JP2013206805A - ヒューズ用接続端子 - Google Patents

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美由紀 福永
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Abstract

【課題】温度上昇を抑制し、ハウジングの溶損を防止できるヒューズ用接続端子を提供する。
【解決手段】本発明に係るヒューズ用接続端子200は、電気接続箱1のタブ端子7と接触する箱状の接続部210と、接続部210と連なって定格以上の電流を遮断する可溶部220とを備えており、これら接続部210及び可溶部220を金属で一体形成されている。接続部210は、タブ端子7が挿入される挿入方向IDに沿って延在する壁面のうち少なくとも一面を構成し、かつ互いに密接した複数の面からなる密接面210Aを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、ヒューズ用接続端子に関し、特に、車両に搭載されるヒューズに使用されるヒューズ用接続端子に関する。
従来から、自動車等の車両には、各種電子機器が搭載されており、これらの電子機器に所望の電力を供給するための電力伝送ラインが数多く配索されている。この電力伝送ラインには、各電子機器の電気回路を保護するために、複数のヒューズを抜き出し可能に設けられる電気接続箱(いわゆる、ヒューズボックス)が設けられている。
このような電気接続箱に使用されるヒューズは、導通性のヒューズ用接続端子と、ヒューズ用接続端子を収容可能な絶縁性のハウジングとを備えている。具体的には、図9及び図10に示すように、ヒューズ用接続端子10Aは、箱状をなす一対の接続部10と、各接続部10と連なって定格以上の電流を遮断する可溶部20とを備えており、これら一対の接続部10及び可溶部20を金属で一体形成されている。
具体的には、図9に示すように、各接続部10は、底板11と、底板11の左右両側に連なる両側板12と、一方の側板12に連なって底板11に対向可能な天板13とをそれぞれ備えている。
一方の底板11と他方の底板11との間には、接続部同士を連結する可溶部20が設けられている。また、各底板11には、ハウジングの内面に係止される係止片11Aが形成されており、この係止片11Aは、折り曲げられることによって立設可能となっている。同様に、各天板13には、電気接続箱に設けられた相手側端子(不図示)と接続するバネ片13Aが形成されており、このバネ片13Aは、折り曲げられることによって立設可能となっている。
このようなヒューズ用接続端子10Aが箱状に組み立てられた状態で、図10(a)及び図10(b)に示すように、係止片11Aがハウジングの内面に係止されるようになっている。これにより、ヒューズ用接続端子10Aがハウジングの内面に固定される。
特開平7−6686号公報
しかしながら、上述した従来のヒューズ用接続端子10Aでは、例えば高定格(100アンペアや120アンペア、140アンペア等)の場合、一対の接続部10や可溶部20が発熱しやすく、ヒューズ用接続端子10Aの温度上昇が想定される。この場合、ヒューズ用接続端子10Aで生じた高温の熱が各係止片11Aからハウジングの内面へ伝わり、ハウジングが溶損してしまう虞があった。
そこで、本発明は、温度上昇を抑制し、ハウジングの溶損を防止できるヒューズ用接続端子の提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、相手側端子(タブ端子7)と接触する箱状の接続部(接続部210)と、前記接続部と連なって定格以上の電流を遮断する可溶部(可溶部220)とを備えており、これら前記接続部及び前記可溶部を金属で一体形成されたヒューズ用接続端子(ヒューズ用接続端子200)であって、前記接続部は、前記相手側端子が挿入される挿入方向(挿入方向ID)に沿って延在する壁面のうち少なくとも一面を構成し、かつ互いに密接した複数の面からなる密接面(密接面210A)を備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、接続部は、壁面のうち少なくとも一面を構成し、かつ互いに密接した複数の面からなる密接面を備える。これにより、例えば高定格(100アンペアや120アンペア、140アンペア等)の場合であっても、ヒューズ用接続端子で生じた熱が密接面に拡散するため、単一の面である場合と比較して接続部や可溶部が高温と成りにくく、ヒューズ用接続端子の温度上昇を抑制できる。このため、ヒューズ用接続端子で生じた熱がハウジングに伝導されにくくなり、ハウジングの溶損を防止でき、ヒューズが装着される電気接続箱の装着部などの溶損をも防止できる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係るヒューズ用接続端子であって、前記密接面は、前記壁面を構成する他の面よりも前記ヒューズ用接続端子を収容するハウジングに対して接触圧が高い面であることを要旨とする。
