JP2013198270A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低温の場合であっても、蓄電池の放電容量を簡易に確保する。
【解決手段】第1取得部42は、商用電源からの電力を受けつけ可能な特定負荷24に接続された蓄電池の近傍の温度を取得する。第1指示部46は、取得した温度がしきい値よりも低い場合に、特定負荷24から蓄電池12を切断させるとともに、特定負荷24とは異なった消費用負荷62に蓄電池12を接続させる。第2指示部48は、蓄電池12と接続された消費用負荷62に、蓄電池12の電力を供給させるために、蓄電池12を放電させる。第2指示部48は、時間の経過とともに、放電の際の電力を増加させる。第3指示部50は、放電がなされた後、蓄電池12を充電させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、制御技術に関し、特に蓄電池の動作を制御する制御装置に関する。
太陽電池を用いた配電システムに蓄電池が接続される場合、太陽電池において発電された電力は、蓄電池に蓄えられる。曇りや夜間など、発電された電力が負荷の要求する消費電力を下回る場合、蓄電池に蓄えられた電力が、負荷に供給されることによって、消費電力が満たされる。このような構成によって、太陽電池において発電される電力が不足した場合にも、負荷に安定的に電力が供給される。
このような蓄電池は屋外に設置されることが多く、冬期には蓄電池の温度が低下する。温度が低くなると、蓄電池の放電容量の確保が困難になる。そのため、温度が低い状態で大電流で蓄電池を充電すると、蓄電池は、すぐに満充電電圧に到達する。これは、定電流充電可能な期間が短くなることに相当する。これにより、太陽電池が蓄電池に直接接続されている場合、太陽電池からの電流量を調節できないので、定電流充電ができなくなってしまう。その結果、温度が低い場合、発電量が十分に多いにもかかわらず、蓄電池は十分に充電されなくなる。これに対応するために、放電回路により満充電状態の蓄電池を放電させて、その放電により蓄電池の温度を上昇させ、その後、蓄電池を満充電状態となるまで充電することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−95171号公報
放電による発熱を期待する場合、ある程度の大きさの負荷に対して蓄電池から電力を供給する必要がある。しかしながら、低温時に定電流充電を実行すると、蓄電池はすぐに満充電電圧に達するのと同様に、低温時に定電流放電を実行すると、蓄電池はすぐに過放電電圧に向かう傾向がある。そのため、蓄電池に十分な電力が残っていないと、放電状態を維持できない。放電状態が維持されなければ、蓄電池は十分に暖められない。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、低温の場合であっても、蓄電池の放電容量を簡易に確保する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の制御装置は、商用電源からの電力を受けつけ可能な第1種負荷に接続された蓄電池の近傍の温度を取得する取得部と、取得部において取得した温度がしきい値よりも低い場合に、第1種負荷から蓄電池を切断させるとともに、第1種負荷とは異なった第2種負荷に蓄電池を接続させる第1指示部と、第1指示部によって蓄電池と接続された第2種負荷に、蓄電池の電力を供給させるために、蓄電池を放電させる第2指示部と、第2指示部によって放電がなされた後、蓄電池を充電させる第3指示部とを備える。第2指示部は、時間の経過とともに、放電の際の電力を増加させる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、低温の場合であっても、蓄電池の放電容量を簡易に確保できる。
