JP2013206760A - 誘導加熱コイル - Google Patents
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Abstract
【課題】フェライトコアを効率よく冷却するとともに、フェライトコアを容易に交換することが可能な誘導加熱コイルを提供しようとするものである。
【解決手段】フェライトコアを備えた平面加熱用の誘導加熱コイルにおいて、上記フェライトコアを収容するとともに、上記フェライトコアを収容した状態で、注水された冷却水を内部において循環することが可能であり、絶縁材料により形成される容器と、上記容器の外側面において巻き回された銅線または銅パイプとを有するようにしたものである。
【選択図】 図2
【解決手段】フェライトコアを備えた平面加熱用の誘導加熱コイルにおいて、上記フェライトコアを収容するとともに、上記フェライトコアを収容した状態で、注水された冷却水を内部において循環することが可能であり、絶縁材料により形成される容器と、上記容器の外側面において巻き回された銅線または銅パイプとを有するようにしたものである。
【選択図】 図2
Description
本発明は、誘導加熱コイルに関し、さらに詳細には、平面加熱を行う誘導加熱コイルに関する。
従来より、平面加熱を行う誘導加熱コイルは、加熱効率を向上するための磁束集中用のフェライトコアと、当該フェライトコアに巻き回された銅パイプとにより構成されていた。
即ち、平面加熱用の誘導加熱コイルは、図1(a)(b)に示すように、中空の銅パイプを磁束集中用のフェライトコアに巻き回して形成されており、このとき、銅パイプは接着剤によりフェライトコアに固定されている。
また、こうした誘導加熱コイルにおいては、銅パイプ内部に冷却水が注入されてフェライトコアを冷却するようになされている。
つまり、こうした誘導加熱コイルにおいては、被加熱物からの輻射熱などによりフェライトコアが加熱されてしまうが、銅パイプ内に注入された冷却水により、加熱されたフェライトコアの冷却を行う構成となっている。この際、接着剤として熱伝導性の高い接着剤を使用することで、より効率のよい冷却を行うことができるものである。
しかしながら、こうした誘導加熱コイルにおいては、銅パイプ内を循環する冷却水による冷却では、銅パイプとフェライトコアとの接触している面積が小さいため十分な冷却効果が得られないことがあり、こうした点が問題点として指摘されていた。
また、フェライトコアは、輻射熱による加熱や度重なる使用により徐々に劣化してしまうものである。
劣化したフェライトコアは、誘導加熱コイルの安定した加熱効果を損なうため交換する必要があるが、このとき、フェライトコアは接着剤により銅パイプに固定されており、フェライトコアを交換するにあたって、銅パイプからフェライトコアを取り外す際に、銅パイプに力がかかり、銅パイプにおける巻き回された形状が変形してしまっていた。
こうして変形した銅パイプは、作業者により再度巻き回された形状に修正されるが、フェライトコアの交換において、こうした作業が作業者にとって負担となることが問題点として指摘されていた。
なお、本願出願人が特許出願のときに知っている先行技術は、文献公知発明に係る発明ではないため、本願明細書に記載すべき先行技術文献情報はない。
本発明は、上記したような従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フェライトコアを効率よく冷却することが可能な誘導加熱コイルを提供しようとするものである。
また、本発明の目的とするところは、フェライトコアを容易に交換することが可能な誘導加熱コイルを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、フェライトコアを備えた平面加熱用の誘導加熱コイルにおいて、上記フェライトコアを収容するとともに、上記フェライトコアを収容した状態で、注水された冷却水を内部において循環することが可能であり、絶縁材料により形成される容器と、上記容器の外側面において巻き回された銅線または銅パイプとを有するようにしたものである。
また、本発明は、上記した発明において、上記容器は、被加熱物と対向する面の近傍において傾斜部が形成され、上記傾斜部の内壁面において、複数の溝が形成され、上記フェライトコアは、上記容器に収容される際には下面が上記傾斜部に接した状態となるようにしたものである。
また、本発明は、上記した発明において、上記フェライトコアは中心軸上に貫通孔が設けられ、上記容器に注水される冷却水が上記貫通孔を通るように注水されるようにしたものである。
また、本発明は、上記した発明において、上記フェライトコアは側面に垂直方向に形成された溝または螺旋状に形成された溝が形成されるようにしたものである。
また、本発明は、上記した発明において、上記フェライトコアは複数の粉砕されたフェライトコアであるようにしたものである。
