JP2013209951A - 原動機及びガスヒートポンプエアコン - Google Patents

原動機及びガスヒートポンプエアコン Download PDF

Info

Publication number
JP2013209951A
JP2013209951A JP2012081234A JP2012081234A JP2013209951A JP 2013209951 A JP2013209951 A JP 2013209951A JP 2012081234 A JP2012081234 A JP 2012081234A JP 2012081234 A JP2012081234 A JP 2012081234A JP 2013209951 A JP2013209951 A JP 2013209951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
temperature
exhaust gas
catalyst
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012081234A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Nakajima
克典 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012081234A priority Critical patent/JP2013209951A/ja
Publication of JP2013209951A publication Critical patent/JP2013209951A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】排気ガス処理装置を利用して、簡易にエンジンを適切に制御することができる原動機及びガスヒートポンプエアコンを提供する。
【解決手段】排気ガス処理装置47の触媒59の出口側温度である触媒温度Tを検出する触媒温度センサ71を備え、エンジン制御部25が、触媒温度Tが所定の設定温度T0を超えたときに、ガスエンジン10に供給する燃料と空気の比をリッチ側に調整すると共に、この調整を行っても触媒温度センサ71の検出温度に変化が現れない場合に、エンジン異常と判定するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンの排気ガス経路に酸化触媒を有する排気ガス処理装置を備えた原動機及びガスヒートポンプエアコンに関する。
ガスヒートポンプエアコンには、排気ガス経路に触媒を有する排気ガス処理装置を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。この種の触媒は、酸化反応により臭気原因物質(ホルムアルデヒド)を酸化させ、排気ガスを脱臭することが可能である(例えば、特許文献2参照)。
また、ガスエンジンにおいては、窒素酸化物(NOx)の規制やエンジン熱効率の最適化の観点から、適切な空燃比にすることが望まれる。適切な空燃比で運転するには、燃料供給部品のバラツキを抑えた機器設計・生産管理を行う方法や、エンジンの回転数変動を検出して燃料が希薄になったことを検知する方法や、空燃比を直接検出するA/F(AIR BY FUEL)センサを利用する方法が一般的である。
特開2011−032917号公報 特開2000−283453号公報
しかしながら、燃料供給部品のバラツキを抑える方法はコストや手間がかかってしまい、エンジンの回転数変動を検出する方法はエンジン本体のバラツキがあるため、全てのエンジンに適用することができない。また、A/Fセンサを動作させるにはヒーターが必要であり、コストが高くなり、部品点数の低減の観点からも好ましくない。
一方、排気ガス処理装置を排気ガスの脱臭機能のために取り付けた場合、触媒の酸化反応は臭気原因物質に留まらず、排気ガス中の一酸化炭素や、エンジンで燃焼できなかった燃焼ガス(未燃焼ガス)でも生じるため、未燃焼ガスが多いと、このガスの酸化反応により高温を発し、排気ガスが温度上昇することが分かった。
この未燃焼ガスが増えるのは、燃料が希薄になった場合や、多気筒エンジンのいずれかの気筒が着火・燃焼しない場合(失火状態)であり、燃料が希薄になった場合は、空燃比が適正範囲から外れた場合に発生し、失火状態は、空燃比が適正範囲から外れた場合や(例えば、燃料過小)、点火系の部品が故障した場合に発生する。
