JP2009244438A - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で劣化トナー処理が容易で処理時間を短縮でき新品トナーと劣化トナーの混合を防止できる現像装置とそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】現像装置において、交換可能なトナーカートリッジと、現像室と、廃トナータンクと、前記トナーカートリッジと前記現像室を結ぶ第1の搬送路と、前記現像室と前記廃トナータンクを結ぶ第2の搬送路と、前記廃トナータンクと前記現像室を結ぶ第3の搬送路と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、潜像担持体上の静電潜像を現像剤で現像する現像装置とそれを備えた画像形成装置に関する。
潜像担持体の表面に画像データに基づく静電潜像を露光形成する電子写真記録方式の画像形成装置が知られており、この画像形成装置では、その静電潜像を現像装置によりトナー現像して潜像担持体表面のトナー像を、記録用紙などの記録媒体に転写して画像形成する。この種の画像形成装置としては、近年、現像装置と一体にあるいは別個に構築されてトナーを収容するトナーカートリッジを着脱可能に装着するように設計するのが一般的であり、潜像担持体表面の静電潜像を繰り返し現像することにより、収容トナーが消費された際には、そのトナーカートリッジを交換することにより潜像担持体表面の静電潜像を現像するトナーを補充するようになっている。
このような現像装置において、現像室内のトナーは、攪拌部材、トナー供給ローラ、規制ブレードにより長時間攪拌されることで帯電能力が劣化する。トナーカートリッジの交換により新品トナーと現像室に残留する劣化トナーが攪拌混合されて使用すると、帯電能力の高い新品トナーが選択的に帯電され、劣化トナーの帯電が不十分となり、攪拌混合されたトナー全体の帯電量が不十分となることで規制通過モレや、非画像部への付着(かぶり)が発生する。これを防止するため、特開2000−181216号公報には、現像装置の駆動時間をカウントし、駆動時間に応じて非画像部において強制書き込みを実施し、現像室内の帯電能力が劣化したトナーを消費する現像室内残留劣化トナーの処理技術が開示されている。
特開2000−181216号公報
しかしながら、従来の劣化トナーの処理は、現像装置の駆動時間をカウントして、その駆動時間に応じて非画像部に強制書き込みを実施し処理するもので、その制御が複雑であり、劣化トナーの処理のため現像装置以外の装置も駆動しなければならず、劣化トナー処理のための消費電力が多く、処理時間も長いという問題を有するものであった。
本発明は、従来技術の持つ課題を解決し、簡単な構成で劣化トナー処理が容易で処理時間を短縮でき新品トナーと劣化トナーの混合を防止できる現像装置とそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の現像装置は、前記課題を解決するために、交換可能なトナーカートリッジと、現像室と、廃トナータンクと、前記トナーカートリッジと前記現像室を結ぶ第1の搬送路と、前記現像室と前記廃トナータンクを結ぶ第2の搬送路と、前記廃トナータンクと前記現像室を結ぶ第3の搬送路と、を備えたことを特徴とする。現像室内の劣化トナーを廃トナータンクに排出できるので、現像室内残留トナーが極度に劣化したトナーなる前に処理でき、新品トナーと劣化トナーの混合による規制通過モレや、かぶりの発生を大幅に低減することができる。また、所定条件により廃トナータンク内の回収トナーを再利用できるので劣化トナーの有効活用ができる。
また、本発明の現像装置は、前記第1の搬送路、前記第2の搬送路及び第3の搬送路にそれぞれ別駆動の搬送手段を配したものである。新品トナー供給、現像室内劣化トナーの廃トナータンクへの排出、廃トナータンク内のトナーの再利用に応じた駆動が可能となる。
また、本発明の現像装置は、前記第2の搬送路の搬送手段を、所定条件で駆動するようにしたものである。トナーカートリッジ交換時、画占率の低い印字が所定時間以上連続した場合または所定枚数以上連続した場合、高画質モードまたはクリーニングモードが選択された時等のタイミングで現像室内のトナーのリフレッシュを実施することにより現像室内のトナーのリフレッシュができ画像劣化を防止することができる。
