JP2013201554A - 動画配信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】端末装置の操作に不慣れな人でも、極めて簡単にサーバにアクセスし動画データの配信を要求することが可能な動画配信システムを提供する。
【解決手段】端末装置はテレビ電話モードを有する携帯電話であり、サーバ2は、通信網上でサーバ2に割り当てられた複数の着信電話番号と動画データとを対応付けるデータベースが記憶された動画記憶部21と、動画記憶部21に動画データを記憶する動画記憶手段30と、携帯電話からテレビ電話モードで着信があった場合、発呼された着信電話番号を認識する着信電話番号認識手段34と、認識された着信電話番号に対応する動画データをデータベースに基づいて特定し、その動画データを動画記憶部21から読み出す動画読出手段35と、読み出された動画データを、テレビ電話用プロトコルに従って携帯電話に送信する動画送信手段36とを具備する。
【選択図】図2
【解決手段】端末装置はテレビ電話モードを有する携帯電話であり、サーバ2は、通信網上でサーバ2に割り当てられた複数の着信電話番号と動画データとを対応付けるデータベースが記憶された動画記憶部21と、動画記憶部21に動画データを記憶する動画記憶手段30と、携帯電話からテレビ電話モードで着信があった場合、発呼された着信電話番号を認識する着信電話番号認識手段34と、認識された着信電話番号に対応する動画データをデータベースに基づいて特定し、その動画データを動画記憶部21から読み出す動画読出手段35と、読み出された動画データを、テレビ電話用プロトコルに従って携帯電話に送信する動画送信手段36とを具備する。
【選択図】図2
Description
本発明は、動画配信システムに関するものであり、特に、サーバに複数の動画データを記憶するとともに、要求された動画データを端末装置に配信することが可能な動画配信システムに関するものである。
例えば個人または企業がメッセージを多数の人に伝える方法として、自己の動画を作成し、その動画を多数の人がそれぞれ使用する端末装置に配信することが行われている。具体的には、ウェブページを開設し、端末装置からの配信要求に応じて動画データを配信する方法である。端末装置では、サーバからウェブページデータを取得して表示器にウェブページを表示し、そのウェブページ内で、動画データの配信を要求することにより、動画を閲覧することが可能になる。
端末装置がウェブページデータを取得するためには、サーバが提供するウェブページにアクセスする必要がある。なお、アクセスする際には、サーバのウェブページを指定するURLを直接入力したり、ブラウザによって表示されたウェブページのリンク先を選択したりする方法がある。
また、インターネットに接続可能な携帯電話が普及しており、携帯電話を用いて動画データの配信を要求することも可能になっている。特に、最近の携帯電話にはカメラが設けられており、パンフレット等に印刷された二次元コードをカメラによって撮像することにより、二次元コードの画像データからURL情報を得ることも可能になっている(例えば特許文献1参照)。
しかし、端末装置の操作に不慣れな人(例えば年配者や初心者)にとっては、サーバへのアクセスはいずれも容易な操作とは言えず、その操作に戸惑ったり、操作が面倒なことから動画データの配信を躊躇したりすることが多かった。特に、URLは、アルファベット及び数字を羅列した文字列で構成されるため、入力操作の困難性が助長されていた。
そこで、本発明は、上記の実状に鑑み、端末装置の操作に不慣れな人でも、極めて簡単な操作でサーバにアクセスし動画データの配信を要求することが可能な動画配信システムを提供することを課題とするものである。
本発明にかかる動画配信システムは、
「サーバと、該サーバに通信網を介して接続可能な端末装置とを備え、前記サーバに複数の動画データを記憶するとともに、該複数の動画データのうち任意の動画データを前記端末装置に配信する動画配信システムであって、
前記端末装置は、テレビ電話モードを有する携帯電話であり、
前記サーバは、
前記通信網上で前記サーバに割り当てられた複数の着信電話番号と前記動画データとを対応付けるデータベースが記憶された記憶装置と、
該記憶装置に前記動画データを記憶する動画記憶手段と、
前記携帯電話から前記テレビ電話モードで着信があった場合、発呼された前記着信電話番号を認識する着信番号認識手段と、
