JP2013204579A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Tomoyuki Kuge
智之 久下
Kiyotaka Wakasa
清貴 若狹
Yuzuru Hashime
譲 橋目
Masao Takeda
正朗 竹田
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Abstract

【課題】手動変速機を搭載した車両において、走行燃費が良好であるか否かの判定結果が不必要に変わることを防止できる、車両用制御装置を提供する。
【解決手段】クラッチ操作が行われておらず、手動変速機3の現在の変速段が判定されているときには、その変速段に応じたエコ運転判定マップが用いられ、車速Vおよびスロットル開度に基づいて、エコ運転が行われているか否か、つまり走行燃費が良好であるか否かが判定される。クラッチ操作が行われると、そのクラッチ操作からの所定時間(オフ遅延タイマの作動中)、クラッチ操作前における走行燃費が良好であるか否かの判定結果が保持される。これにより、クラッチ操作の度に、走行燃費が良好であるか否かの判定結果が変わることを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、手動変速機を備える車両に用いられる制御装置に関する。
近年、自動車などの車両に、燃費を抑えた運転(走行)、いわゆるエコ運転が行われている旨をランプ(エコランプ)の点灯で報知する機能が搭載されてきている。そのランプの点灯により、運転者にエコ運転を意識させることができ、燃費の向上、ひいてはCO排出量削減による地球環境保護を図ることができる。
エコ運転が行われているか否かの判定の手法は、種々提案されている。
たとえば、車速およびアクセル開度(アクセルペダルの最大操作量に対する操作量の割合)に基づいて、エコ運転が行われているか否かを判定する手法がある。この手法では、車速およびアクセル開度が検出される。そして、車速とエコ判定しきい値とを関連づけて作成されたマップが参照されて、そのマップから現在の車速に応じたエコ判定しきい値が読み出され、現在のアクセル開度がエコ判定しきい値よりも小さければ、エコ運転が行われると判定される。
特開2010−42745号公報
シフトレバーの手動操作によって変速段が切り替えられる手動変速機(マニュアルトランスミッション)を搭載した車両では、シフトチェンジの際に、クラッチペダルが踏まれるとともに、アクセルペダルから足が放されるので、アクセル開度が0になる。そのため、前述の手法では、シフトチェンジの度に、現在のアクセル開度がエコ判定しきい値よりも小さいと判断され、エコ運転が行われていると判定されてしまう。その結果、シフトチェンジの前後でエコ運転が行われている場合、シフトチェンジの判定結果が不必要に変わることになる。
本発明の目的は、手動変速機を搭載した車両において、走行燃費が良好であるか否かの判定結果が不必要に変わることを防止できる、車両用制御装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る車両用制御装置は、駆動源からの回転駆動力がクラッチを介して入力される手動変速機を備えた車両に用いられる。前記車両用制御装置は、車速を検出する車速検出手段と、前記車両におけるアクセル操作に応じて増減する物理量を検出する物理量検出手段と、前記クラッチの操作を検出するクラッチ操作検出手段と、前記手動変速機の変速段を判定する変速段判定手段と、前記手動変速機の変速段ごとに設定された燃費良否判定基準を記憶する判定基準記憶手段と、前記変速段判定手段によって判定された変速段に応じた前記燃費良否判定基準を用い、前記車速検出手段によって検出される車速および前記物理量検出手段によって検出される物理量に基づいて、走行燃費が良好であるか否かを判定する良否判定手段と、前記クラッチ操作検出手段によって前記クラッチの操作が検出されると、その検出からの所定時間、当該検出前における前記良否判定手段の判定結果を保持する判定結果保持手段とを含む。
車速および車両のアクセル操作に応じて増減する物理量が検出される。そして、クラッチの操作(クラッチ操作)が行われていないときに、手動変速機の現在の変速段に応じた燃費良否判定基準が用いられ、車速および物理量に基づいて、走行燃費が良好であるか否かが判定される。