図1(a)−(c)は、本発明の実施例に係る配電システムの構成を示す図である。 図1(a)−(c)の配電システムの構成を詳細に示す図である。 図3(a)−(b)は、図2の第1指示部に記憶されたテーブルのデータ構造を示す図である。 図2の制御部による処理を示す図である。 図2の制御部の制御による蓄電池の容量と温度の時間変化を示す図である。 図2の制御部の制御による放電電力の時間変化を示す図である。 図2の制御部の処理手順を示すフローチャートである。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、太陽電池を商用電力系統と並列に接続し、商用電源および太陽電池の両方から負荷へ電力を供給するとともに、蓄電池を充電する配電システムに関する。このように蓄電池は、商用電源および太陽電池によって充電される。一般的に充電処理では、まず定電流充電がなされ、満充電近くになると、定電流充電が定電圧充電に切りかえられる。前述のごとく、蓄電池の温度が低い場合、蓄電池の内部抵抗が高くなるので、電流充電がほとんどできなくなってしまう。商用電源の場合、蓄電池に供給する電流の量を制御できるが、太陽電池の場合、発電される電力を制御できないので、蓄電池に供給する電流の量も制御できない。その結果、蓄電池が低温であり、かつ太陽電池からの電流の量が多い場合、太陽電池において発電される電力が十分多くても、蓄電池は十分に充電されないという現象が生じる。これに対応するために、本実施例は、次の処理を実行する。
蓄電池は、インバータ機能やコンバータ機能を有した変換装置を介して、電力を消費させるための負荷(以下、「消費用負荷」という)に接続可能である。消費用負荷は、低温時に蓄電池を放電させた場合だけに、電力を供給すべき負荷であり、通常の負荷とは選択的に切りかえられる。蓄電池の温度が第1しきい値よりも低い場合に、蓄電池は通常の負荷から切断され、消費用負荷に接続される。また、蓄電池は、消費用負荷に電力を供給するために放電を実行する。その際、変換装置でのインバータ機能は、時間の経過とともに出力電圧が徐々に大きくなるように制御する。このような制御によって、消費用負荷に供給される電力は徐々に大きくなる。そのため、少ない電力の放電で蓄電池を暖めながら、放電の電力を徐々に大きくすることによって、最終的には消費用負荷に供給する電力が十分大きくされる。また、蓄電池が暖まってから放電の電力が大きくされるので、放電状態が維持される。
図1(a)−(c)は、本発明の実施例に係る配電システム100の構成を示す。図1(a)において配電システム100は、太陽電池10、蓄電池12、変換装置14、管理装置16、第1SW18、第2SW20、商用電源22、特定負荷24、一般負荷26を含む。商用電源22は、電力会社からの電力を供給するための交流電源である。図1(a)は、商用電源22が停電していない場合(以下、「通常時」という)における配電システム100の構成に相当する。
太陽電池10は、光起電力効果を利用し、光エネルギーを直接電力に変換する電力機器である。太陽電池10として、シリコン太陽電池、さまざまな化合物半導体などを素材にした太陽電池、色素増感型(有機太陽電池)等が使用される。太陽電池10は、発電した電力を出力する。蓄電池12は、充電を行うことにより電気を蓄えて電池として使用できるようになり、繰り返し使用することができる2次電池である。蓄電池12は、再生可能エネルギー源をもとに発電した電力、つまり太陽電池10において発電した電力、あるいは商用電源22からの電力によって充電される。
変換装置14は、一端側に太陽電池10を接続する。変換装置14と太陽電池10との経路は、途中で分岐されており、分岐された経路には、蓄電池12が接続される。つまり、変換装置14の一端側には、分岐点を介して、太陽電池10と蓄電池12とが並列に接続される。また、変換装置14は、他端側に商用電源22を接続する。変換装置14の動作は後述する。管理装置16は、蓄電池12の動作を制御するための指示を変換装置14に出力する。
一般負荷26は、交流駆動型の電気機器である。一般負荷26は、変換装置14と商用電源22との間の経路から分岐された経路に接続される。なお、変換装置14と商用電源22との間の経路上であって、かつ商用電源22への分岐点から商用電源22側には、図示しない逆潮流センサ、分電盤が接続される。逆潮流センサは、分電盤と商用電源22との間に設置され、分電盤から商用電源22に向かう電力を検出する。これは、電力が分電盤から商用電源22に向かうことを防止するためである。逆潮流センサにおける検出処理には、公知の技術が使用されればよいので、ここでは、説明を省略する。
第1SW18、第2SW20は、管理装置16からの指示に応じて経路を変更するためのスイッチである。第1SW18、第2SW20のオン/オフや切替は、変換装置14によって指示される。なお、管理装置16によって指示されてもよい。通常時において、第1SW18は、オンされ、第2SW20は、Y側の端子に接続される。その結果、第2SW20のY側の端子と特定負荷24とが接続される。なお、特定負荷24は、一般負荷26と同様に、交流駆動型の電気機器である。このような形態によって、通常時の(1)充電と(2)放電は、次のようになされる。