認識された前記着信電話番号に対応する前記動画データを前記データベースに基づいて特定し、該動画データを前記記憶装置から読み出す動画読出手段と、
読み出された前記動画データを、テレビ電話用プロトコルに従って前記携帯電話に送信する動画送信手段と
を具備する」
ことを特徴とするものである。
「サーバと、該サーバに通信網を介して接続可能な端末装置とを備え、前記サーバに複数の動画データを記憶するとともに、該複数の動画データのうち任意の動画データを前記端末装置に配信する動画配信システムであって、
前記端末装置は、テレビ電話モードを有する携帯電話であり、
前記サーバは、
前記通信網上で前記サーバに割り当てられた複数の着信電話番号と前記動画データとを対応付けるデータベースが記憶された記憶装置と、
該記憶装置に前記動画データを記憶する動画記憶手段と、
前記携帯電話から前記テレビ電話モードで着信があった場合、発呼された前記着信電話番号を認識する着信番号認識手段と、
認識された前記着信電話番号に対応する前記動画データを前記データベースに基づいて特定し、該動画データを前記記憶装置から読み出す動画読出手段と、
読み出された前記動画データを、テレビ電話用プロトコルに従って前記携帯電話に送信する動画送信手段と
を具備する」
ことを特徴とするものである。
ここで、「テレビ電話モード」とは、通話相手の電話機との間で、通話中の画像データを送受信できるモードであり、テレビ電話機能を実現するためのプロトコルとしては第三世代携帯電話におけるテレビ電話のためのプロトコルである3G−324Mを用いることができる。また、携帯電話とサーバとを繋ぐ「通信網」としては、携帯電話網及びISDN網を使用することができる。
本発明の動画配信システムによれば、サーバには、通信網上で着信番号として複数の電話番号(以下、「着信電話番号」という)が割り当てられており、複数の動画データを記憶装置に記憶する際、動画データごとに番号が異なるように、それぞれの動画データとサーバに割り当てられた着信電話番号とがデータベースによって対応付けられる。
一方、携帯電話からサーバへテレビ電話モードで着信があった場合(すなわちサーバに割り当てられた何れかの着信電話番号で着信があった場合)、発呼された着信電話番号を認識し、その着信電話番号に対応する動画データをデータベースに基づいて特定し、その動画データを記憶装置から読み出す。その後、読み出した動画データを、テレビ電話用プロトコルに従って携帯電話に送信する。これにより、携帯電話では、テレビ電話モードにおいて、動画データに基づく動画が表示される。
このように、携帯電話の使用者は、動画データに対応する着信電話番号(すなわちサーバ側の電話番号)を携帯電話に入力し、テレビ電話モードでサーバを発呼するだけで、携帯電話で動画を閲覧することが可能になる。
本発明にかかる動画配信システムは、上記の構成に加え、
「前記サーバにインターネットを介して接続され、前記動画データを前記サーバに登録する登録用端末装置をさらに備え、
前記サーバの前記データベースは、前記動画データの登録者にかかる識別情報と、前記登録者に対して設定された前記着信電話番号と、前記動画データが格納される前記記憶装置内の記憶領域のアドレスとを対応付けるものであり、
前記登録用端末装置は、前記動画データとともに前記識別情報を前記サーバに送信し、
前記サーバの前記動画記憶手段は、前記登録用端末装置から送信された前記動画データ及び前記識別情報を受信すると、該識別情報に対応する前記アドレスを、前記データベースに基づいて特定し、特定された前記アドレスの前記記憶領域に、受信した前記動画データを記憶する」
構成とすることができる。
「前記サーバにインターネットを介して接続され、前記動画データを前記サーバに登録する登録用端末装置をさらに備え、
前記サーバの前記データベースは、前記動画データの登録者にかかる識別情報と、前記登録者に対して設定された前記着信電話番号と、前記動画データが格納される前記記憶装置内の記憶領域のアドレスとを対応付けるものであり、
前記登録用端末装置は、前記動画データとともに前記識別情報を前記サーバに送信し、
前記サーバの前記動画記憶手段は、前記登録用端末装置から送信された前記動画データ及び前記識別情報を受信すると、該識別情報に対応する前記アドレスを、前記データベースに基づいて特定し、特定された前記アドレスの前記記憶領域に、受信した前記動画データを記憶する」
構成とすることができる。