かかる特徴によれば、密接面は、壁面を構成する他の面よりも接触圧が高い面である。例えば、バネ片などのバネ部が形成されていない面は、バネ片などのバネ部が形成された面と比較して接触圧が増大する。このため、ヒューズ用接続端子で生じる熱は、接触圧が高い面側からハウジングに伝導し易い。この伝導し易いとされる面が密接面を構成することで、ヒューズ用接続端子で生じた熱が密接面に拡散してハウジングに伝導され難くなるため、ハウジングの溶損をより確実に防止できる。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1又は第2の特徴に係るヒューズ用接続端子であって、前記壁面は、バネ部が形成される天板(天板211)と、前記天板の両側方に連なる両側板(両側板212)と、前記両側板のうち一方の側板と連なって前記天板と対向可能な底板(底板213)と、前記底板に密接可能な最外底板(最外底板214)とによって構成され、前記密接面は、前記底板と前記最外底板とによって構成されることを要旨とする。
かかる特徴によれば、密接面は、底板と最外底板とによって構成される。つまり、底板及び最外底板は、バネ部が形成される天板よりも接触圧が高くなっている。このため、ヒューズ用接続端子で生じる熱は、底板側からハウジングに伝導し易いが、この底板に最外底板が密接していることで底板に加えて最外底板にも拡散する。従って、ヒューズ用接続端子で生じる熱がハウジングに伝導され難くなり、ハウジングの溶損をより確実に防止できる。
本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴に係るヒューズ用接続端子であって、前記底板には、第1凹み部(凹み部213A)が形成されており、前記最外底板には、前記第1凹み部と対応する第2凹み部(凹み部214A)が形成されることを要旨とする。
かかる特徴よれば、底板には、第1凹み部が形成されており、最外底板には、第1凹み部と対応する第2凹み部が形成される。これにより、第1凹み部と第2凹み部との密接面積が増大するとともに、第1凹み部及び第2凹み部による放熱可能な面積が増大するため、ヒューズ用接続端子で生じる熱が底板及び最外底板に効率的に拡散させることができる。
本発明の特徴によれば、温度上昇を抑制し、ハウジングの溶損を防止できるヒューズ用接続端子を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る電気接続箱及びヒューズを示す分解斜視図である。 図2は、本実施形態に係る電気接続箱及びヒューズを示す組立斜視図である。 図3は、本実施形態に係る電気接続箱及びヒューズを示す断面図である。 図4は、本実施形態に係るヒューズを示す分解斜視図である。 図5は、本実施形態に係るヒューズ用接続端子を示す正面・側面・平面図である。 図6は、本実施形態に係るヒューズ用接続端子を示す展開図である。 図7は、本実施形態に係るヒューズ用接続端子を示すA−A断面図・一部展開図である。 図8は、本実施形態に係る連鎖状体を示す平面図である。 図9は、背景技術に係るヒューズ用接続端子10Aを示す展開図である。 図10は、背景技術に係るヒューズ用接続端子10Aを示す正面・側面・平である。
次に、本発明に係るヒューズ用接続端子を備えるヒューズの実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
(電気接続箱の構成)
まず、本発明に係るヒューズ100が装着される電気接続箱1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る電気接続箱1及びヒューズ100を示す分解斜視図である。図2は、本実施形態に係る電気接続箱1及びヒューズ100を示す組立斜視図である。図3は、本実施形態に係る電気接続箱1及びヒューズ100を示す断面図である。
図1〜図3に示すように、電気接続箱1は、箱状(図面では一部)の箱本体3と、箱本体3内に収容された配線盤(不図示)とを備えている。箱本体3には、上方が開口してヒューズ100が装着される装着部5と、自動車等の車両に配索されるワイヤハーネスのコネクタが嵌合するコネクタ嵌合部(不図示)とが設けられている。
装着部5は、上方が開口した筒状に形成されており、箱本体3に複数立設されている。装着部5の内部には、配線盤(不図示)のバスバーに設けられた帯板状のタブ端子7(相手側端子)が設けられている。
このような電気接続箱1は、車両に搭載されるバッテリなどの電源と各種電子機器との間に設けられることで、各種電子機器に所望の電力を供給するための電力伝送ライン上に配索されることとなる。
(ヒューズの構成)
