JP2013199846A - 内接歯車ポンプ - Google Patents
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Abstract
静音性を向上することができる内接歯車ポンプを提供すること。
【解決手段】
外歯を有し駆動軸(シャフト30)により回転駆動されるインナロータ2aと、ハウジング4(第1ハウジング4a)に形成されたポンプ収容孔400内に遊嵌状態で設置され、内歯を有しインナロータ2aに噛合するアウタロータ2bと、を備え、インナロータ2aの歯面の歯先側の周方向所定範囲(歯先21)は、インナロータ2aの軸方向中央から軸方向端面に向かうにつれて徐々にインナロータ2aの軸(軸心O)からの距離が短くなる曲面状に設けられている。
【選択図】 図5
Description
実施例1のポンプ1は、電動モータにより駆動される電動オイルポンプであり、車両の油圧機器に適用される。具体的には、ポンプ1は、車両(自動車)に搭載される自動変速機(CVT)用の補助電動ポンプであり、自動変速機(CVT)の冷却用のオイル(CVTF)を吸入・吐出する。図1は、トランスミッションケース100に設置されたポンプ1を、その軸心を通る平面で切った断面図である。ポンプ1へ吸入され、ポンプ1から吐出されるオイルの流れを矢印で示す。説明のため、ポンプ1の軸心(シャフト30)が延びる方向にx軸を設け、モータ部3に対しポンプ部2の側を正方向とする。
次に、ポンプ1の作用を説明する。図5及び図6は、(a)アウタロータ2bの中に収容されたインナロータ2aの側面図と、(b)その部分拡大図である。図5は実施例1のポンプ部2を示し、図6は従来の内接歯車ポンプを示す。図6に示すように、従来の内接歯車ポンプでは、インナロータ及びアウタロータの歯先は、加工上の誤差を除き、各ロータの端面に対して略垂直の形状となっている。この構造では、インナロータの軸心OがサイドクリアランスSC(インナロータの端面とサイドプレートとの間の隙間)の許容範囲内で傾斜した際(O→O*)、両ロータの歯間最小距離(チップクリアランスCL)がインナロータの軸方向で変化し、両ロータの歯同士が干渉する。具体的には、図6の丸印で囲んだ部分に示すように、インナロータの軸方向でチップクリアランスCLが最小となる部位において、インナロータの歯先がアウタロータ2bの歯面に干渉する。このため、両歯の衝突による異音(歯打ち音)が増大し、ポンプの静音性が低下するおそれがある。また、コンタミが増大してポンプの耐久性が低下する等のおそれがある。なお、上記「歯間最小距離」とは、図2のように両ロータを軸方向から見たときに、両ロータの歯面間の距離が最小となる部位(ポンプ室を画成する接触部)の隙間の大きさを意味する。
以下、実施例1のポンプ部2ないしポンプ1が奏する効果を列挙する。
(1)外歯を有し駆動軸(シャフト30)により回転駆動されるインナロータ2aと、ハウジング(第1ハウジング4a)に形成されたポンプ収容孔400内に遊嵌状態で設置され、内歯を有しインナロータ2aに噛合するアウタロータ2bと、を備え、インナロータ2aの歯面の歯先側の周方向所定範囲(歯先21)は、インナロータ2aの軸方向中央から軸方向端面に向かうにつれて徐々にインナロータ2aの軸(軸心O)からの距離が短くなる曲面状に設けられている。
よって、歯打ち音を抑制して静音性を向上することができる。
よって、上記効果をより確実に得ることができる。
よって、ポンプ効率の低下を抑制することができる。
よって、ポンプ効率の過度の低下を抑制しつつ、吐出脈動を抑制することができる。
よって、ポンプ1の静音性を効果的に高めることができる。
よって、車両の静音性を高めることができる。
以上、本発明を実現するための形態を、実施例に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。例えば、実施例では、軸直方向から見て、インナロータの歯先を外径側(軸心Oから離れる側)に凸の曲面状としたが、これに代えて、又はこれと共に、アウタロータの歯先を内径側(軸心に近づく側)に凸の曲面状としてもよい。実施例では外歯歯車であるインナロータの歯先形状を変更することとしたため、加工が比較的容易である。
2 ポンプ部
2a インナロータ
21 歯先
2b アウタロータ
3 モータ部(電動モータ)
30 シャフト(駆動軸)
4 ハウジング
4a 第1ハウジング
400 ポンプ収容孔
Claims (6)
- 外歯を有し駆動軸により回転駆動されるインナロータと、
ハウジングに形成されたポンプ収容孔内に遊嵌状態で設置され、内歯を有し前記インナロータに噛合するアウタロータと、を備え、
前記インナロータの歯面の歯先側の周方向所定範囲は、前記インナロータの軸方向中央から軸方向端面に向かうにつれて徐々に前記インナロータの軸からの距離が短くなる曲面状に設けられている
ことを特徴とする内接歯車ポンプ。 - 請求項1に記載の内接歯車ポンプにおいて、
前記アウタロータの軸に対する前記インナロータの軸の傾斜に関わらず前記両ロータの歯間最小距離の最小値が一定となるように、前記曲面状に設けられた前記インナロータの歯面の軸方向における曲率が設定されていることを特徴とする内接歯車ポンプ。 - 請求項1または2に記載の内接歯車ポンプにおいて、
前記インナロータの前記曲面状に設けられた部位以外の歯面は、前記インナロータの軸に平行であることを特徴とする内接歯車ポンプ。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の内接歯車ポンプにおいて、
前記周方向所定範囲は、前記インナロータの歯先頂点から、吐出領域の終端側と吸入領域の始端側との間に位置する前記両ロータの接触点までの範囲であることを特徴とする内接歯車ポンプ。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の内接歯車ポンプにおいて、
前記インナロータは、電動モータにより回転駆動されることを特徴とする内接歯車ポンプ。 - 請求項5に記載の内接歯車ポンプにおいて、
車両に搭載される油圧機器用のオイルを吸入・吐出することを特徴とする内接歯車ポンプ。
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CN114344702A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-04-15 | 苏州心擎医疗技术有限公司 | 导管泵及泵体 |
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- 2012-03-23 JP JP2012067479A patent/JP5824391B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN114344702A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-04-15 | 苏州心擎医疗技术有限公司 | 导管泵及泵体 |
CN114344702B (zh) * | 2021-11-29 | 2022-12-06 | 苏州心擎医疗技术有限公司 | 导管泵及泵体 |
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JP5824391B2 (ja) | 2015-11-25 |
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