JP2013212770A - 屋内用産業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池で生じる生成水による床等の水濡れを防止しつつ生成水を処理することができる屋内用産業車両を提供する。
【解決手段】車体に燃料電池システム18が搭載され、燃料電池20の冷却液が冷却液循環用配管38により循環する。ラジエータ39が冷却液循環用配管38の途中に設けられ、冷却液と空気とを熱交換して冷却液を冷却する。コントローラ43は、ラジエータ39が規定値よりも高温である場合においては生成水をベンチュリ式霧化器34で霧化してラジエータ39に吹き付け、ラジエータ39が規定値よりも低温である場合においてはベンチュリ式霧化器34での生成水の霧化を行わずに生成水をタンク29aに貯溜する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車体に燃料電池システムを搭載した屋内用産業車両に関するものである。
燃料電池に水素と空気(酸素)とを供給して電気化学反応によって起電力を発生させるときに、水素と酸素との反応によって水が生成される。特許文献1の生成水排出装置においては、燃料電池装置にて生じる生成水を霧化し、その霧化水を車体の外方に放出する霧化装置を備えている。
特開2007−141475号公報
ところで、屋内用フォークリフトにおいて上述した燃料電池を搭載した場合においては、生成水を霧化して当該霧化水を車体の外方に放出すると、床に水濡れが発生してしまう。
本発明の目的は、燃料電池で生じる生成水による床等の水濡れを防止しつつ生成水を処理することができる屋内用産業車両を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、車体に燃料電池システムが搭載され、当該燃料電池システムは、燃料電池と、前記燃料電池の冷却液が循環する冷却液循環用配管と、前記冷却液循環用配管の途中に設けられ、前記冷却液と空気とを熱交換して前記冷却液を冷却するラジエータと、前記燃料電池において生成されタンクに蓄えられた生成水を霧化して前記ラジエータに吹き付けるための霧化器と、を備えた屋内用産業車両において、前記ラジエータが規定値よりも高温である場合においては生成水を前記霧化器で霧化して前記ラジエータに吹き付け、前記ラジエータが規定値よりも低温である場合においては前記霧化器での生成水の霧化を行わずに前記生成水を前記タンクに貯溜するようにしたことを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、ラジエータが規定値よりも高温である場合、生成水が霧化器で霧化されてラジエータに吹き付けられる。一方、ラジエータが規定値よりも低温である場合、霧化器での生成水の霧化が行われずに生成水がタンクに蓄えられる。
これにより、燃料電池で生じる生成水による床等の水濡れを防止しつつ生成水を処理することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の屋内用産業車両において、前記冷却液循環用配管における前記燃料電池の入口での前記冷却液の温度と、前記冷却液循環用配管における前記燃料電池の出口での前記冷却液の温度とに基づいて、前記ラジエータが規定値よりも高温であること、および、前記ラジエータが規定値よりも低温であることを判定するようにしたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明によれば、冷却液循環用配管における燃料電池の入口での冷却液の温度と、冷却液循環用配管における燃料電池の出口での冷却液の温度とに基づいて、ラジエータが規定値よりも高温であること、および、ラジエータが規定値よりも低温であることを判定することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の屋内用産業車両において、前記燃料電池の入口での前記冷却液の温度と、前記燃料電池の出口での前記冷却液の温度の平均値に基づいて、前記ラジエータが規定値よりも高温であること、および、前記ラジエータが規定値よりも低温であることを判定することを要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、燃料電池の入口での冷却液の温度と、燃料電池の出口での冷却液の温度の平均値に基づいて、ラジエータが規定値よりも高温であること、および、ラジエータが規定値よりも低温であることを判定することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の屋内用産業車両において、前記霧化器は、ベンチュリノズルにより生ずる負圧により前記生成水を吸引して霧化するベンチュリ式霧化器であり、前記ベンチュリノズルにつながる生成水の供給管の途中に設けた開閉弁の制御により、前記生成水の霧化に伴う前記ラジエータへの吹き付けと前記生成水の前記タンクへの貯溜を行うようにしたことを要旨とする。
