JP2013199599A - 射出成形用液晶ポリエステル組成物の製造方法 - Google Patents

射出成形用液晶ポリエステル組成物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液晶ポリエステルと平均粒子径10μm以上50μm以下の充填材を含む射出成形用液晶ポリエステル組成物を押出機で製造する際に、異物や未溶融物の混入を抑制する。
【解決手段】押出機2を用いて、液晶ポリエステル100質量部に、平均粒子径10μm以上50μm以下の充填材1〜100質量部が含まれる液晶ポリエステル組成物を製造する。液晶ポリエステルおよび充填材を押出機2で溶融混練して溶融樹脂として押し出すときに、この溶融樹脂を目開き100μm以上500μm以下のフィルター34でろ過する。これにより、液晶ポリエステルに含まれていた異物や未溶融物と、押出機2で熱劣化した異物とを除去することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶ポリエステルと平均粒子径10μm以上50μm以下の充填材を含む射出成形用液晶ポリエステル組成物の製造方法に関するものである。
液晶ポリエステルと平均粒子径10μm以上50μm以下の充填材を含む液晶ポリエステル組成物は、高い強度、流動性を有することから、薄肉・小型の射出成形体や、繊維、フィルムに使用されている。このような液晶ポリエステル組成物としては、特許文献1に、平均粒子径40μm以下のマイカを含むものが記載されている。
一方、液晶ポリエステルを含む熱可塑性樹脂の繊維、フィルムの製造方法については、繊維を紡糸する際の糸切れ防止、フィルムへの異物混入防止の目的で、溶融した樹脂をフィルターでろ過(濾過)することが知られている。例えば、特許文献2には、液晶ポリエステルを紡糸する際にフィルターを通過させて製造する方法が記載されている。また、特許文献3には、熱可塑性樹脂のフィルムを製造する際に、フィルターでろ過する方法が記載されている。なお、特許文献3には、目開き1〜50μmのフィルターを用いることが記載されているとともに、充填材の1次粒子径は20nm以下、充填材の2次粒子径は0.1〜3.0μmが好ましいと記載されている。
特開2010−168574号公報 特開平3−227407号公報 特開2008−18687号公報(〔請求項3〕、段落〔0140〕〔0141〕の欄)
しかしながら、特許文献1に記載の充填材を含む液晶ポリエステル組成物を、押出機を用いて製造する場合、液晶ポリエステルの溶融粘度が低いことと、充填材のサイズが小さいことから、十分に溶融混練できず未溶融物が発生したり、異物が混入することにより、液晶ポリエステル組成物を射出成形する際にゲートを閉塞させたり、射出成形品表面に黒点や白点の異物を生じさせる問題があった。
また、特許文献2、3には、異物の対策としてフィルターでろ過することが記載されているが、紡糸の方法、フィルムの製造方法であり、射出成形用樹脂組成物の製造方法ではない。さらに、糸、フィルムの樹脂組成物、液晶ポリエステル組成物には、充填材を用いないか、充填材を用いた場合でも、糸、フィルムの性能を損ねないために平均粒子径10μm未満の微細なものを用いることが知られている。一方、射出成形用液晶ポリエステル組成物として、平均粒子径10μm以上、50μm未満の充填材を用いるものがあるが、これらの組成物を、目開き1〜50μmのフィルターを用いて製造した場合、フィルターを閉塞させる問題がある。
そこで、本発明は、このような事情に鑑み、液晶ポリエステルと平均粒子径10μm以上50μm以下の充填材とを含む液晶ポリエステル組成物を押出機で製造する際に、この液晶ポリエステル組成物への異物や未溶融物の混入を抑制することが可能な射出成形用液晶ポリエステル組成物の製造方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明者は、鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の「射出成形用液晶ポリエステル組成物の製造方法」の発明は、押出機を用いて、液晶ポリエステル100質量部に、平均粒子径10μm以上50μm以下の充填材1〜100質量部が含まれる液晶ポリエステル組成物を製造する方法であって、前記液晶ポリエステルおよび前記充填材を前記押出機で溶融混練して溶融樹脂として押し出すときに、この溶融樹脂を目開き100μm以上500μm以下のフィルターでろ過することを特徴としている。
