JP2013202327A - 電気集じん機及び電気集じん機におけるアース取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】アースプレートとホースジョイントとを確実に接触させた状態でアースプレートを固定することのできる電気集じん機を提供する。
【解決手段】粉じんを搬送するホースジョイント21と、ホースジョイント21を取り付けたタンク11と、タンク11に固定したアースプレート23と、アースプレート23に接続したケーブル24とを備えた電気集じん機であって、アースプレート23をタンク11の外枠19に固定するネジ26と、アースプレート23に設けられてホースジョイント21に接触する接触部23gと、アースプレート23に設けられ、かつ、接触部23gを弾性的にホースジョイント21に押し付ける折り曲げ部23bとを有する。
【選択図】図2
【解決手段】粉じんを搬送するホースジョイント21と、ホースジョイント21を取り付けたタンク11と、タンク11に固定したアースプレート23と、アースプレート23に接続したケーブル24とを備えた電気集じん機であって、アースプレート23をタンク11の外枠19に固定するネジ26と、アースプレート23に設けられてホースジョイント21に接触する接触部23gと、アースプレート23に設けられ、かつ、接触部23gを弾性的にホースジョイント21に押し付ける折り曲げ部23bとを有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、電動モータにより集じんファンを駆動させて粉じんを吸引し、吸引した粉じんを搬送管を経由させタンク内に回収する電気集じん機及び電気集じん機におけるアース取付構造に関する。
電度モータを駆動させて粉じんを回収する電気集じん機の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された電気集じん機は、粉じんを回収するタンクを有する。タンクの上部にはヘッド部が設けられており、ヘッド部には電動モータが設けられている。タンクとヘッド部との間には集じんファンが設けられており、集じんファンは電動モータにより駆動される。タンクの外枠にはホースジョイント(搬送管)が取り付けられており、ホースジョイントにはダストホースが接続されている。特許文献1に記載された電気集じん機は、電動モータが駆動されて集じんファンが回転すると、粉じんがダストホース及びホースジョイントを経由して吸引され、吸引された粉じんがタンク内に回収される。
ところで、電気集じん機においては、ダストホース内で摩擦による静電気が生じ、その静電気はホースジョイントに流れ込む。そこで、従来は、ホースジョイントに滞留した静電気を地面(グランド)に放出するために、例えば、図4に示すようなアースプレート50が設けられている。このアースプレート50の一端50aはホースジョイント53に接触されており、アースプレート50の他端50bはネジ51によりタンク52に固定されている。また、アースプレート50の他端50bにはケーブル54の一端が接続されている。さらに、ケーブル54は、ネジ51によりアースプレート50と共にタンク52に固定されている。さらに、ケーブル54の他端には、図示しないアースチェーンの一端が接続されており、そのアースチェーンの他端は、地面と接地されている。
集じん機の組み立て作業者は、アースプレート50をタンク52に取り付ける際、一方の手でアースプレート50の一端50aをホースジョイント53に接触させた状態とし、他方の手でネジ51を締め付けてアースプレート50をタンク52に固定させる作業を行っていた。
しかしながら、図4に示すアースプレート50を用いると、アースプレート50を片手でつかんでホースジョイント53に押し付けた状態で、他の手でネジ51を回転させて締め付けるため、アースプレート50が動いてしまい、アースプレート50がホースジョイント53から離れてしまう可能性があった。
本発明の目的は、電気集じん機の組立工程において、アースプレートとホースジョイントとを確実に接触させた状態で、アースプレートを固定することのできる電気集じん機及び電気集じん機におけるアース取付構造を提供することにある。
本発明は、電動モータの駆動により回転される集じんファンと、前記集じんファンの回転により吸引された粉じんを搬送する搬送管と、前記搬送管が接続され、かつ、前記搬送された粉じんを回収するタンクと、前記タンクに取り付けられて前記搬送管に接触し、かつ、前記搬送管を経由して静電気が流れ込むアースプレートと、前記アースプレートの静電気を除去するアース線とを備えた電気集じん機であって、前記アースプレートの一端側を前記タンクに固定する固定部材と、前記アースプレートの他端側に設けられ、かつ、前記搬送管に接触する接触部と、前記アースプレートの一端側と他端側との間に設けられ、かつ、前記接触部を弾性的に前記搬送管に押し付ける押し付け部とを備えていることを特徴とする。
