JP2013195383A - 原子炉格納容器冷却装置および原子炉施設の運用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】原子炉事故時において原子炉および原子炉格納容器の長期の減圧・除熱を行うことができる受動的な原子炉格納容器冷却装置を提供する。
【解決手段】原子炉格納容器冷却装置は、原子炉格納容器3の外側に配置されて原子炉事故時に原子炉格納容器3内に放出された原子炉冷却材蒸気を凝縮させる熱交換器20と、原子炉格納容器3の外側に配置されて原子炉運転時に熱交換器20の伝熱管を収容し定期検査時に炉内構造物を仮置きするが伝熱管が原子炉運転中の状態のままでは炉内構造物を受け入れるスペースを有しない機器仮置プール7と、原子炉格納容器3から熱交換器20に原子炉冷却材蒸気を導く蒸気供給管31と、熱交換器20から原子炉格納容器3に不凝縮ガスを導く不凝縮ガスベント管32と、熱交換器20から原子炉格納容器3に凝縮水を導く凝縮水ドレン管33とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、原子炉事故時に対応した原子炉格納容器冷却装置および原子炉施設の運用方法に関する。
原子力プラントにおいて原子炉冷却系配管の破断又は自動減圧装置の減圧弁の開放等により原子炉冷却材が原子炉格納容器内へ放出されるような事故(以下「原子炉事故」という。)が発生した場合、原子炉冷却材が高温の蒸気となって放出され、原子炉格納容器内の圧力が上昇する。
従来、圧力上昇を抑制し原子炉格納容器の健全性を確保するため、発生した蒸気を原子炉格納容器内の圧力抑制プールに誘導し凝縮させる方法や、原子炉格納容器の上部から格納容器スプレイにより内部に散水し、蒸気を凝縮させる方法が知られている。
これらの方法では、圧力抑制プール内の冷却水やスプレイ水に蓄積された熱は熱交換器を介して最終的に外部へ放出されており、このために、ポンプ等の動的機器が使用されている。
近年、安全系の信頼性向上を図るために、特許文献1には、原子炉格納容器内の圧力抑制方法についても、動的なポンプなどを非常用炉心冷却系として用いた原子力プラントに静的格納容器冷却系を併用する技術が開示されている。
また、特許文献2には、原子炉格納容器の内部又は外部にアイソレーションコンデンサ(IC)や静的格納容器冷却系(PCCS)を設け、重力などの自然に存在する受動的な力を駆動力として格納容器の除熱を行う技術が開示されている。
特開平8−201559号公報 特開2009−74980号公報
上述した受動的な駆動力を利用した冷却装置を既設炉に設置する場合には、アイソレーションコンデンサ用のアイソレーションコンデンサプールやPCCS用のPCCS冷却プールを新設するか、既存の燃料プールあるいは機器仮置プールを使って静的格納容器冷却装置を設置することも考えられる。
受動的な駆動力を利用した冷却装置では、配管長が長くなることによる圧力損失の増加が冷却性能の低下の要因となることから、冷却プールは格納容器の近傍に設け、冷却装置への蒸気供給配管長をなるべく短くする必要がある。
しかし、既設炉に冷却プールを新設する場合には設置スペースが限られており、格納容器近傍に設置することは困難である。燃料交換のために格納容器上部に設けられている燃料プールを利用する場合には、プール水の沸騰によって使用済み燃料の冷却性に問題が生じる可能性がある。そこで、隣接の機器仮置プールを使用することが考えられる。
しかしながら、プラントの定期検査時には炉内構造物等の機器が仮置きされるため、その期間は静的格納容器冷却装置を他の場所に移動する必要がある。静的格納容器冷却装置は、蒸気配管とガスベント管、凝縮水ドレン配管によって原子炉格納容器の内部と接続されている。したがって、静的格納容器冷却装置を移動する際には、これらの配管をその都度、つなぎなおす必要がある。
たとえば、静的格納容器冷却装置を6台設置する場合には、1台につき3箇所の配管、6台分で計18箇所の配管接続が必要であり、定検期間の延長の要因となる。また、接続箇所が多いことにより接続ミスによって原子炉事故時にリークが発生するリスクが増加する。