備えたものである。
より詳細には、このダイアフラム式アクチュエータ装置1は、図1に示すように、ハウジング3と、第1ダイアフラム5と、第2ダイアフラム7と、駆動ロッド9と、弾性部材11と、第1気圧調整手段13と、第2気圧調整手段15と、負圧発生手段17と、正圧発生手段19と、制御装置21とを備えている。後述のように、第2ダイアフラム7、第2気圧調整手段15および正圧発生手段19により、圧縮荷重調整機構30が構成されている。
ハウジング3は、その内部3aが、側面視形状が例えば矩形形状の収容空間となるように形成される。ハウジング3の一側の壁部3b1には、ハウジング3の内外を連通する連通孔3cが形成される。ハウジング3の内部3aは、連通孔3c側から順に大気圧室(即ち、外部と繋がって大気圧Paに保たれた室)3A、負圧室3Nおよび正圧室3Pに区画されている。即ち、ハウジング3は、その内部3aに、負圧室3Nにおける大気圧室3Aの反対側に正圧室3Pを有している。ハウジング3のうち、負圧室3Nを構成する壁部3b2には、負圧室3Nの内外を連通する連通孔3dが形成され、正圧室3Pを構成する壁部3b3には、正圧室3Pの内外を連通する連通孔3eが形成される。
第1ダイアフラム5は、大気圧室3Aと負圧室3Nとを仕切るようにハウジング3の内部3aに配設される。図1では、作図便宜上、第1ダイアフラム5は、負圧室3N側に変位した状態で図示されており、この状態で、大気圧室3Aは例えば内部3aの略半分の大きさに仕切られる。より詳細には、第1ダイアフラム5は、例えば、第1ダイアフラム本体5aと、弾性部材11の一端部11aが配置される第1台座部5bとを備えている。第1ダイアフラム本体5aは、大気圧室3Aと負圧室3Nとを仕切るようにハウジング3の内部3aに配設される。第1台座部5bは、第1ダイアフラム本体5aの負圧室3N側の面5cの中央の平坦部分に配設される。なお、第1台座部5bは省略されてもよい。
第2ダイアフラム7は、負圧室3Nと正圧室3Pとを仕切るようにハウジング3の内部3aに配設される。図1では、作図便宜上、第2ダイアフラム7は、負圧室3N側に変位した状態で図示される。より詳細には、第2ダイアフラム7は、例えば、第2ダイアフラム本体7aと、弾性部材11の他端部11cが配置される第2台座部7bとを備えている。第2ダイアフラム本体7aは、負圧室3Nと正圧室3Pとを仕切るようにハウジング3の内部3aに配設される。第2台座部7bは、第2ダイアフラム本体7aの負圧室3N側の面7cの中央の平坦部分に配設される。なお、第2台座部7bは省略されてもよい。
駆動ロッド9は、棒状に形成される。駆動ロッド9は、連通孔3cに連通方向に移動自在に挿通配置され、その一端部9aが第1ダイアフラム5の大気圧室3A側の面5dに接続され、その他端9bが外部に引き出されている。なお、このダイアフラム式アクチュエータ装置1により過給器のウエストゲートバルブを開閉させる場合は、この端部9bがウエストゲートバルブを開閉可能に支持する支持部材に接続される。
弾性部材11は、第1および第2ダイアフラム7の間に圧縮状態(即ち、圧縮荷重が掛けられた状態)で狭装され、その圧縮反発力により第1ダイアフラム5を大気圧室3A側に付勢するものである。より詳細には、弾性部材11は、例えばコイルスプリングとして構成されており、その螺旋の中心線11a方向に圧縮され、その圧縮方向の一端部11bが第1台座部5bに配置されると共にその圧縮方向の他端部11cが第2台座部7bに配置された状態で、第1および第2ダイアフラム5,7間に狭装される。
負圧発生手段17は、負圧(即ち、大気圧Paよりも低い気圧)Pnを発生可能なものであり、ここでは、負圧Pnを発生可能なポンプ(以後、負圧ポンプ17とも呼ぶ)である。
正圧発生手段19は、正圧(即ち、大気圧Paよりも高い気圧)Ppを発生可能なものであり、ここでは、正圧Ppを発生可能なポンプ(以後、正圧ポンプ19とも呼ぶ)である。なお、ダイアフラム式アクチュエータ装置1が、内燃機関に搭載される場合は、正圧発生手段19として当該内燃機関の吸気系または排気系を用い、その吸気系の吸気圧またはその排気系の排気圧により発生する正圧を当該正圧Ppとして用いてもよい。
