JP2013200063A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄な動力消費の抑制と、作動音が耳障りになることの抑制を図る。
【解決手段】冷媒を圧縮して冷凍サイクルを循環させる圧縮機と、冷凍サイクルに設けられた蒸発器の温度またはその温度と相関のある物理量である冷却度合に応じて、圧縮機の回転数(吐出量)を制御する通常制御手段(S16)と、冷凍サイクルの高圧側の冷媒圧力を目標圧力にするよう、圧縮機回転数をフィードバック制御する高圧制御手段(S15)と、を備え、圧縮機の起動時には、冷房要求負荷が所定値未満であることを条件として、高圧制御手段により圧縮機回転数を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷媒を圧縮する圧縮機を備えた冷凍サイクル装置に関する。
冷媒を圧縮して冷凍サイクルを循環させる圧縮機として、電動モータで駆動させる圧縮機がある(特許文献1、2参照)。この種の電動圧縮機は、その回転数を、冷凍サイクルの熱負荷に基づき制御するのが一般的である。例えば、冷凍サイクルに設けられた蒸発器の温度を熱負荷の指標として検出し、その蒸発器温度が低下して目標温度に達するまでは、圧縮機を最大回転数で駆動させ、目標温度に達した時点で回転数を低下させる。
特開2010−126136号公報 特開2011−126409号公報
さて、上述した回転数制御によれば、圧縮機を起動させた直後では、蒸発器温度が高温であるため、高回転数で制御(高回転制御)される。そして、蒸発器温度が目標温度にまで低下した時点で、回転数を低下させるよう制御(低回転制御)することになる。
しかしながら、外気温度が目標空調温度に近い場合等、熱負荷が小さい場合にまで高回転制御を実施することは、蒸発器温度の変化が小さくなった定常時の回転数(図4(a)中の一点鎖線参照)に対して、起動直後における回転数が大きくオーバーシュートすることになる(図4(a)中の点線参照)。よって、従来の回転数制御では、熱負荷が小さい場合には無駄に動力を消費していると言える。しかも、起動時には圧縮機の作動音がユーザに聞こえやすい状況であるため、起動時に高回転制御を実施すると、作動音が耳障りになることが懸念される。
なお、上記課題は、電動圧縮機に限られるものではなく、内燃機関の出力軸で駆動させる圧縮機の場合であっても、吐出容量を可変させる機能を有した圧縮機であれば同様に生じる。つまり、可変容量型圧縮機の起動時において、高回転制御を実施することで内燃機関の動力を無駄に消費し、作動音が耳障りになるとの課題が生じる。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、無駄な動力消費の抑制と、作動音が耳障りになることの抑制を図った冷凍サイクル装置を提供することにある。
上記目的を達成する発明は以下の点を特徴とする。すなわち、冷媒を圧縮して冷凍サイクルを循環させる圧縮機と、前記冷凍サイクルに設けられた蒸発器の温度、またはその温度と相関のある物理量である冷却度合に応じて、前記圧縮機の吐出量を制御する通常制御手段と、前記冷凍サイクルの高圧側の冷媒圧力を目標圧力にするよう、前記吐出量をフィードバック制御する高圧制御手段と、を備え、前記圧縮機の起動時には、冷房要求負荷が所定値未満であることを条件として、前記高圧制御手段により前記吐出量を制御することを特徴とする。
この発明では要するに、冷房要求負荷が所定値未満である場合には、高圧側の冷媒圧力(高圧側圧力)を目標圧力にするように吐出量をフィードバック制御する。そのため、通常制御手段による制御時の吐出量であって、蒸発器の温度が十分に低下した以降の吐出量(定常時の吐出量)に対し、起動時の吐出量が大きくオーバーシュートすることを回避できる。
例えば、先述した電動圧縮機の場合においては、高圧側圧力に応じて起動時の回転数をフィードバック制御するので、定常時の回転数に対して起動時の回転数がオーバーシュートすることを抑制できる。また、可変容量型圧縮機の場合においては、高圧側圧力に応じて起動時の吐出容量をフィードバック制御するので、定常時の吐出容量に対して起動時の吐出容量がオーバーシュートすることを抑制できる。
したがって、上記発明によれば、起動時のオーバーシュートを抑制でき、無駄な動力消費を抑制できる。しかも、起動時に懸念される圧縮機の作動音を低減でき、作動音がユーザの耳障りになることを抑制できる。