また、本発明の現像装置は、前記第3の搬送路の搬送手段を、所定条件で駆動するようにしたものである。所定条件を、トナーカートリッジが空になって新品トナーを収容したトナーカートリッジ交換までの延命処置の場合、画占率の低い印字が所定時間以上連続した場合または所定枚数以上連続した場合、低画質モード時、トナーセーブモード時等とすることで、劣化トナーを有効に再利用できる。
また、本発明の現像装置は、前記廃トナータンクの容量を前記現像室の容量以上としたものである。現像室内のトナーを排出するために廃トナータンク以外に別容量の排出スペースが不要になる。
また、本発明の現像装置は、前記現像室には現像ローラとトナー供給ローラとが配され、前記トナー供給ローラを正逆回転可能としたものである。印字時と劣化トナー回収時に応じた回転方向が選択できる。
また、本発明の現像装置は、前記トナー供給ローラにバイアスを印加するバイアス印加手段を備えたものである。劣化トナー回収時にトナー供給ローラに現像ローラより大きなバイアスを印加することでトナー供給ローラに付着している劣化トナーの回収を促進することができる。
また、本発明の画像形成装置は、回転可能に設けられかつ静電潜像が形成される潜像担持体と、前記静電潜像を現像剤で現像して前記潜像担持体上にトナー像を形成する現像装置と、前記潜像担持体上のトナー像を転写材に転写する転写装置と、転写材上のトナー像を定着する定着装置と、を少なくとも備え、前記現像装置として、前記請求項1〜7のいずれか1つに記載の現像装置を搭載したことを特徴とする。現像室内の劣化トナーを所定条件下で廃トナータンクに排出できるので、現像室内残留トナーが極度に劣化したトナーなる前に処理でき、新品トナーと劣化トナーの混合による規制通過モレや、かぶりの発生を大幅に低減することができる。また、高画質が要求されない時に廃トナータンク内の回収トナーを再利用できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、画像劣化の原因となる現像室内の残留劣化トナーを処理するための現像ユニットをイエローの現像ユニット50Yを例として模式的に示す図である。図2は、現像ユニット50Yの一実施形態を示す斜視図であり、図35は、現像ユニット50Yの他の実施形態を示す斜視図である。
現像ユニット50Yにおいて、画像の画占率が低い等の理由により長時間の現像駆動が行われた後に現像室51Y内のトナー量がエンド状態を迎えた場合、トナーカートリッジ56Yを交換し、新品トナーを現像室51Y内に供給し現像を開始すると画像の劣化が発生する。これは、現像室51Y内の残留トナーが劣化し、劣化した残留トナーと新品トナーが混合されて現像に用いられることにより発生する。
トナーの劣化としては、例えば、トナーに外添された疎水性シリカ等の外添剤が、トナーに加えられる機械的ストレスにより次第にトナーに埋め込まれたりすることによるトナーの流動性の低下、トナーの破砕による小粒径トナーの増大、あるいは、現像時のトナーの帯電量がトナーの粒子径に比例するため、トナーの粒子径により選択的に現像が行われることによる現像装置内への小粒径トナーの蓄積、さらに、それらの小粒径トナーによる流動性の低下、流動性の低下したトナーが相互に凝集することによる凝集塊の発生などであり、これらは、画像の劣化の原因となる。
小粒径トナーは、その帯電量が過剰に大きくなり易く、さらに、潜像担持体への鏡像力が強く働くため、画像においては、非画像部への付着(いわゆる、画像のカブリ)として観察される。また、小粒径トナーは飛散し易く、現像装置の開口部等から飛散し、画像形成装置の内部汚染を引き起こす。
また、トナーの流動性が低下すると、現像装置内でのトナーの摩擦帯電が不充分となり、所望の帯電極性とは逆極性のトナーが生じる。この逆極性のトナーは、やはり、画像のカブリとして観察される。また、劣化して帯電不足となったトナーは現像ローラ上に担持されにくく、現像装置の規制ブレードやシール部等の開口部からの規制通過モレとなり、現像ユニット交換時にユーザーの手を汚したり、画像形成装置の内部汚染を引き起こす。