ここで、「登録用端末装置」としては、インターネットに接続可能なコンピュータまたは携帯電話を使用することができる。また、登録用端末装置からサーバへ送られる動画データは、例えば電子メールに添付して送ることができる。
本発明の動画配信システムによれば、サーバのデータベースは、動画データの登録者にかかる識別情報(IDやパスワード)と、その登録者に対して予め設定された着信電話番号と、動画データが記憶される記憶領域のアドレスとを対応付けている。なお、このデータベースにおける各情報は、動画データの登録に先立って記憶される。例えば、動画データの登録の前にサーバの管理者が動画データの登録者と契約する場合には、その契約の際に登録者の識別情報が設定されるとともに、登録者毎に異なるように着信電話番号及びアドレスが割り当てられ、これらの情報がデータベースに記憶される。
サーバは、登録用端末装置から送信された動画データ及び識別情報を受信すると、その識別情報に対応する記憶領域のアドレスを、データベースに基づいて特定する。そして、特定されたアドレスの記憶領域に、受信した動画データを記憶する。これにより、動画データと着信電話番号とがデータベースによって対応付けられる。
本発明にかかる動画配信システムは、上記の構成に代えて、
「前記サーバにインターネットを介して接続され、前記動画データを前記サーバに登録する登録用端末装置をさらに備え、
前記サーバは、
前記登録用端末装置から送信された前記動画データを受信すると、該動画データに、前記サーバに割り当てられた前記複数の着信電話番号のうちの一つを付与する電話番号付与手段と、
付与された前記着信電話番号を前記インターネットを介して前記登録用端末装置に通知する電話番号通知手段と
をさらに具備し、
前記動画記憶手段は、受信した前記動画データを前記記憶装置に記憶するとともに、前記電話番号付与手段によって付与された前記着信電話番号と前記動画データとを前記データベースにおいて対応付ける」
構成を採用することもできる。
「前記サーバにインターネットを介して接続され、前記動画データを前記サーバに登録する登録用端末装置をさらに備え、
前記サーバは、
前記登録用端末装置から送信された前記動画データを受信すると、該動画データに、前記サーバに割り当てられた前記複数の着信電話番号のうちの一つを付与する電話番号付与手段と、
付与された前記着信電話番号を前記インターネットを介して前記登録用端末装置に通知する電話番号通知手段と
をさらに具備し、
前記動画記憶手段は、受信した前記動画データを前記記憶装置に記憶するとともに、前記電話番号付与手段によって付与された前記着信電話番号と前記動画データとを前記データベースにおいて対応付ける」
構成を採用することもできる。
ここで、「登録用端末装置」としては、インターネットに接続可能なコンピュータまたは携帯電話を使用することができる。また、登録用端末装置からサーバへ送られる動画データ、及びサーバから登録用端末装置へ通知される着信電話番号は、例えば電子メールに添付して送ることができる。
本発明の動画配信システムによれば、サーバは、登録用端末装置から送信された動画データを受信すると、その動画データに、通信網上でサーバに割り当てられた複数の着信電話番号のうちの一つを付与する。そして、受信した動画データと、付与した着信電話番号とをデータベースによって対応付ける。また、サーバは、付与した着信電話番号をインターネットを介して登録用端末装置に通知する。これにより、動画データの登録者に、動画データに対応する着信電話番号を認識させることができる。
上記の発明は、サーバにおいて実行されるプログラムとして実現することもできる。
すなわち、本発明の動画配信プログラムは、
「サーバに複数の動画データを記憶するとともに、前記サーバに記憶された前記複数の動画データのうち、任意の動画データを携帯電話に配信する動画配信プログラムであって、
通信網上で前記サーバに割り当てられた複数の着信電話番号と前記動画データとを対応付けるデータベースが記憶された記憶装置に、前記動画データを記憶する動画記憶手段、
前記携帯電話からテレビ電話モードで着信があった場合、発呼された前記着信電話番号を認識する着信番号認識手段、
認識された前記着信電話番号に対応する前記動画データを前記データベースに基づいて特定し、該動画データを前記記憶装置から読み出す動画読出手段、
及び、読み出された前記動画データを、テレビ電話用プロトコルに従って前記携帯電話に送信する動画送信手段