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、原子炉事故時において原子炉および原子炉格納容器の長期の減圧・除熱を行うことができる受動的な原子炉格納容器冷却装置および原子炉施設の運用方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、原子炉事故時に原子炉格納容器を保護するための原子炉格納容器冷却装置であって、前記原子炉格納容器の外側に配置されて、上部水室と、下部水室と、前記上部水室および前記下部水室に接続された伝熱管とを有し、原子炉事故時に前記原子炉格納容器内に放出された原子炉冷却材蒸気を凝縮させる熱交換器と、前記原子炉格納容器の外側に配置されて、原子炉運転時に前記熱交換器の伝熱管とその伝熱管を浸漬させるプール水とを収容して、定期検査時に炉内構造物を仮置きするが、前記伝熱管が原子炉運転中の状態のままでは前記炉内構造物を受け入れるスペースを有しない機器仮置プールと、前記上部水室と前記原子炉格納容器とを接続し、前記原子炉格納容器から前記熱交換器に前記原子炉冷却材蒸気を導く蒸気供給管と、前記下部水室の上部接続口と前記原子炉格納容器とを接続し、前記熱交換器から前記原子炉格納容器に不凝縮ガスを導く不凝縮ガスベント管と、前記上部接続口よりも下方に設けられた前記下部水室の下部接続口と前記原子炉格納容器とを接続し、前記熱交換器から前記原子炉格納容器に凝縮水を導く凝縮水ドレン管と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、炉内構造物を収納可能な原子炉圧力容器と、前記原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容器と、前記原子炉格納容器の外側に配置された機器仮置プールとを備えた原子炉施設の運用方法であって、原子炉事故時に前記原子炉格納容器内の蒸気を凝縮させるための熱交換器を前記機器仮置プール内に設置した状態で原子炉を運転する通常運転ステップと、原子炉停止中に、熱交換器移動対象部を据付け状態から変更する対象部状態変更ステップと、前記対象部状態変更ステップの後に、前記原子炉圧力容器から前記炉内構造物を取り外して前記炉内構造物を前記機器仮置プール内に移動して仮置きする機器仮置きステップと、前記機器仮置きステップの後に、前記炉内構造物を前記機器仮置プールから前記原子炉圧力容器内に移動する機器復帰ステップと、前記機器復帰ステップの後に、前記熱交換器の前記移動対象部を据付け状態に復旧する対象部状態復旧ステップと、前記対象部状態復旧ステップの後に前記通常運転ステップに移行する運転再開ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、原子炉事故時において原子炉および原子炉格納容器の長期の減圧・除熱を受動的に行うことができる。
本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第1の実施形態を原子炉格納容器内に配した状態を示す立断面図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第1の実施形態による機器仮置プール内の熱交換器の配置を示す平面図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第1の実施形態による熱交換器の立面図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第1の実施形態による原子炉施設の運用方法を示すフロー図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第2の実施形態による熱交換器を分離した状態を示す立面図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第2の実施形態による機器仮置プール内の熱交換器の配置を示す平面図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第2の実施形態による原子炉施設の運用方法を示すフロー図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第3の実施形態による機器仮置プール内の熱交換器の配置を示す平面図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第3の実施形態における炉内構造物仮置時の配置を示す立面図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第4の実施形態によるプラントの定期検査中の機器仮置プール内を含む熱交換器の配置を示す平面図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第4の実施形態における熱交換器の伝熱管側を直立化するための方法を示す立面図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第4の実施形態による原子炉施設の運用方法を示すフロー図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第5の実施形態によるプラントの定期検査中の熱交換器を分離して保管した状態を示す平面図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第5の実施形態によるプラントの定期検査中の熱交換器を分離して保管した状態を示す立面図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第6の実施形態による熱交換器セットの概念を示す鳥瞰図である。 