JP2013212025A - 電源回路 - Google Patents

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【課題】短絡に起因して回路や素子の性能が低下するのを抑制することが可能な電源回路を提供する。
【解決手段】この電源回路100は、フィードバック回路4が、トランス1の2次側にカソード側が接続されるシャントレギュレータ41と、シャントレギュレータ41に接続され、帰還電流をIC2に出力するフォトカプラ42とを含み、シャントレギュレータ41の出力短絡時に、フォトカプラ42に短絡電流が流れるとともに短絡電流に基づく帰還電流がフォトカプラ42によりIC2に出力されるように構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、電源回路に関し、特に、フィードバック回路を備える電源回路に関する。
従来、フィードバック回路を備える電源回路が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、トランスと、トランスからの電圧の出力を制御するICと、トランスの2次側の電圧を調整するためのフィードバック回路と、トランスの2次側に接続され所定の電圧に対する帰還電流を上記ICにフィードバックする電圧安定器とを備えるショート保護装置(電源回路)が開示されている。このショート保護装置のフィードバック回路は、シャントレギュレータと、シャントレギュレータのカソード側に一方端が接続されるフォトカプラとを有する。また、フォトカプラの他方端は、トランスの2次側に接続されている。また、シャントレギュレータの参照電圧が入力される端子には、トランスの2次側の電圧が分圧されて入力されるように構成されている。また、シャントレギュレータの参照電圧が入力される端子は、抵抗およびダイオードを介して電圧安定器の出力側に接続されている。そして、トランスの2次側の電圧が変動した場合には、電圧の変動に対応した電流がシャントレギュレータおよびシャントレギュレータのカソード側に接続されるフォトカプラに流れる。これにより、フォトカプラからICに帰還電流が出力されて、トランスの2次側の電圧が所定の電圧になるように、ICによってトランスの出力が制御される(ICの発振の同期が調整される)。
また、短絡時(たとえば電圧安定器の出力側が短絡した場合)には、電圧安定器の出力側の電圧が略ゼロになり、電圧安定器の出力側に接続されているシャントレギュレータの参照電圧が大きく低下する。これにより、シャントレギュレータおよびフォトカプラに電流が流れなくなることにより、ICはトランスの2次側の電圧を大幅に増加させるようにトランスへの発振の周期を小さくする。なお、トランスの2次側の電圧を大幅に増加させた結果(過電圧状態)、2次側の素子などが破壊されて2次側に大電流が流れた際(過負荷状態)には、ICの過負荷保護機能が働いてICの発振が停止されるように構成されている。
特開平5−30735号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のショート保護装置(電源回路)では、短絡してからICの発振が停止されるまでの間にトランスの2次側が過電圧状態になるため、電圧安定器などの回路や素子の特性が劣化する場合があると考えられる。このため、短絡時に回路や素子の性能が低下する場合があるという問題点があると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、短絡に起因して回路や素子の性能が低下するのを抑制することが可能な電源回路を提供することである。
この発明の一の局面による電源回路は、トランスと、トランスの1次側に配置され、トランスからの電圧の出力を制御する電源制御部と、トランスの2次側からの電圧が入力され、所定の電圧を出力する電圧出力部と、トランスの2次側の電圧に応じた帰還電流をトランスの1次側の電源制御部にフィードバック出力するフィードバック回路とを備え、フィードバック回路は、トランスの2次側にカソード側が接続される定電圧素子部と、定電圧素子部に接続され、帰還電流を電源制御部に出力する帰還電流出力部とを含み、電圧出力部の出力短絡時に、帰還電流出力部に短絡電流が流れるとともに短絡電流に基づく帰還電流が帰還電流出力部により電源制御部に出力されるように構成されている。
この一の局面による電源回路では、上記のように、電圧出力部の出力短絡時に、帰還電流出力部に短絡電流が流れるとともに短絡電流に基づく帰還電流が帰還電流出力部により電源制御部に出力されるように構成することによって、電圧出力部の出力短絡時に、電源制御部は、短絡電流(大電流)に基づく大きな帰還電流によりトランスの2次側の電圧が大幅に上昇したと判断することができるので、この判断に基づき、発振動作を停止させるか、または、トランスへの発振の周期を大きくするように動作させることによって、トランスの2次側の電圧を降下させることができる。その結果、短絡した後にトランスの2次側の電圧が過電圧状態になるのが抑制されるので、短絡に起因して回路や素子の性能が低下するのを抑制することができる。