として、前記サーバを機能させる」
ことを特徴とするものである。
すなわち、本発明の動画配信プログラムは、
「サーバに複数の動画データを記憶するとともに、前記サーバに記憶された前記複数の動画データのうち、任意の動画データを携帯電話に配信する動画配信プログラムであって、
通信網上で前記サーバに割り当てられた複数の着信電話番号と前記動画データとを対応付けるデータベースが記憶された記憶装置に、前記動画データを記憶する動画記憶手段、
前記携帯電話からテレビ電話モードで着信があった場合、発呼された前記着信電話番号を認識する着信番号認識手段、
認識された前記着信電話番号に対応する前記動画データを前記データベースに基づいて特定し、該動画データを前記記憶装置から読み出す動画読出手段、
及び、読み出された前記動画データを、テレビ電話用プロトコルに従って前記携帯電話に送信する動画送信手段
として、前記サーバを機能させる」
ことを特徴とするものである。
本発明の動画配信プログラムによれば、サーバにおいて実行させることにより、携帯電話のテレビ電話モードを利用して、所望の動画を閲覧することが可能となる。
このように、本発明によれば、端末装置の操作に不慣れな人でも、極めて簡単な操作でサーバにアクセスし動画データの配信を要求することができる。
以下、本発明の実施形態である動画配信システム1について説明する。図1に示すように、動画配信システム1は、サーバ2と、サーバ2に通信網3を介して接続可能な複数の携帯電話4,5とを備えている。なお、携帯電話4及び携帯電話5は、同様の機能を有するものであるが、ここでは、サーバ2に動画データを登録するための端末装置を携帯電話4とし、サーバ2に記憶された動画データを基に動画を閲覧するための端末装置を携帯電話5として、以下詳細に説明する。つまり、携帯電話4が本発明の登録用端末装置に相当し、携帯電話5が本発明の端末装置に相当する。
通信網3は、基地局7,8及びネットワークセンタ9(携帯電話会社)を含む携帯電話網10と、ネットワークセンタ9を介して携帯電話網10に接続されたインターネット11及びISDN網12(サービス総合ディジタル網)とから構成されている。携帯電話4からサーバ2に動画データを登録する際には、動画データを電子メールに添付して送信することができる(詳細は後述する)が、この場合には、基地局7、ネットワークセンタ9、及びインターネット11を介してサーバ2に電子メールが送られる。一方、携帯電話5が、動画データの配信を要求する場合には、携帯電話5はテレビ電話モードでサーバ2を発呼する(詳細は後述する)が、この場合には、基地局8、ネットワークセンタ9、及びISDN網12を介してサーバ2に接続される。本実施形態のISDN網12は、光ケーブルを用いて一本の回線で数十回線分の利用を可能とするものであり、サーバ2には、ISDN網12上で複数の着信電話番号が割り当てられている。また、インターネット11には、管理用コンピュータ14も接続されており、サーバ2のデータベース20(後述する)に動画データの登録者の情報を入力したり、動画記憶部21(後述する)に記憶された動画データをチェックしたりすることが可能になっている。
サーバ2は、詳細は図示しないが、ハード構成として、主記憶装置と、演算装置及び制御装置等を有する中央処理装置と、ハードディスク等から構成された補助記憶装置とを具備している。補助記憶装置には、図2に示すように、携帯電話4(図1参照)から送信された電子メールを蓄積するメールボックス27と、携帯電話4によって送信された動画データ、及びデータベース20を記憶する動画記憶部21とが記憶されている。図3(a)に示すように、データベース20は、動画データの登録者の氏名22と、その登録者にかかる識別情報23(ID及びパスワード等)と、登録者に対して設定された着信電話番号24(後述する)と、動画データが格納される記憶領域Mのアドレス25とを対応付けるものである。なお、このデータベース20に記憶される各情報は、動画データの登録に先立って行われる、サーバ2の管理者と動画データの登録者との契約の際に設定され、管理者によって管理用コンピュータ14を用いて入力される。また、動画記憶部21の記憶領域Mに登録可能な動画データは、特に限定されるものではないが、例えば、自己PR、支持者やファンへのメッセージ、新製品の紹介、または地方自治体から住民へのお知らせ等を例示することができる。ここで、動画記憶部21が本発明の記憶装置に相当する。
