JP2013204459A - 内燃機関始動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、内燃機関の始動性が低下することを抑制できる内燃機関始動装置を提供する。
【解決手段】内燃機関始動装置100は、外気温Taを検出する外気温検出計60と、内燃機関25の実停止時間Cを検出するタイマー65と、HV−ECU70と、内燃機関25のスタータとして機能する発電機31と、インバータ24とを備える。HV−ECU70は、外気温検出計60の検出結果に基づいて内燃機関25の理想停止時間Cesを算出し、タイマー65が検出した実停止時間Cが理想停止時間Ces以上になると内燃機関25を始動するべくインバータ24と発電機31とを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関を始動する内燃機関始動装置に関する。
従来、内燃機関を備えて当該内燃機関が発生する動力によって走行する自動車では、外気温が低温であると、内燃機関が始動しづらくなるなど始動性が低下する場合がある。このため、外気温が低温である場合に内燃機関の始動性の低下を抑制するために、内燃機関の停止時に、内燃機関を始動して吸気バルブの開閉タイミングを内燃機関の着火性が良好となる所定のタイミングにする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−24891号公報
特許文献1に開示される技術では、外気温が低温であると、吸気バルブの開閉タイミングを変化する技術であり、外気温によっては、吸気バルブの開閉タイミングだけで始動性の低下を抑制することは難しい場合もありえる。
本発明は、内燃機関の始動性が低下することを抑制できる内燃機関始動装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の内燃機関始動装置は、外気温を検出する外気温検出手段と、内燃機関の実停止時間を検出する実停止時間検出手段と、前記外気温検出手段の検出結果に基づいて、前記内燃機関の理想停止時間を算出する理想停止時間算出手段と、前記内燃機関を始動する始動手段と、前記実停止時間が、前記理想停止時間以上となると、前記内燃機関を始動するべく前記始動手段を制御する制御手段とを備える。
請求項2に記載の内燃機関始動装置は、請求項1の記載において、前記理想停止時間算出手段は、前記外気温が高くなるにつれて前記理想停止時間を長くなるように算出する。
請求項3に記載の内燃機関始動装置は、請求項1又は2の記載において、前記内燃機関を冷却する冷却液の温度を検出する冷却液温度検出手段と、前記理想停止時間を補正する補正手段と、を更に備え、前記補正手段は、前記内燃機関を停止した際の前記冷却液の温度が予め設定された閾値水温より高い場合には前記理想停止時間を延長するように補正する。
請求項4に記載の内燃機関始動装置は、請求項3の記載において、前記補正手段は、前記内燃機関を停止させた際の前記冷却液の温度と予め設定された閾値水温との差が大きくなるに従って延長時間を長くするように補正する。
請求項5に記載の内燃機関始動装置は、請求項3又は4の記載において、前記内燃機関の燃料の残量を検出する燃料残量検出手段と、前記閾値水温を燃料の残量に基づいて変更する閾値水温変更手段を更に備え、前記閾値水温変更手段は、前記燃料の残量が多くなるに従って前記閾値水温を高くなるように変更する。
請求項6に記載の内燃機関の始動措置では、請求項1から5のいずれか1項の記載において、前記実停止時間検出手段は、前記制御手段のシステムオフ時に前記実停止時間が前記理想停止時間以上となったことを検出すると、前記制御手段をシステムオン状態にする。
本発明によれば、内燃機関の温度を上昇できるので、内燃機関の始動性が低下することを抑制できる。
本発明の第1の実施形態に係る内燃機関始動装置を備えるハイブリッド電気自動車を示す概略図。 同ハイブリッド電気自動車のHV−ECUが備える、外気温と内燃機関の理想停止時間との関係を示すマップ。 本発明の第2の実施形態に係る内燃機関始動装置を備えるハイブリッド電気自動車のHV−ECUが備える、燃料の残量と冷却水の目標水温との関係を示すマップ。 同HV−ECUが備える、冷却水Wの温度と目標水温との水温差に対して決定される水温補正時間を示すマップ。 同HV−ECUの、理想停止時間を補正する際の動作を示すフローチャート。