機器仮置プール内を含む熱交換器の配置を示す平面図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第6の実施形態による原子炉施設の運用方法を示すフロー図である。 本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第7の実施形態による機器仮置プール内の熱交換器セットの配置を示す立面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る原子炉格納容器冷却装置の実施形態について説明する。ここで、同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第1の実施形態を原子炉格納容器内に配した状態を示す立断面図である。
炉心1を内包する原子炉圧力容器2は、原子炉格納容器3内に格納されている。また、円環状の容器であり内部に冷却水を保有する圧力抑制室4が原子炉格納容器3の本体部に接続されている。原子炉格納容器3の本体、圧力抑制室4およびその接続部は事故時の放射性物質の格納障壁を構成している。
原子炉格納容器3は、原子炉建屋8内に設置されている。原子炉建屋8内は、原子炉格納容器3を収納する原子炉ウェル5を有する。また、原子炉ウェル5の他に、使用済燃料貯蔵プール6および機器仮置プール7が原子炉建屋8内に設けられている。
使用済燃料貯蔵プール6には燃料交換時に原子炉本体から取り出された使用済燃料が受け入れ保管される。
機器仮置プール7には、原子炉施設の定期検査時、あるいは炉内機器の修理などの際に取り外しが必要となったシュラウドヘッド11および蒸気乾燥器12が受け入れ保管される。機器仮置プール7は、シュラウドヘッド11および蒸気乾燥器12を受け入れるためのプールであるので、両機器を収納するに必要十分なスペースを有している。
原子炉施設の定期検査時などの際は、シュラウドヘッド11および蒸気乾燥器12は原子炉圧力容器2の上方を経由して機器仮置プール7まで移動されるので、機器仮置プール7の位置は原子炉建屋8の上部に設けられている。
図1は原子炉の運転中の状態を示している。この状態では、熱交換器20が機器仮置プール7内に設置されている。また、原子炉格納容器3から熱交換器20に事故時に原子炉格納容器3内に発生する蒸気を導くための蒸気供給管31が配設されている。
また、熱交換器20から不凝縮ガスおよび凝縮水ドレンを排出するために、不凝縮ガスベント管32および凝縮水ドレン管33が設けられており、不凝縮ガスベント管32および凝縮水ドレン管33は、圧力抑制室4に接続され、圧力抑制室4内のプール水内で開放されている。
なお、凝縮水ドレン管33の行き先は圧力抑制室4に限定せず、凝縮水ドレンを使用する目的に応じて、たとえば原子炉格納容器3内の原子炉圧力容器2の下方であってもよい。
図2は、本実施形態による機器仮置プール内の熱交換器の配置を示す平面図である。
機器仮置プール7内には、熱交換器20が、複数台設置されている。図2では省略しているが、熱交換器20には、蒸気供給管31、不凝縮ガスベント管32および凝縮水ドレン管33が接続されている。
2つの破線の円形A、Bはそれぞれ、原子炉圧力容器2内の検査あるいは燃料交換などのために、シュラウドヘッド11および蒸気乾燥器12を原子炉圧力容器2から取り出して、機器仮置プール7内に仮置きした場合の占有範囲を示している。機器仮置プール7のように特定の機器、部品の仮置きを目的とする場合、機器仮置プール7の面積は、仮置きする機器の仮置きスペースに必要十分な面積であり、特に原子炉格納容器2内の運転床面に影響するため、それ以上の余裕をとることはない。
図で示すように、通常は、事故時の除熱に必要とされる容量を確保するための複数の熱交換器20が機器仮置プール7内に図のように設置されている場合、ここに取り出されたシュラウドヘッド11および蒸気乾燥器12を仮置きすることは困難である。
図3は、本実施形態による熱交換器の立面図である。
熱交換器20は、上部水室21a、下部水室21b、上部水室21aおよび下部水室21bに接続された伝熱管25を有する。伝熱管25は伝熱管保持部26により相互に保持されている。
上部水室21aには、蒸気供給接続管22が蒸気供給接続管接続口22aで接続されており、蒸気供給接続管22は、蒸気供給管31とフランジで接続されている。
