JP2013198639A - 褥瘡検出装置および褥瘡判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】専門知識を必要とせず、簡便に褥瘡の早期発見を行なうことを可能とする褥瘡検出装置および方法を提供する。
【解決手段】体表に検出面を押し当てることにより水分量を検出する、1つまたは複数の水分センサを有する第1の検出部122と、体表に検出面を押し当てることにより水分量を検出する、1つまたは複数の水分センサを有する、第1の検出手段とは別個に設けられた第2の検出手段と、を持つ褥瘡検出装置は、第1の検出部122により得られた水分量と第2の検出部121により得られた水分量との差を算出し、この差分値に基づいて、第1の検出部が有する水分センサの検出面が押し当てられた部位が褥瘡である可能性を示す褥瘡危険度を判定する。そして、褥瘡検出装置は、判定された褥瘡危険度を通知するための表示110を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、褥瘡を検出する褥瘡検出装置及び褥瘡判定方法に関する。
褥瘡は長時間または頻回に加わる(圧、すれ力)が原因で生じる組織の虚血性壊死であり、日常生活における自立度の低下した虚弱高齢者、脊髄損傷の患者、周術期の患者などにみられる。褥瘡は、仙骨、尾骨、大転子部、坐骨結節部などに好発するが全身のどの部位にも発生しうる。重度に進行した褥瘡を治療することには多大な医療労力・費用を要するため、早期段階で褥瘡の発生を発見し、適切に対処を行うことが非常に重要である。
しかしながら、専門知識を有さない看護師、介護士、および介護家族によって褥瘡早期段階の肌状態(褥瘡由来の発赤が生じている肌)と、褥瘡以外の発赤状態とを見分けることは非常に難しく、医療・介護現場における大きな課題となっている。このような課題を解決するべく、特許文献1には、ベッド上における人の体動を検出し、体動が検出されてから次の体動が検出されるまでの期間に基づいて褥瘡発生のリスクを判定することが記載されている。また、特許文献2には、生体に所定時間だけ熱刺激を付与し、熱刺激を付与された生体の温度の時間的変化を測定することで得られる温度伝導率に基づいて褥瘡の危険度を判定する褥瘡診断装置が記載されている。また、超音波エコーなどの大型機器を用いることで褥瘡の早期発見を可能とする報告例もある。
特開2011−183121号公報 特開2010−022723号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載された褥瘡の危険性の検出や、超音波エコーを用いた褥瘡の検出では、比較的大型の機器が用いられる。そのため、これらの装置は、看護師や介護士が現場でこまめに褥瘡の危険性を判定するために利用することは現実的ではなく、容易に褥瘡を検出したいという課題の解決には至っていない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、専門知識を必要とせず、簡便に褥瘡の早期発見を行なうことを可能とする褥瘡検出装置および方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一態様による褥瘡検出装置は以下の構成を備える。すなわち、
体表に検出面を押し当てることにより水分量を検出する、1つまたは複数の水分センサを有する第1の検出手段と、
体表に検出面を押し当てることにより水分量を検出する、1つまたは複数の水分センサを有する、前記第1の検出手段とは別個に設けられた第2の検出手段と、
前記第1の検出手段により得られた水分量と前記第2の検出手段により得られた水分量との差に基づいて、前記第1の検出手段が有する水分センサの検出面が押し当てられた部位が褥瘡である可能性を示す褥瘡危険度を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された前記褥瘡危険度を通知するための表示を行なう表示手段と、を備える。
本発明によれば、専門知識を必要とせずに、簡便に褥瘡の早期発見を行なうことが可能となる。
第1実施形態による褥瘡検出装置の外観の一例を説明する図である。 (a)は第1実施形態による褥瘡検出装置の制御構成例を示すブロック図、(b)は褥瘡危険度を判定するための判定テーブルの一例を示す図である。 第1実施形態による褥瘡検出装置の動作を説明するフローチャートである。 褥瘡検出装置の変形例を示す図である。 褥瘡検出装置の変形例を示す図である。 第2実施形態による褥瘡検出装置の外観の一例を説明する図である。 第3実施形態による褥瘡検出装置の外観の一例を説明する図である。 (a)は第3実施形態による褥瘡検出装置の制御構成例を示すブロック図、(b)は褥瘡危険度を判定するための判定テーブルの一例を示す図である。 第3実施形態による褥瘡検出装置の動作を説明するフローチャートである。 第5実施形態による褥瘡検出装置の外観の一例を説明する図である。 (a)は第5実施形態による褥瘡検出装置の制御構成例を示すブロック図、(b)は褥瘡危険度を判定するための判定テーブルの一例を示す図である。 第5実施形態による褥瘡検出装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態のいくつかの例を説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態による褥瘡検出装置の外観の例を示す図である。図1(a)は、褥瘡検出装置100の斜視図である。図1(b)は、褥瘡検出装置100の表示部110が配置された側を正面とした正面図、図1(c)は左側面図、図1(d)は右側面図、図1(e)は平面図である。