クラッチ操作が行われると、そのクラッチ操作からの所定時間、クラッチ操作前における走行燃費が良好であるか否かの判定結果が保持される。これにより、クラッチ操作の度に、走行燃費が良好であるか否かの判定結果が変わることを防止できる。その結果、走行燃費が良好であるか否かの判定結果が不必要に変わることを防止できる。
本発明によれば、手動変速機を搭載した車両において、走行燃費が良好であるか否かの判定結果が不必要に変わることを防止できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用制御装置が適用された車両の要部の構成を示すブロック図である。 図2は、メータECUの要部の構成を示すブロック図である。 図3は、変速段判定処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、変速段判定マップの一例を示す図である。 図5は、エコランプ制御の流れを示すフローチャートである。 図6は、エコ運転判定処理のメインルーチンのフローチャートである。 図7は、エコ運転判定処理のサブルーチン(エコ判定サブルーチン)のフローチャートである。 図8は、エコ運転判定処理のサブルーチン(タイマ処理サブルーチン)のフローチャートである。 図9は、変速段が前進2速であるときに参照されるエコ運転判定マップの一例である。 図10は、変速段が前進3速であるときに参照されるエコ運転判定マップの一例である。 図11は、変速段が前進4速であるときに参照されるエコ運転判定マップの一例である。 図12は、変速段が前進5速であるときに参照されるエコ運転判定マップの一例である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用制御装置が適用された車両の要部の構成を示すブロック図である。
車両1は、エンジン2を駆動源とする自動車である。
車両1には、手動変速機(マニュアルトランスミッション)3が搭載されている。手動変速機3は、たとえば、前進1速、前進2速、前進3速、前進4速、前進5速および後進1速の変速段を有している。手動変速機3の変速段は、車室内に設けられたシフトレバー(図示せず)の操作によって切り替えられる。
エンジン2と手動変速機3との間には、クラッチ4が介装されている。車室内のクラッチペダル(図示せず)が踏み込まれていないときには、クラッチ4が繋がっており(継合状態になり)、クラッチペダルが踏み込まれると、クラッチ4が切れる(非継合状態になる)。
クラッチ4が繋がっているときには、エンジン2からの回転駆動力が手動変速機3に伝達される。そして、手動変速機3がいずれかの変速段に入れられているときには、その回転駆動力は、入れられている変速段に応じた変速比で変速されて、手動変速機3のアウトプットシャフトから出力される。アウトプットシャフトから出力される回転駆動力は、車輪5に連結されたドライブシャフト6に伝達される。これにより、ドライブシャフト6とともに、車輪5が回転する。手動変速機3がいずれの変速段にも入れられていない状態(ニュートラル状態)では、手動変速機3のアウトプットシャフトから回転駆動力が出力されない。また、クラッチ4が切れているときには、エンジン2からの回転駆動力が手動変速機3に伝達されない。
車両1の車室内の最前部には、インストルメントパネル(図示せず)が配置されている。インストルメントパネルには、計器類およびランプ類などが配置されたメータパネル7が組み込まれている。
そして、車両1には、CPUおよびメモリを含む構成の複数のECU(電子制御ユニット)が備えられている。ECUには、エンジン2を制御するEFIECU11と、メータパネル7の各部(計器類およびランプ類など)を制御するメータECU12が含まれる。EFIECU11およびメータECU12は、CAN(Controller Area Network)通信プロトコルによる通信のためのCANバス13に接続されている。