下部水室21bには、不凝縮ガスベント接続管23および凝縮水ドレン接続管24が設けられており、それぞれ、不凝縮ガスベント管32および凝縮水ドレン管33とフランジで接続されている。不凝縮ガスと凝縮水ドレンとを分離するために、不凝縮ガスベント接続管23の下部水室21bとを接続する不凝縮ガスベント接続管接続口23aは、凝縮水ドレン接続管24の下部水室21bとを接続する凝縮水ドレン接続管接続口24aよりも鉛直方向に高い位置にある。
熱交換器20の本体すなわち水室21および伝熱管25等は架台27上に固定されている。架台27は、熱交換器20が機器仮置プール7内に設置されている状態では、機器仮置プール7の底部に固定されている。なお、熱交換器20の移動時には、架台27を機器仮置プール7の底部から離脱させる必要がある。機器仮置プール7の底部で作業をすることは困難が伴うので、機器仮置プール7の底部に架台27と取り合う取合い部を設け、熱交換器20の設置、固定時には耐震上十分な強度で架台27と取合い部が結合し、熱交換器20の移動時には、遠隔で操作することにより架台27と取合い部との結合が解除されるような機構を設ける。これにより、熱交換器20の固定と固定の解除が可能である。
図4は、本実施形態による原子炉施設の運用方法を示すフロー図である。上述のように構成された本実施形態に係る原子炉格納容器冷却装置を含む原子炉施設の運用方法に関する手順を図4に沿って説明する。
通常運転時には、原子炉事故が発生したときに原子炉格納容器3内の蒸気を凝縮させるため、熱交換器20を機器仮置プール7内に設置した状態で原子炉を運転する(S01)。
定期検査等で、シュラウドヘッド11および蒸気乾燥器12を機器仮置プール7に仮置きする必要が生じた場合、原子炉が停止して格納容器内に立入が可能な状態において、熱交換器20の据付け状態を解除する。具体的には、架台27と機器仮置プール7底部の取合い部との結合を解除し、また、蒸気供給接続管22と蒸気供給管31、不凝縮ガスベント接続管23と不凝縮ガスベント管32、凝縮水ドレン接続管24と凝縮水ドレン管33のそれぞれの接続を解除し、熱交換器20を移動可能な状態とする(S02)。
ステップS02の後に、熱交換器20を、機器仮置プール7外に移動する(S03)。
ステップS03の後に、原子炉圧力容器2から炉内構造物すなわちシュラウドヘッド11および蒸気乾燥器12を取り外して機器仮置プール7内に移動して仮置きする(S04)。
その後、図4では省略しているが、燃料交換や原子炉圧力容器2内の点検、保修作業を行う。
その後、炉内構造物を原子炉圧力容器2内に復旧可能となったときに、炉内構造物を機器仮置プール7から原子炉圧力容器2内に移動して復旧する(S05)。
ステップS05において炉内構造物を機器仮置プール7から移動した後に、熱交換器20を機器仮置プール7内での据付け状態に復旧する(S06)。
ステップS06の後、定期検査等が終了して、通常運転ステップに移行する(S07)。
以上のように構成された本実施形態により、原子炉の運転中に原子炉格納容器3内に原子炉冷却材の蒸気が漏えいする事故が発生した場合、蒸気および原子炉格納容器3内を満たしていた窒素ガスは、蒸気供給管31および蒸気供給接続管22を経由して機器仮置プール7内に設置された熱交換器20の上部水室21aに導かれる。
上部水室21aに導かれた蒸気および窒素ガスは伝熱管25に導かれ、蒸気は、機器仮置プール7内の冷却水により冷却され凝縮しドレン水となる。窒素ガスとドレン水は伝熱管25から下部水室21bに導かれる。
気体の窒素は、下部水室21bの高い場所から不凝縮ガスベント接続管23に排出され、不凝縮ガスベント管32を経由して圧力抑制室4内のプールに開放される。
液体のドレン水は、下部水室21bの低い場所から凝縮水ドレン接続管24に排出され、凝縮水ドレン管33を経由して圧力抑制室4内のプールに開放される。
以上のような本実施形態により、原子炉圧力容器2内の炉内構造物を仮置きする必要が生じた場合は、原子炉格納容器3内の冷却を必要としない期間であることから、熱交換器20を機器仮置プール7から移動させることにより、炉内構造物の機器仮置プール7における仮置きが可能である。
このため、熱交換器20を原子炉格納容器3に最も近い機器仮置プール7内に設置することができ、原子炉格納容器3と熱交換器20間の配管の引き回しの短縮化が可能であり、原子炉冷却材の蒸気およびドレン水の流動による圧力損失を低減することができる。
原子炉事故時には、原子炉格納容器3内に放出された原子炉冷却材の蒸気の熱交換器20への移動と原子炉格納容器3に戻るドレン水の移動が効率よくできる。このため、原子炉格納容器3に隣接した機器仮置プール7内に設けられた熱交換器20を使用して原子炉格納容器3内の熱を、外部の動力なしに効率的に除去することができる。