本発明の第1の実施形態に係る内燃機関始動装置を、図1,2を用いて説明する。図1は、本発明の内燃機関始動装置の一例を備えるハイブリッド電気自動車10を示す概略図である。ハイブリッド電気自動車10は、内燃機関始動装置を備える装置の一例である。
図1に示すように、ハイブリッド電気自動車10は、走行システム20と、発電システム30と、燃料タンク40と、電池50と、燃料計55aと、外気温検出計60と、タイマー65と、HV−ECU(Hybrid Vehicle-Electric Control Unit)70とを備えている。
走行システム20は、一対の前輪21と、一対の後輪22と、走行用の電動機23と、インバータ24と、走行用の内燃機関25と、走行用の電動機23の出力軸23aの回転と走行用の内燃機関25の出力軸25aの回転とを前輪21に伝達する伝達機構26とを備えている。
インバータ24は、電池50から供給される電力を、運転者の要求に合わせて調整して電動機23に供給する。運転者の要求とは、一例として、アクセルペダルの踏力、ブレーキペダルの踏力から後述されるHV−ECU70が検出する。HV−ECU70は、検出した運転者からの要求に基づいてインバータ24を制御する。
内燃機関25は、燃料タンク55から供給される燃料を燃焼室内で燃焼することによって駆動する。内燃機関25は、一例として、ガソリンを燃料とするレシプロ式内燃機関である。内燃機関25の駆動は、HV−ECU70によって制御される。内燃機関25には、冷却液の一例である冷却水Wが流れる冷却水通路25bが形成されている。内燃機関25は、冷却水Wによって冷却される。図中、冷却水通路25bの一部を示している。冷却水通路25b内には冷却水の温度Twを検出する水温計25cが設けられている。水温計25cは、検出結果をHV−ECU70に送信する。
ハイブリッド電気自動車10は、一例として、パラレル式である。このため、電池50のSOC(State Of Charge)が十分にある場合は、内燃機関25による走行は停止し、電池50から供給される電力によって電動機23が駆動して走行する。電池50のSOCが低下して電動機23の出力トルクが低下し、それゆえ、運転者の要求する運転が不可能になると、内燃機関25が駆動されて走行をアシストする。
また、電池50のSOCが、充電が必要な状態になると、内燃機関25によって後述される発電機31が駆動されて、電池50を充電する。
伝達機構26は、電動機23の出力軸23aの回転を前輪21に伝達するとともに、内燃機関25の出力軸25aの回転を前輪21に伝達する。伝達機構26は、クラッチ装置27を備えている。クラッチ装置27は、一対のクラッチ板27a,27bと、クラッチ板27a,27bを互いに接触可能であり、かつ、接触状態を解除可能な駆動部27cを備えている。
クラッチ板27aは、内燃機関25の出力軸25aと一体に回転する。クラッチ板27bは、電動機23の出力軸23aと一体に回転する。駆動部27cによってクラッチ板27a,27bどうしが互いに接触すると、クラッチ板27a,27bは互いに一体に回転する。このことによって、内燃機関25の出力軸25aの回転が前輪21に伝達される。駆動部27cによってクラッチ板27a,27bが互いに離れた状態になると、内燃機関25の出力軸25aの回転は前輪21に伝達されなくなる。駆動部27cは、後述されるHV−ECU70によって制御される。
発電システム30は、電池50を充電する。発電システム30は、発電機31と、インバータ24とを備えている。発電機31の回転軸31aは、第2の伝達機構32によって内燃機関25の出力軸25aの回転が伝達される。発電機31は、HV−ECU70の制御によって発電可能な状態になると、内燃機関25の出力軸25aの回転を受けて回転軸31aが回転し、発電する。発電機31は、インバータ24に接続されており、発電機31が発電した交流電力はインバータ24によって直流電力に変換されて電池50に充電される。
発電機31は、内燃機関25を始動する際のスタータとしても機能する。HV−ECU70は、内燃機関25を始動するときは、インバータ24を制御して発電機31を駆動する。発電機31が駆動することによって回転軸31aが回転する。回転軸31aは第2の伝達機構32を介して内燃機関25の出力軸25aに連結されているので、発電機31が駆動されて回転軸31aが回転すると、内燃機関25の出力軸25aを回転することができる。