上記一の局面による電源回路において、好ましくは、電圧出力部の出力短絡時の短絡電流が、トランスの2次側から定電圧素子部のカソード側を介して電圧出力部の出力側に流れ、かつ、帰還電流出力部に流れるように、定電圧素子部のカソード側は、電圧出力部の出力側に接続されている。このように構成すれば、電圧出力部の出力短絡時に、トランスの2次側から帰還電流出力部に短絡電流を容易に流すことができるので、短絡に起因して回路や素子の性能が低下するのを容易に抑制することができる。
上記一の局面による電源回路において、好ましくは、電圧出力部の出力短絡時の短絡電流に基づく帰還電流が帰還電流出力部から出力されたことに基づいて、電源制御部は動作を停止するように構成されている。このように構成すれば、電圧出力部の出力短絡時にトランスの2次側に電圧が出力されるのが停止されるので、短絡に起因して回路や素子の性能が低下するのを確実に抑制することができる。
上記一の局面による電源回路において、好ましくは、定電圧素子部は、トランスの2次側にカソード側が接続されるシャントレギュレータを含み、シャントレギュレータのカソード側は、電圧出力部の出力側に接続されており、電圧出力部の出力短絡時の短絡電流が、シャントレギュレータを介さずにトランスの2次側から帰還電流出力部を介して電圧出力部の出力側に流れるように構成されている。このように構成すれば、短絡電流がシャントレギュレータを介さないので、容易に、短絡電流をトランスの2次側から帰還電流出力部を介して電圧出力部の出力側に流すことができる。
この場合、好ましくは、トランスの2次側が帰還電流出力部の一方端子に接続されるとともに、シャントレギュレータのカソード側が帰還電流出力部の他方端子に接続されることによって、短絡電流がトランスの2次側から帰還電流出力部の一方端子および他方端子間を流れて電圧出力部の出力側に流れるように構成されている。このように構成すれば、容易に、短絡電流をトランスの2次側から帰還電流出力部に流すことができる。
上記一の局面による電源回路において、好ましくは、定電圧素子部は、トランスの2次側にカソード側が接続されるツェナーダイオードと、ツェナーダイオードのカソード側とアノード側との間の電圧の分圧が入力されるトランジスタとを含み、ツェナーダイオードのカソード側は、電圧出力部の出力側に接続されており、電圧出力部の出力短絡時の短絡電流は、トランスの2次側からツェナーダイオードのカソード側を介して電圧出力部の出力側に流れるとともに、トランスの2次側からトランジスタを介して帰還電流出力部に流れるように構成されている。このように構成すれば、電圧出力部の出力短絡時に、短絡電流がトランスの2次側からトランジスタを介して帰還電流出力部に流れるので、電圧出力部の出力短絡時に、トランスの2次側の電圧を降下させるように電源制御部を動作させる(発振動作を停止させるか、または、トランスへの発振の周期を大きくする)ことができる。
上記一の局面による電源回路において、好ましくは、帰還電流出力部は、フォトカプラを含み、電圧出力部の出力短絡時に、フォトカプラの入力側には短絡電流が流れ、フォトカプラの出力側から短絡電流に基づく帰還電流が出力されるように構成されている。このように構成すれば、容易に、トランスの2次側の電圧に応じた電流に基づく帰還電流をフォトカプラにより電源制御部に出力することができる。
上記一の局面による電源回路において、好ましくは、定電圧素子部のカソード側は、ダイオードを介して電圧出力部の出力側に接続されている。このように構成すれば、電圧出力部の出力側から定電圧素子部のカソード側に電流が逆流するのをダイオードにより抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、短絡に起因して回路や素子の性能が低下するのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態による電源回路の回路図である。 本発明の第2実施形態による電源回路の回路図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1を参照して、本発明の第1実施形態による電源回路100の構成について説明する。
第1実施形態による電源回路100は、図1に示すように、トランス1と、トランス1の1次側に配置され、トランス1からの電圧の出力を制御するIC2と、トランス1の2次側の電圧が入力され、所定の電圧を出力するレギュレータ3と、トランス1の2次側の電圧に応じた帰還電流をトランス1の1次側のIC2にフィードバック出力するフィードバック回路4とを備えている。なお、IC2は、本発明の「電源制御部」の一例である。また、レギュレータ3は、本発明の「電圧出力部」の一例である。
