JP2013209146A - 容器 - Google Patents

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優信 大島
Toshiya Sato
俊也 佐藤
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【課題】容器を開封後に再封できる容器を提供すること。
【解決手段】本発明の容器1は、蓋材3と容器本体2のフランジ部25とをヒートシールしてなる容器1であって、フランジ部25には、蓋材3をフランジ部25から剥離した際に、フランジ部25の剥離面の一部が蓋材3の剥離面に転移する転移部28が設けられ、蓋材3をフランジ部25から剥離した際には、転移部28が転移することにより、蓋材3の剥離面に凸部が形成されるとともに、フランジ部25の対応する剥離面に凹部が形成されることを特徴とするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、容器に関し、より詳しくは、食品、薬品、化粧品などの内容物に対し好適に用いることができる容器に関する。
食品、薬品、化粧品などを収納する容器においては、一度では消費しきれない量の内容物を収納する場合がある。そのため、このような容器では、開封後に再封できることが求められている。このような容器としては、例えば、蓋材として、粘着付与樹脂を多量に含む多層フィルムを用い、蓋材に粘着性を持たせることで再封可能とする容器が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−175567号公報
しかしながら、特許文献1に記載の容器のような場合、粘着付与樹脂の抽出量が増加する傾向にあるため、食品衛生という点で問題がある。
そこで、本発明は、容器を開封後に再封できる容器を提供することを目的とする。
前記課題を解決すべく、本発明は、以下のような容器を提供するものである。
すなわち、本発明の容器は、蓋材と容器本体のフランジ部とをヒートシールしてなる容器であって、前記フランジ部には、前記蓋材を前記フランジ部から剥離した際に、前記フランジ部および前記蓋材のうちの一方の剥離面の一部が他方の剥離面に転移する転移部が設けられ、前記蓋材を前記フランジ部から剥離した際には、前記転移部が転移することにより、前記他方の剥離面に凸部が形成されるとともに、前記一方の対応する剥離面に凹部が形成されることを特徴とするものである。
本発明の容器を開封した際には、フランジ部(蓋材)の剥離面の一部が蓋材(フランジ部)の剥離面に転移し、結果として、蓋材(フランジ部)の剥離面に凸部が形成されるとともに、フランジ部(蓋材)の対応する剥離面に凹部が形成される。そして、開封後には、蓋材(フランジ部)の凸部とフランジ部(蓋材)の凹部とを嵌合させることにより、容器を再封することができる。
なお、本発明において凹部とは、剥離面から凹状に凹んだ部分のことをいい、貫通孔を含む概念である。
本発明の容器においては、前記フランジ部および前記蓋材のうちの一方の剥離面に形成された凹部は、前記一方の剥離面に形成された貫通孔であることが好ましい。
このようにフランジ部(蓋材)に貫通孔が形成されている場合には、この貫通孔に蓋材(フランジ部)の凸部をより深く嵌合させることができる。そして、蓋材(フランジ部)の凸部とフランジ部(蓋材)の凹部との嵌合強度を向上させることができる。
本発明の容器においては、前記フランジ部および前記蓋材のうちの一方に設けられた転移部では、前記一方のシール面に押込部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、フランジ部(蓋材)の凹部となる部位において、フランジ部(蓋材)のシール面が押し込まれ、フランジ部(蓋材)の非シール面に押出部が形成されている。そのために、蓋材(フランジ部)の剥離面に形成される凸部が大きくかつ高くなる。そして、このように蓋材(フランジ部)の剥離面に形成される凸部が大きくかつ高くなることで、蓋材(フランジ部)の凸部とフランジ部(蓋材)の凹部との嵌合強度を向上させることができる。
本発明の容器においては、前記転移部の周囲には、ノッチが設けられていることが好ましい。
この構成によれば、容器を開封した際に、フランジ部(蓋材)の剥離面の当該部分を、蓋材(フランジ部)の剥離面により確実に転移させることができる。
本発明容器においては、開封後には、前記フランジ部および前記蓋材のうちの一方に形成された凹部と、他方に形成された凸部とを嵌合させることで、前記容器を再封できることが好ましい。
