JP2013197740A - 電子機器、電子機器の制御方法、電子機器の制御プログラム - Google Patents

電子機器、電子機器の制御方法、電子機器の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
電子機器から撮像映像を送信する際に、この撮像映像を置換えて送信できるようにすることが課題になっていた。
【解決手段】
実施形態の電子機器は、撮像部で撮像される撮像映像で、他の映像に置換えたい部分が指定可能な部分指定部を備える。
また、前記置換えたい部分が指定された場合に、置換え映像候補を出力し、前記置換えたい部分の置換え映像が指定可能な置換え映像指定部を備える。
また、前記置換え映像が指定された場合に、前記置換えたい部分と前記置換え映像の情報を記憶する記憶部を備える。
また、撮像映像の出力指示を受信した場合に、前記記憶された情報を用い、前記撮像映像の前記置換えたい部分を前記置換え映像に置換えて出力する出力部を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明の実施形態は、電子機器、電子機器の制御方法、電子機器の制御プログラムに関する。
近年、カメラ等の撮像部を備えたテレビ(TV)等の電子機器が普及している。
また、これらの電子機器は、複数の電子機器が、例えば、インターネットやTV電話ネットワーク等で接続され、ある電子機器のカメラで撮像された映像を他の電子機器に送信することが可能になっている。
しかし、これらの電子機器は、例えば、家庭に置かれ、ユーザが寝起きであったり、室内が整理されていなかったりした状態で、上記のような撮像映像の送信が行なわれることがあり、例えば、ユーザによっては、自分の顔や室内の映像を送信したくないという要求があった。
このため、電子機器から撮像映像を送信する際に、この撮像映像を置換えて送信できるようにすることが課題になっていた。
特開2010−35091号公報
電子機器から撮像映像を送信する際に、この撮像映像を置換えて送信できるようにすることが課題になっていた。
実施形態の電子機器は、撮像部で撮像される撮像映像で、他の映像に置換えたい部分が指定可能な部分指定部を備える。
また、前記置換えたい部分が指定された場合に、置換え映像候補を出力し、前記置換えたい部分の置換え映像が指定可能な置換え映像指定部を備える。
また、前記置換え映像が指定された場合に、前記置換えたい部分と前記置換え映像の情報を記憶する記憶部を備える。
また、撮像映像の出力指示を受信した場合に、前記記憶された情報を用い、前記撮像映像の前記置換えたい部分を前記置換え映像に置換えて出力する出力部を備える。
実施形態の電子機器が他の電子機器とテレビ電話通信で接続されたテレビ電話ネットワークシステムを示す図。 実施形態に係る電子機器の外観を示す外観図。 実施形態に係わる電子機器の構成の一例を示すブロック図。 実施形態に係る電子機器の映像表示部に表示される、撮像映像における他の映像に置換えたい部分およびこの置換えたい部分の置換え映像を指定可能な表示の一例を示す図。 実施形態に係る電子機器において、撮像映像の置換えたい部分を置換え映像に置換えて出力する例を示す図。 実施形態に係る電子機器において、撮像映像の置換えたい部分を置換え映像に置換えて出力する例を示す図。 実施形態に係る電子機器において、撮像映像における他の映像に置換えたい部分およびこの置換えたい部分の置換え映像を指定し、記憶する動作を説明するフローチャート。 実施形態に係る電子機器において、撮像映像を置換え映像(アバター)に置換えて送信指示する表示画面の一例を示す図。 実施形態に係る電子機器の動作を説明するフローチャート。
以下、図面を参照し、実施の形態を説明する。
図1は、実施形態の電子機器が他の電子機器とテレビ電話通信で接続されたテレビ電話ネットワークシステムを示す図である。
ここでは、電子機器の一例として、テレビやパーソナルコンピュータ(PC)等の映像表示装置を用いて説明を行うが、この実施形態に係る電子機器は、スマートフォンや携帯電話等のより小型の電子機器に適用することも可能である。
図1に示すように、例えば、この実施形態に係る電子機器(映像表示装置)1は、テレビ電話ネットワーク(テレビ電話網)100を介して他の電子機器(映像表示装置)101と接続され、互いに、テレビ電話通信を行なうことが可能である。
なお、電子機器間の通信は、他にもインターネットや他の通信を用いることが可能である。