本発明によれば、液晶ポリエステルおよび平均粒子径10μm以上50μm以下の充填材を押出機で溶融混練して溶融樹脂として押し出すときに、この溶融樹脂を目開き100μm以上500μm以下のフィルターでろ過するので、液晶ポリエステルに含まれていた異物や未溶融物と、押出機で熱劣化した異物とを除去することができる。その結果、液晶ポリエステルと平均粒子径10μm以上50μm以下の充填材とを含む液晶ポリエステル組成物を押出機で製造する際に、この液晶ポリエステル組成物への異物や未溶融物の混入を抑制することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る押出機を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1には、本発明の実施の形態1を示す。
<押出機の構成>
この実施の形態1に係る押出機2は、図1に示すように、押出機本体21を有しており、押出機本体21は、ギヤボックスおよびモーター等からなる駆動部24と、この駆動部24の前方(図1左方)に一直線上に直列に連結された12個のバレル25とを備えている。これらのバレル25の内部には、スクリュー28が駆動部24によって回転自在に設置されている。
そして、第1番目のバレル25Aの上面には、液晶ポリエステルなどの主原料を供給するための供給口26が装着されており、第6番目のバレル25Bの上面には、開放ベント22が取り付けられている。また、第7番目のバレル25Cの側面には、充填材や添加剤などの副原料を供給するための供給口27が装着されており、第11番目のバレル25Dの上面には、真空ベント23が取り付けられている。
さらに、第12番目のバレル25Eの前方(図1左方)には、ダイ30が取り付けられており、ダイ30は、第12番目のバレル25Eの前方に順に連結された2つのダイヘッド31A、31Bと、これらのダイヘッド31A、31Bの前方に連結されたダイノズル32とから構成されている。ダイヘッド31Aとダイヘッド31Bとの中間には、ブレーカープレート33が設置されており、ブレーカープレート33には、目開き100μm以上500μm以下のフィルター(ろ過装置)34が取り付けられている。このフィルター34のろ材としては、スクリーンメッシュや焼結繊維を使用した金属製のものが好適である。スクリーンメッシュは通常、破れと目詰まり防止のために、複数枚のスクリーンメッシュを重ねて使用する方が好ましい。この場合、最も目開きの小さいスクリーンメッシュが100μm以上500μm以下であり、その他のスクリーンメッシュは100μmより大きければよく、500μmを超えていてもよい。
<液晶ポリエステル組成物>
本発明の液晶ポリエステル組成物は、液晶ポリエステル100質量部に、平均粒子径10μm以上50μm以下の充填材1〜100質量部が含まれる組成物である。
液晶ポリエステルは、溶融状態で液晶性を示すポリエステルであり、450℃以下の温度で溶融するものであることが好ましい。なお、液晶ポリエステルは、液晶ポリエステルアミドであってもよいし、液晶ポリエステルエーテルであってもよいし、液晶ポリエステルカーボネートであってもよいし、液晶ポリエステルイミドであってもよい。液晶ポリエステルは、原料モノマーとして芳香族化合物のみを用いてなる全芳香族液晶ポリエステルであることが好ましい。
