JP2013200110A - 空調機システム - Google Patents

空調機システム Download PDF

Info

Publication number
JP2013200110A
JP2013200110A JP2012070334A JP2012070334A JP2013200110A JP 2013200110 A JP2013200110 A JP 2013200110A JP 2012070334 A JP2012070334 A JP 2012070334A JP 2012070334 A JP2012070334 A JP 2012070334A JP 2013200110 A JP2013200110 A JP 2013200110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
time
data
weather forecast
room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012070334A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Amematsu
正慶 雨松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP2012070334A priority Critical patent/JP2013200110A/ja
Publication of JP2013200110A publication Critical patent/JP2013200110A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】
洗濯物の乾燥方法の決定に苦慮する利用者に対し、室内外の環境変化を考慮した部屋干し時と外干し時の予想乾燥時間を表示して、利用者が最適と考える乾燥方法の選択判断を補助できるようにする。
【解決手段】
インターネット網に接続されたパソコンから天気予報データと、室内機から周期的に検出した室温と湿度を環境データとして記憶すると共に、温度と湿度に応じた乾燥ポイントを付加し、時間毎の乾燥ポイントの順次加算した乾燥ポイントの累計値が、部屋干し時と外干し時で設定された乾燥ポイントの閾値を越えるか否かで乾燥の可/不可を判定し、閾値を超えた乾燥ポイントの加算時間を乾燥時間として利用者に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線式リモコンを備えた空調機システムに係わり、より詳細には外部から天気予報情報を収集し、利用者が行う洗濯物の干し方判断を支援するものである。
近年の一般家庭には洗濯物を乾燥させる乾燥機や、乾燥機能を備える洗濯乾燥機が広く普及しているが、これらの乾燥方法を用いた場合の消費電力は高く、利用者は電力利用料金の削減や省エネルギーによる温暖化防止対策の目的から、外干しで乾燥することが出来ない気象条件や、短時間で確実に乾燥させたいなどの事情がある時に限り使用することも多い。
また、生活パターンの多様化によって、洗濯物を部屋干しする事を乾燥方法の選択肢に持つ人は増加傾向にある。
洗濯を行った人は、概ね天気予報や室温、体感温度などを参考に洗濯物を乾燥させる時に外干しするか、部屋干しするかを判断する。この判断は日常的に洗濯を行う熟練者には容易であっても、不特定な日時に洗濯を行う人には容易ではない、このため外干しを行いたくても天候が心配なので部屋干しする人や、外干しや部屋干しを行いたくても希望する時間内に乾燥するかが判らないので乾燥機を使用する人もおり、利用者が希望する乾燥方法が本来行える状況であっても、安全策を取って希望と異なる乾燥方法が実施されているという問題があった。
上記のような問題を解決するために、屋外に備わる各種センサを利用して洗濯指数を示す屋外情報報知装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。また、洗濯物を干す場合に、室内と室外のどちらがより乾燥に適した環境であるかを洗濯指数で判定し、乾燥時間と共に表示する空気調和機が提案されている。(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−350558号公報(第4〜6頁、図1) 特開2003−130436号公報(第4〜7頁、図1、6)
ところで、乾燥方法の希望は利用者によって様々である。例えば、外干しで洗濯物に太陽光を当てる事を第一と考える人、洗濯物に花粉が付着することを敬遠し乾燥時間が長くなっても部屋干しを優先したい人、空気調和機の運転状態に応じて部屋干しを選択肢に加えたいと考える人などがいる。また同じ利用者であってもその時々の都合や洗濯物の量などによって干し方や乾燥時間の希望が変化するため、特定の基準を設けて利用者にとって最適な乾燥方法を機械的に判断する事は極めて困難である。
特許文献1の屋外情報報知装置は、利用者へ洗濯物の外干しにどの程度適した天候であるか否かを知らせる事ができるが、利用者の多岐にわたる希望とその変化が実在する近年の状況から、利用者にとって外干しが最適な手段であるとは限らないため、特定少数の利用者や外干し以外の乾燥方法を選択できないといった限定された場面でなければ、この装置を利用して乾燥方法を判断することが出来ない。
特許文献2の空気調和機は、利用者へ室内外の温度及び湿度を基準とした洗濯指数と乾燥時間、また室内と室外でどちらが洗濯物を干すことに適しているかを知らせる事ができるが、利用者に通知されるこれらの情報は、ある操作が行われた時の温度と湿度を基準に演算されたものであり、その基準となる温度と湿度の環境が演算された乾燥時間まで継続していることが前提となっている。したがって、例えば降雨や、温度と湿度の変化の大きい朝夕の時間帯など、環境に変化が生じる状況下ではこの演算結果は不正確であり、不正確な情報と認識出来ない利用者に誤った乾燥方法を選択させてしまうという問題があった
本発明は以上述べた問題点を解決し、ネットワークから取得した天気予報データを利用し、この取得した天気予報データに類似する過去の天気予報と対応する室内の室温と湿度データを予測値として利用することで、より正確な部屋干し時と外干し時の乾燥時間を提示することに加え、室外での降雨や室内の空気調和機の運転内容にも応じた情報を提示して、利用者が最適と考える乾燥方法の選択判断を支援できるようにすることを目的とする
本発明は上述の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、
室内機と、同室内機とデータ通信が可能な電波式の無線式リモコンと、から構成される空調機システムであって、
前記室内機は、室温検出部と、湿度検出部を備え、
前記空調機システムは、ネットワークに接続し、前記ネットワークを介して所定時間毎の気温と湿度とを含む天気予報データを収集する天気予報データ収集手段と、