次に、上述したヒューズ100の構成について、図面を参照しながら説明する。図4は、本実施形態に係るヒューズ100を示す分解斜視図である。
図1〜図3に示すように、ヒューズ100は、電気接続箱1の装着部5に差し込まれるタイプのヒューズであり、電源から電子機器への通電を遮断するものである。図4に示すように、ヒューズ100は、電気接続箱1のタブ端子7と接続されて定格以上の電流(いわゆる、過電流)を遮断するヒューズ用接続端子200と、ヒューズ用接続端子200を収容するハウジング300とを備えている。
ヒューズ用接続端子200は、電気接続箱1のタブ端子7と接触する一対の接続部210と、各接続部210と連なって定格以上の電流を遮断する可溶部220とを備えており、これら一対の接続部210及び可溶部220を金属で一体形成されている。なお、一対の接続部210の構成については、後述する。
可溶部220は、接続部210同士を連結する可溶導体部221と、可溶導体部221に加締片223によって固定される低融点金属222とを備えている。低融点金属222は、可溶導体部221よりも融点の低い金属(例えば、錫や錫合金)によって形成されている。
ハウジング300は、図4に示すように、ヒューズ用接続端子200を上方の開口部311から収容するハウジング本体310と、開口部311側からハウジング本体310に装着されるハウジングカバー320とを備えている。
ハウジング本体310は、絶縁性を有する合成樹脂によって形成されており、下側が2方向に分岐した四角筒状に形成されている。ハウジング本体310は、一対の接続部210を収容する一対の端子収容室312を備えている。各端子収容室312内には、一対の接続部210の一部(後述する係止片213B)が係止収容される係止収容溝313(図3参照)が形成されている。また、ハウジング本体310の外壁には、前後面にハウジングカバー320が係合する係合突起314が形成されている。
ハウジングカバー320は、可溶部220を視認可能なように、透過性の材料(例えば、ポリエーテルスルホン(PES))によって形成されている。ハウジングカバー320には、ハウジング本体310の係合突起314と係合する係合部321が形成されている。
(接続部の構成)
次に、上述した一対の接続部210の構成について、図面を参照しながら説明する。図5〜図7は、本実施形態に係るヒューズ用接続端子200を示す図である。
図4及び図5に示すように、各接続部210は、箱状をなしている。各接続部210は、電気接続箱1のタブ端子7が挿入される挿入方向IDに沿って延在する壁面のうち少なくとも一面を構成し、かつ互いに密接した複数の面からなる密接面210Aを備えている。
具体的には、図6及び図7に示すように、壁面は、挿入方向IDに沿って延在する天板211と、両側板212と、底板213と、最外底板214とによって構成されている。
天板211は、開口孔211Aが形成された天板本体211Aと、電気接続箱1のタブ端子7と接触するバネ片211Bが形成されたバネ部211Bと、バネ部211Bの先端211Bを押さえ付ける押付部211Cとを備えている。この天板211(天板本体211A)の天板211の両側方(左右両側)には、両側板212が連なっている。
両側板212は、折り曲げられることによって天板本体211Aから略直交した状態で立設するようになっている。この両側板212のうち一方の側板212Aには、底板213が連なっている。
底板213は、ヒューズ用接続端子200の組立状態(図4及び図5参照)において天板211と対向可能に形成されている。底板213は、天板本体211Aや側板212Aよりも他方の底板213に向かって張り出すように形成されている。この底板213には、第1凹み部としての凹み部213A(図7参照)と、ハウジング300の内面に設けられた係止収容溝313に係止される係止片213Bとが形成されている。係止片213Bは、折り曲げられることによって立設可能となっている。
このような各底板213間には、上述した可溶部220(すなわち、可溶導体部221)が設けられている。この可溶導体部221の途中には、低融点金属222を加締め固定する加締片223と、可溶導体部221の熱を放出する放熱部224とが設けられている。
最外底板214は、ヒューズ用接続端子200の組立状態(図4及び図5参照)において底板213に密接可能となっている。最外底板214は、両側板212のうち他方の側板212Bと連なっている。最外底板214には、底板213の凹み部213Aと対応する第2凹み部としての凹み部214A(図7参照)と、底板213に形成された係止片213Bが挿入される係止切欠溝214Bとが形成されている。
このような最外底板214は、ヒューズ用接続端子200がハウジング300に収容された状態で、底板213とハウジング300(端子収容室312)の内面との間に配置される。つまり、最外底板214は、ヒューズ用接続端子200がハウジング300に収容された状態で底板213に密接される。なお、最外底板214の全面が底板213に密接している必要はなく、最外底板214の少なくとも一部が底板213に密接していればよい。
