JP2013195923A - トナー補給容器、これを備えた現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

トナー補給容器、これを備えた現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Tetsumaru Fujita
哲丸 藤田
Tomoshi Yoshida
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Abstract

【課題】簡素な構成であって、効率よく短時間にトナーを現像装置に補給することができるトナー補給容器、これを備えた現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供すること。
【解決手段】容器本体30内に収容したトナーTをトナー排出口31aから被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)に補給する。しかも、トナー補給容器21は、容器本体30からトナーTを被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)に補給する際に、容器本体30内にトナー押出動力を自己自身の動作により発生させる自己押出力発生装置(ガス発生装置)が容器本体30に設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置の現像装置や、この現像装置にトナーを供給するトナー容器(トナーカートリッジ)等の被補給体にトナーを補給するトナー補給容器、これを備えた現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置においては、画像データに基づいて駆動制御される光書込装置により感光体ドラムの周面に静電潜像を形成し、この感光体ドラムの周面に現像装置によりトナーを供給するようにしている。また、このようにしてにより供給されるトナー(現像剤)を吸着させて、静電潜像をトナーにより顕現(可視化)させてトナー像に現像することが知られている。
このような画像形成装置では、現像装置内のトナーの量が減少したとき、現像装置内にトナー補給装置によりトナーを補給するようになっている。このトナー補給装置から現像装置にトナーを補給する際、トナー補給装置内のトナーを残りなく現像装置に短時間で供給することが望ましい。
このため、従来は、トナー補給装置内に攪拌搬送用のスクリューやアジテータを設けて、トナー補給装置内のトナーを効率よく掻き出して現像装置に供給するようにしたものが知られている。
しかしながら、スクリューやアジテータなどは、それを駆動する動力が必要であり、そのため、本体からギアなどを設置することで、トナー容器の構成が複雑になり、また容器形状などにも制約があったことが問題であった。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、簡素な構成であって、効率よく短時間にトナーを現像装置に補給することができるトナー補給容器、これを備えた現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することである。
この目的を達成するため、この発明のトナー補給容器,現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置は、容器本体内に収容したトナーをトナー排出口から被補給体に補給する際に、前記容器本体内にトナー押出動力を自己自身の動作により発生させる自己押出力発生装置が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、簡素な構成であって、効率よく短時間にトナーを現像装置に補給することができる。
この発明に係るトナー補給容器を有する画像形成装置の全体を概略的に示した説明図である。 図1に示した画像形成装置の制御回路の説明図である。 図1に示したトナー補給容器が設けられたプロセスカートリッジにおける現像装置のより具体的な構成を概略的に示した説明図である。 この発明に係るトナー補給容器を有するプロセスカートリッジの他の実施例を概略的に示した説明図である。 この発明に係るトナー補給容器を有するプロセスカートリッジの更に他の実施例を概略的に示した説明図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
以下、本発明を画像形成装置に適用した一実施形態について説明する。まず、本実施形態に係る画像形成装置の構成及び動作について説明する。
[構成]
a.画像形成装置の全体構成
図1は、本実施形態に係るトナー補給容器が設けられた画像形成装置の全体を概略的に示した説明図である。この図1に示した画像装置の実施例は、タンデム型間接転写方式のカラー画像形成装置に適用した例を示したものである。
この画像形成装置は図示を省略した画像形成装置本体(以下、装置本体という)を有する。そして、この画像形成装置本体(図示略)には、作像部GSと、作像部GSにより作像されたトナー画像を転写紙Pに転写させる転写部GTと、転写紙Pに転写されたトナー画像を転写紙Pに定着させる定着装置GFと、定着装置GFに転写紙(記録タイ)Pを供給する転写紙供給装置Psを有する。
<作像部GS>
この作像部GSは、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、BK(ブラック)の各色の画像を作像するプロセスカートリッジ(即ちプロセスカートリッジユニット)1Y,1M,1C,1Bkを作像ステーションとして有する。各Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、BK(ブラック)は、装置本体(図示せず)に着脱可能に取り付けられている。
この各プロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Bkの構成は、作像する色が異なるのみで、構成は同じである。尚、各プロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Bkは、各々のストッパー(図示せず)を解除することにより、画像形成装置本体(図示略)に対して着脱交換可能である。
各プロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Bkは、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、BK(ブラック)のトナー像を作像する点が異なるのみで、構成が同じである。従って、基本的な構成については、プロセスカートリッジ1Yについてのみ説明し、プロセスカートリッジ1M,1C,1BKについてはプロセスカートリッジ1Yの各部品又は部材に付された符号の「Y」を「M」,「C」,「BK」等に代えた符号を付して、その説明を省略する。
(プロセスカートリッジ1Yの構成)
プロセスカートリッジ1Yは担持するドラム状の感光体(感光ドラム)2Y(以下、場合により感光体2と略称)を像担持体としてそれぞれ備えている。尚、感光体2Yは、図示しない駆動手段によって矢印A0で示した時計回りの方向に回転駆動されるようになってる。尚、像担持体となる感光体2Yは直径30mmのアルミニウム製シリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC)を塗布して構成したものである。また、感光体2Yは、その両端部をフランジにより回転自在に支持されており、一方の端部に図示しない駆動モータから駆動力を伝達することにより回転駆動される。
また、プロセスカートリッジ1Yは、感光体2Yの周囲に配置した帯電器(一次帯電部材)3Y、現像装置(トナー像形成手段)4Y、クリーニングブレード5Yを備えている。この現像装置4Yは、図示を省略した部材に感光体2Yと一体に支持されている。
この帯電器3Yは、感光体2Yの表面を均一に帯電させる帯電手段として設けられている。この帯電器3Yは、ローラ状に形成された導電性ローラであり、このローラを感光体2Yの表面に当接させると共に、図示しない電源によって帯電バイアス電圧を印加することにより感光体2Yの表面を一様に帯電させるものである。
また、現像装置4Yは静電潜像が形成された感光体2Yの表面にY(イエロー)のトナーを付着させてトナー画像として現像し、クリーニングブレード5Yは転写後の感光体2Yの表面に残留したトナーを除去するクリーニング装置(クリーニング手段)として設けられている。尚、現像装置4Yを以下場合に応じて単に「現像装置4」と言い、クリーニングブレード5Yを以下場合に応じて単に「クリーニングブレード5」と言う。
また、感光体2Yと帯電器3Y、クリーニングブレード5Yは一体的にカートリッジ化されたプロセスカートリッジ1Yとして装置本体に対して着脱可能に構成されている。
更に、感光体2Yの上方には光書込装置6が配設されている。この光書込装置6は、帯電器3Yにより一様に帯電された感光体2Yの表面に画像情報に基づいてレーザビームを走査照射して、感光体2Yの表面に静電潜像を形成する露光装置(露光手段)6Y(以下、場合により単に「露光装置(露光手段)」と言う)が配置されている。
この光書込装置6の露光装置6Yにより感光体2Y上にYの静電潜像が形成される。露光装置6Yは図示しないポリゴンミラーを有し、このポリゴンミラーには図示しないレーザダイオードから画像信号に対応する画像光が照射される。このポリゴンミラーは、感光体2Yの表面に画像情報に基づいてレーザビームを走査照射する。本実施例では、レーザーダイオードを用いたレーザービームスキャナ方式の光書込装置6を用いているがLEDアレイなどを用いる構成でも良い。
プロセスカートリッジ1Yは中間転写ベルト7の上ベルト部7aの上方に配置されている。この中間転写ベルト7の内側には1次転写ローラ8Yが感光体2Yに対向する位置に配設されていて、1次転写ローラ8Yと感光体2Yは上ベルト部7aを一定の圧力で挟み込むように設けられている。この1次転写ローラ8Yは、上ベルト部7aの表面を感光体2Yに押し付けて、感光体2Yの表面に形成されたトナー像を中間転写ベルト7の上ベルト部7bの表面に転写するようになている。
(プロセスカートリッジ1M、1C、1BKの構成)
各プロセスカートリッジ1M,1C,1Bkは、プロセスカートリッジ1Yの帯電器3Y、現像装置4Y、クリーニングブレード5Yと同一の構成の帯電器、現像装置、クリーニングブレードを有するが、図1の図示の簡素化のためプロセスカートリッジ1M(1C,1Bk)の帯電器、クリーニングブレード等の符号は省略した。また、プロセスカートリッジ1M,1C,1Bkの現像装置については、配置の説明のために符号4M,4C,4BKを付した。
また、各プロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Bkは、中間転写ベルト7の上方に配置されていると共に、中間転写ベルト7の上側の部分の回転方向(図では矢印A1で示した方向)に沿って上流側から下流側に順に配置されている。
しかも、感光体2Y,2M,2C,2Bkのうち感光体2M、2Cは、上下の感光体2Y、2Bkの間(中側)に配設されていると共に、中側の2個の感光体2M、2Cは1mm程度、中間転写ベルト(転写材搬送ベルト)7側に突出するように配置されいる。
各プロセスカートリッジ1M,1C,1Bkもプロセスカートリッジ1Yの1次転写ローラ8Yと同様な1次転写ローラを有するが、図示の便宜上、1次転写ローラの符号は省略する。
(転写部GT)
このプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Bkよりも中間転写ベルト7の回転方向下流部には、中間転写ベルト7上の画像を転写紙(記録体)Pに転写するための転写部GTが設けられている。この転写部GTは、中間転写ベルト7の内側のローラ7bおよびローラ7bに対向する2次転写手段としての2次転写ローラ9を備えている。
(転写紙供給装置Ps)
この転写紙供給装置Psは、転写紙Pを収容した給紙カセット10や、給紙カセット10から転写紙Pを給送する給紙ローラ11を有する。
(定着装置GF)
また、2次転写ローラ9よりも転写紙Pの搬送方向下流部には、転写紙P上の未定着トナーを定着させる定着装置GFを有する。この定着装置GFは、記録媒体すなわち転写紙Pを加熱する加熱ローラ12と、この加熱ローラ12に転写紙Pを圧接させる加圧ローラ13を有する。これにより、転写紙P上に転写されたトナー画像は、加熱ローラ12と加圧ローラ13により溶融定着される。
14は2次転写ローラ9で転写されずに中間転写ベルト7上に残留した現像剤を中間転写ベルト7上より除去させる転写ベルトクリーニング手段14である。
尚、各色のプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Bkは、画像形成物質として、互いに異なる色(Y,M,C,Bk)のトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。このため、以下、プロセスカートリッジ1Yの構成・動作を説明し、プロセスカートリッジ1M,1C,1Bkの構成・動作を説明は省略する。
