JP2013201730A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のシート状媒体をつなぎ合わせて得られる媒体内の位置、に対応する印刷対象画像内の位置を複雑な処理を行わずに特定する。
【解決手段】制御部は、頁の上半分に対応する第1のコード画像と、頁の下半分に対応する第2のコード画像を生成し、頁の上半分の画像に第1のコード画像を重畳して得られる第1合成画像、の印刷用紙への印刷と、頁の下半分の画像に第2のコード画像を重畳して得られる第2合成画像、の印刷用紙への印刷用紙への印刷と、をプリンタに行わせる。ここにおいて、制御部は、2枚の印刷用紙をつなぎ合わせて得られるポスターシートに印刷された上記頁内の中心に、常に、同じXY座標値を表す単位コード画像が印刷されるよう、各コード画像を生成する。
【選択図】図13
【解決手段】制御部は、頁の上半分に対応する第1のコード画像と、頁の下半分に対応する第2のコード画像を生成し、頁の上半分の画像に第1のコード画像を重畳して得られる第1合成画像、の印刷用紙への印刷と、頁の下半分の画像に第2のコード画像を重畳して得られる第2合成画像、の印刷用紙への印刷用紙への印刷と、をプリンタに行わせる。ここにおいて、制御部は、2枚の印刷用紙をつなぎ合わせて得られるポスターシートに印刷された上記頁内の中心に、常に、同じXY座標値を表す単位コード画像が印刷されるよう、各コード画像を生成する。
【選択図】図13
Description
本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
下記特許文献1には、紙媒体に記載の原稿画像に対してユーザがペンデバイスで行った筆記内容を、当該原稿画像を示す電子文書に反映させる技術が開示されている。
本発明の目的は、複数のシート状媒体をつなぎ合わせて得られる媒体内の位置、に対応する印刷対象画像内の位置を複雑な処理を行わずに特定できるようにすることである。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、印刷対象画像の複数の部分それぞれについて、位置情報を表す単位コード画像を各所に含むコード画像を生成する生成手段と、前記部分ごとに、当該部分について生成されたコード画像を当該部分の画像に重畳して得られる合成画像、のシート状媒体への印刷を印刷手段に行わせる印刷制御手段と、を含み、前記生成手段は、各シート状媒体をつなぎ合わせて得られる媒体に印刷された前記印刷対象画像内の定位置に、予め定められた単位コード画像が印刷されるよう、各コード画像を生成すること、を特徴とする画像形成装置である。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記定位置は、前記印刷された印刷対象画像の中心であること、を特徴とする。
また、上記課題を解決するための請求項3の発明は、印刷対象画像の複数の部分それぞれについて、位置情報を表す単位コード画像を各所に含むコード画像を生成する生成手段、前記部分ごとに、当該部分について生成されたコード画像を当該部分の画像に重畳して得られる合成画像、のシート状媒体への印刷を印刷手段に行わせる印刷制御手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記生成手段は、各シート状媒体をつなぎ合わせて得られる媒体に印刷された前記印刷対象画像内の定位置に、予め定められた単位コード画像が印刷されるよう、各コード画像を生成することを特徴とする。
請求項1、3の発明によれば、複数のシート状媒体をつなぎ合わせて得られる媒体内の位置、に対応する印刷対象画像内の位置を複雑な処理を行わずに特定できる。
請求項2の発明によれば、前記媒体内の位置に対応する印刷対象画像内の位置を、本構成を有しない場合に比して、より簡易に特定できる。
以下、本発明の実施形態の例について図面に基づき詳細に説明する。
[画像処理システム]
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理システム10を例示する図である。同図に示すように、画像処理システム10は、画像処理装置1と、電子ペン2と、を含む。本実施形態では、画像処理装置1と、電子ペン2と、は無線通信可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理システム10を例示する図である。同図に示すように、画像処理システム10は、画像処理装置1と、電子ペン2と、を含む。本実施形態では、画像処理装置1と、電子ペン2と、は無線通信可能である。
[画像処理装置]
まず、画像処理装置1について説明する。図2は、画像処理装置1の構成を例示する図である。画像処理装置1は、例えばパーソナルコンピュータであり、制御部1aを備える。制御部1aは、マイクロプロセッサであり、プログラムに従って各種情報処理を実行する。また、画像処理装置1は、主記憶1bを備える。主記憶1bは、上記プログラムを格納している。このプログラムは、DVD(登録商標)−ROM等のコンピュータ読取可能な情報記憶媒体から読み出されて主記憶1bに格納されてもよいし、ネットワーク等の通信網から供給されて主記憶1bに格納されてもよい。また、主記憶1bには、情報処理の過程で必要となる各種データも格納される。