燃料タンク55内には、燃料Fの残量Fvを検出する燃料計55aが設けられている。燃料計55aは、検出結果をHV−ECU70に送信する。外気温度検出計60は、外気温Taを検出する。外気温Taとは、ハイブリッド電気自動車10の車外の温度である。外気温検出計60は、感音部が車外に露出していることによって、車外の温度を検出することができる。外気温検出計60は、一例として、車体の前端に設けられている。外気温度検出計60は、検出結果をHV−ECU70に送信する。
タイマー65は、内燃機関25の実停止時間を検出する。実停止時間は、内燃機関25が停止している時間である。上記したように、内燃機関25の駆動は、HV−ECU70によって制御される。このため、HV−ECU70は、内燃機関25の駆動を停止すると同時にタイマー65に信号を送信する。タイマー65は、内燃機関25の駆動を停止したという信号を受信すると、内燃機関25の実停止時間の計測を開始する。HV−ECU70が内燃機関25を始動すると、当該始動したという信号がHV−ECU70からタイマー65に送信される。タイマー65は、HV−ECU70から内燃機関25を始動したという信号を受信すると、実停止時間の計測を停止し、リセットする。タイマー65の計測結果は、HV−ECU70に送信される。
HV―ECU70は、上記動作に加えて、内燃機関25の始動性の低下を抑制するべく、内燃機関25の実停止時間Cが理想停止時間Ces以上になると、内燃機関25を所定時間始動する。この動作について、具体的に説明する。
図2は、外気温Taと内燃機関25の理想停止時間Cesとの関係を示すマップM1である。HV−ECU70は、マップM1を有している。図中の横軸は、外気温Taを示しており、横軸の矢印に沿って進むにつれて温度が高くなることを示す。縦軸は、内燃機関25の理想停止時間Cesを示しており、縦軸の矢印に沿って進むにつれて、理想停止時間Cesが長くなることを示す。
HV−ECU70は、マップM1から、外気温度検出計60が検出した外気温Taに対応する理想停止時間Cesを算出する。そして、タイマー65が計測する内燃機関25の実停止時間Cが、マップM1より算出した理想停止時間Ces以上になると、内燃機関25を予め設定された所定時間駆動する。
マップM1に示される外気温Taと内燃機関25の理想停止時間Cesについて、具体的に説明する。内燃機関25は、運転が停止すると温度が低下する。内燃機関25は、温度が低下すことによって、点火プラグが点火しにくくなるなどし、始動性が低下する。内燃機関25の温度は、外気温Taに応じて低下する。このため、外気温Taが低い場合には、内燃機関25の温度は、比較的早い時期に、始動性が低下する温度まで低下する。外気温Taが高い場合には、内燃機関25の温度低下の勾配は緩やかになる。一例としては、内燃機関25が駆動を停止したときの外気温Taが例えば摂氏零度のときは、外気温Taが摂氏30度の場合に比べて、内燃機関25の温度は、早く下がる。このため、マップM1は、外気温Taが低くなるにつれて内燃機関25の理想停止時間Cesが短く設定されている。言い換えると、外気温Taが高くなるにつれて、理想停止時間Cesが長くなる。
HV−ECU70は、本実施形態では、キーオン時には、上記のように、内燃機関25の実停止時間Cが理想停止時間Ces以上になると、つまりC≧Cesとなると、内燃機関25を所定時間駆動する。内燃機関25の駆動が所定時間継続されると、再び内燃機関25の駆動を停止する。
また、始動スイッチ80がオン状態になると、タイマー65は、キーオフ時に、内燃機関25の実停止時間Cが理想停止時間Ces以上になったことを検出すると、HV−ECU70を起動する。キーオフ時とは、HV−ECU70に電源が供給されておらず動作が停止している状態である。言い換えると、キーオフ時は、HV−ECU70が動作できない状態であり、この状態はHV−ECU70のシステムオフ状態である。キーオン時は、HV−ECU70に電源が供給されており動作可能な状態であり、この状態は、HV―ECU70のシステムオン状態である。HV−ECU70は、システムオフ時にタイマー65によってシステムオン状態にされることによって、内燃機関25を始動するべくインバータ24と発電機31とを制御する。この点について、具体的に説明する。
始動スイッチ80は、運転席など運転者が操作しやすい場所に設けられている。始動スイッチ80は、オンされると、オンされたという信号をタイマー65に送信する。タイマー65は、HV−ECU70に対して独立して動作可能である。このため、キーオフ状態となっても、内燃機関25の実停止時間Cを継続して計測することができる。