また、本発明は、上記した発明において、上記フェライトコアは複数の小型のフェライトコアであるようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、フェライトコアを効率よく冷却することができるという優れた効果を奏するものである。
また、本発明は、以上説明したように構成されているので、フェライトコアを容易に交換することができるという優れた効果を奏するものである。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による誘導加熱コイルの実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
ここで、図2(a)には、本発明による誘導加熱コイルの概略構成斜視説明図が示されており、また、図2(b)には、図2(a)のII−II線による断面図が示されている。
この図2に示す誘導加熱コイル10は、円柱形状のフェライトコア12を固定することなく収容する略円柱形状の容器14と、容器14の下方側の外側面において巻き回された銅線16と、容器14の蓋部14−1の略中心位置に設けられた注水管18と、蓋部14−1に設けられた排水管20とを有して構成されている。
より詳細には、容器14は、絶縁材料より形成される本体部14−2と絶縁材料より形成される蓋部14−1とから構成されており、本体部14−2の上方側に蓋部14−1が取り外し自在に配設される。
この蓋部14−1は、略円板形状を備えており、その直径D1は、本体部14−2の内径D2より大きくなるよう寸法設定されている(図3(a)を参照する。)。
そして、蓋部14−1の略中心位置には、一方の端部18aがチューブ(図示せず。)を介してポンプ(図示せず。)に接続される注水管18が設けられている。また、蓋部14−1には、一方の端部20aが排水用のチューブ(図示せず。)に接続される排水管20が配設されている(図3(a)を参照する。)。なお、こうした注水管18および排水管20はそれぞれ絶縁材料により形成されている。
排水管20については、蓋部14−1が本体部14−2の上方側に配設されたときに、他方の端部20bが本体部14−2の内部空間に位置するように設けられている。
こうして構成された蓋部14−1を本体部14−2の上方側に配設して、ポンプ(図示せず。)から送られる冷却水を注水管18から本体部14−2の内部空間に注水するとともに、当該内部空間の冷却水が注水管18から注水される冷却水の圧力により排水管20から排出されることとなる。
また、本体部14−2は、下方側において傾斜部14−2aが形成されており、傾斜部14−2aの下端部においては、本体部14−2の内径D1より小さな径D3の円形の下面14−2bが形成されている(図3(b)を参照する。)。なお、この傾斜部14−2aは、内側、つまり、内壁面14−2aaにおいて複数の溝22が形成されている(図7(a)を参照する。)。
そして、本体部14−2に収容されたフェライトコア12は、下面12aにおいて傾斜部14−2aに接した状態となる。
また、本体部14−2の内径D2は、フェライトコア12を収容したときに、フェライトコア12の側面12bと本体部14−2の内壁14−2cとが間隔g1を設けるよう寸法設定されている。なお、この間隔g1は、フライトコア12を収容した本体部14−2に蓋部14−1の注水管18から冷却水を注水した際に、注水した冷却水が循環することが可能な程度に設けられていればよく、この間隔g1は極力小さい方がよい。
本体部14−2は、絶縁材料により厚さt1で形成されており、この厚さt1は、蓋部14−1が本体部14−2に取り付けられた状態で注水管18から冷却水が注水されたときに、その水圧に耐えられる厚みであればよく、薄いほどよい。つまり、本体部14−2は、例えば、PTFE(polytetrafluoroethylene)材により、厚さ1mmで形成される。
また、銅線16は、容器14の下方側、より詳細には、本体部14−2の傾斜部14−2aの上方側において、容器14に巻き回されてコイル形状を形成しており、その端部は、高周波電源(図示せず。)に接続されている。
なお、この銅線16については、フェライトコア12を容器14に収容するようにしたため、接着剤などにより固定する必要はない。
また、フェライトコア12はその直径D4を、本体部14−2に収容された際に、側面12bと本体部14−2の内壁14−2cとに間隔g1が設けられるように寸法設定されている。さらに、フェライトコア12の高さH1は、本体部14−2に収容された際に、上面12cが注水管18あるいは排水管20と接することのないように寸法設定されている。
以上の構成において、本発明による誘導加熱コイル10を利用して平面加熱を行う場合には、銅線16が巻き回された本体部14−2にフライトコア12を収容し、当該本体部14−2の上方側に蓋部14−2を取り付け、注入管18から冷却水を注入しながら、排水管20から冷却水を排水する状態で、被加熱物の上方側において、当該被加熱物と所定の間隔を開けて誘導加熱コイル10を配置する。