褥瘡検出装置100は、本体部101、ヘッドA102、ヘッドB103を有している。本体部101には、ユーザが測定の開始を指示するための測定開始スイッチ104、装置への電源のオンオフを行なうための電源スイッチ105、各種結果を表示するための表示部110が配置されている。
表示部110には、ヘッドA102による水分量の測定結果111、ヘッドB103による水分量の測定結果112が表示される。更に、褥瘡検出装置100は、褥瘡である可能性の大きさが大、中、小の3段階のうちのいずれの段階にあるかを判定し、これを危険度レベルとして表示部110の危険度レベル113に表示する。危険度表示114は、危険度レベルをグラフィックにより示すことにより、より直感的にユーザに危険度を把握させるものである。電池残量表示部115は、電源の残量を表示する。
褥瘡検出装置100のヘッドA102とヘッドB103のそれぞれのヘッドには体内水分量を検出するための水分センサ121と122が配置されている。水分センサ121と水分センサ122はそれぞれ個別の水分計を構成し、個別に水分量を測定することができる。また、水分センサ121,122の先端面の皮膚への密着を保証する上での押圧を確保するため、水分センサ121,122は不図示のばねにより矢印131aの方向へ付勢されている(たとえば70gf程度の付勢力)。そして、水分センサ121,122が被検者の体表に押し当てられると、水分センサ121,122が矢印131bの方向に所定量(例えば1mm〜10mm、本実施形態では4mm)スライドし、これにより測定が開始されるよう構成されている。水分センサ121,122の検出面を体表に押し当てることにより水分量を検出される。
より具体的には、ユーザが電源スイッチ105をオンして褥瘡検出装置100を動作状態とした後、水分センサ121,122を被検者の体表に所定時間以上(例えば2秒以上)押し当てられたことが検知されると、水分センサ121,122を用いた体内水分量の測定が開始される。本実施形態では、ユーザが電源スイッチ105をオンして体内水分計100を動作状態とした後、水分センサ122が患者の発赤した皮膚に、水分センサ121が患者の正常な皮膚に位置するようにして、水分センサ121,122を押し当てる。水分センサ121,122を所定負荷(例えば20gf〜200gf、さらに好ましくは30gf〜100gf、本実施形態では70gf)で押し当てたことが検知されると、体内水分量の測定が開始される。このような仕組みにより、測定時における水分センサ121,122の体表への密着の程度を一定にすることができる。なお、発赤した部位に押し当てるべき水分センサ122を有するヘッドB103には、発赤した部位と合わせるヘッドであることを識別するためのマーク106が刻印されている。なお、ヘッドの識別には特定のマークを刻印する他に、ヘッドの色を変えるなど、種々の方法を適用可能であることは言うまでもない。
図2(a)は、第1実施形態による褥瘡検出装置100の制御構成を示すブロック図である。制御部201は、CPU202、メモリ203を有し、CPU202がメモリ203に格納されているプログラムを実行することにより図3のフローチャートにより後述する処理を含む、褥瘡検出装置100における種々の制御を実現する。また、制御部201は、褥瘡の危険度判定を行なうための判定テーブル204を備えている。なお、判定テーブル204はメモリ203に保持されていてもよい。
電源210は、交換あるいは充電が可能なバッテリーを有し、褥瘡検出装置100の各部へ電源を供給する。電圧レギュレータ211は、制御部201等へ一定電圧(例えば、2.3V)を供給する。電池残量検出部212は、電源210から供給される電圧値に基づいて、電池の残量を検出し、その検出結果を制御部201に通知する。制御部201は、電池残量検出部212からの電池残量検出信号に基づいて、電池残量表示部115の表示を制御する。また、制御部201は、測定の終了をブザー213の鳴動によりユーザに通知する。