(1)通常時の充電
電力会社が時間帯別電気料金制度を採用している場合、夜間の時間帯の電気料金は、昼間の時間帯の電気料金よりも低く設定される。また、一例として、昼間の時間帯は7時から23時であり、夜間の時間帯は23時から翌日の7時というように規定される。そのため、夜間の時間帯において、商用電源22から供給される電力は、第1SW18、変換装置14を介して蓄電池12に充電される。その際、変換装置14は、商用電源22から入力した交流電力を直流電力に変換し、直流電力を蓄電池12に出力する。また、昼間の時間帯において、太陽電池10が発電した電力は、変換装置14に出力される。太陽電池10が発電した電力が、特定負荷24、一般負荷26において消費される電力よりも多い場合、余剰の電力が蓄電池12に充電される。
(2)通常時の放電
特定負荷24、一般負荷26において消費される電力が多くなる時間帯において、商用電源22からの電力の消費を低減するために、蓄電池12に蓄えられた電力が放電される。放電された電力は、変換装置14、第1SW18を介して、特定負荷24、一般負荷26に供給される。その際、変換装置14は、蓄電池12から入力した直流電力を交流電力に変換し、交流電力を第1SW18に出力する。さらに、通常時において、商用電源22からの電力が特定負荷24、一般負荷26に供給されるとともに、太陽電池10からの電力も特定負荷24、一般負荷26に供給される。その際、変換装置14は、太陽電池10から入力した直流電力を交流電力に変換し、交流電力を第1SW18に出力する。以上の説明のように、変換装置14は、交流電力を直流電力に変換したり、直流電力を交流電力に変換したりするが、これらの変換処理として公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
図1(b)は、商用電源22が停電している場合(以下、「停電時」という)における配電システム100の構成に相当する。商用電源22からの電力の供給がなくなった場合、図示しない分電盤は、停電を検出する。停電を検出した場合、変換装置14は、第1SW18、第2SW20とを制御する。具体的に説明すると、停電時において、第1SW18がオフされ、第2SW20は、X側の端子に接続される。その結果、特定負荷24は、変換装置14に接続されるが、一般負荷26は、変換装置14から切り離される。そのため、太陽電池10からの電力は、変換装置14に出力され、変換装置14からの電力が、特定負荷24に供給される。なお、太陽電池10からの電力よりも、特定負荷24において消費される電力が少ない場合、余剰の電力が蓄電池12に充電される。なお、停電時において、蓄電池12は、電力を出力してもよい。放電した電力も、変換装置14に出力され、変換装置14からの電力が、特定負荷24に供給される。
このように、特定負荷24は、通常時において、太陽電池10、蓄電池12、商用電源22から電力の供給を受けることが可能であり、停電時においても太陽電池10、蓄電池12から電力の供給を受けることが可能である。一方、一般負荷26は、通常時において太陽電池10、蓄電池12、商用電源22から電力の供給を受けることが可能であるが、停電時において電力の供給を受けることができない。
図1(c)は、停電時から、商用電源22が停電していない状態に復旧した場合(以下、「復旧時」という)における配電システム100の構成に相当する。停電時において、商用電源22からの電力の供給が回復した場合、図示しない分電盤は、復旧を検出する。復旧を検出した場合、変換装置14は、第2SW20を制御する。具体的に説明すると、復旧時において、第1SW18のオフが維持され、第2SW20は、Y側の端子に接続される。その結果、特定負荷24および一般負荷26は、変換装置14から切り離され、商用電源22に接続される。その結果、商用電源22からの電力は、特定負荷24、一般負荷26に供給される。なお、変換装置14には、特定負荷24および一般負荷26が接続されていないので、変換装置14は、交流電力を出力しない。太陽電池10において発電された電力は、蓄電池12に供給される。
