JP2013196973A - 端子接続部および電動アクチュエータ - Google Patents

端子接続部および電動アクチュエータ Download PDF

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Abstract

【課題】振動や経時的な劣化により圧接力が低下した場合でも、電気的な接続が確保できるようにする。
【解決手段】軸部24を有する駆動回路側第2通電端子15aと、帯板状部材に該帯板状部材の先端部から基端部へ向かって切欠部20を形成して軸部24を軸部24と直角な方向から挟持する一対の挟持部21を設けたモータ側通電端子16aとにより構成し、軸部24を切欠部20の底部へ向って押圧したときに、一対の挟持部21の先端部21bが閉じる方向へ一対の挟持部21の夫々に回転力を生じさせる回転力発生手段として第1スリット22をモータ側通電端子16aに設けることで被押圧部21cを形成し、軸部24を切欠部20の底部へ向って相対的に押圧する押圧力は駆動回路側第2通電端子15aとモータ側通電端子16a子との組み付けによる組付力Fにより付与されるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、一方の通電端子に対して他方の通電端子を電気的に接続する端子接続部と、該端子接続部を備えた電動アクチュエータとに関する。
例えば電動パワーステアリング装置のように、運転者が回動操作するステアリングシャフトの回動方向と同じ方向へ回転駆動力を付与して操舵アシストトルクを発生させる装置は、駆動源として電動モータが用いられている。そして、該電動モータはモータユニットに収容され、該電動モータを制御するための制御手段が制御ユニットに収容され、前記電動モータに接続された通電端子と前記制御手段に接続された通電端子とが接続され、これらの一対の通電端子により端子接続部を構成している。
従来の端子接続部としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1は、音叉端子11がバスバー10と一体に形成されており、音叉端子11にスロット11aを形成することにより両側縁11b,11cが形成され、一端縁11bには内側に突出する第1接点部11b−1が形成され、他端縁11cには内側に突出する第2接点部11c−2が形成されている。
前記雄タブ21を前記音叉端子11の上端よりスロット11aに挿入すると、
第1接点部11b−1と第2接点部11c−2とが広がる方向へ弾性変形し、該弾性変形により復帰しようとする反力が生じ、第1接点部11b−1と第2接点部11c−2とが非対称位置で雄タブ21の両面に圧接される。
特開2007−287619号公報
ところが、特許文献1に記載の端子接続部は、振動を受けたり、あるいは経時的な劣化などにより当初に有していた弾性変形した後の復帰力が低下し、前記反力が徐々に消失して圧接力が低下するため、音叉端子11と雄タブ21との接触圧が低下して電気的な接続が確保できなくなる虞がある。
そこで本発明は、上記の課題を解決した端子接続部および電動アクチュエータを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、軸部を有する第1通電端子と、帯板状部材に該帯板状部材の先端部から基端部へ向かって切欠部を形成して前記軸部を前記軸部と直角な方向から挟持する一対の挟持部を設けた第2通電端子とにより構成し、
前記軸部を前記切欠部の底部へ向って押圧したときに、前記一対の挟持部の先端部が閉じる方向へ前記一対の挟持部の夫々に回転力を生じさせる回転力発生手段を前記第2通電端子に設け、前記軸部を切欠部の底部へ向って相対的に押圧する押圧力は前記第1通電端子と前記第2通電端子との組み付けによる組付力により付与されるようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の端子接続部において、
