JP2013210245A - フィルム検査システム、フィルム検査方法 - Google Patents

フィルム検査システム、フィルム検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光学異方性を有するフィルムについて、配向方向の欠陥を特定できるフィルム検査システム等を提供する。
【解決手段】フィルム検査システム1では、位相差フィルム10を、偏光板51aを介して照明した状態で、偏光板31aを介してラインセンサ3aで撮像するとともに、偏光板51bを介して照明した状態で、偏光板31bを介してラインセンサ3bで撮像する。偏光板31aと偏光板51a、偏光板31bと偏光板51bの偏光方向は略直交し、偏光板31aの偏光方向と位相差フィルム10の配向方向とは略45°の角度をなし、偏光板51bの偏光方向と位相差フィルム10の配向方向は略直交する。画像処理装置7は、ラインセンサ3a、3bで位相差フィルム10を撮像した画像データ20a、20bを基に配向方向の欠陥の判別を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学異方性を有するフィルムの欠陥を検査するためのフィルム検査システム、およびフィルム検査方法に関するものである。
液晶ディスプレイでは、その視野角特性や色特性の改善を目的とし、位相差フィルムなど光学異方性を有する位相差フィルムが用いられる。位相差フィルムは、例えば、透明フィルム基材上に液晶分子の配向方向(長軸方向)を所定の方向に定めた液晶層を積層して形成される。
位相差フィルムの製造時には、製造工程において様々な欠陥が生じる可能性が存在し、不良品の発生の原因となる。欠陥の例としては、液晶層の抜け(ピンホール)の発生など膜厚の薄くなるものや、ラビングのむら等により液晶の配向方向が局所的に異なる欠陥がある。
このような欠陥の検査方法の一例として、検査対象のフィルムの一方の側から光を照射しつつ、該フィルムの他方の側に設けた撮像装置によりフィルムを撮像し、その画像に基づき欠陥の検査を行うものがある。このような検査では、フィルムの照射およびフィルムの撮像が偏光板を介して行われたり、フィルムの撮像が偏光板を介して行われたりする(特許文献1、2参照)。
特開2007−327915号公報 特開2008−322762号公報
現在、液晶ディスプレイ等では、更なる品質の向上が望まれており、そのためには、前記のような欠陥を抽出するとともに、欠陥の種類を正確に判別し、製造工程での品質保証の取り組みにフィードバックさせることが望ましい。しかしながら、これら従来技術は、前記のような配向方向の欠陥と、膜厚が薄くなるような他の欠陥と判別するものではなかった。配向方向の異常が生じると、位相差フィルムの品質は大きく低下することから、その特定を行うことは重要である。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、光学異方性を有するフィルムについて、配向方向の欠陥を特定できるフィルム検査システム等を提供することである。
前述した目的を達成するための第1の発明は、光学異方性を有するフィルムの欠陥を検査するフィルム検査システムであって、第1の偏光板を介して照明光が照射された前記フィルムを、第2の偏光板を介して撮像する第1の撮像装置と、第3の偏光板を介して照明光が照射された前記フィルムを、第4の偏光板を介して撮像する第2の撮像装置と、前記第1の撮像装置で撮像した前記フィルムの第1の画像データと、前記第2の撮像装置で撮像した前記フィルムの第2の画像データを用いて、前記フィルムの欠陥の検出を行うとともに、配向方向の欠陥をその他の欠陥から判別する画像処理装置と、を具備し、前記第1の偏光板と、前記第2の偏光板の偏光方向は略直交し、前記第3の偏光板と、前記第4の偏光板の偏光方向は略直交し、前記第2の偏光板の偏光方向と、前記フィルムの配向方向とが、略45°の角度をなし、前記第3または第4の偏光板の偏光方向と、前記フィルムの配向方向とが、略直交することを特徴とするフィルム検査システムである。
