JP2013202859A - Uvプリンタ及びプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷画像の光沢度の調整を可能とし、最適な画質を実現するUVプリンタを提供する。
【解決手段】UVプリンタ1は、印刷画像の光沢度を検出する光沢値センサ40により検出した被印刷媒体Pの印刷による光沢度を、予め設定した所望の光沢度と比較して、小さい場合には、より低粘度・低表面張力のUVインクを印刷ヘッド3から吐出させる。また大きい場合には、より高粘度・高表面張力のUVインクを印刷ヘッド3から吐出させる。
【選択図】図3
【解決手段】UVプリンタ1は、印刷画像の光沢度を検出する光沢値センサ40により検出した被印刷媒体Pの印刷による光沢度を、予め設定した所望の光沢度と比較して、小さい場合には、より低粘度・低表面張力のUVインクを印刷ヘッド3から吐出させる。また大きい場合には、より高粘度・高表面張力のUVインクを印刷ヘッド3から吐出させる。
【選択図】図3
Description
本発明は、印刷画像の光沢度を調整可能なUVプリンタ及びプリンタに関する。
被印刷媒体に対してUV(紫外線硬化型)インクを吐出し、そのUVインクに対して紫外線を照射して硬化させるUVプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。このUVプリンタでは、被印刷媒体である記録用紙がセットされると、印刷ヘッド(記録ヘッド)が走査方向一方側と走査方向他方側とに交互に往復移動する。移動する印刷ヘッドから記録用紙に対しUVインクが吐出され、その後紫外線が照射されることによりUVインクが硬化する。
上記従来技術のUVプリンタでは被印刷媒体としてインクを吸収しない樹脂や金属等の素材が用いられることがあり、UVインクに紫外線が照射されて硬化した後の表面の状態によって画質が大きく影響される。
印刷画像の表面凹凸が大きすぎると、乱反射して、光沢度は小さくなる。すなわち、マット(つや消し)過ぎとなる。
一方、印刷画像の表面が滑らかであると、光沢度は大きくなる。すなわち、グロス(光沢)あり過ぎとなる。
一方、印刷画像の表面が滑らかであると、光沢度は大きくなる。すなわち、グロス(光沢)あり過ぎとなる。
ユーザがUVプリンタを使用する環境は、高温であったり低温であったりするために、印刷環境によっては、あらかじめ設定された条件では、ユーザが所望する画質を得ることが難しい場合がある。この光沢度の大小をユーザが自ら手動で設定することは困難であった。また、同様に、常温で固体または高粘度の液体であって、所定の温度より高温で低粘度の液体になるインク(いわゆるホットメルトインク)を用いた場合であっても、被印刷媒体にインクを吐出した後の表面の状態によって画質が影響されるが、温度によってインクの状態が変わるので、光沢度の大小をユーザが自ら手動で設定することは困難であった。
本発明の目的は、印刷画像の光沢度の調整を可能とし、最適な画質を実現するUVプリンタ及びプリンタを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、被印刷媒体に対して粘度の異なるUVインクを吐出するヘッドと、前記被印刷媒体に吐出された前記UVインクに光を照射する光照射部と、前記被印刷媒体に前記UVインクが吐出されて形成される印刷画像の光沢度を示す情報を取得する取得手段と、前記印刷画像の前記光沢度を検出する検出手段と、前記ヘッドからの前記UVインクの吐出を制御する制御部とを備え、前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも小さい場合には、前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも低い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させ、前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも大きい場合には、前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも高い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させることを特徴とする。
本願第1発明のUVプリンタは、被印刷媒体に対して粘度の異なるUVインクを吐出するヘッドと、UVインクに光を照射する光照射部と、印刷画像の光沢度を検出する検出手段と、印刷画像の光沢度を示す情報を取得する取得手段と、ヘッドからのUVインクの吐出を制御する制御部とを備える。検出手段により検出した光沢度が、取得手段により取得した光沢度よりも小さい場合には、制御部はヘッドから吐出したUVインクよりも低い粘度のUVインクをヘッドから吐出させ、検出手段により検出した光沢度が、取得手段により取得した光沢度よりも大きい場合には、制御部はヘッドから吐出したUVインクよりも高い粘度のUVインクをヘッドから吐出させる。
UVプリンタでは例えば、被印刷媒体としてインクを吸収しない樹脂や金属等の素材が用いられ、UVインクに光が照射されて硬化した後の表面の状態によって画質が大きく影響される。
印刷画像の表面凹凸が大きすぎると、乱反射して、光沢度は小さくなる。一方、印刷画像の表面が滑らかであると、光沢度は大きくなる。
ところで、低粘度であるインクと高粘度であるインクが、同一の表面張力を示すのであれば、低粘度であるインクは、濡れ広がり易く、光沢度を大きくする方へ作用する。一方、高粘度であるインクは、濡れ広がり難く、光沢度を小さくする方へ作用する。
ユーザがUVプリンタを使用する環境は高温であったり、低温であったりするなど、印刷環境によっては、あらかじめ設定された条件では、ユーザが所望する画質を得ることが難しい場合がある。この光沢度の大小をユーザが自ら手動で設定することは困難である。
そこで、本願第1発明のUVプリンタは、印刷画像の光沢度に関して、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも小さい場合には、制御部は、より低い粘度のUVインクをヘッドから吐出させる。これにより、低粘度であるインクが、濡れ広がり易く、光沢度を大きくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。一方、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも大きい場合には、制御部は、より高い粘度のUVインクをヘッドから吐出させる。これにより、高粘度であるインクが、濡れ広がり難く、光沢度を小さくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。
UVプリンタでは例えば、被印刷媒体としてインクを吸収しない樹脂や金属等の素材が用いられ、UVインクに光が照射されて硬化した後の表面の状態によって画質が大きく影響される。
印刷画像の表面凹凸が大きすぎると、乱反射して、光沢度は小さくなる。一方、印刷画像の表面が滑らかであると、光沢度は大きくなる。
ところで、低粘度であるインクと高粘度であるインクが、同一の表面張力を示すのであれば、低粘度であるインクは、濡れ広がり易く、光沢度を大きくする方へ作用する。一方、高粘度であるインクは、濡れ広がり難く、光沢度を小さくする方へ作用する。
ユーザがUVプリンタを使用する環境は高温であったり、低温であったりするなど、印刷環境によっては、あらかじめ設定された条件では、ユーザが所望する画質を得ることが難しい場合がある。この光沢度の大小をユーザが自ら手動で設定することは困難である。
そこで、本願第1発明のUVプリンタは、印刷画像の光沢度に関して、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも小さい場合には、制御部は、より低い粘度のUVインクをヘッドから吐出させる。これにより、低粘度であるインクが、濡れ広がり易く、光沢度を大きくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。一方、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも大きい場合には、制御部は、より高い粘度のUVインクをヘッドから吐出させる。これにより、高粘度であるインクが、濡れ広がり難く、光沢度を小さくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。