ここで、テレビ電話通信は、例えば、ISDN(Integrated Services Digital Network)やIP(Internet Protocol:インターネットプロトコル)ネットワークで等のテレビ電話サービスを利用する。
図2は、実施形態に係る電子機器の外観を示す外観図である。
電子機器(映像表示装置)1は、例えば、ユーザによってリモコン(リモートコントローラ)21が操作され、このリモコン21から出力されたリモコン信号が電子機器(映像表示装置)1の操作受信部20で受信される。
リモコン信号を受信した電子機器(映像表示装置)1は、このリモコン信号の指示によって動作し、例えば、LCD(Liquid Crystal Display、液晶ディスプレイ)等で構成される表示画面8に、所定の映像を表示出力する。
また、この実施形態に係る電子機器(映像表示装置)1は、図2に示すように、撮像装置(カメラ)30を備えている。ここでは、撮像装置(カメラ)30は、音声を集音するマイクロフォンも備えている(図示せず)。
また、この実施形態に係る電子機器(映像表示装置)1は、上記のように、上記テレビ電話ネットワーク(テレビ電話網)100を介して他の電子機器(映像表示装置)101と接続され、互いに、テレビ電話通信を行なうことが可能である。
そして、撮像装置(カメラ)30で、例えば、電子機器(映像表示装置)1の前にいるユーザ200を撮影し、そのテレビ電話通信の映像コンテンツ(映像および音声)を、上記テレビ電話ネットワーク(テレビ電話網)100を介して接続される、テレビ電話通信の相手方である他の電子機器(映像表示装置)101に送信する。
また、同様に、例えば、他の電子機器(映像表示装置)101は、他の電子機器(映像表示装置)101の前にいるユーザを撮影し、そのテレビ電話通信の映像コンテンツ(映像および音声)を、上記テレビ電話ネットワーク(テレビ電話網)100を介して、上記電子機器(映像表示装置)1に送信する。
電子機器(映像表示装置)1は、この他の電子機器(映像表示装置)101から送信されたテレビ電話通信の映像コンテンツ(映像および音声)を受信し、例えば、表示画面8に表示する。
また、この電子機器(映像表示装置)1は、例えば、USB端子等で外付けされる外部記憶機器(HDD等)19を備えている。そして、後述するように、例えば、他の電子機器(映像表示装置)101から送信され、電子機器(映像表示装置)1で受信されたテレビ電話通信の映像コンテンツ(映像および音声)を、この外部記憶機器19に録画する。
図3は、実施形態に係わる電子機器の構成の一例を示すブロック図である。
この実施形態においては、制御部11はCPU(12)を備え、CPU(12)は電子機器(映像表示装置)1を制御する。また、RAM(13)、ROM(14)、フラッシュメモリ15は、例えば、制御部11で行われる処理に利用される。
例えば、放送局25からデジタル放送で映像コンテンツが放送される。放送局25から放送されたデジタル放送はチューナ3で受信され、選局処理が行われ、デジタル信号の映像コンテンツが信号処理部4に送信される。
信号処理部4で受信されたデジタル信号の映像コンテンツは信号処理が施され、音声処理部6および映像処理部5に送信される。
音声処理部6は、信号処理が施された映像コンテンツを受信し、音声処理を施した信号をスピーカ9に送信する。
スピーカ9は、音声処理が施された信号を受信し、音声を出力する。
また、映像処理部5は、信号処理が施された映像コンテンツを受信し、映像処理を施した信号を表示装置7に送信する。
表示装置7は、映像処理が施された信号を受信し、LCDパネル等で構成される表示画面(映像表示部)8に映像を表示する。
また、この実施の形態においては、電子機器(映像表示装置)1は内部記憶装置17を備えている。この内部記憶装置17は、上記外部記録機器19と同様に、例えば、他の電子機器(映像表示装置)101から送信され、電子機器(映像表示装置)1で受信されたテレビ電話通信の映像コンテンツ(映像および音声)を録画することが可能である。この内部記憶装置17は、上記受信された映像コンテンツを記録することが可能である。
また、この実施の形態においては、電子機器(映像表示装置)1は、上記のようにUSB接続やLAN接続される外部記憶機器19を備えている。上記受信された映像コンテンツはこの外部記憶機器19に記録することも可能である。
また、上記のように、電子機器(映像表示装置)1に対するユーザの操作は、例えばリモコン(リモートコントローラ)21等の操作機器によって指示される。
