JP2013201040A - 差込みプラグの絶縁構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電源側のコンセントに差し込まれる複数の栓刃3,3と、該栓刃3,3に対して導線21,21を接続したコード2とを備え、コード2の導線21,21を接続した栓刃3,3の基部と、コード2の導線21,21が露出された先端部とを熱可塑性樹脂で被覆して、プラグ本体1zを一体的に成形した差込みプラグ1Aにおいて、コード2の導線21と栓刃3とが接続された接続部23を、該接続部23の全体を覆うように適宜数巻き付けたガラスクロステープ7A又はマイカテープ7Bで被覆して、プラグ本体1zの内部において隣り合う接続部23間を絶縁された状態に保っている。
【選択図】図1
Description
詳述すると、テープ状の絶縁体を、導線と栓刃とが接続された接続部に適宜数巻き付けて、該接続部の全体を覆うように被覆している。つまり、コードの導線が接続された栓刃の基部と、コードの導線が露出された先端部と、テープ状の絶縁体で被覆された接続部とを熱可塑性樹脂で被覆して、プラグ本体を一体的に成形している。
つまり、テープ状の絶縁体によって接続部間を絶縁しているので、接続部間に導電経路が形成されず、接続部間の短絡によるトラッキングが起きることを防止できる。さらにまた、接続部間の短絡やトラッキングによる発熱が防止されるため、接続部間や接続部に被覆された熱可塑性樹脂が炭化することを防止できる。
この発明によれば、導線と栓刃とが接続された接続部の接続強度を高めて、耐久性の向上を図ることができる。
この発明によれば、導線と栓刃とが接続された接続部の耐熱性を高めて、接続部間の絶縁性が発熱により低下することを防止できる。
詳述すると、上述の接続部を覆うように被覆される内層部を、エラストマー又は改良塩化ビニルのいずれか一方の熱可塑性樹脂で構成することにより、導線と栓刃が接続された接続部間を、エラストマー又は改良塩化ビニルにより絶縁することができる。
また、塩化ビニルは、例えばポリ塩化ビニル、塩化ビニルポリマー、塩化ビニルレジン、塩化ビニルホモポリマー等の熱可塑性樹脂で構成することができる。
詳述すると、プラグ本体の外皮を、エラストマー、改良塩化ビニル、塩化ビニルのうちいずれか一つの熱可塑性樹脂で構成することにより、コードの導線を接続した栓刃の基部と、コードの導線が露出された先端部と、導線と栓刃とが接続された接続部とを同時に被覆することができる。
図1は第1実施形態の差込みプラグ1Aの縦断側面図、図2は第1中子51の構成説明図、図3は第2中子52の構成説明図である。
(第1実施形態)
第1実施形態の差込みプラグ1Aは、コード2に対して栓刃3,3及び接地極4を長手方向Aに向けて略真っ直ぐに接続したストレート型のプラグであって、プラグ本体1zの後端側に連設されるコード2と、プラグ本体1zの前端側に突設される一対の栓刃3,3及び接地極4と、栓刃3,3及び接地極4を支持する中子5と、コード2の先端部及び中子5を被覆する外皮6とを備えている。
なお、本実施形態において、栓刃3,3及び接地極4が突設された一方を前端側又は前方側、他方を後端側又は後方側として設定している。
図4はテープ状の絶縁体7の巻き付け状態を説明する説明図であって、図4(a)はガラスクロステープ7Aを巻き付けた状態の側面図、図4(b)はマイカテープ7Bを巻き付けた状態の側面図である。
結束バンド25は、後述する製造方法においてコード2の先端部が覆われるように外皮6を射出成形する際、外皮6の内部に埋め込まれる。
また、一対の嵌合孔52a,52aの下方には、栓刃3,3の形状に対応する一対の栓刃挿通孔52b,52bを長手方向Aに向けて穿設している。さらに、嵌合孔52a,52a間の中間部には、接地極4の形状に対応する丸形状の第2接地極挿通孔52cを長手方向Aに向けて穿設している。
つまり、第1中子51の嵌合部51aと第2中子52の嵌合孔52aとの嵌合により、第1中子51と第2中子52との相対位置が位置決めされるようになっている。
また、上述の位置決めによって、第1接地極挿通孔51bと第2接地極挿通孔52cが、図1に示すように連通し、連続した1つの接地極挿通孔53を形成するようになっている。