第2の発明は、上記第1発明のUVプリンタにおいて、前記ヘッドを前記被印刷媒体に対して走査方向と副走査方向に相対的に移動させる移動手段と、前記移動手段の移動を制御する移動制御部を備え、前記検出手段により検出した光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度と異なる場合には、前記移動制御部は、前記移動手段を前記印刷画像の印刷開始領域に移動させ、前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも小さい場合には、前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも低い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させて前記印刷画像の全部を再度形成し、前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した光沢度よりも大きい場合には、前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも高い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させて前記印刷画像の全部を再度形成することを特徴とする。
本願第2発明のUVプリンタは、本願第1発明のUVプリンタにおいて、ヘッドを被印刷媒体に対して走査方向と副走査方向に相対的に移動させる移動手段と、移動手段の移動を制御する移動制御部を備え、検出手段により検出した光沢度が、取得手段により取得した光沢度と異なる場合には、移動制御部は、移動手段を印刷画像の印刷開始領域に移動させる。そして、印刷画像の全部を再度形成する。これにより、印刷画像の全体の領域について、先に吐出したUVインクと異なる粘度のUVインクを次に吐出して、重ね塗りすることにより、画像全体の光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。また、印刷開始領域に戻ってから重ね塗りを開始することができる。
第3の発明は、上記第2発明において、前記印刷画像を形成する回数を示す情報を取得する回数取得手段と、前記検出手段により光沢度を検出した後に、前記印刷画像が形成された回数を計数する計数手段とを備え、前記計数手段が計数する回数が、前記回数取得手段が取得した回数を示す情報の値未満でない場合には、前記検出手段により検出した光沢度が、前記取得手段により取得した光沢度と異なる場合でも、前記移動制御部は、前記移動手段を前記印刷画像の印刷開始領域に移動させず、前記制御部は前記ヘッドから前記UVインクを吐出する制御を行わないことを特徴とする。
本願第3発明のUVプリンタは、本願第2発明のUVプリンタにおいて、印刷画像を形成する回数を示す情報を取得する回数取得手段と、検出手段により光沢度を検出した後に印刷画像が形成された回数を計数する計数手段とを備える。そして、計数手段が計数する回数が、回数取得手段が取得した回数を示す情報の値よりも大きくなった場合(値以下でない場合)には、検出手段により検出した光沢度が、取得手段により取得した光沢度と異なる場合でも、移動制御部は、移動手段を印刷画像の印刷開始領域に移動させず(移動を禁止し)、制御部はヘッドからUVインクを吐出する制御を行わない(吐出を禁止する)。これにより、画質にそれほど拘らず、むしろ短時間の処理を重視するユーザに対して、必要以上に長時間とならない範囲で所望の画質に近い印刷画像を提供することができる。
第4の発明は、上記第1発明のUVプリンタにおいて、前記検出手段は、前記印刷画像の所定の領域内の印刷画像の前記光沢度を検出し、前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも低い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させる時、前記印刷画像のうち前記所定の領域の画像を再度形成し、前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも高い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させる時、前記印刷画像のうち前記所定の領域の画像を再度形成することを特徴とする。
本願第4発明のUVプリンタは、本願第1発明のUVプリンタにおいて、先に吐出したUVインクと異なる粘度のUVインクをヘッドから吐出させる時、印刷画像のうち所定の領域の画像を再度形成する。印刷画像の光沢度を検出する対象となる所定の領域について、先に吐出したUVインクと異なる粘度のUVインクを次に吐出して、重ね塗りすることにより、当該領域の光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。
第5の発明は、上記第1発明において、前記ヘッドを前記被印刷媒体に対して走査方向と副走査方向に相対的に移動させる移動手段と、前記移動手段の移動を制御する移動制御部を備え、前記検出手段は、前記印刷画像の所定の領域内の印刷画像の前記光沢度を検出し、前記検出手段により検出した光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度と異なる場合には、前記移動制御部は、前記移動手段を前記所定の領域の印刷開始領域に移動させ、前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも小さい場合には、前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも低い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させて前記印刷画像のうち前記所定の領域の画像を再度形成し、前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した光沢度よりも大きい場合には、前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも高い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させて前記印刷画像のうち前記所定の領域の画像を再度形成することを特徴とする。
本願第5発明のUVプリンタは、本願第1発明のUVプリンタにおいて、ヘッドを被印刷媒体に対して走査方向と副走査方向に相対的に移動させる移動手段と、移動手段の移動を制御する移動制御部を備え、検出手段により検出した光沢度が、取得手段により取得した光沢度と異なる場合には、移動制御部は、移動手段を印刷画像の印刷開始領域に移動させる。そして、印刷画像のうち所定の領域の画像を再度形成する。これにより、印刷画像のうちある領域ごとや、1ラインごとに、先に吐出したUVインクと異なる粘度のUVインクを次に吐出して、重ね塗りすることにより、画像全体の光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。
第6の発明は、上記第5発明において、前記検出手段は、前記移動手段の前記インクの吐出時の移動方向の下流側に備えられることを特徴とする。
本願第6発明のUVプリンタは、本願第5発明のUVプリンタにおいて、検出手段は、移動手段のインクの吐出時の移動方向の下流側に備えられる。これにより、光が照射される前や印刷前に検出手段が機能することが回避される。
第7の発明は、上記第3〜第6発明において、前記移動手段は前記UVインクを加熱するための加熱手段と、前記加熱手段の加熱を制御する加熱制御手段を備え、前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した光沢度よりも小さい場合には、前記加熱手段制御手段は、前記加熱手段により前記UVインクを加熱させ、前記制御部は前記加熱手段により加熱した前記UVインクを前記ヘッドから吐出させることを特徴とする。
本願第7発明のUVプリンタは、本願第3〜第6発明のUVプリンタにおいて、移動手段はUVインクを加熱するためのヒータ等の加熱手段を備える。キャリッジに載せるヘッドを少なくしつつ、同じUVインクであっても異なる粘度のUVインクを吐出することができる。