また、図2に示すように、サーバ2には、ゲートウェイ33が設けられており、動画記憶部21から読み出した動画データをテレビ電話用プロトコルに従って携帯電話5に送信することが可能になっている。
ところで、サーバ2の主記憶装置にはプログラムが記憶されており、このプログラムを中央処理装置で実行させることにより、以下に示す機能的構成を有するものになる。すなわち、図2に示すように、サーバ2には、携帯電話4から電子メールに添付して送信された動画データを登録する構成として、メールサーバ部26、認証手段28、及び動画記憶手段30を備えている。
メールサーバ部26は、インターネット11を介して携帯電話4と電子メールの送受信を行い、受信したメールをメールボックス27に蓄積する。なお、携帯電話4から送信される電子メールには、予め定めた所定の欄に、登録者の氏名と識別情報とが入力されることとすることができる。例えば、識別情報としては、ID及びパスワードを挙げることができ、電子メールの「件名」の欄にIDが入力され、「本文」の欄にパスワードが入力されるようにすることができる。なお、ID及びパスワードの一方のみが入力されるようにしてもよい。
認証手段28は、メールボックス27に蓄積された電子メール(すなわち携帯電話4から送信された電子メール)から識別情報を抽出し、動画記憶部21のデータベース20(図3(a)参照)に記憶された識別情報23と照合することで、契約済の登録者(すなわち契約者)であるか否かを判別する。動画記憶手段30は、認証手段28によって契約者であることが判別された場合、データベース20を基に、識別情報に対応する記憶領域Mのアドレス25を特定し、図3(b)に示すように、そのアドレス25の記憶領域Mに、携帯電話4から送信された動画データを格納する。これにより、それぞれの動画データと着信電話番号24とが対応付けられ、契約の際に設定された着信電話番号から動画データを特定することが可能になる。
また、サーバ2は、携帯電話5に動画データを配信する構成として、着信電話番号認識手段34、動画読出手段35、及び動画送信手段36を備えている。着信電話番号認識手段34は、携帯電話5からテレビ電話モードで着信があった場合(すなわちサーバ2に割り当てられた何れかの着信電話番号で着信があった場合)、発呼された着信電話番号を認識する。動画読出手段35は、着信電話番号認識手段34によって認識された着信電話番号と動画記憶部21のデータベース20に記憶された着信電話番号24とを照合し、一致する着信電話番号24に対応する記憶領域Mのアドレス25を特定するとともに、そのアドレス25の記憶領域Mに格納されている動画データを読み出す。動画送信手段36は、動画読出手段35によって読み出された動画データを、ゲートウェイ33を介することによりテレビ電話用プロトコルに従って携帯電話5に送信する。
一方、携帯電話5は、詳細は図示しないが、ハード構成として、演算装置及び制御装置等を有する中央処理装置、記憶装置、無線通信部、電話系制御回路、液晶ディスプレイ、カメラ、スピーカ、マイクロフォン、キーパッド、及びインターフェース等を備えている。記憶装置には制御プログラムが格納されており、中央処理装置で実行することにより各種制御が行われる。また、キーパッドは電話番号を入力する際に使用され、液晶ディスプレイ及びスピーカは、動画を表示する際に使用される。
また、携帯電話5は、テレビ電話モードを実現するために、第三世代携帯電話におけるテレビ電話のためのプロトコルである3G−324Mを用いている。このプロトコル39の構成は、図4に示すように、カメラ及び液晶ディスプレイ等のビデオ入出力40に接続され、動画データのうち画像に関するデータを処理する画像圧縮符号化部41と、スピーカ及びマイクロフォン等の音声入出力42に接続され、動画データのうち音声に関するデータを処理する音声符号化部43及び受信バス遅延部44と、データ45を転送するデータ転送部46と、制御データ47を処理する端末制御部48、分割/組立部49、及び再送制御部50と、これらからの出力を多重化したりサーバ2から送信された動画データを分離したりするマルチメディア多重/分離部52とから構成されている。なお、画像圧縮符号化部41は、動画圧縮方式であるH.263及び動画符号化方式であるMPEG−4を用い、音声符号化部43は、音声符号化方式であるAMRを用い、データ転送部46は、データ圧縮方式であるLAPMを用い、端末制御部48は制御チャネルプロトコルであるH.245を用い、分割/組立部49はCCSRLを用い、再送制御部50はNSRP/LAPMを用い、マルチメディア多重/分離部52は、多重分離方式であるH.223AnnexBを用いている。
