JP2013210245A - フィルム検査システム、フィルム検査方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フィルム検査システム1では、位相差フィルム10を、偏光板51aを介して照明した状態で、偏光板31aを介してラインセンサ3aで撮像するとともに、偏光板51bを介して照明した状態で、偏光板31bを介してラインセンサ3bで撮像する。偏光板31aと偏光板51a、偏光板31bと偏光板51bの偏光方向は略直交し、偏光板31aの偏光方向と位相差フィルム10の配向方向とは略45°の角度をなし、偏光板51bの偏光方向と位相差フィルム10の配向方向は略直交する。画像処理装置7は、ラインセンサ3a、3bで位相差フィルム10を撮像した画像データ20a、20bを基に配向方向の欠陥の判別を行う。
【選択図】図1
Description
すなわち、明光位状態でフィルムを撮像した画像上では、配向方向の欠陥はほとんど現れず、消光位状態でフィルムを撮像した画像上でのみ配向方向の欠陥が明確に現れるので、これを利用して、配向方向の欠陥を特定できるようになる。
照明5a、5bは、それぞれ偏光板51a(第1の偏光板)、51b(第3の偏光板)を介して位相差フィルム10を照明し、ラインセンサ3a、3bは、それぞれ偏光板31a(第2の偏光板)、31b(第4の偏光板)を介して位相差フィルム10を撮像する。
また、ラインセンサ3b、照明5b、偏光板31b、51b、および位相差フィルム10のラインセンサ3bによる撮像範囲は、暗箱8bの内部にあり、消光位検査部1bを構成する。
これら明光位検査部1a、消光位検査部1bについては後述する。
位相差フィルム10は、搬送ローラ等の不図示の搬送手段により、図中矢印に示す搬送方向に搬送されつつ、ラインセンサ3a、3bによる撮像が行われる。
位相差フィルム10を図中矢印に示す方向に搬送しつつ、ラインセンサ3a、3bで撮像範囲11a、11bの撮像をそれぞれ行うことにより、明光位検査部1a、消光位検査部1bの双方で位相差フィルム10全体が撮像される。
図3は、位相差フィルム10の搬送方向を横軸とするとともに、これと直交する位相差フィルム10の幅方向を縦軸としたグラフ上で、偏光板31a、31b、51a、51bの偏光方向および位相差フィルム10の配向方向を示したものである。
ラインセンサ3aの受光量は多く、位相差フィルム10を撮像した画像データ20a(第1の画像データ)の輝度(画素値)は全体的に高くなり明るくなる。
したがって、位相差フィルム10を撮像した画像データ20b(第2の画像データ)の輝度は全体的に低くなり暗くなる。
ラインセンサ3a、3bは、それぞれの受光量や目的とする検査精度等に応じて感度やレンズ絞り等が適切なものを用いる。
ただし、後述するような膜厚の変化に伴う欠陥と比べ、ラビングのむらなどによる一般的な配向欠陥104による照明光の減少量は小さい。また、画像データ20aにおいて位相差フィルム10の正常部は明るいことから、配向欠陥104の輝度の正常部の輝度に対する変化率もわずかである。このため、後述するように、画像データ20aから閾値により配向欠陥104を検出することが難しい。
また、画像データ20aにおいて位相差フィルム10の正常部は暗いことから、配向欠陥104の輝度の正常部の輝度に対する変化率は大きくなり、後述するように、画像データ20bから閾値により配向欠陥104を検出することができるようになる。
従って、該照明光は偏光方向0°の偏光板31aを透過せず、ピンホール105が形成された部分は、画像データ20a上で、周囲の正常部に対し低輝度となる。
ただし、図5に示したように、明光位検査部1aでは、液晶層103の膜厚が薄くなり偏光方向90°の直線偏光の状態が維持されることによる受光量の低下が大きく、泡106が形成された部分は位相差フィルム10の正常部に対し低輝度となる。
従って、泡106が形成された部分は、画像データ20b上で、位相差フィルム10の正常部に対し高輝度となる。
この円偏光からのずれ分、偏光方向0°の偏光板31aを透過しラインセンサ3aに入射する照明光の光量は減少する。上記の円偏光からのずれは、窪み107の中心に向かい膜厚が小さくなるほど大きくなるので、窪み107の部分は、画像データ20a上で、周囲の正常部に対し、中心に向かうにつれ輝度が低下する。ただし、画像データ20a上の窪み107の部分は、最も暗い箇所であってもピンホール105や泡106の箇所より高輝度である。
なお、前記したように配向欠陥30は正常部と比べ輝度の低下がわずかであることから、明光位検査部1aの画像データ20aから閾値により抽出することは難しい。