以上のように、本実施形態により、原子炉事故時において原子炉および原子炉格納容器の長期の減圧・除熱を受動的に行うことができる。
[第2の実施形態]
本実施形態は、第1の実施形態の変形であり、熱交換器20の一部が移動できるようになっている。以下、第1の実施形態と異なる部分を説明する。
図5は、本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第2の実施形態による熱交換器を分離した状態を示す立面図である。
本実施形態においては、熱交換器20は、熱交換器水室側部100と熱交換器伝熱管側部200とに分離可能な構造となっている。
熱交換器水室側部100は、水室21、上部水室21aに接続された蒸気供給接続管22、下部水室21bに接続された不凝縮ガスベント接続管23、凝縮水ドレン接続管24、および水室側架台27aを有する。
また、熱交換器伝熱管側部200は、伝熱管25、伝熱管保持部26および伝熱管側架台27bを有する。
図6は、本実施形態による機器仮置プール内の熱交換器の配置を示す平面図である。
炉内構造物であるシュラウドヘッド11および蒸気乾燥器12を機器仮置プール7内に仮置する場合に、熱交換器20の熱交換器伝熱管側部200を切り離し、機器仮置プール7の外に仮置きすることにより、シュラウドヘッド11および蒸気乾燥器12を機器仮置プール7内に仮置するスペースを確保することができる。
図7は、本実施形態による原子炉施設の運用方法を示すフロー図である。
機器仮置プール7内の炉内構造物の仮置きのためのスペースを確保するための手順は次のとおりである。
熱交換器20の据付け状態の解除は、伝熱管側架台27bと機器仮置プール7底部の取合い部との結合を解除し、また、熱交換器水室側部100と熱交換器伝熱管側部200間の接続を解除し、熱交換器伝熱管側部200の移動を可能とする(S12)。
ステップS12の後に、熱交換器伝熱管側部200を、機器仮置プール7外に移動する(S13)
ステップS05において炉内構造物を機器仮置プール7から移動した後に、熱交換器伝熱管側部200を機器仮置プール7内での据付け状態に復旧する(S16)。
以上のように、本実施形態においては、熱交換器20全体ではなく、熱交換器伝熱管側部200のみを移動するため、第1の実施形態のような蒸気供給接続管22と蒸気供給管31、不凝縮ガスベント接続管23と不凝縮ガスベント管32、凝縮水ドレン接続管24と凝縮水ドレン管33のそれぞれの接続を解除する必要がなく、作業の効率化、トラブル要因の低減を図ることができる。
また、原子炉の運転時には、熱交換器20は機器仮置プール7内に第1の実施形態と同様に設置されており、その機能も同様である。
以上のように、本実施形態により、原子炉事故時において原子炉および原子炉格納容器の長期の減圧・除熱を受動的に行うことができる。
[第3の実施形態]
図8は、本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第3の実施形態による機器仮置プール内の熱交換器の配置を示す平面図である。また、図9は、本実施形態における炉内構造物仮置時の配置を示す立面図である。
本実施形態は、第2の実施形態の変形である。本実施形態においては、熱交換器20の熱交換器伝熱管側部200は機器仮置プール7内の冷却水に浸漬しているが、熱交換器水室側部100は、機器仮置プール7内の冷却水に浸漬されていない。
また、熱交換器水室側部100が機器仮置プール7の外側にあることから、蒸気供給接続管22、不凝縮ガスベント接続管23および凝縮水ドレン接続管24のそれぞれの、蒸気供給管31、不凝縮ガスベント管32および凝縮水ドレン管33との接続部を、機器仮置プール7の外側に容易に設けることができる。また、蒸気供給接続管22、不凝縮ガスベント接続管23および凝縮水ドレン接続管24は、実質、水室21のノズルとし、それぞれの、蒸気供給管31、不凝縮ガスベント管32および凝縮水ドレン管33との接続部を溶接構造とすることにより、接続部からの漏えいの発生を防止することができる。
また、熱交換器水室側部100が機器仮置プール7の外側にあることから、熱交換器伝熱管側部200を移動した後の機器仮置プール7内のシュラウドヘッド11および蒸気乾燥器12の仮置きスペースに余裕を確保することができる。このため、仮置き時および復旧時の機器の取扱いの上で作業上の負担の低減を図ることができる。
また、原子炉の運転時には、熱交換器20は機器仮置プール7内に第1の実施形態と同様に設置されており、その機能も同様である。
以上のように、本実施形態により、原子炉事故時において原子炉および原子炉格納容器の長期の減圧・除熱を受動的に行うことができる。
[第4の実施形態]