かかる構成により、第1の撮像装置で、光学異方性を有するフィルムを明光位の状態で撮像し、第2の撮像装置で、該フィルムを消光位状態で撮像することができる。これら両方の撮像装置でフィルムを撮像した画像データを用いることで、フィルムに生じた欠陥を抽出し、配向方向の欠陥の特定を行うことができる。
すなわち、明光位状態でフィルムを撮像した画像上では、配向方向の欠陥はほとんど現れず、消光位状態でフィルムを撮像した画像上でのみ配向方向の欠陥が明確に現れるので、これを利用して、配向方向の欠陥を特定できるようになる。
前記画像処理装置は、前記第1の画像データにおいて、第1の閾値よりも低輝度の暗領域として抽出されず、かつ、前記第2の画像データにおいて、第2の閾値よりも高輝度の明領域として抽出される前記フィルム上の領域を、配向方向の欠陥として判別することが望ましい。
これにより、配向方向の欠陥を、その他の欠陥と好適に判別できるようになる。
第2の発明は、光学異方性を有するフィルムの欠陥を検査するフィルム検査方法であって、第1の撮像装置により、第1の偏光板を介して照明光が照射された前記フィルムを、第2の偏光板を介して撮像するステップと、第2の撮像装置により、第3の偏光板を介して照明光が照射された前記フィルムを、第4の偏光板を介して撮像する撮像ステップと、画像処理装置により、前記第1の撮像装置で撮像した前記フィルムの第1の画像データと、前記第2の撮像装置で撮像した前記フィルムの第2の画像データを用いて、前記フィルムの欠陥の検出を行うとともに、配向方向の欠陥をその他の欠陥から判別する判別ステップと、を具備し、前記第1の偏光板と、前記第2の偏光板の偏光方向は略直交し、前記第3の偏光板と、前記第4の偏光板の偏光方向は略直交し、前記第2の偏光板の偏光方向と、前記フィルムの配向方向とが、略45°の角度をなし、前記第3または第4の偏光板の偏光方向と、前記フィルムの配向方向とが、略直交することを特徴とするフィルム検査方法である。
前記判別ステップでは、前記第1の画像データにおいて、第1の閾値よりも低輝度の暗領域として抽出されず、かつ、前記第2の画像データにおいて、第2の閾値よりも高輝度の明領域として抽出される前記フィルム上の領域を、配向方向の欠陥として判別することが望ましい。
本発明によれば、光学異方性を有するフィルムについて、配向方向の欠陥を特定できるフィルム検査システム等を提供することができる。
フィルム検査システム1の構成について示す図 位相差フィルム10の撮像範囲11a、11bについて示す図 偏光板31a、31b、51a、51bの偏光方向および位相差フィルム10の配向方向について示す図 明光位検査部1a、消光位検査部1bについて示す図 液晶層103の膜厚と、ラインセンサが受光する光量との関係を示す図 配向欠陥104について説明する図 ピンホール105の欠陥について説明する図 泡106の欠陥について説明する図 シミ107の欠陥について説明する図 異物108の欠陥について説明する図 フィルム検査システム1による検査方法の流れを示す図 明光位検査部1aの画像データ20a、および消光位検査部1bの画像データ20bの例を示す図 暗領域21、明領域22の抽出について示す図
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、図1から図5を参照して、本発明の実施形態のフィルム検査システム1について説明する。
フィルム検査システム1は、位相差フィルム10の欠陥を検出するとともに、その欠陥種類の判別を行うもので、図1に示すように、ラインセンサ3a(第1の撮像装置)、3b(第2の撮像装置)、照明5a、5b、画像処理装置7等を有する。
照明5a、5bは、それぞれ偏光板51a(第1の偏光板)、51b(第3の偏光板)を介して位相差フィルム10を照明し、ラインセンサ3a、3bは、それぞれ偏光板31a(第2の偏光板)、31b(第4の偏光板)を介して位相差フィルム10を撮像する。