前記回転力発生手段として、前記切欠部の底部から前記第2通電端子の基端部へ向かって分岐する第1スリットを形成したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、電動モータを収容したモータユニットと、前記モータを制御する制御手段を収容した制御ユニットとにより構成し、
前記制御手段は、モータ駆動回路部とフィルタ回路部とを、前記電動モータの軸方向に対向させて配置し、
前記モータ駆動回路部と前記フィルタ回路部との間、または、前記モータ駆動回路部もしくは前記フィルタ回路部と前記電動モータとの間を電気接続した電動アクチュエータであって、
軸部を有する第1通電端子と、帯板状部材に該帯板状部材の先端部から基端部へ向かって切欠部を形成して前記軸部を前記軸部と直角な方向から挟持する一対の挟持部を設けた第2通電端子とにより構成し、
前記軸部を前記切欠部の底部へ向って押圧したときに、前記一対の挟持部の先端部が閉じる方向へ前記一対の挟持部の夫々に回転力を生じさせる回転力発生手段を前記第2通電端子に設け、前記軸部を切欠部の底部へ向って相対的に押圧する押圧力は前記第1通電端子と前記第2通電端子との組み付けによる組付力により付与されるようにした端子接続部を設け、
該端子接続部によって、前記モータ駆動回路部と前記フィルタ回路部との間、または、前記モータ駆動回路部もしくは前記フィルタ回路部と前記電動モータとの間を電気接続したことを特徴とする。
請求項1に係る端子接続部によれば、組付力と回転力発生手段との作用により夫々の挟持部には夫々の挟持部の先端部が閉じる方向へ回転力が生じるので、挟持部と軸部との圧接力の低下が抑制され、電気的な接続が確保される。
請求項2に係る端子接続部によれば、回転力発生手段として第2通電端子に第1スリットを形成するだけなので、構造が簡単である。
請求項3に係る電動アクチュエータによれば、請求項1に記載の端子接続部を介して接続するので、組付力と回転力発生手段との作用により、第2通電端子の夫々の挟持部には夫々の挟持部の先端部が閉じる方向へ回転力が生じ、挟持部と第1通電端子の軸部との圧接力の低下が抑制され、電気的な接続が確保される。
端子接続部に係り、(a)は断続状態の構成図、(b)は接続状態の構成図(実施の形態1)。 電動パワーステアリング装置の分解斜視図(実施の形態1)。 電動パワーステアリング装置の要部を示す斜視図(実施の形態1)。 電動パワーステアリング装置の要部を一部破断して示す正面図(実施の形態1)。 端子接続部に係り、(a)は断続状態の構成図、(b)は接続状態の構成図(実施の形態2)。 端子接続部に係り、(a)は断続状態の構成図、(b)は接続状態の構成図(実施の形態3)。 端子接続部に係り、(a)は断続状態の構成図、(b)は接続状態の構成図(実施の形態4)。 端子接続部に係り、(a)は断続状態の構成図、(b)は接続状態の構成図(実施の形態5)。
以下、本発明による端子接続部および電動アクチュエータの実施の形態を説明する。本実施の形態は、本発明による電動アクチュエータを、ステアリングホィールを回動操作する際のトルクを補助する電動パワーステアリング装置に適用したものである。
(a)実施の形態1
まず、実施の形態1について説明する。
(実施の形態1の構成)
運転者がステアリングホィールを回動操作する際のトルクを補助するため、車両には電動パワーステアリング装置が設けられている。該電動パワーステアリング装置は、ステアリングシャフトの回動方向と回動トルクとを検出するトルクセンサを設け、該トルクセンサの検出値に基づいて電動モータを駆動するものであり、電動モータと該電動モータを制御する制御手段とにより構成されている。
図2に示すように、電動パワーステアリング装置は、モータユニット1とコントロールユニット(ECU:Electroniic Control Unit)2とにより構成され、モータユニット1には例えば三相ブラシレスモータ等の電動モータが収容され、コントロールユニット2には制御手段が収容されている。モータユニット1を構成するモータハウジング1aの図中の右上に位置する出力軸側には3つのボス部1bが形成され、該ボス部1bに設けられた取付孔1cに図示しないボルトを挿通して、モータユニット1が車両の図示しないギヤに結合されている。モータハウジング1aの出力軸とは反対側の図中の左下には、外形寸法の大きい外装部1dが形成され、該外装部1dに図示しないボルトを介してコントロールユニット2が結合されている。