液晶ポリエステルの典型的な例としては、芳香族ヒドロキシカルボン酸と芳香族ジカルボン酸と芳香族ジオール、芳香族ヒドロキシアミンおよび芳香族ジアミンからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物とを重合(重縮合)させてなるもの、複数種の芳香族ヒドロキシカルボン酸を重合させてなるもの、芳香族ジカルボン酸と芳香族ジオール、芳香族ヒドロキシアミンおよび芳香族ジアミンからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物とを重合させてなるもの、およびポリエチレンテレフタレート等のポリエステルと芳香族ヒドロキシカルボン酸とを重合させてなるものが挙げられる。ここで、芳香族ヒドロキシカルボン酸、芳香族ジカルボン酸、芳香族ジオール、芳香族ヒドロキシアミンおよび芳香族ジアミンは、それぞれ独立に、その一部または全部に代えて、その重合可能な誘導体が用いられてもよい。
芳香族ヒドロキシカルボン酸および芳香族ジカルボン酸のようなカルボキシル基を有する化合物の重合可能な誘導体の例としては、カルボキシル基をアルコキシカルボニル基またはアリールオキシカルボニル基に変換してなるもの(エステル)、カルボキシル基をハロホルミル基に変換してなるもの(酸ハロゲン化物)、およびカルボキシル基をアシルオキシカルボニル基に変換してなるもの(酸無水物)が挙げられる。芳香族ヒドロキシカルボン酸、芳香族ジオールおよび芳香族ヒドロキシアミンのようなヒドロキシル基を有する化合物の重合可能な誘導体の例としては、ヒドロキシル基をアシル化してアシルオキシル基に変換してなるもの(アシル化物)が挙げられる。芳香族ヒドロキシアミンおよび芳香族ジアミンのようなアミノ基を有する化合物の重合可能な誘導体の例としては、アミノ基をアシル化してアシルアミノ基に変換してなるもの(アシル化物)が挙げられる。
液晶ポリエステルは、下記式(1)で表される繰返し単位(以下、「繰返し単位(1)」ということがある。)を有することが好ましく、繰返し単位(1)と、下記式(2)で表される繰返し単位(以下、「繰返し単位(2)」ということがある。)と、下記式(3)で表される繰返し単位(以下、「繰返し単位(3)」ということがある。)とを有することがより好ましい。
(1)−O−Ar1 −CO−
(2)−CO−Ar2 −CO−
(3)−X−Ar3 −Y−
(Ar1 は、フェニレン基、ナフチレン基またはビフェニリレン基を表す。Ar2 およびAr3 は、それぞれ独立に、フェニレン基、ナフチレン基、ビフェニリレン基または下記式(4)で表される基を表す。XおよびYは、それぞれ独立に、酸素原子またはイミノ基(−NH−)を表す。Ar1 、Ar2 またはAr3 で表される前記基にある水素原子は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、アルキル基またはアリール基で置換されていてもよい。)
(4)−Ar4 −Z−Ar5
(Ar4 およびAr5 は、それぞれ独立に、フェニレン基またはナフチレン基を表す。Zは、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、スルホニル基またはアルキリデン基を表す。)
前記ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子が挙げられる。前記アルキル基の例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、n−ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、n−オクチル基およびn−デシル基が挙げられ、その炭素数は、通常1〜10である。前記アリール基の例としては、フェニル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル基、1−ナフチル基および2−ナフチル基が挙げられ、その炭素数は、通常6〜20である。前記水素原子がこれらの基で置換されている場合、その数は、Ar1 、Ar2 またはAr3 で表される前記基毎に、それぞれ独立に、通常2個以下であり、好ましくは1個以下である。
