JP2013127465A - 沸騰水型原子炉用の代替的なサプレッションプール冷却のための方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】沸騰水型原子炉(BWR)型原子炉のサプレッションプール用の代替的な冷却システムをもたらすための方法及び装置を提供する。
【解決手段】冷却システムは、従来の残留熱除去システム及びポンプ用に通常のプラント電力が利用できないプラント事故の場合に、サプレッションプールを冷却するように操作される。冷却システムは、残留熱除去システムを介してサプレッションプールの冷却を補助するために使用することもできる。冷却システムは、プラントの緊急事態の間には最適な遠隔位置から操作及び制御される。
【選択図】図1

Description

例示的な実施形態は、概略的には、原子炉に関し、より具体的には、沸騰水型原子炉(BWR)型原子炉のサプレッションプール用の代替的な冷却システムのための方法及び装置に関する。冷却システムは、プラント電力を中断させ、又は他にはサプレッションプールの通常の冷却を阻害する、プラントの緊急事態が起こった場合に、特に効果的である可能性がある。冷却システムは、従来の残留熱除去システムを補助するために、サプレッションプールでこの冷却システムを使用することもできる。
図1は、従来の沸騰水型原子炉(BWR)原子炉建屋5の断面図である。サプレッションプール2は、原子炉建屋1次格納施設の一部分である円環状のプールである。具体的には、サプレッションプール2は、原子炉建屋5のシェル4内に配置される鋼製1次格納容器3の延長部分である。サプレッションプール2は、原子炉1及び使用済燃料プール10よりも下に配置され、一定の事故の間、格納施設圧力の増加を制限するために使用される。サプレッションプール2は、具体的には、プラント事故の間に放出される蒸気を冷却し、凝縮させるために使用される。例えば、多くのプラント安全/調整バルブは、蒸気を凝縮させ、望ましくない圧力増加を軽減するために、蒸気をサプレッションプール2内に放出するように設計される。通常、BWRサプレッションプール2は、全体直径(すなわち配置図直径)が約140フィート(42.67m)であり、30フィート(9.144m)の直径の円環状シェルを有する。通常運転の間、サプレッションプール2は、通常、プール内の約15フィート(4.572m)の深さにサプレッションプール水を有する(通常運転の間、サプレッションプール2内に約1,000,000ガロン(3.785x106リットル)のサプレッションプール水を有する)。
プール2は、通常、BWRプラントの残留熱除去(RHR)システムにより浄化及び冷却される。通常(非事故)プラント状態の間、RHRシステムは、水中に含まれる可能性がある不純物及びいくつかの放射性同位体を除去するために、(従来のRHRポンプを使用して)サプレッションプール2から水を除去し、純水装置(図示せず)を通して水を送ることができる。プラント事故の間、RHRシステムは、冷却するために、サプレッションプール2からサプレッションプール水を多少除去し、この水を熱交換器(RHRシステム内)に送るようにさらに設計される。
重大なプラント事故の間、通常のプラント電力が中断する可能性がある。具体的には、プラントは、従来のRHRシステム及びポンプを運転する通常の電力がない場合がある。電力が長期にわたって中断すれば、サプレッションプール内の水は、最後には沸騰し、また、プラント蒸気を凝縮させ、格納施設圧力を低減するサプレッションプールの能力を阻害する可能性がある。
プラントの緊急事態では、RHRシステムの使用により、高放射性の水(許容設計限度を超える)が、サプレッションプールとRHRシステム(1次格納施設の外側に配置される)との間を輸送される可能性がある。サプレッションプールとRHRシステムとの間の高放射性の水の輸送により、それ自体、サプレッションプールから流出する可能性がある有害な放射性同位体の漏れが増大する可能性がある。それに加えて、RHRシステムの領域の線量率は、事故の間は極めて高く、プラント作業員がシステムに接近し、それを制御するのを難しくする可能性がある。
米国法定発明登録第H000627号明細書
