JP2013200979A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】商用電源と負荷に対して並列に接続された蓄電池の温度を管理するための技術を提供する。
【解決手段】蓄電池温度取得部116は、蓄電池の温度を取得する。電流値取得部118は、蓄電池の放電電流値を取得する。制御部34は、蓄電池温度取得部116が取得した温度と電流値取得部118が取得した電流値とをもとに、蓄電池を冷却するファン114を駆動する閾値となるファン駆動開始温度を決定する。ここで制御部34は、ファン駆動開始温度の決定後、蓄電池温度取得部116が取得した温度がファン駆動開始温度以上となる場合にファンを駆動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は配電技術に関し、特に蓄電池と商用電源とが併存するシステムにおける蓄電池の電力を制御する技術に関する。
蓄電池と商用電源とを負荷に並列に接続し、商用電源の停電時に備えて負荷で消費される電力のバックアップとして蓄電池を用いるとともに、通常時は負荷で消費される電力のピークシフトのために蓄電池の電力を充放電する技術が開発されている。このような技術においては、例えば商用電源の電力供給が停止した場合に備えた所定の蓄電容量を蓄電池に確保させておき、蓄電池を停電時の電力供給源とすることがある。
特開2007−14066号公報
ピークシフト時や商用電源の停電時等に蓄電池を放電すると、蓄電池の内部抵抗で発熱して蓄電池の温度が上がる。このため、蓄電池には冷却するためのファンが備えられることがある。一般に、商用電源の停電時には、蓄電池を冷却するファンを駆動するための電力は蓄電池が供給する。一方で、蓄電池の電力はできる限り負荷に供給することが望ましく、蓄電池の冷却用の電力と負荷に供給する電力とを適切に配分することが求められている。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、商用電源と負荷に対して並列に接続された蓄電池の電力を制御するための技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のある態様は制御装置である。この装置は、蓄電池の温度を取得する蓄電池温度取得部と、蓄電池の放電電流値を取得する電流値取得部と、前記蓄電池温度取得部が取得した温度と前記電流値取得部が取得した電流値とをもとに、蓄電池を冷却するファンを駆動する閾値となるファン駆動開始温度を決定する制御部とを備える。ここで前記制御部は、ファン駆動開始温度の決定後、前記蓄電池温度取得部が取得した温度がファン駆動開始温度以上となる場合にファンを駆動させる。
本発明によれば、商用電源と負荷に対して並列に接続された蓄電池の電力を制御する技術を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る配電システムを模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る蓄電池制御部の内部構成およびファンを模式的に示す図である。 蓄電池の温度および放電電流値と、ファン駆動開始温度とを対応付けたテーブルの一例を示す図である。 蓄電池の残容量および放電電流値と、ファン駆動開始温度の調整量とを対応付けたテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る蓄電池制御部の処理の流れを説明するフローチャートである。
本発明の実施の形態は、太陽電池を商用電力系統と並列に接続し、商用電源および太陽電池の両方から負荷へ電力を供給するとともに、蓄電池を充電する配電システムに関する。このような配電システムは、例えばオフィスや家庭内等に設置される。電力会社が時間帯別電気料金制度を採用している場合、夜間の時間帯の電気料金は、昼間の時間帯の電気料金よりも安く設定される。これらの時間帯一例として、昼間の時間帯は7時から23時であり、夜間の時間帯は23時から翌日の7時というように規定される。このような低い電気料金を有効に利用するために、配電システムは、夜間の時間帯に、商用電源からの電力によって蓄電池に蓄電する。