トランス1は、1次巻線1a、補助巻線1bおよび2次巻線1cを含む。1次巻線1aの巻方向と補助巻線1bの巻方向とは、反対である。また、補助巻線1bの巻方向と2次巻線1cの巻方向とは、同じである。トランス1の1次巻線1aの一方端は、ダイオードブリッジ(図示せず)を介して交流電源(図示せず)に接続されている。
また、IC2とトランス1の1次巻線1aとの間にはトランジスタ5が設けられている。IC2の端子2aは、センシングのための抵抗R1を介してトランジスタ5のゲートGに接続されている。また、トランジスタ5のドレインDは、トランス1の1次巻線1aの他方端に接続されている。また、トランジスタ5のソースSは、抵抗R2を介して接地されている。そして、IC2の発振によりトランジスタ5がオンオフすることにより、トランス1の1次側(1次巻線1a)の電圧が変圧されて2次側(2次巻線1c)に伝達されるように構成されている。ここで、第1実施形態では、IC2は、レギュレータ3の出力短絡時(レギュレータ3の出力側(負荷側)が短絡した時)に、短絡電流(大電流)に基づく帰還電流によりトランス1の2次側の電圧が大幅に上昇したと判断してトランス1の2次側の電圧を降下させるように動作する。具体的には、レギュレータ3の出力短絡時の短絡電流に基づく帰還電流が後述するフォトカプラ42から出力されたことに基づいて、IC2は動作を停止するように構成されている。また、IC2の端子2bは、抵抗R2を介して接地されている。また、IC2の端子2cは、接地されている。
また、トランス1の補助巻線1bとIC2との間には、ダイオードD1および電解コンデンサC1が設けられている。具体的には、トランス1の補助巻線1bの一方端は、ダイオードD1のアノード側に接続されるとともに、ダイオードD1のカソード側がIC2の端子2dに接続されている。また、電解コンデンサC1は、ダイオードD1のカソード側に接続されている。ダイオードD1は、電流を整流(半波整流)する機能を有する。また、電解コンデンサC1は、電流を平滑する機能を有する。
また、トランス1の2次巻線1cとレギュレータ3との間には、ダイオードD2および電解コンデンサC2が設けられている。具体的には、トランス1の2次巻線1cの一方端は、ダイオードD2のアノード側に接続されるとともに、ダイオードD2のカソード側がレギュレータ3に接続されている。また、電解コンデンサC2は、ダイオードD2のカソード側に接続されている。ダイオードD2は、電流を整流(半波整流)する機能を有する。また、電解コンデンサC2は、電流を平滑する機能を有する。また、レギュレータ3は、レギュレータ3に入力される電圧(V1)を所定の転圧(V2)に変換して出力する機能を有する。
ここで、第1実施形態では、フィードバック回路4は、トランス1の2次側にカソード側が接続されるシャントレギュレータ41と、シャントレギュレータ41に接続され、トランス1の2次側の電圧に応じた電流に基づく帰還電流をIC2に出力するフォトカプラ42とを含む。そして、レギュレータ3の出力短絡時(レギュレータ3の出力側(負荷側)が短絡した時)に、フォトカプラ42に短絡電流が流れるとともに短絡電流に基づく帰還電流がフォトカプラ42によりIC2に出力されるように構成されている。また、トランス1の2次側がフォトカプラ42の一方の端子42bに接続されるとともに、シャントレギュレータ41のカソード側がフォトカプラ42の他方の端子42aに接続されることによって、短絡電流がトランス1の2次側からフォトカプラ42の一方の端子42bおよび他方の端子42a間を流れてレギュレータ3の出力側に流れるように構成されている。なお、シャントレギュレータ41は、本発明の「定電圧素子部」の一例である。また、フォトカプラ42は、本発明の「帰還電流出力部」の一例である。また、端子42aは、本発明の「他方端子」の一例である。また、端子42bは、本発明の「一方端子」の一例である。以下に、フィードバック回路4の具体的な構成を説明する。
シャントレギュレータ41のカソード側は、抵抗R3およびR4を介してトランス1の2次側(レギュレータ3)に接続されている。また、シャントレギュレータ41のカソード側は、フォトカプラ42の端子42aに接続されている。
また、シャントレギュレータ41の参照電圧Vrefが入力される端子は、抵抗R5およびR6を介してトランス1の2次側(レギュレータ3)に接続されている。また、抵抗R6に接続される抵抗R7は、接地されている。また、抵抗R5、R6およびR7は、直列に接続されており、シャントレギュレータ41の参照電圧Vrefが入力される端子は、抵抗R6とR7との間に接続されている。これにより、シャントレギュレータ41の参照電圧Vrefが入力される端子には、抵抗R5、R6およびR7より調整されるトランス1の2次側の電圧の分圧が入力される。また、シャントレギュレータ41のカソード側と参照電圧Vrefが入力される端子との間には、抵抗R8とコンデンサC3とが設けられている。なお、抵抗R8とコンデンサC3とは、レギュレータ3から出力される電圧が共振するのを抑制する機能(位相補償)を有する。