図2は、配電システム100の構成を詳細に示す。配電システム100は、太陽電池10、蓄電池12、変換装置14、管理装置16、第1SW18、第2SW20、特定負荷24、電流計30、温度計32、第3SW60、消費用負荷62、溶着検出部64を含む。管理装置16は、制御部40を含み、制御部40は、第1取得部42、第2取得部44、第1指示部46、第2指示部48、第3指示部50、通知部52を含む。図2では、図1(a)−(c)に示した配電システム100のうちの必要な部分を示す。
消費用負荷62は、第3SW60を介して、変換装置14に接続される。消費用負荷62は、蓄電池12からの電力を供給される。消費用負荷62は、供給された電力によって発熱する。消費用負荷62の抵抗負荷の値は、通常の状態、例えば三相200Vで蓄電池12を発熱させるため流すことができる最大の電流値から設定される。なお、第3SW60がオフされている場合、消費用負荷62は、蓄電池12からの電力を供給されない。
第3SW60は、変換装置14と第1SW18との間の経路から分岐された経路に接続される。後述のごとく、第3SW60は、制御部40からの指示によって開閉される。以下では、初期状態として、図1(a)のように構成されているとする。そのため、第1SW18は、オンされ、第2SW20は、Y側に接続され、第3SW60はオフされている。
温度計32は、蓄電池12の近傍に設置され、蓄電池12の近傍の温度を測定する。近傍とは、蓄電池12での温度変化を検出できる程度の距離である。温度の測定には公知の技術が使用されればよい。温度計32は、測定した温度を出力する。第1取得部42は、温度計32から、蓄電池12の近傍の温度を取得する。第1取得部42は、温度を第1指示部46に出力する。
第1指示部46は、第1取得部42から温度の値を受けつける。温度が第1しきい値よりも低い場合に、第1指示部46は、特定負荷24から蓄電池12を切断させるとともに、消費用負荷62に蓄電池12を接続させる。具体的に説明すると、第1指示部46は、第1SW18をオフさせる。なお、第2SW20は、Y側に接続されたままであり、第3SW60はオフされたままである。その結果、変換装置14の交流側には、何も接続されていない状態になる。さらに、第1指示部46は、この状態において、第3SW60をオンする。なお、変換装置14はまだ停止状態であるが、消費用負荷62だけが、変換装置14の交流側に接続されている。一方、温度が第1しきい値以上である場合に、第1指示部46は、前述の処理を実行せず、初期状態を維持する。
このような処理を実現するために、第1指示部46は、テーブルを記憶する。図3(a)−(b)は、第1指示部46に記憶されたテーブルのデータ構造を示す。図3(a)において示されたように、条件欄200、処理欄202が含まれる。第1指示部46は、受けつけた温度を条件欄200と比較し、該当する方の処理を処理欄202から選択する。図3(b)は後述し、図2に戻る。第1指示部46は、第3SW60をオンさせた場合、そのことを第2指示部48に通知する。その他の場合、処理は進められない。
第2指示部48は、第1指示部46からの通知を受けつけた場合、第1指示部46によって蓄電池12と接続された消費用負荷62に、蓄電池12の電力を供給させるために、蓄電池12を放電させる。つまり、消費用負荷62に対して変換装置14を使用して三相電圧が印加される。具体的には、変換装置14から電力が出力される。以下では、放電の開始タイミングを時間0とする。図4は、制御部40による処理を示す。初期状態においては、第1SW18が閉じられ、第2SW20がY側に接続され、第3SW60が開けられる。また、時間0においては、第1SW18が開けられ、第2SW20がY側に接続され、第3SW60が閉じられる。蓄電池12は放電する。図2に戻る。
なお、第2指示部48は、時間の経過とともに、放電の際の電力を増加させるように、変換装置14を制御する。つまり、放電状態を維持するために、第2指示部48は、変換装置14からの出力電圧を徐々に増加させる。これにより、消費用負荷62が徐々に発熱し、低温ではない通常の蓄電池12の状態に戻っていくので、通常の充放電が可能になる。また、消費用負荷62は、電力の供給を受けるので、発熱する。この熱も、蓄電池12の温度を増加させる。例えば、消費用負荷62において発生した熱が、図示しないファンによって蓄電池12の方へ送られたり、消費用負荷62自体が蓄電池12の下に配置されたりすることによって、消費用負荷62の発熱が利用される。