第8の発明は、被印刷媒体に対して表面張力の異なるUVインクを吐出するヘッドと、前記被印刷媒体に吐出された前記UVインクに光を照射する光照射部と、前記被印刷媒体に前記UVインクが吐出されて形成される印刷画像の光沢度を示す情報を取得する取得手段と、前記印刷画像の前記光沢度を検出する検出手段と、前記ヘッドからの前記UVインクの吐出を制御する制御部とを備え、前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも小さい場合には、前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも低い表面張力のUVインクを前記ヘッドから吐出させ、前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも大きい場合には、前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも高い表面張力のUVインクを前記ヘッドから吐出させることを特徴とする。
本願第8発明のUVプリンタは、被印刷媒体に対して表面張力の異なるUVインクを吐出するヘッドと、UVインクに光を照射する光照射部と、印刷画像の光沢度を検出する検出手段と、印刷画像の光沢度を示す情報を取得する取得手段と、ヘッドからのUVインクの吐出を制御する制御部とを備える。検出手段により検出した光沢度が、取得手段により取得した光沢度よりも小さい場合には、制御部はヘッドから吐出したUVインクよりも低い表面張力のUVインクをヘッドから吐出させ、検出手段により検出した光沢度が、取得手段により取得した光沢度よりも大きい場合には、制御部はヘッドから吐出したUVインクよりも高い表面張力のUVインクをヘッドから吐出させる。
UVプリンタでは被印刷媒体としてインクを吸収しない樹脂や金属等の素材が用いられることがあり、UVインクに光が照射されて硬化した後の表面の粗さ状態によって画質が大きく影響される。
印刷画像の表面凹凸が大きすぎると、乱反射して、光沢度は小さくなる。一方、印刷画像の表面が滑らかであると、光沢度は大きくなる。
ところで、高表面張力であるインクは、濡れ広がり難く、光沢度を小さくする方へ作用する。一方、低表面張力であるインクは、濡れ広がり易く、光沢度を大きくする方へ作用する。
ユーザがUVプリンタを使用する環境は高温であったり、低温であったりするなど印刷環境によっては、あらかじめ設定された条件では、ユーザが所望する画質を得ることが難しい場合がある。この光沢度の大小をユーザが自ら手動で設定することは困難である。
そこで、本願第8発明のUVプリンタは、印刷画像の光沢度に関して、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも小さい場合には、制御部は、より低い表面張力のUVインクをヘッドから吐出させる。これにより、低表面張力であるインクが、濡れ広がり易く、光沢度を大きくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。一方、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも大きい場合には、制御部は、より高い表面張力のUVインクをヘッドから吐出させる。これにより、高表面張力であるインクが、濡れ広がり難く、光沢度を小さくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。
UVプリンタでは被印刷媒体としてインクを吸収しない樹脂や金属等の素材が用いられることがあり、UVインクに光が照射されて硬化した後の表面の粗さ状態によって画質が大きく影響される。
印刷画像の表面凹凸が大きすぎると、乱反射して、光沢度は小さくなる。一方、印刷画像の表面が滑らかであると、光沢度は大きくなる。
ところで、高表面張力であるインクは、濡れ広がり難く、光沢度を小さくする方へ作用する。一方、低表面張力であるインクは、濡れ広がり易く、光沢度を大きくする方へ作用する。
ユーザがUVプリンタを使用する環境は高温であったり、低温であったりするなど印刷環境によっては、あらかじめ設定された条件では、ユーザが所望する画質を得ることが難しい場合がある。この光沢度の大小をユーザが自ら手動で設定することは困難である。
そこで、本願第8発明のUVプリンタは、印刷画像の光沢度に関して、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも小さい場合には、制御部は、より低い表面張力のUVインクをヘッドから吐出させる。これにより、低表面張力であるインクが、濡れ広がり易く、光沢度を大きくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。一方、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも大きい場合には、制御部は、より高い表面張力のUVインクをヘッドから吐出させる。これにより、高表面張力であるインクが、濡れ広がり難く、光沢度を小さくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。
本願第9発明のプリンタは、被印刷媒体に対して粘度の異なるインクを吐出するヘッドと、前記インクを加熱するための加熱手段と、前記加熱手段の加熱を制御する加熱制御手段と、前記被印刷媒体に前記インクが吐出されて形成される印刷画像の光沢度を示す情報を取得する取得手段と、前記印刷画像の前記光沢度を検出する検出手段と、ヘッドからの前記インクの吐出を制御する制御部とを備え、前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも小さい場合には、前記加熱制御手段は、前記加熱手段により前記インクを加熱させ、前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記インクよりも低い粘度のインクを前記ヘッドから吐出させ、前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも大きい場合には、前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記インクよりも高い粘度のインクを前記ヘッドから吐出させることを特徴とするプリンタ。
本願第9発明のプリンタは、印刷画像の光沢度に関して、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも小さい場合には、加熱制御手段は、加熱手段によりインクを加熱させ、より低い粘度のインクをヘッドから吐出させる。これにより、低粘度であるインクが、濡れ広がり易く、光沢度を大きくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。一方、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも大きい場合には、制御部は、より高い粘度のUVインクをヘッドから吐出させる。これにより、高粘度であるインクが、濡れ広がり難く、光沢度を小さくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。
本願第9発明のプリンタは、印刷画像の光沢度に関して、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも小さい場合には、加熱制御手段は、加熱手段によりインクを加熱させ、より低い粘度のインクをヘッドから吐出させる。これにより、低粘度であるインクが、濡れ広がり易く、光沢度を大きくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。一方、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも大きい場合には、制御部は、より高い粘度のUVインクをヘッドから吐出させる。これにより、高粘度であるインクが、濡れ広がり難く、光沢度を小さくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。