これらの処理は、上記のように、制御部11に制御される。
また、電子機器(映像表示装置)1は、送受信部(ネットワークインターフェース)22、ネットワーク26を介してサーバ27に接続され、例えば所定のウェッブページを受信し、ブラウジングすることが可能である。
図4は、実施形態に係る電子機器の映像表示部に表示される、撮像映像における他の映像に置換えたい部分およびこの置換えたい部分の置換え映像を指定可能な表示の一例を示す図である。
図4(a)は、例えば、上記のように、電子機器(映像表示装置)1の前にいるユーザ200が撮像装置(カメラ)30で撮像され、この撮像映像が他の電子機器(映像表示装置)101に送信される場合に、この撮像映像における他の映像に置換えたい部分を指定可能な表示の一例である。
この表示は、図4(a)に示すように、例えば、表示画面8に表示される。
ここでは、「撮像映像で他の映像に置換えたい部分を指定してください」と表示され、例えば、リモコン21を操作するユーザにより、表示されている「顔」41、「体」42、「背景」43から、ユーザが「他の映像に置換えたい部分」が指定される。
ここでは、ユーザにより、「顔」41が指定されている。
また、電子機器(映像表示装置)1は、図示しない画像認識ソフトウェアを備えており、上記撮像装置(カメラ)30で撮像された撮像映像から、例えば、ユーザ200の顔を認識し、表示画面8に表示される「認識した顔」の表示欄44に、この認識した顔44aを表示する。
これにより、ユーザ200は、撮像映像で他の映像に置換えたい部分を目視で確認することが可能になる。
また、同じく表示画面8に表示される「置換え候補」の表示欄45に、例えば、電子機器(映像表示装置)1のフラッシュメモリ15等に予め記憶された「置換え候補」を表示する。
ここでは、「置換え候補」は「顔1」45a、「顔2」45b、「表示しない」45cが表示されている。
ここでの「置換え候補」は、アバターを用いることが可能である。
ここで、アバターについて説明する。
アバター(avatar)とは、例えば、2D/3Dのビジュアルチャットやワールドワイドウェブ上の、比較的大規模なインターネットコミュニティで用いられる、「自分の分身となるキャラクター」、または、そのサービスの名称である。
アバターの多くは、人型をしたコミカルな姿であるが、動物やロボットなど、人以外の姿にすることも可能である。
あるいは、アバターの利用者であるユーザに模した姿にされることがあったり、現実の自分とは違う性別にしたり、あるいは、カスタマイズした姿に合わせて性格を変える等して別の人間に「なりきる」など、ある種の遊びとしても機能することがある。
このように、アバターは、ユーザの視覚に訴えることから、このような遊びやコミュニケーションの形が、容易になりつつある。
また、アバターは、例えば、アイコンという形でアバターの表情を変えることが可能であり、ユーザの顔の表情や感情等を直感的に相手に伝えるのに適している。これにより、例えば、文字によるコミュニケーション(顔文字など)を強化することも可能である。
ユーザは、この置換え候補欄45に表示されている「置換え候補」、すなわち、「顔1」45a、「顔2」45b、「表示しない」45cを指定することが可能である。
これにより、上記ユーザ200によって指定された、撮像映像で他の映像に置換えたい部分が、上記指定された「置換え候補」(「顔1」45a、「顔2」45b、「表示しない」45c等)に置換えられ、この置換え映像が撮像映像出力時に出力される。
そして、上記「置換え候補」として「顔1」45aまたは、「顔2」45bが指定された場合は、後述するように、電子機器(映像表示装置)1から出力される撮像映像は、ユーザ200の顔が「顔1」45aまたは、「顔2」45bに置換えられる。
また、上記のように、アバターは、表情を変えることが可能であり、上記撮像装置(カメラ)30で撮像された撮像映像のユーザ200の顔の表情や感情等を直感的に相手に伝えることが可能である。
また、上記「置換え候補」として「表示しない」45cが指定された場合は、ユーザ200の顔が表示されない状態(例えば、ユーザ200の顔が消えている状態)に置換えられる。
図4(b)は、上記図4(a)と同様に、例えば、電子機器(映像表示装置)1の前にいるユーザ200の撮像映像が他の電子機器(映像表示装置)101に送信される場合に、この撮像映像における他の映像に置換えたい部分をユーザが指定する表示の一例である。