HV−ECU70は、運転者がキーオフ動作をすると、その時点の外気温Ta、つまり外気温検出計60の検出結果に基づいてマップM1から内燃機関25の理想停止時間Cesを算出する。そして、算出した理想停止時間Cesをタイマー65に送信する。一例としては、運転者がキーオフ操作をしたときの外気温Ta=aである場合、HV−ECU70は、マップM1より外気温Ta=aに対応する理想停止時間Ces=bを算出し、理想停止時間Ces=bという情報をタイマー65に送信する。その後、HV−ECU70は、運転者によるキーオフ動作にしたがい、電源供給が停止されて動作を停止する。
タイマー65は、理想停止時間Ces=bという情報を受けると、タイマー65が計測している内燃機関25の実停止時間Cと理想停止時間Cesとを比較し、実停止時間Cが理想停止時間Ces以上になると、HV−ECU70を起動する。
HV−ECU70は、キーオフ時にタイマー65によって起動されると、発電機31を駆動して内燃機関25を始動し、予め設定された所定時間運転する。タイマー65は、内燃機関25が始動されると、実停止時間Cの計測を中止してリセットする、つまり実停止時間C=0とする。
HV−ECU70は、予め設定されている所定時間内燃機関25を駆動すると、内燃機関25のインジェクタに対する燃料供給を停止するなどして内燃機関25の駆動を停止する。また、HV−ECU70は、外気温検出計60の検出結果に基づいてマップM1から理想停止時間Cesを算出し、算出結果をタイマー65に送信する。タイマー65に理想停止時間Cesの情報を送信すると、HV−ECU70は、動作を停止し、キーオフ状態になる。
タイマー65は、内燃機関25の駆動停止後、実停止時間Cの計測を開始するとともに、実停止時間CとHV−ECU70から送信された理想停止時間Cesとを比較し、実停止時間Cが理想停止時間Ces以上になると、再びHV−ECU70を起動する。
上記の動作は、始動スイッチ80のオフ時には行われない。運転者は、ハイブリッド電気自動車10の駐車時に、内燃機関25の始動性の低下を抑制する必要があるか否かを判断し、始動スイッチ80を操作する。
本実施形態では、外気温検出計60と、タイマー65と、発電機31と、インバータ24と、HV−ECU70と、始動スイッチ80とは、内燃機関25の駆動停止時に間欠的に始動する内燃機関始動装置100の一例を構成している。
このように構成されるハイブリッド電気自動車10では、内燃機関25の駆動が停止している場合に、内燃機関25が間欠的に始動されるので、内燃機関25は、温度が高い状態が保たれるので、始動性が低下することを抑制することができる。
また、始動スイッチ80を備えることによって、ハイブリッド電気自動車10がキーオフ状態であっても、言い換えると、HV−ECU70がシステムオフ状態であっても、内燃機関25は間欠的に始動可能にすることができる。
なお、本実施形態では、ハイブリッド電気自動車10のキーオン時には、始動スイッチ80のオン、オフに関わらず、HV−ECU70は、内燃機関25の始動性の低下を抑制するべく内燃機関25の実停止時間Cが理想停止時間Ces以上になると内燃機関25を所定時間駆動する。他の例では、ハイブリッド電気自動車10のキーオン時においても、始動スイッチ80がオフ状態であると、上記のような、内燃機関25の始動性の低下を抑制する制御が行われないようにしてもよい。
つぎに、本発明の第2の実施形態に係る内燃機関始動装置について、図3〜5を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同様の機能を有する構成は、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、HV−ECU70は、マップM1から算出された内燃機関25の理想停止時間Cesを、燃料の残量Fvと内燃機関25の冷却水Wの温度Twとに基づいて補正する点が、第1の実施形態に対して異なる。異なる点について、具体的に説明する。
本実施形態では、内燃機関25の冷却水Wに対して予め設定された目標水温(閾値水温)Twtを変更する。もちろん、予め設定された目標水温(閾値水温)Twtを変更せずにそのまま用いてもよい。そして、内燃機関25の駆動停止時の冷却水Wの温度Twと目標水温(閾値水温)Twtとの差に応じて理想停止時間Cesに予め設定されている水温補正時間Cwを加えることによって理想停止時間Cesを補正し、補正後の値として補正時間Csを算出する。
キーオン時では、HV−ECU70は、実停止時間Cが補正時間Cs以上になると、内燃機関25を駆動する。キーオフ時では、タイマー65は、実停止時間Cが補正時間Cs以上になると、HV−ECU70を起動する。