また、流動性の低下したトナーやそれらの凝集塊は、現像ローラ52Yと規制ブレード54Yの接触部を円滑に通過することができないため、その帯電が不足して、画像のカブリを生じさせたりする。さらに、凝集塊は、現像ローラ52Yと規制ブレード54Yの接触部における機械的力及び摩擦熱により、現像ローラ52Yあるいは規制ブレード54Yの表面にトナーが融着(いわゆる、フィルミング)したり、凝集塊が極端に大きな場合には、そのまま接触部に詰まってしまう。その結果、フィルミング等が発生した接触部では、現像ローラ52Y上にトナー層が形成されず、そこに対応する画像は白いスジ(画像抜け)として観察される。
図1に示されるように、現像ユニット50Yは、交換可能なトナーカートリッジ56Yと、トナーカートリッジ56Yと現像室51Yを結ぶ第1の搬送路57Yと、現像室51Yと廃トナータンク60Yを結ぶ第2の搬送路58Yと、廃トナータンク60Yと現像室51Yを結ぶ第3の搬送路61Yを備えている。図2に示される現像ユニット50Yは、廃トナータンク60Yを現像室51Yの上に配置し、第3の搬送路61Yを現像室51Yの中央部に連結したものであり、図3は、廃トナータンク60Yを現像室51Yの端部に配置したものである。
第1の搬送路57Yの一端は、現像室51Yの重力方向の上方に連結され、トナーカートリッジ56Yから新品トナーを現像室51Yに搬送する。トナーカートリッジ56Yから第1の搬送路57Yを経た新品トナーの現像室51Yへの供給は、トナーカートリッジ56Yに内蔵されたスクリューコンベア等の第1搬送手段(図示せず)の駆動により実施される。第1搬送手段の駆動はオン・オフ制御される。
第2搬送路58Yの一端は、現像室51Yの重力方向の下方に連結され、現像室51Yから劣化トナーを廃トナータンク60Yに排出する。現像室51Yの下方から廃トナータンク60Yへの残留劣化トナーの排出は、現像室51Yの底部に配置したスクリューコンベア等の第2搬送手段(図示せず)の駆動により実施される。第2搬送手段の駆動は、第1搬送手段の駆動と別駆動でオン・オフ制御される。
第3搬送路61Yの一端は、廃トナータンク60Yに連結され、廃トナータンク60Yから劣化トナーを現像室51Yに供給する。廃トナータンク60Yから現像室51Yへの劣化トナーの供給は、第3搬送手段(図示せず)の駆動により実施される。第3搬送手段の駆動は、第1及び第2搬送手段の駆動と別駆動でオン・オフ制御される。
廃トナータンク60Yの容量は、現像室51Yの容量以上としたものである。これにより、現像室51Y内のトナーを排出するために廃トナータンク60Y以外に別容量の排出スペースが不要になる。また、廃トナータンク60Yは、交換が可能であり、感光体クリーニングユニットに設けられた廃トナー収容器や転写装置に設けられた廃トナー収容器を廃トナータンク60Yとして用いても良い。
トナーカートリッジ56Yの交換時期は、現像室51Yに設置した圧電素子等のトナーエンドセンサ(図示せず)からのトナーエンドの信号により実施する。
現像室51Y内の劣化トナーを、第2搬送路58Yを経た廃トナータンク60Yへの排出するリフレッシュ操作の実施の条件を、トナーカートリッジ交換時とする。現像室51Y内の残留劣化トナーのリフレッシュ操作実施の条件をトナーカートリッジ56Yの交換時に決めることで、定期的に現像室51Yに残留している劣化トナーを排出できるので、現像室51Y内の残留劣化トナーが極度に劣化したトナーとなる前に現像室51Yをリフレッシュすることができ、新品トナーと残留劣化トナーの混合による画像劣化を防止できる。リフレッシュ操作は、第1ステップとして、トナーカートリッジ56Yから第1搬送路57Yを介しての現像室51Yへのトナーの供給をストップする。第2ステップとして、現像室51Y内のトナーを第2搬送路58Yを介して廃トナータンク60Yに排出する。リフレッシュ操作は、現像室51Y内のトナーが排出するまで継続され、第2搬送路58Y内にトナーが残った状態で停止され、リフレッシュ操作時間を短縮する。また、前記第1搬送路からのトナーの搬送を停止することにより、トナー供給ローラに付着した劣化トナーを効果的に排出できる。廃トナータンク60Y内には、空き容量センサ103が配置され、廃トナータンク60Yの空き容量が検知される。なお、空き容量センサ103からのデータで空き容量が確保できない場合は、リフレッシュ操作を実施しない。