まず、画像処理装置1について説明する。図2は、画像処理装置1の構成を例示する図である。画像処理装置1は、例えばパーソナルコンピュータであり、制御部1aを備える。制御部1aは、マイクロプロセッサであり、プログラムに従って各種情報処理を実行する。また、画像処理装置1は、主記憶1bを備える。主記憶1bは、上記プログラムを格納している。このプログラムは、DVD(登録商標)−ROM等のコンピュータ読取可能な情報記憶媒体から読み出されて主記憶1bに格納されてもよいし、ネットワーク等の通信網から供給されて主記憶1bに格納されてもよい。また、主記憶1bには、情報処理の過程で必要となる各種データも格納される。
また、画像処理装置1は、ハードディスク1cを備える。本実施形態の場合、ハードディスク1cには、複数の文書が格納されている。文書は、文書作成アプリケーションにより生成された文書データである。文書は、1又は複数の頁を含む。文書は、その寸法(すなわち、原稿サイズ)を属性情報として含む。また、文書は、その頁数を属性情報として含む。また、文書は、その向きを属性情報として含む。ここでは、説明の簡略化のため文書の向きが「タテ」である場合を例に取り上げる。図3に、頁を例示した。同図に示すように、頁には、左上の頂点を原点として、頁の短手方向と平行なXr座標軸と頁の長手方向と平行なYr座標軸とが設定されている。頁内の位置は、XrYr座標値(Xr、Yr)により表される。なお、widthは、頁のXr方向の幅を示し、heightは、頁のYr方向の幅を示している。
また、画像処理装置1は、操作入力部1dとディスプレイ1eを備える。操作入力部1dは、ユーザが操作入力を行うためのインタフェース(例えば、マウス及びキーボード等)であり、ユーザにより行われた操作入力を示す信号を制御部1aへ出力する。また、ディスプレイ1eは、制御部1aから入力される情報を出力する。
また、画像処理装置1は、無線通信インタフェース1fとI/Oインタフェース1gとを備える。無線通信インタフェース1fは、電子ペン2と通信するための通信インタフェースであり、I/Oインタフェース1gは、画像処理装置1を図1で図示していないプリンタに接続するためのインタフェースである。
この画像処理装置1では、ユーザが割り付け数N及び印刷サイズ等の印刷設定情報の入力後、印刷指示を行うと、ユーザにより選択された文書の印刷が行われるようになっている。なお、ここでは、「1」、「2」、「4」、「1/2」のうちのいずれかが、割り付け数Nとして選択されるものとする。図4A〜図4Dに、文書が印刷される様子を例示した。割り付け数Nが「1」の場合、いわゆる通常印刷が行われ、図4Aに示すように、一つの頁の画像が印刷対象画像として一枚の印刷用紙に印刷される。割り付け数Nが「2」、又は「4」の場合、いわゆる割り付け印刷が行われ、連続するN個の頁の画像が印刷対象画像として一枚の印刷用紙に印刷される。すなわち、割り付け数Nが「2」の場合、図4Bに示すように、連続する2つの頁の画像が印刷対象画像として一枚の印刷用紙に印刷される。なお、この場合、各頁の画像が90度回転して印刷用紙に印刷される。割り付け数Nが「4」の場合、図4Cに示すように、連続する4つの頁の画像が印刷対象画像として一枚の印刷用紙に印刷される。また、割り付け数Nが「1/2」の場合、いわゆるポスター印刷が行われ、一つの頁の画像が印刷用紙2枚にわたって印刷される。すなわち、図4Dに示すように、一つの頁の上半分の画像が印刷対象画像として一枚の印刷用紙に印刷され、下半分の画像が印刷対象画像としてもう一枚の印刷用紙に印刷される。
また、この画像処理装置1では、文書の印刷の際、印刷用紙の識別ID(以下、用紙IDと表記する)と印刷用紙内の各位置の二次元座標値とを示すコード画像が、不可視のトナーで、印刷対象画像に重畳して印刷されるようになっている。ここでは、文書の画像はYMCトナーで印刷され、コード画像はKトナーで形成される。なお、コード画像は、必ずしも不可視のトナーで印刷される必要はない。
図5にコード画像を例示した。同図に示すように、コード画像は、印刷用紙に対応するサイズの矩形画像であり、マトリクス状に配列された単位コード画像を含む。各単位コード画像は、その単位コード画像の位置を表す位置コードパタンを含む。具体的には、コード画像に対応するコード画像領域が、X軸とY軸とを座標軸とするコード座標平面内に設定されるようになっており、位置コードパタンは単位コード画像のコード座標平面における位置を表す座標値であるXY座標値(X、Y)を表す。また、各単位コード画像は、印刷用紙の用紙IDを表す識別コードパタンも含む。また、各単位コード画像は、同期コードを表す同期コードパタンも含む。