前記アルキリデン基の例としては、メチレン基、エチリデン基、イソプロピリデン基、n−ブチリデン基および2−エチルヘキシリデン基が挙げられ、その炭素数は通常1〜10である。
繰返し単位(1)は、所定の芳香族ヒドロキシカルボン酸に由来する繰返し単位である。繰返し単位(1)としては、Ar1 がp−フェニレン基であるもの(p−ヒドロキシ安息香酸に由来する繰返し単位)、およびAr1 が2,6−ナフチレン基であるもの(6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸に由来する繰返し単位)が好ましい。
繰返し単位(2)は、所定の芳香族ジカルボン酸に由来する繰返し単位である。繰返し単位(2)としては、Ar2 がp−フェニレン基であるもの(テレフタル酸に由来する繰返し単位)、Ar2 がm−フェニレン基であるもの(イソフタル酸に由来する繰返し単位)、Ar2 が2,6−ナフチレン基であるもの(2,6−ナフタレンジカルボン酸に由来する繰返し単位)、およびAr2 がジフェニルエ−テル−4,4’−ジイル基であるもの(ジフェニルエ−テル−4,4’−ジカルボン酸に由来する繰返し単位)が好ましい。
繰返し単位(3)は、所定の芳香族ジオール、芳香族ヒドロキシルアミンまたは芳香族ジアミンに由来する繰返し単位である。繰返し単位(3)としては、Ar3 がp−フェニレン基であるもの(ヒドロキノン、p−アミノフェノールまたはp−フェニレンジアミンに由来する繰返し単位)、およびAr3 が4,4’−ビフェニリレン基であるもの(4,4’−ジヒドロキシビフェニル、4−アミノ−4’−ヒドロキシビフェニルまたは4,4’−ジアミノビフェニルに由来する繰返し単位)が好ましい。
繰返し単位(1)の含有量は、全繰返し単位の合計量(液晶ポリエステルを構成する各繰返し単位の質量をその各繰返し単位の式量で割ることにより、各繰返し単位の物質量相当量(モル)を求め、それらを合計した値)に対して、通常30モル%以上、好ましくは30〜80モル%、より好ましくは40〜70モル%、さらに好ましくは45〜65モル%である。繰返し単位(2)の含有量は、全繰返し単位の合計量に対して、通常35モル%以下、好ましくは10〜35モル%、より好ましくは15〜30モル%、さらに好ましくは17.5〜27.5モル%である。繰返し単位(3)の含有量は、全繰返し単位の合計量に対して、通常35モル%以下、好ましくは10〜35モル%、より好ましくは15〜30モル%、さらに好ましくは17.5〜27.5モル%である。繰返し単位(1)の含有量が多いほど、溶融流動性や耐熱性や強度・剛性が向上しやすいが、あまり多いと、溶融温度や溶融粘度が高くなりやすく、成形に必要な温度が高くなりやすい。
繰返し単位(2)の含有量と繰返し単位(3)の含有量との割合は、[繰返し単位(2)の含有量]/[繰返し単位(3)の含有量](モル/モル)で表して、通常0.9/1〜1/0.9、好ましくは0.95/1〜1/0.95、より好ましくは0.98/1〜1/0.98である。
なお、液晶ポリエステルは、繰返し単位(1)〜(3)を、それぞれ独立に、2種以上有してもよい。また、液晶ポリエステルは、繰返し単位(1)〜(3)以外の繰返し単位を有してもよいが、その含有量は、全繰返し単位の合計量に対して、通常10モル%以下、好ましくは5モル%以下である。
液晶ポリエステルは、繰返し単位(3)として、XおよびYがそれぞれ酸素原子であるものを有すること、すなわち、所定の芳香族ジオールに由来する繰返し単位を有することが、溶融粘度が低くなりやすいので、好ましく、繰返し単位(3)として、XおよびYがそれぞれ酸素原子であるもののみを有することが、より好ましい。
液晶ポリエステルは、それを構成する繰返し単位に対応する原料モノマーを溶融重合させ、得られた重合物(以下、「プレポリマー」ということがある。)を固相重合させることにより、製造することが好ましい。これにより、耐熱性や強度・剛性が高い高分子量の液晶ポリエステルを操作性良く製造することができる。溶融重合は、触媒の存在下に行ってもよく、この触媒の例としては、酢酸マグネシウム、酢酸第一錫、テトラブチルチタネート、酢酸鉛、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、三酸化アンチモン等の金属化合物や、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、1−メチルイミダゾール等の含窒素複素環式化合物が挙げられ、含窒素複素環式化合物が好ましく用いられる。