水分測定回路221aは、水分センサ121と接続され、静電容量を測定する。水分測定回路221aは、水分センサ121と被検者の体表を通じて接続される被検者容量を含めたCR発振回路を形成するようになっており、被検者容量に応じて変化する発振周波数を測定することにより、被検者容量を得る。制御部201は水分測定回路221aから取得されたこの被検者容量をさらに体内水分量へ換算し、表示部110に測定結果111として表示する。なお、本実施形態の水分センサ121には、例えば、2つのくし型電極が、それぞれのくし歯が互い違いに並ぶように配置されているものとするが、これに限られるものではない。水分センサ122に関しても同様の構成(水分測定回路221b)が設けられている。
電源スイッチ105が押下されると、電源210から各部への電力供給が開始される。そして、制御部201は、電源スイッチ105のユーザによる押下が1秒以上継続したことを検出すると、電源210からの各部への電源供給を維持させ、褥瘡検出装置100を動作状態とする。測定スイッチ222aは、水分センサ121が矢印131bの方向へ所定量以上押されるとオン状態になる。同様に、測定スイッチ222bは水分センサ122が矢印131bの方向へ所定量以上押されるとオン状態になる。制御部201は、測定スイッチ222a、222bのオン状態が所定時間(例えば2秒)継続すると、水分量の測定を開始する。なお、電源210の消耗を防止するために、5分以上にわたって測定が開始されない場合は、制御部201は自動的に褥瘡検出装置100を電源オフの状態へ移行させる。
図2(b)は判定テーブル204のデータ例を示す図である。本実施形態では、水分センサ121と水分センサ122で測定された水分量(%)の差が20以下であれば褥瘡である可能性(褥瘡危険度)が小さい(レベル1)と判定する。また、水分センサ121と水分センサ122で測定された水分量(%)の差が20より大きく、30未満であれば、褥瘡である可能性(褥瘡危険度)が中程度(レベル2)であると判定する。更に、水分センサ121と水分センサ122で測定された水分量(%)の差が30以上であれば、褥瘡である可能性(褥瘡危険度)が大きい(レベル3)と判定する。
図3は、第1実施形態の褥瘡検出装置100による褥瘡判定動作を説明するフローチャートである。ステップS301において、制御部201は、測定スイッチ222a、222bのオン状態が所定時間継続したかどうかを判定し、継続したと判定した場合は、褥瘡判定を実行するためにステップS302以降に処理を進める。なお、測定開始の判定として、本実施形態では測定スイッチ222a、222bのオン状態を検出したが、ユーザが測定開始スイッチ104を押下したことを検出して測定開始を判定してもよい。なお、測定スイッチ222a、222bと測定開始スイッチ104を両方設ける必要はない。
ステップS302において、制御部201は、水分測定回路221a、221bのそれぞれからの信号に基づいて体内水分量を算出する。ステップS303において、制御部201は、ステップS302で得られた水分量を表示部110において、測定結果111,112として表示する。図1の例では、ヘッドA102からは38.2%、ヘッドB102からは62.5%という値が得られ、それぞれ測定結果111,112として表示されている。なお、水分量の値には種々の定義の仕方が考えられるが、本実施形態では、水分センサにより空中を測定した時の信号値を0(ゼロ)%、水分センサを水中に浸して測定した時の信号値を100%として、その間の信号値をリニアに関連付けて得られた値とする。
次に、ステップS304において、制御部201は、ステップS302で取得された水分量の差を算出する。本実施形態の褥瘡検出装置100では、ヘッドB103をチェック対象の発赤部分の皮膚に、ヘッドA102が発赤部分の外側の皮膚にそれぞれ当たるようにして測定を行なう。褥瘡由来の発赤が生じた皮膚では、毛細血管の拡張/充血、浮腫、その他の体液貯留などによって、そうでない部位の皮膚と比べて水分量が増加している。そこで、制御部201は、「ヘッドB103で得られた水分量」から「ヘッドA102で得られた水分量」を差し引いて得られた差分値を用いて、判定テーブル204を参照することにより褥瘡危険度を判定する。図1の例では、差分値として62.5(%)−38.2(%)=24.3(%)が得られ、判定テーブル204より褥瘡危険度が中程度(レベル2)と判定される。
ステップS305において、制御部201は、ステップS304で判定した褥瘡危険度を表示部110に表示する。例えば、制御部201は、図1に示すような危険度レベル113にレベル値を表示するとともに、危険度表示114においてレベル2に相当するグラフィック表示を行なう。その後、ステップS306において、制御部201は、測定の終了を通知するためにブザー213を鳴動する。
以上のように、上記実施形態によれば、発赤が褥瘡由来のものであるか否かを、簡便に判定することが可能となる。
<第1実施形態の変形例1>