ここで、第1実施形態では、シャントレギュレータ41のカソード側は、レギュレータ3の出力側に接続されており、レギュレータ3の出力短絡時の短絡電流が、シャントレギュレータ41を介さずにトランス1の2次側からフォトカプラ42を介してレギュレータ3の出力側に流れるように構成されている。また、シャントレギュレータ41のカソード側は、抵抗R9およびダイオードD3を介してレギュレータ3の出力側に接続されている。具体的には、シャントレギュレータ41のカソード側は、抵抗R9の一方端に接続されているとともに、抵抗R9の他方端は、ダイオードD3のアノード側に接続されている。また、ダイオードD3のカソード側は、レギュレータ3の出力側に接続されている。
また、フォトカプラ42の端子42aは、シャントレギュレータ41のカソード側に接続されている。また、フォトカプラ42の端子42bは、抵抗R3を介してトランス1の2次側(レギュレータ3)に接続されている。また、フォトカプラ42の端子42bは、抵抗R4を介して、シャントレギュレータ41のカソード側に接続されている。抵抗R3は、フォトカプラ42およびシャントレギュレータ41に流れる電流を調整する機能を有する。また、抵抗R4は、フォトカプラ42に並列に設けられており、フォトカプラ42に暗電流が流れるのを抑制する機能を有する。また、フォトカプラ42の端子42cは、IC2の端子2eに接続されている。また、フォトカプラ42の端子42dは、接地されている。
次に、図1を参照して、本発明の第1実施形態による電源回路100の通常時および短絡時の動作を説明する。
(通常時)
たとえば、トランス1の2次側の電圧(V1)が低下したとする。このとき、トランス1の2次側の電圧の分圧が入力されるシャントレギュレータ41の参照電圧Vrefも低下する。これにより、シャントレギュレータ41のカソード側からアノード側に流れる電流(フォトカプラ42に流る電流)が減少するとともに、帰還電流(フォトカプラ42からIC2に出力される電流)が減少する。その結果、補助巻線1bの電圧が低下する。このとき、IC2は、トランス1の2次側の電圧を大きくするように、IC2からトランス1への発振の周期を小さくする。その結果、トランス1の2次側の電圧(V1)が上昇して、トランス1の2次側の電圧(V1)が所定の電圧に保持される。
また、トランス1の2次側の電圧(V1)が上昇した場合には、シャントレギュレータ41の参照電圧Vrefが上昇し、帰還電流が増加する。これにより、補助巻線1bの電圧が上昇する。このとき、IC2は、トランス1の2次側の電圧を小さくするように、IC2からトランス1への発振の周期を大きくする。その結果、トランス1の2次側の電圧(V1)が降下して、トランス1の2次側の電圧(V1)が所定の電圧に保持される。
(短絡時)
レギュレータ3の出力短絡時には、トランス1の2次側から抵抗R3、フォトカプラ42、シャントレギュレータ41のカソード側、抵抗R9およびダイオードD3を介して、レギュレータ3の出力側に短絡電流(大電流)が流れる。これにより、短絡電流(大電流)に基づく帰還電流によりトランス1の2次側の電圧が大幅に上昇したと判断してIC2の発振が停止される。その結果、トランス1の2次側の電圧(V1)は、短絡後、電圧が上昇することなしにゼロになる。これにより、トランス1の2次側の電圧が大幅に上昇すること(過電圧状態)に起因して、レギュレータ3、ダイオードD2およびコンデンサC3などの特性が劣化することより性能が低下するのが抑制される。
第1実施形態では、上記のように、レギュレータ3の出力短絡時に、フォトカプラ42に短絡電流が流れるとともに短絡電流に基づく帰還電流がフォトカプラ42によりIC2に出力されるように構成する。これにより、レギュレータ3の出力短絡時に、IC2は、短絡電流(大電流)に基づく大きな帰還電流によりトランス1の2次側の電圧が大幅に上昇したと判断することができるので、この判断に基づき、IC2の発振動作を停止させることによって、トランス1の2次側の電圧を降下させることができる。その結果、短絡した後にトランス1の2次側の電圧が過電圧状態になるのが抑制されるので、短絡に起因して回路や素子の性能が低下するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、レギュレータ3の出力短絡時の短絡電流が、トランス1の2次側からシャントレギュレータ41のカソード側を介してレギュレータ3の出力側に流れ、かつ、フォトカプラ42に流れるように、シャントレギュレータ41のカソード側を、レギュレータ3の出力側に接続する。