JP2013201895A - モータおよびポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータのシャフトを水平としたポンプ装置において、通電部など機能部品への防水を確実なものとする。
【解決手段】シャフト支持隔壁10を挟んでモータハウジング5とポンプハウジング6を形成し、シャフト支持隔壁10はポンプハウジング6側にオイルシール20を保持し、モータハウジング5側に筒部18を備える。筒部18の貫通穴19にシャフト40を支持する軸受26を保持し、貫通穴の開口端面50とオイルシール20の間にシール空間Sを形成する。羽根をポンプハウジング内に位置させたインペラ60を軸受26からオイルシール20へ延びるシャフト40に結合する。シール空間Sをその最底部に開口する排水路Dにより外部に連通させる。これにより、オイルシール20からシール空間Sに漏れ入った水は通電部などがある空間に入ることなく直接外部へ排出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータおよびポンプ装置に関する。
従来、例えばケースにモータのシャフトを支持するとともに、シャフトの先端にインペラを取り付けて、モータとポンプを一体に組み付けたモータ駆動のポンプ装置がある。
このようなポンプ装置として、特開2001−090685号公報に記載のものでは、ケーシング上部の凹部に駆動モータがそのシャフト(回転軸)を上下方向にして取り付けられ、凹部の底壁を貫通したシャフトの下端にインペラが取り付けられている。
そして、インペラが臨む室の水が駆動モータを収容している凹部へ浸入しないように、シャフトに嵌合したインペラの軸部と底壁の間にはシール部材としてのオイルシールが設けられている。
しかしながら、オイルシールはシャフトとの接触部に弾性体を用いているため、その弾性体の傷付きのほか、経時劣化、シャフトの振動に対する追従不足、糸くずなど異物の噛み込みなどによりシャフトとの間に隙間が発生したり、温度変化によるオイルシール内外の圧力差などに起因して、オイルシール部から凹部内へ水が漏れるおそれがある。
そこでこの対策として、凹部の上記底壁をケーシング外方へ進むにしたがって低くなる傾斜面にするとともに、凹部の外壁に傾斜面と連なる排出穴を設けている。
これにより、オイルシール部を経て凹部内に漏れ入った水は傾斜面を流れて排出穴から凹部外へ排出される一方、駆動モータはオイルシールよりも高い位置に配置されているので、駆動モータのコイル配線や、配線と配線コネクタの接続部などの通電部に水が到達することはない。
特開2001−090685号公報
ところで、この種のポンプ装置は例えば洗濯機や食器洗浄機の循環ポンプとして利用されるが、その仕様によってはモータのシャフトを水平方向にしたいわゆる横置き配置が要求される場合がある。
シャフトを上下方向にした縦置き型においてモータを上部に配置した上述の従来ポンプ装置では、オイルシール部から凹部内に漏れ入った水は自重によって上昇を妨げられ、すべて底壁の傾斜面を流れて有効に排出されるが、当該ポンプ装置をそのまま横置き配置とした場合には、凹部自体にモータが収納されておりその通電部がカバーされているわけではないので、漏水の状況によっては水がこれらにかかるおそれがある。
したがって本発明は、上述の問題点に鑑み、シャフトの横置き配置において通電部など機能部品への防水を確実にしたモータを提供することを目的とする。
本発明は、ステータとロータを収納するモータハウジングが、シール部材を保持するシール部材保持部とシール部材保持部から離間して軸受を保持する貫通穴とを備える隔壁部材を有して、前記軸受にロータのシャフトを水平に支持するとともに、シャフトを軸受から延ばして前記シール部材を貫通させたモータにおいて、
前記隔壁部材には、前記貫通穴の開口端面とシール部材の間にシール空間が形成されるとともに、
前記シール空間の下部に開口してモータハウジングの外部に連通する筒状の排水路を設け、