また、接地極4では、多角形状をなす部位が、他よりも厚肉に形成され、この厚肉部と他の部位とにより段差部41が形成されている。これにより、接地極4を接地極挿通孔53に挿通した時には、第1、第2接地極挿通孔51b,52cとの境界部と段差部41とが隙間無く嵌合し、その結果、接地極4の位置決めがなされるようになっている。
改良塩化ビニルで構成される内層部6Aは、後述する射出成形により、図1に示すように、中子5の後端より後方側に露出された、コード2(導線21)と栓刃3とを接続した接続部23と、コード2と接地極4とを接続した接続部24を被覆するように配設している。
また、塩化ビニルで構成される外層部6Bは、内層部6Aの後端より露出されたコード2の先端側外周面と、中子5より露出された内層部6Aを覆うように配置している。
サーミスタ18は、栓刃3,3及び接地極4の略真ん中に配置され、第2中子52の後端側中央部に収容している。また、第2中子52の露出側前端面とサーミスタ18の検知側先端部との間は、露出側前端面の温度がサーミスタ18に対して直接的に熱伝導される肉厚に形成している。
なお、負荷装置は、例えば電気自動車に搭載されたバッテリー、あるいは、電子レンジ、トースター、電気機器等で構成することができる。
これにより、差込みプラグ1Aの前端面が所定温度以上に過熱されず、その過熱による発火等が起きることを防止できる。
図5は第1実施形態の差込みプラグ1Aの製造工程を説明する説明図であって、図5(a)はコード2と、栓刃3,3と、接地極4と、中子5とを組み付ける工程の説明図、図5(b)は外皮6の内層部6Aを射出成形する工程の説明図である。また、図6は第1実施形態の外皮6の外層部6Bを射出成形する工程の説明図である。
また、外皮6を射出成形することで、コード2と、栓刃3,3と、接地極4と、中子5とを隙間無く一体化することができる。
この結果、差込みプラグ1Aの内部においてトラッキングや炭化が起きることを防止できる。
また、ガラスクロステープ7Aの代わり、マイカテープ7Bを、コード2の導線21と栓刃3とが接続された接続部23に適宜数巻き付けて、該接続部23の全体を覆うように被覆してもよい。
この結果、コード2の導線21と栓刃3とが接続された接続部23の耐熱性を高めて、接続部23間の絶縁性が発熱により低下することを防止できる。
(第2実施形態)
次に、図7を参照して、第2実施形態の差込みプラグ1Bを製造する製造方法について説明する。
図7は第2実施形態の差込みプラグ1Bを製造する製造方法の説明図であって、図7(a)はコード2と、栓刃3,3と、接地極4とを予め改良塩化ビニルで成形した中子型の内層部6Aに組み付ける工程の側面図、図7(b)は外皮6の外層部6Bを塩化ビニルで成形する成形工程の縦断側面図である。
次に、図8を参照して、第3実施形態の差込みプラグ1Cを製造する製造方法について説明する。
図8は第3実施形態の差込みプラグ1Cを製造する製造方法の説明図であって、図8(a)はコード2と、栓刃3,3と、接地極4と、中子5とを組み付ける工程の説明図、図8(b)は外皮6をエラストマーのみで成形する成形工程の縦断側面図である。
これにより、ガラスクロステープ7A又はマイカテープ7Bによる絶縁効果に加えて、エラストマーの特性により、差込みプラグ1Cの成形精度及び寸法安定性、耐トラッキング性をさらに向上させることができる。
2…コード
3…栓刃
4…接地極
3a,4a…圧着部
5…中子
6…外皮
6A…内層部
6B…外層部
7…テープ状の絶縁体
7A…ガラスクロステープ
7B…マイカテープ
18…サーミスタ
21…導線
22…アース線
23,24…接続部
51…第1中子
52…第2中子
詳述すると、テープ状の絶縁体を、導線と栓刃とが接続された接続部に適宜数巻き付けて、該接続部の全体を覆うように被覆している。つまり、コードの導線が接続された栓刃の基部と、コードの導線が露出された先端部と、テープ状の絶縁体で被覆された接続部とを熱可塑性樹脂で被覆して、プラグ本体を一体的に成形している。
つまり、テープ状の絶縁体によって接続部間を絶縁しているので、接続部間に導電経路が形成されず、接続部間の短絡によるトラッキングが起きることを防止できる。さらにまた、接続部間の短絡やトラッキングによる発熱が防止されるため、接続部間や接続部に被覆された熱可塑性樹脂が炭化することを防止できる。
この発明によれば、導線と栓刃とが接続された接続部の接続強度を高めて、耐久性の向上を図ることができる。