図5は、制御部40の制御による蓄電池の容量と温度の時間変化を示す。横軸が時間を示す。また、実線が、蓄電池12の蓄電容量を示し、点線が、蓄電池12の温度を示す。時間0からTの間が放電期間に相当する。放電期間において、蓄電池12の蓄電容量は放電のために減少する。また、蓄電池12の温度は、放電および消費用負荷62の発熱のために上昇する。
図6は、制御部40の制御による放電電力の時間変化を示す。横軸は、時間を示しており、時間0からTの範囲に限定される。つまり、図6は、図5の放電期間に相当する。縦軸は、蓄電池12からの放電電力、つまり変換装置14の交流側から出力される電力を示す。図示のごとく、時間経過とともに放電電力が増加し、途中から放電電力が一定値になる。図2に戻る。通知部52は、第2指示部48によって放電がなされている場合、放電中であることを通知する。例えば、放電中に発光ダイオードが点灯させられる。通知はこれに限定されない。第2指示部48は、放電期間の終了タイミングを第3指示部50に出力する。
第3指示部50は、第2指示部48から放電期間の終了タイミングを受けつける。第3指示部50は、放電期間が終了すると、第1SW18をオンさせ、第3SW60をオフさせる。なお、第2SW20は、Y側に接続されたままである。第3指示部50は、放電期間後の充電期間において、蓄電池12を充電させる。図4での時間Tにおいて、第1SW18が閉じられ、第2SW20がY側に接続され、第3SW60が開けられる。蓄電池12は充電する。図5の充電期間において、蓄電池12の蓄電容量は充電のために増加する。また、蓄電池12の温度の上昇は、放電期間と比較して緩やかになる。図2に戻る。
溶着検出部64は、消費用負荷62に印加されている電圧を測定する。前述のごとく、放電期間において第3SW60が閉じられることによって、消費用負荷62への電圧の印加がなされる。一方、放電期間以外では、第3SW60が開けられるので、消費用負荷62への電圧の印加はなされない。しかしながら、そのような場合に第3SW60が溶着されていれば、消費用負荷62への電圧の印加がなされ、電力の損失が大きくなる。溶着検出部64は、消費用負荷62に印加されている電圧を測定するので、第3SW60が溶着されていることを検出できる。
第1指示部46は、次のように、放電から充電に続く処理を実行するかを決定してもよい。電流計30は、太陽電池10から蓄電池12に入力される電流の値を測定する。電流の値の測定には公知の技術が使用されればよい。電流計30は、電流の値を出力する。第2取得部44は、電流計30から、電流の値を取得する。
第1指示部46は、第1取得部42において取得した温度が第1しきい値よりも低い場合に加えて、第2取得部44において取得した電流の値が第2しきい値よりも大きい場合に、放電から充電に続く処理の実行を決定する。つまり、第1指示部46は、温度だけではなく、電流の量にも応じて、放電から充電に続く処理の実行を決定する。具体的には、前述のごとく、第1指示部46は、第1SW18をオフにすることによって、特定負荷24から蓄電池12を切断させるとともに、第3SW60をオンにすることによって、消費用負荷62に蓄電池12を接続させる。また、第1指示部46は、第3SW60をオンさせたことを第2指示部48に通知する。上記以外の場合、第1指示部46は、処理を実行しない。
図3(b)は、第1指示部46に記憶されたテーブルのデータ構造を示す。図3(b)でも、条件欄200、処理欄202が含まれる。温度が第1しきい値よりも低くても、電流の値が第2しきい値以下であれば、第1指示部46は、初期状態を維持させる。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による配電システム100の動作を説明する。図7は、制御部40の処理手順を示すフローチャートである。温度が第1しきい値より低ければ(S10のY)、第2指示部48は、時間0で蓄電池12に放電させ(S12)、時刻Tで蓄電池12に充電させる(S14)。一方、温度が第1しきい値より低くなければ(S10のN)、制御部40は、蓄電池12に充電させる(S16)。
本発明の実施例によれば、蓄電池の温度が低い場合、電力を大きくしながら消費用負荷に放電するので、急に大きな電流が出力される状況の発生を抑制できる。また、急に大きな電流が出力される状況の発生が抑制されるので、放電状態を維持できる。また、放電状態が維持されるので、放電によって蓄電池を暖めることができる。また、最終的には、放電される電流が大きくなるので、消費用負荷を発熱させることができる。また、消費用負荷が発熱されるので、発熱によって蓄電池を暖めることができる。