前記温度と湿度の条件毎に所定時間当たりの洗濯物の乾燥度合いを、乾燥しやすい条件ほど大きな数値となる乾燥ポイントとして予め記憶させた乾燥ポイントテーブルと、
前記天気予報データの気温と湿度とこれらに対応する乾燥ポイントである外干し時乾燥ポイントを記憶する天気予報データ項目と同天気予報データ項目と同様に室内の室温と湿度とこれらに対応する乾燥ポイントである部屋干し時乾燥ポイントを記憶する室内機データ項目とから構成される環境データとを記憶する記憶部と、
前記天気予報データを前記天気予報データ収集手段から収集し、同気温と同湿度とに対応する前記乾燥ポイントを前記乾燥ポイントテーブルの温度と湿度の条件から抽出し、抽出した前記乾燥ポイントを当該時間の外干し時乾燥ポイントとして前記天気予報データ項目に記憶する天気予報環境データ記憶手段と、
所定時間毎に前記室温検出部で検出した室温と、前記湿度検出部で検出した湿度と共に
、同室温と同湿度とに対応する前記乾燥ポイントを前記乾燥ポイントテーブルの温度と湿度の条件から抽出し、抽出した前記乾燥ポイントを当該時間の部屋干し時乾燥ポイントとして前記室内機データ項目に記憶する室内環境データ記憶手段と、
外干し乾燥時間算出の処理開始が指示された時、指示された時刻以降の所定時間毎の外干し時乾燥ポイントを前記環境データの天気予報データ項目から抽出して加算し、同加算結果が予め定めた外干し乾燥ポイント閾値を超えるまでの加算回数を外干し乾燥時間として算出し、外干し時の乾燥時間データを作成する乾燥時間算出手段とを備え、
前記無線式リモコンは、利用者が制御内容を指示するキー入力部と、利用者へ情報を通知する表示部とを備え、利用者によって前記キー入力部から洗濯物の干し方選択の支援が指示された時、前記乾燥時間算出手段へ処理開始を要求し、同乾燥時間算出手段が作成した前記乾燥時間データを前記表示部へ表示することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の発明は、
前記天気予報収集手段は、前記ネットワークを介して前記気温と前記湿度に加え降水確率を含む天気予報データ収集し、
前記天気予報環境データ記憶手段は、前記気温と前記湿度と同様に前記降水確率を前記天気予報データ項目に追加記憶し、
前記乾燥時間算出手段は、前記外干し乾燥時間算出の処理開始が指示された時、前記天気予報データ項目を用いて乾燥時間の算出が指示された時刻以降から乾燥時間を経過するまでの時間毎の降水確率値を累計し、累計した同降水確率値を累計回数で除算した平均降水確率データを加えた前記外干し乾燥時間データを作成し、同平均降水確率データを前記表示部へ表示することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、
前記室内環境データ記憶手段は、前記所定時間毎に前記室内機から入力した前記室温と前記湿度とを前記室内機データに記憶する時、これらに対応してこの時間における前記室内機の運転の有り/無しである運転状態を追加記憶し、
前記乾燥時間算出手段は空調運転有り時の部屋干し乾燥時間算出の処理開始が指示された時、空調機システムの設定温度と類似する指示された時刻と同時刻の前記室内機データ項目を検索し、この類似する過去の前記室内機データ項目の運転状態が有りとなっている時間の部屋干し時乾燥ポイントを抽出して繰り返し加算し、同加算結果が予め定めた部屋干し乾燥ポイント閾値を超えるまでの加算回数を運転有り時の部屋干し乾燥時間とし、
空調運転無し時の部屋干し乾燥時間算出の処理開始が指示された時、指示された時刻以降の時間毎の前記天気予報データ項目と類似する過去の前記天気予報データ項目を検索し
、この類似する過去の前記天気予報データ項目と対応する前記室内機データ項目の運転状態が無しとなっている時間の部屋干し時乾燥ポイントを抽出して加算し、同加算結果が予め定めた部屋干し乾燥ポイント閾値を超えるまでの加算回数を運転無し時の部屋干し乾燥時間とし、前記乾燥時間データを作成し、空調運転有り時の部屋干し乾燥時間と空調運転無し時の部屋干し乾燥時間とを前記表示部へ表示することを特徴とする。
以上の手段を用いることにより、本発明による請求項1の空調機システムによれば、
ネットワークから取得した天気予報データを利用することで、より正確な外干しを行った場合の乾燥時間を提示するため、利用者はこの提示を参考に希望に適した乾燥方法を選択することができる。
また、本発明による請求項2の空調機システムによれば、
洗濯物が乾燥するまでの外干し乾燥時間の表示に、その時間帯に限定した降水確率を付加して提示するため、利用者は洗濯物が乾燥するまでの降雨のリスクをより正確に把握し
、乾燥方法を選択することができる。
また、本発明による請求項3の空調機システムによれば、
部屋干し乾燥時間に空気調和機を運転しない場合と、空気調和機を設定温度で運転した場合の乾燥時間を提示するため、利用者は空気調和機の使用/未使用に応じた乾燥時間を把握して乾燥方法を選択することができる。
本発明による空調機システムの概念図である。 本発明による空調機システムの構成を示すブロック図である。 本発明による乾燥時間に関わる乾燥ポイントを設定した乾燥ポイントテーブルである。 本発明による空調機システムで作成する環境データを説明する説明図である。 本発明による乾燥時間算出手段で使用する設定データを説明する説明図である。 本発明による外干し乾燥時間と降水確率の処理を説明するフローチャートである。 本発明による空調運転無し時の部屋干し乾燥時間の処理を説明するフローチャートである。 本発明による空調運転有り時の部屋干し乾燥時間の処理を説明するフローチャートである。 本発明によるリモコン制御部の処理を説明するフローチャートである。 本発明による室内機制御部の処理を説明するフローチャートである。 本発明による洗濯物干し方ガイドの表示例である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
なお、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1は、本発明による空調機システムの概念図である。
空調機システム1は、室内機10から入力した室温や湿度、運転状況などの室内環境の情報を記憶する室内環境データ記憶手段2と、インターネット網40などから気温と湿度と降水確率の天気予報データを収集する天気予報データ収集手段3と、天気予報データ収集手段3が収集した天気予報の情報を記憶する天気予報環境データ記憶手段4と、室内環境データ記憶手段2と、天気予報環境データ記憶手段4によって記憶された環境データと空気調和機の設定温度データに基づいて洗濯物の乾燥時間を算出する乾燥時間算出手段5と、利用者によって無線式リモコン20のキー入力部等から洗濯物の干し方の選択支援が指示された時、乾燥時間算出手段5に乾燥時間算出と乾燥時間データ作成の処理開始を要求し、同乾燥時間算出手段5が作成した乾燥時間データを無線式リモコン20の表示部等により利用者へ通知する洗濯物干し方ガイド要求表示手段6と、図示しない室外機とで構成される。