図10は、本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第4の実施形態によるプラントの定期検査中の機器仮置プール内を含む熱交換器の配置を示す平面図である。
本実施形態は、第2の実施形態の変形であり、第2の実施形態においては、熱交換器伝熱管側部200は機器仮置プール7外に移動するが、本実施形態においては、機器仮置プール7内に直立に設置する。
図11は、本実施形態における熱交換器の伝熱管側を直立化するための方法を示す立面図である。
機器仮置プール7の上縁の近傍に仮設の揚重装置を設け、熱交換器伝熱管側部200を直立させる。このため、熱交換器伝熱管側部200の伝熱管保持部26に、ワイヤ掛け用のフック51等が設けられている。また、揚重装置は直立に必要であれば複数設けてもよい。また、揚重装置として、原子炉建屋8の天井クレーンなどを用いてもよい。なお、フック51はほかの適切な場所たとえば伝熱管側架台27bに設けられてもよい。
図12は、本実施形態による原子炉施設の運用方法を示すフロー図である。
機器仮置プール7内の炉内構造物の仮置きのためのスペースを確保するための手順は次のとおりである。
ステップS12の後に、熱交換器伝熱管側部200を、機器仮置プール7内で直立させる(S23)。
ステップS05において炉内構造物を機器仮置プール7から移動した後に、熱交換器伝熱管側部200を機器仮置プール7内で据付け状態とし、熱交換器20を設置状態に復旧する(S26)。
本実施形態により、熱交換器伝熱管側部200を直立させる作業のみで炉内機器の仮置きスペースが確保され、熱交換器伝熱管側部200の仮置きのための機器仮置プール7外のスペースを確保する必要がなく、機器の仮置き場所の確保に余裕のない定期検査等における作業管理上の負担の軽減を図ることができる。
また、原子炉の運転時には、熱交換器20は機器仮置プール7内に第1の実施形態と同様に設置されており、その機能も同様である。
以上のように、本実施形態により、原子炉事故時において原子炉および原子炉格納容器の長期の減圧・除熱を受動的に行うことができる。
[第5の実施形態]
図13は、本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第5の実施形態によるプラントの定期検査中の熱交換器を分離して保管した状態を示す平面図である。
本実施形態においては、第3の実施形態と同様に、熱交換器20の熱交換器水室側部100が機器仮置プール7の外側にある。この構成の熱交換器20において、第4の実施形態と同様に、炉内機器の機器仮置プール7内の仮置き時には、熱交換器伝熱管側部200を機器仮置プール7内で直立させる。
図14は、本実施形態によるプラントの定期検査中の熱交換器を分離して保管した状態を示す立面図である。熱交換器伝熱管側部200を機器仮置プール7内で直立させる具体的な方法は、第4の実施形態と同様である。
このような本実施形態では、熱交換器水室側部100が機器仮置プール7内にないことにより機器仮置プール7内のスペースの確保を図ることができ、また、熱交換器伝熱管側部200の仮置きのための機器仮置プール7外のスペースを確保する必要がなく、機器の仮置き場所の確保に余裕のない定期検査等における作業管理上の負担の軽減を図ることができる。
また、原子炉の運転時には、熱交換器20は機器仮置プール7内に第1の実施形態と同様に設置されており、その機能も同様である。
以上のように、本実施形態により、原子炉事故時において原子炉および原子炉格納容器の長期の減圧・除熱を受動的に行うことができる。
[第6の実施形態]
図15は、本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第6の実施形態による熱交換器セットの概念を示す鳥瞰図である。
複数の熱交換器20が同一の連結部材40で結合されている。また、各熱交換器20の蒸気供給接続管22、不凝縮ガスベント接続管23および凝縮水ドレン接続管24のそれぞれは、蒸気供給接続集合管22G、不凝縮ガスベント接続集合管23Gおよび凝縮水ドレン接続集合管24Gに束ねられている。これらの各集合管も、各熱交換器20と同様に同一の連結部材40で結合されている。
本実施形態の場合は、機器仮置プール7への固定は、たとえば、機器仮置プール7の底部に連結部材40と結合・離脱できる機構を設けることにより行うことができる。
図16は機器仮置プール内を含む熱交換器の配置を示す平面図である。図のように、連結部材40で結合された複数の熱交換器20が一体で扱われ、機器仮置プール7に据付けられ、また、機器仮置プール7外に移動される。
図17は、本実施形態による原子炉施設の運用方法を示すフロー図である。
機器仮置プール7内の炉内構造物の仮置きのためのスペースを確保するための手順は次のとおりである。