液晶ポリエステルは、その流動開始温度が、通常270℃以上、好ましくは270〜400℃、より好ましくは280〜380℃である。流動開始温度が高いほど、耐熱性や強度・剛性が向上しやすいが、あまり高いと、溶融温度や溶融粘度が高くなりやすく、その成形に必要な温度が高くなりやすい。
なお、流動開始温度は、フロー温度または流動温度とも呼ばれ、毛細管レオメーターを用いて、9.8MPa(100kg/cm2 )の荷重下、4℃/分の速度で昇温しながら、液晶ポリエステルを溶融させ、内径1mmおよび長さ10mmのノズルから押し出すときに、4800Pa・s(48000ポアズ)の粘度を示す温度であり、液晶ポリエステルの分子量の目安となるものである(例えば、小出直之編「液晶ポリマー−合成・成形・応用−」第95〜105頁、(株)シーエムシー出版、1987年6月5日発行を参照)。
一方、充填材は、平均粒子径が10μm以上50μm以下であることが好ましい。ここでいう平均粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定装置により測定した値である。平均粒子径が50μmを超える充填材を含む液晶ポリエステル組成物は、押出機による溶融混練の際、液晶ポリエステルが十分に溶融するため、未溶融の異物を発生させにくく、本発明の目的であるフィルター34を必要としない。
充填材は、繊維状充填材であってもよいし、板状充填材であってもよいし、繊維状および板状以外で、球状その他の粒状充填材であってもよい。また、充填材は、無機充填材であってもよいし、有機充填材であってもよい。繊維状無機充填材の例としては、ガラス繊維;パン系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維等の炭素繊維;シリカ繊維、アルミナ繊維、シリカアルミナ繊維等のセラミック繊維;およびステンレス繊維等の金属繊維が挙げられる。また、チタン酸カリウムウイスカー、チタン酸バリウムウイスカー、ウォラストナイトウイスカー、ホウ酸アルミニウムウイスカー、窒化ケイ素ウイスカー、炭化ケイ素ウイスカー等のウイスカーも挙げられる。繊維状有機充填材の例としては、ポリエステル繊維およびアラミド繊維が挙げられる。板状無機充填材の例としては、タルク、マイカ、グラファイト、ウォラストナイト、ガラスフレーク、硫酸バリウムおよび炭酸カルシウムが挙げられる。マイカは、白雲母であってもよいし、金雲母であってもよいし、フッ素金雲母であってもよいし、四ケイ素雲母であってもよい。粒状無機充填材の例としては、シリカ、アルミナ、酸化チタン、ガラスビーズ、ガラスバルーン、窒化ホウ素、炭化ケイ素および炭酸カルシウムが挙げられる。充填材の含有量は、液晶ポリエステル100質量部に対して、1〜100質量部であることが好ましい。
本発明で使用する充填材は、以下に記すマイカであることが好ましい。アルカリ金属を含有するアルミノ珪酸塩であり、白雲母からなるものであり、50質量%以上が白雲母であることが好ましく、80質量%以上が白雲母であることがより好ましく、実質的に白雲母のみからなることがさらに好ましい。この白雲母の化学式は、一般にK2 O・3Al2 3 ・6SiO2 ・2H2 Oである。
また、液晶ポリエステル組成物は、添加剤、液晶ポリエステル以外の樹脂等の他の成分を1種以上含んでもよい。ただし、押出機で溶融混練する際に溶融しないものは、本発明の目的から、平均粒子径が50μm以下であることが好ましい。
添加剤の例としては、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、界面活性剤、難燃剤および着色剤が挙げられる。添加剤の含有量は、液晶ポリエステル100質量部に対して、通常0〜5質量部である。