なお、図1の室内環境データ記憶手段2と、天気予報データ収集手段3と、天気予報環境データ記憶手段4と、乾燥時間算出手段5と、洗濯物干し方ガイド要求表示手段6との各構成は空調機システム1に含まれるいずれかの装置に備えられていればよく、これら構成とその構成が使用する各種データ類を含め、本発明はこれらの所在を限定するものではない。
図2は、本発明による空調機システムの構成を示すブロック図である。
なお、図2は本発明による空調機システムの構成の1パターンを示すブロック図であり
、以降の実施例は図2の構成パターンを基にして説明する。
空調機システム1は、空気調和機の室内機10と、同空気調和機の無線式リモコン20と、無線式リモコン20とUSBケーブルなどで接続される空気調和機との連携用アプリケーション31が搭載されたパソコン30と、図示しない室外機とで構成され、パソコン30はLANを介してインターネット網40に接続する。
なお、無線式リモコン20は電波を用いているため双方向のデータ通信に適している。
室内機10は、設置された部屋の室温を検出する室温検出部11と、同部屋の湿度を検出する湿度検出部12と、空気調和機の運転や洗濯物の乾燥時間に関わるデータなどを記憶する記憶部13と、無線式リモコン20との通信を行う通信部14と、これらを制御する室内機制御部15とを備えている。
無線式リモコン20は、空気調和機の運転状態などを表示する表示部21と、利用者が空気調和機に対する操作を行うキー入力部22と、天気予報データなどを記憶するリモコン記憶部23と、室内機10との通信を行うリモコン通信部24と、パソコン30とのデータ送受信を行うPCインターフェース25と、これらを制御するリモコン制御部26とを備えている。
なお、図2の空調機システム1の構成では、図1で説明した室内環境データ記憶手段2と、天気予報環境データ記憶手段4と、乾燥時間算出手段5は室内機10の室内機制御部15に備えられ、洗濯物干し方ガイド要求表示手段6は無線式リモコン20のリモコン制御部26に備えられ、天気予報データ入力手段3はパソコン30の連携用アプリケーション31に備えられている。
このように構成された空調機システム1は、室内機10の室温検出部11と湿度検出部12で所定時間毎、例えば1時間毎などに検出した室温と湿度を、記憶部13に過去から現在の適当な期間記憶することで、現在の室温と湿度に加えて、過去の室内環境である室温と湿度とが時間経過と共に推移する状態を環境データとして蓄積する。
また、パソコン30に搭載される天気予報データ収集手段3を備える連携用アプリケーション31へ予め空調機システムが設置される地域を設定することで、パソコン30に接続されるインターネット網40の天気予報の情報サイトなどから、その地域の天気予報データを同アプリケーションを介して収集することができる。
なお、天気予報データ収集手段3は自動かつ周期的、例えば天気予報が更新される6時間毎などに天気予報データを収集する。
図3は、本発明による乾燥時間に関わる乾燥ポイントを設定した乾燥ポイントテーブルであり、温度と湿度との各条件で、所定時間、例えば1時間当たりの乾燥度合いを示す数値を格納したものである。
乾燥ポイントテーブルは縦軸の温度と、横軸の湿度に対応する数値を定めたテーブルであり、0〜5の数値がその温度と湿度条件で所定時間当たりに洗濯物が乾燥される程度を示す乾燥ポイントである。なお、温度とは室内の温度である室温と、屋外の温度である気温との両方を総称して用いている。
この実施例では、乾燥ポイントは高温/低湿度で洗濯物が早く乾燥する条件では高く、低温/高湿度で洗濯物の乾燥に時間を要する条件では低く、最も低温/高湿度で洗濯物を干していても乾燥が見込まれない条件では、0ポイントが設定されている。
この乾燥ポイントテーブルは空調機システム1の室内環境データ記憶手段2と天気予報環境データ記憶手段4が備えられる室内機制御部15で参照されるように、予め記憶部13に記憶される。
なお、図3は温度を1℃単位、湿度を5%単位、乾燥ポイントを0〜5の6段階として乾燥ポイントテーブルを構成しているが、温度と湿度の各範囲と、温度と湿度とを細分化する温度幅と湿度幅、乾燥ポイントの段階数は、洗濯物が乾燥される程度を実験研究した結果から、より詳細なテーブルを構成し用いてもよい。
図4は、本発明による空調機システム1で作成する環境データを説明する説明図である

この環境データは、「日付」と「時刻」毎に天気予報環境データ記憶手段4によって記憶される「天気予報データ項目」と、室内環境データ記憶手段2によって記憶される「室内機データ項目」に大別される。
「天気予報データ項目」は、各日時の天気予報データが記憶される「気温」と「湿度」と「降水確率」と、図3の乾燥ポイントテーブルからその時間の気温と湿度に対応する乾燥ポイントを抽出し記憶される「外干し時乾燥ポイント」で構成される。
また、「室内機データ項目」は、所定日時で室内機10によって検出された「室温」と「湿度」と、そのときの空調運転状態である「空調運転」と、図3の乾燥ポイントテーブルからその時の室温と湿度に対応する乾燥ポイントを抽出し記憶される「部屋干し時乾燥ポイント」で構成される。
環境データは記憶部13に現在日時から適当な期間の過去のデータと、天気予報環境データ記憶手段4によって入力された適当な期間先の天気予報データ、例えば現在日時から2ヶ月分の過去のデータと現在以降2日分の天気予報データが記憶され、適当な期間が経過した過去分のデータから順次消去される。
また、天気予報データ項目は既にデータが記憶された時間帯であっても、天気予報環境データ記憶手段4から入力された最新の天気予報データを常に記憶し、既に記憶されていたデータ内容から変更があった場合には、外干し時乾燥ポイントへも新たな気温と湿度に対応する乾燥ポイントを再抽出し記憶する。
このように作成された環境データは、利用者が洗濯物の干し方に関わる情報を得たい時に指示される洗濯物干し方ガイド要求表示手段6からの要求によって、室内機制御部15に備わる詳細は後述する乾燥時間算出手段5の洗濯物の乾燥時間の算出に用いられる。
なお、図4では空調運転状態である「空調運転」のデータを「有り」「無し」で記憶しているが、空調運転の有無に限らず、空調運転有り時にはその運転モード、例えば「暖房」「除湿」「送風」などを記憶しても良い。また、「空調運転」の利用方法についても詳細は後述する。
図5は、本発明による乾燥時間算出手段5で使用する、乾燥時間を算出するときの条件をテーブル化した設定データを説明する説明図である。
なお、乾燥時間算出手段5とは、外干し時と部屋干し時の洗濯物の予測乾燥時間などを
、図4の環境データと、図5の設定データを用いてそれぞれ算出するものである。
図5(1)は、洗濯物を外干しした時の予測乾燥時間と洗濯物が乾燥するまでの時間帯の平均降水確率を算出する時に、乾燥時間算出手段5が用いる設定データである。