該コントロールユニット2は、底部がモータユニット1側に結合された有底筒形状のECUハウジング3と、該ECUハウジング3に図示しない3本のボルトを介して結合された蓋体4と、ECUハウジング3と蓋体4とにより形成される収容空間に収容されたモータ駆動回路部5,制御回路部6,フィルタ回路部7とで構成されている。
前記モータ駆動回路部5は、制御回路6から送られる制御信号によって図示しないMOSFETを駆動制御し、該MOSFETにより電動モータの3相のモータ側通電端子に交流電流を供給して電動モータを駆動するものであり、金属基板8に図示しないMOSFETが実装されている。前記制御回路部6は、前記のように前記MOSFET等を制御するものであり、プリント基板9に図示しないマイコンを実装して構成されている。前記フィルタ回路部7は、コントロールユニット2の内外のノイズを吸収する機能を備えており、コントロールユニット2の内外から電源ラインに混入するノイズやMOSFETのスイッチングノイズ(ラジオノイズ)を吸収し、外部へ伝播されるのを抑制するものであり、樹脂基板10に図示しないコンデンサ,コイル,リレー等を実装して構成されている。
蓋体4の外面にはコネクタ4aが一体形成され、該コネクタ4aを介して、図示しないバッテリから前記モータ駆動回路部5,前記制御回路部6,前記フィルタ回路部7および前記モータユニット1内の電動モータへ電力が供給されている。電力の供給を行うための構成を以下に詳細に説明する。
前記蓋体4を貫通する蓋体側電源端子11a,11bの一端がコネクタ4aの内部に臨み、他端が蓋体4の内部へ向って突出している。一方、前記フィルタ回路部7には樹脂基板10を貫通する状態でフィルタ回路側電源端子12a,12bが設けられ、該フィルタ回路側電源端子12a,12bに前記蓋体側電源端子11a,11bが挿通され、溶接結合されている。
また、前記フィルタ回路部7には、樹脂基板10を貫通するフィルタ回路側通電端子13a,13bが設けられる一方、前記金属基板8には駆動回路側第1通電端子14a,14bが突出して設けられ、該駆動回路側第1通電端子14a,14bがプリント基板9に形成された切欠部9aを介してフィルタ回路側通電端子13a,13bに接続されている。
また、前記金属基板8には3相分の駆動回路側第2通電端子15a〜15cが設けられる一方、前記モータユニット1には電動モータに接続された3相分のモータ側通電端子16a〜16cが突出して設けられ、該3相分のモータ側通電端子16a〜16cがECUハウジング3に形成された長孔3aを介して駆動回路側第2通電端子15a〜15cに接続されている。
前記駆動回路側第1通電端子14a,14bと前記3相分のモータ側通電端子16a〜16cとは以下のようにして前記金属基板8に取り付けられている。図3に示すようにブロック17が樹脂で形成され、該ブロック17に形成された突起部17a,17bを金属基板8の貫通孔に嵌合させることにより、該ブロック17が金属基板8に結合されている。このブロック17に3相分の前記駆動回路側第2通電端子15a〜15cの上端の軸部24と前記駆動回路側第1通電端子14a,14bの基端部26の近傍とがモールドされている。
即ち、図3に示すように、ブロック17の一方の面に3つの凹部17cが形成され、該凹部17cに3相分の駆動回路側第2通電端子15a〜15cの軸部24が入り込んだ状態で駆動回路側第2通電端子15a〜15cがモールドされ、該駆動回路側第2通電端子15a〜15cの基端部27は金属基板8の配線回路へ向かって突出し、該配線回路に接続されている。駆動回路側第2通電端子15a〜15cの上端部は、軸部24の上下位置がブロック17の凹部17cの内壁に埋設された状態で支持されている。なお、モールドすることなく、凹部17cの内部に軸部24を貫通させる構成を採用してもよい。一方、前記駆動回路側第1通電端子14a,14bは、基端部26の近傍がモールドされ、先端部28がフィルタ回路7へ向って伸びており、基端部26はブロック17から金属基板8の配線回路へ向かって突出し、該配線回路に接続されている。