第1気圧調整手段13は、制御装置21の制御に応じて負圧室3N内の気圧を調整するものであり、ここでは電動式の3方弁である(以後、第1の3方弁13とも呼ぶ)。この第1の3方弁13は、2つの入口13a,13bと1つの出口13cとを有し、制御装置21の制御に応じて、2つの入口13a,13bの一方を選択的に出口13cに連通する弁である。この第1の3方弁13では、一方の入口13a(第1入口)は、大気圧Paに開放されて大気圧Paを導入し、他方の入口13b(第2入口)は、負圧発生手段17に接続されて負圧発生手段17からの負圧Pnを導入し、出口13c(第1出口)は、負圧室3Nの連通孔3eに接続されて、制御装置21の上述の制御に応じて、各入口13a,13bから導入した各気圧Pa,Pnを選択的に連通孔3eを通じて負圧室3Nに導出する。
第2気圧調整手段15は、制御装置21の制御に応じて正圧室3P内の気圧を調整するものであり、ここでは電動式の3方弁である(以後、第2の3方弁15とも呼ぶ)。この第2の3方弁15は、2つの入口15a,15bと1つの出口15cとを有し、制御装置21の制御に応じて、2つの入口15a,15bの一方を選択的に出口15cに連通する弁である。この第2の3方弁15では、一方の入口15a(第3入口)は、第1の3方弁13の出口13cに接続されて第1の3方弁13の出口13cから導出された気圧PaまたはPnを導入し、他方の入口15b(第4入口)は、正圧発生手段19に接続されて正圧発生手段19からの正圧Ppを導入し、出口15c(第2出口)は、正圧室3Pの連通孔3dに接続されて、制御装置21の上述の制御に応じて、各入口15a,15bから導入した各気圧を選択的に連通孔3dを通じて正圧室3Pに導出する。
制御装置21は、第1および第2の3方弁13,15を制御して負圧室3Nおよび正圧室3Pの各気圧を制御することで、駆動ロッド9を駆動させるものである。
より詳細には、制御装置21は、駆動ロッド9を押出駆動すると共に駆動ロッド9の振動防止対策を行わない場合(第1の場合)は、図2に示すように、第1の3方弁13に対しては、その入口13aから導入した大気圧Paを選択的にその出口13cから負圧室3N内に導出させるように制御して、負圧室3N内の気圧を大気圧Paに調整させる。これにより、第1ダイアフラム5を負圧室3N側に付勢する力(即ち、大気圧室3A内の大気圧Paの力)よりも大気圧室3A側に付勢する力(即ち、弾性部材11の圧縮反発力と負圧室3N内の大気圧Paの力との合力)の方が大きくなって第1ダイアフラム5が大気圧室3A側に変位され、この変位に応じて、駆動ロッド9が連通孔3cを通じてハウジング3の外部に押し出される。他方、制御装置21は、第2の3方弁15に対しては、その入口15aから導入した第1の3方弁13の出口13cから導出された大気圧Paを選択的にその出口13cから正圧室3P内に導出させるように制御して、正圧室3P内の気圧を大気圧Paに調整させる。これにより、第2ダイアフラム7を負圧室3N側に付勢する力(即ち、正圧室3P内の大気圧Paの力)よりも正圧室3P側に付勢する力(即ち、弾性部材11の圧縮反発力と負圧室3N内の大気圧Paの力との合力)の方が大きくなって第2ダイアフラム7が正圧室3P側に変位されて例えばハウジング3の壁部3b2に当接される。これにより、弾性部材11の圧縮荷重が通常の荷重に調整される(即ち、弾性部材11の圧縮荷重が増大されない)。
他方、制御装置21は、駆動ロッド9を押出駆動すると共に駆動ロッド9の振動防止対策を行う場合(第2の場合)は、図3に示すように、第1の3方弁13に対しては、上記の第1の場合と同様の制御を行って、駆動ロッド9を押出駆動する(即ち、駆動ロッド9を連通孔3cを通じてハウジング3の外部に押し出す)。他方、制御装置21は、第2の3方弁15に対しては、その入口15bから導入した正圧発生手段19からの正圧Ppを選択的にその出口15cから正圧室3P内に導出させるように制御して、正圧室3P内の気圧を正圧Ppに調整させる。これにより、第2ダイアフラム7を正圧室3P側に付勢する力(即ち、弾性部材11の圧縮反発力と負圧室3N内の大気圧Paの力との合力)よりも負圧室3N側に付勢する力(即ち、正圧室3P内の正圧Ppの力)の方が大きくなって第2ダイアフラム7が負圧室3N側に変位され、この変位に応じて弾性部材11の圧縮荷重が増大され、これにより第1ダイアフラム5を大気圧室3A側に付勢する力が増加して(従って駆動ロッド9を押し出す力が増加して、その力により、例えば、第1ダイアフラム5が壁部3b1に強く押し付けられて)、外部振動による駆動ロッド9の振動が防止される。