ラインセンサ3a、照明5a、偏光板31a、51a、および位相差フィルム10のラインセンサ3aによる撮像範囲は、暗箱8aの内部にあり、明光位検査部1aを構成する。
また、ラインセンサ3b、照明5b、偏光板31b、51b、および位相差フィルム10のラインセンサ3bによる撮像範囲は、暗箱8bの内部にあり、消光位検査部1bを構成する。
これら明光位検査部1a、消光位検査部1bについては後述する。
位相差フィルム10は、前記のように、透明のフィルム基材101上に液晶分子の配向方向(長軸方向)を所定の方向に定めた液晶層103を積層して形成した、光学異方性を有するものである。
位相差フィルム10は、搬送ローラ等の不図示の搬送手段により、図中矢印に示す搬送方向に搬送されつつ、ラインセンサ3a、3bによる撮像が行われる。
照明5a、5bは、位相差フィルム10を透明フィルム基材101側から照明する。光源としては、例えばハロゲンランプ等を用いることができるが、その他の光源であっても構わない。
ラインセンサ3a、3bは、位相差フィルム10を撮像する撮像装置であり、位相差フィルム10の液晶層103側で、位相差フィルム10の幅方向の中央部に対応する平面位置に設けられる。なお、ラインセンサ3a、3bは位相差フィルム10を撮像可能な撮像装置であればこれに代えることができ、例えばエリアセンサ等用いてもよい。また、照明5a、5bやラインセンサ3a、3bの位置関係は逆でもよく、液晶層103側に設けた照明5aや照明5bで位相差フィルム10を照明し、フィルム基材101側に設けたラインセンサ3aやラインセンサ3bで撮像を行ってもよい。
図2は、位相差フィルム10を上から見た図である。照明5a、5bは、位相差フィルム10の幅方向全体にわたって設定される、図2に示す長方形状の撮像範囲11a、11bを照射しており、ラインセンサ3a、3bは、それぞれ、撮像範囲11a、11bを透過した照明光を受光することで、撮像範囲11a、11bの撮像を行う。
位相差フィルム10を図中矢印に示す方向に搬送しつつ、ラインセンサ3a、3bで撮像範囲11a、11bの撮像をそれぞれ行うことにより、明光位検査部1a、消光位検査部1bの双方で位相差フィルム10全体が撮像される。
次に、図3を用いて、前記の偏光板31a、31b、51a、51bの偏光方向および位相差フィルム10の配向方向の関係について説明する。
図3は、位相差フィルム10の搬送方向を横軸とするとともに、これと直交する位相差フィルム10の幅方向を縦軸としたグラフ上で、偏光板31a、31b、51a、51bの偏光方向および位相差フィルム10の配向方向を示したものである。
図3に示すように、本実施形態では、明光位検査部1aにおいて、偏光板51aの偏光方向は、位相差フィルム10の幅方向に対応し、偏光板31aの偏光方向は、位相差フィルム10の搬送方向に対応している。従って、偏光板31aと偏光板51aは、偏光方向が90°の角度をなし直交する。
また、消光位検査部1bにおいて、偏光板31bの偏光方向は、位相差フィルム10の配向方向と一致しており、偏光板51bの偏光方向は、位相差フィルム10の配向方向を反時計回りに90°回転させた方向である。従って、偏光板31bと偏光板51bも上記と同様、偏光方向が90°の角度をなし直交する。
また、位相差フィルム10の配向方向は、位相差フィルム10の搬送方向を反時計回りに45°回転させた方向である。従って、明光位検査部1aにおいては、位相差フィルム10が明光位(対角位)にあり、消光位検査部1bにおいては、位相差フィルム10が消光位にあることになる。
また、以降の説明では、偏光板31a、31b、51a、51bの偏光方向および位相差フィルム10の配向方向等について、位相差フィルム10の搬送方向を0°とし、幅方向を90°とした平面上の角度を用いて説明する。これに沿って述べると、偏光板31a、31b、51a、51bの偏光方向および位相差フィルム10の配向方向は、順に、0°、45°、90°、135°、45°となる。