蓄電池に蓄えられた電力は、商用電源が停電したときに、サーバやエレベータ等の重要な機器を動作するためのバックアップ電源として用いられる。蓄電池はさらに、一般に電気の使用量が大きくなる昼間の時間帯において放電することによって、昼間の商用電力における使用量の最大値を下げる、いわゆるピークシフトとしても用いられる。
このように、蓄電池は特定の負荷のバックアップとしての役割と、ピークシフトとしての役割とのふたつの役割を持つ。実施の形態に係る配電システムは、蓄電池に前述のふたつの役割を果たさせるために、商用電源が通電中の通常時には蓄電池に一定の受電量を確保しつつピークシフトを実行し、商用電源が停電の場合には、蓄電池を放電して特定の負荷に電力を供給する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る配電システム100を模式的に示す図である。実施の形態1に係る配電システム100は、再生可能エネルギーの発電装置である太陽電池10、蓄電池14、商用電源24、双方向パワーコンディショナ16、蓄電池制御部18、負荷26、第1スイッチ20、第2スイッチ12、電源切替部22、配電経路66、分電盤68、および蓄電池電力検出部70を含む。なお、本明細書において、再生可能エネルギーの発電装置として太陽電池10を例に説明するが、再生可能エネルギーの発電装置は太陽電池10に限られず、例えば風力発電装置であってもよく、またこれらが併存していてもよい。
商用電源24は、電力会社からの電力を供給するための交流電源である。太陽電池10は、光起電力効果を利用し、光エネルギーを直接電力に変換する発電装置である。分電盤68は一端において商用電源24と接続され、他端において双方向パワーコンディショナ16と接続される。分電盤68は一端側や他端側から交流電力を受け付け、後述する第2種負荷30に交流電力を供給する。分電盤68は、一端側および他端側それぞれから受け付ける交流電力を計測することも可能である。太陽電池10として、シリコン太陽電池、さまざまな化合物半導体などを素材にした太陽電池、色素増感型(有機太陽電池)等が使用される。
双方向パワーコンディショナ16は、一端において蓄電池14および太陽電池10と接続するとともに、他端において分電盤68を介して商用電源24と接続可能となっている。詳細は後述するが、双方向パワーコンディショナ16は双方向インバータを備え、このインバータは太陽電池10が発電した電力、または蓄電池14が放電した電力である直流電力を交流電力に変換するとともに、商用電源24からの交流電力を直流電力に変換する。
蓄電池14は、充電を行うことにより電気を蓄えて電池として使用できるようになり、繰り返し使用することができる2次電池である。蓄電池14は、例えばリチウムイオン2次電池によって実現される。蓄電池14は、双方向パワーコンディショナ16によって直流電力に変換された、商用電源24の電力によって充電される。蓄電池14はまた、再生可能エネルギー源である太陽電池10が発電した電力によっても充電される場合がある。蓄電池制御部18は、蓄電池14の蓄電量や温度等、蓄電池14の様々な物理量を測定するとともに、測定した物理量を双方向パワーコンディショナ16に提供する。蓄電池制御部18は、蓄電池14を温めるためのヒーターを制御して蓄電池14を温めたり、蓄電池14を冷やすためのファンを制御して蓄電池14を冷やしたりする等の制御も行う。蓄電池電力検出部70は、蓄電池14を充電するための電力および蓄電池14が放電する電力を計測する。蓄電池制御部18は、蓄電池電力検出部70の計測結果も取得する。
太陽電池10の発電量は太陽光の量によって左右されるため、発電量を制御することは困難である。このため、第2スイッチ12は、蓄電池14が過充電されることを防止するために、太陽電池10の出力端子と、蓄電池14の入力端子および双方向パワーコンディショナ16との間をオンまたはオフするために設けられている。第2スイッチ12の動作の詳細については後述する。
第1スイッチ20は、双方向パワーコンディショナ16と商用電源24との間に設けられており、双方向パワーコンディショナ16と商用電源24との間をオンまたはオフする。電源切替部22は、第1スイッチ20と双方向パワーコンディショナ16との間から分岐された第1経路に接続する第1端子58と、商用電源24と第1スイッチ20との間の配電経路66から分岐された第2経路に接続する第2端子60とのいずれか一方を、後述する第1種負荷28に接続させるために選択する。