他方、制御装置21は、駆動ロッド9を引込駆動する場合(第3の場合)は、図4に示すように、第1の3方弁13に対しては、その入口13bから導入した負圧Pnを選択的にその出口13cから負圧室3N内に導出させるように制御して、負圧室3N内の気圧を負圧Pnに調整させる。これにより、第1ダイアフラム5を大気圧室3A側に付勢する力(即ち、弾性部材11の圧縮反発力)よりも負圧室3N側に付勢する力(即ち、大気圧室3Aの大気圧Paの力と負圧室3Nの負圧Pnの力との合力)の方が大きくなって第1ダイアフラム5が負圧室3N側に変位され、この変位に応じて、駆動ロッド9が連通孔3cを通じてハウジング3の内部3aに引き込まれる。他方、制御装置21は、第2の3方弁15に対しては、その入口15aから導入した第1の3方弁13の出口13cから導出された負圧Pnを選択的にその出口15cから正圧室3P内に導出させるように制御して、正圧室3P内の気圧を負圧(即ち、負圧室3Nと同じ気圧)Pnに調整させる。これにより、第2ダイアフラム7を負圧室3N側に付勢する力(即ち、負圧室3N内の負圧Pnの力)よりも正圧室3P側に付勢する力(即ち、弾性部材11の圧縮反発力と正圧室3P内の負圧Pnの力との合力)の方が大きくなって第2ダイアフラム7が正圧室3N側に変位されてハウジング3の壁部3b2に当接される。これにより、弾性部材11の圧縮荷重が通常の荷重に調整される(即ち、駆動ロッド9の圧縮荷重が増大されない)。これにより、従来と同じ必要負圧(即ち、駆動ロッド9を引込駆動させるために負圧室3Nに導入する負圧Pn)の大きさで、駆動ロッド9がハウジング3内に引き込まれる。
以上の説明から、圧縮荷重調整機構30(即ち、第2ダイアフラム7、第2気圧調整手段15および正圧発生手段19からなる機構)は、第2気圧調整手段15により第2ダイアフラムが正圧室3P側または負圧室3N側に変位されることで、弾性部材11における第1ダイアフラム5の反対側から弾性部材11に掛かる圧縮荷重を調整するものであることが分かる。
<主要な効果>
以上のように構成されたダイアフラム式アクチュエータ装置1によれば、従来同様、第1気圧調整手段13により負圧室3N内の気圧が調整されることで、第1ダイアフラム5が負圧室3N側または大気圧室3A側に変位され、この変位に応じて駆動ロッド9を駆動できる(即ち、駆動ロッド9をハウジング3から出し入れできる)。また、圧縮荷重調整機構(ここでは、第2ダイアフラム7、第2気圧調整手段15および正圧発生手段19から構成される機構)により弾性部材11の圧縮荷重(即ち圧縮反発力)を調整できるので、第1ダイアフラム5が大気圧室3A側に変位して弾性部材11の圧縮反発力が弱くなる場合は、圧縮荷重調整機構30により弾性部材11の圧縮荷重(即ち圧縮反発力)を増大させることで、外部振動による駆動ロッド9の押出量の変動を防止できる。また、駆動ロッド9をハウジング3内に引き込む場合は、圧縮荷重調整機構30により弾性部材11の圧縮荷重(即ち、圧縮反発力)を低減させることで、駆動ロッド9をハウジング3内に引き込むために負圧室3Nに導入する負圧(必要負圧)Pnが増大することを防止できる。このように、弾性部材11の弾性定数を上げることなく(即ち、必要負圧を増大することなく)、外部振動による駆動ロッド9の押出量の変動を防止できる。
また、圧縮荷重調整機構30は、第2ダイアフラム7と第2気圧調整手段15とを備えるので、第2気圧調整手段15により正圧室3P内の気圧を調整して第2ダイアフラム7を正圧室3P側または負圧室3N側に変位させることで、弾性部材11に掛かる圧縮荷重(即ち、圧縮反発力)を増減調整できる。