この実施形態においては、「他の映像に置換えたい部分」を、図4(b)や図4(c)に示すように、複数、重複して指定することが可能である。
ここでは、リモコン21を操作するユーザにより、表示されている「顔」41、「体」42、「背景」43から、ユーザにより、「他の映像に置換えたい部分」として「顔」41および「体」42が指定されている。
また、特に図示しないが、「体」42も、上記と同様に、電子機器(映像表示装置)1は、図示しない画像認識ソフトウェアを用い、上記撮像装置(カメラ)30で撮像された撮像映像から、例えば、ユーザ200の体を認識し、表示画面8に表示される「認識した体」の表示欄(図示せず)44に、この認識した体を表示する。
また、同様に、表示画面8に表示される「置換え候補」の表示欄(図示せず)に、例えば、電子機器(映像表示装置)1のフラッシュメモリ15等に予め記憶された「置換え候補」を表示する。
ユーザは、ここに表示されている「置換え候補」を指定することが可能である。
これにより、上記ユーザ200によって指定された、撮像映像で他の映像に置換えたい部分(ここでは、「顔」と「体」)が、上記指定された「置換え候補」に置換えられ、この置換え映像が撮像映像出力時に出力される。
図4(c)は、上記と同様に、例えば、電子機器(映像表示装置)1の前にいるユーザ200の撮像映像が他の電子機器(映像表示装置)101に送信される場合に、この撮像映像における他の映像に置換えたい部分をユーザが指定する表示の一例である。
ここでは、リモコン21を操作するユーザにより、表示されている「顔」41、「体」42、「背景」43から、ユーザにより、「他の映像に置換えたい部分」として「顔」41、「体」42、「背景」43が指定されている。
また、特に図示しないが、「背景」43も、上記と同様に、表示画面8に表示される「置換え候補」の表示欄(図示せず)に、例えば、電子機器(映像表示装置)1のフラッシュメモリ15等に予め記憶された「置換え候補」を表示する。
ユーザは、ここに表示されている「置換え候補」を指定することが可能である。
これにより、上記ユーザ200によって指定された、撮像映像で他の映像に置換えたい部分(ここでは、「顔」と「体」と背景)が、上記指定された「置換え候補」に置換えられ、この置換え映像が撮像映像出力時に出力される。
図5は、実施形態に係る電子機器において、撮像映像の置換えたい部分を置換え映像に置換えて出力する例を示す図である。
図5(a)は、撮像映像51の置換えたい部分を置換え映像52に置換えて出力する例を示す図である。
ここでは、撮像映像51の置換えたい部分として、例えば、図4(c)のように、「顔」、「体」、「背景」が指定され、これらの置換え映像52に、予め記憶した絵や写真(アバター)を用い、置換え映像を出力している。
すなわち、ここでは、置換え映像52は、撮像映像51に比べ、「顔」、「体」、「背景」が置換えられている。
図5(b)は、撮像映像53の置換えたい部分を置換え映像54に置換えて出力する例を示す図である。
ここでは、撮像映像53の置換えたい部分として、例えば、図4(b)のように、「顔」、「体」が指定され、これらの置換え映像54に、予め記憶した絵や写真(アバター)を用い、置換え映像を出力している。
すなわち、ここでは、置換え映像54は、撮像映像53に比べ、「顔」、「体」が置換えられ、「背景」は撮像映像53の映像(実物)が用いられている。
図5(c)は、撮像映像55の置換えたい部分を置換え映像56に置換えて出力する例を示す図である。
ここでは、撮像映像55の置換えたい部分として、例えば、図4(a)のように、「顔」が指定され、これらの置換え映像56に、予め記憶した絵や写真(アバター)を用い、置換え映像を出力している。
すなわち、ここでは、置換え映像56は、撮像映像55に比べ、「顔」が置換えられ、「体」、「背景」は撮像映像55の映像(実物)が用いられている。
図5(d)は、撮像映像57の置換えたい部分を置換え映像58に置換えて出力する例を示す図である。
ここでは、撮像映像57の置換えたい部分として、「背景」が指定され、これらの置換え映像58に、予め記憶した絵や写真(アバター)を用い、置換え映像を出力している。
すなわち、ここでは、置換え映像58は、撮像映像57に比べ、「背景」が置換えられ、「顔」、「体」は撮像映像57の映像(実物)が用いられている。
図6は、実施形態に係る電子機器において、撮像映像の置換えたい部分を置換え映像に置換えて出力する例を示す図である。