その後、高周波電源(図示せず。)により銅線16に高周波電流を印加すると、銅線16により発生した磁束がフェライトコア12により誘導加熱コイル10の下方側に集中することとなり、これにより、誘導加熱コイル10の下方側に位置する被加熱物を加熱する。
このとき、誘導加熱コイル10においては、被加熱物からの輻射熱により容器14およびフェライトコア12が加熱されてしまうが、容器14およびフェライトコア12は、容器14に注水される冷却水により効率的に冷却される。
ここで、容器14に注入された冷却水について説明する。
本体部14−2の内壁14−2cとフェライトコア12の側面12bとの間には、冷却水が循環可能な間隔g1が設けられるとともに、傾斜部14−2aの内側には複数の溝(図示せず。)が設けられており、注水管18から注水された冷却水は、注水時の水圧および水温により、フェライトコア12の上面12c側から側面12bを経由して下面12aに到達する。
これにより、被加熱物からの輻射熱により加熱されたフェライトコア12および容器14を冷却することとなる。
そして、フェライトコア12および容器14を冷却して温度の上がった冷却水は、その高い水温のため、対流現象によりフェライトコア12の下面12a側から、側面12bを経由して上面12c側に到達する。こうして上面12cに到達した温度の上昇した冷却水は、注水された冷却水の水圧により排水管20を介して排水されることとなる。
このようにして、注水管18から注水された冷却水が容器14内を循環することで、フェライトコア12および容器14を効率的に冷却することができる。
また、誘導加熱コイル10を繰り返し使用してフェライトコア12が劣化し、フェライトコア12を交換する場合には、蓋部14−1を本体部14−2から外し、容器14内の冷却水を排水し、本体部14−2に収容されたフェライトコア12を取り出す。このとき、フェライトコア12は、本体部14−2に固定されることなく収容されているので、作業者は容易にフェライトコア12を取り出すことができる。
その後、新しいフェライトコア12を本体部14−2に収容するようにして、フェライトコア12の交換作業を行う。なお、こうした交換作業においては、銅線16に力がかかることがないので、銅線16のコイル形状を変形させることなくフェライトコア12を交換することができる。
そして、フェライトコア12の交換が終了すると、再び蓋部14−1を本体部14−2に取り付け、冷却水を注入して誘導加熱コイル10を使用する。
以上において説明したように、本発明による誘導加熱コイル10は、フェライトコア12を収容した絶縁材料よりなる容器14に銅線16を巻き回して形成されるようにしたものであり、当該容器14内を冷却水を循環するようにしたものである。
これにより、本発明による誘導加熱コイル10においては、容器14内に収容されたフェライトコア12は、その表面全体(つまり、下面12a、側面12bおよび上面12cである。)で容器14内を循環する冷却水により冷却されるため、従来の技術(つまり、銅パイプ内を循環する冷却水によりフェライトコアを冷却する技術である。)と比較して、非常に効率的にフェライトコア12を冷却することができるものである。
また、本発明による誘導加熱コイル10においては、銅線16の巻き回された形状を変形することなく、極めて容易にフェライトコア12を交換することができるものである。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(12)に示すように変形することができるものである。
(1)上記した実施の形態においては、容器14を略円柱形状としたが、これに限られるものではないことは勿論であり、容器14を略角柱形状としてもよく、容器14の形状をフェライトコア12の形状に合わせて、フェライトコア12の形状と略一致する形状としてもよい。
即ち、フェライトコア12が角柱形状の場合には、容器14を略角柱形状とし、この際には、フェライトコア12の側面と容器14の内壁とが間隔g1を設けられるよう寸法設計されるとともに、容器14の下方側において傾斜部を設けるように設計される。
つまり、容器14は、フェライトコア12に形状に合わせた所望の形状において、容器14内で冷却水が循環可能なような構成を備えるように設計される。
(2)上記した実施の形態においては、容器14に銅線16を巻き回してコイル形状を形成するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、銅線16に換えて銅パイプを用いるようにしてもよい。
この場合、銅パイプには冷却水が流れるようにすると、より効率的にフェライトコアおよび容器14を冷却することができるようになる。