液晶ポリエステル以外の樹脂の例としては、ポリプロピレン、ポリアミド、液晶ポリエステル以外のポリエステル、ポリスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルイミド等の液晶ポリエステル以外の熱可塑性樹脂;およびフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、シアネート樹脂等の熱硬化性樹脂が挙げられる。液晶ポリエステル以外の樹脂の含有量は、液晶ポリエステル100質量部に対して、通常0〜20質量部である。
<射出成形用液晶ポリエステル組成物の製造方法>
この液晶ポリエステル組成物を製造する際には、次の手順により、液晶ポリエステルと平均粒子径10μm以上50μm以下の充填材とを押出機2で溶融混練する。
まず、スクリュー駆動工程で、駆動部24により、2本のスクリュー28を回転させる。
この状態で、主原料供給工程に移行し、液晶ポリエステル組成物の主原料(液晶ポリエステル)を供給口26から供給する。
最後に、副原料供給工程に移行し、液晶ポリエステル組成物の副原料(平均粒子径10μm以上50μm以下の充填材、添加剤など)を供給口27から供給する。
すると、スクリュー28の回転により、液晶ポリエステルが、バレル25の内部で溶融混練されつつ前方(図2左方)へ供給され、第7番目のバレル25Cで、平均粒子径10μm以上50μm以下の充填材や添加剤などが添加されて溶融混練され、最終的に、ダイ30のブレーカープレート33を通過してダイノズル32から溶融樹脂としてペレット状に押し出される。
このとき、ブレーカープレート33には、上述したとおり、目開き100μm以上500μm以下のフィルター34が取り付けられているので、この溶融樹脂は、このフィルター34でろ過されることになる。したがって、液晶ポリエステルに含まれていた異物や未溶融物と、押出機2で熱劣化した異物とを除去することができる。その結果、液晶ポリエステルと平均粒子径10μm以上50μm以下の充填材とを含む液晶ポリエステル組成物を押出機2で製造する際に、この液晶ポリエステル組成物への異物や未溶融物の混入を抑制することが可能となる。
また、この溶融樹脂は、フィルター34を通過する際のせん断力により、液晶ポリエステルを均一に溶融させることができる。なお、異物を効果的に除去するためのフィルター34のろ過条件としては、液晶ポリエステルを十分に溶融させるため、押出機2のダイヘッド31A、31Bの温度と同等、またはそれ以上の温度で加熱することが好ましい。
さらに、充填材や添加剤の種類によっては、液晶ポリエステルとの溶融混練に伴い、バレル25内で分解ガスが発生する場合がある。しかし、この押出機2には、真空ベント23および開放ベント22が設けられているので、この分解ガスを押出機2の外部に放出することができ、ひいては溶融樹脂の押し出し作業を支障なく行うことが可能となる。
このように、押出機2でろ過を行うことにより、液晶ポリエステルに含まれていた異物や未溶融物と、押出機で熱劣化した異物とが溶融樹脂中から除去された射出成形用液晶ポリエステル樹脂組成物を製造することができる。
フィルターでのろ過を効率良く行うため、ろ過圧力を高めるギアポンプを用いてもよい。
フィルター34は、押出機2のブレーカープレート33にスクリーンメッシュや焼結フィルターをセットしたものでもよく、ろ過ハウジング内に複数の円盤形状の金属製ろ材を収納するカードリッジタイプのろ過装置を取り付けてもよい。また、スクリーンメッシュや焼結フィルターを簡便に交換することができるスクリーンチェンジャーを用いてもよい。
なお、本発明の製造方法によって得られた液晶ポリエステル組成物は、射出成形法を用いて成形加工される。