負荷26は、第1種負荷28と第2種負荷30とをさらに含む。第1種負荷28と第2種負荷30とはともに、交流電力で駆動する交流駆動型の電気機器である。第2種負荷30は商用電源24と第1スイッチ20とを接続する配電経路66からの電力で駆動する。配電経路66から供給される電力は基本的には分電盤68を介して商用電源24から供給される電力であるが、例えばピークシフト実行時には双方向パワーコンディショナ16を介して蓄電池14から供給される電力が混合される場合もある。また、ピークシフト実行時に太陽電池10が発電した電力が配電経路66に混合される場合もある。さらに、ピークシフト実行時以外であっても、太陽電池10が発電した電力が配電経路66に混合される場合もある。
第1種負荷28は、商用電源24が停電して電力供給が停止した場合であっても駆動させるべき電気機器であり、配電経路66を介さずに電力を供給される場合もある。この場合、第1種負荷28は、双方向パワーコンディショナ16を介して太陽電池10や蓄電池14から電力を供給されるが、商用電源24からは電力を供給されない。具体的には、商用電源24が停電すると、第1スイッチ20がオフとなるとともに、電源切替部22が第2端子60をオフにして第1端子58の接続をオンにする。これにより、負荷26は商用電源24から電気的に切り離されるが、双方向パワーコンディショナ16との電気的な接続は維持される。
本発明の実施の形態に係る蓄電池制御部18は、蓄電池14の充放電のための電力を変換する双方向パワーコンディショナ16に変換させる電力を制御する。
図2は、本発明の実施の形態に係る蓄電池制御部18の内部構成およびファン114を模式的に示す図であり、蓄電池14を冷却するファン114の駆動を制御するための機能構成を説明するための図である。蓄電池制御部18は、制御部34、取得部110、および記憶部112を含む。
取得部110は、蓄電池14に関連する各種物理量を取得する。このため、取得部110は、蓄電池温度取得部116、電流値取得部118、残容量取得部120、および雰囲気温度取得部122を含む。
蓄電池温度取得部116は、蓄電池14に備え付けられた温度計(図示せず)が計測した蓄電池14の温度を取得する。電流値取得部118は、蓄電池電力検出部70が計測した蓄電池14の放電電流の電流値を取得する。残容量取得部120は、蓄電池14の現在の蓄電容量をSOC(State Of Charge)として取得する。雰囲気温度取得部122は、蓄電池14の冷却する空気の気温を取得する。
制御部34は、蓄電池温度取得部116が取得した蓄電池14の温度と、電流値取得部118が取得した蓄電池14の放電電流値とをもとに、ファン114の駆動を制御する。具体的に、制御部34は、蓄電池14の温度がある温度以上となった場合にファン114を駆動するための閾値となる温度を決定する。ここで「閾値となる温度」とは、ファン114を駆動するか否かを決定するための閾値とする「ファン駆動開始温度」である。制御部34は、蓄電池温度取得部116が取得した蓄電池14の温度と、電流値取得部118が取得した蓄電池14の放電電流値とをもとに、記憶部112が格納するテーブルを参照してファン駆動開始温度を決定する。以下、制御部34がファン駆動開始温度を決定する際に参照するテーブルにいて説明する。
一般に、蓄電池14の放電時の発熱量は、放電電流あるいは放電電力と相関がある。したがって、放電電流が少ない場合の蓄電池14の温度増加は、放電電流が多い場合の蓄電池14の温度増加と比較して小さくなる傾向がある。このため、蓄電池14がある温度のとき、その後放電を継続することによって蓄電池14の温度が、蓄電池14の放電が許可される放電許可温度範囲を超えるか否かは、放電電流値の大きさによって異なる場合がある。また、制御部34がファン駆動開始温度を決定する時点において蓄電池14の温度が低い場合は、温度が高い場合と比較して、放電許可温度範囲の上限付近まで温度が増加する間に、蓄電池14の残容量が少なくなる。このため、蓄電池14が放電を終えるまで放電許可温度範囲を超えない場合もあると考えられる。