なお、上記発明に反して、冷房要求負荷が所定値以上である場合にまで高圧側圧力に応じたフィードバック制御を実施すると、蒸発器温度を迅速に低下させることが妨げられる。よって、起動直後に迅速な冷房が要求される場合に、その要求が妨げられる。これに対し上記発明では、高圧側圧力に応じたフィードバック制御を、冷房要求負荷が所定値未満である場合に実施するので、起動直後に迅速な冷房が要求される場合にはその要求を妨げることは回避される。
本発明の一実施形態にかかる冷凍サイクル装置の構成図。 図1に示す圧縮機の回転数制御の手順を示すフローチャート。 図2の制御を実施した場合の一態様を示すタイムチャート。 本発明による効果を説明する図であって、(a)は圧縮機回転数、(b)は消費動力、(c)は吹出空気温度の変化を示す図。 図1に示す冷凍サイクルの作動線図。 高圧制御を実施した場合の中間圧の変化を説明する図。 本発明の各種変形例を示す図。
以下、本発明にかかる冷凍サイクル装置を車両に搭載した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態にかかる蒸気圧縮式の冷凍サイクル10は、圧縮機11、凝縮器12、膨張弁13、分岐部14、エジェクタ15及び第1蒸発器16が冷媒配管によって環状に接続される。また、分岐部14の下流側には、キャピラリ17及び第2蒸発器18が冷媒配管によって接続される。
圧縮機11は、第1蒸発器16から流出される冷媒を吸入し、高温高圧に圧縮して凝縮器12側へ吐出する流体機械であり、電動モータ11aにより駆動される。電動モータ11aの駆動は電子制御装置(ECU20)により制御される。つまり、ECU20は、圧縮機11の出力軸が所定時間あたりに回転する回数(圧縮機回転数)を制御し、ひいては、圧縮機11から所定時間あたりに吐出される冷媒の量(吐出量)を制御していると言える。
凝縮器12は、図示しない電動ファンにより強制的に送風される車室外空気との熱交換により、圧縮機11から吐出された高圧冷媒を放熱させて冷却する熱交換器である。凝縮器12の冷媒流出側には、冷却された冷媒の気液を分離して、液冷媒のみを膨張弁13側に流出させるレシーバ(図示せず)が設けられている。
膨張弁13は、凝縮器12から流出する高圧冷媒を減圧する絞り手段である。本実施形態の膨張弁13は、圧縮機11の吸入側冷媒の温度と圧力とに基づいて圧縮機吸入側冷媒の過熱度を検出し、その過熱度が予め設定された所定値となるように弁開度(冷媒流量)を調整する温度式膨張弁である。膨張弁13から流出する低圧冷媒は、分岐部14により、エジェクタ15のノズル部15a側へ流れる流路と、吸引部15b側へ流れる流路とに分配される。
エジェクタ15は冷媒を減圧する減圧手段であるとともに、高速で噴出する冷媒流の吸引作用(巻き込み作用)によって冷媒の循環を行う冷媒循環手段(運動量輸送式ポンプ)でもある。エジェクタ15には、膨張弁13を通過した冷媒(中間圧冷媒)の通路面積を小さく絞って、冷媒をさらに減圧膨張させるノズル部15aと、ノズル部15aの冷媒噴出口と同一空間に配置され、後述する第2蒸発器18からの気相冷媒を吸引する吸引部15bが備えられている。
さらに、ノズル部15aおよび吸引部15bの冷媒流れ下流側部位には、ノズル部15aからの高速度の冷媒流と吸引部15bの吸引冷媒とを混合する混合部15cが設けられている。そして、混合部15cの冷媒流れ下流側に昇圧部をなすディフューザ部15dが配置されている。このディフューザ部15dは冷媒の通路面積を徐々に大きくする形状に形成されており、冷媒流れを減速して冷媒圧力を上昇させる作用、つまり、冷媒の速度エネルギを圧力エネルギに変換する作用を果たす。エジェクタ15のディフューザ部15dの出口側には、第1蒸発器16が接続され、この第1蒸発器16の出口側は圧縮機11の吸入側に接続される。
一方、分岐部14から吸引部15b側へ冷媒を導く流路には、絞り機構17が配置され、この絞り機構17よりも冷媒流れ下流側には第2蒸発器18が配置されている。絞り機構17は、第2蒸発器18への冷媒流量の調節作用をなす減圧手段であって、具体的にはオリフィスのような固定絞りで構成できる。また、電動アクチュエータにより弁開度(通路絞り開度)が調整可能になっている電気制御弁を絞り機構17として用いてもよい。