本発明の第一実施形態における容器を示す概略図である。 前記第一実施形態における容器を示す図であって、蓋材を開封した状態を示す概略図である。 前記第一実施形態における容器の開封開始部近傍を示す部分断面図である。 前記第一実施形態における容器の開封開始部近傍を示す図であって、蓋材を開封した状態を示す部分断面図である。 本発明の第二実施形態における容器の開封開始部近傍を示す図であって、蓋材を開封した状態を示す部分断面図である。 本発明の第三実施形態における容器の開封開始部近傍を示す図であって、蓋材を開封した状態を示す部分断面図である。 前記第三実施形態におけるヒートシール工程を示す模式図である。 本発明の第四実施形態における容器を示す概略図である。 本発明の他の実施形態における容器を示す概略図である。 本発明の他の実施形態における容器を示す概略図である。 本発明の他の実施形態における容器の開封開始部近傍を示す部分断面図である。 本発明の他の実施形態における容器の開封開始部近傍を示す図であって、蓋材を開封した状態を示す部分断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第一実施形態]
(容器1の構成)
図1および図2は、本発明の容器1の一態様(第一実施形態)を示した概略図である。図1は、蓋材3で密封された状態を示している。図2は、開封開始部4から蓋材3を開封した状態を示している。図3および図4は、容器1の開封開始部近傍を示す部分断面図である。図3は、蓋材3で密封された状態を示している。図4は、開封開始部4から蓋材3を開封した状態を示している。
容器1は、容器本体2と、蓋材3とを備えている。容器本体2には、開口部24に対して蓋材3を載置して、容器本体2の開口部24の周縁に配設されたフランジ部25と蓋材3とをヒートシールして、シール部26が形成され、図1に示すように、容器1の内部が密封状態とされる。
一方、密封状態の容器1を開封するには、図2に示すように、容器1に設けられた開封開始部4において蓋材3を上部(図2の矢印方向)に引き上げるようにすれば、容器1が簡便に開封される。なお、容器1を開封する方法には、凝集剥離による方法および層間剥離による方法があるが、本実施形態では、凝集剥離による方法を例に挙げて説明する。
そして、このような容器1は、以下に説明するようにして、容器1を開封した後に再封することができる。
すなわち、密封状態の容器1を開封開始部4から開封した場合には、図2および図4に示すように、フランジ部25のノッチ27で囲われる部位(転移部28)が蓋材3の剥離面に転移して蓋材3に凸部が形成され、フランジ部25には貫通孔Hが形成される。開封後には、蓋材3の剥離面に形成された凸部(転移部28)をフランジ部25に形成された貫通孔Hに嵌合させることで、容器1を再封できる。
(容器本体2の構成)
容器本体2は、図1に示すように、いずれかの方向に開口した円形状の開口部24と、開口部24の周縁に形成されたフランジ部25とを備えている。
フランジ部25には、図1に示すように、シール部26が設けられている。蓋材3をフランジ部25から剥離する際には、開封開始部4からフランジ部25の内周縁まで、応力に対して弱い容器本体2の表面層21が凝集剥離することになる。
また、フランジ部25には、図1および図3に示すように、4つの円形状のノッチ27が設けられている。このノッチ27の深さは、特に限定されないが、本実施形態では、裏面層23に達する深さとしている。このノッチ27で囲われる部位(転移部28)は、蓋材3をフランジ部25から剥離した際に、フランジ部25から蓋材3の剥離面に転移して、フランジ部25には貫通孔Hが形成される。
このような容器本体2は、図3および図4に示すように、表面層21、基材層22および裏面層23の少なくとも3層からなる多層シートを成形して得られる。
この多層シートの層構成については、特に限定はないが、基材層22に接着層およびガスバリア層を有する構造を採用することが好ましい。この接着層およびガスバリア層としては、特に制限はなく、それぞれ接着性を有する樹脂からなる層、およびガスや水蒸気の難透過性を有する樹脂からなる層であればよい。
この多層シートの厚みは20μm以上2000μm以下の範囲であればよいが、容器などに成形する用途としての多層シートの厚みは100μm以上2000μm以下の範囲が好ましい。
ここで、本実施形態においては、図4に示すように、容器本体2の表面層21が凝集破壊される凝集剥離により開封される。