そこで、発明者等は、排気ガス処理装置の構成を利用して、簡易にエンジンを適切に制御することができる原動機及びガスヒートポンプエアコンを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、エンジンの排気ガス経路に酸化触媒を有する排気ガス処理装置を備えた原動機において、前記酸化触媒の出口側の温度を検出する温度センサと、前記温度センサの検出温度が所定温度を超えたときに、前記エンジンに供給する燃料と空気の比をリッチ側に調整する調整手段と、この調整を行っても前記温度センサの検出温度に変化が現れない場合に、エンジン異常と判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
上記構成において、前記エンジン異常と判定した場合に、前記エンジンを非常停止する制御手段を備えるようにしても良い。
また、上記構成において、前記調整手段は、前記温度センサの検出温度が所定温度を超えている場合に、前記燃料と空気の比をリッチ側に調整する制御を時間間隔を空けて行い、前記判定手段は、前記制御を予め定めた回数行っても、前記温度センサの検出温度に変化が現れない場合に、エンジン異常と判定するようにしても良い。また、上記構成において、前記エンジンは多気筒エンジンでも良い。
また、本発明は、エンジンで圧縮機を駆動して空気調和すると共に、前記エンジンの排気ガス経路に酸化触媒を有する排気ガス処理装置を備えたガスヒートポンプエアコンにおいて、前記酸化触媒の出口側の温度を検出する温度センサと、前記温度センサの検出温度が所定温度を超えたときに、前記エンジンへの燃料の供給をリッチ側に調整する調整手段と、この調整を行っても前記温度センサの検出温度に変化が現れない場合に、エンジン異常と判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、排気ガス処理装置の酸化触媒の出口側の温度が所定温度を超えたときに、前記エンジンに供給する燃料と空気の比をリッチ側に調整し、この調整を行っても前記温度センサの検出温度に変化が現れない場合に、エンジン異常と判定するので、排気ガス処理装置の構成を利用して、簡易にエンジンを適切に制御することができる。
本発明の実施形態に係るガスヒートポンプエアコンの構成を示す図である。 ガスエンジンを周辺構成と共に示す図である。 排気ガス処理装置の内部構成を示す図である。 触媒温度に基づくエンジン制御を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るガスヒートポンプエアコン(ガスヒートポンプ(GHP)式の空気調和装置とも称する)100の構成を示す図である。
図1に示すガスヒートポンプエアコン(以下、空気調和装置と言う))100は、室外に設置される室外ユニット1と、室内に設置される複数台(本実施形態では2台)の室内ユニット2,3とをユニット間配管4で接続して構成されている。
室外ユニット1には、ガス燃料(本実施形態では都市ガス)をエネルギー源に駆動するガスエンジン(原動機)10と、ガスエンジン10の動力で駆動される圧縮機11と、冷媒の循環方向を変更させる四方弁12と、冷媒の流量を調節する室外電動弁13と、圧縮機11で圧縮された冷媒を屋外の外気と熱交換させる室外熱交換器14とアキュームレータ15とが、冷媒配管で接続されて内蔵され、この冷媒配管は、手動バルブ20及び21を経由してユニット間配管4に接続されている。
また、室外ユニット1には、ガスエンジン10を冷却する冷却水を循環させる冷却水ポンプ17と、前記室外熱交換器14に併設され、この冷却水の放熱を行うラジエータ16とが冷却水配管で接続されて内蔵されている。
さらに、室外熱交換器14へ送風を行う室外送風機18が備えられ、エンジン10と、四方弁12と、室外電動弁13と、冷却水ポンプ17と、室外送風機18とのそれぞれの制御装置のオンオフ等の制御、及び、ユニット間配線5を通じて室内ユニット2及び3への通信とを行う室外制御部19を有している。
室内ユニット2及び3については、まず、室内ユニット2は、室内熱交換器30と、室内電動弁32とが冷媒配管で接続されて内蔵され、ユニット間配管4へ接続されており、この室内熱交換器30に送風を行う室内送風機31と、空調負荷を検出する室内温度センサ33とが備えられ、室内制御部34により、ユニット間配線5を通じての室外ユニット1への通信と、室内送風機31の風量調節と、室内電動弁32の弁開度調節とが行われている。
同様に、室内ユニット3は、室内熱交換器35と、室内電動弁37とが冷媒配管で接続されて内蔵され、ユニット間配管4へ接続されており、この室内熱交換器35に送風を行う室内送風機36と、空調負荷を検出する室内温度センサ38とが備えられ、室内制御部39により、ユニット間配線5を通じての室外ユニット1への通信と、室内送風機36の風量調節と、室内電動弁37の弁開度調節とが行われている。
この室外ユニット1に搭載されているガスエンジン10の吸気から排気までを説明すると、図2を参照して、ガスエンジン10は、ガス燃料と空気とを吸入し、混合させて、燃焼を行わせるが、一方のガス燃料は、現地に配設されている燃料配管より、燃料漏れなどの時、二重に遮断される燃料遮断弁40と、ゼロガバナ41とを経由し、燃料調整弁42により、ガスエンジン10の運転能力に応じて燃料供給量を調節されて供給され、他方の吸気口43より吸入された空気は、エアクリーナ44でろ過され、スロットル調整弁80を通過して、上記ガス燃料と混合されて、エンジン10へと吸入され、燃焼される。これらはガスエンジン10の吸気経路を構成している。