前記外装部1dの内部には、図2に示すように電動モータの出力軸の回転数を検出するレゾルバ18が設けられている。該レゾルバ18は、出力軸に固定された図示しないロータと、該ロータを囲繞するステータ18aとから構成されている。レゾルバ18が検出した出力軸の回転数を前記制御回路部6へ送るため、軸心方向に沿って配置された6本のレゾルバ端子18bが設けられ、該レゾルバ端子18bをECUハウジング3の長孔3bおよび金属基板8の切欠部8aに挿通させてコネクタ19に結合することにより、レゾルバ18と制御回路部6とが接続されている。
ここで、本実施の形態では3相分の駆動回路側第2通電端子15a〜15cを第1通電端子とし、3相分のモータ側通電端子16a〜16cを第2通電端子としたときの状態を詳細に説明する。ここでは、夫々の駆動回路側第2通電端子15a〜15cは同一の形状であり、夫々のモータ側通電端子16a〜16cは同一の形状なので、単一の駆動回路側第2通電端子15aと単一のモータ側通電端子16aとの接続構造について説明する。
帯板状部材からなる駆動回路側第2通電端子15aは、前記のように軸部24を図3のブロック17の凹部17cの中央に配置した状態で、モールドされている。一方、モータ側通電端子16aは、図1,図3,図4に示すように帯板状部材に先端部21bから基端部29へ向かって切欠部20を形成することにより、前記軸部24と直角な方向から軸部24を挟持する一対の挟持部21を設けて構成されている。
そして、モータ側通電端子16aの一対の挟持部21を駆動回路側第2通電端子15aの軸部24へ向って前進させ、該軸部24をモータ側通電端子16aの切欠部20の底部20bへ向って相対的に押圧したときに、一対の挟持部21の先端部21bが閉じる方向へ一対の挟持部21の夫々に回転力を生じさせる回転力発生手段がモータ側通電端子16aに設けられている。
前記回転力発生手段として、前記切欠部20の底部20bからモータ側通電端子16aの基端部29へ向かって分岐する第1スリット22が形成されている。これにより、夫々の挟持部21の内側であって切欠部20と第1スリット22の下部との間には、被押圧部21cが形成されている。この被押圧部21cが駆動回路側第2通電端子15aの軸部24によってモータ側通電端子16aの基端部へ向って押圧されることにより、一対の挟持部21の先端部21bが閉じる方向へ、一対の挟持部21の夫々に撓み中心Aを中心とする回転力が生じる。
一方、軸部24を切欠部20の底部20bへ向って相対的に押圧する押圧力は前記駆動回路側第2通電端子15a〜15cと前記モータ側通電端子16a〜16cとの組み付けによる組付力により付与される。
モータ側通電端子16aは帯板状部材をプレスで打ち抜いて形成され、切欠部20および第1スリット22を挟んだ両側に一対の挟持部21が形成されている。また、切欠部20の隙間寸法Gは、軸部24の厚さ寸法Tに対して僅かに小さく設定されている。このほか、夫々の挟持部21の先端部21bにおける切欠部20の開口部20a側には、切欠部20へ軸部24を案内するためのガイド面21aが形成されている。該ガイド面21aは、挟持部21の内面と端面との角部を約45度にカットして形成したものである。
駆動回路側第2通電端子15aとモータ側通電端子16aとについて説明したが、その他の駆動回路側第2通電端子15b,15cとモータ側通電端子16b,16cとについても同じ構成なので、説明を省略する。
また、前記駆動回路側第1通電端子14a,14bとフィルタ回路側通電端子13a,13bとについても同じ構成なので、説明を省略する。なお、フィルタ回路側通電端子13a,13bは第1通電端子に相当し、駆動回路側第1通電端子14a,14bは第2通電端子に相当する。
(実施の形態1の作用)