表面層21に用いる樹脂としては、例えば、エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸共重合体やスチレングラフトプロピレン樹脂の少なくとも一つを、ポリプロピレン系樹脂にブレンドして得られた樹脂組成物が挙げられる。この場合にあっては、エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸共重合体やスチレングラフトプロピレン樹脂は、ポリプロピレン系樹脂100質量部に対して、好ましくは10質量部以上50質量部以下の範囲、特に好ましくは15質量部以上40質量部以下の範囲で添加するようにすればよい。表面層の厚みは5μm以上500μm以下の範囲であることが好ましく、10μm以上300μm以下の範囲であることがより好ましい。
基材層22および裏面層23に用いる材料としては、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂などのオレフィン系樹脂やポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル系樹脂などの材料、および、これらのブレンド材料の単層または積層体や、また、ガスバリア性を付与すべく、例えばエチレンビニルアルコール共重合体、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)などの樹脂材料やアルミ蒸着などで形成されたガスバリア層を形成する樹脂などを使用することができる。
また、前記接着層としては、無水マレイン酸変性ポリオレフィンなどを含有する樹脂からなる層が挙げられる。
前記ガスバリア層としては、ナイロン(NY)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)などからなる層が挙げられる。
(蓋材3の構成)
蓋材3は、図3に示すように、容器1の外部に現れる外層32、および、容器本体2の表面層21とヒートシールされるシール層31の少なくとも2層からなる多層フィルムからなるものである。
蓋材3では、図3に示すように、ノッチ27に対応する箇所およびその箇所の内周縁の一部に、シール層31が設けられていない。このような構成となっているため、フランジ部25から転移部28を剥離する際に、容器本体2の表面層21よりもノッチ27の部分に応力がかかりやすくなっている。
シール層31の構成材料としては、容器本体2の表面層21が凝集破壊して剥離する開封態様で、表面層21を構成する樹脂として前記した樹脂組成物を採用する場合にあっては、ランダムポリプロピレン(RPP)やブロックポリプロピレン(BPP)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリエチレンなどを使用することができる。シール層31の厚みは50μm以上100μm以下の範囲であることが好ましい。
外層32の構成材料としては、特に制限はないが、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(OPET)、二軸延伸ナイロンフィルム(ONy)などを使用することができる。直線カット性を有する外層32の厚みは10μm以上50μm以下の範囲であることが好ましい。
(容器1の製造方法)
本実施形態の容器1は、容器本体2に内容物を入れ、ヒートシール装置を用いて蓋材3をフランジ部25に溶着することにより製造できる。この際に溶着する部分が、シール部26となる。なお、ヒートシール装置は、汎用される装置であり、図示は省略するが、容器本体2を受けるシールバケットと、蓋材3を送る蓋材送り装置と、上下に移動し、蓋材3と容器本体2のフランジ部25とをシールするためのシールリングとを備えたものである。
ここで、シール条件は特に限定されない。
例えば、ヒートシール工程の回数は、1回であっても、2回以上であってもよい。
シール部26の幅は、ヒートシールされる材料の種類などにより適宜決定すればよいが、一般に、2mm以上20mm以下の範囲とすればよい。
シール温度は、ヒートシールされる材料の種類などにより適宜決定すればよいが、一般に、160℃以上240℃以下の範囲とすればよい。
シール圧力は、10kg/cm以上50kg/cm以下の範囲(100kPa以上500kPa以下の範囲)とすればよい。
(本実施形態の効果)