図13(b)の左図は、閾値TH2により検出された、配向欠陥30、泡33、異物35の明領域22を示したものである。閾値TH2は、画像データ20b上でこれら配向欠陥30、泡33、異物35の欠陥候補を明領域22として抽出できるように定める。
なお、この泡33と異物35は、例えば、元の画像データ20aにおいて、暗領域21内に閾値TH1より小さい閾値Th1以下の輝度の領域があるか否かで判別できる。閾値Th1以下の領域がある場合、これを泡33と判定し、そうでない場合これを異物35と判定できる。
このピンホール32とシミ34も、例えば、元の画像データ20aにおいて、暗領域21内に閾値TH1より小さい閾値Th2以下の輝度の領域があるか否かで判別できる。閾値Th2以下の領域がある場合、これをピンホール32と判定し、そうでない場合これをシミ34と判定できる。
このように、本実施形態のフィルム検査システム1は、明光位状態で位相差フィルム10を撮像した画像データ20aと、消光位状態で位相差フィルム10を撮像した画像データ20bを比較参照することにより、一方の画像データのみでは判別困難な配向欠陥について、その種類を精度よく判別可能としたものである。
さらに、偏光板31a(51a)と位相差フィルム10の配向方向は45°の角度をなすものとしているが、この関係も同様に微小角度、例えば±2.5度の範囲でずれていてもよい。同じく、偏光板51bと位相差フィルム10の配向方向が90°の角度をなし直交するものとしているが、これらの関係もまた、微小角度、例えば±2.5度の範囲でずれていてもよい。さらに、偏光板51aの代わりに偏光板31bが位相差フィルム10の配向方向と直交するようにしてもよい。
例えば、本実施形態は位相差フィルムの検査を行う例を示したが、光学異方性を有するフィルム状の対象物であれば、同様の検査を行うことも可能である。
1a………明光位検査部
1b………消光位検査部
3a、3b………ラインセンサ
5a、5b………照明
7………画像処理装置
10………位相差フィルム
20、20a、20b………画像データ
31a、31b、51a、51b………偏光板
Claims (4)
- 光学異方性を有するフィルムの欠陥を検査するフィルム検査システムであって、
第1の偏光板を介して照明光が照射された前記フィルムを、第2の偏光板を介して撮像する第1の撮像装置と、
第3の偏光板を介して照明光が照射された前記フィルムを、第4の偏光板を介して撮像する第2の撮像装置と、
前記第1の撮像装置で撮像した前記フィルムの第1の画像データと、前記第2の撮像装置で撮像した前記フィルムの第2の画像データを用いて、前記フィルムの欠陥の検出を行うとともに、配向方向の欠陥をその他の欠陥から判別する画像処理装置と、を具備し、
前記第1の偏光板と、前記第2の偏光板の偏光方向は略直交し、
前記第3の偏光板と、前記第4の偏光板の偏光方向は略直交し、
前記第2の偏光板の偏光方向と、前記フィルムの配向方向とが、略45°の角度をなし、
前記第3または第4の偏光板の偏光方向と、前記フィルムの配向方向とが、略直交することを特徴とするフィルム検査システム。 - 前記画像処理装置は、
前記第1の画像データにおいて、第1の閾値よりも低輝度の暗領域として抽出されず、かつ、前記第2の画像データにおいて、第2の閾値よりも高輝度の明領域として抽出される前記フィルム上の領域を、配向方向の欠陥として判別することを特徴とする請求項1記載のフィルム検査システム。 - 光学異方性を有するフィルムの欠陥を検査するフィルム検査方法であって、
第1の撮像装置により、第1の偏光板を介して照明光が照射された前記フィルムを、第2の偏光板を介して撮像するステップと、
第2の撮像装置により、第3の偏光板を介して照明光が照射された前記フィルムを、第4の偏光板を介して撮像する撮像ステップと、
画像処理装置により、前記第1の撮像装置で撮像した前記フィルムの第1の画像データと、前記第2の撮像装置で撮像した前記フィルムの第2の画像データを用いて、前記フィルムの欠陥の検出を行うとともに、配向方向の欠陥をその他の欠陥から判別する判別ステップと、を具備し、
前記第1の偏光板と、前記第2の偏光板の偏光方向は略直交し、
前記第3の偏光板と、前記第4の偏光板の偏光方向は略直交し、
前記第2の偏光板の偏光方向と、前記フィルムの配向方向とが、略45°の角度をなし、
前記第3または第4の偏光板の偏光方向と、前記フィルムの配向方向とが、略直交することを特徴とするフィルム検査方法。 - 前記判別ステップでは、
前記第1の画像データにおいて、第1の閾値よりも低輝度の暗領域として抽出されず、かつ、前記第2の画像データにおいて、第2の閾値よりも高輝度の明領域として抽出される前記フィルム上の領域を、配向方向の欠陥として判別することを特徴とする請求項3記載のフィルム検査方法。
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