これにより、レギュレータ3の出力短絡時に、トランス1の2次側からフォトカプラ42に短絡電流を容易に流すことができるので、短絡に起因して回路や素子の性能が低下するのを容易に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、レギュレータ3の出力短絡時の短絡電流に基づく帰還電流がフォトカプラ42から出力されたことに基づいて、動作を停止するようにIC2を構成する。これにより、レギュレータ3の出力短絡時にトランス1の2次側に電圧が出力されるのが停止されるので、短絡に起因して回路や素子の性能が低下するのを確実に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、シャントレギュレータ41のカソード側を、レギュレータ3の出力側に接続して、レギュレータ3の出力短絡時の短絡電流が、シャントレギュレータ41を介さずにトランス1の2次側からフォトカプラ42を介してレギュレータ3の出力側に流れるように構成する。これにより、短絡電流がシャントレギュレータ41を介さないので、容易に、短絡電流をトランス1の2次側からフォトカプラ42を介してレギュレータ3の出力側に流すことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、トランス1の2次側をフォトカプラ42の一方の端子42bに接続するとともに、シャントレギュレータ41のカソード側をフォトカプラ42の他方の端子42aに接続して、短絡電流がトランス1の2次側からフォトカプラ42の一方の端子42bおよび他方の端子42a間を流れてレギュレータ3の出力側に流れるように構成する。これにより、容易に、短絡電流をトランス1の2次側からフォトカプラ42に流すことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、レギュレータ3の出力短絡時に、フォトカプラ42の入力側には短絡電流が流れ、フォトカプラ42の出力側から短絡電流に基づく帰還電流を出力するように構成する。これにより、容易に、トランス1の2次側の電圧に応じた電流に基づく帰還電流をフォトカプラ42によりIC2に出力することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、シャントレギュレータ41のカソード側を、ダイオードD3を介してレギュレータ3の出力側に接続する。これにより、レギュレータ3の出力側からシャントレギュレータ41のカソード側に電流が逆流するのをダイオードD3により抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、図2を参照して、第2実施形態の電源回路101について説明する。この第2実施形態の電源回路101は、シャントレギュレータ41を含むフィードバック回路4が設けられていた上記第1実施形態と異なり、ツェナーダイオード141とトランジスタ142とを含むフィードバック回路140が設けられている。なお、ツェナーダイオード141およびトランジスタ142は、本発明の「定電圧素子部」の一例である。
図2に示すように、第2実施形態の電源回路101のフィードバック回路140は、ツェナーダイオード141とトランジスタ142とを含む。ここで、第2実施形態では、ツェナーダイオード141のカソード側は、レギュレータ3の出力側に接続されている。そして、レギュレータ3の出力短絡時の短絡電流が、トランス1の2次側からツェナーダイオード141のカソード側を介してレギュレータ3の出力側に流れるとともに、トランス1の2次側からトランジスタ142を介してフォトカプラ143に流れるように構成されている。なお、フォトカプラ143は、本発明の「帰還電流出力部」の一例である。以下に、フィードバック回路140の具体的な構成を説明する。
ツェナーダイオード141のカソード側は、抵抗R10を介して、トランス1の2次側に接続されている。また、ツェナーダイオード141のアノード側は、接地されている。また、ツェナーダイオード141のカソード側とアノード側との間には、トランス1の2次側のノイズを除去するため(ツェナーダイオード141のツェナー電圧を安定にするため)のコンデンサC4が設けられている。また、ツェナーダイオード141のカソード側は、抵抗R9およびダイオードD3を介して、レギュレータ3の出力側に接続されている。
トランジスタ142は、PNP型のバイポーラトランジスタからなり、トランジスタ142のエミッタEは、トランス1の2次側(レギュレータ3)に接続されている。また、トランジスタ142のベースBは、抵抗R11、R12およびR13により調整されるツェナーダイオード141のカソード側とアノード側との間の電圧の分圧が、抵抗R14および抵抗R15を介して入力されるように構成されている。また、トランジスタ142のベースBとエミッタEとの間には、抵抗R16とコンデンサC5とが設けられている。なお、抵抗R16とコンデンサC5とは、レギュレータ3から出力される電圧が共振するのを抑制する機能(位相補償)を有する。