(3)上記した実施の形態においては、注水管18から注水された冷却水を、注水時に水圧および水温により下方側に流れるようにするとともに、冷却に使用された比較的温度の高い冷却水は、その水温のために上方側に流れるようになり、これにより、冷却水を循環させるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。
例えば、フェライトコア12の中心軸上に貫通孔12−1を設け、注入管18から注入された冷却水の水圧により、当該冷却水を貫通孔12−1を通って下面12a側に到達させ、下面12a側から側面12bを経由して上面12cに到達させて排水管20を介して廃す利するようにしてもよい(図4(a)を参照する。)。
(4)上記した実施の形態においては、フェライトコア12を円柱形状としたが、これに限られるものではないことは勿論であり、フェライトコア12の側面12bに垂直方向に複数の溝24を形成したり(図7(b)を参照する。)、側面12bに螺旋状に溝26を形成して(図7(c)を参照する。)、フェライトコア12の表面積を大きくするようにしてもよい。
または、フェライトコア12を所定の大きさ粉砕し、粉砕したフェライトコア12を複数個、容器14に収容するようにして(図4(b)を参照する。)、フェライトコアの表面積を大きくするようにしてもよい。
さらに、小型のフェライトコアを複数用意し、こうしたフェライトコアを容器14に収容するようにしてフェライトコアの表面積を大きくするようにしてもよい。
これにより、冷却水とフェライトコア12との接触する面積が大きくなり、より効率的にフェライトコア12を冷却することができるようになる。
(5)上記した実施の形態においては、接着剤により銅線16を容器14に固定しないようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、銅線16を接着剤により容器14に固定するようにしてもよい。
(6)上記した実施の形態においては、本体部14−2の下方側において傾斜部14−2aを形成するとともに、この傾斜部14−2aの内側、つまり、内壁面14−2aaにおいて複数の溝(図示せず。)を形成するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。
即ち、図5に示すように、本体部14−2を下方側に傾斜部14−2aを設けることなく、下面14−2bの内壁面14−2baに複数箇所の凸部を設けるようにしてもよく(図5を参照する。)、要は、フェライトコア12を収容した際に、フェライトコア12の下面12aに到達するようにして本体部14−2内を冷却水が循環するような構成であれば、どのような構成であってもよい。
(7)上記した実施の形態においは、蓋部14−1を略円板形状としたが、蓋部14−1としては、略角板形状であってもよく、その際には、本体部14−2の開口部14−2d(図3(a)を参照する。)を多くことができる大きさとする。
(8)上記した実施の形態においては、フェライトコア12を容器14内に固定することなく収容するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、フェライトコア12を容器14内に固定するようにしてもよい。
このとき、フェライトコア12を固定する固定手段は、冷却水の循環を妨げず、かつ、フェライトコア12を容易に取り外すことができるようにする必要がある。
(9)上記した実施の形態においては、誘導加熱コイル10を、下方側において被加熱物を加熱するような構成としたが、これに限られるものではないことは勿論であり、図6に示すように、上方側において被加熱物を加熱するようにしてもよい。
即ち、誘導加熱装置10の構成を上下逆さまとし、本体部14−2の内壁14−2cにおいてフェライトコア12を固定する凸部を形成する。
この凸部は、容易にフェライトコア12の固定を解除することができる構成とする。
また、上記した変形例(3)のような構成とすることにより、容器14内を冷却水が循環することができるようになる。
さらに、上記した変形例(4)のような構成、つまり、所定の大きさに粉砕したフェライトコアや小型のフェライトコアを容器14に収容する場合には、凸部に換えて網状の落下防止ネットを設けるようにすればよい。
(10)上記した実施の形態においては、蓋部14−1の略中心位置に注水管18を設けるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、注水管18を蓋部14−1の任意の位置に設けるようにしてもよい。
このとき、排水管20は、注水管18から注水された冷却水を効率よく排水可能な位置に設けるようにする。
(11)上記した実施の形態においては、特に記載しなかったが、本体部14−2の上方側に蓋部14−1が配設された構成としては、例えば、図8に示すように、蓋部14−1に絶縁材料よりなるネジにより、本体部14−2が取り外し自在に取り付けるようにしてもよい。なお、図8においては、銅線に換えて変形例(2)のように銅パイプを用いた場合を図示する。