図4(a)は、図1に示した第1実施形態の褥瘡検出装置100の変形例を示している。図1の褥瘡検出装置100では、ヘッドA102およびヘッドB103の距離や向きが固定されており、骨端部位に生じた発赤や両ヘッドにまたがるような大きさの発赤に関して褥瘡危険度の判定結果の信頼性が落ちる可能性がある。図4(a)の褥瘡検出装置100では、ヘッドA102とヘッドB103がそれぞれU字状のアームの先に設けられている。更に、アームは可動部401,402を有し、曲げることができるので、水分センサ121,122の位置や方向が可変となる。このような構成にすれば、発赤した皮膚の面積が広い場合や、骨により突出した箇所に発赤がある場合などにも、柔軟に対応することができる。
<第1実施形態の変形例2>
図4(b)では、更にヘッドA102とヘッドB103が電線403,404により本体部101と接続されており、水分量の測定箇所に対する自由度をさらに増している。
<第1実施形態の変形例3>
図4(c)(d)に示される褥瘡検出装置100は、本体部410がコンピュータに用いられるマウスのような形状を有している。水分センサ122は本体部410の裏面の先端部に配置されており、水分センサ121は水分センサ122より所定距離離れた位置に配置されている。マーク411は、発赤した部位と合わせる部分であることを示している。
<第1実施形態の変形例4>
図5は更に別の変形例を示す。図5(a)は、褥瘡検出装置100の外観斜視図であり、本例の褥瘡検出装置100は本体部501がコンピュータに用いるマウスのような形状を有する。図5(b)は褥瘡検出装置100を上方より見た図であり、ユーザは透明の窓部502を介して水分センサ122が設けられたヘッド部511をみることができる。上述のように、水分センサ122を褥瘡検出対象である発赤箇所にあてがう際に、窓部502を介してヘッド部511をみることができるので、ユーザはより正確にヘッド部511(水分センサ122)を発赤箇所に合わせることができる。図5(c)は、褥瘡検出装置100を側面から見た図であり、図1と同様に水分センサ121,122が突出している。水分センサ121,122の先端面の皮膚への密着を保証する上での押圧を確保するために水分センサ121,122は不図示のばねにより突出方向へ付勢されている。図5(d)は、褥瘡検出装置100の下面を示す図であり、水分センサ122がヘッド部511に設けられ、水分センサ121が本体部501の下面の他の場所に設けられていることが示される。
<第2実施形態>
上述の実施形態では、1つの水分センサ122を有し、発赤部の水分量を測定するための第1の検出部と、第1の検出部とは別個に設けられ、1つの水分センサ121を有する第2の検出部と有する構成を示した。そして、第1の検出部の水分センサ122が発赤箇所の皮膚と、第2の検出部の水分センサ121がそれ以外の箇所の皮膚と当たるようにした。しかしながら本発明はこのような形態に限られるものではなく、1つの検出部に3つ以上の複数の水分センサを用いるようにしてもよい。以下では、第1の検出部と第2の検出部のそれぞれに2つずつの水分センサを設けた構成例を説明する。
図6は第2実施形態による褥瘡検出装置100を示す図である。図6(a)は褥瘡検出装置100の外観斜視図である。図6(b)は、褥瘡検出装置100を表示部110が配置された側から見た図、図6(c)は図6(b)を正面図とした場合の左側面図、図6(d)は右側面図、図6(e)は平面図である。図示のように、褥瘡検出装置100は4つのヘッド(ヘッドA102a、ヘッドB102b、ヘッドC103a、ヘッドD103b)と、各ヘッドに設けられた4つの水分センサ121a、121b、122a、122bを有する。表示部110では、各水分センサにおける水分量の測定結果116が表示されている。表示部110において、測定結果116には4つのヘッドについての水分量の測定結果が表示されている。また、発赤した部位の水分量を測定する第1の検出部はヘッドC103aとヘッドD103bで構成され、第2の検出部はヘッドA102aとヘッドB102bで構成されている。
なお、制御構成は、図2(a)に示した構成に水分測定回路と測定スイッチのセットが増加した水分センサの分だけ増えたものとなる。以下、水分センサ121a、121b、122a、122bに対応して、水分測定回路221a,221b,221c,221dが、測定スイッチ222a,222b,222c,222dが設けられているものとして説明する。
第2実施形態による褥瘡検出装置100の動作について、図3のフローチャートを流用して説明する。まず、ステップS301において、制御部201は、4つの測定スイッチ222a〜222dのオン状態が所定時間継続したかどうかを判定し、継続したと判定した場合は、褥瘡判定を実行するためにステップS302以降に処理を進める。なお、測定開始の判定として、ユーザが測定開始スイッチ104を押下したことを検出して測定開始を判定してもよいことは第1実施形態で説明したとおりである。