この発明によれば、導線と栓刃とが接続された接続部の耐熱性を高めて、接続部間の絶縁性が発熱により低下することを防止できる。
詳述すると、上述の接続部を覆うように被覆される内層部を、エラストマー又は改良塩化ビニルのいずれか一方の熱可塑性樹脂で構成することにより、導線と栓刃が接続された接続部間を、エラストマー又は改良塩化ビニルにより絶縁することができる。
また、塩化ビニルは、例えばポリ塩化ビニル、塩化ビニルポリマー、塩化ビニルレジン、塩化ビニルホモポリマー等の熱可塑性樹脂で構成することができる。
詳述すると、プラグ本体の外皮を、エラストマー、改良塩化ビニル、塩化ビニルのうちいずれか一つの熱可塑性樹脂で構成することにより、コードの導線を接続した栓刃の基部と、コードの導線が露出された先端部と、導線と栓刃とが接続された接続部とを同時に被覆することができる。
図1は第1実施形態の差込みプラグ1Aの縦断側面図、図2は第1中子51の構成説明図、図3は第2中子52の構成説明図である。
(第1実施形態)
第1実施形態の差込みプラグ1Aは、コード2に対して栓刃3,3及び接地極4を長手方向Aに向けて略真っ直ぐに接続したストレート型のプラグであって、プラグ本体1zの後端側に連設されるコード2と、プラグ本体1zの前端側に突設される一対の栓刃3,3及び接地極4と、栓刃3,3及び接地極4を支持する中子5と、コード2の先端部及び中子5を被覆する外皮6とを備えている。
なお、本実施形態において、栓刃3,3及び接地極4が突設された一方を前端側又は前方側、他方を後端側又は後方側として設定している。
図4はテープ状の絶縁体7の巻き付け状態を説明する説明図であって、図4(a)はガラスクロステープ7Aを巻き付けた状態の側面図、図4(b)はマイカテープ7Bを巻き付けた状態の側面図である。
結束バンド25は、後述する製造方法においてコード2の先端部が覆われるように外皮6を射出成形する際、外皮6の内部に埋め込まれる。
また、一対の嵌合孔52a,52aの下方には、栓刃3,3の形状に対応する一対の栓刃挿通孔52b,52bを長手方向Aに向けて穿設している。さらに、嵌合孔52a,52a間の中間部には、接地極4の形状に対応する丸形状の第2接地極挿通孔52cを長手方向Aに向けて穿設している。
つまり、第1中子51の嵌合部51aと第2中子52の嵌合孔52aとの嵌合により、第1中子51と第2中子52との相対位置が位置決めされるようになっている。
また、上述の位置決めによって、第1接地極挿通孔51bと第2接地極挿通孔52cが、図1に示すように連通し、連続した1つの接地極挿通孔53を形成するようになっている。
また、接地極4では、多角形状をなす部位が、他よりも厚肉に形成され、この厚肉部と他の部位とにより段差部41が形成されている。これにより、接地極4を接地極挿通孔53に挿通した時には、第1、第2接地極挿通孔51b,52cとの境界部と段差部41とが隙間無く嵌合し、その結果、接地極4の位置決めがなされるようになっている。
改良塩化ビニルで構成される内層部6Aは、後述する射出成形により、図1に示すように、中子5の後端より後方側に露出された、コード2(導線21)と栓刃3とを接続した接続部23と、コード2と接地極4とを接続した接続部24を被覆するように配設している。
また、塩化ビニルで構成される外層部6Bは、内層部6Aの後端より露出されたコード2の先端側外周面と、中子5より露出された内層部6Aを覆うように配置している。
サーミスタ18は、栓刃3,3及び接地極4の略真ん中に配置され、第2中子52の後端側中央部に収容している。また、第2中子52の露出側前端面とサーミスタ18の検知側先端部との間は、露出側前端面の温度がサーミスタ18に対して直接的に熱伝導される肉厚に形成している。
なお、負荷装置は、例えば電気自動車に搭載されたバッテリー、あるいは、電子レンジ、トースター、電気機器等で構成することができる。
これにより、差込みプラグ1Aの前端面が所定温度以上に過熱されず、その過熱による発火等が起きることを防止できる。
図5は第1実施形態の差込みプラグ1Aの製造工程を説明する説明図であって、図5(a)はコード2と、栓刃3,3と、接地極4と、中子5とを組み付ける工程の説明図、図5(b)は外皮6の内層部6Aを射出成形する工程の説明図である。また、図6は第1実施形態の外皮6の外層部6Bを射出成形する工程の説明図である。