また、トランジスタ142のコレクタCは、抵抗R17を介してフォトカプラ143の端子143bに接続されている。また、フォトカプラ143の端子143aは、接地されている。また、フォトカプラ143の端子143bは、抵抗R18を介して接地されている。抵抗R18は、フォトカプラ143に並列に設けられており、フォトカプラ143に暗電流が流れるのを抑制する機能を有する。なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
次に、図2を参照して、本発明の第2実施形態による電源回路101の通常時および短絡時の動作を説明する。
(通常時)
たとえば、トランス1の2次側の電圧(V1)が低下したとする。このとき、抵抗R11、R12およびR13により調整されるツェナーダイオード141のカソード側とアノード側との間の電圧の分圧が入力されるトランジスタ142のベースBの電圧が低下する。これにより、トランジスタ142のベースB−エミッタE間の電位差が小さくなり、トランジスタ142のエミッタEからコレクタCに流れる電流が減少する。その結果、フォトカプラ143に流れる電流が減少し、IC2からトランス1への発振の周期が小さくなる。これにより、トランス1の2次側の電圧(V1)が上昇して、トランス1の2次側の電圧(V1)が所定の電圧に保持される。また、トランス1の2次側の電圧(V1)が増加した場合には、フォトカプラ143に流れる電流が増加し、IC2からトランス1への発振の周期が大きくなる。これにより、トランス1の2次側の電圧(V1)が降下する。
(短絡時)
レギュレータ3の出力短絡時には、ダイオードD3、抵抗R9、R11、R12、R14およびR15を介してレギュレータ3の出力側に接続されているトランジスタ142のベースBの電圧が大きく低下する(0Vになる)。これにより、トランジスタ142のベースB−エミッタE間の電位差が大きくなり、トランジスタ142に大きな電流が流れるようになる。その結果、短絡電流が、トランス1の2次側からツェナーダイオード141のカソード側を介してレギュレータ3の出力側に流れるとともに、トランス1の2次側からトランジスタ142を介してフォトカプラ143に流れる。これにより、短絡電流(大電流)に基づく帰還電流によりトランス1の2次側の電圧が大幅に上昇したと判断されてIC2の発振が停止される。その結果、トランス1の2次側の電圧(V1)は、短絡後、電圧が上昇することなしにゼロになる。
第2実施形態では、上記のように、ツェナーダイオード141のカソード側を、レギュレータ3の出力側に接続して、レギュレータ3の出力短絡時の短絡電流が、トランス1の2次側からツェナーダイオード141のカソード側を介してレギュレータ3の出力側に流れるとともに、トランス1の2次側からトランジスタ142を介してフォトカプラ143に流れるように構成する。これにより、レギュレータ3の出力短絡時に、短絡電流がトランス1の2次側からトランジスタ142を介してフォトカプラ143に流れるので、レギュレータ3の出力短絡時に、トランス1の2次側の電圧を降下させるようにIC2の動作を停止させることができる。なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、レギュレータの出力短絡時の短絡電流(大電流)に基づく大きな帰還電流がフォトカプラから出力されたことに基づいて、ICが発振動作を停止するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、レギュレータの出力短絡時の短絡電流に基づく帰還電流がフォトカプラから出力されたことに基づいて、ICの発振の周期を大きくするようにICを構成してもよい。この場合にも、トランスの2次側の電圧を降下させることができるので、短絡した後にトランスの2次側の電圧が過電圧状態になるのが抑制される。その結果、短絡に起因して回路や素子の性能が低下するのを抑制することができる。
また、上記第1および第2実施形態では、本発明の定電圧素子部の一例としてシャントレギュレータ(ツェナーダイオードおよびPNP型のバイポーラトランジスタ)を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、シャントレギュレータ(ツェナーダイオードおよびPNP型のバイポーラトランジスタ)以外の素子や回路を本発明の定電圧素子部として用いてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、本発明の帰還電流出力部の一例としてフォトカプラを用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、フォトカプラ以外の素子や回路を本発明の帰還電流出力部として用いてもよい。