図6に、単位コード画像を例示した。本実施形態の場合、単位コード画像は、9ビット×9ビットの矩形領域であり、位置コードパタンが格納される領域20と、印刷用紙の用紙IDを示すコードパタンが格納される領域22と、同期コードパタンが格納される領域24と、を含む。
本実施形態の場合、各ビット値は、回転角度が異なるラインで表される。具体的には、記号「/」と記号「\」とでビット値「0」及び「1」が表される。従って、一つの記号で1ビットの情報が表現される。同図に示すように、領域20は、6ビット×6ビットの矩形領域であり、合計36ビットの位置情報が格納されている。本実施形態の場合、36ビットのうちの18ビットがX座標値の表現に用いられ、残り18ビットがY座標値の表現に用いられている。そのため、218通りのX座標値、218通りのY座標値が表現されうる。また、領域22は、2ビット×8ビットの領域と6ビット×2ビットの領域とを含み、合計28ビットの位置情報が格納されている。そのため、228通りの用紙IDが表現されうる。
なお、コード画像領域は、その中心が、常にコード座標平面内の基準点(Xc、Yc)と一致するように設定される。そのため、コード画像の中心に位置する単位コード画像(斜線部の単位コード画像)は、常にXY座標値(Xc、Yc)を示すようになっている。この意義については後述する。
また、コード画像は図5に例示するだけのものではない。すなわち、この画像処理装置1では、割り付け数Nに応じてコード座標平面におけるコード画像領域の向きが変化するようになっている。そのため、割り付け数Nによっては、図7に例示するコード画像が生成される。具体的には、割り付け数Nが「1」、「4」の場合、図5に示すコード画像が生成され、割り付け数Nが「1/2」、「2」の場合、図7に示すコード画像が生成される。この意義についても後述する。なお、幅Wは、コード画像のX軸方向の幅を示し、高さHは、コード画像のY軸方向の幅を示している。
また、上述のように、コード画像は印刷用紙に対応するサイズの矩形画像である。そのため、印刷用紙のサイズによって、コード画像領域のサイズは変化する。従って、印刷用紙が違えば、コード画像のサイズは異なる。
[印刷の際に行われる処理]
図8は、印刷指示が行われた場合に、画像処理装置1で行われる処理を例示するフロー図である。なお、この処理は、制御部1aが上記プログラムを実行することにより行われる。
図8は、印刷指示が行われた場合に、画像処理装置1で行われる処理を例示するフロー図である。なお、この処理は、制御部1aが上記プログラムを実行することにより行われる。
まず、制御部1aは、ユーザに選択された文書(以下、文書Xと表記する)をハードディスク1cから読み出す(S101)。そして、制御部1aは、ユーザによって入力された印刷設定情報(すなわち、割り付け数N及び印刷サイズ等)及び文書Xの頁数に基づいて、文書Xの印刷に必要な印刷用紙の枚数を算出する(S102)。また、制御部1aは、印刷サイズや文書Xの原稿サイズ等に基づいて、印刷に使用する印刷用紙の用紙種別を決定する。そして、制御部1aは、枚数分の用紙IDを発行する(S103)。
そして、制御部1aは、印刷設定情報に基づいて、文書Xの印刷を実行する(S104)。
すなわち、制御部1aは、まず、印刷に使用する印刷用紙の用紙種別と割り付け数Nとに基づき、所定のコード画像生成アルゴリズムに従って、印刷用紙に対応するサイズのコード画像領域を設定し、コード画像を生成する。但し、制御部1aは、中心のXY座標値が常に(Xc、Yc)となるように、コード画像領域を設定する。こうすることにより、印刷用紙の中心に常にXY座標値(Xc、Yc)を示す単位コード画像が印刷されるようにする。また、制御部1aは、割り付け数Nに応じてコード画像領域の向きを変える。また、制御部1aは、全単位コード画像が共通して印刷用紙の用紙IDを示すように、コード画像を生成する。具体的には、制御部1aは、割り付け数Nが「1」又は「4」の場合、図5に示す向きのコード画像を生成し、割り付け数Nが「2」又は「1/2」の場合、図7に示す向きのコード画像を生成する。
また、制御部1aは、拡大率rを算出する。本実施形態の場合、印刷に使用する印刷用紙の用紙種別と、割り付け数Nと、文書Xの原稿サイズ及び向きと、の組み合わせごとに、拡大率rを算出するための拡大率算出式が定められており、制御部1aは、該当する組み合わせに関して定められた拡大率算出式から拡大率rを算出する。
そして、制御部1aは、印刷対象画像にコード画像を重畳した合成画像、の印刷データを生成し、プリンタに送信する。通常印刷の場合(すなわち、割り付け数Nが「1」の場合)、制御部1aは、拡大率rで拡大した頁の画像に図5に示す向きのコード画像を重畳した合成画像(図10A参照)、の印刷データを生成する。なお、印刷データはページ記述言語で記述される。また、割り付け印刷の場合、制御部1aは、拡大率rで拡大したN個の頁を連結した画像にコード画像を重畳した合成画像、の印刷データを生成する。具体的には、割り付け数Nが「4」の場合、制御部1aは、拡大率rで拡大した4個の頁を連結した画像に図5に示す向きのコード画像を重畳した合成画像(図10C参照)、の印刷データを生成する。また、割り付け数Nが「2」の場合、制御部1aは、拡大率rで拡大した2個の頁を連結した画像に図7に示す向きのコード画像を重畳した合成画像(図10B参照)、の印刷データを生成する。また、ポスター印刷の場合、制御部1aは、拡大率rで拡大した頁の上半分の画像に図7に示す向きのコード画像を重畳した合成画像、の印刷データを生成する。また、制御1aは、拡大率rで拡大した頁の下半分の画像に、頁の上半分に重畳されたものと同じコード画像を重畳した合成画像、の印刷データを生成する。