請求項4に記載の発明によれば、ベンチュリ式霧化器において、ベンチュリノズルにより生ずる負圧により生成水を吸引して霧化することができる。ベンチュリノズルにつながる生成水の供給管の途中に設けられた開閉弁の制御により、生成水の霧化に伴うラジエータへの吹き付けと生成水のタンクへの貯溜が行われる。よって、床等の水濡れを防止しつつ生成水を処理することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1に記載の屋内用産業車両において、前記霧化器は、ベンチュリノズルにより生ずる負圧により前記生成水を吸引して霧化するベンチュリ式霧化器であり、前記冷却液の温度に感応するサーモスタットにより、ベンチュリノズルにつながる生成水の供給管の途中に設けた開閉弁を開閉して前記生成水の霧化に伴う前記ラジエータへの吹き付けと前記生成水の前記タンクへの貯溜を行うようにしたことを要旨とする。
請求項5に記載の発明によれば、ベンチュリ式霧化器において、ベンチュリノズルにより生ずる負圧により生成水を吸引して霧化することができる。冷却液の温度に感応するサーモスタットにより、ベンチュリノズルにつながる生成水の供給管の途中に設けた開閉弁が開閉されて生成水の霧化に伴うラジエータへの吹き付けと生成水のタンクへの貯溜が行われる。よって、床等の水濡れを防止しつつ生成水を処理することができる。
請求項6に記載の発明では、請求項1に記載の屋内用産業車両において、前記霧化器は、超音波振動子により前記生成水を霧化する超音波振動子式霧化器であり、前記超音波振動子の駆動制御により、前記生成水の霧化に伴う前記ラジエータへの吹き付けと前記生成水の前記タンクへの貯溜を行うようにしたことを要旨とする。
請求項6に記載の発明によれば、超音波振動子式霧化器において、超音波振動子により生成水を霧化することができる。超音波振動子の駆動制御により、生成水の霧化に伴うラジエータへの吹き付けと生成水のタンクへの貯溜が行われる。よって、床等の水濡れを防止しつつ生成水を処理することができる。
本発明によれば、燃料電池で生じる生成水による床等の水濡れを防止しつつ生成水を処理することができる。
実施形態におけるフォークリフトの概略側面図。 燃料電池システムの概略構成図。 作用を説明するためのフローチャート。 別例における燃料電池システムの概略構成図。 作用を説明するためのフローチャート。 別例における燃料電池システムの概略構成図。
以下、本発明を屋内用産業車両として使用される屋内用フォークリフトに具体化した一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、フォークリフト10には、車体11の前部にマスト12が設けられている。マスト12にはフォーク13がリフトブラケット14を介して昇降可能に装備されるとともに、リフトシリンダ15の伸縮運動によりフォーク13がリフトブラケット14とともに昇降される。車体11の前下部には駆動輪(前輪)16が設けられるとともに、駆動輪16は車軸に装備された差動装置およびギヤ(いずれも図示せず)を介して走行用モータ17により駆動される。
車体11の後方には燃料電池システム18が搭載されている。燃料電池システム18はフード19で覆われている。燃料電池システム18は、リフトシリンダ15およびティルトシリンダの油圧源となる油圧モータ(図示せず)および走行用モータ17の電源として使用される。
次に、燃料電池システム18について図2を用いて説明する。
図2に示すように、燃料電池(スタック)20は、例えば固体高分子型の燃料電池が使用される。燃料電池20の水素供給ポートには流路21を介して水素タンク22が接続されている。また、コンプレッサ23が備えられ、コンプレッサ23は、流路24を介して加湿器25に接続されている。加湿器25は、供給流路26を介して燃料電池20の酸素供給ポートに接続されるとともに、流路27を介してオフガス排出ポートに接続されている。そして、コンプレッサ23で加圧された空気が加湿器25で加湿された後、燃料電池20の酸素供給ポートに供給されるとともに、燃料電池20のカソード極からのオフガス(カソードオフガス)は流路27を介して加湿器25に排出される。
燃料電池20は、水素タンク22から供給される水素と、コンプレッサ23から供給される空気中の酸素とを反応させて直流の電気エネルギー(直流電力)を発生する。この際、燃料電池20において生成水が発生する(水が生成される)。