そこで、制御部34がファン駆動開始温度を決定する際に、そのときの蓄電池14の温度と放電電流値とを反映させる。これにより、蓄電池14の冷却用の電力を適切に配分することが可能となる。
図3は、蓄電池14の温度および放電電流値と、ファン駆動開始温度とを対応付けたテーブルの一例を示す図である。図3において、エントリ中の数字はファン駆動開始温度[℃]を表す。また。エントリ中の「ON」は、蓄電池14の温度および放電電流値に関わらずファン114を駆動することを表し、「OFF」は、蓄電池14の温度および放電電流値に関わらずファン114を停止することを表す。
制御部34は、図3に示すテーブルに格納されている蓄電池14の温度のうち、蓄電池温度取得部116が取得した温度と最も近い温度を選択する。制御部34はまた、テーブルに格納されている放電電流のうち、電流値取得部118が取得した放電電流値と最も近い電流値を選択する。制御部34は、選択した温度と放電電流値とに対応付けられているファン駆動開始温度を取得する。制御部34は、テーブルからファン駆動開始温度の取得してファン駆動開始温度を決定した後は、蓄電池温度取得部116が取得した温度がファン駆動開始温度以上となる場合に、ファン114を駆動させて蓄電池14を冷却する。
図3に示すテーブルにおいては、ファン駆動開始温度を決定する時点における蓄電池14の温度が低いほど、ファン駆動開始温度は高くなる。また、蓄電池14の放電電流値が小さいほど、ファン駆動開始温度は高くなる。これにより、例えば蓄電池14の温度が所定の温度に達した場合にファン114を駆動し、冷却によって蓄電池14の温度が所定の温度未満になった場合にファン114を停止する、いわゆるオンオフ制御によってファン114の駆動を制御する場合と比較して、ファン114の駆動電力を抑制し、その分を第1種負荷28へ供給する電力とすることが可能となる。オンオフ制御によってファン114の駆動を制御する場合は、図3に示すテーブルでいうところのファン駆動開始温度を全て同一の温度とすることに相当するが、その場合は図3に示すテーブルにおける最も低い温度に設定する必要があり、結果としてファン114の駆動時間が増加することになるからである。
図3に示すテーブルに格納されているファン駆動開始温度はあくまでも一例であり、これに限定されない。ファン駆動開始温度は、蓄電池14の容量や性質等を考慮して実験により定めればよい。具体的には、蓄電池14のSOCが100%から0%に至るまで放電電流値を固定して放電を継続した場合における蓄電池14の温度増加を計測する。その温度増加分を蓄電池14の放電が許可される放電許可温度範囲の上限から減算し、必要に応じてマージンを取ってファン駆動開始温度を定めればよい。また、テーブルの刻み幅は、記憶部112の記憶容量と求められる精度等を勘案して実験により定めればよい。
ところで、制御部34はファン114を駆動させて蓄電池14を空冷冷却するのであるが、蓄電池14を冷却する空気の温度が蓄電池14の温度より高い場合、蓄電池14の温度を増加させることになりかねない。そこで制御部34は、雰囲気温度取得部122が取得した気温も、ファン駆動開始温度の決定に反映させることが好ましい。具体的には、制御部34は、雰囲気温度取得部122が取得した冷却用の空気の温度が、図3に示すテーブルを参照して取得したファン駆動開始温度よりも高い場合、ファン駆動開始温度を雰囲気温度取得部122が取得した温度とする。これにより、ファン114を駆動させることによってかえって蓄電池14の温度を増加させることを防止することができる。
上述したように、図3に示すテーブルに格納されるファン駆動開始温度は、蓄電池14のSOCが100%から0%に至るまで放電を継続することを仮定して定められる。実際の運用時においては、蓄電池14のSOCが必ずしも100%であるとは限らない。そこで制御部34は、残容量取得部120が取得した蓄電池14のSOCも、ファン駆動開始温度の決定に反映させることが好ましい。蓄電池14のSOCが100%未満の場合、放電電流の量も小さくなるため、放電に伴う蓄電池14の温度増加量も小さくなる。したがって、蓄電池14のSOCが少ない場合は、多い場合と比較して、ファン駆動開始温度を上げることができる。これにより、ファン114の駆動電力を抑制し、その分を第1種負荷28へ供給する電力とすることが可能となる。