液晶ポリエステル組成物の成形体である製品、部品の例としては、光ピックアップボビン、トランスボビン等のボビン;リレーケース、リレーベース、リレースプルー、リレーアーマチャー等のリレー部品;RIMM、DDR、CPUソケット、S/O、DIMM、Board to Boardコネクター、FPCコネクター、カードコネクター等のコネクター;ランプリフレクター、LEDリフレクター等のリフレクター;ランプホルダー、ヒーターホルダー等のホルダー;スピーカー振動板等の振動板;コピー機用分離爪、プリンター用分離爪等の分離爪;カメラモジュール部品;スイッチ部品;モーター部品;センサー部品;ハードディスクドライブ部品;オーブンウェア等の食器;車両部品;航空機部品;および半導体素子用封止部材、コイル用封止部材等の封止部材が挙げられる。
[発明のその他の実施の形態]
なお、上述した実施の形態1では、2個の供給口26、27が設けられた押出機2について説明したが、供給口26、27の個数は、2個に限るわけではない。
また、上述した実施の形態1では、開放ベント22および真空ベント23が1箇所ずつ設けられた押出機2について説明したが、開放ベント22や真空ベント23を複数箇所(2箇所以上)に設けてもよい。
以下、本発明の実施例について説明する。なお、本発明は実施例に限定されるものではない。
<液晶ポリエステルの流動開始温度の測定>
(株)島津製作所製の流動特性評価装置「フローテスターCFT−500型」を用いて、内径1mmおよび長さ10mmのノズルを有するダイを取り付けたバレルに液晶ポリエステル約2gを充填し、9.8MPa(100kgf/cm2 )の荷重下、4℃/分の速度で昇温しながら、液晶ポリエステルを溶融させてノズルから押し出し、溶融粘度が4800Pa・s(48000ポアズ)を示す温度を流動開始温度とした。
<充填材の平均粒子径の測定>
マスターサイザー2000(シスメックス(株)製)を用いて、充填材の平均粒子径を測定した。
<異物の個数の測定>
液晶ポリエステル組成物30gを、プレス成形機にて、温度330℃で予熱5分、圧力14.7MPa(150kgf/cm2 )で10秒間プレスし、その後、室温の冷プレスで3分間冷却し、プレスシートを得た。得られたシートについて、黒色に着色した組成物の場合は白色の異物を、非着色の組成物の場合は褐色〜黒色の異物をカウントした。異物はシート両面について、きょう雑物見本0.05mm2 以上の個数をカウントした。
<液晶ポリエステルの製造1>
攪拌装置、トルクメータ、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却器を備えた反応器に、p−ヒドロキシ安息香酸994.5g(7.2モル)、テレフタル酸299.0g(1.8モル)、イソフタル酸99.7g(0.6モル)、4,4’−ジヒドロキシビフェニル446.9g(2.4モル)、無水酢酸1347.6g(13.2モル)および1−メチルイミダゾール0.18gを入れ、窒素ガス気流下、攪拌しながら、室温から150℃まで30分かけて昇温し、150℃で0.5時間還流させた。次いで、1−メチルイミダゾール2.4gを加え、副生酢酸および未反応の無水酢酸を留去しながら、150℃から320℃まで3時間かけて昇温し、320℃で1.5時間保持した後、反応器から内容物を取り出し、室温まで冷却した。得られた固形物を粉砕機で粉砕して、粉末状のプレポリマーを得た。このプレポリマーの流動開始温度は、261℃であった。次いで、このプレポリマーを、窒素ガス雰囲気下、室温から250℃まで1時間かけて昇温し、250℃から295℃まで5時間かけて昇温し、295℃で3時間保持することにより、固相重合させた後、冷却して、粉末状の液晶ポリエステルを得た。この液晶ポリエステルの流動開始温度は、327℃であった。この液晶ポリエステルをLCP1とする。
<液晶ポリエステルの製造2>