図4(a)を参照し、明光位検査部1aにおいて、照明5aから放射されラインセンサ3aに入射する光について説明すると、照明5aから放射される照明光は、各方向の偏光成分が含まれたランダム偏光の状態であるが、偏光方向90°の偏光板51aを透過する際、90°の直線偏光となる。この照明光は、45°の配向方向の液晶層103を透過する際に円偏光となり、続いて偏光方向0°の偏光板31aを透過することにより、0°の直線偏光としてラインセンサ3aに入射する。
ラインセンサ3aの受光量は多く、位相差フィルム10を撮像した画像データ20a(第1の画像データ)の輝度(画素値)は全体的に高くなり明るくなる。
一方、図4(b)を参照し、消光位検査部1bにおいて、照明5bから放射してラインセンサ3bに入射する光について説明すると、照明5bから放射される照明光は、上記と同じくランダム偏光の状態であるが、偏光方向135°の偏光板51bを透過する際、135°の直線偏光となり、45°の配向方向の液晶層103を透過しなくなる。
したがって、位相差フィルム10を撮像した画像データ20b(第2の画像データ)の輝度は全体的に低くなり暗くなる。
なお、図5は、液晶層103の膜厚と、ラインセンサが受光する光量との関係を示したものである。図に示すように、明光位検査部1aにおけるラインセンサ3aの受光量は、液晶層103の膜厚が小さくなれば少なくなり、膜厚の変化に対する受光量の変化が大きい。一方、消光位検査部1bでは膜厚の変化に対して受光量はほぼ変わらず、低いままである。
ラインセンサ3a、3bは、それぞれの受光量や目的とする検査精度等に応じて感度やレンズ絞り等が適切なものを用いる。
図1の説明に戻る。画像処理装置7は、ラインセンサ3a、3bにより位相差フィルム10を撮像した画像データ20a、20bを取得し、後述する画像処理により、位相差フィルム10の欠陥を検出するとともに、検出した欠陥の種類を判定するものである。
画像処理装置7は、制御部、記憶部、表示部、周辺機器I/F(インタフェース)部等により構成される一般的なコンピュータで実現できる。記憶部には画像処理プログラムが格納されており、これに従って制御部により後述の欠陥検出が行われる。なお、画像処理装置7により、照明5aや照明5bの点灯など、位相差フィルム10の撮像制御を行うことも可能である。
次に、図6〜図10を用いて、検出される欠陥の種類と、明光位検査部1a、消光位検査部1bにおいて撮像された画像データ20a、20bについて説明する。
まず、図6を参照して、配向方向が異なる欠陥(以下、配向欠陥という)の場合について説明する。この配向欠陥104は、膜厚の変化はないが、液晶層103の配向方向が正常部とは異なる部分である。
液晶層103に配向欠陥104があると、明光位検査部1aの場合、偏光板51aを透過した偏光方向90°の直線偏光の照明光が、配向欠陥104の部分を透過する際、配向方向の異常に伴い、図4(a)等で説明した円偏光から少しずれた楕円偏光となる。この円偏光からのずれ分、偏光方向0°の偏光板31aを透過しラインセンサ3aに入射する照明光の光量は減少する。
ただし、後述するような膜厚の変化に伴う欠陥と比べ、ラビングのむらなどによる一般的な配向欠陥104による照明光の減少量は小さい。また、画像データ20aにおいて位相差フィルム10の正常部は明るいことから、配向欠陥104の輝度の正常部の輝度に対する変化率もわずかである。このため、後述するように、画像データ20aから閾値により配向欠陥104を検出することが難しい。
一方、消光位検査部1bの場合、偏光板51bを透過した偏光方向135°の直線偏光の照明光が、配向欠陥104の部分で楕円偏光となって透過する。この楕円偏光は、一部が偏光板31bを透過する。従って、周囲の正常部に比べ配向欠陥104の部分での受光量は増加する。