目標水温(閾値水温)Twtは、燃料の残量Fvに応じて変更される。図3は、燃料の残量Fvと冷却水Wの目標水温(閾値水温)Twtとの関係を示すマップM2である。HV−ECU70は、マップM2を有している。図3の横軸は、燃料の残量Fvを示し、横軸の矢印に沿って進むにつれて残量Fvが多くなることを示す。縦軸は、目標水温(閾値水温)Twtを示し、縦軸の矢印に沿って進むにつれて目標水温(閾値水温)が高くなることを示す。図3に示すように、目標水温Twtは、燃料量Fvが多くなるに従って、高くなる。
このように、外気温Taだけでなく、内燃機関25の冷却水Wの温度も考慮することによって内燃機関25の始動の間隔を調整することにより、始動の回数を少なくできるので、燃料の残量Fvが少なくなることを抑制することができる。
図4は、冷却水Wの温度Twと目標水温(閾値水温)Twtとの水温差Twdに対して決定される水温補正時間Cwを示すマップM3である。水温差Twd=温度Tw−目標水温Twtである。HV−ECU70は、マップM3を有している。図4中、横軸は、水温差を示し、横軸の矢印に沿って進むにつれて水温差が大きくなることを示す。縦軸は、水温補正時間Cwを示し、縦軸の矢印に沿って進むにつれて、水温補正時間Cwが長くなることを示す。図4に示すように、水温補正時間Cwは、水温差Twdが0(零)より大きい場合、つまり内燃機関25を停止した際の冷却水Wの温度Twが目標水温Twtより高い場合には、水温補正時間Cwは0(零)より大きくなる。さらに、内燃機関25を停止した際の水温差Twdが大きくなるにつれて、水温補正時間Cwは、長くなる。
つぎに、理想停止時間Cesを補正して補正時間Csを算出する際のHV−ECU70の動作を、図5を用いて説明する。図5は、理想停止時間Cesを補正する際のHV−ECU70の動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、HV−ECU70は、内燃機関25の駆動が停止すると、ステップST1に進む。ステップST1では、HV−ECU70は、外気温検出計60の検出結果である外気温Taに基づいて、マップM1から内燃機関25の理想停止時間Cesを算出する。ついで、ステップST2に進む。
ステップST2では、HV−ECU70は、燃料計55aの検出結果に基づいて、マップM2より、冷却水Wの目標水温(閾値水温)Twtを算出する。ついで、ステップST3に進む。ステップST3では、HV−ECU70は、冷却水温度検出計25cの検出結果である温度Twから、ステップST2で算出された目標水温(閾値水温)Twtをひき、目標水温差Twdを算出する。つまり、Twd=Tw−Twtとなる。ついで、ステップST4に進む。
ステップST4では、HV−ECU70は、ステップST3で算出された目標水温差Twdに基づいて、マップM3から水温補正時間Cwを算出する。ついで、ステップST5に進む。ステップST5では、HV−ECU70は、内燃機関25の理想停止時間Cesの補正値である補正時間Csを差出する。補正時間Csは、ステップST1で算出されたCesに、ステップST4で算出されたCwを加算して得られる。つまり、Cs=Ces+Cwとなる。つまり、内燃機関25を停止した際の冷却水Wの温度Twが目標水温Twtより高い場合には、理想停止時間は、延長するように補正される。
このように、本実施形態では、外気温Taに応じて算出される理想停止時間Cesを、燃料の残量Fvと冷却水Wの温度Twとに応じて補正することによって、内燃機関25の始動性の低下を抑制しつつ、燃料の残量が少なくなることを抑制することができる。さらに、水温差Twdが大きくなるにつれて水温補正時間Cwを長くすることによって、燃料消費をより一層抑制できる。
なお、キーオフ時であっても、上記のようにかつ図5に示すように、理想停止時間Cesの補正時間Csが算出される。運転者がキーオフ動作をすると、HV−ECU70は、そのときの補正時間Csを算出する。そして、HV−ECU70は、算出した補正時間Csをタイマー65に送信する。タイマー65は、実停止時間Cが補正時間Cs以上になると、HV−ECU70を起動する。そして、タイマー65によって起動されたHV−ECU70によって所定時間内燃機関25が駆動された後、再びキーオフ状態になるが、HV−ECU70は、キーオフ状態になる前に、図5に示すように理想停止時間Cesの補正時間Csを算出し、算出された補正後の理想停止時間Cesつまり補正時間Csをタイマー65に送信する。タイマー65は、実停止時間Cが補正時間Cs以上になると、再びHV−ECU70を起動する。キーオフ時では、上記動作が繰り返される。