また、蓄電池が暖められるので、蓄電池の放電容量を簡易に確保できる。また、放電中であることを通知するので、充電していないことを知らせることができる。また、蓄電池の温度が低く、太陽電池からの電流が大きい場合に、電力を大きくしながら消費用負荷に放電するので、急に大きな電流が出力される状況の発生を抑制できる。また、いずれか一方が満たされない場合には、放電を行わずに直ちに充電を実行できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、制御部40は、管理装置16に含まれている。しかしながらこれに限らず例えば、制御部40は、変換装置14に含まれていてもよい。本変形例によれば、設計の自由度を向上できる。
本発明の実施例において、発電するために太陽電池10が設けられている。しかしながらこれに限らず例えば、太陽電池10以外に、再生可能エネルギー源をもとした電力を生成するための装置が設けられてもよい。例えば、風力発電機である。本変形例によれば、配電システム100の構成の自由度を向上できる。
本発明の実施例において、第2指示部48は、変換装置14を使用して三相電圧を印加している。しかしながらこれに限らず例えば、三相電圧でなくてもよく、印加する平均電圧を制御可能であればよい。本変形例によれば、設計の自由度を向上できる。
本発明の実施例において、消費用負荷62は、抵抗負荷であるとしている。しかしながらこれに限らず例えば、消費用負荷62は、モータ負荷でもよい。本変形例によれば、コンプレッサモータをインバータで制御して、ヒートポンプで発生する熱を利用することによって、より効率的に蓄電池を暖めることができる。
10 太陽電池、 12 蓄電池、 14 変換装置、 16 管理装置、 18 第1SW、 20 第2SW、 22 商用電源、 24 特定負荷、 26 一般負荷、 30 電流計、 32 温度計、 40 制御部、 42 第1取得部、 44 第2取得部、 46 第1指示部、 48 第2指示部、 50 第3指示部、 52 通知部、 60 第3SW、 62 消費用負荷、 64 溶着検出部、 100 配電システム。

Claims (4)

  1. 商用電源からの電力を受けつけ可能な第1種負荷に接続された蓄電池の近傍の温度を取得する取得部と、
    前記取得部において取得した温度がしきい値よりも低い場合に、前記第1種負荷から前記蓄電池を切断させるとともに、前記第1種負荷とは異なった第2種負荷に前記蓄電池を接続させる第1指示部と、
    前記第1指示部によって前記蓄電池と接続された前記第2種負荷に、前記蓄電池の電力を供給させるために、前記蓄電池を放電させる第2指示部と、
    前記第2指示部によって放電がなされた後、前記蓄電池を充電させる第3指示部とを備え、
    前記第2指示部は、時間の経過とともに、放電の際の電力を増加させることを特徴とする制御装置。
  2. 前記取得部は、再生可能エネルギー発電装置から前記蓄電池に入力される電流の値も取得し、
    前記第1指示部は、前記取得部において取得した温度がしきい値よりも低い場合に加えて、前記取得部において取得した電流の値が別のしきい値よりも大きい場合に、前記第1種負荷から前記蓄電池を切断させるとともに、前記第1種負荷とは異なった第2種負荷に前記蓄電池を接続させることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記第2指示部によって前記蓄電池の電力が供給された前記第2種負荷は、発熱することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記第2指示部によって放電がなされている場合、放電中であることを通知する通知部をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016092862A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 京セラ株式会社 蓄電装置及び蓄電装置の制御方法
WO2023087213A1 (zh) * 2021-11-18 2023-05-25 宁德时代新能源科技股份有限公司 一种电池包及其用电装置

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