次に、本実施の形態の端子接続部および電動パワーステアリング装置の作用を説明する。
この実施の形態によれば、駆動回路側第2通電端子15aとモータ側通電端子16aとを組み付ける際に、該駆動回路側第2通電端子15aの軸部24がモータ側通電端子16a基端部29へ向って押圧される状態で、駆動回路側第2通電端子15aとモータ側通電端子16aとが組み付けられる。このため、図1(b)に示すように、駆動回路側第2通電端子15aとモータ側通電端子16aとの組み付けによる組付力Fがモータ側通電端子16a回転力発生手段に作用し、一対の挟持部21の夫々には回転力が生じ、一対の挟持部21の先端部21bが閉じる。
具体的に説明すると、夫々の挟持部21の内側であって切欠部20と第1スリット22の下部との間に被押圧部21cが形成され、前記組付力Fにより該被押圧部21cが軸部24によって図1(b)に示すように矢印f1の方向へ押圧されることから、夫々の挟持部21に夫々の挟持部21の基端部の撓み中心Aを中心とする回転力が作用し、夫々の挟持部21の回転により夫々の挟持部21の先端部21bが矢印f2の方向へ移動して閉じ、該先端部21bと軸部24との間に圧接力が作用する。
この端子接続部によれば、組付力Fと回転力発生手段との作用により夫々の挟持部21には夫々の挟持部21の先端部21bが閉じる方向へ回転力が生じるので、挟持部21と軸部24との圧接力の低下が抑制され、従来のように振動あるいは経時的な劣化等により弾性変形による復帰力が消失する構成に比べ、圧接力の低下が抑制され、電気的な接続が確保される。
この端子接続部によれば、回転力発生手段としてモータ側通電端子16aに第1スリット22を形成するだけなので、構造が簡単である。
(b)実施の形態2
次に、実施の形態2について説明する。なお、この実施の形態は実施の形態1の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
実施の形態1の図1と対応する図面を図5に示すように、この実施の形態は、回転力発生手段として、前記切欠部20の底部20bからモータ側通電端子16aの基端部29へ向かって第2スリット23を形成し、該第2スリット23の閉端部から夫々の挟持部21の外面へ向って第2スリット23よりも幅寸法の大きな第3スリット30を形成したものである。この第3スリット30の両端部は、応力集中を緩和するために内周面が円弧形状に形成されている。この場合は、3スリット24と挟持部21の外周面との間の断面積が小さくなり、この部分が撓み中心Aとなる。
この実施の形態によれば、夫々の挟持部21の内側であって切欠部20と第3スリット30との間に被押圧部21cが形成され、前記組付力Fにより図5(b)に示すように軸部24が押圧され該軸部24により被押圧部21cが矢印f1の方向へ押圧されることから、夫々の挟持部21に夫々の挟持部21の基端部の撓み中心Aを中心とする回転力が作用し、夫々の挟持部21の回転により夫々の挟持部21の先端部21bが矢印f2の方向へ移動して閉じ、該先端部21bと軸部24との間に圧接力が作用する。
この端子接続部によれば、回転力発生手段としてモータ側通電端子16aに第2スリット23と第3スリット30とを形成するだけなので、加工が容易である。
(c)実施の形態3
次に、実施の形態3について説明する。なお、この実施の形態も実施の形態1の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
実施の形態1の図1と対応する図面を図6に示すように、この実施の形態は、回転力発生手段として、前記切欠部20とモータ側通電端子16aの基端部29との間に貫通孔25を形成したものである。
この実施の形態によれば、夫々の挟持部21の内側であって切欠部20と貫通孔25との間に被押圧部21cが形成され、前記組付力Fにより図6(b)に示すように軸部24が押圧され該軸部24により被押圧部21cが矢印f1の方向へ押圧されることから、夫々の挟持部21に夫々の挟持部21の基端部の撓み中心Aを中心とする回転力が作用し、夫々の挟持部21の回転により夫々の挟持部21の先端部21bが閉じて、該先端部21bと軸部24との間に圧接力が作用する。