本願第10発明のプリンタは、被印刷媒体に対して粘度の異なるインクを吐出するヘッドと、前記インクを加熱するための加熱手段と、前記加熱手段の加熱を制御する加熱制御手段と、前記被印刷媒体に前記インクが吐出されて形成される印刷画像の光沢度を示す情報を取得する取得手段と、前記印刷画像の前記光沢度を検出する検出手段と、前記ヘッドからの前記インクの吐出を制御する制御部とを備え、前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも小さい場合には、前記加熱制御手段は、前記加熱手段により前記インクを加熱させ、前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記インクよりも低い粘度のインクを前記ヘッドから吐出させ、前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも大きい場合には、前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記インクよりも高い粘度のインクを前記ヘッドから吐出させることを特徴とするプリンタ。
本願第10発明のプリンタは、印刷画像の光沢度に関して、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも小さい場合には、加熱制御手段は、加熱手段によりインクを加熱させ、より低い粘度のインクをヘッドから吐出させる。これにより、低粘度であるインクが、濡れ広がり易く、光沢度を大きくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。一方、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも大きい場合には、制御部は、より高い粘度のUVインクをヘッドから吐出させる。これにより、高粘度であるインクが、濡れ広がり難く、光沢度を小さくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。
本願第10発明のプリンタは、印刷画像の光沢度に関して、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも小さい場合には、加熱制御手段は、加熱手段によりインクを加熱させ、より低い粘度のインクをヘッドから吐出させる。これにより、低粘度であるインクが、濡れ広がり易く、光沢度を大きくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。一方、検出手段により検出した光沢度(印刷画像の結果の値)が、取得手段により取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも大きい場合には、制御部は、より高い粘度のUVインクをヘッドから吐出させる。これにより、高粘度であるインクが、濡れ広がり難く、光沢度を小さくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。
本発明によれば、印刷画像の光沢度の調整を可能とし、最適な画質を実現することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1(a)は本発明のUVプリンタの一実施形態の全体の概略構成を示す平面図であり、図1(b)はその正面図である。
図1及び図2を参照すると、本実施形態のUVプリンタ1は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート等のプラスチックや紙や布等の被記録媒体Pを載置して水平方向に支持する載置テーブル2(移動手段に相当)と、紫外線の露光により硬化するインクを、載置テーブル2が載置した被印刷媒体Pに対して吐出する印刷ヘッド3と、印刷ヘッド3を搭載して、印刷ヘッド3を、図1中の左側(=走査方向一方側。以下適宜、単に「左側」という)及び図1中の右側(=走査方向他方側。以下適宜、単に「右側」という)に往復移動させるキャリッジ4(移動手段に相当)と、キャリッジ4を上記走査方向にガイドする1対のガイドバー5と、キャリッジ4をガイドバー5に沿って駆動するキャリッジ用モータ6と、載置テーブル2上の被印刷媒体Pに照射する紫外線を発生する紫外線発生源20(光照射部に相当)と、キャリッジ4のインクの吐出時の移動方向の下流側に設けられる被記録媒体Pの光沢値を測定する光沢値センサ40(検出手段に相当)とを備えている。
また、UVプリンタ1は、載置テーブル2を含む平面上において載置テーブル2を上記走査方向と直交する直交方向(図1の紙面に垂直な前後方向)にガイドするガイドレール10と、載置テーブル2の下面の軸受8と螺合するボールネジ9の一端に連結され、載置テーブル2を上記直交方向に駆動する載置テーブル用モータ7と、ガイドレール10を支持すると共に、内蔵した鉛直用モータ(図示せず)により載置テーブル5を鉛直方向(上下方向)に駆動する上下駆動機構11とを備えている。また、UVプリンタ1は、インクを収納したインクタンク16と、インクタンク16から印刷ヘッド3へインクを供給するための遮光性のインクチューブ17とを備えている。インクタンク16には、インクタンク16ごとに、常温で、例えば10〜20mPa・s(高粘度)・30〜35mN/m(高表面張力)と、例えば3〜10mPa・s(低粘度)・25〜30mN/m(低表面張力)等の複数の粘度域・表面張力域のインクが備えられている。なお、図1では説明のために、インクタンク16は説明のために1つだけ図示しているが、本実施形態では、後述のように、UVインクの色ごとに2種類のインクタンクが設けられている。また、印刷ヘッド3は、高粘度・高表面張力インク(以下、「高粘度インク」と総称する場合がある。)を吐出する高粘度ヘッドと、低粘度・低表面張力インク(以下、「低粘度インク」と総称する場合がある。)を吐出する低粘度ヘッドからなる。なお、上記の表面張力の高低は、同じ表面状態の被記録媒体Pに吐出した場合における比較値である。
載置テーブル2は、被印刷媒体Pを上面に載置する。
印刷ヘッド3は、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4色のインクを吐出するノズル孔を備えている。各色のノズル孔は、印刷ヘッド3の下面(載置テーブル2側の面)のノズル面3aに上記走査方向と直交する直交方向に沿って配列され開口されている。各色のノズル孔の色順は、上記走査方向左側から右側へ例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)である。なお、図1及び図2では図示を省略するが、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色ごとに、高粘度インクを吐出するヘッドと低粘度インクを吐出するヘッドの2種類のヘッドが設けられている。
紫外線発生源20は、紫外線を発光する光源部を備えたUVLED等の1個乃至複数個の発光素子を素子基板に実装したものである。この紫外線発生源20には、発光素子で発生する熱を冷却するための多数の金属薄板を横方向に狭間隙を開けて並べた積冷却フィン21が取り付けられている。冷却フィン21は、図2に示すように、紫外線発生源20の水平方向外側まで広がる大きさに形成され、冷却フィン21と紫外線発生源20とは、印刷ヘッド3とは反対側の右側に設けられた複数本の冷却パイプ22によって接続されている。
図3に示すように、UVプリンタ1の制御系統は、主として、CPU301と、ROM302と、EEPROM302aと、RAM303と、入力インターフェース304と、出力インターフェース305とを備えている。出力インターフェース305は、印刷ヘッド3を駆動する印刷ヘッド回路306と、キャリッジ用モータ6を駆動するX軸モータ駆動回路307と、載置テーブル用モータ7を駆動するY軸モータ駆動回路308と、上下駆動機構11のZ軸モータを駆動するZ軸モータ駆動回路309と、紫外線発生源20を駆動するUV装置駆動回路310とに接続する。また、入力インターフェース304は、光沢値センサ40等に接続する。
ROM302は、各種の制御プログラム等を記憶する。CPU301は、RAM303の一時記憶機能を利用しつつ、ROM302に記憶した上記制御プログラムに従って信号処理を行うことにより、後述する図4乃至図7のフローチャートに示す制御内容を実行する。
次に、図4のフローチャートを参照して、CPU301が実行する制御内容を説明する。