現像室51Y内の劣化トナーを、第2搬送路58を経た廃トナータンク60Yへの排出するリフレッシュ操作の実施の条件を、画占率が極めて低い印字(超低duty印字、1%duty等)がある一定枚数以上連続した場合や、画占率が極めて低い印字が所定時間連続した場合とする。このような状態では、現像室51Y内のトナーは長時間の現像駆動で機械的力や摩擦熱により劣化するからである。
また、第2搬送路58を経た廃トナータンク60Yへの排出するリフレッシュ操作の実施の条件を、高画質モードまたはクリーニングモードが選択された時とする。高画質モード時は、新品トナーを使用するのが望ましいので、現像室51Y内の劣化トナーをリフレッシュる。クリーニングモード時は、画像形成が行われないので、そのタイミングで現像室51Y内の劣化トナーのリフレッシュ操作を実施することで、画像形成時間の無駄を無くすことがない。
廃トナータンク60Yから第3搬送路61Yを経た劣化トナーの現像室51Yへ供給する再利用実施の条件を、トナーカートリッジ56Yが空になって、新品トナーを収容したトナーカートリッジ56Yに交換するまでのつなぎとする。新品トナーを収容したトナーカートリッジ交換前の急ぎの印字等に活用することができる。
また、廃トナータンク60Yから第3搬送路61Yを経た劣化トナーの現像室51Yへ供給する再利用実施の条件を、画占率が極めて低い印字(超低duty印字、1%duty等)がある一定枚数以上連続した場合や、画占率が極めて低い印字が所定時間連続した場合に実施する。このような状態では、劣化トナー同士を混合しても規制通過モレ、かぶりは発生しないためである。
また、廃トナータンク60Yから第3搬送路61Yを経た劣化トナーの現像室51Yへ供給する再利用実施の条件を、低画質モードやトナーセーブモードが選択された時とする。廃トナータンク60Yから第3搬送路61Yを経た劣化トナーの現像室51Yへ供給する再利用実施時は、トナーカートリッジ56Yから第1搬送路57Yを介しての現像室51Yへのトナーの供給をストップする。トナーカートリッジ56Yから現像室51Yにトナーの供給があった直後は、一定印字枚数または一定時間まで廃トナータンク60Yから第3搬送路60Yを経た劣化トナーの現像室51Yへの供給を実施しない。これにより、新品トナーと劣化トナーとの混合による画像劣化を防止できる。
現像室51Y内には、現像ローラ52Yと、軟質の弾性多孔体からなり現像ローラ52Yにトナーを供給するトナー供給ローラ53Yと、現像ローラ52Yに当接し現像ローラ52Y上のトナーを均一な薄層にするための規制ブレード54Yが配置される。このトナー供給ローラ53Yの材質としては、ポリウレタン発泡体またはシリコーン発泡体が用いられている。トナー供給ローラ53Yには、硬度が低くてトナーに対するストレスが低く、圧縮永久歪みが小さく、かつ表面の耐摩耗性が高いといった物性が要求されるため、これらの物性を併有する前述のポリウレタン発泡体の採用が殊に好適である。
現像室51Y内に残留しているトナーを効果的に排出するために、本発明ではトナー供給ローラ53Yを正逆回転可能としている。印字時、現像ローラ52Yが反時計方向に回転する場合、トナー供給ローラ53Yは、現像ローラ52Yと逆方向の時計方向に回転し、トナーを現像ローラ52Yに供給する。トナーカートリッジ56Yの交換の際の残留劣化トナー排出時には、トナー供給ローラ53Yを、反時計方向に回転させ、トナー供給ローラ53Y上に付着しているトナーを回収する。その際、現像ローラ52Yは、反時計方向に回転駆動しても良いし、現像ローラ52Yの回転駆動を停止しても良い。なお、印字時、現像ローラ52Yが反時計方向に回転する場合、トナー供給ローラ53Yを現像ローラ52Yと同じ反時計方向に回転させ、トナーカートリッジ56Yの交換の際の残留劣化トナー排出時には、トナー供給ローラ53Yを、時計方向に回転させても良い。