電動ブロワ19により空気を矢印の方向(図1において上から下)へ送風し、この送風空気を2つの蒸発器16、18で冷却するように構成されている。2つの蒸発器16、18で冷却された冷風を共通の冷却対象空間(図示略)に送り込み、これにより、2つの蒸発器16、18で共通の冷却対象空間を冷却するようになっている。
次に、上記構成を有する冷凍サイクル10の作動を説明する。圧縮機11を電動モータ11aにより駆動すると、圧縮機11で圧縮され吐出された高温高圧状態の冷媒は凝縮器12に流入する。凝縮器12では高温の冷媒が外気により冷却されて凝縮する。凝縮器12から流出した高圧冷媒は、図示しないレシーバ内にて気液分離され、膨張弁13で減圧される。
膨張弁13からエジェクタ15の側へ分岐した冷媒流れは、ノズル部15aで減圧されて膨張する。従って、ノズル部15aで冷媒の圧力エネルギが速度エネルギに変換され、このノズル部15aの噴出口から冷媒は高速度となって噴出する。この際の冷媒圧力低下により、第2蒸発器18通過後の冷媒(気相冷媒)が吸引部15bから吸引される。
ノズル部15aから噴出した冷媒と吸引部15bに吸引された冷媒は、ノズル部15a下流側の混合部15cで混合してディフューザ部15dに流入する。このディフューザ部15dでは通路面積の拡大により、冷媒の速度(膨張)エネルギが圧力エネルギに変換されるため、冷媒の圧力が上昇する。そして、エジェクタ15のディフューザ部15dから流出した冷媒は第1蒸発器16に流入する。そして、第1蒸発器16では、低温の低圧冷媒が送風空気から吸熱して蒸発する。この蒸発後の気相冷媒は、圧縮機11に吸入され、再び圧縮される。
一方、膨張弁13から吸引部15b側へ分岐した冷媒流れは、絞り機構17で減圧されて低圧冷媒となり、この低圧冷媒が第2蒸発器18に流入する。そして、第2蒸発器18では、低温の低圧冷媒が、第1蒸発器16通過後の送風空気から吸熱して蒸発する。この蒸発後の気相冷媒は、吸引部15bを介してエジェクタ15内に吸引される。以上のように構成される冷凍サイクル10によれば、第1および第2蒸発器16、18の両方で冷却された冷風を冷却対象空間(車室)へ吹き出して、冷却対象空間を冷房(冷却)できるようになっている。
ECU20には、吹出空気温度センサ21、外気温度センサ22、温度設定操作部23および高圧センサ24からの信号が入力され、これらの信号に基づき、電動ブロワ19の作動を制御して車室内へ吹き出される空調風の風量を制御したり、吹出口を切り替えたり、圧縮機回転数を制御して蒸発器16、18による冷却度合を制御したり、空調風の温度を制御したりする。
なお、吹出空気温度センサ21は、第1、第2蒸発器16、18で冷却された直後の冷風温度(吹出空気温度Te)を検出する。外気温度センサ22は車室外の空気温度(外気温度)を検出する。温度設定操作部23は、乗員が操作した設定温度を出力する。高圧センサ24は、冷凍サイクルのうち高圧側の冷媒圧力、つまり、圧縮機11の吐出口から13膨張弁の入口までの経路の任意箇所での冷媒圧力(以下、「高圧側圧力」と記載)を検出する。
次に、ECU20による圧縮機回転数の制御手順について、図2を用いて説明する。なお、図2の処理は、ECU20が有するマイクロコンピュータにより所定周期で繰り返し実施されるものであり、冷凍サイクルの作動中に実行する。
先ず、ステップS10において、冷房要求負荷が所定値未満である低要求負荷の状態であるか否かを判定する。例えば、車室内へ送風される空調風の風量、つまり電動ブロワ19による風量が所定値未満であれば、低要求負荷と判定する。或いは、外気温度と室内温度との偏差が所定値未満の場合や、外気温度と設定温度との偏差が所定値未満の場合に、低要求負荷と判定する。
低要求負荷でないと判定(S10:NO)された場合には、ステップS16(通常制御手段)に進み、圧縮機11に対して以下に説明する「通常制御」を実施する。すなわち、設定温度、室内温度および外気温度等に基づき、吹出空気温度Teの目標値Tetrgを設定する。そして、吹出空気温度Teが目標値Tetrgとなるよう、圧縮機回転数をファジイ制御する。なお、このファジイ制御では高圧センサ24の検出値を用いることなく制御する。つまり、高圧側圧力の検出値とは無関係に圧縮機回転数を制御する。