まず、ステップS301では、CPU301は印刷前処理として光沢値入力を行う。印刷前処理は、ユーザがUVプリンタ1に接続される図示しないPCの操作部を介して行う印刷画像の選択や画像の配置・編集、印刷モードの選択、各種印刷設定の変更等の操作信号を入力し、当該操作信号に基づいて行う印刷の前処理である。ここでは、特に被印刷媒体Pに印刷を行った後の所望とする光沢値を入力する。なお、光沢値はピンポイントに一点でもよいし、所定の範囲内等の幅があってもよい。
次に、印刷開始指令があった場合には、ステップS302では、CPU301は、上記ステップS301で設定した各種印刷設定に従って被印刷媒体Pに対し印刷を実行する各印刷モード動作処理を実行する。詳細は後述する。
次に、ステップS303では、CPU301は、光沢値の判断処理を実行する。詳細は後述する。
次のステップS304では、CPU301は、印刷を終了するか否かを判定する。印刷を終了しない場合には(ステップS304でNO)、ステップS302に戻る。一方、印刷を終了する場合には(ステップS304でYES)、ステップS305に移行する。
ステップS305では、CPU301は、ユーザがUVプリンタ1の電源のOFF操作を行ったか否かを判定する。ユーザが電源OFF操作を行っていない場合には(ステップS305でNO)、先のステップS301に戻り、上述と同様の処理を繰り返す。一方、ユーザが電源のOFF操作を行った場合には(ステップS305でYES)、ステップS306に移行し、CPU301はUVプリンタ1の終了処理を実行する。終了処理は、例えば、起動中のOSやアプリケーションのシャットダウン等である。以上により、本フローチャートを終了する。
図5は、上記ステップS302の印刷処理の詳細内容を表すフローチャートである。
まず、ステップS401では、CPU301は、紫外線発生源20のUV−LEDが点灯していない場合には、出力インターフェース305を介してUV装置駆動回路310に照射信号を出力し、紫外線発生源20のUV−LEDを点灯させて紫外線の照射を開始する。そして、ステップS402に移行する。
まず、ステップS401では、CPU301は、紫外線発生源20のUV−LEDが点灯していない場合には、出力インターフェース305を介してUV装置駆動回路310に照射信号を出力し、紫外線発生源20のUV−LEDを点灯させて紫外線の照射を開始する。そして、ステップS402に移行する。
ステップS402では、CPU301は、出力インターフェース305を介してX軸モータ駆動回路307に駆動信号を出力し、キャリッジ4をX軸方向に沿って移動させることで印刷ヘッド3を移動させる。これと共に、CPU301は、出力インターフェース305を介してY軸モータ駆動回路308に駆動信号を出力し、載置テーブル2をY軸方向に沿って移動させる。このような印刷ヘッド3のX軸方向の移動と載置テーブル2のY軸方向の移動により、印刷ヘッド3を開始位置に移動させる。開始位置は、載置テーブル2に載置した被印刷媒体Pに対する印刷開始位置の上方位置である。これにより、載置テーブル2は印刷ヘッド3によるインクの吐出及び紫外線発生源20による紫外線照射が可能な処理領域に移動したことになる。
次に、ステップS403では、CPU301は、図示しないポンプを駆動してインクタンク16から印刷ヘッド3へインクを供給すると共に、出力インターフェース305を介して印刷ヘッド駆動回路306に制御信号を出力し、印刷ヘッド3より被印刷媒体Pに対してインクを吐出する。このときのインク量は、設定した印刷モードごとに定まっている。CPU301は、設定した印刷モードに基づき、対応するインク量情報をRAM303の所定の記憶エリアから読み出し、当該インク量となるようにインクの吐出を行う。
次に、ステップS404では、CPU301は、その他の処理を行う。例えば、CPU301は、出力インターフェース305を介してX軸モータ駆動回路307に駆動信号を出力し、キャリッジ4をX軸方向に沿って移動させることで印刷ヘッド3をX軸方向に移動させる。これにより、X軸方向の印刷を行うが、CPU301は、X軸方向の印刷が完了した場合には、出力インターフェース305を介してY軸モータ駆動回路308に駆動信号を出力し、載置テーブル2をY軸方向に沿って移動させる。これにより、載置テーブル2はY軸方向に一行分移動する。なおこのとき、例えば、被印刷媒体Pの表面に凹凸があったり、被印刷媒体Pが立体的形状を有するような場合には、CPU301は必要に応じてZ軸モータ駆動回路309にも駆動信号を出力し、載置テーブル2をZ軸方向にも移動させる。
Y軸方向の印刷が完了した場合には、次に、ステップS405では、CPU301は、印刷動作を完了するか否かを判定する。具体的には、設定した印刷モードに基づき、対応する印刷の完了回数に関わる情報をRAM303から読み出し、動作回数が完了回数に達していない場合には(ステップS405でNO)、ステップS401に戻る。一方、動作回数が完了回数に達している場合には(ステップS405でYES)、出力インターフェース305を介してUV装置駆動回路310に停止信号を出力し、紫外線発生源20のUV−LEDを消灯させて紫外線の照射を停止し、図4のフローに戻る。
図6は、上記ステップS303の光沢値処理の一例の詳細内容を表すフローチャートである。特に、被印刷媒体Pの全体を必要に応じて重ね塗りする制御となる。前提として、図4のステップS301において光沢値としてG1からG2の範囲内を入力しているものとする。光沢値はG1の方がG2よりも小さいものとする。
まず、ステップS501では、上述の印刷処理がなされている。そして、ステップS502では、CPU301は、入力インターフェース304を介して光沢値センサ40が測定した被印刷媒体Pの光沢値(G)を取得する。
まず、ステップS501では、上述の印刷処理がなされている。そして、ステップS502では、CPU301は、入力インターフェース304を介して光沢値センサ40が測定した被印刷媒体Pの光沢値(G)を取得する。
次に、ステップS503では、CPU301は、光沢値(G)がG1からG2の範囲内であるか否かを判定する。範囲内でない場合には(ステップS503でNO)、ステップS504に移行し、CPU301は、光沢値(G)がG2以上であるか否かを判定する。光沢値(G)がG2以上である場合(グロスありすぎ)には(ステップS504でYES)、ステップS505に移行し、CPU301は、高粘度インクの吐出量を増加する制御を行う。具体的には、インクタンク16の常温で10〜20mPa・s(高粘度)等の粘度域インクが、印刷ヘッド3の高粘度インクを吐出する高粘度ヘッドから、増加して吐出されるように制御する。なお、低粘度インクを吐出しないようにしてもよい。
一方、光沢値(G)がG2以上でない場合、すなわちG1以下である場合(マットすぎ)には(ステップS504でNO)、ステップS506に移行し、CPU301は、低粘度インクの吐出量を増加する制御を行う。具体的には、インクタンク16の常温で3〜10mPa・s(低粘度)等の粘度域インクが、印刷ヘッド3の低粘度インクを吐出する低粘度ヘッドから、増加して吐出されるように制御する。なお、高粘度インクを吐出しないようにしてもよい。
一方、光沢値(G)がG2以上でない場合、すなわちG1以下である場合(マットすぎ)には(ステップS504でNO)、ステップS506に移行し、CPU301は、低粘度インクの吐出量を増加する制御を行う。具体的には、インクタンク16の常温で3〜10mPa・s(低粘度)等の粘度域インクが、印刷ヘッド3の低粘度インクを吐出する低粘度ヘッドから、増加して吐出されるように制御する。なお、高粘度インクを吐出しないようにしてもよい。
ステップS505あるいはステップS506で制御された粘度のインクによりステップS507あるいはステップS508では、上述の印刷処理がなされ、その後、ステップS502に戻る。なお、繰り返し回数が増え、重ね塗りをして厚盛感がですぎると本来の画質から大きく乖離するが、厚盛感は印字するデザイン等によっても異なるため、ユーザが指定した所定回数=N以上になると、ステップS502に戻らない処理としてもよい。
ところで、光沢値(G)がG1からG2の範囲内である場合には(ステップS503でYES)、ステップS509に移行し、CPU301は、紫外線発生源20のUV−LEDを消灯(OFF)し、図4のフローに戻る。
ところで、光沢値(G)がG1からG2の範囲内である場合には(ステップS503でYES)、ステップS509に移行し、CPU301は、紫外線発生源20のUV−LEDを消灯(OFF)し、図4のフローに戻る。