前記排水路を、前記ロータの径方向に、前記モータハウジングの前記ステータと前記ロータを囲む周壁に及ぶ長さで形成したことを特徴とするモータ。
本発明によれば、シール部材を通って漏れ入る水があっても、貫通穴の開口端面とシール部材の間は水密のシール空間であるから、シャフトが水平のためモータ側が高い位置になくても、漏れ入った水が通電部などにかかることはない。
実施の形態の全体構造を示す縦断面図である。 実施の形態の断面斜視図である。 実施の形態の外観斜視図である。 シャフト支持隔壁をモータハウジング側から見た斜視図である。 シャフト支持隔壁まわりの拡大断面図である。
次に本発明をポンプ装置に適用した実施の形態について説明する。
図1は実施の形態の全体構造を示す縦断面図、図2は同断面斜視図、そして図3は外観斜視図である。
ポンプ装置1は、ポンプPとこれを駆動するモータMとからなる。
ポンプ装置1のケース2は、モータハウジング5とポンプハウジング6からなっている。
第1ケース3は外周壁3aを備える有底のドラム状で、その開口部をシャフト支持隔壁10でカバーされて、モータハウジング5が形成される。また、シャフト支持隔壁10と第2ケース4とでポンプハウジング6が形成される。すなわち、シャフト支持隔壁10は両ハウジングの共有で、シャフト支持隔壁10を挟んで第1ケース3と第2ケース4を対向させ、互いに結合してある。
これら第1ケース3、第2ケース4およびシャフト支持隔壁10の3部材の結合は、順次に周方向複数箇所の爪を用いたバヨネット方式で連結し、ボルトなどで回り止めされる。このほか、3部材を多数のボルト・ナット等で同時に結合してもよい。
シャフト支持隔壁10はポンプハウジング6側に膨んだ膨出部12を有する。膨出部12は後述するシャフト40を軸心とする円筒状の外周壁13と、外周壁13から内方へ向かうディスク部14とからなっており、ディスク部14の中心部にボス部15を有する。
ボス部15にはポンプハウジング6側に開口したオイルシール保持部16にシール部材としてのオイルシール(JIS B2402/ISO6194・Rotaryshaftliptypeseals)20が保持されている。オイルシール20は奥まった位置に保持され、開口端から引っ込んでいる。
一方、シャフト支持隔壁10からモータハウジング5内へは、筒部18が延びている。筒部18はその根元の拡径部17でボス部15に接続している。
筒部18は、後述するロータのシャフト40を通す貫通穴19を有し、貫通穴19の両端にはシャフト40を支持する軸受26、27が設けられている。シャフト40は貫通穴19からポンプハウジング6方向へ延び、オイルシール20を貫通している。
ボス部15の内部には、貫通穴19の開口端面50とオイルシール20との間に、シール空間Sが形成されている。
筒部18の外周には、ヨーク31aにコイル31bを巻いたステータ30が取り付けられている。
筒部18の先端からモータハウジング5内に突出したシャフト40の端部には、ステータ30の外方に筒壁35を位置させたドラム34が結合されている。ドラムの筒壁35内面には永久磁石36が接着などにより取り付けられ、永久磁石36の内周面がステータ30の外周面との間に所定の間隙をもつように設定されている。これらドラム34、永久磁石36およびシャフト40によりロータ33が形成されている。
ステータ30とロータ33とによりモータMが形成される。
外部電源ケーブルと接続するための図示省略の配線コネクタは、図1の断面とは異なる位置でモータハウジング5の側壁を貫通してケース2の外部に臨む。このため、シャフト支持隔壁10をモータハウジング5側から見た斜視図である図4に示すように、配線コネクタの取り付け部56がシャフト支持隔壁10に形成されている。第1ケース3の外周壁3aには、配線コネクタの取り付け部56に対応する取り付け半部45(図3参照)が形成されている。
図4には、シャフト支持隔壁10から配線コネクタの取り付け部56とは異なる方向に延びる排水路のためのトンネル80が示されている。トンネル80の外形は、シャフト支持隔壁10の壁面を隆起させ、ボス部15から直線状に延びるビード形状である。トンネル80のモータ側に面した外壁は筒部18の拡径部17の端面と面一になっている。排水路については追って詳細に説明する。