また、画像データ20aにおいて位相差フィルム10の正常部は暗いことから、配向欠陥104の輝度の正常部の輝度に対する変化率は大きくなり、後述するように、画像データ20bから閾値により配向欠陥104を検出することができるようになる。
次に、図7を参照して、ピンホールの欠陥の場合について説明する。ここで、ピンホールとは、位相差フィルム10において、透明フィルム基材101上に液晶層103が形成されない部分を指す。
液晶層103に抜けが生じピンホール105が形成されると、明光位検査部1aでは、偏光板51aを透過した偏光方向90°の直線偏光の照明光のうち、ピンホール105を透過したものは、前記のように円偏光とならず偏光方向90°の直線偏光の状態が維持される。
従って、該照明光は偏光方向0°の偏光板31aを透過せず、ピンホール105が形成された部分は、画像データ20a上で、周囲の正常部に対し低輝度となる。
一方、消光位検査部1bの場合、ピンホール105を透過する照明光は、偏光板51bを透過したことによる偏光方向135°の直線偏光の状態が維持され、偏光方向が45°である偏光板31bを透過しなくなる。従って、ピンホール105が形成された部分は、周囲の正常部とほぼ同じ低輝度となる。
次に、図8を参照して、泡の欠陥の場合について説明する。本実施形態では、位相差フィルム10において、液晶層103のフィルム基材101上に泡106による空洞が形成され、その上方の液晶層103が薄くなるものとする。
明光位検査部1aの場合、偏光板51aを透過した偏光方向90°の直線偏光の照明光が、泡106の部分を透過する際、液晶層103の薄さのために偏光方向90°の直線偏光の状態がほぼ維持される一方、一部は泡106により乱れが生じ各方向の偏光成分を有するようになり、その一部が偏光板31aを透過し、偏光方向0°の直線偏光としてラインセンサ3aに入射する。
ただし、図5に示したように、明光位検査部1aでは、液晶層103の膜厚が薄くなり偏光方向90°の直線偏光の状態が維持されることによる受光量の低下が大きく、泡106が形成された部分は位相差フィルム10の正常部に対し低輝度となる。
消光位検査部1bの場合では、偏光板51bを透過した偏光方向135°の直線偏光の照明光の一部に泡106による乱れが生じ各方向の偏光成分を有するようになる。その一部が偏光板31bを透過し、偏光方向45°の直線偏光としてラインセンサ3bに入射する。
従って、泡106が形成された部分は、画像データ20b上で、位相差フィルム10の正常部に対し高輝度となる。
次に、図9を参照して、シミの欠陥の場合について説明する。ここで、シミは、液晶層103で、中心に向かうにつれ深さが大きくなる窪み107が形成され、液晶層103が薄くなることを指す。
液晶層103に窪み107が形成され薄くなると、明光位検査部1aの場合、偏光板51aを透過した偏光方向90°の直線偏光の照明光が窪み107を透過する際、液晶層103の薄さに伴い、図4(a)等で説明した円偏光からずれた(90°方向成分が卓越した)楕円偏光となる。
この円偏光からのずれ分、偏光方向0°の偏光板31aを透過しラインセンサ3aに入射する照明光の光量は減少する。上記の円偏光からのずれは、窪み107の中心に向かい膜厚が小さくなるほど大きくなるので、窪み107の部分は、画像データ20a上で、周囲の正常部に対し、中心に向かうにつれ輝度が低下する。ただし、画像データ20a上の窪み107の部分は、最も暗い箇所であってもピンホール105や泡106の箇所より高輝度である。
一方、消光位検査部1bの場合、偏光板51bを透過した偏光方向135°の直線偏光の照明光は、配向方向45°の液晶層103の窪み107の部分を透過しないので、窪み107の部分は、画像データ20b上で、周囲の正常部とほぼ同じく低輝度となる。