この設定データの項目の「累計乾燥ポイントの閾値」とは図4の環境データの各時間毎の外干し乾燥ポイントを加算した累計値が、この累計乾燥ポイントの閾値を越えた時に外干しされた洗濯物が乾燥したと判断する設定値である。
判定許容範囲の「最大干し時間」とは予測乾燥時間がこの最大干し時間を越える時に演算を中断し、外干しによる乾燥が不可と判定する設定値である。
判定許容範囲の「最大降水確率」とは予測乾燥時間までの各時間に、この最大降水確率以上の降水確率が有る場合に外干しによる乾燥が不可と判定する設定値である。
図5(2)は、洗濯物を部屋干しした時の予測乾燥時間を演算する時に、乾燥時間算出手段5が用いる設定データである。
この設定データの項目の「累計乾燥ポイントの閾値」とは図4の環境データの各時間毎の部屋干し乾燥ポイントを加算した累計値が、この累計乾燥ポイントの閾値を越えた時に部屋干しされた洗濯物が乾燥したと判断する設定値である。
検索範囲の「遡り日数」とは、天気予報データから過去に類似する天気予報であった日時を検索する時に、過去の天気予報データを何日まで遡って検索するかを日数の範囲で定めた設定値である。
検索範囲の「時間」とは、天気予報データから過去に類似する天気予報であった日時を検索する時に、照合する過去の天気予報データを現在時間から何時間後までとするかを時間の範囲で定めた設定値である。
続いて、近似値条件の「温度差」とは、検索する過去の天気予報との温度差が何℃までを近似値とするかの設定値である。なお、この温度差は、後述する空調運転無し時の乾燥時間算出では気温差と、空調運転有り時の乾燥時間算出では室温差との両方の場合を総称して用いている。
近似値条件の「湿度差」とは、検索する過去の天気予報との湿度差が何%までを近似値とするかの設定値である。
近似値条件の「降水確率差」とは、検索する過去の天気予報との降水確率差が何%までを近似値とするかの設定値である。
判定許容範囲の「最大干し時間」とは予測乾燥時間がこの最大干し時間を越える時に演算を中断し、部屋干しによる乾燥が不可と判定する設定値である。
なお、図5(1)と図5(2)の累計乾燥ポイントの閾値は、図3の乾燥ポイントテーブルが外干し時と部屋干し時で共通となる温度と湿度条件に応じて設定されていることから、両閾値の設定には外干し時と部屋干し時で異なる日照や風力などの要素を考慮する必要があり、この実施例ではこれらの要素を考慮して外干し時の閾値を部屋干し時の閾値よりも低く設定している。
もしくは、図3の乾燥ポイントテーブルを外干し時用と部屋干し時用に2パターン構成し利用した場合には、累計乾燥ポイントの閾値を同一の値とすることができる。
このように予め設定された図5の設定データの判定基準に従って、乾燥時間算出手段5は洗濯物の外干し時と部屋干し時との予測乾燥時間などを求めることができる。
また、設定データを変更することで乾燥時間算出手段5の演算条件を調整することもできるため、演算結果に支障が出ない範囲で利用者の好みや、空調機システム1の設置される環境の違いなどに応じて利用者で調整できるようにしても良い。
図6は、本発明による乾燥時間算出手段の一部である外干し乾燥時間と降水確率の処理を説明するフローチャートである。
なお、図6以降のフローチャートに記載のSTはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を、またYはYesをNはNoをそれぞれ表している。
乾燥時間算出手段5は、乾燥時間算出の処理開始が指示されると外干し乾燥時間と降水確率とを求める処理を開始し、始めに時刻用変数“N”に初期値1を、累計乾燥ポイント用変数“P”と乾燥時間内降水確率用変数“A”に初期値0を代入する(ST1)。図4の環境データから記憶されている現在時刻以降の天気予報データ項目と図5(1)の設定データを記憶部13から読み出す(ST2)。
続いて、乾燥時間算出手段5は、図4の天気予報データ項目から現在時刻+“N”の時刻の外干し時乾燥ポイントを参照し累計乾燥ポイント用変数“P”の値に加算する(ST3)。同時刻の降水確率を参照する(ST4)。
乾燥時間算出手段5は、ST4で参照した降水確率が図5(1)に設定された判定許容範囲の「最大降水確率」よりも低いか否かを確認する(ST5)。参照した降水確率が設定された最大降水確率よりも低い場合(ST5−Y)、参照した降水確率を乾燥時間内降水確率用変数“A”の値に加算し、この時点で現在時刻から経過した時間毎の全ての降水確率を加算する。(ST6)。
次に、乾燥時間算出手段5は、累計乾燥ポイント用変数“P”の値が図5(1)に設定された「累計乾燥ポイントの閾値」を超えているか否かを確認する(ST7)。累計乾燥ポイント用変数“P”が閾値を超えている場合(ST7−Y)、現在時刻から経過した時間毎の全ての降水確率の累計値である乾燥時間内降水確率用変数“A”を時刻用変数“N”で割った値を同乾燥時間内降水確率用変数の値に置き換え、平均された降水確率とする(ST8)。そして、この時点の変数“N”の値を外干し乾燥時間、変数“A”の値を乾燥時間内降水確率とし、この乾燥時間データを作成し、記憶部13に記憶させる(ST9)。そして、外干し乾燥時間と降水確率とを求める処理を終了する。
一方、ST7において累計乾燥ポイント用変数“P”の値が閾値を超えていない場合(ST7−N)、時刻用変数“N”の値に1を加算する(ST10)。続いて時刻用変数“N”の値が図5(1)に設定された判定許容範囲の「最大干し時間」以上か否かを確認する(ST11)。時刻用変数“N”が最大干し時間以上の場合(ST11−Y)、外干しによる乾燥が不可と判定し、この判定結果を示す、例えば乾燥時間を示す数値に代えて“――”の記号などの乾燥時間データを作成し、記憶部13に記憶させる(ST12)。そして、外干し乾燥時間と降水確率とを求める処理を終了する。
また、ST11において時刻用変数“N”の値が、図5(1)に設定された最大干し時間未満の場合(ST11−N)、ST3へジャンプする。
また、ST5において参照した降水確率が、図5(1)に設定された最大降水確率以上の場合(ST5−N)、ST12へジャンプする。
このように処理することで、天気予報データを基に屋外環境の変化を反映した外干し時の乾燥時間と、洗濯物が乾燥するまでの時間帯の平均降水確率を算出できる。
また、設定された最大干し時間と最大降水確率を基に外干しの可/不可を判定することができる。
図7は、本発明による乾燥時間算出手段5により空調運転無し時の部屋干し乾燥時間の処理を説明するフローチャートである。
乾燥時間算出手段5は、図6の外干し乾燥時間と降水確率とを求める処理が終了すると
、次にこの空調運転無し時の部屋干し乾燥時間を求める処理を開始し、始めに時刻用変数“N”に初期値1を、累計乾燥ポイント用変数“P”に初期値0を代入する(ST21)
。図4の環境データから記憶されている全ての時間帯の天気予報データ項目と室内機データ項目と、図5(2)の設定データを記憶部13から読み出す(ST22)。