燃焼された燃焼ガスは、排気ガスとして、排気枝管46を経由して、排気ガス処理装置(排気ガス処理システム)47へ入り、浄化と排熱温度の低下とが行われ、第1排気管48を通じて、排気マフラ49へ送られ、この排気マフラ49にて消音されて、第2排気管50を経由し、排気口51より大気へ放出される。この時、大気にさらされ、冷却されている排気口51では、排出される排気ガスが冷却され、結露する可能性があり、この結露した排気ガスのドレン水は酸性を帯びているため、そのまま機外へ排出されず、前記排気口51の底部に接続されたドレン配管52を経由して、ドレンフィルタ53へ導かれて中和され、ドレン口54より機外へ排水される。これらはガスエンジン10の排気ガス経路(排気経路)を構成している。
このようにして、ガス燃料と空気を吸入し、ガスエンジン10内部で燃焼させ、この燃焼により発生した駆動力をプーリ55A及び55Bと、Vベルト56とで、圧縮機11へ伝達して空調運転を行っている。
図1及び図2中、符号25は、ガスエンジン10を制御するエンジン制御部である。このエンジン制御部25は、室外制御部19の一部を構成し、吸気経路に設けた不図示のバタフライ弁、燃料調整弁42及び燃料遮断弁40等を制御する。これによって、エンジン制御部25は、ガスエンジン10に供給されるガス燃料と空気の混合気を増減したり、ガス燃料と空気との混合比である空燃比を調整したり、燃料供給を遮断したりすることができる。なお、エンジン制御部25は、ガスエンジン10の点火制御等も行う。
図3は、排気ガス処理装置47の内部構成を示している。
排気ガス処理装置47は、外胴57と内胴58とからなる二重構造をした縦型の円筒形の本体となっており、その底面には、冷却水入口62が設けられ、天面には冷却水出口63が設けられて、外胴57と、内胴58との間を冷却水が流通して、この排気ガス処理装置47を冷却し、内胴58の上部側面からは、外胴57を貫通して排気ガス入口64が設けられ、内胴58の前記排気ガス入口64が設けられている曲面と対向する曲面の下部側面には、前記排気ガスの排気ガス出口65が、外胴57を貫通して設けられている。
また、この排気ガス処理装置47には、本空気調和装置100が停止し、前記排気ガス処理装置47内に残留した排気ガスが冷却されて結露した場合のドレンを流出させるためのドレン流出口67が、内胴58の底面より、外胴57を貫通して設けられおり、このドレン流出口67から流出したドレン水は、図示はしていないが、図2に示すドレンフィルタ53へ導かれるようになっている。
そして、内胴58内の上部で、排気ガスの入口側には、円筒形状をした触媒59が、その胴部の上下側面に、本発明による断面をUの字型とした固定輪61を固定されて取り付けられており、その触媒59の下部には、排気ガス熱交換器60が設けられ、エンジン10からの排気ガスが、この排気ガス処理装置47を通過することにより、触媒59で浄化され、排気ガス熱交換器60で熱回収されて、排気温度を低下させて排出される様になっている。
この触媒59は、酸化触媒であり、排気ガス中の臭気原因物質(ホルムアルデヒド)を酸化させることにより、排気ガスの脱臭を行うものである。
ここで、触媒59は酸化反応が多いほど高温になる。従って、空燃比やガスエンジン10の運転状態に何ら不具合がない場合には、触媒59の温度は所定の想定範囲内に収まる。
しかしながら、ガス燃料と空気の空燃比が適正範囲内からずれる等の事態が生じると、排気ガス中の未燃焼ガスが多くなることがあり、触媒59の酸化反応量が増えて発熱量が多くなる。また、本実施形態のガスエンジン10は多気筒エンジンであり、いずれかの気筒が着火・燃焼しない場合(失火状態)にも、排気ガス中の未燃焼ガスが多くなり、触媒59の発熱量が多くなる。
発明者等は、上記のように、空燃比やガスエンジン10の不具合が生じた場合に触媒59の発熱量が多くなることに鑑み、触媒59の温度(触媒温度)Tに基づいて、以下のエンジン制御を行うようにしている。
まず、この空気調和装置100は、触媒温度Tを検出する触媒温度センサ(図参照)71を備えている。この触媒温度センサ71は、触媒59に接触して触媒59の温度を直接検出するものでも良いし、触媒59を通過した排気ガスの温度を検出することによって触媒59の温度を間接的に検出するものでも良い。要は触媒59の温度に比例する温度を検出すれば良い。
本実施形態では、触媒温度センサ71が、触媒59と排気ガス熱交換器60との間に空くスペースに設けられており、これによって、触媒59と排気ガス熱交換器60との間のデッドスペースを効率よく利用して触媒温度Tを精度良く検出することができる。