本発明は、前記アースプレートの一端側と他端側との間に設けられ、かつ、前記接触部を前記搬送管に押し付けた際に生じる反力を、前記タンクに伝達する反力伝達部とを備えていることを特徴とする。
本発明は、前記搬送管の外表面と前記タンクとの間には隙間が設けられており、前記アースプレートは、前記一端側と前記他端側との間を厚さ方向に折り曲げた折り曲げ部を有し、前記折り曲げ部は、前記隙間に配置されており、前記折り曲げ部は、前記押し付け部及び前記反力伝達部を兼ねていることを特徴とする。
本発明は、前記折り曲げ部は、前記アースプレートをU字形状に折り曲げて形成されていることを特徴とする。
本発明は、前記U字形状に折り曲げられた折り曲げ部は、相互に平行な第1直線部及び第2直線部と、前記第1直線部及び前記第2直線部を接続する円弧形状部とを有し、前記第2直線部が前記反力伝達部であり、前記第1直線部は前記接触部に接続されていることを特徴とする。
本発明は、電動モータの駆動により回転される集じんファンと、前記集じんファンの回転により吸引された粉じんを搬送する搬送管と、前記搬送管が接続され、かつ、前記搬送された粉じんを回収するタンクと、前記タンクに取り付けられて前記搬送管に接触し、かつ、前記搬送管を経由して静電気が流れ込むアースプレートと、前記アースプレートの静電気を除去するアース線とを備えた電気集じん機におけるアース取付構造であって、前記アースプレートの一端側を前記タンクに固定する固定部材と、前記アースプレートの他端側に設けられ、かつ、前記搬送管に接触する接触部と、前記アースプレートの一端側と他端側との間に設けられ、かつ、前記接触部を弾性的に前記搬送管に押し付ける押し付け部と、前記アースプレートの一端側と他端側との間に設けられ、かつ、前記接触部を前記搬送管に押し付けた際に生じる反力を、前記タンクに伝達する反力伝達部とを備えていることを特徴とする。
本発明(請求項1)によれば、搬送管に接触するアースプレートの接触部は、押し付け部により弾性的にタンクに押し付けられる。したがって、アースプレートを搬送管に確実に接触した状態で、アースプレートを固定することができる。
本発明(請求項2)によれば、アースプレートの接触部を搬送管に押し付けた時に生じる反力は、反力伝達部を介してタンクに伝達される。これにより、アースプレートと搬送管とをさらに確実に接触した状態で、アースプレートを固定することができる。特に、組み立て時の作業者の技能によらず、接触部の接触圧力を安定させることができる。
本発明(請求項3)によれば、折り曲げ部は隙間に配置されるため、固定部材を中心としてアースプレートを回転させようとする力が生じても、反力伝達部がタンクに接触することで、アースプレートの回転が防止される。したがって、アースプレートの接触部と搬送管とが接触した状態を確実に維持することができる。
本発明(請求項4)によれば、U字形状の折り曲げ部は、接触部を搬送管に押し付け、かつ、押し付けたときに生じる反力をタンクに伝達する役割を兼ねている。したがって、構造を簡易化することができる。
本発明(請求項5)によれば、接触部が搬送管の表面に弾性的に押し付けられた状態において、第1直線部と第2直線部とが相互に平行となるため、タンクの表面に接触部を密着させ易くなる。
本発明(請求項6)によれば、搬送管に接触するアースプレートの接触部は、押し付け部により弾性的にタンクに押し付けられる。したがって、アースプレートを搬送管に確実に接触した状態で、アースプレートを固定することができる。また、アースプレートの接触部を搬送管に押し付けた時に生じる反力は、反力伝達部を介してタンクに伝達される。これにより、アースプレートと搬送管とをさらに確実に接触した状態で、アースプレートを固定することができる。特に、組み立て時の作業者の技能によらず、接触部の接触圧力を安定させることができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1の電気集じん機10は、有底円筒形状のタンク11と、タンク11の開口部に取り付けた蓋部12と、蓋部12の上側を覆うヘッドカバー13とを有する。ヘッドカバー13の内部には電動モータ14が設けられており、タンク11内には集じんファン15が設けられている。ヘッドカバー13には、電動モータ14の駆動及び停止を制御するスイッチ16が設けられている。集じんファン15は電動モータ14の動力で回転されるように構成されている。タンク11の内部における集じんファン15の下方には、空気を案内する導入管17が設けられている。導入管17において、タンク11の胴部を形成する外枠19側の開口部にはフィルタ20が取り付けられている。