続いて、乾燥時間算出手段5は、図4の環境データの過去の天気予報データ項目から、現在日時を基準とし図5(2)の設定データの検索範囲にある「遡り日数」と「時間」のデータを抽出し、現在時刻以降の天気予報が、抽出したデータと図5(2)の設定データの近似値条件である「温度差」と「湿度差」と「降水確率差」の全ての条件範囲内にある過去の日付を選択する(ST23)。
続いて選択した過去の日付から、全ての時間帯の室内機データ項目を改めて抽出し、このうち図5(2)の設定データの判定許容範囲である「最大干し時間」の全ての時間帯で空調運転が“無し”となっている日付でかつ、現在日付から最も近い日付を部屋干し時乾燥ポイント算出の基準日とする(ST24)。
ST23とST24の検索の結果、基準日が存在するか否かを確認する(ST25)。
ST25において、乾燥時間算出手段5は、基準日が存在する場合(ST25−Y)、基準日の現在時刻から現在時刻+“N”の時刻の部屋干し時乾燥ポイントを参照し累計乾燥ポイント用変数“P”の値に加算する(ST26)。累計乾燥ポイント用変数“P”の値が図5(2)に設定された「累計乾燥ポイントの閾値」を超えているか否かを確認する(ST27)。累計乾燥ポイント用変数“P”が閾値を超えていない場合(ST27−N)、時刻用変数“N”の値に1を加算する(ST28)。
次に、乾燥時間算出手段5は、時刻用変数“N”の値が図5(2)に設定された判定許容範囲である「最大干し時間」以上か否かを確認する(ST29)。時刻用変数“N”が「最大干し時間以上」の場合(ST29−Y)、部屋干しによる乾燥が不可と判定し、この判定結果を示す、例えば乾燥時間を示す数値に代えて“――”の記号などの乾燥時間データを作成し、記憶部13に記憶させる(ST30)。そして、空調運転無し時の部屋干し乾燥時間を求める処理を終了する。
一方、ST29において時刻用変数“N”が最大干し時間未満の場合(ST29−N)
、ST26へジャンプする。
また、ST27において累計乾燥ポイント“P”が閾値を超えている場合(ST27−Y)、この時点の変数“N”の値を乾燥時間とし、この乾燥時間データを作成し、記憶部13に記憶させる(ST31)。そして、空調運転無し時の部屋干し乾燥時間を求める処理を終了する。
また、ST25において基準日が存在しない場合(ST25−N)、基準日にできる近似値データが存在しないと判定し、この判定結果を示す、例えば乾燥時間を示す数値に代えて“**”の記号などの乾燥時間データを作成し、記憶部13に記憶させる(ST32)。そして、空調運転無し時の部屋干し乾燥時間を求める処理を終了する。
このように処理することで、天気予報データを基に過去データの中から最も天気予報の環境推移に類似する過去の日付を選択し、選択した日付で判定許容範囲の全ての時間帯で環境データの空調運転が”無し”である直近の日付を基準日として、室内環境の変化を反映した空調運転無し時の部屋干し乾燥時間を算出できる。
また、天気予報の環境推移に類似する日付を選択する際、設定された近似値条件の範囲に該当する日付が存在しない場合には、乾燥時間を算出しないため実体とへだたる乾燥時間を算出する可能性を低減することができる。
図8は、本発明による乾燥時間算出手段5により空調運転有り時の部屋干し乾燥時間の処理を説明するフローチャートである。
乾燥時間算出手段5は、図7の空調運転無し時の部屋干し乾燥時間を求める処理が終了すると、次にこの空調運転有り時の部屋干し乾燥時間を求める処理を開始し、始めに加算回数用変数“M”と、累計乾燥ポイント用変数“P”に初期値0を代入する(ST41)
。図4の環境データから記憶されている全ての時間帯の室内機データ項目と、図5(2)の設定データと、空調機システム1の現在の設定温度とを記憶部13から読み出す(ST42)。
続いて、乾燥時間算出手段5は、図4の環境データの過去の室内機データ項目から、現在日時を基準として図5(2)の設定データの検索範囲にある「遡り日数」のデータを抽出し、抽出したデータの中から現在の設定温度と図5(2)の設定データの近似値条件である「温度差」の条件範囲内にある日時を選択する(ST43)。
続いて、選択した過去の日時のうち室内機データ項目の空調運転が“有り”となっている日時でかつ、現在日時から最も近い日時を部屋干し時乾燥ポイント算出の基準日時とする(ST44)。
ST43とST44の検索の結果、基準日時が存在するか否かを確認する(ST45)
ST45において、乾燥時間算出手段5は、基準日時が存在する場合(ST45−Y)
、基準日時の部屋干し時乾燥ポイントを参照し累計乾燥ポイント用変数“P”の値に加算する(ST46)。累計乾燥ポイント用変数“P”の値が図5(2)に設定された「累計乾燥ポイントの閾値」を超えているか否かを確認する(ST47)。累計乾燥ポイント用変数“P”が閾値を超えていない場合(ST47−N)、加算回数用変数“M”の値に1を加算する(ST48)。
次に、乾燥時間算出手段5は、加算回数用変数“M”の値が図5(2)に設定された判定許容範囲である「最大干し時間」の時間値以上に該当する回数か否かを確認する(ST49)。加算回数用変数“M”が最大干し時間の時間値以上に該当する回数の場合(ST49−Y)、部屋干しによる乾燥が不可と判定し、この判定結果を示す、例えば乾燥時間を示す数値に代えて“――”の記号などの乾燥時間データを作成し、記憶部13に記憶させる(ST50)。そして、空調運転有り時の部屋干し乾燥時間を求める処理を終了する

一方、ST49において加算回数用変数“M”が最大干し時間の時間値未満となる回数の場合(ST49−N)、ST46へジャンプする。
また、ST47において累計乾燥ポイント“P”が閾値を超えている場合(ST47−Y)、この時点の変数“M”の値を乾燥時間とし、現在の設定温度を含めた乾燥時間データを作成し、記憶部13に記憶させる(ST51)。そして、空調運転有り時の部屋干し乾燥時間を求める処理を終了する。
また、ST45において基準日時が存在しない場合(ST45−N)、基準日時にできる近似値データが存在しないと判定し、この判定結果を示す、例えば乾燥時間を示す数値に代えて“**”の記号などの乾燥時間データを作成し、記憶部13に記憶させる(ST52)。そして、空調運転有り時の部屋干し乾燥時間を求める処理を終了する。
このように処理することで、過去データの中から空調運転“有り”でかつ設定温度が近似値条件の範囲である直近の日時を基準日時として、空調運転有り時の部屋干し乾燥時間を算出できる。
なお、図8で読み出す図5(2)の設定データは図7の処理で使用するデータと共通としているが、このうち図8の処理でも使用する設定データである「乾燥ポイントの閾値」と、検索範囲である「遡り日数」と、近似値条件である「温度差」と、判定許容範囲である「最大干し時間」の設定データは、図7と共通とせず別の設定データとして異なる値を設定してもよい。これにより同じ部屋干しであっても空調運転の有無に応じた乾燥時間の算出条件を設定できる。