この端子接続部によれば、回転力発生手段として第2通電端子16aに貫通孔25を形成するだけなので、加工が容易である。
(d)実施の形態4
次に、実施の形態4について説明する。なお、この実施の形態も実施の形態1の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
実施の形態1の図1と対応する図面を図7に示すように、この実施の形態は、回転力発生手段として、前記切欠部20からモータ側通電端子16aの基端部29へ向って第4スリット31を形成したものである。
この実施の形態によれば、夫々の挟持部の21内側であって切欠部20の基端部29側であって第4スリット31の外側に被押圧部21cが形成され、前記組付力Fにより図7(b)に示すように軸部24が押圧され該軸部24により被押圧部21cが矢印f1の方向へ押圧されることから、夫々の挟持部21に夫々の挟持部21の基端部の撓み中心Aを中心とする回転力が作用し、夫々の挟持部21の回転により夫々の挟持部21の先端部21bが閉じて、該先端部21bと軸部24との間に圧接力が作用する。
この端子接続部によれば、回転力発生手段としてモータ側通電端子16aに第4スリット31を形成するだけなので、加工が容易である。
(e)実施の形態5
最後に、実施の形態5について説明する。なお、この実施の形態は実施の形態1〜4の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
この実施の形態は、実施の形態1〜4の図1,5,6,7の一部を変更して図8としたものである。図8に示すように、切欠部20の開口端20aに位置する一対の挟持部21の対向する内面には、突起部21dが夫々形成されている。
挟持部21の内面に突起部21dが形成されているので、一対の挟持部21に挟持された軸部24が、切欠部20から抜けるのを突起部21dが防止する。
図2に示すように、電動パワーステアリング装置は、電動モータを収容したモータユニット1と、前記モータを制御する制御手段を収容した制御ユニット2とにより構成され、前記制御手段は、モータ駆動回路部5とフィルタ回路部7とを、前記電動モータの軸方向に対向させて配置されている。そして、前記モータ駆動回路部5と前記フィルタ回路部7との間、および前記モータ駆動回路部5と前記電動モータとの間が端子接続部を介して電気接続されている。
この端子接続部は、軸部24を有する駆動回路側通電端子15a〜15cと、帯板状部材に該帯板状部材の先端部から基端部へ向かって切欠部20を形成して軸部24を軸部24と直角な方向から挟持する一対の挟持部21を設けたモータ側通電端子16a〜16cとにより構成され、軸部24を切欠部20の底部20bへ向って押圧したときに、一対の挟持部21の先端部21bが閉じる方向へ一対の挟持部21の夫々に回転力を生じさせる回転力発生手段が、図1,図5,図6,図7のように、モータ側通電端子16a〜16cに設けられ、軸部24を切欠部20の底部20bへ向って相対的に押圧する押圧力f1は駆動回路側通電端子15a〜15cとモータ側通電端子16a〜16cとの組み付けによる組付力Fにより付与される
該端子接続部によって、モータ駆動回路部5とフィルタ回路部7との間、およびモータ駆動回路部5と電動モータとの間が電気接続されている。
この実施の形態によれば、モータユニット1と制御ユニット2との組み付けによる組付力Fにより軸部24が切欠部20の底部20bへ向って相対的に押圧され、該組付力Fが回転力発生手段に作用することによりモータ側通電端子16a〜16cの夫々の挟持部21に回転力が生じ、夫々の挟持部21の回転により夫々の挟持部21の先端部21bが閉じて、該先端部21bと軸部24との間に圧接力が作用する。