低要求負荷であると判定(S10:YES)された場合には、続くステップS11において、吹出空気温度Teが所定値未満であるか否かを判定する。Te<所定値と判定(S11:YES)されればステップS16にて通常制御を実施し、Te≧所定値と判定(S11:NO)されれば、後述するステップS15にて高圧制御を実施する。つまり、圧縮機11を起動した直後であれば、吹出空気温度Teが十分に低下していないので高圧制御が実施され、その後、吹出空気温度Teが十分に低下した以降では通常制御が実施される。
ステップS12では、圧縮機11の起動開始時点から所定時間が経過したか否かを判定する。経過していないと判定(S12:NO)されれば、ステップS13において、外気温度センサ22により検出された外気温度に基づき、高圧側の目標圧力(目標高圧)を設定する。例えば、符号M1に示すマップを参照して目標高圧を設定する。或いは、外気温度に基づき算出される外気飽和圧力に基づき、目標高圧を演算して設定してもよい。例えば、目標高圧=(定常運転時高圧−外気飽和圧)×K+外気飽和圧、との演算式に基づき目標高圧を演算する。なお、上記「K」は0以上1未満の定数である。また、「定常運転時高圧」とは、圧縮機11の起動開始から十分な時間が経過し、吹出空気温度Teの変化が所定未満である状態が所定時間以上継続した定常運転時における、高圧側圧力のことである。
一方、起動開始時点から所定時間が経過したと判定(S12:YES)されれば、続くステップS14において、ステップS13で設定した目標高圧を徐々に上昇させるよう、目標高圧を変化させる。そして、次のステップS15では、高圧センサ24で検出される高圧側圧力が、ステップS13、S14で設定した目標高圧に一致するよう制御(高圧制御)する。この制御では、PI、PID、PD等のフィードバック制御を実施すればよく、特に、積分動作を有するPIまたはPID制御を実施して、残留偏差の解消を図ることが望ましい。
以上により、図2の制御を実施すれば、図3に示すように、圧縮機11の起動時t1には、冷房要求負荷が所定値未満であることを条件として高圧制御が実施される。起動時t1から所定時間が経過するt2時点までの期間は、目標高圧を一定の値に固定し、t2時点以降は、目標高圧を徐々に上昇させながら高圧制御が実施される。その後、吹出空気温度Teが所定値にまで低下したt3時点で、高圧制御から通常制御に切り替わる。
図4(a)(b)(c)の各々は、圧縮機11を起動させた時の回転数変化、消費動力変化、吹出空気温度Teの変化を示す図であり、図中の実線は高圧制御を実施した場合、点線は通常制御を実施した場合を示す。また、図4(a)中の一点鎖線は、吹出空気温度Teの変化の傾きが所定未満となり安定した状態の時の圧縮機回転数(定常運転時回転数)を示す。図4(a)の例では、通常制御の場合にはt8時点で定常運転時回転数となり、高圧制御の場合にはt9時点で定常運転時回転数となる。
図4(a)に示すように、通常制御の場合には、起動直後には圧縮機回転数を最大にするようファジイ制御されることとなる(t5〜t6参照)。その後も、定常運転時回転数で安定するt8時点までの期間、圧縮機回転数は定常運転時高圧を大きくオーバーシュートする。これに対し高圧制御の場合には、定常運転時高圧と同じ値、或いはそれよりも低い値に目標高圧を設定してフィードバック制御する。そのため、起動開始から定常運転時回転数で安定するt9時点までの期間、定常運転時回転数に対するオーバーシュートは殆ど生じない。したがって、高圧制御を実施すれば通常制御の場合に比べて消費動力を低減できる(図4(b)参照)。
但し、高圧制御を実施すると、通常制御の場合に比べて吹出空気温度Teの低下速度が遅くなる(図4(c)参照)。この点を鑑みた本実施形態では、低要求負荷であることを条件として高圧制御を実施するので、起動直後に迅速な冷房が要求される場合に、その要求が高圧制御の実施により妨げられることを回避できる。
圧縮機の起動時は、車両が停車または低速走行している状況であることが多く、この場合には車両の騒音が低レベルであるため、圧縮機11の作動音がユーザにとって耳障りになりやすい。この問題に対し、本実施形態によれば、起動時の圧縮機回転数が抑制されるので、起動時に懸念される圧縮機11の作動音を低減でき、作動音がユーザの耳障りになることを抑制できる。
さらに本実施形態によれば、以下に列挙する効果が発揮される。