図4は、蓄電池14の残容量および放電電流値と、ファン駆動開始温度の調整量とを対応付けたテーブルの一例を示す図である。図3において、エントリ中の数字はファン駆動開始温度の調整量[℃]を表す。図4に示すテーブルも、記憶部112に格納されている。
制御部34は、図4に示すテーブルに格納されている蓄電池14のSOCのうち、残容量取得部120が取得した残容量と最も近いSOCを選択する。制御部34はまた、テーブルに格納されている放電電流のうち、電流値取得部118が取得した放電電流値と最も近い電流値を選択する。制御部34は、選択したSOCと放電電流値とに対応付けられている調整量を取得する。制御部34は、図3を参照して決定したファン駆動開始温度に調整量を加算することで、新たなファン駆動開始温度を取得する。制御部34は、蓄電池温度取得部116が取得した温度が、蓄電池14のSOCを反映して調整したファン駆動開始温度以上となる場合に、ファン114を駆動させて蓄電池14を冷却する。
図4に示すテーブルにおいては、調整量を選択する時点における蓄電池14のSOCが小さいほど、調整量は大きくなる。蓄電池14のSOCが小さい場合、放電可能な電流の量が少ないので、蓄電池14の温度増加の幅が小さいからである。また、蓄電池14の放電電流値が小さいほど、調整量は大きくなる。このように、図4に示すテーブルを参照することにより、制御部34は、蓄電池14の実際のSOCを反映させてファン駆動開始温度を決定することができ、ファン駆動開始温度をより精度よく決定することが可能となる。
ここで制御部34は、電流値取得部118が取得した電流値で蓄電池14の放電を継続したと仮定した場合における蓄電池14の推定到達温度が、放電許可温度範囲内に収まる場合、蓄電池14の温度がファン駆動開始温度に到達しているか否かにかかわらず、ファン114を停止させてもよい。制御部34がファン114を駆動させる目的は蓄電池14の温度が放電許可温度範囲を上回ることを防止することにある。したがって、蓄電池14の温度が放電許可温度範囲以内に収まることが推定できるのであれば、そもそもファン114を駆動させる必要がない。これにより、ファン114を駆動させる電力を第1種負荷28へ供給する電力に回すことが可能となる。
図4に示すテーブルに格納されているファン駆動開始温度の調整量はあくまでも一例であり、これに限定されない。ファン駆動開始温度の調整量は、図3に示すファン駆動開始温度のテーブルと同様に、蓄電池14の容量や性質等を考慮して実験により定めればよい。また、テーブルの刻み幅は、記憶部112の記憶容量と求められる精度等を勘案して実験により定めればよい。また、上述した蓄電池14の推定到達温度は、例えば放電電流値および電流を流す時間とそのときの蓄電池14の温度上昇との関係を示すテーブルを実験により定めて記憶部112に記憶しておき、制御部34がそのテーブルを参照して取得すればよい。
図5は、本発明の実施の形態に係る蓄電池制御部18の処理の流れを説明するフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、例えば蓄電池制御部18が起動したときに開始する。
蓄電池温度取得部116は、蓄電池14の温度Tを取得する(S200)。電流値取得部118は、蓄電池14が放電する電流値である放電電流値Iを取得する(S202)。
雰囲気温度取得部122は、蓄電池14を冷却する空気の温度Tairを取得する(S204)。制御部34は、蓄電池温度取得部116が取得した蓄電池14の温度Tと電流値取得部118が取得した放電電流値Iとをもとに、記憶部112に格納されたファン駆動開始温度のテーブルを参照してファン駆動開始温度TFANを決定する(S206)。
雰囲気温度取得部122が取得した温度Tairがファン駆動開始温度TFANよりも高い場合(S208のY)、制御部34は、ファン駆動開始温度TFANを温度Tairに設定する(S210)。雰囲気温度取得部122が取得した温度Tairがファン駆動開始温度TFAN以下の場合(S208のN)、制御部34は、ファン駆動開始温度TFANに温度Tairを反映しない。
残容量取得部120は、蓄電池14のSOCを取得する(S212)。制御部34は、残容量取得部120が取得したSOCと電流値取得部118が取得した放電電流値Iとをもとに、記憶部112に格納されたファン駆動開始温度の調整量テーブルを参照してファン駆動開始温度TFANの調整量を取得し、ファン駆動開始温度TFANを調整する(S214)。制御部34がファン駆動開始温度TFANを調整すると、本フローチャートにおける処理は終了する。