次に、図10を参照して、異物の欠陥の場合について説明する。本実施形態では、位相差フィルム10のフィルム基材101上に異物108が混入し、液晶層103の周囲部分で、異物108に向かうにつれ深さが大きくなる窪み109が形成され、液晶層103が薄くなるものとする。なお、本実施形態では異物108は位相差フィルム10の製造工程で用いる接着剤等のかすを想定し、透明かつ内部に歪を有するものであるとする。
上記の窪み109による画像データ20a、20bにおける輝度変化は、前記の窪み107によるものと同様である。
液晶層103の異物108については、明光位検査部1a、消光位検査部1bの双方において、透明の異物108の内部歪により、偏光板51a、51bを透過した直線偏光の照明光に乱れが生じ、各方向の偏光成分を有する状態となる。この照明光の一部が、偏光板31a、31bを透過して直線偏光としてラインセンサ3a、3bに入射するので、異物108は、画像データ20a上では、周囲の窪み109部分に対して高輝度となり、画像データ20b上では、正常部に対して高輝度となる。
次に、フィルム検査システム1による検査手順について図11〜図13を参照して説明する。
図11に示すように、フィルム検査システム1では、まず、位相差フィルム10を図示しない搬送ローラなどの搬送装置で搬送しつつ、明光位検査部1aのラインセンサ3a、消光位検査部1bのラインセンサ3bにより、照明5a、5bで照明された前記の撮像範囲11a、11bで位相差フィルム10の撮像を行う(S101)。
各ラインセンサ3a、3bは、位相差フィルム10を撮像した画像データ20a、20bを画像処理装置7に送信する。画像処理装置7は、これらの画像データ20a、20bを受信して取得し、記憶部に記憶する(S102)。
次に、画像処理装置7は、各画像データ20a、20bについて、後述する明領域や暗領域を好適に抽出するための前処理を行う(S103)。
S103では、明光位検査部1a、消光位検査部1bからの各画像データ20a、20bについて、位相差フィルム10の幅方向の両端部における受光量の減少や、光源の輝度ばらつきを補正するシェーディング補正、画像の平滑化によるノイズの除去、微分処理による欠陥部の強調など、予め定めた、あるいはユーザ操作により指定された必要なものを実行する。
この状態の、明光位検査部1aの画像データ20a、および消光位検査部1bの画像データ20bの例をそれぞれ示したものが図12(a)、図12(b)である。ここでは、説明のため、位相差フィルム10に、上から順に、配向欠陥30、ピンホール32、泡33、シミ34、異物35の不良が発生しているものとする。
続いて、画像処理装置7は、明光位検査部1a、消光位検査部1bからの画像データ20a、20bについて、それぞれ、欠陥の抽出を行う(S104)。
S104では、明光位検査部1aからの画像データ20aについては、位相差フィルム10の正常部の輝度値より低い閾値TH1(第1の閾値)を予め定めておき、2値化を行い閾値TH1より低輝度となる暗領域21を欠陥として抽出する。
図13(a)は、閾値TH1により検出された、ピンホール32の、泡33、シミ34、異物35の暗領域21を示したものである。閾値TH1は、画像データ20a上で、これらピンホール32、泡33、シミ34、異物35の欠陥を暗領域21として抽出できるように定める。
なお、前記したように配向欠陥30は正常部と比べ輝度の低下がわずかであることから、明光位検査部1aの画像データ20aから閾値により抽出することは難しい。
一方、消光位検査部1bからの画像データ20bについては、位相差フィルム10の正常部の輝度値より高い閾値TH2(第2の閾値)を予め定めておき、閾値TH2による2値化を行い閾値TH2より高輝度となる明領域22を欠陥として抽出する。
図13(b)の左図は、閾値TH2により検出された、配向欠陥30、泡33、異物35の明領域22を示したものである。閾値TH2は、画像データ20b上でこれら配向欠陥30、泡33、異物35の欠陥候補を明領域22として抽出できるように定める。
その後、画像処理装置7は、欠陥の種類を判定する(S105)。