また、トナー供給ローラ53Yに付着しているトナーの現像ローラ52Y側への移動を容易にするために、トナー供給ローラ53Yには、現像ローラ52Yとは別のトナー供給ローラバイアス印加手段を配置する。残留劣化トナーの排出時に、トナー供給ローラバイアス印加手段から現像ローラ52Yに印加されているバイアス値より大きなバイアスを印加することで、トナー供給ローラ53Yに付着しているトナーの現像ローラ52Y側への移動を容易にする。これにより、特に軟質の弾性多孔体からなるトナー供給ローラ53Yの孔部に付着した劣化トナーの排出を促進する。
また、トナー供給ローラ53Yに付着しているトナーを現像室51Yの底部に落下させて排出するために、トナー供給ローラ53Yに当接部材59Yを当接させる。当接部材59Yは、トナー供給ローラ53Yに離当接可能とし、残留劣化トナー排出時のみ当接部材59Yをトナー供給ローラ53Yに当接させ、印字時は、当接部材59Yをトナー供給ローラ53Yから離間させておいても良い。当接部材59Yをトナー供給ローラ53Yに当接させて付着しているトナーを落下させる場合、当接部材59Yをトナー供給ローラ53Yの回転方向に対してカウンター方向に当接するように当接部材59Yを配置する。
図4、図5は、当接部材59Yが常時トナー供給ローラ53Yに当接させる場合、当接部材59Yのトナー供給ローラ53Yへの当接の向きが異なる場合を示す図である。図4に示されるような当接部材59Yの配置の場合、印字時は、当接部材59Yは、トナー供給ローラ53Yの回転方向に対してトレール方向に当接し、トナー供給ローラ53Y上のトナー層を均一化する。図4に示される状態では、印字時、トナー供給ローラ53Yは現像ローラ52Yと逆方向の時計方向に回転する。残留劣化トナーの排出時、当接部材59Yは、トナー供給ローラ53Yの回転方向に対してカウンター方向に当接し、トナー供給ローラ53Y上のトナー層を掻き取り、現像室51Yの底部に落下させる。図4に示される状態では、トナー排出時、トナー供給ローラ53Yは現像ローラ52Yと同じ反時計方向に回転する。
図5に示されるような当接部材59Yの配置の場合、印字時は、当接部材59Yは、トナー供給ローラ53Yの回転方向に対してトレール方向に当接し、トナー供給ローラ53Y上のトナー層を均一化する。図5に示される状態では、印字時、トナー供給ローラ53Yは現像ローラ52Yと同じ反時計方向に回転する。残留劣化トナーの排出時、当接部材59Yは、トナー供給ローラ53Yの回転方向に対してカウンター方向に当接し、トナー供給ローラ53Y上のトナー層を掻き取り、現像室51Yの底部に落下させる。図5に示される状態では、トナー排出時、トナー供給ローラ53Yは現像ローラ52Yと逆方向の時計方向に回転する。
図6は、本発明の現像装置を備えた画像形成装置の実施形態を示す図であり、図7は図1のイエロー画像形成ステーションを拡大した図である。
画像形成装置10は、4つの画像形成ステーション15(Y、M、C、K)、中間転写ベルト70、二次転写ユニット80を有し、さらに、定着ユニット90、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルからなる表示ユニット95、及び、これらのユニット等を制御し画像形成装置としての動作を司る制御ユニット100を有している。
画像形成ステーション15(Y、M、C、K)は、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーで画像を形成する機能を有している。画像形成ステーション15(Y、M、C、K)の構成は同様であるので、以下、画像形成ステーション15Yについて説明する。
画像形成ステーション15Yは、図7に示すように、像担持体の一例としての感光体20Yの回転方向に沿って、帯電ユニット30Y、露光ユニット40Y、現像ユニット50Y、一次転写部B1、感光体クリーニングユニット75Yを有している。
感光体20Yは、円筒状の基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット30Yは、感光体20Yを帯電するための装置である。露光ユニット40Yからは、レーザを照射することによって帯電された感光体20Y上に潜像を形成する。