なお、図中、47はバヨネット爪である。
一方、シャフト40の軸受26からポンプハウジング6側へ延びた端部には、樹脂製のインペラ60が取り付けられている。
インペラ60は、断面ハット形状のベース壁61の外面(シャフト支持隔壁10から離れる側)に羽根63を備える。また、インペラ60のシャフト支持隔壁10に対向する裏面側には、大径部67を介して、これより小径で外周に金属筒66がモールドされた結合筒部65を備えるとともに、大径部67から径方向外側に離間したリング壁68を備えている。
シャフト40の端部にはローレット41が形成されており、結合筒部65をシャフト40の端部に圧入することにより、インペラ60がシャフト40に直接結合される。これにより、インペラ60はモータM側のみから保持された片持ち構造となる。
インペラ60がシャフト40に結合された状態において、羽根63、大径部67およびリング壁68はポンプハウジング6内に位置する一方、結合筒部65はオイルシール20を貫通してその先端が筒部18における貫通穴19の開口端面50の近傍まで延びている。そして、その金属筒66がオイルシール20のリップとの摺動面となっている。
なお、インペラ60とシャフト40の結合は、ローレット41のほか、スプラインやボルト結合その他によっても可能である。
第2ケース4はその側壁4aの内周が円筒形状であり、その開口端はシャフト支持隔壁10の膨出部12の外周壁13に対してインローで嵌合する。第2ケース4と外周壁13との嵌合面にはシールリング7が設けられている。第2ケース4の底壁4bはシャフト支持隔壁10から離間しており、この底壁4bには、シャフト40の延長線上に整合させて水吸込口8が設けられるとともに、側壁4aには水吐出口9が設けられている。これにより、水吸込口8から流入した水がモータMで駆動されて回転するインペラ60により、水吐出口9から吐出される。
インペラ60の大径部67はオイルシール保持部16の開口径より小径に設定され、オイルシール保持部16の開口内に臨んでいる。
膨出部12のディスク部14には、インペラ60のリング壁68の先端を受けるように、リング状の凹部70が形成されている。凹部70とオイルシール保持部16の開口は隣接しており、このため、オイルシール保持部16の開口部分はリング壁69をなしてインペラ60の大径部67とリング壁68の間に入り込んだ状態となっている。
これらインペラ60のリング壁68および大径部67と、シャフト支持隔壁10の凹部70およびリング壁69とにより、ラビリンスシールが形成され、ポンプハウジング6内における水流の影響がオイルシール20部に直接及ばないようにしている。
つぎに、オイルシールまわりの詳細について説明する。
図5は、シャフト支持隔壁10まわりの拡大断面図である。
シャフト支持隔壁10のオイルシール保持部16はその底壁を突当て部16aとしている。
オイルシール20は、例えばSUS304(JIS)製の断面L形状の金属環21に弾性体をモールドしたベース部22と、ベース部22の弾性体とは離間して金属環21の内端に接合した弾性体のリップ23、24とからなる。
オイルシール20は、ベース部22をその先端が突当て部16aに当接するまで弾性圧入して押し込むことにより、オイルシール保持部16内に位置決めされ、前述のようにそのリップ23、24をインペラ60の結合筒部の金属筒66に摺接させる。
ベース部22の内周壁22aは傾斜しており、突当て部16a側において、シール空間Sにおける突当て部16aから貫通穴19の開口端面50の間に至る内周壁57と同径で、突当て部16aから遠のくほど小径となっている。
筒部18は、その根元の拡径部17でボス部15に接続している。
シャフト40を支持する軸受26は、円筒状のすべり含油軸受であり、筒部18の根元側において貫通穴19の端部を座ぐり状に拡径した軸受保持部49に配置されている。筒部先端側の軸受27も同様である。