EFIECU11には、クランク角センサ14およびスロットル開度センサ15が接続されている。エンジン2のクランクシャフトの回転に同期して、クランク角センサ14からパルス信号が出力される。EFIECU11は、クランク角センサ14から入力されるパルス信号に基づいて、エンジン2の回転数Neを演算する。また、エンジン2の燃焼室には、吸気路が接続されており、吸気路からエンジンの燃焼室に供給される空気量の調節のために、スロットルバルブが吸気路に設けられている。スロットルバルブの開度(スロットル開度)は、車室内に配置されたアクセルペダル(図示せず)の踏み込み量に応じて変化する値であり、アクセルペダルが踏み込まれていないときに0%となり、アクセルペダルが最大に踏み込まれたときに100%となる百分率である。スロットル開度センサ15により、スロットル開度が検出される。EFIECU11は、エンジン回転数Neおよびスロットル開度に基づいて、エンジン2の駆動を制御する。また、EFIECU11は、エンジン回転数Neおよびスロットル開度のデータをCANバス13に送信する。これにより、CANバス13に接続されたメータECU12は、エンジン回転数Neおよびスロットル開度を取得することができ、エンジン回転数Neおよびスロットル開度を利用した制御を実行することができる。
メータECU12には、車速センサ16が接続されている。ドライブシャフト6の回転に同期して、車速センサ16からパルス信号が出力される。メータECU12は、車速センサ16から入力されるパルス信号(車速パルス)に基づいて、車速Vを算出する。そして、メータECU12は、その算出した車速Vに基づいて、メータパネル7の速度計などを制御する。また、メータECU12は、車速VのデータをCANバス13に送信する。これにより、CANバス13に接続された他のECUは、車速Vを取得することができ、車速Vを利用した制御を実行することができる。
図2は、メータECUの要部の構成を示すブロック図である。
メータECU12は、プログラム処理によってソフトウエア的に実現される機能処理部として、NV比算出部21、変速段判定部22およびエコランプ点灯制御部23を備えている。
NV比算出部21には、EFIECU11からCANバス13を介して取得されるエンジン回転数Neおよび車速パルスに基づいて算出される車速Vが入力される。そして、NV比算出部21は、車速Vが所定車速Vmin以上、たとえば、1km/h以上であれば(言い換えれば、車速Vが停止していなければ)、エンジン回転数Neと車速Vとの比であるNV比NVRを算出する。NV比NVRは、エンジン回転数Neが車速Vで除され、その除算値に定数Kが乗じられることによって算出される。すなわち、NV比NVRは、式(1)に従って算出される。
NVR=(Ne/V)×K ・・・(1)
変速段判定部22には、NV比算出部21によって算出されたNV比NVRが入力される。また、変速段判定部22には、車速センサ16およびその信号線における異常の有無やCAN通信の異常の有無を判定した結果が入力される。変速段判定部22は、車速センサ16およびその信号線ならびにCAN通信などに異常(フェイル)がなければ、メータECU12のメモリに保存されている変速段判定マップを参照して、NV比NVRに基づいて、手動変速機3の現在の変速段が前進1速、前進2速、前進3速、前進4速および前進5速のいずれであるかを判定する。
エコランプ点灯制御部23には、EFIECU11からCANバス13を介して取得されるスロットル開度および車速パルスに基づいて算出される車速Vが入力される。エコランプ点灯制御部23は、メータECU12のメモリ24に記憶されているエコ運転判定マップを参照して、スロットル開度および車速Vに基づいて、良好な燃費での運転(走行)、いわゆるエコ運転が行われているか否かを判定する。そして、エコランプ点灯制御部23は、エコ運転が行われているか否かの判定結果に基づいて、メータパネル7に配設されたエコランプ8の点灯を制御する。
NV比算出部21および変速段判定部22の機能を実現するプログラム処理の流れが図3に示されている。また、図4には、変速段判定マップの一例が示されている。
たとえば、エンジン2の駆動中は、メータECU12により、図3に示される変速段判定処理が繰り返し実行されている。
変速段判定処理では、まず、車速Vが所定車速Vmin以上であるか否かが判断される(ステップS1)。
車速Vが所定車速Vmin未満である場合には(ステップS1のNO)、変速段判定処理が直ちに終了される。
車速Vが所定車速Vmin以上であれば(ステップS1のYES)、次に、エンジン回転数Neが車速Vで除され、その除算値に定数Kが乗じられることにより、NV比NVRが算出される(ステップS2)。
NV比NVRが算出されると、車速センサ16およびその信号線ならびにCAN通信など、手動変速機3の現在の変速段の判定に必要な情報に異常(フェイル)がないことが確認される(ステップS3)。