ここでは、上記撮像映像に、複数の人物が撮像されている。
図6(a)は、撮像された複数の人物が同じ置換え映像(アバター)に置換えられて出力される例を示す図である。
ここでは、例えば、上記複数の人物(AさんとBさん)は、特定せず、同じ置換え映像(アバター)に置換えられて出力されている。
ここでは、撮像映像61の置換えたい部分として、例えば、「顔」と「体」が指定され、これらの置換え映像62に、予め記憶した絵や写真(アバター)を用い、置換え映像を出力している。
すなわち、ここでは、置換え映像62は、撮像映像61に比べ、上記複数の人物(AさんとBさん)の「顔」と「体」が置換えられている。このとき、「背景」は、撮像映像の映像(実物)が出力される。
図6(b)は、撮像された複数の人物が異なる置換え映像(アバター)に置換えられて出力される例を示す図である。
ここでは、例えば、上記複数の人物(AさんとBさん)の違いを認識し、異なる置換え映像(アバター)に置換えられて出力されている。
ここでは、撮像映像63の置換えたい部分として、上記と同様に、例えば、「顔」と「体」が指定され、これらの置換え映像64に、予め記憶した絵や写真(アバター)を用い、置換え映像を出力している。
すなわち、ここでは、置換え映像64は、複数の人物(AさんとBさん)の「顔」と「体」が異なる置換え映像(アバター)に置換えられて出力されている。このとき、「背景」は、撮像映像の映像(実物)が出力される。
図6(c)は、撮像された複数の人物の特定の人物が置換え映像(アバター)に置換えられて出力される例を示す図である。
ここでは、例えば、上記複数の人物(AさんとBさん)のAさんが特定され、このAさんは置換え映像(アバター)に置換えられて出力されている。このとき、Bさんは、置換え映像(アバター)に置換えられない。
ここでは、撮像映像65の置換えたい部分として、上記と同様に、例えば、「顔」と「体」が指定され、これらの置換え映像66に、予め記憶した絵や写真(アバター)を用い、置換え映像を出力している。
すなわち、ここでは、置換え映像66は、上記特定されたAさんが、置換え映像(アバター)に置換えられて出力され、特定されないBさんは、置換え映像(アバター)に置換えられない映像が出力されている。このとき、「背景」は、撮像映像の映像(実物)が出力される。
図6(d)は、撮像された複数の人物の、特定の人物を消す(あるいは特定の人物以外は消す)置換え映像(アバター)に置換えられて出力される例を示す図である。
ここでは、例えば、上記複数の人物(AさんとBさん)のBさんが特定され、このBさんを表示しない置換え映像(アバター)に置換えられた置換え映像が出力されている。このとき、Bさんは、置換え映像に表示されていない。
ここでは、撮像映像67の置換えたい部分として、上記と同様に、例えば、「顔」と「体」が指定され、これらの置換え映像68に、予め記憶した絵や写真(アバター)を用い、置換え映像を出力している。
すなわち、ここでは、置換え映像68は、上記特定されたBさんを表示しない置換え映像(アバター)に置換えられて出力され、特定されないAさんは、置換え映像(アバター)に置換えられない映像が出力されている。このとき、「背景」は、撮像映像の映像(実物)が出力される。
また、この例では、Bさんを特定し、このBさんを表示しない置換え映像(アバター)に置換えているが、これとは反対に、Aさんを特定し、このAさん以外を表示しない置換え映像(アバター)に置換えるようにしても良い。
図7は、実施形態に係る電子機器において、撮像映像における他の映像に置換えたい部分およびこの置換えたい部分の置換え映像を指定し、記憶する動作を説明するフローチャートである。
ステップS100は、ここでの開始ステップである。続いて、ステップS101に進む。
ステップS101は、電子機器(映像表示装置)1の電源をONにするステップである。続いて、ステップS102に進む。
ステップS102は、撮像映像で他の映像に置換えたい部分の指定画面を表示画面8に表示するステップである。続いて、ステップS103に進む。
ステップS103は、上記のように、撮像映像で他の映像に置換えたい部分をユーザが指定するステップである。撮像映像で他の映像に置換えたい部分は、例えば、図4に示すように、「顔」、「体」、「背景」の一部または全部等である。続いて、ステップS104に進む。
ステップS104は、上記他の映像に置換えたい部分の撮像映像を、表示画面8に表示するステップである。例えば、図4(a)の「認識した顔」44aのように表示する。続いて、ステップS105に進む。