つぎに、シャフト支持隔壁10のモータハウジング5内に面する側には、内部に直線穴81が形成されたトンネル80が設けられている。図5に示すように、直線穴81は、その一端81aが、シール空間Sの突当て部16aから貫通穴19の開口端面50の間に至る円形断面の内周壁57に開口し、他端81bが、モータハウジング5の外方に向って開口している。
直線穴81はシャフト40の軸心を通る線上に配置されており、この直線穴81はシャフト支持隔壁10の成型時にスライドコアを用いて同時に形成される。
直線穴81の一般断面は四角形で、トンネル80の外方端80aから先は、溝82として延びている。なお、図1、図5には溝82の側壁が示されているが、簡単のため溝より紙面奥側のバヨネット爪47などは図示省略してある。
また直線穴81は、図5に示すように、シャフト40の軸に平行な方向において上記シール空間Sへの開口より広幅で、貫通穴の開口端面50よりもモータハウジング5内側(図中、左方)へ拡がっている。
トンネル80の外方端80aは、第1ケース3の外周壁3aに当接するように設定されている。外周壁3aのトンネル80が当接する部位には、トンネル内の直線穴81に整合させた切り欠き83が形成されている。これにより、シール空間Sは直線穴81、溝82および切り欠き83を通じて、配線コネクタの取り付け部56から離間した部位でモータハウジング5外に連通する。すなわち、これら直線穴81(および溝82)と切り欠き83により排水路Dが形成される。
排水路Dは、ポンプ装置1の設置状態において、直線穴81がシール空間Sの最底部に開口し、垂直下方に向いている。
この排水路Dにより、ポンプハウジング6側からオイルシール20を通って漏れ入った水がシール空間Sに溜まろうとしても、直ちにケース外部へ排出されるから、軸受26が溜まり水に浸ってしまうことがない。また、排水路Dは独立した経路で水を直接ケース外部へ排出するから、途中で通電部などにかかることもない。
さらに、直線穴81がシャフト40の軸心に向かっており、排水路Dを介してケース外部からシャフト40あるいはシャフトに結合したインペラ60の結合筒部65が直接視認できるので、ポンプ装置組立後でもレーザ光の照射によりシャフト40やインペラ60の回転数や振れを測定することができる。
すなわち、回転数測定の場合には、シャフト40あるいは結合筒部65の周方向一部に反射特性の異なる部材や反射角度を異ならせた傾斜面を設けたり、周方向に凹凸を付しあるいは面粗度を変化させた仕様に設定しておき、反射光強度の変化速度を検知すればよい。
また、振れ測定の場合には、シャフト40あるいは結合筒部65の全周または周方向等間隔に反射部材を設定しておき、反射光による反射部材までの距離変化を検知すればよい。
以上のように構成されたポンプ装置1では、ポンプ作動中でシャフト40が回転している場合に、ポンプハウジング6側から漏れ入った水は結合筒部65から遠心力により飛散してシール空間Sの周壁に付着するが、オイルシール20のベース部22は突当て部16aから遠のくほどに内周壁22aが小径となっているので、ベース部22の上部に付着した水は傾斜した内周壁22aにそって軸受26から離間する方向へ流れながらオイルシール20のベース部22の底部に落下する。落下した水は、ベース部の内周壁22aが傾斜しているので、上部に付着したときとは逆にモータハウジング5方向へ流れ、その手前の直線穴81の開口81aから排水路Dによりケース外へ排水される。
シャフト40が回転していない場合は、水は直接ベース部の内周壁22aの底部に落下するから、その後同様に、排水路Dによりケース外へ排水される。
本実施の形態では、シャフト支持隔壁10が発明における隔壁部材に該当する。また、オイルシール20がシール部材に、そしてオイルシール保持部16がシール部材保持部に該当する。