図7は、上記ステップS303の光沢値処理の他の例の詳細内容を表すフローチャートである。特に、被印刷媒体Pの全体ではなく指定領域を必要に応じて重ね塗りする制御となる。前提として、図4のステップS301において光沢値としてG1からG2の範囲内を入力しているものとする。
まず、ステップS601では、上述の印刷処理が、キャリッジ4をX軸方向に沿って移動させることでX軸方向において(Y軸方向に一行分)なされている。
そして、ステップS602では、CPU301は、入力インターフェース304を介して光沢値センサ40が測定した被印刷媒体Pの光沢値(G)を受け取る。Y軸方向に一行分印刷しながら、被印刷媒体Pの指定領域で光沢値センサ40が測定する。
まず、ステップS601では、上述の印刷処理が、キャリッジ4をX軸方向に沿って移動させることでX軸方向において(Y軸方向に一行分)なされている。
そして、ステップS602では、CPU301は、入力インターフェース304を介して光沢値センサ40が測定した被印刷媒体Pの光沢値(G)を受け取る。Y軸方向に一行分印刷しながら、被印刷媒体Pの指定領域で光沢値センサ40が測定する。
次に、ステップS603では、CPU301は、光沢値(G)がG1からG2の範囲内であるか否かを判定する。範囲内でない場合には(ステップS603でNO)、ステップS604に移行し、CPU301は、光沢値(G)がG2以上であるか否かを判定する。光沢値(G)がG2以上である場合(グロスありすぎ)には(ステップS604でYES)、ステップS605に移行し、CPU301は、高粘度インクの吐出量を増加する制御を行う。具体的には、インクタンク16の常温で10〜20mPa・s(高粘度)等の粘度域インクが、印刷ヘッド3の高粘度インクを吐出する高粘度ヘッドから、増加して吐出されるように制御する。
一方、光沢値(G)がG2以上でない場合、すなわちG1以下である場合(マットすぎ)には(ステップS604でNO)、ステップS606に移行し、CPU301は、低粘度インクの吐出量を増加する制御を行う。具体的には、インクタンク16の常温で3〜10mPa・s(低粘度)等の粘度域インクが、印刷ヘッド3の低粘度インクを吐出する低粘度ヘッドから、増加して吐出されるように制御する。
一方、光沢値(G)がG2以上でない場合、すなわちG1以下である場合(マットすぎ)には(ステップS604でNO)、ステップS606に移行し、CPU301は、低粘度インクの吐出量を増加する制御を行う。具体的には、インクタンク16の常温で3〜10mPa・s(低粘度)等の粘度域インクが、印刷ヘッド3の低粘度インクを吐出する低粘度ヘッドから、増加して吐出されるように制御する。
ステップS605あるいはステップS606で制御された粘度のインクによりステップS607あるいはステップS608では、上述の印刷処理がなされ、その後、ステップS602に戻る。
なお、繰り返し回数が増え、重ね塗りをして厚盛感がですぎると本来の画質から大きく乖離するが、厚盛感は印字するデザイン等によっても異なるため、ユーザが指定した印刷画像を形成する所定回数=N以上になると、ステップS602に戻らない処理としてもよい。なお、この繰り返し回数はユーザがPCの操作部を介して入力した回数をステップS301で取得しておく。
具体的には、回数取得手段としてのCPU301が、印刷画像を形成する回数を示す情報を取得し、光沢値センサ40が被印刷媒体Pの光沢値(G)を測定したS602の後に、S6021で計数手段としてのCPU301が、印刷画像が形成された回数を計数し、S6022でその計数した回数が、回数取得手段が取得した回数よりも大きい場合には、移動制御部としてのCPU301が、キャリッジ4等を印刷画像の印刷開始領域に移動させず、制御部としてのCPU301が、印刷ヘッド3からUVインクを吐出する制御を禁止して、下記S609以降の処理へ進む。一方、S6022でその計数した回数が、回数取得手段が取得した回数以下である場合には、S603以降の処理へ進む。
なお、繰り返し回数が増え、重ね塗りをして厚盛感がですぎると本来の画質から大きく乖離するが、厚盛感は印字するデザイン等によっても異なるため、ユーザが指定した印刷画像を形成する所定回数=N以上になると、ステップS602に戻らない処理としてもよい。なお、この繰り返し回数はユーザがPCの操作部を介して入力した回数をステップS301で取得しておく。
具体的には、回数取得手段としてのCPU301が、印刷画像を形成する回数を示す情報を取得し、光沢値センサ40が被印刷媒体Pの光沢値(G)を測定したS602の後に、S6021で計数手段としてのCPU301が、印刷画像が形成された回数を計数し、S6022でその計数した回数が、回数取得手段が取得した回数よりも大きい場合には、移動制御部としてのCPU301が、キャリッジ4等を印刷画像の印刷開始領域に移動させず、制御部としてのCPU301が、印刷ヘッド3からUVインクを吐出する制御を禁止して、下記S609以降の処理へ進む。一方、S6022でその計数した回数が、回数取得手段が取得した回数以下である場合には、S603以降の処理へ進む。
ところで、光沢値(G)がG1からG2の範囲内である場合には(ステップS603でYES)、ステップS609に移行し、CPU301は、Y軸方向(副走査方向)の印刷が終了したか否か判定する。終了していない場合には(ステップS609でNO)、ステップS610に移行し、CPU301は、載置テーブル2をY軸方向に一行分移動する。一方、終了している場合には(ステップS609でYES)、ステップS611に移行し、CPU301は、紫外線発生源20のUV−LEDを消灯(OFF)し、図4のフローに戻る。
これにより、印刷領域全体が同一のグロス度でない場合であっても、図8の印刷画像の例に示すように印刷装置の上面の「樹脂の部分のみ光沢感を強調したい」という印刷にも対応可能となる。
なお、ステップS301において、印刷前処理として光沢値入力を行うCPU301が、各請求項における取得手段に相当する。
図6及び図7のフローにおける処理を行うCPU301が、各請求項における制御手段に相当する。
図7のフローにおけるステップS609、ステップS610等の処理を行うCPU301が、各請求項における移動制御部に相当する。
図6及び図7のフローにおける処理を行うCPU301が、各請求項における制御手段に相当する。
図7のフローにおけるステップS609、ステップS610等の処理を行うCPU301が、各請求項における移動制御部に相当する。
本実施の形態によれば、光沢値センサ40により検出した光沢度が、取得手段としてのCPU301が取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも小さい場合(マット(つや消し)過ぎ)には、制御部としてのCPU301は、より低い粘度のUVインクを印刷ヘッド3から吐出させる。これにより、低粘度であるインクが、濡れ広がり易く、光沢度を大きくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。
一方、光沢値センサ40により検出した光沢度が、取得手段としてのCPU301が取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも大きい場合(グロス(光沢)あり過ぎ)には、制御部としてのCPU301は、より高い粘度のUVインクを印刷ヘッド3から吐出させる。これにより、高粘度であるインクが、濡れ広がり難く、光沢度を小さくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。
一方、光沢値センサ40により検出した光沢度が、取得手段としてのCPU301が取得した光沢度(予め設定した所望の値)よりも大きい場合(グロス(光沢)あり過ぎ)には、制御部としてのCPU301は、より高い粘度のUVインクを印刷ヘッド3から吐出させる。これにより、高粘度であるインクが、濡れ広がり難く、光沢度を小さくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。
本実施の形態によれば、画像全体、画像の所定領域のみ、キャリッジ4のY軸移動方向に一行分のみ等の種々の重ね塗り方式を実現できる。
本実施の形態によれば、重ね塗りの回数を制限することができる。これにより、画質にそれほど拘らず、むしろ短時間の処理を重視するユーザに対して、必要以上に長時間とならない範囲で所望の画質に近い印刷画像を提供することができる。