露光ユニット40Yは、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20Y上に照射する。
現像ユニット50Yは、感光体20Y上に形成された潜像を、イエロー(Y)のトナーを用いて現像するための装置である。現像ユニット50Yは、交換可能なトナーカートリッジ56Yから新品トナーが供給される現像室51Y内に現像ローラ52Y、トナー供給ローラ53Yが配置され、現像ローラ52Yには、規制ブレード54Yが当接し現像ローラ52Y上のトナーを薄層化する。
一次転写部B1は、感光体20Yに形成されたイエロートナー像を中間転写ベルト70に転写するところである。各一次転写部B1、B2、B3、B4で4色のトナーが順次重ねて転写された場合には、中間転写ベルト70にフルカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト70は、ベルト駆動ローラ71a、従動ローラ71bに張架されたエンドレスのベルトであり、感光体20(Y、M、C、K)と当接しながら回転駆動される。
二次転写ユニット80は、中間転写ベルト70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等の転写材に転写するための装置である。
定着ユニット90は、定着ローラ90aと加圧ローラ90bにより構成され、転写材上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を転写材に融着させて永久像とするための装置である。
感光体クリーニングユニット75Yは、感光体20Yの表面に当接されたゴム製の感光体クリーニングブレード76Yを有し、一次転写部B1で中間転写ベルト70上にトナー像が転写された後に、感光体20Y上に残存するトナーを感光体クリーニングブレード76Yにより掻き落として除去するための装置である。
次に、このように構成された画像形成装置10の動作について説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイスを介して画像形成装置のメインコントローラに入力されると、このメインコントローラからの指令に基づくユニットコントローラの制御により感光体20Y、現像ユニット50Yに備えられた現像ローラ、及び、中間転写ベルト70等が回転する。感光体20Yは、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30Yにより順次帯電される。
感光体20Yの帯電された領域は、感光体20Yの回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40Yによって、イエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。
感光体20Y上に形成された潜像は、感光体20Yの回転に伴って現像位置に至り、現像ユニット50Yによって現像される。これにより、感光体20Y上にトナー像が形成される。
感光体20Y上に形成されたトナー像は、感光体20Yの回転に伴って一次転写部B1位置に至り、一次転写ユニットによって、中間転写ベルト70に転写される。この際、一次転写ユニットには、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。この結果、各感光体20(Y、M、C、K)上に形成された4色のトナー像は、中間転写ベルト70に重なり合って転写され、中間転写ベルト70上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト70は、モータ等のベルト駆動手段からの駆動力がベルト駆動ローラ71aを介して伝達されることによって駆動される。
中間転写ベルト70上に形成されたフルカラートナー像は、二次転写ユニット80によって紙等の転写材に転写される。このような転写材は、給紙トレイから、給紙ローラ94a、レジストローラ94bを介して二次転写ユニット80へ搬送される。
