JP2013209118A - ボトル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】射出成形により形成された有底筒状のプリフォームがブロー成形され、減容変形自在に形成されたボトルであって、底部14の底壁面25が、外周縁部に位置する接地部26と、ボトル径方向の中央部に位置して射出成形時のゲート部分が位置する頂部27と、これらの接地部26と頂部27とを連結するとともに、ボトル径方向の外側から内側に向かうに従い漸次、下側から上側に向けて延びる立ち上がり壁28と、を備え、立ち上がり壁28は、接地部26に連なる外連結部30と、頂部27に連なる内連結部31と、を備え、外連結部30のボトル軸Oに対する傾斜角度が、内連結部31のボトル軸Oに対する傾斜角度よりも大きくなっている。
【選択図】図1
Description
また、内連結部のボトル軸に対する傾斜角度が、外連結部のボトル軸に対する傾斜角度よりも小さくなっており、内連結部にリブ効果を発揮させ易くすることができるので、前述の衝撃力を内連結部によって受け止め易くすることができる。つまり、内連結部のボトル軸方向の力に対する支持剛性を確保し易くして、前述の衝撃力を内連結部によって受け止め易くすることができる。
したがって、底部の底壁面に作用した衝撃力によって、頂部が下側に向けて変位するのを抑制し、頂部が接地面に衝突するのを抑制することができる。
この場合、各パネル面部が谷線部を起点として、各谷線部に沿って折り畳まれるようにして、胴部を捩れ状にボトル軸方向に減容変形させることができるので、ボトルを可及的コンパクトに減容させることができる。
なお、前記ゲート部分Gについては、説明便宜上、ドットを付して示している。このゲート部分Gは、頂部27の径方向の中央部に形成されている。
なお、外連結部30及び内連結部31はともに傾斜平面に形成され、傾斜角度αは、外連結部30の径方向の内側に向けた延長線が、ボトル軸Oと形成する角度である。また、傾斜角度βは、内連結部31の径方向の内側に向けた延長線が、ボトル軸Oと形成する角度である。詳しくは、図の例では、縦断面で、外連結部30の外面に沿って径方向の内側に向けて延び、ボトル軸Oまで至る延長線と、この延長線がボトル軸Oと交わる交点から下側に向けて延びるボトル軸Oとがなす角度で、傾斜角度αを示している。また、内連結部31の外面に沿って径方向の内側に向けて延び、ボトル軸Oまで至る延長線と、この延長線がボトル軸Oと交わる交点から下側に向けて延びるボトル軸Oとがなす角度で、傾斜角度βを示している。
また、内連結部31のボトル軸Oに対する傾斜角度βが、外連結部30のボトル軸Oに対する傾斜角度αよりも小さくなっており、内連結部31にリブ効果を発揮させ易くすることができるので、前述の衝撃力を内連結部31によって受け止め易くすることができる。つまり、内連結部31のボトル軸O方向の力に対する支持剛性を確保し易くすることができるので、前述の衝撃力を内連結部31によって受け止め易くすることができる。
したがって、このボトル1では、底部14の底壁面25に作用した衝撃力によって、頂部27が下側に向けて変位するのを抑制し、頂部27が接地面に衝突するのを抑制することができる。
また、このように頂部27が下側に向けて変位するのを抑制し、頂部27が接地面に衝突するのを抑制することができることで、例えば、頂部27をヒール部24の上端よりも高い位置に設定したりする等、頂部27を接地面から上側に必要以上に離間させる必要がないので、ボトル1の容量を効率的に確保することもできる。
以下では、上記実施形態のボトル1に具体的な寸法を設定して、落下実験を行った検証例を説明する。この検証例では、ボトル1を容量350mlに形成し、内容物の温度を摂氏0度として、ボトル1をコンクリート面の上方、1mの高さから、底部14をコンクリート面に向けて落下させた。
そして、上述の条件で、同一のボトル1で落下実験を10回繰り返して行ったが、頂部27には、特に亀裂が生じる等の割れは見受けられなかった。この結果からも、本発明の効果が確認できた。
11 口部
12 肩部
13 胴部
14 底部
20 パネル面部
21 稜線部
22 谷線部
25 底壁面
26 接地部
27 頂部
28 立ち上がり壁
30 外連結部
31 内連結部
Claims (2)
- 射出成形により形成された有底筒状のプリフォームがブロー成形され、減容変形自在に形成されたボトルであって、
底部の底壁面は、外周縁部に位置する接地部と、ボトル径方向の中央部に位置して射出成形時のゲート部分が位置する頂部と、これらの接地部と頂部とを連結するとともに、ボトル径方向の外側から内側に向かうに従い漸次、下側から上側に向けて延びる立ち上がり壁と、を備え、
該立ち上がり壁は、前記接地部に連なる外連結部と、頂部に連なる内連結部と、を備え、
前記外連結部のボトル軸に対する傾斜角度が、前記内連結部のボトル軸に対する傾斜角度よりも大きくなっていることを特徴とするボトル。 - 前記底部は、当該ボトルの胴部の下端に接続され、
該胴部は、複数のパネル面部が、ボトル軸方向に延びる稜線部を介してボトル周方向に連設されて構成され、
前記複数のパネル面部には、一方の前記稜線部の上端と他方の前記稜線部の下端とを繋ぐ谷線部が各別に形成され、
それぞれの前記谷線部は、ボトル周方向に並列するように配設されていることを特徴とする請求項1に記載のボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012080540A JP2013209118A (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | ボトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012080540A JP2013209118A (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | ボトル |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016093166A Division JP2016135692A (ja) | 2016-05-06 | 2016-05-06 | ボトルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013209118A true JP2013209118A (ja) | 2013-10-10 |
Family
ID=49527392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012080540A Pending JP2013209118A (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | ボトル |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2013209118A (ja) |
Citations (4)
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---|---|---|---|---|
US4231483A (en) * | 1977-11-10 | 1980-11-04 | Solvay & Cie. | Hollow article made of an oriented thermoplastic |
JPS579514U (ja) * | 1980-06-05 | 1982-01-19 | ||
US6595380B2 (en) * | 2000-07-24 | 2003-07-22 | Schmalbach-Lubeca Ag | Container base structure responsive to vacuum related forces |
JP2011148551A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-08-04 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製壜体 |
-
2012
- 2012-03-30 JP JP2012080540A patent/JP2013209118A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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Legal Events
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