光沢値センサ40がキャリッジ4のインクの吐出時の移動方向の下流側に備えられる。本実施形態では、キャリッジ4が図1の左側に移動するときに、インクを吐出しており、右側に移動するときにはインクを吐出しないようにしている。なお、ヘッド3の両側に光沢値センサ40を配置してヘッド3からインクを吐出するときの移動方向の下流側に位置する光沢値センサ40で測定するようにしてもかまわない。このときは、計測する光沢センサ40をヘッド3の移動方向に伴い切り替えて、ヘッド3が図1の右側に移動するときも左側へ移動するときもインクを吐出するようにする。これにより、紫外線発生源20から紫外線が照射される前や被印刷媒体Pに印刷する前に光沢値センサ40が無駄に機能することが回避される。
<変形例>
図9に示すように、キャリッジ4又は印刷ヘッド3は、インク吐出口付近にヒータ50(加熱手段に相当)を備えていてもよい。ヒータ50は、印刷ヘッド3のインク吐出口付近を加熱することにより、吐出口付近のインクの粘度を低粘度とする。また印刷ヘッド3は、ヘッドの温度を検出するサーミスタを有している。紫外線発生源20も同様に、その温度を検出するサーミスタを有している。これらのサーミスタは、印刷ヘッド3及び紫外線発生源20の温度を検出し、CPU301に出力する。加熱制御手段としてのCPU301は、サーミスタが検出した温度に基づいて、ヒータ50の加熱動作を制御する。これにより、高粘度のインクと低粘度のインクのそれぞれの印刷ヘッド3を用意することなく、キャリッジ4に載せる印刷ヘッド3を少なくしつつ、ヒータ50の加熱前の高粘度のインクと、ヒータ50の加熱後の低粘度のインクを用いて光沢度の調整を行うことができる。
図9に示すように、キャリッジ4又は印刷ヘッド3は、インク吐出口付近にヒータ50(加熱手段に相当)を備えていてもよい。ヒータ50は、印刷ヘッド3のインク吐出口付近を加熱することにより、吐出口付近のインクの粘度を低粘度とする。また印刷ヘッド3は、ヘッドの温度を検出するサーミスタを有している。紫外線発生源20も同様に、その温度を検出するサーミスタを有している。これらのサーミスタは、印刷ヘッド3及び紫外線発生源20の温度を検出し、CPU301に出力する。加熱制御手段としてのCPU301は、サーミスタが検出した温度に基づいて、ヒータ50の加熱動作を制御する。これにより、高粘度のインクと低粘度のインクのそれぞれの印刷ヘッド3を用意することなく、キャリッジ4に載せる印刷ヘッド3を少なくしつつ、ヒータ50の加熱前の高粘度のインクと、ヒータ50の加熱後の低粘度のインクを用いて光沢度の調整を行うことができる。
なお、本発明は、UVプリンタに限らず通常のプリンタ等にも適用可能である。例えば、常温で固体又は高粘度の液体であり、常温よりも高い温度、所定の温度よりも高い温度で常温の粘度よりも低い粘度となるインク(いわゆるホットメルトインク)を用いてもよい。上記変形例において、同様に、高粘度のインクと低粘度のインクのそれぞれの印刷ヘッド3を用意することなく、キャリッジ4に載せる印刷ヘッド3を少なくしつつ、ヒータ50の加熱前の高粘度のインクと、ヒータ50の加熱後の低粘度のインクを用いて光沢度の調整を行うことができる。
また、図6のフローにおいて、光沢度の調整を行って重ね塗りをすれば、当該印刷領域の画質を最適化することができ、また重ね塗りをせずに、次(Y軸方向に一行分移動後)の領域の印刷から調整後の値で印刷を実行することでもよい。
さらに、本来の印刷前の試し印刷段階で、上記の図6のフローにおける光沢度の調整を行い、本印刷では調整後の値で印刷を実行することでもよい。
さらに、本来の印刷前の試し印刷段階で、上記の図6のフローにおける光沢度の調整を行い、本印刷では調整後の値で印刷を実行することでもよい。
また、上記の実施形態では、インクは、高粘度だと高表面張力の性質を備え、また低粘度だと低表面張力の性質を備えることを前提として説明したが、インクの種類等によっては粘度と表面張力の関係はこのようにならないことがある。その場合には、マット(つや消し)過ぎの場合には、より低い粘度又は、より低い表面張力のUVインクを印刷ヘッド3から吐出させる。これにより、低粘度又は、低表面張力であるインクが、濡れ広がり易く、光沢度を大きくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。一方、グロス(光沢)あり過ぎの場合には、より高い粘度又は、より高い表面張力のUVインクをヘッドから吐出させる。これにより、高粘度又は、高表面張力であるインクが、濡れ広がり難く、光沢度を小さくする方へ作用するので、光沢度の調整が可能となり、光沢度を予め設定した所望の値とすることができる。その結果、最適な画質を実現することができる。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、各構成部分の大きさや形状を含む種々の変更が加えられて実施されるものである。
P 被印刷媒体
1 UVプリンタ
2 載置テーブル
3 印刷ヘッド
4 キャリッジ
16 インクタンク
20 紫外線発生源
40 光沢値センサ
50 ヒータ
301 CPU
1 UVプリンタ
2 載置テーブル
3 印刷ヘッド
4 キャリッジ
16 インクタンク
20 紫外線発生源
40 光沢値センサ
50 ヒータ
301 CPU
Claims (10)
- 被印刷媒体に対して粘度の異なるUVインクを吐出するヘッドと、
前記被印刷媒体に吐出された前記UVインクに光を照射する光照射部と、
前記被印刷媒体に前記UVインクが吐出されて形成される印刷画像の光沢度を示す情報を取得する取得手段と、
前記印刷画像の前記光沢度を検出する検出手段と、
前記ヘッドからの前記UVインクの吐出を制御する制御部とを備え、
前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも小さい場合には、
前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも低い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させ、
前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも大きい場合には、
前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも高い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させることを特徴とするUVプリンタ。 - 前記ヘッドを前記被印刷媒体に対して走査方向と副走査方向に相対的に移動させる移動手段と、
前記移動手段の移動を制御する移動制御部を備え、
前記検出手段により検出した光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度と異なる場合には、
前記移動制御部は、前記移動手段を前記印刷画像の印刷開始領域に移動させ、
前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも小さい場合には、
前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも低い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させて前記印刷画像の全部を再度形成し、
前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した光沢度よりも大きい場合には、
前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも高い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させて前記印刷画像の全部を再度形成することを特徴とする請求項1記載のUVプリンタ。 - 前記印刷画像を形成する回数を示す情報を取得する回数取得手段と、
前記検出手段により光沢度を検出した後に、前記印刷画像が形成された回数を計数する計数手段とを備え、
前記計数手段が計数する回数が、前記回数取得手段が取得した回数よりも大きい場合には、
前記検出手段により検出した光沢度が、前記取得手段により取得した光沢度と異なる場合でも、
前記移動制御部は、前記移動手段を前記印刷画像の印刷開始領域に移動させず、
前記制御部は前記ヘッドから前記UVインクを吐出する制御を禁止することを特徴とする請求項2記載のUVプリンタ。 - 前記検出手段は、前記印刷画像の所定の領域内の印刷画像の前記光沢度を検出し、