異常がある場合には(ステップS3のNO)、変速段判定処理が終了される。
異常がなければ(ステップS3のYES)、メータECU12のメモリに保存されている変速段判定マップが参照されて、NV比NVRに基づいて、手動変速機3の現在の変速段が前進1速、前進2速、前進3速、前進4速および前進5速のいずれであるかが判定されるか、または、手動変速機3の現在の変速段の判定が保留されて(ステップS4)、変速段判定処理が終了される。
変速段判定マップでは、手動変速機3の変速段ごとにNV比範囲が設定されている。駆動源の回転数Neと車速Vとの比であるNV比NVRは、手動変速機3の変速段(変速比)および車輪5の直径(車輪径)によって決まる。車輪径は、車輪のサイズ変更や摩耗によるばらつきを有する。この車輪径のばらつきを考慮して、手動変速機3の各変速段に応じたNV比がある程度の幅を有するNV比範囲として設定されている。たとえば、図4に示されるように、前進1速に対しては、NV比範囲が2222以上3704未満の範囲に設定されている。前進2速に対しては、NV比範囲が1351以上2027未満の範囲に設定されている。前進3速に対しては、NV比範囲が921以上1247未満の範囲に設定されている。前進4速に対しては、NV比範囲が689以上809未満の範囲に設定されている。前進5速に対しては、NV比範囲が564以上662未満の範囲に設定されている。
そして、NV比NVRが前進1速、前進2速、前進3速、前進4速および前進5速に対してそれぞれ設定されたNV比範囲のいずれかに含まれる場合には、その含まれるNV比範囲に対応した変速段が手動変速機3の現在の変速段であると判定される。たとえば、NV比NVRが1351以上2027未満の範囲に含まれる値である場合には、手動変速機3の現在の変速段が前進2速であると判定される。
一方、NV比NVRが前進1速、前進2速、前進3速、前進4速および前進5速に対してそれぞれ設定されたNV比範囲のいずれにも含まれない場合、言い換えれば、NV比NVRが前進1速、前進2速、前進3速、前進4速および前進5速に対してそれぞれ設定されたNV比範囲外の無効範囲に含まれる場合、手動変速機3の現在の変速段の判定が不可能であるとして、変速段の判定は行われず、直前に判定された変速段が手動変速機3の現在の変速段であるとして保留される。
たとえば、NV比NVRが前進3速のNV比範囲に含まれ、手動変速機3の変速段が前進3速であると判定されていた状態から、NV比NVRが前進5速のNV比範囲よりも小さい値に低下した場合、シフトアップまたはシフトダウンのためにクラッチ4が切られたと判断される。そして、クラッチ4が切られているときには、現在の変速段を正しく推定することができないとして、現在の変速段の推定が行われない。
また、手動変速機3の変速段が前進3速であると判定されていた状態から、NV比NVRが前進5速のNV比範囲よりも小さい値に一旦低下した後、NV比NVRが前進3速のNV比範囲と前進4速のNV比範囲に含まれる場合には、クラッチ4が完全には繋がっていない半クラッチ状態であると判断される。そして、半クラッチ状態では、現在の変速段を正しく推定することができないとして、現在の変速段の推定が行われない。
エコランプ点灯制御部23の機能を実現するプログラム処理の流れが図5〜8に示されている。また、図9〜12には、エコ運転判定マップの一例が示されている。
たとえば、エンジン2の駆動中は、メータECU12により、図5に示されるエコランプ制御が繰り返し実行されている。
エコランプ制御では、まず、オフ遅延タイマが作動中か否かが判断される(ステップS1)。オフ遅延タイマは、クラッチ操作が行われているために、変速段判定処理で手動変速機3の現在の変速段が推定されなかったことに応答して作動するタイマである。オフ遅延タイマの作動タイミングについては、後に詳述する。
オフ遅延タイマが作動中でなければ(ステップS11のNO)、次に述べるエコ運転判定処理による最新の決定に基づいて、エコランプ8の点灯が制御される(ステップS12)。
オフ遅延タイマが作動中である場合には(ステップS11のYES)、エコ運転判定処理による最新の決定にかかわらず、オフ遅延タイマがスタートする直前におけるエコ運転判定処理による決定が保持されて、エコランプ8の点灯が制御されず(エコランプ8が点灯中であれば、エコランプ8が点灯されたまま、エコランプ8が消灯中であれば、エコランプ8が消灯されたまま)、エコランプ制御が直ちに終了される。