(制御装置)
画像形成装置は、図2に示した演算制御回路15を制御装置として有する。この演算制御回路15には、図1で図示を省略した画像読取装置16により読み取られた画像情報(画像データ)の画像信号(出力信号)が入力される。また、演算制御回路15には、通信システム17により送られる画像情報(画像データ)の画像信号(出力信号)が入力される。
更に、トナー像形成手段である現像装置4(4Y,4M,4C,4BK)の現像装置本体20内にはトナーが少なくなったのを検知する現像剤検出装置(図1には図示せず)が設けられているが、この現像剤検出装置は図2においてトナー量検出センサ18として示してある。このトナー量検出センサ18からの検出信号は演算制御回路15に入力される。
また、演算制御回路15は、画像情報(画像データ)に基づく光書込装置6の光ビーム走査による感光体2(2Y,2M,2C,2BK)への印字ドットカウンタ15aを備えることで、印字ドットカウンタ15aから印字率を求めて、この印字率に基づいて現像装置本体20のトナーの量を求めることができるようにしても良い。
そして、演算制御回路15は、現像装置本体20のトナーの量が少なくなったのを検出したときに、「トナーを補給してください」等のメッセージを液晶表示器等の表示装置(告知装置)Dpに表示させて、利用者にトナー補給のタイミングであることを報知する。この告知装置は、点滅するマーク等であっても良いし、光の点滅でも良いし、ブザー音や音声等の音でも良い。
更に、演算制御回路15は、画像処理装置の感光体2,帯電器3,中間転写ベルト7の各ローラを駆動するモータ等の駆動装置(図示せず)、2次転写ローラ9,定着装置GF,転写紙供給装置Ps等その他の可動部(被制御部)を作動制御するようになっている。尚、図2では、この可動部を図示および説明の便宜のために単に符号15bで示した。
b.プロセスカートリッジのより詳細な構成
図3は、図1に示したプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Bkのより詳細な構成を示した説明図である。
このプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Bkは構成が同じであるので、以下の説明ではプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Bkを説明の便宜上単にプロセスカートリッジ1として説明する。また、感光体2Y,2M,2C,2Bkも構成が同じであるので、以下の説明では説明の便宜上単に感光体2として説明する。更に、現像装置4Y,4M,4C,4Bkも構成が同じであるので、以下の説明では説明の便宜上単に現像装置4として説明する。
(図1における感光体2Y回りの概略構成・作用)
図1において、感光体2Yの周りには、上述したように帯電器3Y、現像装置4Y、クリーニングブレード5Y等が配設されている。帯電器3Yは、感光体2Yの表面に圧接されており、感光体2Yの回転により従動回転している。
この帯電器3Yには、図示しない高圧電源により所定のバイアスが印加されており、感光体2Yの表面を一様に帯電させる。ここでは、帯電器3Yとしてローラ状のものを用い、接触帯電方式の例を示したが、非接触の状態で帯電させる非接触帯電方式を用いても良い。現像装置4Yは、一成分接触現像方式を用いており、感光体2Y上の静電潜像をトナー像として顕像化する。
現像装置4(4Y,4M,4C,4BK)については、後で詳しく説明する。クリーニングブレード5は感光体2の表面に当接して、感光体2上より転写残トナーを除去する。
図1において、矢印A2で示した時計回り方向に回転駆動される感光体2Yは、帯電器3Yにより表面が一様に帯電させられると共に、光書込装置6からのレーザー光により表面が露光走査されて、表面に静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像装置4Yによってトナー像に現像される。そして、図示しない高圧電源により一次転写バイアスが印加された1次転写ローラ8により中間転写ベルト7上に1次中間転写される。
また、図1において、1次転写後の感光体2Yは、表面に残留したトナーをクリーニングブレード5Yにより除去され、次の画像形成に備える。各プロセスカートリッジ1(1M,1C,1BK)においても、同様にして感光体2(2M,2C,2BK)上にトナー像が形成されて、表面移動する中間転写ベルト7上に順次1次転写される。これにより、中間転写ベルト7上に4色重ね合わせ像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト7上の4色トナー像は、中間転写ベルト7の表面移動に伴って2次転写ローラ9との対向部に搬送され、所定の電圧を印加された2次転写ローラ9との間に送り込まれた転写紙(記録体)Pの表面に2次転写される。2次転写された4色トナー像は、定着装置GFにより熱と圧力を加えられ、転写紙(記録体)P上に定着され、フルカラー画像が形成される。2次転写ローラ9で転写されずに中間転写ベルト7上に残留した現像剤は、転写ベルトクリーニング手段14により中間転写ベルト7上より除去される。
c.現像装置4(4Y,4M,4C,4BK)のより具体的な構成
図3は、図1に示したプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Bkの帯電器3Y、クリーニングブレード5Y等を省略すると共に、図1に示したプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Bkの現像装置4(4Y,4M,4C,4Bk)をより具体的且つ概略的に示したものである。尚、プロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Bkは、場合に応じて単にプロセスカートリッジ1として説明する。また、感光体2Y,2M,2C,2Bkも単に感光体2として説明する。
また、現像装置4Y,4M,4C,4Bkは構成が同じであるので、以下の説明では現像装置4Yを単に現像装置4として説明する。
現像装置4(4Y,4M,4C,4BK)は、図3に示したように、現像装置本体20を有する。また、現像装置4は、現像装置本体20にトナーを自己自身の動作で供給する自立動作式のトナー補給容器21を有する。