また、第1気圧調整手段13は、上述のような3方弁として構成されるので、簡単な構成で負圧室3N内の気圧を負圧Pnまたは大気圧Paに調整できる。同様に、第2気圧調整手段15は、上述のような3方弁として構成されるので、簡単な構成で正圧室3P内の気圧を正圧Ppまたは負圧室3N内の気圧と同じ気圧に調整できる。
なお、この実施形態では、圧縮荷重調整機構30は、第2ダイアフラム7、第2気圧調整手段15および正圧発生手段19により構成されるが、このような構成に限定されず、弾性部材11における第1ダイアフラム5の反対側から弾性部材11に掛かる圧縮荷重を調整できる機構であれば、どのような機構であってもよい。
≪第2実施形態≫
この実施形態は、第1実施形態のダイアフラム式アクチュエータ装置1が、自動車用エンジン等の内燃機関に搭載された過給器のウエストゲートバルブを開閉するアクチュエータ装置として使用された場合の実施形態である。
図5は、この実施形態に係る過給器付き内燃機関の構成概略図である。
この実施形態に係る過給器付き内燃機関50は、図5に示すように、内燃機関EGと、内燃機関EGの燃焼室(図示省略)の吸気口(図示省略)に接続された吸気通路31と、内燃機関EGの前記燃焼室の前記排気口に接続された排気通路33と、吸気通路31内に配設されたスロットル弁35と、吸気通路31内に配設された吸気コンプレッサ37と、排気通路33内に配設された排気タービン39と、排気通路33内に配設されたウエストゲートバルブ41と、ウエストゲートバルブ41を開閉するダイアフラム式アクチュエータ装置1とを備えている。
排気通路33は、内燃機関EGの前記吸気口に接続された主排気通路33aと、主排気通路33aの所定箇所を迂回する排気バイパス通路33bとから構成される。
排気タービ39は、主排気通路33aの前記所定箇所において、内燃機関EGから排気通路33を通じて排気された排気ガスの流れにより回転するように配設される。
吸気コンプレッサ37は、吸気通路31の例えばスロットル弁35の上流側において、回転可能に配設されると共に、回転軸部43を介して排気タービ39と同心軸上に連結される。これにより、吸気コンプレッサ37は、排気タービ39の回転により回転されて、吸気通路31を流れる空気を内燃機関EG側に過給する(即ち、強制的に送り込む)。
ウエストゲートバルブ41は、排気バイパス通路33b内において、排気バイパス通路33bを閉塞(即ち、閉弁)/開通(即ち、開弁)自在に可動するように配設される。ここでは、ウエストゲートバルブ41は、支点Cを中心に回動する支持部材42の一端側に配設されており、支持部材42が支点C周りに正回転(図の矢印A方向の回転)することで閉弁(即ち、図5の実線状態)され、支持部材42が支点C周りに逆回転(図の矢印B方向の回転)することで開弁(図5の点線状態)される。
ダイアフラム式アクチュエータ装置1は、第1実施形態と同様のダイアフラム式アクチュエータ装置である。この実施形態では、駆動ロッド9の先端(他端部)は、支持部材42の他端に回動自在に連結される。そして、駆動ロッド9が押出駆動されると、その駆動ロッド9により支持部材42が支点C周りに逆回転されて、ウエストゲートバルブ41が開弁される。他方、駆動ロッド9が引込駆動されると、その駆動ロッド9により支持部材42が支点C周りに正回転されて、ウエストゲートバルブ41が閉弁される。
このように、この実施形態では、ダイアフラム式アクチュエータ装置1は、駆動ロッド9が押出駆動されると(即ち、負圧室3N内が大気圧Paに調整されると)ウエストゲートバルブ41が開弁される、所謂ノーマリーオープン型のダイアフラム式アクチュエータ装置として使用される。なお、駆動ロッド9が押出駆動されるとウエストゲートバルブ41が閉弁するように支持部材42を構成することで、ダイアフラム式アクチュエータ装置1を、駆動ロッド9が押出駆動されるとウエストゲートバルブ41が閉弁される、所謂ノーマリークローズ型のダイアフラム式アクチュエータ装置として使用してもよい。