ステップS105は、表示画面8に、上記他の映像に置換えたい部分の置換え映像候補(アバター)を表示するステップである。例えば、図4(a)に示すように「顔1」45a、「顔2」45b、「表示しない」45c等である。続いて、ステップS106に進む。
ステップS106は、上記表示された置換え映像候補の中から、ユーザが所望の置換え映像を指定するステップである。続いて、ステップS107に進む。
ステップS107は、上記指定された撮像映像で他の映像に置換えたい部分と、上記指定されたその置換え映像候補(アバター)の情報を、フラッシュメモリ15に予め記憶するステップである。続いて、ステップS108に進む。
ステップS108は、終了ステップであり、ここでの処理は終了する。
図8は、実施形態に係る電子機器において、撮像映像を置換え映像(アバター)に置換えて送信指示する表示画面の一例を示す図である。
図8に示すように、例えば、ユーザのリモコン21操作により、この撮像映像を置換え映像(アバター)に置換えて送信指示する表示が、電子機器1の表示画面8に表示される。
ここでは、例えば、「撮像映像を置換え映像(アバター)に置換えて送信しますか?」と表示されている。
ユーザはリモコン21を操作し、例えば、「Yes」81を指定する。これにより、上記撮像映像を置換え映像(アバター)に置換える送信が指示される。
図9は、実施形態に係る電子機器の動作を説明するフローチャートである。
ステップS200は、ここでの開始ステップである。続いて、ステップS201に進む。
ステップS201は、電子機器(映像表示装置)1の電源をONにするステップである。続いて、ステップS202に進む。
ステップS202は、撮像映像出力指示が受信されたか、すなわち、上記撮像映像を置換え映像(アバター)に置換える送信指示が受信されたかを判別するステップである。撮像映像出力指示が受信されたと判別される場合は、ステップS203に進む(Yes)。撮像映像出力指示が受信されないと判別される場合は、ここでの処理を繰り返す(No)。
ステップS203は、例えば、フラッシュメモリ15に予め記憶された、他の映像に置換えたい部分とその置換え映像(アバター)の情報を取得するステップである。続いて、ステップS204に進む。
ステップS204は、上記取得された情報を用い、上記撮像映像の置換えたい部分をその置換え映像(アバター)に置換えて出力するステップである。続いて、ステップS205に進む。
ステップS205は、上記出力された置換え映像(アバター)を送信先(例えば、電子機器100)に向けて出力(送信)するステップである。続いて、ステップS206に進む。
ステップS206は、電子機器100は、電子機器1から送信された上記置換え映像(アバター)を受信し、映像表示部に表示するステップである。続いて、ステップS207に進む。
ステップS207は、終了ステップであり、ここでの処理は終了する。
すなわち、この実施形態の電子機器は、撮像部(カメラ30)で撮像される撮像映像で、他の映像に置換えたい部分が指定可能な部分指定部(図4)を備える。
また、上記置換えたい部分が指定された場合に、置換え映像候補(45)を出力し、上記置換えたい部分の置換え映像が指定可能な置換え映像指定部(図4)を備える。
また、上記置換え映像が指定された場合に、上記置換えたい部分と上記置換え映像の情報を記憶する記憶部(フラッシュメモリ15)を備える。
また、撮像映像の出力指示を受信した場合に、上記記憶された情報を用い、上記撮像映像の上記置換えたい部分を上記置換え映像に置換えて出力する出力部(22)を備える。
また、上記部分指定部(「顔」41、「体」42、「背景」43)および上記置換え映像指定部(45a、45b、45c)は映像表示部8の表示を含んでいる。
また、上記他の映像に置換えたい部分(「顔」41、「体」42、「背景」43)および上記置換え映像(45a、45b、45c)はユーザに指定される。
また、上記置換え映像はアバターを含んでいる。
また、上記置換え映像は、表示を消す等、表示をしない映像を含んでいる。
また、電子機器1から出力された映像は外部機器(電子機器101)に向けて送信する。
上記のように、近年、例えば、インターネットやTV電話ネットワーク等で接続され、ある電子機器のカメラで撮像された映像を他の電子機器に送信することが可能になっている。
しかし、これらの電子機器は、例えば、家庭に置かれ、ユーザが寝起きであったり、室内が整理されていなかったりした状態で、上記のような撮像映像の送信が行なわれることがあった。