以上説明した図6〜図8が乾燥時間算出手段5の処理である。この乾燥時間算出手段5は空調機システム1の室内機制御部15に備えられているが、リモコン制御部26またはパソコン30に搭載される天気予報データ収集手段3である空気調和機との連携用アプリケーション31に備えられていてもよい。
図9は、本発明によるリモコン制御部26の処理を説明するフローチャートである。
リモコン制御部26は、天気予報データ収集手段3であるパソコン30の連携用アプリケーション31からPCインターフェース25を介して天気予報データの入力が有るか否かを確認する(ST101)。天気予報データの入力が有る場合(ST101−Y)、入力された天気予報データをリモコン記憶部23に記憶する(ST102)。そして、ST101へジャンプする。
なお、天気予報データはパソコン30の連携用アプリケーション31から、無線リモコン20のPCインターフェース25とパソコン30がUSBケーブルなどで接続されている時に、自動または手動で送信される。
また、天気予報データを記憶部23に記憶する時には、既に記憶されている同時間帯データと比較し、天気予報が変化した時間帯と新規に記憶する時間帯のデータに室内機への未送信フラグを付与して記憶する。
ST101において、リモコン制御部26は、PCインターフェース25から天気予報データの入力が無い場合(ST101−N)、キー入力部22からの入力が有るか否かを確認する(ST103)。キー入力部22からの入力が有る場合(ST103−Y)、入力は洗濯物干し方ガイドの操作か否かを確認する(ST104)。入力が洗濯物干し方ガイドの操作の場合(ST104−Y)、リモコン記憶部23に所定範囲、例えば現在時刻から12時間など、の天気予報データが存在するか否かを確認する(ST105)。
ST105において、リモコン制御部26は、所定範囲の天気予報データが存在する場合(ST105−Y)、洗濯物干し方ガイドの指示データと、記憶部23の天気予報データのうち室内機10への未送信フラグが付与されたデータを、リモコン通信部24を介して室内機10へ送信する(ST106)。
なお、リモコン制御部26は記憶部23の未送信の天気予報データを送信すると、当該データに付与されていた未送信フラグを消去する。
次に、リモコン制御部26は、室内機10から乾燥時間データを受信したか否かを確認する(ST107)。乾燥時間データを受信していない場合(ST107−N)、ST107へジャンプする。
一方、乾燥時間データを受信した場合(ST107−Y)、表示部21へ受信した乾燥時間データを表示する(ST108)。そして、ST101へジャンプする。
一方、リモコン制御部26はST103において、キー入力部22からの入力が無い場合(ST103−N)、ST101へジャンプする。
また、ST104において、入力が洗濯物干し方ガイドの操作では無い場合(ST104−N)、入力内容、例えば運転モードの変更など、に従い制御する(ST110)。そして、ST101へジャンプする。
また、ST105において、所定範囲の天気予報データが存在しない場合(ST105−N)、表示部21へ天気予報データが無いためパソコン接続を行う旨を表示し利用者へ通知する(ST109)。そして、ST101へジャンプする。
なお、図9に示したST105からST109の処理が本発明の洗濯物干し方ガイド要求表示手段6である。
図10は、本発明による室内機制御部15の処理を説明するフローチャートである。
室内機制御部15は、現在時刻が室内環境データ記憶手段2の処理を実行する所定時刻であるか否かを確認する(ST121)。現在時刻が所定時刻の場合(ST121−Y)
、室内環境データ記憶手段2により、室温検出部11から室温、湿度検出部12から湿度を検出し、その時の空調運転の状態と、検出した室温と湿度に対応する乾燥ポイントを記憶部13に記憶された図3の乾燥ポイントテーブルから抽出し、図4の環境データの室内機データ項目に記憶する(ST122)。そして、ST121へジャンプする。
ST121において、室内機制御部15は、現在時刻が所定時刻ではない場合(ST121−N)、無線式リモコン20からの受信データが有るか否かを確認する(ST123)。受信データが無い場合(ST123−N)、ST121へジャンプする。
一方、ST123において、受信データが有る場合(ST123−Y)、受信データが天気予報データであるか否かを確認する(ST124)。受信データが天気予報データの場合(ST124−Y)、天気予報環境データ記憶手段4により、天気予報データの時間毎の気温、湿度、降水確率と各時間の気温と湿度に対応する乾燥ポイントを、記憶部13に記憶された図3の乾燥ポイントテーブルから抽出し、図4の環境データの天気予報データ項目に記憶する(ST125)。そして、ST121へジャンプする。
ST124において、室内機制御部15は、受信データが天気予報データでは無い場合(ST124−N)、受信データが洗濯物干し方ガイド機能の指示データであるか否かを確認する(ST126)。受信データが洗濯物干し方ガイド機能の指示データの場合(ST126−Y)、乾燥時間算出手段5により図6〜図8の外干し時間と乾燥時間内降水確率と、空調運転無し時の部屋干し時間と、空調運転有り時の部屋干し時間とを算出し、乾燥時間データを作成する(ST127)。続いて、作成された乾燥時間データを通信部14を介して無線式リモコン20へ送信する(ST128)。そして、ST121へジャンプする。
一方、ST126において室内機制御部15は、受信データが洗濯物干し方ガイド機能の指示データでは無い場合(ST126−N)、受信データの内容、例えば設定温度の変更など、に従い制御を実施する(ST129)。そして、ST121へジャンプする。
以上説明した図9と図10は、無線式リモコン20を介して利用者から指示された洗濯物干し方ガイド機能の指示に対し、室内機制御部15に備えられた乾燥時間算出手段5で乾燥時間データを作成し、無線式リモコン20へ表示する本発明の代表例である。
本発明の形態はこの代表例に限定されることなく、洗濯物干し方ガイド機能を利用者がパソコン30の連携用アプリケーション31から指示する場合や、乾燥時間算出手段5がリモコン制御部26または、連携用アプリケーション31に備えられる場合、作成された乾燥時間データを連携用アプリケーション31または、室内機10の図示しない表示部に表示する場合、さらに各データを記憶する装置や構成部の所在を限定しない場合など複数のパターンで実施することができる。
また、室内機10とパソコン30に無線送受信部を設けて天気予報データをパソコン30から室内機10へ入力するようにしても良いし、室内機10から有線又は無線通信を介して直接インターネット網40やその他のネットワークなどに接続し、天気予報データを収集し入力するようにしても良い。
図11は、本発明による洗濯物干し方ガイドの表示例である。