次に、動画配信システム1の動作、特にサーバ2によって行われる動画データの配信処理(本発明の動画配信プログラムに相当)について説明する。図5に示すように、サーバ2は、自身に割り当てられた何れかの着信電話番号によって、携帯電話5から着信があると(ステップS1においてYES)、携帯電話5がテレビ電話モードであるか否かを判別し(ステップ2)、テレビ電話モードである場合には(YES)、携帯電話5の電話番号(発信番号)が通知されているか(すなわち非通知の設定になっていないか)を判別する(ステップS3)。非通知の設定になっていない場合には(YES)、着信電話番号に対応する動画データが動画記憶部21に記憶されているか否かを判別する(ステップS4)。そして、動画データが記憶されている場合には(YES)、発呼された着信電話番号に対応する動画データを動画記憶部21から読み出し、テレビ電話プロトコルに従って再生し携帯電話5に送信する(ステップS5)。これにより、携帯電話5の液晶ディスプレイに動画の画像が表示され、携帯電話5のスピーカから動画の音声が出力される。そして、再生が終了すると(ステップS6においてYES)、電話の回線を切断し(ステップS7)、処理を終了する。なお、ステップS2において携帯電話5がテレビ電話モードでないと判別した場合(NO)、またはステップS3において携帯電話5が非通知の設定になっている場合(NO)、またはステップS4において着信電話番号に対応する動画データが動画記憶部21に記憶されていない場合には(NO)、動画データを送信することなくステップS7へ移行し電話の回線を切断する。なお、この場合、音声によって、「配信できないこと」あるいは「テレビ電話モードでかけ直すこと」を知らせるようにしてもよい。
このように、本実施形態の動画配信システム1によれば、動画データに対応する着信電話番号(すなわちサーバ2側の電話番号)を携帯電話5に入力し、テレビ電話モードでサーバ2を発呼するだけで、携帯電話5で動画を閲覧することが可能になるため、携帯電話5等の操作に不慣れな人でも、極めて簡単にサーバ2にアクセスし、動画データの配信を要求することができる。特に、URLの入力操作に不慣れな例えば年配者でも、電話番号の入力操作には慣れていることから、極めて簡単に動画を閲覧することが可能となる。
また、本実施形態の動画配信システム1によれば、サーバ2の管理者との契約の際に設定された着信電話番号を用いて動画データの配信を要求することが可能になる。また、着信電話番号が予め設定されるため、例えば、動画データの登録者は、パンフレットやポスター等の媒体に着信電話番号を記載することが可能となり、多数の人に着信電話番号を知らせて動画を閲覧してもらうことが可能になる。特に、登録者に対して着信電話番号が設定されることから、登録された動画データが入れ替わっても、同じ着信電話番号で動画を閲覧させることができ、例えばその着信電話番号を自分の名刺に記載するなど、登録者専用の番号として取り扱うことが可能となる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、上記実施形態では、サーバ2の管理者との契約の際に動画データの登録者(契約者)に対して着信電話番号を設定するものを示したが、動画データの登録時に、登録される動画データに対して着信電話番号を付与するようにしてもよい。具体的には、図6に示すように、サーバ2Aに、機能的構成として、電話番号付与手段29及び電話番号通知手段31を備えるようにすればよい。電話番号付与手段29は、認証手段28によって契約者と判別した場合、電子メールに添付された動画データに対し、サーバ2Aに割り当てられた複数の着信電話番号のうちの一つを付与する。そして、動画記憶手段30Aは、携帯電話4から送信された動画データを所定のアドレスの記憶領域に記憶するとともに、動画記憶部21のデータベース(図示しない)に、電話番号付与手段29によって付与された着信電話番号、登録者の氏名、及び動画データを記憶した記憶領域のアドレスを記憶する。これにより、着信電話番号と動画データとが対応付けられ、着信電話番号を用いて動画データを特定することが可能になる。また、電話番号通知手段31は、電話番号付与手段29によって付与された着信電話番号を記載した電子メールを作成し、メールサーバ部26及びインターネット11を介して、動画データの送信元である携帯電話4に返信する。これによれば、動画データに対して付与された着信電話番号が携帯電話4に通知されるため、動画データの登録者は、動画データに対応する着信電話番号を認識することができ、パンフレットやポスター等に着信電話番号を記載することが可能になる。