プリンタは、印刷データに基づいて合成画像を印刷用紙に印刷する。以上のようにして文書Xが印刷される。その後、制御部1aは、印刷設定情報を属性情報として文書Xに埋め込んだ新たな文書を生成し、生成した文書と、S103で発行された用紙ID群と、を関連づけてデータベースに保存する(S105)。本実施形態の場合、用紙IDは、文書Xに固有の文字列と通し番号とを含む。例えば、「M」番目に出力される印刷用紙の通し番号は「M」となる。なお、用紙IDは、通し番号自体であってもよい。図9に、データベースを例示した。同図に示すように、S105で生成された文書そのものと用紙ID群とが関連づけられている。なお、制御部1aは、S105のステップで新たな文書を生成する代わりに、文書Xを特定する情報(例えば、格納場所)と、印刷設定情報と、用紙ID群と、を関連づけてデータベースに保存してもよい。
図10Aに、通常印刷において印刷用紙に印刷された合成画像を例示し、図10Bに、割り付け数Nが「2」の場合において印刷用紙に印刷された合成画像を例示し、図10Cに、割り付け数が「4」の場合において印刷用紙に印刷された合成画像を例示し、図10Dに、ポスター印刷において印刷用紙に印刷された合成画像を例示した。上述のように、中心の単位コード画像が示すXY座標値が常に(Xc、Yc)となるようにコード画像が生成されるので、常に印刷用紙の中心Cに一定のXY座標値(Xc、Yc)を示す単位コード画像が印刷される。また、上述のように、割り付け数Nに応じてX軸及びY軸の向きが変わるので、割り付け数に応じて頁の印刷される向きが変化しても、印刷された頁の両座標軸に対する向きが常に一定となる。つまり、印刷された頁の短手方向は、常にX軸と平行となり、その長手方向は、常にY軸と平行となる。
[電子ペン]
次に、電子ペン2について説明する。電子ペン2は、ペン先に筆記部を備え、文書が印刷された、印刷用紙又はポスターシートに文字や図形を記入するために用いられる。それだけでなく、電子ペン2は、記入した内容を、ハードディスク1cに格納される文書に反映させるためにも用いられる。そのための機能として、電子ペン2には、不可視の単位コード画像を読み取る機能が備えられている。単位コード画像の読み取りは以下のようにして行われる。すなわち、上述のKトナーは赤外光を吸収する素材からなっており、印刷用紙に赤外光が照射された場合、Kトナーで描かれた部分では赤外光が吸収され、それ以外の部分では赤外光が反射される。電子ペン2は、この性質を利用して、単位コード画像を読み取る。すなわち、電子ペン2は、赤外光を照射する照射部と赤外光を受光する受光部とをペン先に備え、受光部の受光結果から、ペン先の位置に印刷された単位コード画像を認識する。また、認識した単位コード画像が表す用紙ID(以下、注目用紙IDと表記する)と、XY座標値(以下、注目XY座標値(Xn、Yn)と表記する)と、を画像処理装置1に送信する。なお、結果的に、注目XY座標値は、ユーザによりペン先で指定された位置を表すXY座標値であると言える。そこで、以下、注目XY座標値が表す位置を指定位置と表記する。
次に、電子ペン2について説明する。電子ペン2は、ペン先に筆記部を備え、文書が印刷された、印刷用紙又はポスターシートに文字や図形を記入するために用いられる。それだけでなく、電子ペン2は、記入した内容を、ハードディスク1cに格納される文書に反映させるためにも用いられる。そのための機能として、電子ペン2には、不可視の単位コード画像を読み取る機能が備えられている。単位コード画像の読み取りは以下のようにして行われる。すなわち、上述のKトナーは赤外光を吸収する素材からなっており、印刷用紙に赤外光が照射された場合、Kトナーで描かれた部分では赤外光が吸収され、それ以外の部分では赤外光が反射される。電子ペン2は、この性質を利用して、単位コード画像を読み取る。すなわち、電子ペン2は、赤外光を照射する照射部と赤外光を受光する受光部とをペン先に備え、受光部の受光結果から、ペン先の位置に印刷された単位コード画像を認識する。また、認識した単位コード画像が表す用紙ID(以下、注目用紙IDと表記する)と、XY座標値(以下、注目XY座標値(Xn、Yn)と表記する)と、を画像処理装置1に送信する。なお、結果的に、注目XY座標値は、ユーザによりペン先で指定された位置を表すXY座標値であると言える。そこで、以下、注目XY座標値が表す位置を指定位置と表記する。
図11Aに割り付け印刷がなされた印刷用紙に対する記入内容が文書に反映される様子を例示した。また、図11Bにポスター印刷がなされたポスターシートに対する記入内容が文書に反映される様子を例示した。