転写材に転写されたフルカラー液体現像剤像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて転写材に融着される。定着ユニット90の通過後、排紙ローラ94cにより排紙される。
一方、感光体20(Y、M、C、K)は一次転写部B1、B2、B3、B4位置を経過した後に、除電ユニット(図示せず)によって除電され、さらに、感光体クリーニングユニット75(Y、M、C、K)に支持された感光体クリーニングブレード76(Y、M、C、K)によって、その表面に付着しているトナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーは、感光体クリーニングユニット75(Y、M、C、K)が備える残存トナー回収部に回収される。
二次転写後の中間転写ベルト70の従動ローラ71b側に中間転写ベルトクリーニング装置(図示せず)が設置され、二次転写後の中間転写ベルト70をクリーニングする。
なお、中間転写ベルトを用いた中間転写方式の実施例に基づいて説明してきたが、直接転写式の画像形成装置であっても良い。
以上、本発明の現像装置と画像形成装置をその原理と実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。
符号の説明
10:画像形成装置、15(Y、M、C、K):画像形成ステーション、20(Y、M、C、K):感光体、30(Y、M、C、K):帯電ユニット、40(Y、M、C、K):露光ユニット、50(Y、M、C、K):現像ユニット、51(Y、M、C、K):現像室、52(Y、M、C、K):現像ローラ、53(Y、M、C、K):トナー供給ローラ、54(Y、M、C、K):規制ブレード、56(Y、M、C、K):トナーカートリッジ、57(Y、M、C、K):第1搬送路、58(Y、M、C、K):第2搬送路、59(Y、M、C、K):当接部材、60(Y、M、C、K):廃トナータンク、61(Y、M、C、K):第3搬送路、70:中間転写ベルト、75(Y、M、C、K):感光体クリーニングユニット、80:二次転写ユニット、90:定着ユニット

Claims (8)

  1. 交換可能なトナーカートリッジと、
    現像室と、
    廃トナータンクと、
    前記トナーカートリッジと前記現像室を結ぶ第1の搬送路と、
    前記現像室と前記廃トナータンクを結ぶ第2の搬送路と、
    前記廃トナータンクと前記現像室を結ぶ第3の搬送路と、
    を備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記第1の搬送路、前記第2の搬送路及び第3の搬送路にそれぞれ別駆動の搬送手段を配した請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第2の搬送路の搬送手段を、所定条件で駆動するようにした請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記第3の搬送路の搬送手段を、所定条件で駆動するようにした請求項1または2に記載の現像装置。
  5. 前記廃トナータンクの容量を前記現像室の容量以上とした請求項1〜4のいずれか1つに記載の現像装置。
  6. 前記現像室に現像ローラとトナー供給ローラを配し、前記トナー供給ローラを正逆回転可能とした駆動手段を備えた請求項1〜5のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 前記トナー供給ローラにバイアスを印加するバイアス印加手段を備えた請求項6に記載の現像装置。
  8. 回転可能に設けられかつ静電潜像が形成される潜像担持体と、
    前記静電潜像を現像剤で現像して前記潜像担持体上にトナー像を形成する現像装置と、
    前記潜像担持体上のトナー像を転写材に転写する転写装置と、
    転写材上のトナー像を定着する定着装置と、
    を少なくとも備え、
    前記現像装置として、前記請求項1〜7のいずれか1つに記載の現像装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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