第1,2の実施形態では、外気温検出計60は、外気温を検出する外気温検出手段の一例である。タイマー65は、内燃機関の実停止時間を検出する実停止時間検出手段の一例である。HV−ECU70は、外気温検出手段の検出結果に基づいて、内燃機関の理想停止時間を算出する理想停止時間算出手段の一例である。
インバータ24と発電機31とは、内燃機関を始動する始動手段の一例を構成している。HV−ECU70は、実停止時間が、理想停止時間以上となると、内燃機関を始動するべく始動手段を制御する制御手段の一例である。
燃料計55aは、内燃機関の燃料の残量を検出する燃料残量検出手段の一例である。
水温計25cは、内燃機関を冷却する冷却液の温度を検出する冷却液温度検出手段の一例である。冷却水Wは、冷却液の一例である。
HV−ECU70は、理想停止時間を補正する補正手段の一例である。また、HV−ECU70は、閾値水温を燃料の残量に基づいて変更する閾値水温変更手段の一例である。
なお、第1,2の実施形態では、一例として、ハイブリッド電気自動車10に内燃機関始動装置が搭載された。他の例としては、ハイブリッド電気自動車ではなく、走行用の電動機を備えず、走行用の駆動源として走行用の内燃機関のみを備える自動車であってもよい。
この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態の構成を組み合わせてもよい。
24…インバータ(始動手段)、25c…水温計(冷却液温度検出手段)、31…発電機(スタータ)、55a…燃料計(燃料残量検出手段)、60…外気温検出計(外気温検出手段)、65…タイマー(実停止時間検出手段)、70…HV−ECU(理想停止時間算出手段、制御手段、補正手段、閾値水温変更手段)、100…始動装置、W…冷却水(冷却液)。

Claims (6)

  1. 外気温を検出する外気温検出手段と、
    内燃機関の実停止時間を検出する実停止時間検出手段と、
    前記外気温検出手段の検出結果に基づいて、前記内燃機関の理想停止時間を算出する理想停止時間算出手段と、
    前記内燃機関を始動する始動手段と、
    前記実停止時間が、前記理想停止時間以上となると、前記内燃機関を始動するべく前記始動手段を制御する制御手段と
    を具備することを特徴とする内燃機関始動装置。
  2. 前記理想停止時間算出手段は、
    前記外気温が高くなるにつれて前記理想停止時間を長くなるように算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関始動装置。
  3. 前記内燃機関を冷却する冷却液の温度を検出する冷却液温度検出手段と、
    前記理想停止時間を補正する補正手段と、を更に備え、
    前記補正手段は、前記内燃機関を停止した際の前記冷却液の温度が予め設定された閾値水温より高い場合には前記理想停止時間を延長するように補正する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関始動装置。
  4. 前記補正手段は、
    前記内燃機関を停止させた際の前記冷却液の温度と予め設定された閾値水温との差が大きくなるに従って延長時間を長くするように補正する
    ことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関始動装置。
  5. 前記内燃機関の燃料の残量を検出する燃料残量検出手段と、
    前記閾値水温を燃料の残量に基づいて変更する閾値水温変更手段を更に備え、
    前記閾値水温変更手段は、前記燃料の残量が多くなるに従って前記閾値水温を高くなるように変更する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の内燃機関始動装置。
  6. 前記実停止時間検出手段は、
    前記制御手段のシステムオフ時に前記実停止時間が前記理想停止時間以上となったことを検出すると、前記制御手段をシステムオン状態にする
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の内燃機関始動装置。
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