ここで、本実施形態では、底板213及び最外底板214は、上述した密接面210Aを構成しており、この密接面210Aは、天板211よりもハウジング300に対して接触圧や接触面積が高い底板213である。すなわち、天板211には、バネ片211B1が形成されたバネ部211Bが設けられているため、底板213及び最外底板214は、天板211よりも接触圧や接触面積が高くなっている。
(ヒューズの組立方法)
次に、上述したヒューズの組立方法について、図面を参照しながら説明する。図8は、本実施形態に係る連鎖状体500を示す平面図である。
まず、図8に示すように、導電性の金属板に所定の形状(つまり、ヒューズ用接続端子200が複数連なった形状)の打ち抜き加工が施されることによって、連鎖状体500が形成される。そして、連鎖状体500から各ヒューズ用接続端子200をそれぞれ切り取る。これにより、図6に示すような展開状態のヒューズ用接続端子200が形成される。
次いで、図7に示すように、一対の接続部210を箱状に組み立てる。具体的には、バネ部211B及び押付部211Cを天板本体211A側へ略U字状に折り曲げる。そして、天板211や両側板212、底板213、最外底板214の各連結部分を折り曲げることによって、箱状の接続部210を組み立てる。
このとき、最外底板214が底板213の外側(ハウジング300の内面寄り)に密設されることによって、密接面210Aが形成される。また、底板213から切り起こされた係止片213Bは、係止切欠溝214Bを挿入して外方に向けて傾斜している。
さらに、底板213の凹み部213Aと最外底板214の凹み部214Aとは、対応している。なお、凹み部213A,214Aについては、導電性の金属板に連鎖状体500が打ち抜き加工が施される際に形成されてもよく、また、接続部210を略箱状に組み立てる前に形成されてもよい。
その後、図4及び図5に示すように、可溶部220を介して一対の接続部210を対向させることによって、ヒューズ用接続端子200を形成する。
次いで、図4に示すように、ハウジング本体310内にヒューズ用接続端子200を装着する。そして、ハウジング本体310の開口部311側からハウジングカバー320を装着し、ハウジング本体310の係合突起314に、ハウジングカバー320の係合部321を係合する。これにより、ハウジング本体310とハウジングカバー320とが固定されて、ハウジング300内にヒューズ用接続端子200が収容されることでヒューズ100が組み立てられる。
その後、ヒューズ100が電気接続箱1の装着部5(図1〜図3参照)に装着されると、一対の接続部210内にタブ端子7が挿入される。このとき、バネ片211B1は、接続部210内に挿入されたタブ端子7を接続部210の内面に向かって押圧する。これにより、一対の接続部210とタブ端子7が互いに接続される。
このような電気接続箱1に装着されたヒューズ100は、電源と電子機器とを接続するとともに、可溶部220に定格以上の電流(いわゆる、過電流)が通電されると、低融点金属222が溶融して、溶融した低融点金属222が可溶導体部221に拡散し、可溶導体部221の融点を低下させる。これにより、可溶導体部221の発熱が促進され、可溶導体部221が溶断し、電源から電子機器への通電が遮断される。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態では、各接続部210は、壁面のうち少なくとも一面(実施形態では底板213)を構成し、かつ互いに密接した複数の面からなる密接面210A(底板213及び最外底板214)を備える。これにより、例えば高定格(100アンペアや120アンペア、140アンペア等)の場合であっても、ヒューズ用接続端子200で生じた熱が密接面210Aに拡散するため、単一の面である場合と比較して各接続部210や可溶部220が高温と成りにくく、ヒューズ用接続端子200の温度上昇を抑制できる。このため、ヒューズ用接続端子200で生じた熱がハウジング300に伝導されにくくなり、ハウジング300の溶損を防止でき、ヒューズ100が装着される電気接続箱1の装着部5などの溶損をも防止できる。
本実施形態では、密接面210A、壁面を構成する他の面よりも接触圧や接触面積が高い面である。例えば、バネ片などのバネ部が形成されていない底板213は、バネ片211B1などのバネ部211Bが形成された天板211と比較して接触圧や接触面積が増大する。このため、ヒューズ用接続端子200で生じる熱は、接触圧や接触面積が高い面側からハウジング300に伝導し易い。この伝導し易いとされる底板213が密接面210Aを構成することで、ヒューズ用接続端子200で生じた熱が密接面210Aに拡散してハウジング300に伝導され難くなるため、ハウジング300の溶損をより確実に防止できる。