ステップS01の後に、蒸気供給接続集合管22G、不凝縮ガスベント接続集合管23Gおよび凝縮水ドレン接続集合管24Gのそれぞれの、蒸気供給管31、不凝縮ガスベント管32および凝縮水ドレン管33との接続を解除し、機器仮置プール7と連結部材40との結合を解除する(S32)。
ステップS32の後に、複数の熱交換器20を連結部材40と一体で、機器仮置プール7外に移動する(S33)。
ステップS05の後に、複数の熱交換器20を連結部材40と一体で、機器仮置プール7内に移動し熱交換器20を設置状態に復旧する(S36)。
本実施形態により、複数の熱交換器20を一体に扱うことにより、作業工程を短縮することができ、定期検査等における作業管理上の負担の軽減を図ることができる。
また、原子炉の運転時には、熱交換器20は機器仮置プール7内に第1の実施形態と同様に設置されており、その機能も同様である。
以上のように、本実施形態により、原子炉事故時において原子炉および原子炉格納容器の長期の減圧・除熱を受動的に行うことができる。
[第7の実施形態]
図18は、本発明に係る原子炉格納容器の冷却装置の第7の実施形態による機器仮置プール内の熱交換器セットの配置を示す立面図である。
熱交換器20の凝縮水ドレン接続管24に接続する凝縮水ドレン管33が、機器仮置プール7の底部から下方に貫通している。本実施形態では、貫通するのは、凝縮水ドレン管33であるが、凝縮水ドレン接続管24を貫通させてもよい。
このような構成により、凝縮水ドレン接続管24ないし凝縮水ドレン管33の機器仮置プール7内での引き回しが楽になる。
また、原子炉の運転時には、熱交換器20は機器仮置プール7内に第1の実施形態と同様に設置されており、その機能も同様である。
以上のように、本実施形態により、原子炉事故時において原子炉および原子炉格納容器の長期の減圧・除熱を受動的に行うことができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1・・・炉心
2・・・原子炉圧力容器
3・・・原子炉格納容器
4・・・圧力抑制室
5・・・原子炉ウェル
6・・・使用済燃料貯蔵プール
7・・・機器仮置プール
8・・・原子炉建屋
11・・・シュラウドヘッド
12・・・蒸気乾燥器
20・・・熱交換器
21・・・水室
21a・・・上部水室
21b・・・下部水室
22・・・蒸気供給接続管
22a・・・蒸気供給接続管接続口
22G・・・蒸気供給接続集合管
23・・・不凝縮ガスベント接続管
23a・・・不凝縮ガスベント接続管接続口(上部接続口)
23G・・・不凝縮ガスベント接続集合管
24・・・凝縮水ドレン接続管
24a・・・凝縮水ドレン接続管接続口(下部接続口)
24G・・・凝縮水ドレン接続集合管
25・・・伝熱管
26・・・伝熱管保持部
27・・・架台
27a・・・水室側架台
27b・・・伝熱管側架台
31・・・蒸気供給管
32・・・不凝縮ガスベント管
33・・・凝縮水ドレン管
40・・・連結部材
50・・・専用クレーン
51・・・フック
100・・・熱交換器水室側部
200・・・熱交換器伝熱管側部

Claims (16)

  1. 原子炉事故時に原子炉格納容器を保護するための原子炉格納容器冷却装置であって、
    前記原子炉格納容器の外側に配置されて、上部水室と、下部水室と、前記上部水室および前記下部水室に接続された伝熱管とを有し、原子炉事故時に前記原子炉格納容器内に放出された原子炉冷却材蒸気を凝縮させる熱交換器と、
    前記原子炉格納容器の外側に配置されて、原子炉運転時に前記熱交換器の伝熱管とその伝熱管を浸漬させるプール水とを収容して、定期検査時に炉内構造物を仮置きするが、前記伝熱管が原子炉運転中の状態のままでは前記炉内構造物を受け入れるスペースを有しない機器仮置プールと、
    前記上部水室と前記原子炉格納容器とを接続し、前記原子炉格納容器から前記熱交換器に前記原子炉冷却材蒸気を導く蒸気供給管と、
    前記下部水室の上部接続口と前記原子炉格納容器とを接続し、前記熱交換器から前記原子炉格納容器に不凝縮ガスを導く不凝縮ガスベント管と、
    前記上部接続口よりも下方に設けられた前記下部水室の下部接続口と前記原子炉格納容器とを接続し、前記熱交換器から前記原子炉格納容器に凝縮水を導く凝縮水ドレン管と、
    を備えることを特徴とする原子炉格納容器冷却装置。
  2. 前記熱交換器は、熱交換器水室側部と熱交換器伝熱管側部とに分割可能であることを特徴とする請求項1に記載の原子炉格納容器冷却装置。
  3. 前記熱交換器水室側部は、前記機器仮置プール壁内に設けられ、前記機器仮置プール壁の外側で、前記蒸気供給管、前記不凝縮ガスベント管、および前記凝縮水ドレン管と接続されることを特徴とする請求項2に記載の原子炉格納容器冷却装置。