以上、本発明の実施の形態に係る配電システム100によれば、商用電源と並列に接続された蓄電池を管理するための技術を提供することができる。
特に、制御部34が、蓄電池14の放電電流値、蓄電池14の温度、蓄電池14のSOC、および蓄電池14を冷却する空気の温度を考慮してファン114の駆動を制御するためのファン駆動開始温度を決定することにより、蓄電池14の冷却用の電力と第1種負荷28に供給する電力とを適切に配分することができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば上述した実施の形態において、制御部34は蓄電池制御部18に設置される場合について説明したが、制御部34は蓄電池制御部18に設置されることは必須ではない。制御部34の設置場所は自由度があり、例えば双方向パワーコンディショナ16内に設置されてもよく、また、単独で存在してもよい。
上述した実施の形態において、制御部34は図3または図4に示すテーブルを参照するときに、取得した物理量と最も近い物理量に対応するエントリを参照する場合について説明した。これに代えて、制御部34は補間計算によって参照すべき値を算出してもよい。これは例えば線形補間やスプライン補間等の既知の補間技術を用いて実現できる。ファン駆動開始温度やその補正量をより精度よく取得しうる点、および記憶部112に格納するデータ量を少なくしうる点で効果がある。
10 太陽電池、 12 第2スイッチ、 14 蓄電池、 16 双方向パワーコンディショナ、 18 蓄電池制御部、 20 第1スイッチ、 22 電源切替部、 24 商用電源、 26 負荷、 28 第1種負荷、 30 第2種負荷、 34 制御部、 58 第1端子、 60 第2端子、 66 配電経路、 68 分電盤、 70 蓄電池電力検出部、 100 配電システム、 110 取得部、 112 記憶部、 114 ファン、 116 蓄電池温度取得部、 118 電流値取得部、 120 残容量取得部、 122 雰囲気温度取得部。

Claims (4)

  1. 蓄電池の温度を取得する蓄電池温度取得部と、
    蓄電池の放電電流値を取得する電流値取得部と、
    前記蓄電池温度取得部が取得した温度と前記電流値取得部が取得した電流値とをもとに、蓄電池を冷却するファンを駆動する閾値となるファン駆動開始温度を決定する制御部とを備え、
    前記制御部は、ファン駆動開始温度の決定後、前記蓄電池温度取得部が取得した温度がファン駆動開始温度以上となる場合にファンを駆動させることを特徴とする制御装置。
  2. 蓄電池を冷却する空気の気温を取得する雰囲気温度取得部をさらに備え、
    前記制御部は、前記雰囲気温度取得部が取得した気温も、ファン駆動開始温度の決定に反映させることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 蓄電池の残容量を取得する残容量取得部をさらに備え、
    前記制御部は、前記残容量取得部が取得した残容量も、ファン駆動開始温度の決定に反映させることを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、前記電流値取得部が取得した電流値で放電を継続した場合の蓄電池の推定到達温度が、蓄電池の放電が許可される放電許可温度範囲内に収まる場合、ファンを停止させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の制御装置。
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JP2021164276A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 ブラザー工業株式会社 バックアップ電源回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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