ステップS302において、制御部201は、水分測定回路221a〜221dのそれぞれからの信号に基づいて体内水分量を算出する。ステップS303において、制御部201は、ステップS302で得られた水分量を表示部110において、測定結果116として表示する。図6の例では、ヘッドA102aからは30.2%、ヘッドB102bからは35.6%、ヘッドC103aからは45.2%、ヘッドD103bからは48.7%という値が得られ、それぞれ測定結果116として表示されている。
次に、ステップS304において、制御部201は、ステップS302で取得された水分量の差を算出する。第2実施形態の褥瘡検出装置100では、第1の検出部を構成するヘッドC103a、ヘッドD103bがチェック対象の発赤部分の皮膚に、第2の検出部を構成するヘッドA102a、ヘッドB102bが発赤部分の外側の皮膚にそれぞれ当たるようにして測定が行われるものとする。制御部201は、「ヘッドC103aとヘッドD103bで得られた水分量の平均値」から「ヘッドA102aとヘッドB102bで得られた水分量の平均値」を差し引いて得られた差分値を用いて、判定テーブル204を参照することにより褥瘡危険度を判定する。図6の例では、差分値として、(45.2%+48.7%)/2−(30.2%+35.6%)/2=14.1(%)が得られ、判定テーブル204より褥瘡危険度が小(レベル1)と判定される。
ステップS305において、制御部201は、ステップS304で判定した褥瘡危険度を表示部110に表示する。例えば、制御部201は、図6に示すような危険度レベル113にレベル値(=1)を表示するとともに、危険度表示114においてレベル1に相当するグラフィック表示を行なう。その後、ステップS306において、制御部201は、測定の終了を通知するためにブザー213を鳴動する。
なお、上記では差分値として「ヘッドC103aとヘッドD103bで得られた水分量の平均値」と「ヘッドA102aとヘッドB102bで得られた水分量の平均値」の差を用いたがこれに限られるものではない。例えば、「ヘッドC103aとヘッドD103bで得られた水分量のうちの大きい方の値」から「ヘッドA102aとヘッドB102bで得られた水分量の小さいほうの値」を差し引いて差分値としてもよい。なお、第1、第2の検出部の各々に3つ以上の水分センサを設けた場合には、第1の検出部の複数の水分センサから得られた水分量のうちの最大値と、第2の検出部の複数の水分センサから得られた水分量のうちの最小値との差分値を用いればよい。
以上のように、第2実施形態の褥瘡検出装置100によれば、発赤箇所が広い場合でも、より正確に褥瘡由来の発赤か否かを判定することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態では、水分量の差分値に加えて、皮膚の温度差を考慮して褥瘡か否かを判定する。すなわち、第1、第2の検出部のそれぞれに水分センサと温度センサを設けた例を説明する。図7は第3実施形態による褥瘡検出装置100を示す図である。図7(a)は、第3実施形態による褥瘡検出装置100の斜視図である。図7(b)は、褥瘡検出装置100の表示部110が配置された側を正面とした正面図、図7(c)は左側面図、図7(d)は右側面図、図7(e)は平面図である。
ヘッドA102には水分センサ121と温度センサ721が、同様にヘッドB103には水分センサ122と温度センサ722が設けられている。また、表示部110においては、水分量の測定結果と温度の測定結果を結果表示711に、算出された褥瘡危険度を危険度レベル712と危険度表示713に表示する。なお、第1、第2実施形態では、危険度レベルを3段階としたが、第2実施形態では、皮膚温度の測定に基づいて危険度レベルを細分化し、5段階としている。
図8(a)は第3実施形態による褥瘡検出装置100の制御構成例を示すブロック図である。図2で説明した構成に以下の構成が加わっている。温度センサ721,722はそれぞれ温度測定回路801a、801bに接続され、各温度センサからの温度値が制御部201に入力される。なお、温度センサ721,722と温度測定回路801a、801bは非接触式温度センサを形成しており、一般的に皮膚赤外線体温計に用いられる機能を示すものである。また、温度センサは非接触式温度センサに限定されず、接触式温度センサ(熱電対式、測温抵抗体式、サーミスタ式、バイメタル式、充満式温度計式)であってもよい。また、判定テーブル803は、たとえば図8(b)に示すようなデータ構成を有し、水分量の差分値と温度の差分値に基づいて褥瘡危険度を5段階で評価するのに用いられる。例えば、測定された水分量(%)の差が25であり、測定された温度(℃)の差分値が2.5であった場合には、危険度レベルが「4」であると判定される。
図9は第3実施形態による褥瘡検出装置100の動作を説明するフローチャートである。ステップS901において、制御部201は、測定スイッチ222a、222bのオン状態が所定時間継続したかどうかを判定し、継続したと判定した場合は、褥瘡判定を実行するためにステップS902以降に処理を進める。なお、測定開始の判定として、本実施形態では測定スイッチ222a、222bのオン状態を検出したが、ユーザが測定開始スイッチ104を押下したことを検出して測定開始を判定してもよい。なお、測定スイッチ222a、222bと測定開始スイッチ104を両方設ける必要はない。