タンク11の外枠19には、円筒形状のホースジョイント21が取り付けられている。ホースジョイント21は、帯電性を有する材料により構成されている。ホースジョイント21は、例えば、プラスチックにカーボンブラック等の充填剤を配合した導電性プラスチックにより構成されている。ホースジョイント21の一方の開口端はタンク11の内部に配置され、他方の開口端はタンク11の外部に配置されている。タンク11の外部にはダストホース22が設けられており、ダストホース22がホースジョイント21に接続されている。ダストホース22には、図示しない蛇腹部を介して、図示しない吸込部が取り付けられている。
また、タンク11の内部には、図2、図3のようにアースプレート23及びケーブル24が設けられている。アースプレート23及びケーブル24は、ホースジョイント21に滞留した静電気を地面(グランド)25に放出するために設けられている。アースプレート23は、導電性を有する金属材料、例えば、りん青銅、鉄などにより一体成形されているとともに、ばね弾性を有する。アースプレート23の一端は、ホースジョイント21の外表面に接触され、アースプレート23の他端は、外枠19にネジ26で固定されている。アースプレート23は、平板形状の基部23aと、基部23aの長手方向の一端側に連続され、かつ、アースプレート23の厚さ方向に折り曲げられた折り曲げ部23bとを有する。折り曲げ部23bは、アースプレート23の厚さ方向の断面内において直線状に延ばされた2つの直線部23c、23dと、2つの直線部23c、23dの端部同士を接続した円弧形状部23eとを有する。また、直線部23dにおける円弧形状部23eとは反対側の端部には、接続部23fを介して接触部23gが形成されている。
基部23aの長手方向で折り曲げ部23bとは反対側の端部には、基部23aを厚さ方向に貫通する取り付け孔23hが設けられている。取り付け孔23hは、基部23aの長手方向を長軸とする長孔である。また、外枠19には図示しないネジ孔が形成されており、取り付け孔23hに挿入されたネジ26が締め付けられて、アースプレート23が外枠19に固定されている。外枠19に固定されたアースプレート23は、基部23aの一方の面が外枠19の表面に密着している。また、外枠19の縁部19aと、ホースジョイント21の外表面21aとの間には隙間Sが形成されており、外枠19に固定されたアースプレート23の折り曲げ部23bは、隙間S内に配置されている。この隙間Sは、ホースジョイント21の全周を取り囲むように環状に形成されている。
アースプレート23の折り曲げ部23bが隙間S内に配置された状態において、接触部23gはホースジョイント21の外表面21aに接触している。アースプレート23はバネ弾性を有し、接触部23gをホースジョイント21の外表面21aに押し付けた状態で、折り曲げ部23bは弾性変形している。折り曲げ部23bが弾性変形した状態において、2つの直線部23c、23dは略平行となっているとともに、直線部23cは外枠19の縁部19aに接触している。すなわち、折り曲げ部23bは、弾性変形してU字形状となっている。このように、アースプレート23の折り曲げ部23bが隙間S内に配置され、かつ、折り曲げ部23bが弾性変形した状態で、アースプレート23は、ネジ26により外枠19に固定されている。
折り曲げ部23bは、弾性変形する前の形状が、図2(B)に二点鎖線で示すようになっている。折り曲げ部23bは弾性変形する前において、直線部23cと直線部23dとは非平行である。このため、直線部23cと直線部23dとの間の隙間量は、円弧形状部23eに近いほど少なくなっている。そして、折り曲げ部23bが隙間Sに差し込まれて弾性変形し、接触部23gとホースジョイント21の外表面21aとが接触したときの接触圧力は、設計事項により定まる。この設計事項には、アースプレート23のばね定数、折り曲げ部23bの弾性変形前における直線部23c、23d同士の間に形成される鋭角側の角度、折り曲げ部23bの弾性変形前における直線部23c、23d同士の最大隙間量等が含まれる。
一方、ケーブル24の一端と、アースプレート23の基部23aとが接触した状態で、ネジ26により締め付け固定されている。ケーブル24は、導電性の金属材料、例えば銅線を絶縁性材料で被覆したものである。絶縁性材料は、ゴム、軟質プラスチックの何れでもよい。ケーブル24の他端には金属製のチェーン27の一端が接続されており、チェーン27の他端はタンク11の外部で地面25に接触されている。