尚、各プロセスカートリッジ1(1Y,1M,1C,1Bk)の各トナー補給容器21には、それぞれY(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、BK(ブラック)の各色のトナーが収容される。この各プロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Bkの各トナー補給容器21は構成が同じであるので、以下の説明ではプロセスカートリッジ1Yの現像装置本体20とトナー補給容器21について説明する。
(現像装置本体20)
現像装置4の現像装置本体20は、現像槽である本体ケース20aと、この本体ケース20a内に配設され且つ図示しない現像バイアス電源で現像バイアス電圧が印加される現像ローラ22(以下、場合に応じて単に「現像ローラ22」と言う)と、現像ブレード23(以下、場合に応じて単に「現像ブレード23又は規制ブレード」と言う)等を有している。本体ケース20aは、感光体2Y側に開口部20bを有すると共に、上壁20cを有する。この上壁20cにはトナー補給口20dが設けられている。
現像ローラ22は、感光体2の表面に隣接していると共に、図示しない駆動部により回転駆動されるようになっている。
尚、現像ローラ22は、径がφ6mmの芯金(図示せず)と、この芯金に被覆したφ12mmの径の導電ウレタン(図示せず)を備えている。しかも、現像ローラ22には、体積抵抗5E+6 以上のやや高抵抗の弾性現像ローラが使用されている。また、規制ブレードである現像ブレード23は、詳細な図示を省略したが、t0.1mmで導電性のSUS材製のブレード支持部材(図示せず)と、このブレード支持部材(図示せず)に固定され且つ先端部が圧力をかけて現像ローラ22に接触させられた図示しない導電性のバネ板(ブレード本体)を有する。そして、この導電性のバネ板(ブレード本体)の先端を圧力をかけて現像ローラ22に接触させることにより、現像ローラ22に吸着されるトナー層の厚さを規制している。また、現像ブレード23には図示しない電源からの−電圧が印加されていて、現像ローラ22には現像ブレード23を介して−100vが印加されている。
また、現像装置4の現像装置本体20は、現像ローラ22に弾接する供給ローラ24を有する。この供給ローラ24はカーボンにより導電化された発泡ウレタン材で構成されていて径がφ10mmとなっている。
尚、現像装置本体20の現像槽である本体ケース20aには感光体2側に開口部20bが設けられてい。そして、現像ローラ22は、開口部20bを介して感光体2の静電潜像にトナーを吸着させて、感光体2の静電潜像をトナーにより現像する。
この開口部20bには、現像ローラ22上のトナーを現像層に戻す入り口シール(図示せず)が設けられる。この入り口シール(図示せず)は、1E+0〜1E+5Ω・cmの体積抵抗の導電PTFEで構成されており、現像ローラ22に対して同電位となっており、現像ローラ22上のトナーを除電して現像層に戻す役割をしている。また、トナー8.5ミクロンの粉砕トナーを用いている。
現像ローラ22の回転速度は20ppmであり、感光体2の感光体線速は120mm/sである。また、現像ローラ22は、線速比が1.4で、感光体2Yの現像部では周面が感光体2と同方向に移動するように回転している。更に、供給ローラ24は、径がφ10mmで、現像ローラ22への接触部において周面の移動方向が現像ローラ22に対して反対方向となるように、且つ線速比1.0でカウンタ回転している。トナーには粒径9μ以下のポリエステル製の粉砕トナーを使用した。
更に、現像装置本体20は、現像ローラ22及び供給ローラ24の上方に位置させて本体ケース20a内に配設した循環攪拌部材としての攪拌スクリュー25を有する。この本体ケース20aの上壁20cに設けた筒状のトナー補給口20dにはトナー補給容器21が着脱可能に取り付けられて、トナー補給容器21内のトナーTが矢印Bで示したように本体ケース20aの現像剤収容室21eの上部内に落下供給される。そして、攪拌スクリュー25は、供給されるトナーを攪拌して供給ローラ24に供給する。
(トナー補給容器21)
このトナー補給容器21は、自立動作式のトナー補給カートリッジであり、図3に示したように、容器本体30と、容器本体30の下端に設けられた接続部材31を有する。この接続部材31には、容器本体30に開口するトナー排出口31aが設けられていると共に、トナー排出口31aの周方向に環状に設けられた接続溝31bが設けられている。そして、容器本体30内にはトナーTが充填された柔軟性のあるトナー収容袋32が配設されていて、トナー収容袋32の開放端がトナー排出口31aに接続されている。
このトナー収容袋32は、内部にトナー収容室TRを有する。容器本体30のトナー排出口31aとは反対側に対向して反応物収容室34が配置されている。 更に、トナー補給容器21の接続部材31には、トナー排出口31aをシールするシール部材33が取付けられ(保持され)ている。このシールするシール部材33は、図2中、左方に引き抜くことができるようになっていて、引き抜くことによりトナー収容袋32内をトナー排出口31aに連通させるようになっている。
しかも、シール部材33は、容器本体30の内側面とトナー収容袋32との間に沿って容器本体30内の上部(トナー排出口31aとは反対側の端部内)のコーナ部Cまで配設されていて、コーナ部C側の端部33aが仕切(仕切部)となって反応物収容室34内を複数の反応物収容部34a,34bに区画している。この反応物収容部34aは液体収容空間(水収容部)となっており、反応物収容部34bは化学物質収容部となってる。
また、コーナ部Cに反応物収容部(液体収容空間)34aを形成するには、シール部材33のコーナ部C側の端部をコーナ部Cにおいて斜めに配設して、シール部材33のコーナ部C側の端部を容器本体30の側壁30aと端壁30bに剥離可能に接着することに形成できる。このシール部材33の側壁30aと端壁30bへの接着部は、シール部材33を図3中、左方に引き抜くことで剥離するようになっている。この接着には周知の接着剤を用いることができる。
そして、この反応物収容部(液体収容空間)34a内には化学反応物である水35が収容されている。また、反応物収容部34b内には、化学反応物である重曹36とクエン酸37が配設されている。この重曹36とクエン酸37は、水で溶融する図示しない収容容器または収容袋内に収容されている。