ステップS902において、制御部201は、水分測定回路221a、221bのそれぞれからの信号に基づいて体内水分量を算出する。ステップS903において、制御部201は、ステップS902で得られた水分量を表示部110において、結果表示711の一部として表示する。図7の例では、ヘッドA102からは30.2%、ヘッドB102からは54.5%という値が得られている。
次に、ステップS904において、制御部201は、温度測定回路801a、801bのそれぞれからの信号に基づいて皮膚温度を算出する。そして、ステップS905において、制御部201は、ステップS904で得られた温度を表示部110において、結果表示711の一部として表示する。図7の例では、ヘッドA102からは33.6℃、ヘッドB103からは36.5℃という値が得られている。
ステップS906において、制御部201は、ステップS902で得られた水分量の差分値と、ステップS904で得られた温度値の差分値を用いて、判定テーブル803を参照して褥瘡危険度を判定する。本実施形態の褥瘡検出装置100では、ヘッドB103をチェック対象の発赤部分の皮膚に、ヘッドA102が発赤部分の外側の皮膚にそれぞれ当たるようにして測定を行なう。褥瘡由来の発赤が生じた皮膚において水分量が増加するため、制御部201は、「ヘッドB103で得られた水分量」から「ヘッドA102で得られた水分量」を差し引いて得られた差分値を用いる。また、皮膚温度に関しては、褥瘡由来の発赤部位において上昇する場合もあれば下降する場合もあるので、ヘッドA102とヘッドB103で得られた温度値の差の絶対値が差分値として用いられる。上記の測定結果例では、水分量の差分値が24.3(%)、皮膚温度の差分値が2.9(℃)なので、判定テーブル803より褥瘡危険度は4と判定される。
ステップS907において、制御部201は、ステップS906で判定した褥瘡危険度を表示部110に表示する。例えば、褥瘡危険度が4であった場合、制御部201は、図7に示すように危険度レベル712にレベル値を表示するとともに、危険度表示713においてレベル4に相当するグラフィック表示を行なう。その後、ステップS908において、制御部201は、測定の終了を通知するためにブザー213を鳴動する。
以上のように、第3実施形態によれば、水分量に加えて皮膚温度の変化を考慮するので、より正確に褥瘡危険度を判定することができる。
<第4実施形態>
第3実施形態では、水分量と皮膚温度により褥瘡危険度を判定したが、水分量と発赤部位の色により褥瘡危険度を判定するようにしてもよい。この場合、図7において温度センサ721,722の代わりに第5実施形態で説明するような色センサを配置し、図8(a)において温度測定回路801a,801bの代わりに色検出回路を設ければよい。また、褥瘡由来の発赤は、より黒っぽさが混じるので、色センサにより検出された黒っぽさの度合いを3段階に分けることで、図8(b)の判定テーブル803と同様のテーブルを得ることができる。
なお、単純に発赤部位の黒っぽさで褥瘡危険度を判定するのであれば、発赤部位以外の皮膚について色を検出する必要はないので、ヘッドA102には色センサを設けなくてもよい。但し、より高精度に褥瘡危険度を判定するために、正常な皮膚の色から黒っぽさの各段階の閾値を変更するようにしてもよい。例えば、皮膚が黒っぽい被検者であれば、褥瘡由来の発赤もそうでない発赤もより黒っぽくなるので、各レベルの閾値を上昇させる。逆に、皮膚が白っぽい被検者であれば、黒っぽさを判定する各レベルの閾値を下げる。すなわち、ヘッドA102に設けられた色センサにより検出された色に応じて、ヘッドB103で検出された黒っぽさのレベルを判定するに適用する閾値を変更することで、より精度良く、個人差に対応した褥瘡判定が可能となる。
<第5実施形態>
図10は第5実施形態による褥瘡検出装置100の外観を説明する図である。図10(a)は、第5実施形態による褥瘡検出装置100の斜視図である。図10(b)は、褥瘡検出装置100の表示部110が配置された側を正面とした正面図、図10(c)は左側面図、図10(d)は右側面図、図10(e)は平面図である。第5実施形態では、第1、第2の検出部のそれぞれに、水分センサ、温度センサ、色センサが設けられた構成となっている。
ヘッドA102には水分センサ121、温度センサ721、色センサ1021が、同様にヘッドB103には水分センサ122、温度センサ722、色センサ1022が設けられている。また、表示部110においては、水分量と温度の測定結果が測定結果表示1011に、算出された褥瘡危険度が危険度レベル1012と危険度表示1013に表示される。なお、第5実施形態では、皮膚温度の測定結果と色調の判定結果に基づいて危険度レベルを10段階に細分化している。この点については、図11(b)の判定テーブルにより更に説明する。