次に、電気集じん機10の作用を説明する。スイッチ16が操作されて電動モータ14が回転すると、集じんファン15が回転する。集じんファン15が回転すると、タンク11の内部が負圧となり、粉じんを含む空気が吸込口から吸入されるとともに、その空気がダストホース22、ホースジョイント21を経由してタンク11内に吸引される。タンク11内に吸引された空気がフィルタ20を通過するときに粉じんが捕捉され、フィルタ20を通過した空気は導入管17を経由してタンク11の外部に排出される。また、ダストホース22及びホースジョイント21内で摩擦により静電気が発生すると、その静電気はホースジョイント21を経由してアースプレート23に流れ込む。アースプレート23に流れ込んだ静電気は、ケーブル24及びチェーン27を経由して地面25に放出される。
本実施形態の電気集じん機10を組み立てる工程において、作業者がアースプレート23を外枠19に固定する際に、作業者は片手でアースプレート23をつかんで折り曲げ部23bを隙間Sに差し込む。すると、折り曲げ部23bが弾性変形して接触部23gがホースジョイント21の外表面21aに押し付けられる。また、アースプレート23の接触部23gがホースジョイント21の外表面21aに押し付けられると、その反力で直線部23cは外枠19の縁部19aに押し付けられる。すなわち、アースプレート23の折り曲げ部23bは、外枠19の縁部19aと、ホースジョイント21の外表面21aとにより挟まれて、アースプレート23が仮止めされた状態となる。したがって、アースプレート23をつかんでいた手を離すことができる。次いで、作業者がケーブル24をアースプレート23に重ね、作業者は片手で取り付け孔23hにネジ26を挿入して締め付けると、アースプレート23及びケーブル24が外枠19に固定される。
このように、本実施形態のアースプレート23は、作業者が折り曲げ部23bを、ホースジョイント21の外表面21aと、外枠19の縁部19aとの隙間Sに差し込むと、折り曲げ部23bが弾性変形して、接触部23gが弾性的にホースジョイント21の外表面21aに押し付けられる。このため、接触部23gをホースジョイント21に押し付ける押圧荷重をなるべく高くすることができる。つまり、接触部23gとホースジョイント21の外表面21aとの接触圧力をなるべく高くして、確実に接触した状態でアースプレート23を固定することができる。また、異なる作業者がアースプレート23を外枠19に固定する作業を行っても、接触部23gとホースジョイント21の外表面21aとの接触圧力を同じにすることができる。すなわち、接触部23gとホースジョイント21の外表面21aとの接触圧力は、作業者の技能任せとなるのではなく、前述した設計事項に依存して一義的に定まり、アースプレート23による放電性能の信頼性が向上する。
そして、作業者はアースプレート23を仮止めした後、アースプレート23から手を離し、ネジ26を締め付けてアースプレート23及びケーブル24を外枠19に固定する作業を行うことができる。つまり、アースプレート23の接触部23gをホースジョイント21に接触させる作業と、ネジ26を締め付けてアースプレート23を外枠19に固定する作業とを、時間差をもたせて順番に行うことができる。したがって、作業者は、各作業に意識を集中させることができ、作業効率が向上する。
さらに、アースプレート23の接触部23gは、折り曲げ部23bの弾性力によりホースジョイント21の外表面21aに押し付けられて、その接触圧力がなるべく高められた後、ネジ26によりアースプレート23が固定されている。したがって、組立て完了後における電気集じん機10の搬送途中、または電気集じん機10の使用中に発生する振動で、アースプレート23の接触部23gとホースジョイント21の外表面21aとが離れることを防止できる。つまり、アースプレート23とホースジョイント21とが導通不良となることを防止できる。
さらにまた、折り曲げ部23bは隙間Sに差し込まれているため、ネジ26を中心としてアースプレート23を回転させようとする力が生じても、直線部23cが外枠19の縁部19aに接触することで、アースプレート23の回転が防止される。したがって、アースプレート23の接触部23gとホースジョイント21の外表面21aとが接触した状態を確実に維持することができる。
さらに、U字形状の折り曲げ部23bは、接触部23gをホースジョイント21に押し付け、かつ、押し付けたときに生じる反力を外枠19に伝達する役割を兼ねている。したがって、アースプレート23の構造を簡易化することができる。
さらに、接触部23gがホースジョイント21の表面に弾性的に押し付けられた状態において、直線部23c、23d同士が相互に平行となるため、外枠19の表面に接触部23gを密着させ易くなる。すなわち、接触部23gと外枠19とを面接触させることができ、静電気が流れ易くなる。