前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも低い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させる時、前記印刷画像のうち前記所定の領域の画像を再度形成し、
前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも高い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させる時、前記印刷画像のうち前記所定の領域の画像を再度形成することを特徴とする請求項1記載のUVプリンタ。 - 前記ヘッドを前記被印刷媒体に対して走査方向と副走査方向に相対的に移動させる移動手段と、
前記移動手段の移動を制御する移動制御部を備え、
前記検出手段は、前記印刷画像の所定の領域内の印刷画像の前記光沢度を検出し、
前記検出手段により検出した光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度と異なる場合には、
前記移動制御部は、前記移動手段を前記所定の領域の印刷開始領域に移動させ、
前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも小さい場合には、
前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも低い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させて前記印刷画像のうち前記所定の領域の画像を再度形成し、
前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した光沢度よりも大きい場合には、
前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも高い粘度のUVインクを前記ヘッドから吐出させて前記印刷画像のうち前記所定の領域の画像を再度形成することを特徴とする請求項1記載のUVプリンタ。 - 前記検出手段は、前記移動手段の前記インクの吐出時の移動方向の下流側に備えられることを特徴とする請求項5記載のUVプリンタ。
- 前記移動手段は前記UVインクを加熱するための加熱手段と、
前記加熱手段の加熱を制御する加熱制御手段を備え、
前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した光沢度よりも小さい場合には、
前記加熱手段制御手段は、前記加熱手段により前記UVインクを加熱させ、
前記制御部は前記加熱手段により加熱した前記UVインクを前記ヘッドから吐出させることを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に記載のUVプリンタ。 - 被印刷媒体に対して粘度の異なるUVインクを吐出するヘッドと、
前記被印刷媒体に吐出された前記UVインクに光を照射する光照射部と、
前記被印刷媒体に前記UVインクが吐出されて形成される印刷画像の光沢度を示す情報を取得する取得手段と、
前記印刷画像の前記光沢度を検出する検出手段と、
前記ヘッドからの前記UVインクの吐出を制御する制御部とを備え、
前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも小さい場合には、
前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも低い表面張力のUVインクを前記ヘッドから吐出させ、
前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも大きい場合には、
前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記UVインクよりも高い表面張力のUVインクを前記ヘッドから吐出させることを特徴とするUVプリンタ。 - 被印刷媒体に対して粘度の異なるインクを吐出するヘッドと、
前記インクを加熱するための加熱手段と、
前記加熱手段の加熱を制御する加熱制御手段と、
前記被印刷媒体に前記インクが吐出されて形成される印刷画像の光沢度を示す情報を取得する取得手段と、
前記印刷画像の前記光沢度を検出する検出手段と、
前記ヘッドからの前記インクの吐出を制御する制御部とを備え、
前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも小さい場合には、
前記加熱制御手段は、前記加熱手段により前記インクを加熱させ、
前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記インクよりも低い粘度のインクを前記ヘッドから吐出させ、
前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも大きい場合には、
前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記インクよりも高い粘度のインクを前記ヘッドから吐出させることを特徴とするプリンタ。 - 被印刷媒体に対して粘度の異なるインクを吐出するヘッドと、
前記インクを加熱するための加熱手段と、
前記加熱手段の加熱を制御する加熱制御手段と、
前記被印刷媒体に前記インクが吐出されて形成される印刷画像の光沢度を示す情報を取得する取得手段と、
前記印刷画像の前記光沢度を検出する検出手段と、
前記ヘッドからの前記インクの吐出を制御する制御部とを備え、
前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも小さい場合には、
前記加熱制御手段は、前記加熱手段により前記インクを加熱させ、
前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記インクよりも低い粘度のインクを前記ヘッドから吐出させ、
前記検出手段により検出した前記光沢度が、前記取得手段により取得した前記光沢度よりも大きい場合には、
前記制御部は前記ヘッドから吐出した前記インクよりも高い粘度のインクを前記ヘッドから吐出させることを特徴とするプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012072582A JP2013202859A (ja) | 2012-03-27 | 2012-03-27 | Uvプリンタ及びプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012072582A JP2013202859A (ja) | 2012-03-27 | 2012-03-27 | Uvプリンタ及びプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013202859A true JP2013202859A (ja) | 2013-10-07 |
Family
ID=49522507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012072582A Pending JP2013202859A (ja) | 2012-03-27 | 2012-03-27 | Uvプリンタ及びプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013202859A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015112724A (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | セイコーエプソン株式会社 | インク供給機構及びインク供給方法、液滴吐出装置 |
-
2012
- 2012-03-27 JP JP2012072582A patent/JP2013202859A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015112724A (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | セイコーエプソン株式会社 | インク供給機構及びインク供給方法、液滴吐出装置 |
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