攪拌装置、トルクメータ、窒素ガス導入管、温度計および還流冷却器を備えた反応器に、p−ヒドロキシ安息香酸994.5g(7.2モル)、テレフタル酸239.2g(1.44モル)、イソフタル酸159.5g(0.96モル)、4,4’−ジヒドロキシビフェニル446.9g(2.4モル)、無水酢酸1347.6g(13.2モル)および1−メチルイミダゾール0.18gを入れ、窒素ガス気流下、攪拌しながら、室温から150℃まで30分かけて昇温し、150℃で0.5時間還流させた。次いで、1−メチルイミダゾール2.4gを加え、副生酢酸および未反応の無水酢酸を留去しながら、150℃から320℃まで3時間かけて昇温し、320℃で1.5時間保持した後、反応器から内容物を取り出し、室温まで冷却した。得られた固形物を粉砕機で粉砕して、粉末状のプレポリマーを得た。このプレポリマーの流動開始温度は、243℃であった。次いで、このプレポリマーを、窒素ガス雰囲気下、室温から220℃まで1時間かけて昇温し、220℃から240℃まで0.5時間かけて昇温し、240℃で10時間保持することにより、固相重合させた後、冷却して、粉末状の液晶ポリエステルを得た。この液晶ポリエステルの流動開始温度は、286℃であった。この液晶ポリエステルをLCP2とする。
<押出機>
本実施例は、12個のバレルから成り、第1番目のバレルに供給口を有し、第6番目のバレルに開放ベント、第11番目のバレルに真空ベントを有する、スクリュー直径30mmの同方向回転2軸押出機PCM30HS((株)池貝製)を使用した。12ブロックの内、押出機の駆動側から数えて第7番目のバレルに第2番目の供給口としてサイドフィーダーを接続し、充填材を供給できるようにした。
この押出機において、12番目のバレルのダイノズル側に取り付けられたダイヘッド内部のブレーカープレートに、ダイノズル側の方から順に、30、60、80、60メッシュのスクリーンメッシュをセットした。スクリーンメッシュの目開きは、30メッシュが592μm、60メッシュが288μm、80メッシュが197μmであり、最も目開きの小さい197μmがフィルターの目開きである。
<実施例1>
第1番目のバレルに設けた原料供給部から、LCP1/LCP2/カーボンブラック(三菱化学(株)製、商品名#45B)=55/45/1の比率で混合した原料を、15.05kg/hの速度で定量供給した。
サイドフィーダーから、平均粒子径21μmのマイカ((株)ヤマグチマイカ製、商品名AB−25S)を4.95kg/hの速度で定量供給した。シリンダ設定温度340℃、スクリュー回転速度200回/分で溶融混練し、液晶ポリエステル組成物を2時間製造した。途中、フィルターの閉塞によるベントアップは無く、液晶ポリエステル組成物を得た。
この液晶ポリエステル組成物を用いて、前記の方法にてプレスシートを20枚作成し、白色の異物数をカウントしたところ、0個であった。
<比較例1>
実施例1の80メッシュのフィルターを200メッシュ(目開きを73μm)としたこと以外は実施例1と同じ方法で、液晶ポリエステル組成物を製造した。製造開始後、15分でフィルターの閉塞によるベントアップが発生したため、検討を中断した。
<比較例2>
フィルターをしないこと以外は実施例1と同じ方法で、液晶ポリエステル組成物を製造した。この液晶ポリエステル組成物を用いて、前記の方法にてプレスシートを20枚作成し、白色の異物数をカウントしたところ、3個であった。
<比較例3>
充填材として平均粒子径75μmのミルドガラス繊維(セントラル硝子(株)製、EFH75−01)を用いて、かつ、フィルターを使用しないこと以外は実施例1と同じ方法で、液晶ポリエステル組成物を製造した。この液晶ポリエステル組成物を用いて、前記の方法にてプレスシートを20枚作成し、白色の異物数をカウントしたところ、0個であった。
2……押出機
30……ダイ
31……ダイヘッド
32……ダイノズル
33……ブレーカープレート
34……フィルター

Claims (1)

  1. 押出機を用いて、液晶ポリエステル100質量部に、平均粒子径10μm以上50μm以下の充填材1〜100質量部が含まれる液晶ポリエステル組成物を製造する方法であって、
    前記液晶ポリエステルおよび前記充填材を前記押出機で溶融混練して溶融樹脂として押し出すときに、この溶融樹脂を目開き100μm以上500μm以下のフィルターでろ過することを特徴とする射出成形用液晶ポリエステル組成物の製造方法。
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