このようなトナー補給容器21は、接続部材31が下端になるように現像装置本体20の本体ケース20a上に配設して、接続部材31の接続溝31bに本体ケース20aの上壁20cに設けた筒状のトナー補給口20dを嵌着するように取り付けることにより、本体ケース20aの上壁20cに着脱可能に取り付けられる。そして、このようにしてトナー補給容器21を上壁20cに取り付けることで、トナー補給容器21のトナー排出口31aはトナー補給口20dを介して現像装置本体20の上部内に連通する。
この状態で、シール部材33を図3中、左方に引き抜くことで、シール部材33はコーナ部C側の容器本体30への接着部が剥離して、反応物収容部34a内の水35が重曹36とクエン酸37に反応して二酸化炭素を発生させる。この反応により発生する二酸化炭素は、トナー収容袋32を押圧して、トナー収容袋32内のトナーTをトナー補給容器21のトナー排出口31aから現像装置本体20内の上部に迅速に押し出すことにより、現像装置本体20内にトナーTがトナー補給容器21から補給される。
[作用]
次に、このような構成の画像形成装置のトナーの補給のタイミングについて説明する。
上述した画像形成装置においては、装置を作動させると演算制御回路15は各プロセスカートリッジ1(1Y,1M,1C,1Bk)の帯電器3を動作制御して各感光体2(2Y,2M,2C,2Bk)の表面を帯電器3により一様に帯電させると共に、図示を省略した画像読取部で読み取られるか又は通信で送られくる画像情報(画像データ)に基づいて光書込装置6を作動制御して、各プロセスカートリッジ1(1Y,1M,1C,1Bk)の各感光体2(2Y,2M,2C,2Bk)の表面に画像情報(画像データ)に基づく静電潜像を画像のそれぞれの色に応じて形成させる。この静電潜像を形成する制御は周知の制御方法を用いることができるので、その詳細な説明は省略する。
一方、このようにして各感光体2(2Y,2M,2C,2Bk)の表面に形成された静電潜像は、演算制御回路15により動作制御される現像装置4の現像装置本体20により以下のようにして現像される。
現像装置本体20内の攪拌スクリュー25は、現像装置本体20内の上部のトナー(現像剤)を攪拌して供給ローラ24に供給し、供給ローラ24により現像ローラ22の周面側に供給されて、現像ローラ22の回転に伴い現像ローラ22の表面に吸着される。この現像ローラ22の表面に吸着されたトナーは、現像ローラ22の回転に伴って余分な部分が現像ブレード(現像剤層厚規制部材)23により掻き取られて、所定の厚さの層に形成される。この所定の厚さに形成されたトナーは、現像ローラ22の回転に伴って感光体1側に搬送され、現像ローラ22の感光体1に対向する現像部で感光体1の静電潜像に吸着され、感光体1の表面にトナーの画像を顕現化させる。このようにして感光体1の静電潜像がトナーにより現像される。
このような現像に伴い、現像装置本体20内のトナーの量が所定量より減少すると、この減少を図2のトナー量検出センサ18が検出して、トナー量検出信号を演算制御回路15に入力する。この演算制御回路15は、トナー量検出信号に基づいて、「トナーを補給してください」等のメッセージを液晶表示器等の表示装置(告知装置)Dpに表示させて、利用者にトナー補給のタイミングであることを報知する。この表示は、点滅するマーク等であっても良いし、光の点滅でも良いし、ブザー音や音声等の音でも良い。尚、各現像装置本体20においては、内部のトナーが少なくなったのをトナー量検出センサ18でそれぞれ検出させて、トナー量検出センサ18から検出信号を出力させる。そして、このトナー量検出センサ18からの検出信号が演算制御回路15に入力される。この演算制御回路15は、現像装置本体20のトナーの量が少なくなったのを検出したときに、「トナーを補給してください」等のメッセージを液晶表示器等の表示装置(告知装置)Dpに表示させて、利用者にトナー補給のタイミングであることを報知する。この告知装置は、点滅するマーク等であっても良いし、光の点滅でも良いし、ブザー音や音声等の音でも良い。
また、演算制御回路15は、画像情報(画像データ)に基づく光書込装置6の光ビーム走査による感光体2(2Y,2M,2C,2BK)への印字ドットカウンタ15aを備えることで、印字ドットカウンタ15aから印字率を求めて、この印字率に基づいて現像装置本体20のトナーの量を求めることができるようにしても良い。
そして、利用者は現像装置本体20内のトナーが少なくなたのが報知されたとき、シール部材33を図3中、左方に引き抜くことで、シール部材33はコーナ部C側の容器本体30への接着部が剥離して、反応物収容部34内の水35が重曹36とクエン酸37に反応して二酸化炭素を発生させる。この反応により発生する二酸化炭素は、トナー収容袋32を押圧して、トナー収容袋32内のトナーTをトナー補給容器21のトナー排出口31aから現像装置本体20内の上部に迅速に押し出すことにより、現像装置本体20内にトナーTがトナー補給容器21から補給される。
このようなトナー補給容器21は、接続部材31が下端になるように現像装置本体20の本体ケース20a上に配設して、接続部材31の接続溝31bに本体ケース20aの上壁20cに設けた筒状のトナー補給口20dを嵌着するように取り付けることにより、本体ケース20aの上壁20cに着脱可能に取り付けられるので、必要に応じて交換できる。
図4は、この発明の他の実施例を示したものである。この実施例でも、実施例1と同様にトナー補給容器21の容器本体30内にはスクリューやコイルを設けていない。この実施例では、図4に示したように容器本体30の端壁30bとトナー収容袋32の上部の袋閉成端部32aとの間には反応物収容室(化学反応室)34が形成されている。この反応物収容室34は、シール部材33の端壁30b側の端部をトナー収容袋32の上部の袋閉成端部32aに剥離可能に接着することにより、反応物収容部(液体収容空間)34aと反応物収容部(ガス発生剤収容室)34bとに区画し、反応物収容部34a内に水35を充填し、反応物収容部34b内に重曹36とクエン酸37を収容させている。
この実施例でも、シール部材33を図4中、左方に引き抜くことで、シール部材33はトナー収容袋32の上部の袋閉成端部32aから剥離して、反応物収容部(液体収容空間)34a内の水35が重曹36とクエン酸37に反応して二酸化炭素を発生させる。この反応により発生する二酸化炭素は、トナー収容袋32を押圧して、トナー収容袋32内のトナーTをトナー補給容器21のトナー排出口31aから現像装置本体20内の上部に迅速に押し出すことにより、現像装置本体20内にトナーTがトナー補給容器21から補給される。
尚、トナー収容袋32は、大きさが可変できる袋状容器となっており、大きくなった容器(袋)の圧力にが押し出されることでトナーが補給される。