また、外皮6を射出成形することで、コード2と、栓刃3,3と、接地極4と、中子5とを隙間無く一体化することができる。
この結果、差込みプラグ1Aの内部においてトラッキングや炭化が起きることを防止できる。
また、ガラスクロステープ7Aの代わり、マイカテープ7Bを、コード2の導線21と栓刃3とが接続された接続部23に適宜数巻き付けて、該接続部23の全体を覆うように被覆してもよい。
この結果、コード2の導線21と栓刃3とが接続された接続部23の耐熱性を高めて、接続部23間の絶縁性が発熱により低下することを防止できる。
(第2実施形態)
次に、図7を参照して、第2実施形態の差込みプラグ1Bを製造する製造方法について説明する。
図7は第2実施形態の差込みプラグ1Bを製造する製造方法の説明図であって、図7(a)はコード2と、栓刃3,3と、接地極4とを予め改良塩化ビニルで成形した中子型の内層部6Aに組み付ける工程の側面図、図7(b)は外皮6の外層部6Bを塩化ビニルで成形する成形工程の縦断側面図である。
次に、図8を参照して、第3実施形態の差込みプラグ1Cを製造する製造方法について説明する。
図8は第3実施形態の差込みプラグ1Cを製造する製造方法の説明図であって、図8(a)はコード2と、栓刃3,3と、接地極4と、中子5とを組み付ける工程の説明図、図8(b)は外皮6をエラストマーのみで成形する成形工程の縦断側面図である。
これにより、ガラスクロステープ7A又はマイカテープ7Bによる絶縁効果に加えて、エラストマーの特性により、差込みプラグ1Cの成形精度及び寸法安定性、耐トラッキング性をさらに向上させることができる。
2…コード
3…栓刃
4…接地極
3a,4a…圧着部
5…中子
6…外皮
6A…内層部
6B…外層部
7…テープ状の絶縁体
7A…ガラスクロステープ
7B…マイカテープ
18…サーミスタ
21…導線
22…アース線
23,24…接続部
51…第1中子
52…第2中子
Claims (7)
- 電源側のコンセントに差し込まれる複数の栓刃と、該各栓刃の基部に対して複数の導線を接続したコードとを備え、コードの導線を接続した栓刃の基部と、コードの導線が露出された先端部とを熱可塑性樹脂で被覆して、プラグ本体を一体的に成形した差込みプラグにおいて、
前記コードの先端部より露出された複数の導線と、該各導線が接続された前記各栓刃との各接続部を、該接続部の全体を覆うように適宜数巻き付けたテープ状の絶縁体で被覆した
差込みプラグの絶縁構造。 - 前記接続部を、
前記栓刃の前記導線を圧着接続した圧着部よりも前方側外面から、該導線の芯線を露出した露出側端部よりも後方側外面に至る範囲に設定し、
該範囲と対応する前記接続部の全体を前記テープ状の絶縁体で被覆した
請求項1に記載の差込みプラグの絶縁構造。 - 前記テープ状の絶縁体を、ガラスクロステープで構成した
請求項1又は2に記載の差込みプラグの絶縁構造。 - 前記テープ状の絶縁体を、マイカテープで構成した
請求項1又は2に記載の差込みプラグの絶縁構造。 - 前記プラグ本体の外皮を、
前記接続部を覆うように被覆される内層部と、該内層部を覆うように被覆される外層部とで構成し、
前記内層部を、
エラストマー又は改良塩化ビニルのいずれか一方の熱可塑性樹脂で構成し、
前記外層部を、
エラストマー又は塩化ビニルのいずれか一方の熱可塑性樹脂で構成した
請求項1〜4のいずれか一つに記載の差込みプラグの絶縁構造。 - 前記プラグ本体の外皮を、
エラストマー、改良塩化ビニル、塩化ビニルのうちいずれか一つの熱可塑性樹脂で構成した
請求項1〜4のいずれか一つに記載の差込みプラグの絶縁構造。 - 前記改良塩化ビニルを、
前記塩化ビニルに対してエチレン系ポリマーと炭酸カルシウムとを所定量配合して構成した
請求項5又は6に記載の差込みプラグの絶縁構造。
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Cited By (2)
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- 2012-03-26 JP JP2012068882A patent/JP5921277B2/ja active Active
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