更に、図10(f)は、色センサ1021,1022の詳細構成の一例を示す図である。図10(f)に示されるように、色センサ1021,1022は、凹部にLED1051と撮像素子1052(レンズ等の光学系を含む)を含んで構成されている。色測定を行なう際には、LED1051を発光させながら撮像素子1052による撮像を行ない、体表(皮膚)の色値を取得する。なお、色センサ1021,1022としては、赤か黒かを判定する2色型センサや、赤のグレースケールを検出可能な多色センサ等を使用することができる。
図11(a)は第5実施形態による褥瘡検出装置100の制御構成例を示すブロック図である。図2で説明した構成に以下の構成が加わっている。温度センサ721,722はそれぞれ温度測定回路801a、801bに接続され、各温度センサからの温度値が制御部201に入力される。また、色センサ1021,1022はそれぞれ色測定回路1101a、1101bに接続され、各色センサで得られた色値が制御部201に入力される。また、判定テーブル1103は、たとえば図11(b)に示すようなデータ構成を有し、水分量の差分値と温度の差分値、および色値に基づいて褥瘡危険度を10段階で評価する。本例では、図8(b)で説明した判定テーブルの5段階評価に加えて、それぞれの段階を発赤の色値の黒っぽさが閾値を超えたか否かに応じて2段階に分けている。例えば、測定された水分量(%)の差が25であり、測定された温度(℃)の差分値が2.5であり、さらに色センサから得られた色値の黒っぽさが閾値を超えない場合には「4a」であると判定され、閾値を超えた場合には危険度レベルが「4b」であると判定される。
図12は、第5実施形態による褥瘡検出装置100の動作を説明するフローチャートである。ステップS1201〜S1205は、第3実施形態のステップS901〜S905(図9)と同様である。
ステップS1206において、制御部201は、色センサ1022からの信号に基づいて発赤部の色値を、色センサ1021からの信号に基づいて発赤部以外の皮膚の色値を取得する。ステップS1207において、制御部201は、ステップS1206において色センサ1021から取得した色値に基づいて、赤黒さの判定の基準となる閾値をセットする。そして、ステップS1208において、制御部201は、ステップS1202で得られた水分量の差分値、ステップS1204で得られた温度値の差分値、ステップS1206で得られた色値がステップS1207でセットされた閾値を超えるか否かに基づいて、判定テーブル1103を参照して褥瘡危険度を判定する。本実施形態の褥瘡検出装置100では、ヘッドB103をチェック対象の発赤部分の皮膚に、ヘッドA102が発赤部分の外側の皮膚にそれぞれ当たるようにして測定を行なう。褥瘡由来の発赤が生じた皮膚においては、水分量が増加すること、皮膚温度が比較的大きく変化すること、更に発赤の色が黒っぽくなる、という特性から判定テーブル1103に示すように10段階での判定が行なわれる。図10の例では、図7と同様に、水分量として、ヘッドA102からは30.2%、ヘッドB102からは54.5%という値が、皮膚温度として、ヘッドA102からは33.6℃、ヘッドB103からは36.5℃という値が得られている。したがって、水分量の差は24.3(%)、皮膚温度の差は2.9(℃)であり、発赤の色が黒っぽさの閾値を超えていると判定された場合は、判定テーブル1103から褥瘡危険度が4bと判定されることになる。
ステップS1209において、制御部201は、ステップS1208で判定した褥瘡危険度を表示部110に表示する。例えば、上述のように褥瘡危険度が4bであった場合、制御部201は、図10に示すように、危険度レベル1012にレベル値(4b)を表示するとともに、危険度表示1013においてレベル4bに相当するグラフィック表示を行なう。その後、ステップS1210において、制御部201は、測定の終了を通知するためにブザー213を鳴動する。
以上のように、第5実施形態によれば、水分量と皮膚温度の変化に加えて、発赤部位の色を考慮するので、より正確に褥瘡危険度を判定することができる。なお、第4実施形態と同様に、第1の検出部のみに色センサを設けた構成、すなわちヘッドB103のみに色センサ1022を設けた構成としてもよい。この場合、上述したような赤黒さに関する閾値として固定値が用いられることになる。
なお、第1実施形態で示した変形例1〜4は、第2〜第4実施形態にも適用できることは明らかである。また、第1〜第3実施形態では褥瘡危険度のレベルを3つに、第4実施形態では褥瘡危険度のレベルを5つに、第5実施形態では褥瘡危険度のレベルを10個にわけたが、レベルの分け方はこれらに限られるものではない。