前記したような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)容器1を開封した際には、フランジ部25の転移部28が蓋材3の剥離面に転移し、結果として、蓋材3の剥離面に凸部が形成されるとともに、フランジ部25の対応する剥離面に凹部が形成される。そして、開封後には、蓋材3の凸部とフランジ部25の凹部とを嵌合させることにより、容器1を再封することができる。
(2)フランジ部25に貫通孔Hが形成されている場合には、この貫通孔Hに蓋材3の凸部(転移部28)をより深く嵌合させることができる。そして、蓋材3の凸部とフランジ部25の凹部との嵌合強度を向上させることができる。
(3)フランジ部25の凹部となる部位(転移部28)には、当該部位を囲うように、ノッチ27が設けられている。そのため、容器1を開封した際に、フランジ部25の転移部28を、蓋材3の剥離面により確実に転移させることができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について図5を用いて説明する。
図5は、本発明の第二実施形態における容器の開封開始部近傍を示す図であって、蓋材を開封した状態を示す部分断面図である。
第二実施形態では、蓋材3の方に貫通孔Hが形成され、容器本体2の方に転移部33が形成された以外は第一実施形態と同様の構成であるので、容器の再封機構のみを説明する。
密封状態の容器を開封開始部4から開封した場合には、図5に示すように、蓋材3の剥離面の一部(転移部33)がフランジ部25の剥離面に転移して凸部が形成され、蓋材3には貫通孔Hが形成される。開封後には、フランジ部25の剥離面に形成された凸部(転移部33)を蓋材3に形成された貫通孔Hに嵌合させることで、容器を再封できる。
第二実施形態の構成の容器においても、前述の第一実施形態の効果と同様の効果を奏することができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について図6を用いて説明する。
図6は、本発明の第三実施形態における容器の開封開始部近傍を示す図であって、蓋材を開封した状態を示す部分断面図である。図7は、第三実施形態におけるヒートシール工程を示す模式図である。
第三実施形態では、転移部28における、フランジ部25のシール面に押込部281が形成され、フランジ部25の非シール面に押出部282が形成された以外は第一実施形態と同様の構成であるので、押込部281および押出部282の形成方法のみを説明する。
押込部281および押出部282を形成方法としては、ヒートシール装置を用いて蓋材3をフランジ部25に溶着するヒートシール工程において、図7に示すシールリング7を用いる方法を採用できる。
具体的には、まず、シールリング7として突起部71を有するものを準備する。そして、ヒートシール工程において、図7に示すように、シールリング7の突起部71を転移部28となる部位に押し当てるようにしてヒートシールをする。このようにして、転移部28を変形させて、フランジ部25のシール面に押込部281を形成し、フランジ部25の非シール面に押出部282を形成することができる。
第三実施形態の構成の容器においては、前述の第一実施形態の効果と同様の効果、および、下記効果(4)を奏することができる。
(4)フランジ部25の凹部となる部位(転移部28)において、フランジ部25の非シール面に押出部282が形成されているため、図6に示すように、蓋材3の剥離面に形成される凸部が大きくかつ高くなる。そして、このように蓋材3の剥離面に形成される凸部が大きくかつ高くなることで、蓋材3の凸部とフランジ部25の貫通孔Hとの嵌合強度を向上させることができる。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態について図8を用いて説明する。
図8は、第四実施形態における容器1Aを示す概略図である
第四実施形態では、フランジ部25の凹部となる部位がフランジ部25の全周にわたり設けられており、当該部位を囲うように、ノッチ27が設けられている以外は第一実施形態と同様の構成であるので、ノッチ27の構成のみを説明する。
フランジ部25には、図8に示すように、フランジ部25の凹部となる部位がフランジ部25の全周にわたり、二重のノッチ27が設けられている。また、本実施形態では、基材層22には、凝集剥離が可能な層を設けている。そして、このノッチ27の深さは、特に限定されないが、本実施形態では、基材層22の凝集剥離が可能な層に達する深さとしている。このようにすれば、蓋材3の剥離面に転移する部位は、基材層22の途中で剥離することになるので、フランジ部25には、貫通孔ではなく、凹部が形成されることになる。