図11(A1)と(A2)は、乾燥時間算出手段5で外干しと、空調運転無し時の部屋干しと、空調運転有り時の部屋干しの乾燥時間が算出された場合の表示例であり、(A2)は(A1)に加え、外干し乾燥時間内の平均降水確率が算出された場合の表示例である。
図11(B1)と(B2)は、乾燥時間算出手段5の外干し乾燥時間と降水確率とを求める処理において、外干しによる乾燥が不可と判定された場合の表示例を示している。
このうち(B1)は乾燥不可状態を“――”の記号で表した表示例であり、(B2)は乾燥不可状態を日本語で表示させ、算出時に天気予報の降水確率が設定された判定許容範囲を超えた時間帯の降水確率の値を表示させた表示例である。
図11(C1)と(C2)は、乾燥時間算出手段5の空調運転無し時の部屋干し乾燥時間を求める処理において、基準日にできる近似値データが存在しないと判定された場合の表示例を示している。
このうち(C1)は近似値データが存在しない状態を“**”の記号で表した表示例であり、(C2)は近似値データが存在しない状態を日本語で表示させた表示例である。
このように表示された洗濯物干し方ガイドを確認した利用者は、洗濯物を干す場所や日時、空気調和機の運転方法に応じた乾燥時間のシミュレーション結果を得ることができるため、このシミュレーション結果からその時々で変化する利用者が希望する乾燥方法を選択することができる。
1 空調機システム
2 室内環境データ記憶手段
3 天気予報データ収集手段
4 天気予報環境データ記憶手段
5 乾燥時間算出手段
6 洗濯物干し方ガイド要求表示手段
10 室内機
11 室温検出部
12 湿度検出部
13 記憶部
14 通信部
15 室内機制御部
20 無線式リモコン
21 表示部
22 キー入力部
23 リモコン記憶部
24 リモコン通信部
25 PCインターフェース
26 リモコン制御部
30 パソコン
31 連携用アプリケーション
40 インターネット網


























Claims (3)

  1. 室内機と、同室内機とデータ通信が可能な電波式の無線式リモコンと、から構成される空調機システムであって、
    前記室内機は、室温検出部と、湿度検出部を備え、
    前記空調機システムは、ネットワークに接続し、前記ネットワークを介して所定時間毎の気温と湿度とを含む天気予報データを収集する天気予報データ収集手段と、
    前記温度と湿度の条件毎に所定時間当たりの洗濯物の乾燥度合いを、乾燥しやすい条件ほど大きな数値となる乾燥ポイントとして予め記憶させた乾燥ポイントテーブルと、
    前記天気予報データの気温と湿度とこれらに対応する乾燥ポイントである外干し時乾燥ポイントを記憶する天気予報データ項目と同天気予報データ項目と同様に室内の室温と湿度とこれらに対応する乾燥ポイントである部屋干し時乾燥ポイントを記憶する室内機データ項目とから構成される環境データとを記憶する記憶部と、
    前記天気予報データを前記天気予報データ収集手段から収集し、同気温と同湿度とに対応する前記乾燥ポイントを前記乾燥ポイントテーブルの温度と湿度の条件から抽出し、抽出した前記乾燥ポイントを当該時間の外干し時乾燥ポイントとして前記天気予報データ項目に記憶する天気予報環境データ記憶手段と、
    所定時間毎に前記室温検出部で検出した室温と、前記湿度検出部で検出した湿度と共に
    、同室温と同湿度とに対応する前記乾燥ポイントを前記乾燥ポイントテーブルの温度と湿度の条件から抽出し、抽出した前記乾燥ポイントを当該時間の部屋干し時乾燥ポイントとして前記室内機データ項目に記憶する室内環境データ記憶手段と、
    外干し乾燥時間算出の処理開始が指示された時、指示された時刻以降の所定時間毎の外干し時乾燥ポイントを前記環境データの天気予報データ項目から抽出して加算し、同加算結果が予め定めた外干し乾燥ポイント閾値を超えるまでの加算回数を外干し乾燥時間として算出し、外干し時の乾燥時間データを作成する乾燥時間算出手段とを備え、
    前記無線式リモコンは、利用者が制御内容を指示するキー入力部と、利用者へ情報を通知する表示部とを備え、利用者によって前記キー入力部から洗濯物の干し方選択の支援が指示された時、前記乾燥時間算出手段へ処理開始を要求し、同乾燥時間算出手段が作成した前記乾燥時間データを前記表示部へ表示することを特徴とする空調機システム。
  2. 前記天気予報収集手段は、前記ネットワークを介して前記気温と前記湿度に加え降水確率を含む天気予報データ収集し、
    前記天気予報環境データ記憶手段は、前記気温と前記湿度と同様に前記降水確率を前記天気予報データ項目に追加記憶し、
    前記乾燥時間算出手段は、前記外干し乾燥時間算出の処理開始が指示された時、前記天気予報データ項目を用いて乾燥時間の算出が指示された時刻以降から乾燥時間を経過するまでの時間毎の降水確率値を累計し、累計した同降水確率値を累計回数で除算した平均降水確率データを加えた前記外干し乾燥時間データを作成し、同平均降水確率データを前記表示部へ表示することを特徴とする、請求項1の空調機システム。
  3. 前記室内環境データ記憶手段は、前記所定時間毎に前記室内機から入力した前記室温と前記湿度とを前記室内機データに記憶する時、これらに対応してこの時間における前記室内機の運転の有り/無しである運転状態を追加記憶し、
    前記乾燥時間算出手段は空調運転有り時の部屋干し乾燥時間算出の処理開始が指示された時、空調機システムの設定温度と類似する指示された時刻と同時刻の前記室内機データ項目を検索し、この類似する過去の前記室内機データ項目の運転状態が有りとなっている時間の部屋干し時乾燥ポイントを抽出して繰り返し加算し、同加算結果が予め定めた部屋干し乾燥ポイント閾値を超えるまでの加算回数を運転有り時の部屋干し乾燥時間とし、
    空調運転無し時の部屋干し乾燥時間算出の処理開始が指示された時、指示された時刻以降の時間毎の前記天気予報データ項目と類似する過去の前記天気予報データ項目を検索し
    、この類似する過去の前記天気予報データ項目と対応する前記室内機データ項目の運転状態が無しとなっている時間の部屋干し時乾燥ポイントを抽出して加算し、同加算結果が予め定めた部屋干し乾燥ポイント閾値を超えるまでの加算回数を運転無し時の部屋干し乾燥時間とし、前記乾燥時間データを作成し、空調運転有り時の部屋干し乾燥時間と空調運転無し時の部屋干し乾燥時間とを前記表示部へ表示することを特徴とする、請求項1の空調機システム。











