具体的には、蓋部14−1は、板状部材14−1aと蓋固定部材14−1bにより構成されており、蓋固定部材14−1bの上面に板状部材14−1aが配設される。
この蓋部14−1では、板状部材14−1aと蓋固定部材14−1bとの間において、注水管18および排水管20が設けられた位置に、それぞれOリング28、30が設けられている。
また、板状部材14−1aと蓋固定部材14−1bとには、複数のネジ穴が同じ数だけ設けられており、こうしたネジ穴は、蓋固定部材14−1bの上面に板状部材14−1aを配設する際には、注水管18および排水管20が配設された状態で、蓋固定部材14−1bに設けられたネジ穴と板状部材14−1aに設けられたネジ穴とが連通するように設計されている。なお、蓋固定部材14−1bに設けられたネジ穴の径と、板状部材14−1aに設けられたネジ穴の径とは一致するように寸法設定されている。
本体部14−2には、開口部14−2dの周りにおいて、水平方向に縁部14−2eが設けられている。
この縁部14−2eには、蓋部14−1を配設した際に板状部材14−1aおよび蓋固定部材14−1bにおいて連通した状態のネジ穴と連通するネジ穴が設けられている。なお、縁部14−2eに設けられたネジ穴は、板状部材14−1aや蓋固定部材14−1bに設けられたネジ穴と一致するよう寸法設定されている。
そして、蓋部14−1に本体部14−2が取り付けられる際には、蓋部14−1の下方側に、縁部14−2eに設けられたネジ穴が板状部材14−1aおよび蓋固定部材14−1bのネジ穴と連通するように本体部14−2が配設され、連通したネジ穴に絶縁材料よりなるネジ32をネジ込み、縁部14−2eの下方側においてナット34によりネジ32を固定する。
このとき、蓋部14−1と本体部14−2との間には、Oリング42が配設されることとなる。
なお、蓋固定部材14−1bの端部近傍に設けられたネジ穴と、容器14を固定する固定台38に設けられたネジ穴とに絶縁材料よりなるネジ36をネジ込み、蓋固定部材14bの下方側においてナット40によりネジ36を固定する。これにより、容器14が固定台38に固定されることとなる。
(12)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(11)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、平面加熱する誘導加熱コイルとして用いられる。
10 誘導加熱コイル
12 フェライトコア
14 容器
14−1 蓋部
14−2 本体部
16 銅線
18 注水管
20 排水管
22、24、26 溝
12 フェライトコア
14 容器
14−1 蓋部
14−2 本体部
16 銅線
18 注水管
20 排水管
22、24、26 溝
Claims (6)
- フェライトコアを備えた平面加熱用の誘導加熱コイルにおいて、
前記フェライトコアを収容するとともに、前記フェライトコアを収容した状態で、注水された冷却水を内部において循環することが可能であり、絶縁材料により形成される容器と、
前記容器の外側面において巻き回された銅線または銅パイプと
を有することを特徴とする誘導加熱コイル。 - 請求項1に記載の誘導加熱コイルにおいて、
前記容器は、被加熱物と対向する面の近傍において傾斜部が形成され、前記傾斜部の内壁面において、複数の溝が形成され、
前記フェライトコアは、前記容器に収容される際には下面が前記傾斜部に接した状態となる
ことを特徴とする誘導加熱コイル。 - 請求項1または2のいずれか1項に記載の誘導加熱コイルにおいて、
前記フェライトコアは中心軸上に貫通孔が設けられ、前記容器に注水される冷却水が前記貫通孔を通るように注水される
ことを特徴とする誘導加熱コイル。 - 請求項1または2のいずれか1項に記載の誘導加熱コイルにおいて、
前記フェライトコアは側面に垂直方向に形成された溝または螺旋状に形成された溝が形成される
ことを特徴とする誘導加熱コイル。 - 請求項1または2のいずれか1項に記載の誘導加熱コイルにおいて、
前記フェライトコアは複数の粉砕されたフェライトコアである
ことを特徴とする誘導加熱コイル。 - 請求項1または2のいずれか1項に記載の誘導加熱コイルにおいて、
前記フェライトコアは複数の小型のフェライトコアである
ことを特徴とする誘導加熱コイル。
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2012
- 2012-03-29 JP JP2012075368A patent/JP5307267B1/ja active Active
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