第四実施形態の構成の容器においても、前述の第一実施形態の効果と同様の効果を奏することができる。
[実施形態の変形]
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、容器本体2の形状を円形状とする態様を示したが、容器本体2の形状は、図9に示す容器本体2Bのように、四角形状であってもよく、図10に示す容器本体2Cのように、六角形状であってもよい。
また、前記第一実施形態では、フランジ部25のノッチ27の形状を円形状とする態様を示したが、図9に示すように、四角形状であってもよく、図10に示すように、六角形状であってもよい。
さらに、前記実施形態では、容器本体2の表面層21が凝集剥離する態様を示したが、容器本体2と蓋材3が開封するに際して、蓋材3のシール層31が凝集剥離する態様であってもよい。
また、本発明にあっては、開封に際し、容器本体2の表面層21と蓋材3のシール層31の両層が凝集破壊されて開封される場合も含む。更には、容器本体2の表面層21と、基材層22が同一部材である場合でも、前記同一部材が蓋材3のシール層31とヒートシール可能で、蓋材3を開封する際に、蓋材3のシール層31が凝集破壊する場合は、前述した本発明の効果が期待できるため、本発明に含まれる。
前記実施形態では、開封開始部4からフランジ部25の内周縁まで、応力に対して弱い容器本体2の表面層21が凝集剥離する構成となっているが(なお、前記実施形態のように、フランジ部25の内周縁にノッチを設けていないものをノッチレス型という)、これに限定されない。例えば、図11に示すように、フランジ部25に、その外周側より、シール部26と、切込溝29とを設ける構成(いわゆるノッチ型)としてもよい。この切込溝29の深さは、特に限定されないが、基材層22に達する深さとすることが好ましい。このようなノッチ型の場合には、図12に示すように、開封開始部4から切込溝29まで、容器本体2の表面層21と基材層22との間で層間剥離することができる。また、容器本体2の表面層21が凝集剥離する構成であっても、フランジ部25の内周縁にノッチを設けてもよい。
本発明の容器は、食品、薬品、化粧品などの内容物の容器に好適に用いることができる。
1…容器
2…容器本体
24…開口部
25…フランジ部
27…ノッチ
28…転移部
281…押込部
282…押出部
3…蓋材
H…貫通孔

Claims (5)

  1. 蓋材と容器本体のフランジ部とをヒートシールしてなる容器であって、
    前記フランジ部には、前記蓋材を前記フランジ部から剥離した際に、前記フランジ部および前記蓋材のうちの一方の剥離面の一部が他方の剥離面に転移する転移部が設けられ、
    前記蓋材を前記フランジ部から剥離した際には、前記転移部が転移することにより、前記他方の剥離面に凸部が形成されるとともに、前記一方の対応する剥離面に凹部が形成される
    ことを特徴とする容器。
  2. 請求項1に記載の容器において、
    前記フランジ部および前記蓋材のうちの一方の剥離面に形成された凹部は、前記一方に形成された貫通孔である
    ことを特徴とする容器。
  3. 請求項2に記載の容器において、
    前記フランジ部および前記蓋材のうちの一方に設けられた転移部では、前記一方のシール面に押込部が形成されている
    ことを特徴とする容器。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の容器において、
    前記転移部の周囲には、ノッチが設けられている
    ことを特徴とする容器。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の容器において、
    開封後には、前記フランジ部および前記蓋材のうちの一方に形成された凹部と、他方に形成された凸部とを嵌合させることで、前記容器を再封できる
    ことを特徴とする容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01182269A (ja) * 1988-01-18 1989-07-20 Idemitsu Petrochem Co Ltd 易開封性密封容器

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