JP2012070334A 2012-03-26 2012-03-26 空調機システム Pending JP2013200110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012070334A JP2013200110A (ja) 2012-03-26 2012-03-26 空調機システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012070334A JP2013200110A (ja) 2012-03-26 2012-03-26 空調機システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013200110A true JP2013200110A (ja) 2013-10-03

Family

ID=49520476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012070334A Pending JP2013200110A (ja) 2012-03-26 2012-03-26 空調機システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013200110A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104267626A (zh) * 2014-09-19 2015-01-07 珠海格力电器股份有限公司 一种家用电器控制方法及系统
WO2017221404A1 (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 三菱電機株式会社 洗濯物乾燥支援装置、洗濯物乾燥支援方法および洗濯物乾燥支援プログラム
CN108870640A (zh) * 2018-07-04 2018-11-23 珠海格力电器股份有限公司 一种空调数据查询装置、方法及空调
DE102017211716A1 (de) * 2017-07-10 2019-01-10 BSH Hausgeräte GmbH Verfahren zur Behandlung von Wäsche in einem Waschtrockner oder einem System aus Waschmaschine und Trockner sowie hierzu geeignete Haushaltsgeräte
JP2019071972A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 東芝ライフスタイル株式会社 衣類処理装置
CN112941802A (zh) * 2019-12-11 2021-06-11 合肥海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机的控制方法及洗衣机

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104267626A (zh) * 2014-09-19 2015-01-07 珠海格力电器股份有限公司 一种家用电器控制方法及系统
WO2017221404A1 (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 三菱電機株式会社 洗濯物乾燥支援装置、洗濯物乾燥支援方法および洗濯物乾燥支援プログラム
JPWO2017221404A1 (ja) * 2016-06-24 2018-06-21 三菱電機株式会社 洗濯物乾燥支援装置、洗濯物乾燥支援方法および洗濯物乾燥支援プログラム
DE102017211716A1 (de) * 2017-07-10 2019-01-10 BSH Hausgeräte GmbH Verfahren zur Behandlung von Wäsche in einem Waschtrockner oder einem System aus Waschmaschine und Trockner sowie hierzu geeignete Haushaltsgeräte
JP2019071972A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 東芝ライフスタイル株式会社 衣類処理装置
CN108870640A (zh) * 2018-07-04 2018-11-23 珠海格力电器股份有限公司 一种空调数据查询装置、方法及空调
CN112941802A (zh) * 2019-12-11 2021-06-11 合肥海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机的控制方法及洗衣机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013200110A (ja) 空調機システム
US11385664B2 (en) Methods and apparatus for achieving energy consumption goals through model-based simulations
CN110469944B (zh) 空调自清洁的方法及装置、空调
CN110469943B (zh) 空调自清洁的方法及装置、空调
CN112789452B (zh) 空调机、数据发送方法以及空调系统
EP3346645A1 (en) Environmental control method and apparatus
JP6504956B2 (ja) 冷暖房機器選定支援システム
CN104132424A (zh) 空调器的控制方法和遥控器
WO2014010195A1 (ja) 空調管理装置、空調管理システム
JPWO2017203603A1 (ja) 空調制御装置、空気調和機、及び空調システム
JP2013044498A (ja) 省エネ換気扇
CN113124551A (zh) 用于联动空气调节设备的方法、系统、可读存储介质及服务器
CN109612007A (zh) 一种基于app的空调动态连续控制的方法
CN109167711B (zh) 一种家电的控制方法、装置、存储介质及服务器
CN113339965A (zh) 用于空调控制的方法、装置和空调
KR20220023226A (ko) 제어 장치, 공기 조화 장치 및 제어 방법
CN113819620A (zh) 用于控制空调的方法及装置、空调、存储介质
JP2015198921A (ja) 日時抽出装置、日時抽出方法、および制御プログラム
JP6739044B2 (ja) 情報提供システム、情報提供方法及び制御プログラム
JP2006296993A (ja) 洗濯乾燥システム
JP2020133963A (ja) 空気調和機の最適オン/オフ時刻算出処理を実行するサーバ、および最適オン/オフ時刻算出処理システム
JP6512086B2 (ja) 機器制御システム、及び、機器制御方法
EP3919828A1 (en) Server device, adapter, and air conditioning system
CN108419439A (zh) 家用设备学习方法、及服务器
JP2023107929A (ja) 空気調和機