本実施形態では、底板213には、凹み部213Aが形成されており、最外底板214には、凹み部213Aと対応する凹み部214Aが形成される。これにより、凹み部213A,214Aの密接面積が増大するとともに、凹み部213A,214Aによる放熱可能な面積が増大するため、ヒューズ用接続端子200で生じる熱が底板213及び最外底板214に効率的に拡散させることができる。
本実施形態では、最外底板214は、両側板212のうち他方の側板212Bと連なる。これにより、導電性の金属板に打ち抜き加工を施して連鎖状体を製造する際、導電性の金属板を効率的に使用でき、導電性の金属板に無駄をなくすことができるため、製造コストの低減に寄与する。
(その他の実施形態)
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。具体的には、密接面210Aは、底板213と最外底板214とによって構成されているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、挿入方向IDに沿って延在する天板211や両側板212に設けられていてもよく、また、3面以上によって構成されていてもよい。
つまり、密接面210Aは、挿入方向IDに沿って延在する複数の面のうち、少なくとも一面であればよく、複数の面に設けられていてもよい。従って、密接面210Aは、必ずしも天板211よりもハウジング300に対して接触圧が高い面である必要はなく、接触圧が低い面に設けられていてもよい。
また、底板213に形成された凹み部213Aや、最外底板214に形成された凹み部214Aについては、例えば突出部として設けられていてもよく、必ずしも設けられる必要はないことは勿論である。
また、ハウジング本体310とハウジングカバー320とは、係合突起314と係合部321との係止によって固定されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、その他のロック機構等によって固定されるものであってもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる。
1…電気接続箱
3…箱本体
5…装着部
7…タブ端子
100…ヒューズ
200…ヒューズ用接続端子
210…接続部
210A…密接面
212…両側板
212A,212B…側板
213…底板
214…最外底板
220…可溶部
221…可溶導体部
222…低融点金属
223…加締片
224…放熱部
300…ハウジング
310…ハウジング本体
320…ハウジングカバー
500…連鎖状体

Claims (4)

  1. 相手側端子と接触する箱状の接続部と、前記接続部と連なって定格以上の電流を遮断する可溶部とを備えており、これら前記接続部及び前記可溶部を金属で一体形成されたヒューズ用接続端子であって、
    前記接続部は、前記相手側端子が挿入される挿入方向に沿って延在する壁面のうち少なくとも一面を構成し、かつ互いに密接した複数の面からなる密接面を備えることを特徴とするヒューズ用接続端子。
  2. 請求項1に記載のヒューズ用接続端子であって、
    前記密接面は、前記壁面を構成する他の面よりも前記ヒューズ用接続端子を収容するハウジングに対して接触圧が高い面であることを特徴とするヒューズ用接続端子。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のヒューズ用接続端子であって、
    前記壁面は、
    バネ部が形成される天板と、
    前記天板の両側方に連なる両側板と、
    前記両側板のうち一方の側板と連なって前記天板と対向可能な底板と、
    前記底板に密接可能な最外底板と
    によって構成され、
    前記密接面は、前記底板と前記最外底板とによって構成されることを特徴とするヒューズ用接続端子。
  4. 請求項3に記載のヒューズ用接続端子であって、
    前記底板には、第1凹み部が形成されており、
    前記最外底板には、前記第1凹み部と対応する第2凹み部が形成されることを特徴とするヒューズ用接続端子。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0333944U (ja) * 1989-08-10 1991-04-03
JPH0648149U (ja) * 1992-12-01 1994-06-28 矢崎総業株式会社 遅断ヒューズ
JPH076686A (ja) * 1993-06-21 1995-01-10 Yazaki Corp ヒューズ用接続端子

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