図6は、エコ運転判定処理のメインルーチンを示すフローチャートである。
図5に示されるエコランプ制御が実行されている間、図6に示されるエコ運転判定処理が並行して実行されている。
エコ運転判定処理では、まず、車速Vが所定車速範囲内であるか否か、たとえば、車速Vが10km/h以上110km/h以下の範囲内であるか否かが判断される(ステップS21)。
車速Vが所定車速範囲内でない場合には(ステップS21のNO)、エコ運転が行われているか否かを正確に判定することができない微速走行中であるか、または、エコ運転ではない高速走行中であると判断されて、エコランプ8の消灯が決定される(ステップS22)。
車速Vが所定車速範囲内である場合には(ステップS21のYES)、クラッチ操作が行われているか否かが判定される。クラッチ操作が行われているか否かは、変速段判定処理の結果から判定することができる。すなわち、変速段判定処理で手動変速機3の現在の変速段が推定されていない場合には、クラッチ操作が行われていると判定することができ、変速段判定処理で手動変速機3の現在の変速段が推定されている場合には、クラッチ操作が行われていないと判定することができる。
クラッチ操作が行われていない場合には、図7に示されるエコ判定サブルーチンが実行される(ステップS24)。
クラッチ操作が行われている場合には、図8に示されるタイマ処理サブルーチンが実行される(ステップS25)
エコ判定サブルーチンでは、図7に示されるように、変速段判定処理で推定されている変速段に応じたエコ運転判定マップが参照される(ステップS31)。エコ運転判定マップでは、図9〜12に示されるように、車速Vとスロットル開度との関係が定められている。
そして、エコ運転判定マップに基づいて、車速Vおよびスロットル開度がそれぞれ所定の範囲内であれば(ステップS32のYES)、エコ運転が行われていると判定されて、エコランプ8の点灯が決定され(ステップS33)、エコ判定サブルーチンが終了される。
車速Vおよびスロットル開度がそれぞれ所定の範囲内でない場合には(ステップS32のNO)、エコ運転が行われていないと判定されて、エコランプ8の消灯が決定され(ステップS34)、エコ判定サブルーチンが終了される。
具体的には、変速段が前進2速である場合には、図9に示されるエコ運転判定マップが参照される。このエコ運転判定マップでは、車速Vが約15〜30km/hの範囲において、車速Vとスロットル開度との関係が定められている。変速段が前進2速での走行中は、車速Vが約15〜30km/hの範囲内であって、スロットル開度が約15%未満であれば、エコ運転が行われていると判定される。
変速段が前進3速である場合には、図10に示されるエコ運転判定マップが参照される。このエコ運転判定マップでは、車速Vが約15〜70km/hの範囲において、車速Vとスロットル開度との関係が定められている。変速段が前進3速での走行中は、車速Vが約15〜70km/hの範囲内であって、スロットル開度が約16%未満であれば、エコ運転が行われていると判定される。
変速段が前進4速である場合には、図11に示されるエコ運転判定マップが参照される。このエコ運転判定マップでは、車速Vが約20〜80km/hの範囲において、車速Vとスロットル開度との関係が定められている。変速段が前進4速での走行中は、車速Vが約20〜80km/hの範囲内であって、スロットル開度が約19%未満であれば、エコ運転が行われていると判定される。
変速段が前進5速である場合には、図12に示されるエコ運転判定マップが参照される。このエコ運転判定マップでは、車速Vが約35〜110km/hの範囲において、車速Vとスロットル開度との関係が定められている。変速段が前進5速での走行中は、車速Vが約35〜110km/hの範囲内であって、スロットル開度が約20〜25%未満であれば、エコ運転が行われていると判定される。
なお、前進1速での走行は、燃費が悪いので、変速段が前進1速である場合には、無条件に、エコ運転は行われていないと判定される。
タイマ処理サブルーチンでは、図8に示されるように、エコランプ8の消灯が決定される(ステップS41)。
その後、オフ遅延タイマがスタートされる(ステップS42)。
すなわち、クラッチ操作が行われていると判定されると、これに応答して、エコランプ8の消灯が決定されるとともに、オフ遅延タイマがスタートされる。