この際に、押し出し圧は全体にかかり補給されていく構成であるが、トナー容器である容器本体30の垂直方向下方に現像装置本体20の現像槽である本体ケース20aがある構成にすることで、トナーTの重力も作用して、さらに残トナーがなくトナーを現像槽である本体ケース20a内に補給できる。
また、さらに充填効率を上げるためには、円経度0.98以上の球形トナーや、小径外添を15%以上、トナーTの流動性が高くなり、素早くトナー補給を行うことができるので、効率よく作業が行える。
ただし、球形トナーを用いた場合には、感光体1のクリーニングをゴムブレードで行う際に、トナーが転がってすり抜けやすく拭き残し等が発生してしまうため、オイル含有のシリカを用いて、トナーの静止層を形成しやすくして、クリーニング性を確保する。
また、作像手段の少なくとも一つをカートリッジ(プロセスカートリッジ1)として一体化したので、良好な画像品質を維持するプロセスカートリッジを実現させ、さらに作像手段の保守、交換を容易にするプロセスカートリッジが提供できる
実施例1,2では、プロセスカートリッジ1にトナー補給容器21を組み込んだ構成としたが、トナー補給容器21は図5に示したようにプロセスカートリッジ1にトナーを供給するトナーカートリッジ(被補給体)40に適用することもできる。このトナーカートリッジ40は、作像ステーションのプロセスカートリッジ1に組み込まれたものではなく、作像ステーションのプロセスカートリッジ1から離れた位置で画像形成装置の装置本体内に着脱可能に取り付けられる。図5では図示を省略したが、図3,図4に示したようなシール部材33が容器本体30には設けられる。
このように構成することで、トナーを補給する際のトナー容器としても、簡便で効果的な補給を行うことができ、トナーカートリッジ40のリフィルにも有効である。尚、トナーカートリッジ40も、Y,M,C,BKに対応して設けられる。
(発明の実施の形態の説明1)
以上説明したように、この発明の実施の形態のトナー補給容器21は、容器本体30内に収容したトナーTをトナー排出口31aから被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)に補給する。しかも、トナー補給容器21には、前記容器本体30から前記トナーTを前記被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)に補給する際に、前記容器本体30の内にトナー押出動力を自己自身の動作により発生させる自己押出力発生装置(ガス発生装置)が設けられている。
この構成によれば、容器本体30内に外部の駆動動力を使用する部材が設けられてないので、安価且つ簡素な構成で効率よく短時間にトナーTを被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)に補給することができる。
(発明の実施の形態の説明2)
また、この発明の実施の形態のトナー補給容器は、自己押出力発生装置は、前記容器本体30に設けられて、化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)の化学反応で発生する生成物により前記容器本体30内のトナーTにトナー押出圧力を前記トナー押出動力として作用させる化学反応式圧力発生装置である。
この構成によれば、化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)の化学反応で発生する生成物により前記容器本体30内のトナーTにトナー押出圧力を前記トナー押出動力として作用させるようにしているので、トナー押出動力を簡易に発生させることができる。
(発明の実施の形態の説明3)
また、この発明の実施の形態のトナー補給容器は、前記生成物は前記容器本体30に設けられた複数の化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)同士の化学反応で発生するガスの圧力である。
この構成によれば、複数の化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)同士の化学反応で発生するガスの圧力をトナー押出圧力としているので、トナー押出動力を簡易に発生させることができる。
(発明の実施の形態の説明4)
また、この発明の実施の形態のトナー補給容器は、前記容器本体30内にはトナー収容室TRが形成されていると共に前記トナー排出口31aとは反対側に前記トナー収容室TRと区画された反応物収容室34が設けられている。また、前記反応物収容室34は仕切(シール部材33の端部33a)により複数の反応物収容部(34a,34b)に区画され、前記複数の反応物収容部(34a,34b)に前記複数の化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)が収容されていて、前記容器本体30を前記被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)に設置する同時に前記仕切(シール部材33の端部33a)が開放されて、前記複数の化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)が化学反応して前記生成物を発生させる。
この構成によれば、容器本体30のトナー排出口とは反対側にトナー収容室TRと区画された反応物収容室34が設けられ、この反応物収容室34は仕切(シール部材33の端部33a)により複数の反応物収容部(34a,34b)に区画され、複数の反応物収容部(34a,34b)に複数の化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)が収容されていて、容器本体30を前記被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)に設置すると同時に仕切(シール部材33の端部33a)が開放されるようにしているので、容器本体30を被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)に設置すると同時に複数の化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)を化学反応させて生成物を発生させ、容器本体30内のトナーTを生成物の押出圧力により被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)に供給できる。また、仕切(シール部材33の端部33a)を設けることで、仕切(シール部材33の端部33a)を開放しない限り複数の化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)が化学反応しないので、運搬時等において複数の化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)が化学反応せず、安全性を向上させることができる。