なお、流路21には燃料電池20へ供給される水素の圧力を調整する調圧弁(図示せず)が設けられている。
加湿器25は排出流路28を介して希釈器29に接続されるとともに、排出流路28には調圧バルブ30が設けられている。また、燃料電池20のアノード極からのオフガス(アノードオフガス)はパージガス用配管31を介して希釈器29に排出される。パージガス用配管31には開閉弁(アノードパージバルブ)32が設けられている。
さらに、希釈器29においてはタンク29aを具備し、タンク29aにおいて分離した生成水が蓄えられる。また、タンク29a内の圧力は大気圧よりも1.3倍程度高くなる(コンプレッサ23により高圧にされる)。希釈器29には排出管33を介してベンチュリ式霧化器34が接続されている。ベンチュリ式霧化器34のベンチュリノズル35には希釈器29からのガスが供給される。ベンチュリノズル35は流路の一部が絞られており、この絞り部35aにおいて流速が速くなり負圧が発生する。即ち、ベンチュリノズル35でのガスの通過に伴い負圧が発生する。
ベンチュリ式霧化器34のベンチュリノズル35の絞り部35aと希釈器29のタンク底部とは生成水の供給管36により接続されている。生成水の供給管36の途中には開閉弁としてのベンチュリバルブ37が設けられている。ベンチュリバルブ(開閉弁)37を開けた状態において、ベンチュリノズル35において生ずる負圧により、燃料電池20で生成されタンク29aに蓄えられた生成水を吸引して霧化することができる。
燃料電池20における冷却液が冷却液循環用配管38により循環されるようになっている。燃料電池20の冷却液が循環する冷却液循環用配管38の途中にはラジエータ39が設けられている。また、冷却液循環用配管38の途中には循環ポンプ(ウォータポンプ)40が設けられている。循環ポンプ40の駆動によりラジエータ39に冷却液が通過する。また、ファンFの駆動により空気がラジエータ39に供給される。そして、ラジエータ39により燃料電池20の冷却液と空気とが熱交換されて燃料電池20の冷却液を冷却することができる。
ベンチュリ式霧化器34のベンチュリノズル35は、その出口がラジエータ39に向けられており、ベンチュリ式霧化器34において霧化された生成水はラジエータ39に吹き付けられるようになっている。
冷却液循環用配管38における燃料電池20の入口部には入口温度検出センサ41が設置されている。この入口温度検出センサ41により燃料電池20の入口での冷却液の温度が検出される。また、冷却液循環用配管38における燃料電池20の出口部には出口温度検出センサ42が設置されている。この出口温度検出センサ42により燃料電池20の出口での冷却液の温度が検出される。
コントローラ43が備えられている。コントローラ43はマイコンを中心に構成されている。コントローラ43は入口温度検出センサ41からの信号により燃料電池20の入口での冷却液の温度を検知する。また、コントローラ43は出口温度検出センサ42からの信号により燃料電池20の出口での冷却液の温度を検知する。
また、入口温度検出センサ41からの信号による燃料電池20の入口での冷却液の温度、および、出口温度検出センサ42からの信号による燃料電池20の出口での冷却液の温度に基づいて燃料電池20の温度が所定範囲内に収まるように冷却液循環ポンプ40およびファンFの制御が行われる。例えば、燃料電池20の出入口での冷却液の温度が高いと燃料電池20が高温になったとしてコントローラ43により冷却液循環ポンプ40が高回転駆動されるとともにファンFが高回転駆動される。一方、燃料電池20の出入口での冷却液の温度が低いと燃料電池20が低温になったとしてコントローラ43により冷却液循環ポンプ40が低回転駆動もしくは停止されるとともにファンFが低回転駆動もしくは停止される。
次に、このように構成したフォークリフト10の作用について説明する。
燃料電池20の稼動時には、水素タンク22から所定の加圧状態で水素が燃料電池20のアノード(水素極)に供給される。また、コンプレッサ23が稼動されて、空気が所定の圧力に加圧されるとともに加湿器25で加湿されて燃料電池20のカソード(空気極)に供給される。
アノードに供給された水素は、触媒によって水素イオンと電子とに解離し、水素イオンが電解質膜を通ってカソードへ移動する。カソードでは、カソードに供給された空気中の酸素と、電解質膜中を移動してカソードに達した水素イオンと、外部回路を通ってきた電子とが結合して電力を発生させるとともに水が生成される。そして、調圧バルブ30が開放されると、カソードで発生した水は水蒸気の状態で未反応の空気とともにカソードオフガスとして加湿器25に排出され、加湿器25から排出流路28を介して希釈器29に送られる。カソードオフガスに含まれる水分は、希釈器29で分離されてタンク29a内に溜められる。