S105では、まず、上記の暗領域21と明領域22のそれぞれについて、重心座標や、重心座標を中心に元の画像データ20a、20bからトリミングした領域の画像等を欠陥情報として取得し、記憶部等に記憶する。
そして、画像処理装置7は、画像データ20b上の明領域22として抽出されている欠陥のうち、画像データ20a上の暗領域21として抽出されていないものを配向欠陥30と判定する。例えば、明領域22の重心座標と対応する画像データ20a上の位置で、暗領域21が抽出されていなければ、その明領域22を配向欠陥30の領域であると判定する。
また、画像処理装置7は、明領域22と暗領域21の双方で抽出されている欠陥を泡33、異物35のいずれかであると判定する。
なお、この泡33と異物35は、例えば、元の画像データ20aにおいて、暗領域21内に閾値TH1より小さい閾値Th1以下の輝度の領域があるか否かで判別できる。閾値Th1以下の領域がある場合、これを泡33と判定し、そうでない場合これを異物35と判定できる。
また、画像処理装置7は、暗領域21として抽出されている欠陥のうち、明領域22として抽出されないものをピンホール32、シミ34のいずれかと判定する。
このピンホール32とシミ34も、例えば、元の画像データ20aにおいて、暗領域21内に閾値TH1より小さい閾値Th2以下の輝度の領域があるか否かで判別できる。閾値Th2以下の領域がある場合、これをピンホール32と判定し、そうでない場合これをシミ34と判定できる。
このようにして全ての欠陥候補の欠陥の種類の判定を終えれば、画像処理装置7は、検出した欠陥とその種類を検査結果として表示部に表示するなどして出力し(S106)、フィルム検査システム1における処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、明光位検査部1aのラインセンサ3aで、位相差フィルム10を明光位の状態で撮像し、消光位検査部1bのラインセンサ3bで、位相差フィルム10を消光位の状態で撮像する。これら両方の画像データ20a、20bを用いることで、位相差フィルム10に生じた欠陥を検出し、かつ配向欠陥30を他と判別することができる。
より具体的には、前記のように、位相差フィルム10を消光位状態で撮像した画像データ20b上で閾値TH2による明領域22として現れ、位相差フィルム10を明光位状態で撮像した画像データ20a上で閾値TH1による暗領域21として現れないものを配向欠陥30として好適に抽出できる。
すなわち、本実施形態では、配向欠陥30(配向欠陥104)が明光位検査部1aの画像データ20aで検出することが難しいことから、消光位検査部1bを設けて画像データ20bによりこれを検出する。ところが、消光位検査部1bで検出した欠陥は、その他の欠陥も含んでいることがあるので、明光位検査部1aにおいて検出されないことを条件として配向欠陥30を判別する。
このように、本実施形態のフィルム検査システム1は、明光位状態で位相差フィルム10を撮像した画像データ20aと、消光位状態で位相差フィルム10を撮像した画像データ20bを比較参照することにより、一方の画像データのみでは判別困難な配向欠陥について、その種類を精度よく判別可能としたものである。
なお、本実施形態では、偏光板31aと偏光板51a、および偏光板31bと偏光板51bの偏光方向はそれぞれ90°の角度をなし直交するものとしているが、これらの関係は許容範囲であれば微小角度、例えば±2.5度の範囲でずれていてもよい。
さらに、偏光板31a(51a)と位相差フィルム10の配向方向は45°の角度をなすものとしているが、この関係も同様に微小角度、例えば±2.5度の範囲でずれていてもよい。同じく、偏光板51bと位相差フィルム10の配向方向が90°の角度をなし直交するものとしているが、これらの関係もまた、微小角度、例えば±2.5度の範囲でずれていてもよい。さらに、偏光板51aの代わりに偏光板31bが位相差フィルム10の配向方向と直交するようにしてもよい。