(発明の実施の形態の説明5)
また、この発明の実施の形態のトナー補給容器は、前記化学反応物は前記容器本体30に設けられた重曹36とクエン酸37および水35であり、前記生成物は前記重曹36とクエン酸37が前記水35を介して化学反応することにより発生する二酸化炭素である。
この構成によれば、重曹36とクエン酸37を水35を介して化学反させることにより二酸化炭素を発生させて、容器本体30内のトナーTを二酸化炭素のガス圧力により押し出して被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)に供給できる。
(発明の実施の形態の説明6)
また、この発明の実施の形態のトナー補給容器は、前記容器本体30の前記トナー排出口31aとは反対側の容器端部30E内に前記反応物を発生させる化学反応室(反応物収容室34)が設けられている。
この構成によれば、容器本体30内のトナーTを化学反応室内に発生するガス圧により効率よく押し出して被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)に供給できる。
(発明の実施の形態の説明7)
また、この発明の実施の形態のトナー補給容器は、前記容器本体30内を前記トナー排出口31a側のトナー収容室TRと前記化学反応室(反応物収容室34)に区画する伸縮自在膜(トナー収容袋32の袋閉成端部32a)が前記容器端部内に設けられている。
この構成によれば、化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)がトナーTと触れることがないので、化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)やその生成物がトナーTに影響を及ぼすのを防止できる。しかも、構成を安価且つ簡素にでき、効率よく短時間にトナーTを現像装置に補給することができる
(発明の実施の形態の説明8)
また、この発明の実施の形態のトナー補給容器は、前記容器本体30内に配設され且つ前記トナー排出口31aに開放端が気密に接続された伸縮自在なトナー収容袋32内に前記トナー収容室TRが形成され、前記トナー収容室TR内に前記トナーTが充填されている。また、前記トナー収容袋32の前記開放端とは反対側の袋閉成端部32aが前記伸縮自在膜である。そして、前記袋閉成端部32aと前記容器端部30Eの端壁30bとの間の化学反応室(反応物収容室34)内に前記化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)が配設されていて、前記化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)の化学反応で発生する前記生成物の前記トナー押出圧力で前記トナー収容袋32の袋閉成端部32aを前記トナー排出口31a側に押圧することにより、前記トナー収容袋32内のトナーTを前記トナー排出口31aから押し出して前記被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)に供給させる。
この構成によれば、伸縮自在なトナー収容袋32内にトナー収容室TRを形成して、このトナー収容袋32によりトナー収容室TRと化学反応室(反応物収容室34)を区画するようにしたので、化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)がトナーTと触れるのをトナー収容袋32により防止するようにしたので、化学反応物(水35、重曹36、クエン酸37)やその生成物がトナーTに影響を及ぼすのをトナー収容袋により防止できる。しかも、構成を簡素にでき、効率よく短時間にトナーTを被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)に補給することができる。また、このようにトナーTをトナー収容袋32内に入れることで、容器本体30がトナーTにより汚れることはなく、容器本体30のリサイクル性を向上させることができる。
(発明の実施の形態の説明9)
また、この発明の実施の形態のトナー補給容器は、前記容器本体30は前記トナー排出口31aが下端になるように前記被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)のトナー補給口に接続される。
この構成によれば、トナー押出動力やトナー押出圧力がトナーTに押出力として作用すると共に、トナーTの重力がトナーTの排出力として作用するので、容器本体30内に残りやすいトナーTもトナー排出口31aから確実に排出させて被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)に供給できる。
(発明の実施の形態の説明10)
また、この発明の実施の形態のトナー補給容器は、前記トナーTは円経度0.98以上で小径の外添剤の量が15%以上である。
この構成によれば、トナーTの流動性を確保できるので、トナーTが動きやすく、トナー収容室TR内(トナー収容袋32内)のトナーTを被補給体(現像装置本体20、トナーカートリッジ40)に効率良く補給することができる。
(発明の実施の形態の説明11)
また、この発明の実施の形態のトナー補給容器は、外添剤はオイル含有シリカである。
この構成によれば、外添剤をオイル含有シリカとしているので、球形トナーを用いても像担持体(感光体2)に拭き残しのなお良好な画像が得られる。
(発明の実施の形態の説明12)
また、この発明の実施の形態のトナー画像形成用の現像装置は、トナー補給容器と、現像槽内のトナーTを像担持体(感光体2)に形成される静電潜像に供給して吸着させる現像ローラ22が設けられた現像装置本体20を備え、前記トナー補給容器21の容器本体30は前記トナー排出口31aが下端になるように配設されていると共に、前記トナー排出口31aが前記現像槽の上部に接続されている。
この構成によれば、トナー押出動力やトナー押出圧力がトナーTに押出力として作用すると共に、トナーTの重力がトナーTの排出力として作用するので、容器本体30内に残りやすいトナーTもトナー排出口31aから確実に排出させて現像装置本体20に供給できる。
(発明の実施の形態の説明13)