また、上記実施形態では、登録用端末装置として携帯電話4を用いるものを示したが、インターネット11に接続されたコンピュータを用いるようにしてもよい。また、上記実施形態では、動画データを登録する際、電子メールに添付して送信するものを示したが、サーバ2に動画データ登録用のウェブページを開設し、登録用端末装置から識別情報を介してウェブページにアクセスするとともに、登録用端末装置からサーバ2に動画データをアップロードするようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、発信番号が非通知の場合、動画データを配信しないようにするものを示したが、発信番号の通知/非通知に拘らず動画データを配信するようにしてもよい。また、動画の閲覧が可能となる対象者(例えば会員)の発信番号を予めサーバ2に登録しておき、登録されていない人からの要求に対して動画データの配信を拒否するようにしてもよい。
1 動画配信システム
2,2A サーバ
3 通信網
4 携帯電話(登録用端末装置)
5 携帯電話(端末装置)
11 インターネット
20 データベース
21 動画記憶部(記憶装置)
23 識別情報
24 着信電話番号
25 アドレス
29 電話番号付与手段
30,30A 動画記憶手段
31 電話番号通知手段
34 着信電話番号認識手段(着信番号認識手段)
35 動画読出手段
36 動画送信手段
39 プロトコル(テレビ電話モード)
M 記憶領域
2,2A サーバ
3 通信網
4 携帯電話(登録用端末装置)
5 携帯電話(端末装置)
11 インターネット
20 データベース
21 動画記憶部(記憶装置)
23 識別情報
24 着信電話番号
25 アドレス
29 電話番号付与手段
30,30A 動画記憶手段
31 電話番号通知手段
34 着信電話番号認識手段(着信番号認識手段)
35 動画読出手段
36 動画送信手段
39 プロトコル(テレビ電話モード)
M 記憶領域
Claims (4)
- サーバと、該サーバに通信網を介して接続可能な端末装置とを備え、前記サーバに複数の動画データを記憶するとともに、該複数の動画データのうち任意の動画データを前記端末装置に配信する動画配信システムであって、
前記端末装置は、テレビ電話モードを有する携帯電話であり、
前記サーバは、
前記通信網上で前記サーバに割り当てられた複数の着信電話番号と前記動画データとを対応付けるデータベースが記憶された記憶装置と、
該記憶装置に前記動画データを記憶する動画記憶手段と、
前記携帯電話から前記テレビ電話モードで着信があった場合、発呼された前記着信電話番号を認識する着信番号認識手段と、
認識された前記着信電話番号に対応する前記動画データを前記データベースに基づいて特定し、該動画データを前記記憶装置から読み出す動画読出手段と、
読み出された前記動画データを、テレビ電話用プロトコルに従って前記携帯電話に送信する動画送信手段と
を具備することを特徴とする動画配信システム。 - 前記サーバにインターネットを介して接続され、前記動画データを前記サーバに登録する登録用端末装置をさらに備え、
前記サーバの前記データベースは、前記動画データの登録者にかかる識別情報と、前記登録者に対して設定された前記着信電話番号と、前記動画データが格納される前記記憶装置内の記憶領域のアドレスとを対応付けるものであり、
前記登録用端末装置は、前記動画データとともに前記識別情報を前記サーバに送信し、
前記サーバの前記動画記憶手段は、前記登録用端末装置から送信された前記動画データ及び前記識別情報を受信すると、該識別情報に対応する前記アドレスを、前記データベースに基づいて特定し、特定された前記アドレスの前記記憶領域に、受信した前記動画データを記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載の動画配信システム。 - 前記サーバにインターネットを介して接続され、前記動画データを前記サーバに登録する登録用端末装置をさらに備え、