カソードの水や窒素の一部が電解質膜をカソード側からアノード側へ逆拡散するため、アノードの水や窒素の濃度が高くなり、発電効率が低下する。これを防止あるいは抑制すべくアノードに溜まった水分および窒素が水素ガスと共にパージガス用配管31へ排出される(アノードパージが行われる)。
アノードパージにより燃料電池20からパージガス用配管31へ排出されたアノードオフガス(パージガス)は、パージガス用配管31を介して希釈器29に送られる。アノードオフガスに含まれる水分は、希釈器29で分離されてタンク29a内に溜められる。
希釈器29では、アノードオフガスはカソードオフガスにより水素濃度が希釈される。そして、カソードオフガスとアノードオフガスとの混合ガスは、排出管33からベンチュリ式霧化器34のベンチュリノズル35に送られる。
一方、コントローラ43は図3に示す処理を実行する。
図3に示すように、コントローラ43はステップ100において入口温度検出センサ41からの信号により燃料電池20の入口での冷却液の温度Tinを取り込むとともに、出口温度検出センサ42からの信号により燃料電池20の出口での冷却液の温度Toutを取り込む。
そして、コントローラ43はステップ101において燃料電池20の入口での冷却液の温度Tinおよび燃料電池20の出口での冷却液の温度Toutの平均温度Tavを算出する。具体的には、相加平均値を算出する。即ち、Tav=(Tin+Tout)/2を算出する。なお、相加平均値に代わり相乗平均値を算出してもよい。
コントローラ43はステップ102において平均温度Tavと閾値Tth(例えば60℃)とを比較する。その結果、コントローラ43は平均温度Tavが閾値Tth(例えば60℃)以上であると、ラジエータ39が規定値よりも高温であると判定してステップ103に移行する。コントローラ43はステップ103においてベンチュリバルブ(開閉弁)37を開く。これにより、生成水が霧化器34で霧化されてラジエータ39に吹き付けられる。ラジエータ39に吹き付けられた霧化水は気化するとともに気化熱によりラジエータ39が冷やされる。
一方、コントローラ43はステップ102において平均温度Tavが閾値Tth(例えば60℃)未満であると、ラジエータ39が規定値よりも低温であると判定してステップ104に移行する。コントローラ43はステップ104においてベンチュリバルブ(開閉弁)37を閉じる。これにより、生成水の霧化が行われずに生成水がタンク29aに貯溜される。なお、タンク29aにおける生成水を溜める容量は低温時の始動の際に十分に生成水を溜めることができる容量となっている。
このようにして、ステップ102,103,104の実行により、ラジエータ39の温度に応じた生成水の霧化に伴うラジエータ39への吹き付けと生成水のタンク29aへの貯溜が行われる。
このような霧化器34の温度制御を行うことで低温時のミスト液化を防止することができる。つまり、低温時等においてフォークリフト10の運転を開始する際(燃料電池20を起動する際)に、フォークリフト10の車体11の床やフォークリフト10が走行する工場の床等に水濡れが発生するのを防止することができる。
以上のごとく本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)車体11に搭載される燃料電池システム18は、燃料電池20と冷却液循環用配管38とラジエータ39と霧化器34とコントローラ43と温度検出センサ41,42を備える。コントローラ43は、ラジエータ39が規定値よりも高温である場合においては生成水をベンチュリ式霧化器34で霧化してラジエータ39に吹き付ける。一方、コントローラ43は、ラジエータ39が規定値よりも低温である場合においてはベンチュリ式霧化器34での生成水の霧化を行わずに生成水をタンク29aに貯溜する。これにより、燃料電池20で生じる生成水による床等の水濡れを防止しつつ生成水を処理することができる。
(2)冷却液循環用配管38における燃料電池20の入口での冷却液の温度と、冷却液循環用配管38における燃料電池20の出口での冷却液の温度とに基づいて、ラジエータ39が規定値よりも高温であること、および、ラジエータ39が規定値よりも低温であることを判定するようにした。これにより、正確に判定することができる。
この場合、使用されるセンサ41,42は冷却液循環ポンプ40とファンFの制御を行う温度検出センサであり、冷却液循環ポンプ40とファンFの制御用の温度検出センサ41,42を用いて生成水の霧化器34の温度制御を容易に行うことができる。