また、上記第1実施形態では、レギュレータの出力短絡時に、短絡電流がトランスの2次側からフォトカプラ、シャントレギュレータのカソード側を介してレギュレータの出力側に流れる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、レギュレータの出力短絡時に短絡電流がトランスの2次側からフォトカプラに流れる構成であれば、短絡電流がシャントレギュレータのカソード側を介さずにトランスの2次側からフォトカプラを介してレギュレータの出力側に流れるように構成してもよい。
1 トランス
2 IC(電源制御部)
3 レギュレータ(電圧出力部)
4、140 フィードバック回路
41 シャントレギュレータ(定電圧素子部)
42、143 フォトカプラ(帰還電流出力部)
42a 端子(他方端子)
42b 端子(一方端子)
100、101 電源回路
141 ツェナーダイオード(定電圧素子部)
142 トランジスタ(定電圧素子部)
D3 ダイオード

Claims (8)

  1. トランスと、
    前記トランスの1次側に配置され、前記トランスからの電圧の出力を制御する電源制御部と、
    前記トランスの2次側からの電圧が入力され、所定の電圧を出力する電圧出力部と、
    前記トランスの2次側の電圧に応じた帰還電流を前記トランスの1次側の前記電源制御部にフィードバック出力するフィードバック回路とを備え、
    前記フィードバック回路は、前記トランスの2次側にカソード側が接続される定電圧素子部と、前記定電圧素子部に接続され、前記帰還電流を前記電源制御部に出力する帰還電流出力部とを含み、
    前記電圧出力部の出力短絡時に、前記帰還電流出力部に短絡電流が流れるとともに前記短絡電流に基づく帰還電流が前記帰還電流出力部により前記電源制御部に出力されるように構成されている、電源回路。
  2. 前記電圧出力部の出力短絡時の短絡電流が、前記トランスの2次側から前記定電圧素子部のカソード側を介して前記電圧出力部の出力側に流れ、かつ、前記帰還電流出力部に流れるように、前記定電圧素子部のカソード側は、前記電圧出力部の出力側に接続されている、請求項1に記載の電源回路。
  3. 前記電圧出力部の出力短絡時の短絡電流に基づく帰還電流が前記帰還電流出力部から出力されたことに基づいて、前記電源制御部は動作を停止するように構成されている、請求項1または2に記載の電源回路。
  4. 前記定電圧素子部は、前記トランスの2次側にカソード側が接続されるシャントレギュレータを含み、
    前記シャントレギュレータのカソード側は、前記電圧出力部の出力側に接続されており、
    前記電圧出力部の出力短絡時の短絡電流が、前記シャントレギュレータを介さずに前記トランスの2次側から前記帰還電流出力部を介して前記電圧出力部の出力側に流れるように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源回路。
  5. 前記トランスの2次側が前記帰還電流出力部の一方端子に接続されるとともに、前記シャントレギュレータのカソード側が前記帰還電流出力部の他方端子に接続されることによって、前記短絡電流が前記トランスの2次側から前記帰還電流出力部の一方端子および他方端子間を流れて前記電圧出力部の出力側に流れるように構成されている、請求項4に記載の電源回路。
  6. 前記定電圧素子部は、前記トランスの2次側にカソード側が接続されるツェナーダイオードと、前記ツェナーダイオードのカソード側とアノード側との間の電圧の分圧が入力されるトランジスタとを含み、
    前記ツェナーダイオードのカソード側は、前記電圧出力部の出力側に接続されており、
    前記電圧出力部の出力短絡時の短絡電流は、前記トランスの2次側から前記ツェナーダイオードのカソード側を介して前記電圧出力部の出力側に流れるとともに、前記トランスの2次側から前記トランジスタを介して前記帰還電流出力部に流れるように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源回路。
  7. 前記帰還電流出力部は、フォトカプラを含み、
    前記電圧出力部の出力短絡時に、前記フォトカプラの入力側には短絡電流が流れ、前記フォトカプラの出力側から短絡電流に基づく帰還電流が出力されるように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電源回路。
  8. 前記定電圧素子部のカソード側は、ダイオードを介して前記電圧出力部の出力側に接続されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電源回路。
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