この電動パワーステアリング装置によれば、請求項1に記載の端子接続部を介して接続するので、組付力Fと回転力発生手段との作用により、モータ側通電端子16a〜16cの夫々の挟持部21には夫々の挟持部21の先端部21bが閉じる方向へ回転力が生じ、挟持部21とモータ側通電端子16a〜16cの軸部24との圧接力の低下が抑制され、従来のように振動あるいは経時的な劣化等により弾性変形による復帰力が消失する構成に比べ、圧接力の低下が抑制され、電気的な接続が確保される。
なお、電動アクチュエータが電動パワーステアリング装置である場合を示したが、電動アクチュエータは電動パワーステアリング装置に限定されるものではない。モータ駆動回路部5と電動モータとの間を電気接続した場合を示したが、前記フィルタ回路部7と電動モータとの間を電気接続してもよい。
(イ)
請求項1に記載の端子接続部において、
前記回転力発生手段として、前記切欠部の底部から前記第2通電端子の基端部へ向かって第2スリットを形成し、該第2スリットの閉端部から夫々の挟持部の外面へ向って第3スリットを形成したことを特徴とする。
(イ)に係る端子接続部によれば、回転力発生手段として第2通電端子に第2スリットと第3スリットとを形成するだけなので、加工が容易である。
(ロ)
請求項1に記載の端子接続部において、
前記回転力発生手段として、前記切欠部と前記第2通電端子の基端部との間に貫通孔を形成したことを特徴とする端子接続部。
(ロ)に係る端子接続部によれば、回転力発生手段として第2通電端子に貫通孔を形成するだけなので、加工が容易である。
1…モータユニット
2…制御ユニット
5…モータ駆動回路部
7…フィルタ回路部
15a…駆動回路側通電端子(第1通電端子)
16a…モータ側通電端子(第2通電端子)
20…切欠部
21…挟持部
21b…先端部
22…第1スリット(回転力発生手段)
23…第2スリット(回転力発生手段)
24…軸部
25…貫通孔(回転力発生手段)
30…第3スリット(回転力発生手段)

Claims (3)

  1. 軸部を有する第1通電端子と、帯板状部材に該帯板状部材の先端部から基端部へ向かって切欠部を形成して前記軸部を前記軸部と直角な方向から挟持する一対の挟持部を設けた第2通電端子とにより構成し、
    前記軸部を前記切欠部の底部へ向って押圧したときに、前記一対の挟持部の先端部が閉じる方向へ前記一対の挟持部の夫々に回転力を生じさせる回転力発生手段を前記第2通電端子に設け、前記軸部を切欠部の底部へ向って相対的に押圧する押圧力は前記第1通電端子と前記第2通電端子との組み付けによる組付力により付与されるようにしたことを特徴とする端子接続部。
  2. 請求項1に記載の端子接続部において、
    前記回転力発生手段として、前記切欠部の底部から前記第2通電端子の基端部へ向かって分岐する第1スリットを形成したことを特徴とする端子接続部。
  3. 電動モータを収容したモータユニットと、前記モータを制御する制御手段を収容した制御ユニットとにより構成し、
    前記制御手段は、モータ駆動回路部とフィルタ回路部とを、前記電動モータの軸方向に対向させて配置し、
    前記モータ駆動回路部と前記フィルタ回路部との間、または、前記モータ駆動回路部もしくは前記フィルタ回路部と前記電動モータとの間を電気接続した電動アクチュエータであって、
    軸部を有する第1通電端子と、帯板状部材に該帯板状部材の先端部から基端部へ向かって切欠部を形成して前記軸部を前記軸部と直角な方向から挟持する一対の挟持部を設けた第2通電端子とにより構成し、
    前記軸部を前記切欠部の底部へ向って押圧したときに、前記一対の挟持部の先端部が閉じる方向へ前記一対の挟持部の夫々に回転力を生じさせる回転力発生手段を前記第2通電端子に設け、前記軸部を切欠部の底部へ向って相対的に押圧する押圧力は前記第1通電端子と前記第2通電端子との組み付けによる組付力により付与されるようにした端子接続部を設け、
    該端子接続部によって、前記モータ駆動回路部と前記フィルタ回路部との間、または、前記モータ駆動回路部もしくは前記フィルタ回路部と前記電動モータとの間を電気接続したことを特徴とする電動アクチュエータ。
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