また、この実施形態のダイアフラム式アクチュエータ装置1では、第2の3方弁15の入口15bは、正圧経路45を介して、吸気通路31における例えばスロットル弁35の上流側の所定箇所に連通される。これにより、通気通路31内を流れる吸入空気の吸気圧により発生する正圧が、正圧Ppとして、正圧経路45を通じて第2の3方弁15の入口15bに導入される。なお、この実施形態では、正圧経路45および吸気通路31により第1実施形態の正圧発生手段19が構成される。
また、この実施形態のダイアフラム式アクチュエータ装置1では、制御装置21は、吸気通路31に配設された過給圧センサ(図示省略)の検出結果に基づいて、エンジンEGに供給される吸入空気の過給圧を検出する。そして、制御装置21は、その検出した過給圧が所定の閾値未満の場合は、第1実施形態の上述の第3の場合と同様に、駆動ロッド9を引込駆動してウエストゲートバルブ41を閉弁する。他方、制御装置21は、その検出した過給圧が所定の閾値以上の場合は、第1実施形態の上述の第1または第2の場合と同様に、駆動ロッド9を押出駆動してウエストゲートバルブ41を開弁して、排気タービン39に流入する排気ガスの一部を排気バイパス通路33bに迂回させることで、エンジン5に供給される吸入空気の過給圧を制限する。
この実施形態のダイアフラム式アクチュエータ装置1の上記以外の構成は、第1実施形態の場合の構成と同じである。
なお、この実施形態では、吸気コンプレッサ37、排気タービン39、ウエストゲートバルブ41、支持部材42および回転軸部43により、過給器が構成されている。
上記の構成により、この過給器付きエンジン50では、エンジンEGから排出された排気ガスは、排気通路33を流れて排気タービン39に流入して排気タービン39を回転させて排気される。そして、その排気タービン39の回転により吸気コンプレッサ37が回転されて、吸気通路31に空気が強制的に取り込まれてエンジンが過給される。その際、制御装置21により、上述のように、エンジンEGに供給される吸入空気の過給圧に応じて駆動ロッド9が駆動されて、ウエストゲートバルブ41が開閉されることで、エンジン5に供給される吸入空気の過給圧が所定の閾値以下に制限される。これにより、エンジンEGが過給され過ぎることが防止される。
以上のように構成された過給器付きエンジン50によれば、ダイアフラム式アクチュエータ装置1の第2の3方弁15の入口15bに導入される正圧Ppは、内燃機関EGの吸気系の吸気圧により発生する正圧であるので、正圧を発生させる正圧発生手段19として、別途、正圧ポンプを設ける必要が無くなる。
なお、この実施形態では、3方弁15の入口15bは、正圧経路45を介して吸気通路31に連通されたが、吸気通路31の代わりに、正圧経路45を介して排気通路33に連通させてもよい。その場合は、排気通路33内を流れる排気ガスの排気圧(排気係の排気圧)により発生する正圧が、正圧Ppとして、正圧経路45を通じて第2の3方弁15の入口15bに導入される。この場合も、正圧を発生させる正圧発生手段19として、別途、正圧ポンプを設ける必要が無くなる。
≪付帯事項≫
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は斯かる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
この発明に係るダイアフラム式アクチュエータ装置は、例えば自動車用エンジン等の内燃機関に搭載された過給器のウエストゲートバルブを開閉するアクチュエータ装置への使用に最適である。
1 ダイアフラム式アクチュエータ装置
3 ハウジング
3c 連通孔
3A 大気圧室
3N 負圧室
3P 正圧室
5 第1ダイアフラム
7 第2ダイアフラム
9 駆動ロッド
11 弾性部材
13 第1気圧調整手段
13a 第1入口
13b 第2入口
13c 第1出口
15 第2気圧調整手段
15a 第3入口
15b 第4入口
15c 第2出口
30 圧縮荷重調整機構
41 ウエストゲートバルブ
EG エンジン(内燃機関)
Pa 大気圧
Pn 負圧
Pp 正圧

Claims (7)