[記入内容の反映]
図12は、電子ペン2による記入内容を文書に反映させるために、画像処理装置1で実行される処理を例示するフロー図である。
図12は、電子ペン2による記入内容を文書に反映させるために、画像処理装置1で実行される処理を例示するフロー図である。
すなわち、制御部1aは、注目XY座標値と注目用紙IDとを、電子ペン2から受信して取得する(S201)。そして、制御部1aは、注目用紙IDで識別される印刷用紙に印刷されている文書(以下、文書Yと表記する)と、文書Yの印刷時の印刷設定情報と、を取得する(S202)。すなわち、制御部1aは、図9のデータベースを参照して、注目用紙IDに関連づけられた文書(すなわち、文書Y)を読み出し、読み出した文書Yに属性情報として含まれる印刷設定情報を取得する。
そして、制御部1aは、印刷設定情報に含まれる割り付け数Nが「1」である場合、S203〜S206に示す処理を実行する。
すなわち、制御部1aは、指定位置に印刷されている文書Yの頁、の頁番号Pを特定する(S203)。すなわち、制御部1aは、注目用紙IDが示す通し番号Mから頁番号Pを特定する。この場合、通し番号Mの値そのものが頁番号Pとなる。また、制御部1aは、印刷設定情報中の印刷サイズや文書Yの原稿サイズ等から印刷時に使用された印刷用紙の用紙種別を特定し、特定した用紙種別と割り付け数Nとから上記コード画像生成アルゴリズムに従って設定された印刷時のコード画像領域の幅Wと高さHとを算出する(S204)。
また、制御部1aは、文書Yの原稿サイズ、向き、割り付け数N、及び印刷時に使用された印刷用紙の用紙種別、の組み合わせに関して定められた上記拡大率算出式に従って、印刷時の拡大率rを算出する(S205)。
そして、制御部1aは、幅W、高さH、及び拡大率r、に基づき指定位置に対応するXrYr座標値(Xr、Yr)を算出する(S206)。具体的には、制御部1aは、予め記憶される基準XY座標値(Xc、Yc)をハードディスク1cから読み出し、これを利用してXrYr座標値(Xr、Yr)を算出する。すなわち、制御部1aは、コード画像の左上の頂点のXY座標値(X1、Y1)を算出する。基準XY座標値(Xc、Yc)は、コード画像の中心点を示すので、X1及びY1は以下の数式で表される。
・X1=Xc−W/2
・Y1=Yc−H/2
・X1=Xc−W/2
・Y1=Yc−H/2
ここで、コード画像の左上の頂点は、頁の左上の頂点、すなわち図3に示す原点、に対応している。そこで、制御部1aは、以下の数式により、XrYr座標値を算出する。
・Xr=(Xn−X1)/r
・Yr=(Yn−Y1)/r
・Xr=(Xn−X1)/r
・Yr=(Yn−Y1)/r
また、制御部1aは、印刷設定情報に含まれる割り付け数Nが「2」又は「4」である場合、S203〜S206に示す処理の代わりに、S207〜S211のステップを実行して、指定位置に対応するXrYr座標値(Xr、Yr)を算出する。
すなわち、制御部1aは、注目用紙IDで識別される印刷用紙に印刷されているN個の頁、の頁番号を特定する(S207)。すなわち、制御部1aは、注目用紙IDが示す通し番号Mと、割り付け数Nと、から連続するN個の頁番号を特定する。具体的には、制御部1aは、頁番号「N×M−(N−1)」から頁番号「N×M」までのN個の連続する頁番号を特定する。
そして、制御部1aは、特定したN個の頁番号のうちで、指定位置に印刷されている頁、の頁番号Pを特定する(S208)。割り付け印刷では、中心点に対する各頁の位置関係が決まっている。例えば、2つの頁を割り付ける場合は、一頁目が中心点に対してX軸負方向側に配置され、二頁目が中心点に対してX軸正方向側に配置される(図10B参照)。また、4つの頁を割り付ける場合は、一頁目が中心点に対してX軸負方向側且つY軸負方向側に配置され、二頁目が中心点に対してX軸正方向側且つY軸負方向側に配置され、三頁目が中心点に対してX軸負方向側且つY軸正方向側に配置され、四頁目が中心点に対してX軸正方向側且つY軸正方向側に配置される(図10C参照)。そのため、中心点のXY座標値、すなわち、基準XY座標値(Xc、Yc)を用いれば、頁番号Pの特定の容易化が図れる。そこで、制御部1aにおいて、基準XY座標値(Xc、Yc)を読み出し、これと指定位置のXY座標値(すなわち、注目XY座標値)との比較に基づいて頁番号Pを特定するようにしている。
例えば、割り付け数Nが「2」である場合、「Xn」が「Xc」より小さければ、S207で特定された2個の頁番号のうちの最初の頁番号を頁番号Pとして特定し、「Xc」以上であれば、最後の頁番号を頁番号Pとして特定する。また、例えば、割り付け数Nが「4」である場合、制御部1aは、「Xn」が「Xc」より小さく且つ「Yn」が「Yc」より小さければ、S207で特定された4個の頁番号のうちの最初の頁番号を頁番号Pとして特定し、「Xn」が「Xc」以上であり且つ「Yn」が「Yc」より小さければ、二頁目の頁番号を頁番号Pとして特定し、「Xn」が「Xc」より小さく且つ「Yn」が「Yc」以上であれば、三頁目の頁番号を頁番号Pとして特定し、「Xn」が「Xc」以上であり且つ「Yn」が「Yc」以上であれば、四頁目の頁番号を頁番号Pとして特定する。