このため、ユーザによっては、上記撮像映像をそのままでは送りたくないという場合があった。
その際、例えば、送信映像をアバター等の映像に差し替えて送る方法があるが、ユーザによっては、通信相手が親しい人物や、信頼できるコミュニティーであった場合には、単純な映像の差し替えでは物足りないと感じることもある。
そこで、この実施形態においては、上記のように、ユーザが映像送信先に見せても良い部分はそのまま送信し、また、見せたくない部分は上記のように、例えば、表情や動きを反映した、置換え映像(アバター)に置換えて送信することで、映像送信先の人とより深いコミュニケーションをとることが可能になる。
上記のように構成することによって、この実施形態においては、電子機器から撮像映像を送信する際に、この撮像映像を置換えて送信できるようにすることが可能になる。
なお、上記実施形態の制御処理の手順は全てソフトウェアによって実行することが可能である。このため、制御処理の手順を実行するプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じてこのプログラムを通常のコンピュータにインストールして実行するだけで、上記実施形態と同様の効果を容易に実現することができる。
なお、上記実施形態は、記述そのものに限定されるものではなく、実施段階では、その趣旨を逸脱しない範囲で、構成要素を種々変形して具体化することが可能である。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…電子機器(映像表示装置)、8…表示画面(映像表示部)、30…撮像装置(カメラ)、41…顔、42…体、43…背景、44…認識した顔の表示部、45…置換え候補の表示部。

Claims (8)

  1. 撮像部で撮像される撮像映像で、他の映像に置換えたい部分が指定可能な部分指定部と、
    前記置換えたい部分が指定された場合に、置換え映像候補を出力し、前記置換えたい部分の置換え映像が指定可能な置換え映像指定部と、
    前記置換え映像が指定された場合に、前記置換えたい部分と前記置換え映像の情報を記憶する記憶部と、
    撮像映像の出力指示を受信した場合に、前記記憶された情報を用い、前記撮像映像の前記置換えたい部分を前記置換え映像に置換えて出力する出力部を備える電子機器。
  2. 前記部分指定部および前記置換え映像指定部は映像表示部の表示を含む請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記他の映像に置換えたい部分および前記置換え映像はユーザに指定される請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記置換え映像はアバターを含む請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記置換え映像は表示をしない映像を含む請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記出力された映像を外部機器に向けて送信する請求項1に記載の電子機器。
  7. 撮像部で撮像される撮像映像で、他の映像に置換えたい部分が指定されるステップと、
    前記置換えたい部分が指定された場合に、置換え映像候補を出力し、前記置換えたい部分の置換え映像が指定されるステップと、
    前記置換え映像が指定された場合に、前記置換えたい部分と前記置換え映像の情報を記憶するステップと、
    撮像映像の出力指示を受信した場合に、前記記憶された情報を用い、前記撮像映像の前記置換えたい部分を前記置換え映像に置換えて出力するステップを備える電子機器の制御方法。
  8. 撮像部で撮像される撮像映像で、他の映像に置換えたい部分が指定されるステップと、
    前記置換えたい部分が指定された場合に、置換え映像候補を出力し、前記置換えたい部分の置換え映像が指定されるステップと、
    前記置換え映像が指定された場合に、前記置換えたい部分と前記置換え映像の情報を記憶するステップと、
    撮像映像の出力指示を受信した場合に、前記記憶された情報を用い、前記撮像映像の前記置換えたい部分を前記置換え映像に置換えて出力するステップを備え、電子機器を制御する電子機器の制御プログラム。
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