(3)具体的には、燃料電池20の入口での冷却液の温度と、燃料電池20の出口での冷却液の温度の平均値に基づいて、ラジエータ39が規定値よりも高温であること、および、ラジエータ39が規定値よりも低温であることを判定するようにした。これにより、より正確に判定することができる。
(4)霧化器34は、ベンチュリノズル35により生ずる負圧により生成水を吸引して霧化するベンチュリ式霧化器である。また、ベンチュリノズル35につながる生成水の供給管36の途中に設けた開閉弁としてのベンチュリバルブ37の制御により、生成水の霧化に伴うラジエータ39への吹き付けと生成水のタンク29aへの貯溜を行うようにした。これにより、床等の水濡れを防止しつつ生成水を処理することができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・図4に示すように、霧化器は、超音波振動子50により生成水を霧化する超音波振動子式霧化器であり、超音波振動子50の駆動制御により、生成水の霧化に伴うラジエータ39への吹き付けと生成水のタンク29aへの貯溜を行うようにしてもよい。
図4において、超音波振動子50はタンク29a内の底部に配置され、生成水に浸かっている。また、タンク29aの上部から延びる排出管33は、その出口側がラジエータ39に向けられている。そして、タンク29a内で霧化された生成液はラジエータ39に吹き付けられるようになっている。
この場合、コントローラ43は図5に示す処理を実行する。
図5において、コントローラ43はステップ200において入口温度検出センサ41からの信号により燃料電池20の入口での冷却液の温度Tinを取り込むとともに、出口温度検出センサ42からの信号により燃料電池20の出口での冷却液の温度Toutを取り込む。そして、コントローラ43はステップ201において燃料電池20の入口での冷却液の温度Tinおよび燃料電池20の出口での冷却液の温度Toutの平均温度Tavを算出する。
コントローラ43はステップ202において平均温度Tavと閾値Tth(例えば60℃)とを比較する。その結果、コントローラ43は平均温度Tavが閾値Tth(例えば60℃)以上であると、ラジエータ39が規定値よりも高温であると判定してステップ203に移行する。コントローラ43はステップ203において超音波振動子50を駆動して生成水を霧化してラジエータ39に吹き付ける。
一方、コントローラ43はステップ202において平均温度Tavが閾値Tth(例えば60℃)未満であると、ラジエータ39が規定値よりも低温であると判定してステップ204に移行する。コントローラ43はステップ204において超音波振動子50の駆動を停止して生成水の霧化を行わずに生成水をタンク29aに貯溜する。これにより、床等の水濡れを防止しつつ生成水を処理することができる。
図4のように霧化器は超音波振動子50により生成水を霧化する超音波振動子式霧化器であるので、生成水の霧化の制御性に優れている。
・ラジエータ39が高温であるか低温であるかを判別するために、冷却液循環用配管38における燃料電池20の入口での冷却液の温度と、冷却液循環用配管38における燃料電池20の出口での冷却液の温度とを測定した。これに代わり、冷却液循環用配管38における燃料電池20の入口での冷却液の温度のみ、または、冷却液循環用配管38における燃料電池20の出口での冷却液の温度のみ測定してもよい。
・ラジエータ39が高温であるか低温であるかを判別するために、冷却液循環用配管38におけるラジエータ39の入口での冷却液の温度と、冷却液循環用配管38におけるラジエータ39の出口での冷却液の温度とを測定してもよい。他にも、冷却液循環用配管38におけるラジエータ39の入口での冷却液の温度のみ、または、冷却液循環用配管38におけるラジエータ39の出口での冷却液の温度のみを測定してもよい。
・ラジエータ39の温度を直接測定してもよい。
・図2ではコントローラ43により温度検出センサ41,42による温度測定値を監視してバルブ37の開閉を電子制御した。これに代わり、図6に示すように、サーモスタット60によるメカ式でバルブ37を開閉してもよい。つまり、図6において、冷却液の温度に感応するサーモスタット60を用いてもよい。具体的には、図6で用いたサーモスタット60は、冷却液循環用配管38における燃料電池20の入口部に装着され、燃料電池20の入口での冷却液の温度に感応する。なお、サーモスタットは他の部位に装着してもよい。
この図6のように、霧化器34は、ベンチュリノズル35により生ずる負圧により生成水を吸引して霧化するベンチュリ式霧化器である。そして、冷却液の温度に感応するサーモスタット60により、ベンチュリノズル35につながる生成水の供給管36の途中に設けた開閉弁としてのベンチュリバルブ37を開閉して生成水の霧化に伴うラジエータ39への吹き付けと生成水のタンク29aへの貯溜を行う。この場合も、サーモスタット60を用いて、床等の水濡れを防止しつつ生成水を処理することができる。