図4は、触媒温度Tに基づくエンジン制御を示すフローチャートである。
同図4に示すように、まず、エンジン制御部25は、ガスエンジン10が起動すると(ステップS11)、変数Nを値0に設定し(ステップS12)、触媒温度センサ71により検出される触媒温度Tのモニターを開始する(ステップS13)。この場合、エンジン制御部25は、所定周期で触媒温度Tを取得し、触媒温度Tが予め定めた設定温度T0に超えているか否かを判定する(ステップS14)。
この設定温度T0は、空燃比の調整を開始すべき下限温度(空燃比調整開始温度)に相当しており、より具体的には、空燃比のずれにより未燃焼ガスが増えて空燃比の補正が必要な下限温度に設定されている。この設定温度T0は、試験結果やシミュレーション結果に基づいて設定すればよく、本実施形態では600℃に設定されている。
上記ステップS14において、触媒温度Tが設定温度T0以下であれば(ステップS14;NO)、エンジン制御部25は、このステップS14の判定処理を繰り返し実行し、触媒温度Tが設定温度T0以下か否かを継続して監視する。
一方、ステップS14において、触媒温度Tが設定温度T0を超えている場合(ステップS14;YES)、エンジン制御部25は、空燃比をリッチ側に調整し、つまり、空気供給量を減らして燃料の比率が多くなるように調整する(ステップS15)。そして、予め定めた待ち時間W1の経過を待って(ステップS16)、エンジン制御部25は、触媒温度Tが設定温度T0を超えているか否かを判定する(ステップS17)。
ここで、待ち時間W1は、空燃比の調整によって、触媒温度Tが適正範囲(設定温度以下)に戻ったか否かを判定するための待ち時間であり、本実施形態では30秒に設定されている。
ステップS17において、触媒温度Tが設定温度T0未満であった場合(ステップS17;NO)、エンジン制御部25は、変数Nを値0にリセットし(ステップS18)、ステップS14の処理へ移行して触媒温度Tのモニターを継続する。つまり、空燃比をリッチ側に調整したことによって、触媒温度Tが設定温度T0未満に下がれば、空燃比が適正範囲に調整されたと判断できるため触媒温度Tのモニター処理に戻る。
一方、触媒温度Tが設定温度T0を超えている場合(ステップS17;NO)、エンジン制御部25は、変数Nを値1だけインクリメントし(ステップS19)。変数Nが予め設定した最大値Nmax(本実施形態では値5)未満の場合に(ステップS20;NO)、ステップS15の処理へ移行する。これにより、触媒温度Tが設定温度T0を超えている場合は、更に空燃比がリッチ側に調整されるようになっている。
このようにして触媒温度Tが設定温度T0を超えている状態が継続すれば、空燃比をリッチ側に調整する制御が時間間隔を空けて繰り返し実行される。そして、この制御の回数と一致する値Nが最大値MAXに達した場合(ステップS20;YES)、燃料系若しくは点火系に異常があると判定できるため、エンジン制御部25は、エンジン異常時の処理を実行する(ステップS21)。
このステップS21の処理としては、エンジン制御部25の制御の下、ガスエンジン10を非常停止する処理と、不図示の警報手段を介して、触媒反応異常のコードを発報する等の警報処理とが実行される。
このように、本実施形態では、何らかの原因で空燃比が適正範囲からリーン側にずれた場合には、上記ステップS15の処理によって、空燃比を適正範囲に改善し、適正な運転に復帰することが可能である。しかも、ガスエンジン10が着火・燃焼しない等の燃料系や点火系の異常時には、上記ステップS15の処理を所定回数繰り返しても適正な運転に復帰しない場合にエンジン異常と判定して、異常に合わせたエンジン停止処理等を実行することが可能である。
以上説明したように、本実施の空気調和装置100によれば、排気ガス処理装置47の触媒59の出口側温度である触媒温度Tを検出する触媒温度センサ71を備え、エンジン制御部25が、ガスエンジン10を制御する制御手段の機能に加えて、触媒温度Tが所定の設定温度T0を超えたときに、ガスエンジン10に供給する燃料と空気の比をリッチ側に調整する調整手段、及び、この調整を行っても触媒温度センサ71の検出温度に変化が現れない場合に、エンジン異常と判定する判定手段として機能するので、空燃比の補正やガスエンジン10の非常停止といった制御を適正に行うことができる。従って、排気ガス処理装置47を利用して、簡易にガスエンジン10を適切に制御することが可能である。
また、エンジン制御部25は、エンジン異常と判定した場合にガスエンジン10を非常停止するので、エンジン異常のまま運転を継続してしまう事態を回避することができる。