また、警報装置を画像処理装置7に接続しておき、欠陥が検出された場合に警報を行いオペレータに欠陥が発生している旨を知らせるようにしてもよい。警報装置としては、例えばランプの点灯により警報を行うものや、音声により警報を行うもの、あるいはモニタ等に欠陥が発生している旨を表示するもの等を用いることができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本実施形態は位相差フィルムの検査を行う例を示したが、光学異方性を有するフィルム状の対象物であれば、同様の検査を行うことも可能である。
1………フィルム検査システム
1a………明光位検査部
1b………消光位検査部
3a、3b………ラインセンサ
5a、5b………照明
7………画像処理装置
10………位相差フィルム
20、20a、20b………画像データ
31a、31b、51a、51b………偏光板

Claims (4)

  1. 光学異方性を有するフィルムの欠陥を検査するフィルム検査システムであって、
    第1の偏光板を介して照明光が照射された前記フィルムを、第2の偏光板を介して撮像する第1の撮像装置と、
    第3の偏光板を介して照明光が照射された前記フィルムを、第4の偏光板を介して撮像する第2の撮像装置と、
    前記第1の撮像装置で撮像した前記フィルムの第1の画像データと、前記第2の撮像装置で撮像した前記フィルムの第2の画像データを用いて、前記フィルムの欠陥の検出を行うとともに、配向方向の欠陥をその他の欠陥から判別する画像処理装置と、を具備し、
    前記第1の偏光板と、前記第2の偏光板の偏光方向は略直交し、
    前記第3の偏光板と、前記第4の偏光板の偏光方向は略直交し、
    前記第2の偏光板の偏光方向と、前記フィルムの配向方向とが、略45°の角度をなし、
    前記第3または第4の偏光板の偏光方向と、前記フィルムの配向方向とが、略直交することを特徴とするフィルム検査システム。
  2. 前記画像処理装置は、
    前記第1の画像データにおいて、第1の閾値よりも低輝度の暗領域として抽出されず、かつ、前記第2の画像データにおいて、第2の閾値よりも高輝度の明領域として抽出される前記フィルム上の領域を、配向方向の欠陥として判別することを特徴とする請求項1記載のフィルム検査システム。
  3. 光学異方性を有するフィルムの欠陥を検査するフィルム検査方法であって、
    第1の撮像装置により、第1の偏光板を介して照明光が照射された前記フィルムを、第2の偏光板を介して撮像するステップと、
    第2の撮像装置により、第3の偏光板を介して照明光が照射された前記フィルムを、第4の偏光板を介して撮像する撮像ステップと、
    画像処理装置により、前記第1の撮像装置で撮像した前記フィルムの第1の画像データと、前記第2の撮像装置で撮像した前記フィルムの第2の画像データを用いて、前記フィルムの欠陥の検出を行うとともに、配向方向の欠陥をその他の欠陥から判別する判別ステップと、を具備し、
    前記第1の偏光板と、前記第2の偏光板の偏光方向は略直交し、
    前記第3の偏光板と、前記第4の偏光板の偏光方向は略直交し、
    前記第2の偏光板の偏光方向と、前記フィルムの配向方向とが、略45°の角度をなし、
    前記第3または第4の偏光板の偏光方向と、前記フィルムの配向方向とが、略直交することを特徴とするフィルム検査方法。
  4. 前記判別ステップでは、
    前記第1の画像データにおいて、第1の閾値よりも低輝度の暗領域として抽出されず、かつ、前記第2の画像データにおいて、第2の閾値よりも高輝度の明領域として抽出される前記フィルム上の領域を、配向方向の欠陥として判別することを特徴とする請求項3記載のフィルム検査方法。
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