・先述した定常運転時高圧は、その時の冷房要求負荷に応じて異なる値となる。そして、目標高圧を定常運転時高圧以下にすることが、定常運転時回転数に対するオーバーシュートを抑制する上で望ましい。この点を鑑みた本実施形態では、圧縮機の起動時または起動直前の外気温度に基づき目標高圧を設定する。そのため、前記オーバーシュートの抑制を十分に図りつつ、吹出空気温度Teの低下速度が必要以上に遅くなることを回避できるような値に、目標高圧を設定することを容易に実現できる。
・圧縮機を起動させた後、吹出空気温度Teが所定温度にまで低下すれば、先述した定常運転になったとみなすことができるので、通常制御を実施してもオーバーシュートするおそれが少ない。この点を鑑みた本実施形態では、圧縮機を起動させた後、吹出空気温度Teが所定温度にまで低下した時点で、高圧制御手段による制御から通常制御手段による制御に切り替える。そのため、必要以上に高圧制御を継続させることを回避して、通常制御(ファジイ制御)による高精度な回転数制御に切り替えることができる。
・本実施形態に反し、図7(b)に示すように目標高圧を一定値に固定すると、目標高圧が最適値よりも低い値になっている場合には、高圧制御期間において、時間が経過してもオフセット偏差が解消されず、吹出空気温度Teが所望の値にまで低下しないことが懸念される。この点を鑑みた本実施形態では、高圧制御を実施する期間の少なくとも一部に、目標圧力を徐々に上昇させる期間を設ける。図3の例では、t2時点以降に目標高圧を徐々に上昇させる。そのため、時間が経過すれば、吹出空気温度Teが所望の値にまで低下することを確実にでき、前記懸念を解消できる。
・起動時には圧縮機11の作動音がユーザにとって耳障りになりやすいことは先述した通りである。そして、図7(c)に示すように起動開始時点から目標高圧を上昇させていくと、耳障りになりやすい時間帯で圧縮機11の回転数が上昇し、圧縮機11の作動音がユーザに認識されるおそれがある。この点を鑑みた本実施形態では、圧縮機11の起動を開始してから所定時間が経過するまでは、目標高圧を一定の値に維持させる。そのため、耳障りになりやすい時間帯で圧縮機11の回転数が上昇することを抑制でき、作動音がユーザに認識されるおそれを低減できる。
・本実施形態では、エジェクタ15を備えた冷凍サイクルに本発明を適用させるので、膨張弁13を通過した冷媒(中間圧冷媒)の圧力(中間圧)を最適な値に制御できる、と言った効果も発揮される。以下、この効果について詳細に説明する。
図5に示すように、冷媒のエンタルピおよび圧力は、圧縮機11での圧縮により増大し(点A→点B)、その後、凝縮器12での放熱で減少する(点B→点C)。その後、膨張弁13での減圧により、等エンタルピの状態で圧力が減少する(点C→点D、F)。その後、分岐部14からノズル部15a側へ流れた冷媒は、ノズル部15aにより速度エネルギから圧力エネルギへ変換されるので、符号Gnに示す如く圧力が低下するとともに、符号ΔHに示す如くエンタルピが低下する(点D→点E)。一方、分岐部14から吸引部15b側へ流れた冷媒は、絞り機構17での減圧により、等エンタルピの状態で圧力が減少する(点F→点G)。
ここで、点A〜点Cでの圧力を高圧、点Dでの圧力を中間圧、点E〜点Aでの圧力を低圧と呼ぶ。そして、ノズル部15aにより速度エネルギから圧力エネルギへ変換された量、つまりノズル部15aでの膨張エネルギは、先述した圧力低下量Gnにエンタルピ低下量ΔHを乗算した値となる。この膨張エネルギを大きく取得できれば、エジェクタ効率を向上でき、冷凍サイクル10のサイクル効率を向上できると言える。
図6に示すように、前記膨張エネルギは、中間圧が所定値(最適値Pa)となっている時に最大となる。また、中間圧と高圧と相関性が高く、中間圧が最適値Pa近傍となるように、圧縮機回転数を制御して高圧を制御することが望ましい。そして、起動時に通常制御を実施すると、高圧上昇に伴い中間圧は符号P3まで上昇する。その後、回転数低下に伴い中間圧は符号P1まで低下する。つまり、符号W1の範囲で中間圧が変化する。これに対し、起動時に高圧制御を実施すると、高圧上昇が抑制されるので中間圧は符号P2までしか上昇せず、その後、回転数低下に伴い中間圧は符号P1まで低下する。つまり、符号W2の範囲で中間圧が変化する。