そして、制御部1aは、印刷時のコード画像領域の幅Wと高さHとを算出する(S209)。具体的には、印刷設定情報中の印刷サイズや文書Yの原稿サイズ等から印刷時に使用された印刷用紙の用紙種別を特定し、特定した用紙種別と割り付け数Nとから上記コード画像生成アルゴリズムに従って設定された印刷時のコード画像領域の幅Wと高さHとを算出する。また、制御部1aは、S205のステップと同様の処理を行って印刷時の拡大率rを算出する(S210)。すなわち、制御部1aは、文書Yの原稿サイズ、向き、割り付け数N、及び印刷時に使用された印刷用紙の用紙種別、の組み合わせに関して定められた上記拡大率算出式に従って、拡大率rを算出する。
そして、制御部1aは、基準XY座標値(Xc、Yc)、幅W、高さH、拡大率r、及び頁番号Pに基づき指定位置に対応するXrYr座標値(Xr、Yr)を算出する(S215)。
例えば、割り付け数「N」が「2」である場合、頁番号Pが奇数であれば、S206のステップと同様の演算を行ってXrYr座標値(Xr、Yr)を算出する。一方、頁番号Pが偶数である場合、上記X1及びY1として以下に示す値を用いる。
・X1=Xc
・Y1=Yc−H/2
・X1=Xc
・Y1=Yc−H/2
また、例えば、割り付け数「N」が「4」である場合、頁番号Pを「4」で割った余りが「1」であれば、S206のステップと同様の演算を行ってXrYr座標値(Xr、Yr)を算出する。また、上記余りが「2」であれば、上記X1及びY1として以下に示す値を用いる。
・X1=Xc
・Y1=Yc−H/2
・X1=Xc
・Y1=Yc−H/2
また、上記余りが「3」であれば、上記X1及びY1として以下に示す値を用いる。
・X1=Xc−W/2
・Y1=Yc
・X1=Xc−W/2
・Y1=Yc
なお、上記余りが「4」であれば、上記X1及びY1として以下に示す値を用いる。
・X1=Xc
・Y1=Yc
・X1=Xc
・Y1=Yc
また、制御部1aは、印刷設定情報に含まれる割り付け数Nが「1/2」である場合、S203〜S206に示す処理の代わりに、S212〜S215のステップを実行する。
すなわち、制御部1aは、指定位置に印刷されている文書Yの頁、の頁番号Pを特定する(S212)。すなわち、制御部1aは、注目用紙IDが示す通し番号Mが奇数である場合、(M+1)/2を頁番号Pとし、通し番号Mが偶数である場合、M/2を頁番号Pとして特定する。また、制御部1aは、文書Yの原稿サイズから、文書Yのタテ幅heightとヨコ幅width(図3参照)とを特定する。(S213)。また、制御部1aは、S205のステップと同様の処理を行って印刷時の拡大率rを算出する(S214)。すなわち、印刷時に使用された印刷用紙の用紙種別を特定し、文書Yの原稿サイズ、向き、割り付け数N、及び印刷時に使用された印刷用紙の用紙種別、の組み合わせに関して定められた上記拡大率算出式に従って、拡大率rを算出する。
そして、制御部1aは、予め記憶される基準XY座標値(Xc、Yc)を読み出し、基準XY座標値、頁番号P、タテ幅height、ヨコ幅width、及び拡大率r、に基づき指定位置に対応するXrYr座標値(Xr、Yr)を算出する(S215)。
例えば、頁番号Pが奇数の場合、基準XY座標値(Xc、Yc)に対応する頁P内の位置を示すXrYr座標値(Xrc、Yrc)は、以下に示すとおりになる。
・Xrc=width/2
・Yrc=height/4
・Xrc=width/2
・Yrc=height/4
そこで、この場合、以下の数式により、XrYr座標値を算出する。
・Xr=Xrc+(Xn−Xc)/r
・Yr=Yrc+(Yn−Yc)/r
・Xr=Xrc+(Xn−Xc)/r
・Yr=Yrc+(Yn−Yc)/r
一方、頁番号Pが偶数の場合、Xrc及びYrcとして、以下の値を用いる。
・Xrc=width/2
・Yrc=3×height/4
・Xrc=width/2
・Yrc=3×height/4
このようにして、指定位置に対応するXrYr座標値(Xr、Yr)が算出される。以上によれば、印刷用紙の定位置、すなわち中心に常に同じXY座標値(Xc、Yc)を示す単位コード画像が印刷されるので、例えば、割り付け印刷の際に、ユーザが指定している頁が簡易な処理で特定されるようになる。また、割り付け数Nに応じて、向きを変えてコード画像が印刷されるので、印刷時における頁の回転の有無を記録しておく必要がなくなり、メモリリソースが軽減される。また、指定位置のXrYr座標値を算出する際に、回転変換をする必要がなくなり、処理が簡易にもなる。
こうして、指定位置に対応するXrYr座標値(Xr、Yr)を算出すると、制御部1aは、文書Yに含まれる頁番号Pの頁内の、XrYr座標値(Xr、Yr)で表される位置に、黒点を配置する(S216)。また、或いは、頁番号Pの頁がディスプレイ1eに表示されている場合、XrYr座標値(Xr、Yr)で表される位置に、上記黒点を表示する。こうして、記入内容が反映される。