また、エンジン制御部25は、触媒温度Tが設定温度T0を超えている場合に、燃料と空気の比をリッチ側に調整する制御を時間間隔を空けて行い、この制御を予め定めた回数行っても触媒温度Tに変化が現れない場合に、エンジン異常と判定するので、エンジン異常か否かを精度良く判定することが可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更実施が可能である。例えば、ガス燃料は都市ガス、液化石油ガス(LPG)等を広く適用できる。また、ガスヒートポンプエアコンに本発明を適用する場合について説明したが、ガス燃料で作動する他の原動機、或いは、ガス以外の燃料を燃焼するエンジンを備え、このエンジンへの燃料の供給量を調整する調整弁を備えた原動機に本発明を適用することも可能である。
1 室外ユニット
2,3 室内ユニット
10 ガスエンジン(多気筒エンジン)
25 エンジン制御部(調整手段、判定手段、制御手段)
47 排気ガス処理装置
59 触媒
71 触媒温度センサ
100 ガスヒートポンプエアコン(ガスヒートポンプ式の空気調和装置)

Claims (5)

  1. エンジンの排気ガス経路に酸化触媒を有する排気ガス処理装置を備えた原動機において、
    前記酸化触媒の出口側の温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサの検出温度が所定温度を超えたときに、前記エンジンに供給する燃料と空気の比をリッチ側に調整する調整手段と、
    この調整を行っても前記温度センサの検出温度に変化が現れない場合に、エンジン異常と判定する判定手段と
    を備えたことを特徴とする原動機。
  2. 前記エンジン異常と判定した場合に、前記エンジンを非常停止する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の原動機。
  3. 前記調整手段は、前記温度センサの検出温度が所定温度を超えている場合に、前記燃料と空気の比をリッチ側に調整する制御を時間間隔を空けて行い、
    前記判定手段は、前記制御を予め定めた回数行っても、前記温度センサの検出温度に変化が現れない場合に、エンジン異常と判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の原動機。
  4. 前記エンジンは多気筒エンジンであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の原動機。
  5. エンジンで圧縮機を駆動して空気調和すると共に、前記エンジンの排気ガス経路に酸化触媒を有する排気ガス処理装置を備えたガスヒートポンプエアコンにおいて、
    前記酸化触媒の出口側の温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサの検出温度が所定温度を超えたときに、前記エンジンへの燃料の供給をリッチ側に調整する調整手段と、
    この調整を行っても前記温度センサの検出温度に変化が現れない場合に、エンジン異常と判定する判定手段と
    を備えたことを特徴とするガスヒートポンプエアコン。
JP2012081234A 2012-03-30 2012-03-30 原動機及びガスヒートポンプエアコン Pending JP2013209951A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012081234A JP2013209951A (ja) 2012-03-30 2012-03-30 原動機及びガスヒートポンプエアコン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012081234A JP2013209951A (ja) 2012-03-30 2012-03-30 原動機及びガスヒートポンプエアコン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013209951A true JP2013209951A (ja) 2013-10-10

Family

ID=49527983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012081234A Pending JP2013209951A (ja) 2012-03-30 2012-03-30 原動機及びガスヒートポンプエアコン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013209951A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005163652A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Hino Motors Ltd 排気浄化装置
JP2006183599A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の排気浄化装置