・冷却水温を検出するセンサを用いるのではなく外気温検出センサによる外気温度と始動後の経過時間とから、ラジエータが規定値よりも高温であるかラジエータが規定値よりも低温であるかを判定するようにしてもよい。更に燃料電池20の始動後の電力量(積算電力)を加味して判定してもよい。つまり、外気温検出センサによる外気温度と、始動後の経過時間と、燃料電池20の始動後の電力量(積算電力)から、ラジエータが規定値よりも高温であるかラジエータが規定値よりも低温であるかを判定するようにしてもよい。
・上記実施形態では希釈器を用いた場合に適用して希釈器のタンク29aにラジエータ39の低温時における生成水を貯溜するようにした。これに限ることなく、希釈器を用いない場合に適用してもよく、要は、ラジエータ39の低温時には生成水の霧化を行わずに生成水をタンク(生成水収容容器)に貯溜するようにすればよい。
・屋内用産業車両としてのフォークリフト10に適用したが、これに限らず、例えば、屋内用産業車両としての牽引車やハンドリフタ(移動は作業者が押すことで行い、荷の昇降はリフタで行う装置)等に適用してもよい。
10…フォークリフト、11…車体、18…燃料電池システム、20…燃料電池、29a…タンク、34…霧化器、35…ベンチュリノズル、36…供給管、37…ベンチュリバルブ、38…冷却液循環用配管、39…ラジエータ、43…コントローラ、50…超音波振動子、60…サーモスタット。

Claims (6)

  1. 車体に燃料電池システムが搭載され、当該燃料電池システムは、燃料電池と、前記燃料電池の冷却液が循環する冷却液循環用配管と、前記冷却液循環用配管の途中に設けられ、前記冷却液と空気とを熱交換して前記冷却液を冷却するラジエータと、前記燃料電池において生成されタンクに蓄えられた生成水を霧化して前記ラジエータに吹き付けるための霧化器と、を備えた屋内用産業車両において、
    前記ラジエータが規定値よりも高温である場合においては生成水を前記霧化器で霧化して前記ラジエータに吹き付け、前記ラジエータが規定値よりも低温である場合においては前記霧化器での生成水の霧化を行わずに前記生成水を前記タンクに貯溜するようにしたことを特徴とする屋内用産業車両。
  2. 前記冷却液循環用配管における前記燃料電池の入口での前記冷却液の温度と、前記冷却液循環用配管における前記燃料電池の出口での前記冷却液の温度とに基づいて、前記ラジエータが規定値よりも高温であること、および、前記ラジエータが規定値よりも低温であることを判定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の屋内用産業車両。
  3. 前記燃料電池の入口での前記冷却液の温度と、前記燃料電池の出口での前記冷却液の温度の平均値に基づいて、前記ラジエータが規定値よりも高温であること、および、前記ラジエータが規定値よりも低温であることを判定するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の屋内用産業車両。
  4. 前記霧化器は、ベンチュリノズルにより生ずる負圧により前記生成水を吸引して霧化するベンチュリ式霧化器であり、前記ベンチュリノズルにつながる生成水の供給管の途中に設けた開閉弁の制御により、前記生成水の霧化に伴う前記ラジエータへの吹き付けと前記生成水の前記タンクへの貯溜を行うようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の屋内用産業車両。
  5. 前記霧化器は、ベンチュリノズルにより生ずる負圧により前記生成水を吸引して霧化するベンチュリ式霧化器であり、前記冷却液の温度に感応するサーモスタットにより、ベンチュリノズルにつながる生成水の供給管の途中に設けた開閉弁を開閉して前記生成水の霧化に伴う前記ラジエータへの吹き付けと前記生成水の前記タンクへの貯溜を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の屋内用産業車両。
  6. 前記霧化器は、超音波振動子により前記生成水を霧化する超音波振動子式霧化器であり、前記超音波振動子の駆動制御により、前記生成水の霧化に伴う前記ラジエータへの吹き付けと前記生成水の前記タンクへの貯溜を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の屋内用産業車両。
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