なお、本発明の実施形態は、上記実施形態だけに限らない。
例えば、ポスター印刷で印刷される印刷対象は、頁に限らず、電子写真であってもよい。また、画像処理装置1は、プリンタ及びスキャナを備えた、いわゆる複合機であってもよい。
また、例えば、印刷用紙の中心以外の定位置(例えば、一の頂点)に、常にXY座標値(Xc、Yc)を示す単位コード画像が印刷されるようにしてもよい。
[変形例]
また、例えば、ポスター印刷の際(割り付け数Nが「1/2」の場合)、制御部1aは、図13に示すように、基準XY座標値(Xc、Yc)を示す単位コード画像が、常に、ポスターシートに印刷される頁の中心に印刷されるようにしてもよい。以下、この態様(以下、変形例と表記する)について説明する。
また、例えば、ポスター印刷の際(割り付け数Nが「1/2」の場合)、制御部1aは、図13に示すように、基準XY座標値(Xc、Yc)を示す単位コード画像が、常に、ポスターシートに印刷される頁の中心に印刷されるようにしてもよい。以下、この態様(以下、変形例と表記する)について説明する。
この場合、制御部1aは、図8のS103のステップにおいて、割り付け数Nが「1/2」以外の場合は、印刷用紙の枚数分の用紙IDを発行する。すなわち、用紙IDが表す通し番号は、「1」から印刷用紙の枚数「n」までとなる。但し、割り付け数Nが「1/2」の場合は、印刷用紙の枚数が偶数であれば、枚数の半分の数の用紙IDを発行する。すなわち、用紙IDが表す通し番号は、「1」から印刷用紙の枚数の半分「n/2」までとなる。また、印刷用紙の枚数が奇数であれば、枚数の半分の数の用紙IDと加えもう1つ用紙IDを発行する。すなわち、用紙Dが表す通し番号は、「1」から「(n/2)+1」までとなる。
そして、制御部1aは、図8のS104のステップにおいて、割り付け数Nが「1/2」のとき、以下に説明する処理を実行する。すなわち、制御部1aは、印刷用紙に対応するサイズのコード画像領域を2つ設定する。具体的には、制御部1aは、頁の上半分用のコード画像領域(以下、第1コード画像領域と表記する)と頁の下半分用のコード画像領域(以下、第2コード画像領域と表記する)を設定する。そして、制御部1aは、2つのコード画像を生成する。すなわち、制御部1aは、第1コード画像領域の各所に、その位置のXY座標値と印刷用紙の用紙IDとを示す単位コード画像を配置することによって、第1のコード画像を生成する。また、制御部1aは、第2コード画像領域の各所に、その位置のXY座標値と印刷用紙の用紙IDとを示す単位コードを配置することによって、第2のコード画像を生成する。なお、ここでは、頁の上半分と下半分とで共通の用紙IDが用いられる。
ここで、第1コード画像領域及び第2コード画像領域とは同じ形状及びサイズを有し、その向きは図7に示す向きと同じであるが、第1コード画像領域は、その下辺の中点のXY座標値が常にXY座標値(Xc、Yc)となるように設定され、第2コード画像領域は、その上辺の中点のXY座標値が常にXY座標値(Xc、Yc)となるように設定される。これにより、ポスターシートに印刷される頁の中心にXY座標値(Xc、Yc)を示す単位コード画像が印刷されるようにする。
そして、制御部1aは、上記実施形態と同様にして拡大率rを算出した後、拡大率rで拡大した頁の上半分の画像に第1のコード画像を重畳した合成画像(以下、第1合成画像と表記する)、の印刷データを生成する。また、制御部1aは、拡大率rで拡大した頁の下半分の画像に、第2のコード画像を重畳した合成画像(以下、第2合成画像と表記する)、の印刷データを生成する。
こうすることにより、ポスターシートに印刷された頁の定位置(すなわち、中心)に、常に、XY座標値(Xc、Yc)を示す単位コード画像が印刷されるようになる。また、これにより、上記実施形態と比べて、指定位置のXrYr座標値の算出を容易にする。すなわち、制御部1aは、図12のS212のステップにおいて、S203と同様に、注目用紙IDが示す通し番号Mそのものを頁番号Pとする。そして、図12のS215のステップにおいて、「Xrc」及び「Yrc」として用いる値を変えずに、常に、「width/2」を「Xrc」として用い、且つ、「height/2」を「Yrc」として用いて、指定位置のXrYr座標値を算出する。
なお、変形例において、ポスターシートの形成を容易化すべく、上半分の頁が印刷される印刷用紙の下辺の周辺に、画像が印刷されない領域(以下、のりしろ領域と表記する)を設けてもよい。図14にのりしろ領域を例示した。斜線部がのりしろ領域を示している。この場合、下半分の頁が印刷される印刷用紙の上辺付近をのりしろ領域に重ね合わせてポスターシートが作成される。