また、第1実施形態から第5実施形態まで共通して言えることとして、褥瘡検出装置100は、不特定多数の患者に使用される可能性がある。すなわち、衛生面を考慮して、丸洗いできる構造であることはもちろんのこと、少なくとも褥瘡検出装置100と患者とで接触する箇所(例えば、ヘッドやセンサ)に使い捨てのヘッドカバーを取り付けて使用することも変形例としてある。この場合、ヘッドカバーの有無により、褥瘡検出装置100の測定値が異なるため、ヘッドカバーの有無を考慮した測定値の校正が必要となるので、制御部201は、ヘッドカバーの有無で異なる演算処理方法を使い分けることで、正しい測定が実現可能となる。この演算処理方法はあらかじめメモリ203に保持されていてもよい。
100:褥瘡検出装置、101:本体部、102:ヘッドA、103:ヘッドB、104:測定開始スイッチ、105:電源スイッチ、106:マーク、110:表示部、111,112:測定結果、113:危険度レベル、114:危険度表示、121,122:水分センサ

Claims (9)

  1. 体表に検出面を押し当てることにより水分量を検出する、1つまたは複数の水分センサを有する第1の検出手段と、
    体表に検出面を押し当てることにより水分量を検出する、1つまたは複数の水分センサを有する、前記第1の検出手段とは別個に設けられた第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段により得られた水分量と前記第2の検出手段により得られた水分量との差に基づいて、前記第1の検出手段が有する水分センサの検出面が押し当てられた部位が褥瘡である可能性を示す褥瘡危険度を判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された前記褥瘡危険度を通知するための表示を行なう表示手段と、を備えることを特徴とする褥瘡検出装置。
  2. 前記第1および第2の検出手段は、それぞれ一つずつの水分センサを備え、
    前記判定手段は、前記第1の検出手段により得られた水分量から前記第2の検出手段により得られた水分量を差し引いて得られた差分値に基づいて前記褥瘡危険度を判定することを特徴とする請求項1に記載の褥瘡検出装置。
  3. 前記第1および第2の検出手段は、それぞれ複数の水分センサを有し、
    前記判定手段は、前記第1の検出手段の複数の水分センサから得られた水分量の平均値と、前記第2の検出手段の複数の水分センサから得られた水分量の平均値との差分値に基づいて前記褥瘡危険度を判定することを特徴とする請求項1に記載の褥瘡検出装置。
  4. 前記第1および第2の検出手段は、それぞれ複数の水分センサを有し、
    前記判定手段は、前記第1の検出手段の複数の水分センサから得られた水分量のうちの最大値と、前記第2の検出手段の複数の水分センサから得られた水分量のうちの最小値との差分値に基づいて前記褥瘡危険度を判定することを特徴とする請求項1に記載の褥瘡検出装置。
  5. 前記第1の検出手段には、該第1の検出手段が有する水分センサを発赤した皮膚に押し当てることを指示するマークが表示されていることを特徴とする請求項2に記載の褥瘡検出装置。
  6. 前記第1および第2の検出手段のそれぞれは温度センサを更に備え、
    前記判定手段は、更に前記第1の検出手段の温度センサから得られる温度値と前記第2の検出手段の温度センサから得られる温度値との差を用いて前記褥瘡危険度を判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の褥瘡検出装置。
  7. 前記第1の検出手段は更に色センサを備え、
    前記判定手段は、更に前記色センサにより取得された色に基づいて、前記褥瘡危険度を判定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の褥瘡検出装置。
  8. 前記第2の検出手段は更に色センサを備え、
    前記判定手段は、前記第1の検出手段が有する色センサにより取得された色値と予め定められた閾値との比較により前記褥瘡危険度を判定し、前記閾値を前記第2の検出手段が有する色センサにより取得された色値に基づいて変更することを特徴とする請求項7に記載の褥瘡検出装置。
  9. 体表に検出面を押し当てることにより水分量を検出する、1つまたは複数の水分センサを有する第1の検出手段と、体表に検出面を押し当てることにより水分量を検出する、1つまたは複数の水分センサを有する、前記第1の検出手段とは別個に設けられた第2の検出手段と、を備える褥瘡検出装置による褥瘡判定方法であって、
    前記第1の検出手段により得られた水分量と前記第2の検出手段により得られた水分量との差を算出する算出工程と、
    前記差に基づいて、前記第1の検出手段が有する水分センサの検出面が押し当てられた部位が褥瘡である可能性を示す褥瘡危険度を判定する判定工程と、
    前記判定工程で判定された前記褥瘡危険度を通知するための表示を行なう表示工程と、を有することを特徴とする褥瘡判定方法。
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