実施の形態は以上のように構成され、モータのステータ30とロータ33を収納するモータハウジング5が、オイルシール20を保持するオイルシール保持部16とオイルシール保持部から離間して軸受26を保持する貫通穴19とを備えるシャフト支持隔壁10を有し、軸受26にロータのシャフト40を水平に支持するとともに、シャフト40を軸受26から延ばしてオイルシール20を貫通させ、さらに、シャフト支持隔壁10には、貫通穴19の開口端面50とオイルシール20の間にシール空間Sが形成されるとともに、該シール空間Sの下部に開口してモータハウジング5の外部に直接連通する排水路Dが、シャフト支持隔壁10にトンネル状に設けられているものとしたので、オイルシール20を通って漏れ入る水があっても、水密のシール空間Sから水が通電部などにかかることはない。
漏れ入った水が及び得るのはシール空間Sに開口する貫通穴19内の軸受26であるが、漏れ入った水はシール空間Sから排水路Dによりモータハウジング5外へ直接排出されるので、軸受26が水に浸かることがないのはもちろんのこと、軸受26を経てモータM内部へ水が浸入するおそれもない。
また、シール空間Sにおいて排水路Dは、貫通孔19の開口よりも下側であって、シール空間Sの最底部に開口しているので、シール空間Sに漏れ入った水は直ちに排出され、したがって溜まることがない。このため、たとえ湯が漏れ入った場合でも滞留した湯からの蒸気が貫通穴19の軸受26を通ってモータ内部へ侵入するおそれやシャフト40などの金属部品や水自体の腐食のおそれもなく、あるいは屋外に設置されて滞留した水が凍結してシャフト40の固着、オイルシール20の破損、膨張によるシャフト支持隔壁10の破損等のおそれもない。
さらに、シャフト支持隔壁10をモータハウジング5と共有するポンプハウジング6を備え、該ポンプハウジング内に位置させたインペラ60をシャフト40に直接結合させているので、ケース構成の簡単なポンプ装置1が実現するとともに、モータMの回転軸とインペラ60の駆動軸とが同一のシャフト40であるから、インペラ60の振れが小さく、振動のない円滑な回転特性が得られる。
また、インペラ60の結合筒部65はオイルシール20を貫通してシール空間S内に延びているので、軸受26に近い部位でシャフト40に結合でき、これによってさらにインペラ60の回転振れを小さく抑えられる。
さらに、排水路Dはシール空間Sへの開口から外方端まで直線状となっているので、スライドコアを用いてシャフト支持隔壁10の成型時に簡単に形成できる。
そして、排水路Dはその外方端からシール空間S内のシャフト40または結合筒部65を視認可能の線上に設けてあるので、レーザ光の照射によりシャフト40やインペラ60の回転数や振れを測定することができる。
また、シャフト支持隔壁10とインペラ60の間にはラビリンスシールが形成されているので、ポンプハウジング6内の水流の圧力変動がオイルシール20に及ばず、オイルシール部における水漏れが抑制される。
なお、実施の形態では、排水路の直線穴の一般断面を四角形としたが、これに限定されず、円断面その他任意の断面形状を採用することができる。
モータハウジング5は、有底のドラム状の第1ケース3と、その開口部をカバーするシャフト支持隔壁10とで形成するものとしたが、これに限定されず、例えばシャフト支持隔壁がその周縁から延びてロータ33およびステータ30を収納するドラム部を備え、ドラム部の開口を平板状のカバー部材で閉じてモータハウジングを形成したものにも本発明はそのまま適用される。
また、軸受26、27はすべり含油軸受けとしたが、モータの要求仕様に応じて、ボールベアリングやローラ/ニードルベアリングであってもよい。
インペラ60はその結合筒部65をシール空間S内まで延ばし、オイルシールのリップ23、24が結合筒部外周の金属筒に摺接するものとしたが、インペラをポンプハウジング6内でシャフト40に結合し、オイルシールのリップ23、24の摺接相手がシャフト40となるようにしてもよい。
なお、排水路Dの直線穴は、使用環境によっては、シール空間S内の水面が貫通穴19に達しないように、シール空間Sへの開口の下縁が貫通穴19の下縁より低い範囲で、シール空間Sの側面に開口し斜めに延びるようにしてよいが、実施の形態のように、シール空間Sの最底部に開口し、垂直下方に向くものとするのが、蒸気の侵入や凍結の要因となる水の滞留を招かない点で、より好ましい。