  4. 前記熱交換器は、前記蒸気供給管、前記不凝縮ガスベント管、および前記凝縮水ドレン管のそれぞれと接続可能でかつ取り外しが可能な蒸気供給接続管、不凝縮ガスベント接続管、および凝縮水ドレン接続管を有することを特徴とする請求項1に記載の原子炉格納容器冷却装置。
  5. 前記熱交換器は複数あって、前記複数の熱交換器の蒸気供給接続管、不凝縮ガスベント接続管、および凝縮水ドレン接続管がそれぞれ相互に連結され、前記蒸気供給管、前記不凝縮ガスベント管、および前記凝縮水ドレン管とそれぞれ一か所で接続可能である蒸気供給接続集合管、不凝縮ガスベント接続集合管、凝縮水ドレン接続集合管を備えることを特徴とする請求項4に記載の原子炉格納容器冷却装置。
  6. 前記複数の熱交換器をまとめて取り扱うための連結部材をさらに有し、原子炉停止時に前記熱交換器と連結部材が一体として移動可能であることを特徴とする請求項5に記載の原子炉格納容器冷却装置。
  7. 前記熱交換器の凝縮水ドレン接続管は、前記機器仮置プールの底部を貫通することを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか一項に記載の原子炉格納容器冷却装置。
  8. 前記熱交換器の凝縮水ドレン接続集合管は、前記機器仮置プールの底部を貫通することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の原子炉格納容器冷却装置。
  9. 前記熱交換器の凝縮水ドレン管は、前記機器仮置プールの底部を貫通することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の原子炉格納容器冷却装置。
  10. 炉内構造物を収納可能な原子炉圧力容器と、前記原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容器と、前記原子炉格納容器の外側に配置された機器仮置プールとを備えた原子炉施設の運用方法であって、
    原子炉事故時に前記原子炉格納容器内の蒸気を凝縮させるための熱交換器を前記機器仮置プール内に設置した状態で原子炉を運転する通常運転ステップと、
    原子炉停止中に、熱交換器移動対象部を据付け状態から変更する対象部状態変更ステップと、
    前記対象部状態変更ステップの後に、前記原子炉圧力容器から前記炉内構造物を取り外して前記炉内構造物を前記機器仮置プール内に移動して仮置きする機器仮置きステップと、
    前記機器仮置きステップの後に、前記炉内構造物を前記機器仮置プールから前記原子炉圧力容器内に移動する機器復帰ステップと、
    前記機器復帰ステップの後に、前記熱交換器の前記移動対象部を据付け状態に復旧する対象部状態復旧ステップと、
    前記対象部状態復旧ステップの後に前記通常運転ステップに移行する運転再開ステップと、
    を有することを特徴とする原子炉施設の運用方法。
  11. 前記熱交換器移動対象部は前記熱交換器全体であり、
    前記対象部状態変更ステップは、前記熱交換器全体を前記機器仮置プール外に移動するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載の原子炉施設の運用方法。
  12. 前記熱交換器移動対象部は前記熱交換器伝熱管側部であり、
    前記対象部状態変更ステップは、前記熱交換器の伝熱管側部を前記機器仮置プール外に移動するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載の原子炉施設の運用方法。
  13. 前記熱交換器移動対象部は前記熱交換器の伝熱管側部であり、
    前記対象部状態変更ステップは、前記熱交換器の前記伝熱管側部を機器仮置プール内に水平状態から鉛直方向に直立させて設置するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載の原子炉施設の運用方法。
  14. 前記熱交換器の前記伝熱管側部を前記機器仮置プール内に鉛直方向に直立させるために専用のクレーンを使用することを特徴とする請求項13に記載の原子炉施設の運用方法。
  15. 前記熱交換器の前記伝熱管側部を前記機器仮置プール内に鉛直方向に直立させるために天井クレーンを使用することを特徴とする請求項13に記載の原子炉施設の運用方法。
  16. 前記熱交換器の前記移動対象部は、連結部材により互いに連結された複数の熱交換器であり、
    前記据対象部状態変更ステップは、前記複数の熱交換器を前記連結部材と一体で前記機器仮置プール外に移動するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載の原子炉施設の運用方法。
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