以上により、高圧制御を実施する本実施形態によれば、中間圧が、膨張エネルギを最大にする最適値Paから大きく外れて変化することを抑制できる。よって、起動時における膨張エネルギ低下を抑制できるので、エジェクタ効率を向上でき、冷凍サイクル10のサイクル効率を向上できる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・上記実施形態では、図7(a)に示す如く目標高圧を変化させているが、図7(b)に示すように目標高圧を一定の値に固定させてもよい。また、図7(b)に示すように起動開始時点から目標高圧を上昇させてもよい。また、図7(d)に示すように、外気温度等の環境パラメータを逐次取得し、その取得値に応じて目標高圧を逐次変化させるようにしてもよい。
・上記実施形態では、外気温度に応じて目標高圧を設定しているが、外気温度に基づき定常運転時高圧または定常運転時回転数を予測し、その予測値に応じて目標高圧を設定するようにしてもよい。
・本発明にかかる圧縮機は、図1に示す電動式の圧縮機11に限定されるものではなく、可変容量型であればエンジン駆動式の圧縮機であってもよい。例えば、車両走行用エンジンにより圧縮機を回転駆動させるエンジン駆動式であって、斜板室の圧力の調整により吐出容量を100%から0%付近まで連続的に変化させることができる斜板式可変容量型の圧縮機が挙げられる。そして、電動式の圧縮機11の場合には回転数を制御しているのに対し、可変容量型の圧縮機の場合には、斜板角度を制御して吐出量を制御すればよい。
・上記実施形態では、吹出空気温度Teが所定値にまで低下したタイミングで、高圧制御から通常制御に切り替えているが、蒸発器16、18の温度を直接検出し、その検出値が所定値にまで低下したタイミングで通常制御に切り替えるようにしてもよい。或いは、冷凍サイクル10の低圧側の圧力(低圧)が所定値にまで上昇したタイミングで通常制御に切り替えるようにしてもよい。
10…冷凍サイクル、11…圧縮機、16、18…蒸発器、S15…高圧制御手段、S16…通常制御手段

Claims (6)

  1. 冷媒を圧縮して冷凍サイクル(10)を循環させる圧縮機(11)と、
    前記冷凍サイクルに設けられた蒸発器(16、18)の温度、またはその温度と相関のある物理量である冷却度合に応じて、前記圧縮機の吐出量を制御する通常制御手段(S16)と、
    前記冷凍サイクルの高圧側の冷媒圧力を目標圧力にするよう、前記吐出量をフィードバック制御する高圧制御手段(S15)と、
    を備え、
    前記圧縮機の起動時には、冷房要求負荷が所定値未満であることを条件として、前記高圧制御手段により前記吐出量を制御することを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 前記圧縮機の起動時または起動直前の外気温度に基づき、前記目標圧力を設定することを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記圧縮機を起動させた後、前記蒸発器の温度が所定温度にまで低下して前記冷却度合が閾値に達した時点で、前記高圧制御手段による制御から前記通常制御手段による制御に切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記冷凍サイクルは、
    前記圧縮機から吐出した高圧冷媒の熱を放熱する凝縮器(12)と、
    低圧冷媒を蒸発させる蒸発器(18)と、
    前記凝縮器にて放熱した高圧冷媒を減圧膨張させるノズル部(15a)を有し、前記ノズルから噴射する高速の冷媒流により前記蒸発器にて蒸発した気相冷媒を吸引するとともに、冷媒の膨張エネルギを圧力エネルギに変換して前記圧縮機の吸入圧を上昇させるエジェクタ(15)と、
    を備えるエジェクタ式冷凍サイクルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記高圧制御手段による制御を実施する期間の少なくとも一部に、前記目標圧力を徐々に上昇させる期間を設けることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記圧縮機の起動を開始してから所定時間が経過するまでは、前記目標圧力を一定の値に維持させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
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