オフ遅延タイマは、所定時間(たとえば、1.5秒間)が経過するとタイムアップとなる。オフ遅延タイマがタイムアップすると(ステップS43のYES)、タイマ処理サブルーチンが終了される。
以上のように、クラッチ操作が行われておらず、手動変速機3の現在の変速段が判定されているときには、その変速段に応じたエコ運転判定マップが用いられ、車速Vおよびスロットル開度に基づいて、エコ運転が行われているか否か、つまり走行燃費が良好であるか否かが判定される。
クラッチ操作が行われると、そのクラッチ操作からの所定時間(オフ遅延タイマの作動中)、クラッチ操作前(具体的には、クラッチ操作の直前)における走行燃費が良好であるか否かの判定結果が保持される。これにより、クラッチ操作の度に、素行燃費が良好であるか否かの判定結果が変わることを防止できる。その結果、走行燃費が良好であるか否かの判定結果が不必要に変わることを防止できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、手動変速機3の現在の変速段は、シフトレバーの各位置に、シフトレバーが配置されていることを検出するシフト位置スイッチが設けられて、シフト位置スイッチのオン/オフに基づいて、手動変速機3の現在の変速段が判定されてもよい。
また、クラッチペダルが操作されたことを検出するクラッチスイッチが設けられて、クラッチスイッチのオン/オフに基づいて、クラッチ操作が行われているか否かが判定されてもよい。
しかしながら、変速段判定処理により、手動変速機3の現在の変速段が判定され、クラッチ操作が行われているか否かが判定される構成では、シフト位置スイッチおよびクラッチスイッチが不要であり、それらを備える構成と比較して、コストを低減させることができる。
また、アクセル操作に応じて増減する物理量として、スロットル開度を例に挙げたが、車両1にアクセルペダルの操作量を検出するアクセルセンサが設けられて、アクセル操作に応じて増減する物理量として、アクセルペダルの操作量(絶対量)が採用されてもよいし、アクセルペダルが踏み込まれていないときを0%とし、アクセルペダルが最大に踏み込まれたときを100%とする百分率であるアクセル開度が採用されてもよい。
さらにまた、エコ運転が行われているか否かは、エコランプ8の点灯/消灯に限らず、車両1に搭載されたナビゲーション装置のディスプレイに表示されてもよいし、音声で報知されてもよい。
また、車両1として、エンジン2を駆動源する自動車を取り上げたが、本発明は、モータを駆動源とする電気自動車に適用されてもよいし、モータおよびエンジンを駆動源とするハイブリッドカーに適用されてもよい。電気自動車およびハイブリッドカーに適用される場合、走行のために消費される電力量が少ない状態を走行燃費が良い状態と考えるとよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 車両
2 エンジン(駆動源)
3 手動変速機
4 クラッチ
11 EFIECU(物理量検出手段)
12 メータECU(車速検出手段、クラッチ操作検出手段、変速段判定手段、判定基準記憶手段、良否判定手段、判定結果保持手段)
15 スロットル開度センサ(物理量検出手段)
16 車速センサ(車速検出手段)
24 エコ運転判定マップ(判定基準記憶手段)

Claims (1)

  1. 駆動源からの回転駆動力がクラッチを介して入力される手動変速機を備えた車両に用いられる制御装置であって、
    車速を検出する車速検出手段と、
    前記車両におけるアクセル操作に応じて増減する物理量を検出する物理量検出手段と、
    前記クラッチの操作を検出するクラッチ操作検出手段と、
    前記手動変速機の変速段を判定する変速段判定手段と、
    前記手動変速機の変速段ごとに設定された燃費良否判定基準を記憶する判定基準記憶手段と、
    前記変速段判定手段によって判定された変速段に応じた前記燃費良否判定基準を用い、前記車速検出手段によって検出される車速および前記物理量検出手段によって検出される物理量に基づいて、走行燃費が良好であるか否かを判定する良否判定手段と、
    前記クラッチ操作検出手段によって前記クラッチの操作が検出されると、その検出からの所定時間、当該検出前における前記良否判定手段の判定結果を保持する判定結果保持手段とを含む、車両用制御装置。
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