さらに、実施の形態はモータMをポンプPと一体に組み付けたポンプ装置を例に説明したが、本発明はポンプ装置に一体化したものに限らず、シャフトをオイルシールから外部へ突出させて当該シャフトが液体に曝される使用環境で用いられる種々のモータに適用できる。
1 ポンプ装置
2 ケース
3 第1ケース
3a 外周壁
4 第2ケース
4a 側壁
4b 底壁
5 モータハウジング
6 ポンプハウジング
7 シールリング
8 水吸込口
9 水吐出口
10 シャフト支持隔壁
12 膨出部
13 外周壁
14 ディスク部
15 ボス部
16 オイルシール保持部
16a 突当て部
17 拡径部
18 筒部
19 貫通穴
20 オイルシール
21 金属環
22 ベース部
22a 内周壁
23、24 リップ
26、27 軸受
30 ステータ
31a ヨーク
31b コイル
833 ロータ
34 ドラム
35 筒壁
36 永久磁石
40 シャフト
41 ローレット
45 取り付け半部
47 バヨネット爪
49 軸受保持部
50 開口端面
56 取り付け部
57 内周壁
60 インペラ
61 ベース壁
63 羽根
65 結合筒部
66 金属筒
67 大径部
68 リング壁
69 リング壁
70 凹部
80 トンネル
81 直線穴
82 溝
83 切り欠き
D 排水路
M モータ
P ポンプ
S シール空間

Claims (10)

  1. ステータとロータを収納するモータハウジングが、シール部材を保持するシール部材保持部とシール部材保持部から離間して軸受を保持する貫通穴とを備える隔壁部材を有して、前記軸受にロータのシャフトを水平に支持するとともに、シャフトを軸受から延ばして前記シール部材を貫通させたモータにおいて、
    前記隔壁部材には、前記貫通穴の開口端面とシール部材の間にシール空間が形成されるとともに、
    前記シール空間の下部に開口してモータハウジングの外部に連通する筒状の排水路を設け、
    前記排水路を、前記ロータの径方向に、前記モータハウジングの前記ステータと前記ロータを囲む周壁に及ぶ長さで形成したことを特徴とするモータ。
  2. 前記排水路は、前記隔壁部材に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記シール空間において前記排水路は、前記貫通孔の開口よりも下側に開口していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ。
  4. 前記排水路は、前記シール空間の最底部に開口していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータ。
  5. 前記排水路は、前記シール空間への開口から外方端まで直線状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のモータ。
  6. 請求項1から請求項5の何れか一項に記載のモータの前記隔壁部材を共有するポンプハウジングを備え、該ポンプハウジング内に位置させたインペラを前記シャフトに直接結合させたことを特徴とするポンプ装置。
  7. 前記インペラは前記シャフトと結合する結合筒部を備え、該結合筒部は前記シール部材を貫通して前記シール空間内に延びていることを特徴とする請求項6に記載のポンプ装置。
  8. 前記排水路は前記シール空間への開口から外方端まで直線状に形成されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のポンプ装置。
  9. 前記排水路は、その外方端から前記シール空間内の前記シャフトまたは結合筒部を視認可能の線上に設けられていることを特徴とする請求項8に記載のポンプ装置。
  10. 前記隔壁部材とインペラの間にラビリンスシールを形成してあることを特徴とする請求項9に記載のポンプ装置。

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