  1. その内外を連通する連通孔を有すると共にその内部に前記連通孔側から順に大気圧室および負圧室を有するハウジングと、
    前記大気圧室と前記負圧室とを仕切る第1ダイアフラムと、
    前記連通孔に挿通配置され、その一端部が前記第1ダイアフラムの前記大気圧室側の面に接続され、その他端部が前記ハウジングの外部に引き出された駆動ロッドと、
    前記負圧室内に圧縮されて配置され、その圧縮反発力により前記第1ダイアフラムを前記大気圧室側に付勢する弾性部材と、
    前記負圧室内の気圧を調整する第1気圧調整手段と、
    を備えたダイアフラム式アクチュエータ装置において、
    前記弾性部材における前記第1ダイアフラムの反対側から前記弾性部材に掛かる圧縮荷重を調整する圧縮荷重調整機構を備えることを特徴とするダイアフラム式アクチュエータ装置。
  2. 請求項1に記載のダイアフラム式アクチュエータ装置であって、
    前記ハウジングは、その内部に、前記負圧室における前記大気圧室の反対側に正圧室を有し、
    前記圧縮荷重調整機構は、
    前記負圧室と前記正圧室とを仕切ると共に前記第1ダイアフラムとの間で前記弾性部材が圧縮状に狭装される第2ダイアフラムと、
    前記正圧室内の気圧を調整する第2気圧調整手段と、
    を備えることを特徴とするダイアフラム式アクチュエータ装置。
  3. 請求項2に記載のダイアフラム式アクチュエータ装置であって、
    前記第1気圧調整手段は、
    第1入口、第2入口および第1出口を有し、前記第1入口から大気圧を導入し、前記第2入口から大気圧よりも低い負圧を導入し、前記第1および前記第2入口から導入した各気圧を選択的に前記第1出口から前記負圧室に導出する第1の3方弁であることを特徴とするダイアフラム式アクチュエータ装置。
  4. 請求項3に記載のダイアフラム式アクチュエータ装置であって、
    前記第2気圧調整手段は、第3入口、第4入口および第2出口を有し、前記第3入口から前記第1の3方弁の前記第1出口から導出された前記気圧を導入し、前記第4入口から大気圧よりも高い正圧を導入し、前記第3および前記第4入口から導入した各気圧を選択的に前記第2出口から前記正圧室に導出する第2の3方弁であることを特徴とするダイアフラム式アクチュエータ装置。
  5. 請求項4に記載のダイアフラム式アクチュエータ装置であって、
    前記第2の3方弁の前記第4入口に導入される前記正圧は、内燃機関の吸気系の吸気圧または排気系の排気圧により発生する正圧であることを特徴とするダイアフラム式アクチュエータ装置。
  6. 請求項4または5に記載のダイアフラム式アクチュエータ装置であって、
    前記第2の3方弁は、前記弾性部材に掛かる圧縮荷重を増大させる場合は、前記第4入口から導入した前記正圧を選択的に前記第2出口から前記正圧室に導出し、他方、前記弾性部材に掛かる圧縮荷重を増大させない場合は、前記第3入口から導入した前記気圧を選択的に前記第2出口から前記正圧室に導出することを特徴とするダイアフラム式アクチュエータ装置。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載のダイアフラム式アクチュエータ装置であって、
    前記駆動ロッドは、内燃機関に搭載された過給器のウエストゲートバルブを開閉し、前記ハウジングから外部に押し出されることで、前記ウエストゲートバルブを閉弁または開弁することを特徴とするダイアフラム式アクチュエータ装置。
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JP2015094313A (ja) * 2013-11-13 2015-05-18 株式会社Ihi ダイヤフラム式アクチュエータ及び過給機
KR102244772B1 (ko) * 2020-11-13 2021-04-27 한국가스안전공사 고압수소 환경에서의 인장시험에 다이어프램을 이용하는 챔버형 인장시험기

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