ここで、本実施形態の構成と、本発明の構成との対応関係を説明すると、ホースジョイント21が、本発明の搬送管に相当し、ケーブル24が、本発明のアース線に相当し、ネジ26が、本発明の固定部材に相当し、折り曲げ部23bが、本発明の押し付け部に相当し、直線部23cが、本発明の第2直線部及び反力伝達部に相当し、直線部23dが、本発明の第1直線部に相当する。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、アース線は、必ずしも地面とアースプレートとを電気的に導通させるものでなくとも、電荷を逃がすことで静電気を抑えるものであればよい。また、アースプレートの折り曲げ部は、U字形状ではなく、V字形状に屈曲されていてもよい。また、アースプレートとケーブルとは、ネジで固定される前に、予め溶接等の固定方法で導通状態で接合されていてもよい。
さらに、アースプレートは、ばね処理が施されていない導電材料により構成することもできる。この場合、折り曲げ部を隙間に差し込んだときに、折り曲げ部が弾性限度内で変形して、接触部がホースジョイントの外表面に押し付けられ、かつ、直線部がタンクの縁部に接触するように、弾性変形前における直線部同士の鋭角側の角度、弾性変形前における直線部同士の最大隙間量、アースプレートの強度等の設計事項を、予め設計しておけばよい。
11 タンク
15 集じんファン
21 ホースジョイント
23 アースプレート
23b 折り曲げ部
23c 直線部
23g 接触部
24 ケーブル
26 ネジ
15 集じんファン
21 ホースジョイント
23 アースプレート
23b 折り曲げ部
23c 直線部
23g 接触部
24 ケーブル
26 ネジ
Claims (6)
- 電動モータの駆動により回転される集じんファンと、前記集じんファンの回転により吸引された粉じんを搬送する搬送管と、前記搬送管が接続され、かつ、前記搬送された粉じんを回収するタンクと、前記タンクに取り付けられて前記搬送管に接触し、かつ、前記搬送管を経由して静電気が流れ込むアースプレートと、前記アースプレートの静電気を除去するアース線とを備えた電気集じん機であって、
前記アースプレートの一端側を前記タンクに固定する固定部材と、
前記アースプレートの他端側に設けられ、かつ、前記搬送管に接触する接触部と、
前記アースプレートの一端側と他端側との間に設けられ、かつ、前記接触部を弾性的に前記搬送管に押し付ける押し付け部とを備えていることを特徴とする電気集じん機。 - 前記アースプレートの一端側と他端側との間に設けられ、かつ、前記接触部を前記搬送管に押し付けた際に生じる反力を、前記タンクに伝達する反力伝達部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電気集じん機。
- 前記搬送管の外表面と前記タンクとの間には隙間が設けられており、
前記アースプレートは、前記一端側と前記他端側との間を厚さ方向に折り曲げた折り曲げ部を有し、
前記折り曲げ部は、前記隙間に配置されており、前記折り曲げ部は、前記押し付け部及び前記反力伝達部を兼ねていることを特徴とする請求項2に記載の電気集じん機。 - 前記折り曲げ部は、前記アースプレートをU字形状に折り曲げて形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電気集じん機。
- 前記U字形状に折り曲げられた折り曲げ部は、相互に平行な第1直線部及び第2直線部と、前記第1直線部及び前記第2直線部を接続する円弧形状部とを有し、前記第2直線部が前記反力伝達部であり、前記第1直線部は前記接触部に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の電気集じん機。
- 電動モータの駆動により回転される集じんファンと、前記集じんファンの回転により吸引された粉じんを搬送する搬送管と、前記搬送管が接続され、かつ、前記搬送された粉じんを回収するタンクと、前記タンクに取り付けられて前記搬送管に接触し、かつ、前記搬送管を経由して静電気が流れ込むアースプレートと、前記アースプレートの静電気を除去するアース線とを備えた電気集じん機におけるアース取付構造であって、
前記アースプレートの一端側を前記タンクに固定する固定部材と、
前記アースプレートの他端側に設けられ、かつ、前記搬送管に接触する接触部と、
前記アースプレートの一端側と他端側との間に設けられ、かつ、前記接触部を弾性的に前記搬送管に押し付ける押し付け部と、
前記アースプレートの一端側と他端側との間に設けられ、かつ、前記接触部を前記搬送管に押し付けた際に生じる反力を、前記タンクに伝達する反力伝達部とを備えていることを特徴とする電気集じん機におけるアース取付構造。
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JP2012077373A JP2013202327A (ja) | 2012-03-29 | 2012-03-29 | 電気集じん機及び電気集じん機におけるアース取付構造 |
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