前記サーバは、
前記登録用端末装置から送信された前記動画データを受信すると、該動画データに、前記サーバに割り当てられた前記複数の着信電話番号のうちの一つを付与する電話番号付与手段と、
付与された前記着信電話番号を前記インターネットを介して前記登録用端末装置に通知する電話番号通知手段と
をさらに具備し、
前記動画記憶手段は、受信した前記動画データを前記記憶装置に記憶するとともに、前記電話番号付与手段によって付与された前記着信電話番号と前記動画データとを前記データベースにおいて対応付ける
ことを特徴とする請求項1に記載の動画配信システム。 - サーバに複数の動画データを記憶するとともに、前記サーバに記憶された前記複数の動画データのうち、任意の動画データを携帯電話に配信する動画配信プログラムであって、
通信網上で前記サーバに割り当てられた複数の着信電話番号と前記動画データとを対応付けるデータベースが記憶された記憶装置に、前記動画データを記憶する動画記憶手段、
前記携帯電話からテレビ電話モードで着信があった場合、発呼された前記着信電話番号を認識する着信番号認識手段、
認識された前記着信電話番号に対応する前記動画データを前記データベースに基づいて特定し、該動画データを前記記憶装置から読み出す動画読出手段、
及び、読み出された前記動画データを、テレビ電話用プロトコルに従って前記携帯電話に送信する動画送信手段
として、前記サーバを機能させることを特徴とする動画配信プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012067952A JP2013201554A (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | 動画配信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012067952A JP2013201554A (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | 動画配信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013201554A true JP2013201554A (ja) | 2013-10-03 |
Family
ID=49521447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012067952A Pending JP2013201554A (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | 動画配信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013201554A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019057922A (ja) * | 2018-11-14 | 2019-04-11 | みこらった株式会社 | スポーツ競技ライブ観戦システムの観戦者端末及び観戦者端末用プログラム |
JP2019195227A (ja) * | 2019-08-19 | 2019-11-07 | みこらった株式会社 | スポーツ競技ライブ観戦システム、スポーツ競技ライブ観戦システムの映像収集提供装置及び観戦者端末並びに観戦者端末用プログラム及び映像収集提供装置用プログラム |
-
2012
- 2012-03-23 JP JP2012067952A patent/JP2013201554A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019057922A (ja) * | 2018-11-14 | 2019-04-11 | みこらった株式会社 | スポーツ競技ライブ観戦システムの観戦者端末及び観戦者端末用プログラム |
JP2019195227A (ja) * | 2019-08-19 | 2019-11-07 | みこらった株式会社 | スポーツ競技ライブ観戦システム、スポーツ競技ライブ観戦システムの映像収集提供装置及び観戦者端末並びに観戦者端末用プログラム及び映像収集提供装置用プログラム |
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