JP2010144625A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Mazda Motor Corp エンジンの排気浄化装置
JP2010222993A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Yanmar Co Ltd 内燃機関の排気浄化装置
JP2011163118A (ja) * 2008-06-21 2011-08-25 Bosch Corp 燃料噴射診断方法及び燃料噴射制御装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005163652A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Hino Motors Ltd 排気浄化装置
JP2006183599A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の排気浄化装置
JP2011163118A (ja) * 2008-06-21 2011-08-25 Bosch Corp 燃料噴射診断方法及び燃料噴射制御装置
JP2010144625A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Mazda Motor Corp エンジンの排気浄化装置
JP2010222993A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Yanmar Co Ltd 内燃機関の排気浄化装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101846886B1 (ko) 엔진 시스템 및 이를 이용한 엔진 제어 방법
US8004099B2 (en) Method and apparatus for controlling cogeneration system
KR20130063946A (ko) 배기가스 재순환 진단장치 및 배기가스 재순환 진단방법
US8049350B2 (en) Method and apparatus for controlling cogeneration system
WO2013094379A1 (ja) 希薄燃料吸入ガスタービンの制御方法および制御装置
JP2008286066A (ja) エンジンシステム
JP5945412B2 (ja) エンジンシステム
JP2013209951A (ja) 原動機及びガスヒートポンプエアコン
US9086068B2 (en) Method of detecting safety of water heater
JP4896081B2 (ja) コージェネレーション装置
US20190249882A1 (en) Flame control systems and methods for furnaces
TWI410596B (zh) Water heater and its safety inspection method
JP4010807B2 (ja) 空気調和装置
US20210355868A1 (en) System and method for combining compressor bleed flow and ventilation flow of gas turbine engine
JP2013087758A (ja) 内燃機関冷却制御装置
JPH10131792A (ja) 内燃エンジンの希薄燃焼制御方法
US11519347B2 (en) Gas engine heat pump and method of operating the same
JP5959166B2 (ja) エンジン燃焼制御システム
JP2012207581A (ja) エンジンシステム
WO2014129226A1 (ja) 希薄燃料吸入ガスタービンの制御方法および制御装置
KR20230169606A (ko) 가스히트펌프 습식배기다기관의 냉각수유량 제어장치 및 방법
JPH10131797A (ja) 内燃エンジンの希薄燃焼制御方法
JP2008038782A (ja) エンジン駆動式ヒートポンプのエンスト防止制御装置
JP2012193938A (ja) 空気調和装置
CN204552988U (zh) 用于发动机的排气再循环设备、发动机系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150226

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151020

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160301