また、この発明の実施の形態のプロセスカートリッジは、トナー画像形成用の現像装置と前記像担持体(感光体2)とが一体に支持されていると共に、画像形成装置本体に着脱可能に設けられている。
この構成によれば、簡素な構成で且つ効率よく短時間にトナーTを補給できる現像装置を用いてプロセスカートリッジを構成できる。
(発明の実施の形態の説明14)
また、この発明の実施の形態の画像形成装置は、説明13のプロセスカートリッジを備える。
この構成によれば、説明1ないし1説明13の作用・効果を有する画像形成装置を提供できる。
1 プロセスカートリッジ
1Y プロセスカートリッジ
1M プロセスカートリッジ
1C プロセスカートリッジ
1BK プロセスカートリッジ
2 感光体
2Y 感光体
2M 感光体
2C 感光体
2Bk 感光体
3 帯電器
4 現像装置
4Y 現像装置
4M 現像装置
4C 現像装置
4BK 現像装置
6 光書込装置
7 中間転写ベルト
15 演算制御回路
15a 印字ドットカウンタ
15b 可動部(被制御部)
17 通信システム
18 トナー量検出センサ

20 現像装置本体
20a 本体ケース
20b 開口部
20c 上壁
20d トナー補給口
21 トナー補給容器
22 現像ローラ
30 容器本体
30E 容器端部
30a 側壁
30b 端壁
31 接続部材
31a トナー排出口
31b 接続溝
32 トナー収容袋
32a 袋閉成端部
33 シール部材
33a 端部
34 反応物収容室(化学反応室))
34a 反応物収容部(液体収容空間)
34b 反応物収容部
35 水(反応物)
36 重曹(反応物)
37 クエン酸(反応物)

40 トナーカートリッジ
GF 定着装置
GS 作像部
GT 転写部
P 転写紙
Ps 転写紙供給装置
T トナー
TR トナー収容室
特開平10-104923号公報 特開平10-282776号公報

Claims (14)

  1. 容器本体内に収容したトナーをトナー排出口から被補給体に補給するトナー補給容器において、
    前記容器本体から前記トナーを前記被補給体に補給する際に、前記容器本体内にトナー押出動力を自己自身の動作により発生させる自己押出力発生装置が設けられていることを特徴とするトナー補給容器。
  2. 請求項1に記載のトナー補給容器において、
    自己押出力発生装置は、前記容器本体に設けられて、化学反応物の化学反応で発生する生成物により前記容器本体内のトナーにトナー押出圧力を前記トナー押出動力として作用させる化学反応式圧力発生装置であることを特徴とするトナー補給容器。
  3. 請求項2に記載のトナー補給容器において、前記生成物は前記容器本体に設けられた複数の化学反応物同士の化学反応で発生するガスの圧力であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載のトナー補給容器において、
    前記容器本体内にはトナー収容室が形成されていると共に前記トナー排出口とは反対側に前記トナー収容室と区画された反応物収容室が設けられ、前記反応物収容室は仕切により複数の反応物収容部に区画され、前記複数の反応物収容部に前記複数の化学反応物が収容されていて、
    前記容器本体を前記被補給体に設置すると同時に前記仕切が開放されて、前記複数の化学反応物が化学反応して前記生成物を発生させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3又は4に記載のトナー補給容器において、前記化学反応物は前記容器本体に設けられた重曹とクエン酸および水であり、前記生成物は前記重曹とクエン酸が前記水を介して化学反応ることにより発生する二酸化炭素であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2〜5のいずれか一つに記載のトナー補給容器において、前記容器本体の前記トナー排出口とは反対側の容器端部内に前記反応物を発生させる化学反応室が設けられていることを特徴とするトナー補給容器。
  7. 請求項6に記載のトナー補給容器において、前記容器本体内を前記トナー排出口側のトナー収容室と前記化学反応室に区画する伸縮自在膜が前記容器端部内に設けられていることを特徴とするトナー補給容器。
  8. 請求項7に記載のトナー補給容器において、
    前記容器本体内に配設され且つ前記トナー排出口に開放端が気密に接続された伸縮自在なトナー収容袋内に前記トナー収容室が形成され、前記トナー収容室内に前記トナーが充填されていると共に、前記トナー収容袋の前記開放端とは反対側の袋閉成端部が前記伸縮自在膜であると共に、前記袋閉成端部と前記容器端部の容器端壁との間の化学反応室内に前記化学反応物が配設されていて、前記化学反応物の化学反応で発生する前記生成物の前記トナー押出圧力で前記トナー収容袋の袋閉成端部を前記トナー排出口側に押圧することにより、前記トナー収容袋内のトナーを前記トナー排出口から押し出して前記被補給体に供給させることを特徴とするトナー補給容器。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つに記載のトナー補給容器において、
    前記容器本体は前記トナー排出口が下端になるように前記被補給体のトナー補給口に接続されることを特徴とするトナー補給容器。
  10. 請求項1〜9のいずれか一つに記載のトナー補給容器において、前記トナーは円経度が0.98以上で小径の外添剤の量が15%以上であることを特徴とするトナー補給容器。
  11. 請求項1〜10のいずれか一つに記載のトナー補給容器において、外添剤はオイル含有シリカであることを特徴とするトナー補給容器。
  12. 請求項1〜10のいずれか一つに記載のトナー補給容器と、現像槽内のトナーを像担持体に形成される静電潜像に供給して吸着させる現像ローラが設けられた現像装置本体を備え、前記トナー補給容器の容器本体は前記トナー排出口が下端になるように配設されていると共に、前記トナー排出口が前記現像槽の上部に接続されていることを特徴とするトナー画像形成用の現像装置。
  13. 請求項12に記載のトナー画像形成用の現像装置と前記像担持体とが一体に支持されていると共に、画像形成装置本体に着脱可能に設けられたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  14. 請求項13に記載のプロセスカートリッジを備えることを特徴とする画像形成装置。
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