但し、この場合、第1合成画像を印刷用紙全面に印刷しようとすると、第1合成画像の下辺周辺が欠けてしまうため、ポスターシートを形成したときに、XY座標値が不連続となる部分が生じてしまう。その結果、図16の左側の図に示すように印刷用紙を跨いでポスターシートに記入がなされた場合に、図16の右側に示すように記入内容が正しく反映されなくなってしまう。そこで、制御部1aは、第1合成画像の下辺がのりしろ領域の上辺に一致するように、のりしろ領域に合わせて第1合成画像の印字開始位置を調整してもよい。こうすれば、記入内容が正しく反映されるようになる。また、こうしても、ポスターシートに印刷された頁の画像の定位置(すなわち、中心)に基準XY座標値を表すパタン画像が印刷されるので、指定位置に対応するXrYr座標値の算出が容易になる。
また、例えば、プリンタの中には、ポスター印刷の際に、その構造上、印刷用紙の一部の辺付近に画像を印刷することができないプリンタがある。例えば、プリンタの中には、図15に示すように、上半分の頁が印刷される印刷用紙の下辺付近(以下、のりしろ領域と表記する)に画像を印刷することができず、且つ、下半分の頁が印刷される印刷用紙の上辺付近(以下、のりしろ領域と表記する)に画像を印刷することができないプリンタがある。斜線部は、のりしろ領域を示している。この場合、例えば、下半分の頁が印刷される印刷用紙ののりしろ領域が切り取られ、のりしろ領域が切り取られた印刷用紙の上辺付近を、上半分の頁が印刷される印刷用紙ののりしろ領域に重ね合わせてポスターシートが作成される。
このようなプリンタを用いた場合、第1合成画像及び第2合成画像のそれぞれを印刷用紙の全面に印刷しようとすると、第1合成画像の下辺付近及び第2合成画像の上辺付近が印刷されなくなることがある。この場合、上述のようにしてポスターシートを形成すると、XY座標値が不連続となる部分が生じてしまい、図16に示すように印刷用紙を跨いでポスターシートに記入がなされた場合に記入内容が正しく反映されなくなってしまう。
そこで、ポスター印刷の際、第1合成画像の下辺付近及び第2合成画像の上辺付近が印刷されるように、第1コード画像領域及び第2コード画像領域を上記のりしろ領域に合わせたサイズで設定してもよい。この場合。第1合成画像及び第2合成画像のサイズは、これらを印刷用紙全面に印刷する場合より小さくなる。こうした上で、制御部1aが、第1合成画像の下辺がのりしろ領域の上辺に一致し、第2合成画像の上辺がのりしろ領域の下辺に一致するように、これらの合成画像を印刷すればよい。こうすれば、記入内容が正しく反映されるようになる。また、こうしても、ポスターシートに印刷された頁の画像の定位置(すなわち、中心)に基準XY座標値を表すパタン画像が印刷されるので、指定位置に対応するXrYr座標値の算出が容易になる。
また、例えば、変形例において、XY座標値(Xc、Yc)を示す単位コード画像が、ポスターシートに印刷される頁の中心以外の定位置(例えば、頁の一の頂点)に印刷されるようにしてもよい。
また、本発明は、ポスター印刷の際に、印刷対象の画像を4枚の印刷用紙に渡って印刷したり、8枚の印刷用紙に渡って印刷する場合にも適用可能である。
1 画像処理装置、1a 制御部、1b 主記憶、1c ハードディスク、1d 操作入力部、1e ディスプレイ、1f 無線通信インタフェース、1g I/Oインタフェース、2 電子ペン、10 画像処理システム、20,22,24 領域、C 中心。
Claims (3)
- 印刷対象画像の複数の部分それぞれについて、位置情報を表す単位コード画像を各所に含むコード画像を生成する生成手段と、
前記部分ごとに、当該部分について生成されたコード画像を当該部分の画像に重畳して得られる合成画像、のシート状媒体への印刷を印刷手段に行わせる印刷制御手段と、
を含み、
前記生成手段は、
各シート状媒体をつなぎ合わせて得られる媒体に印刷された前記印刷対象画像内の定位置に、予め定められた単位コード画像が印刷されるよう、各コード画像を生成すること、
を特徴とする画像形成装置。 - 前記定位置は、前記印刷された印刷対象画像の中心であること、
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 印刷対象画像の複数の部分それぞれについて、位置情報を表す単位コード画像を各所に含むコード画像を生成する生成手段、
前記部分ごとに、当該部分について生成されたコード画像を当該部分の画像に重畳して得られる合成画像、のシート状媒体への印刷を印刷手段に行わせる印刷制御手段、
としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
前記生成手段は、
各シート状媒体をつなぎ合わせて得られる媒体に印刷された前記印刷対象画像内の定位置に、予め定められた単位コード画像が印刷されるよう、各コード画像を生成すること、
を特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012070354A JP2013201730A (ja) | 2012-03-26 | 2012-03-26 | 画像形成装置及びプログラム |
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2012
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