例示的な実施形態は、サプレッションプール用の代替的な冷却システムをもたらすための方法及び装置を提供する。冷却システムは、環境に危険をもたらさない、単段又は多段の貫流式熱交換器とすることができる。冷却システムは、従来のRHRシステム及びポンプを運転するのに通常のプラント電力が利用できないプラント事故の場合でも、サプレッションプールを冷却するように操作することができる。冷却システムは、重大なプラント事故の間、RHRシステムが依然として機能する場合には、従来のRHRシステムを単に補助するために使用することもできる。冷却システムは、プラントの緊急事態の間には最適な遠隔位置から操作及び制御することができる。
例示的な実施形態の上述及び他の特徴及び利点は、添付の図面を参照して例示的な実施形態を詳細に説明することにより、より明らかになるであろう。添付の図面は、例示的な実施形態を表すものとし、特許請求の範囲の目的範囲を制限するものと解釈すべきでない。添付の図面は、はっきりと断らない限り、原寸に比例して描かれたものとみなすべきでない。
従来の沸騰水型原子炉(BWR)型原子炉建屋の断面図である。 例示的な実施形態によるサプレッションプールの俯瞰図である。 例示的な実施形態による、サプレッションプールを冷却する方法のフローチャートである。
詳細な例示的実施形態を本明細書に開示する。しかし、本明細書に開示する特定の構造的及び機能的な詳細は、例示的な実施形態を説明するために表されているにすぎない。しかし、例示的な実施形態は、多くの代替形式において実施することができ、本明細書に説明する実施形態のみに限定されるものと解釈すべきでない。
したがって、例示的な実施形態には様々な変更及び代替形式があるが、その実施形態を図面に例として示し、それを本明細書に詳細に説明する。しかし、例示的な実施形態を開示する特定の形式に限定する意図はなく、それとは反対に、例示的な実施形態は、例示的な実施形態の範囲内に入る、全ての変更形態、均等物、及び変形形態を保護するものとすることを理解されたい。図の説明を通して、同様の番号は、同様の要素を指す。
用語第1、第2などは、様々な要素を説明するために本明細書に使用する可能性があるが、これらの要素を、これらの用語により限定すべきでないことが理解されよう。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するために使用するにすぎない。例えば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素を第2の要素と呼ぶことができ、同様に、第2の要素を第1の要素と呼ぶことができる。本明細書に使用するように、用語「及び/又は」は、1つ又は複数の関連する記載項目の任意の組合せ及び全ての組合せを含む。
ある要素を他の要素に「接続」又は「結合」するというとき、ある要素を他の要素に直接、接続又は結合するか、又は、介在する要素が存在する可能性があることが理解されよう。それとは対照的に、ある要素を他の要素に「直接接続」又は「直接結合」するというとき、介在する要素は存在しない。要素間の関係を説明するのに使用する他の語を、同様に(例えば、「間に」に対する「間に直接」、「隣接して」に対する「直接隣接して」など)、解釈すべきである。
本明細書に使用する専門用語は、特定の実施形態のみを説明するためのものであり、例示的な実施形態を限定するものではない。本明細書に使用するように、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、文脈が別途はっきりと示さなければ、複数形も含むものとする。用語「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、及び/又は「含む(including)」は、本明細書に使用する際、特定の特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は部品の存在を明確化するが、1つ又は複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、部品、及び/又はそれらの群の存在又は追加を除外しないことがさらに理解されよう。
いくつかの代替的な実施形態では、示した機能/動作は、図に示した順序通りに起こらない可能性があることにも留意されたい。例えば、連続的に示す2つの図は、実際は、ほぼ同時に実施される場合があり、又は、時として、含まれる機能/動作に応じて逆の順序で実施される場合がある。
図2は、例示的な実施形態によるサプレッションプール2の俯瞰図である。冷却システム20は、サプレッションプール2自体から水を除去することを必要とすることなく、(サプレッションプール2内に)現場用の熱交換器を提供することができる。冷却システム20は、サプレッションプール2を通して冷却水流を供給する冷却管26を含むことができる。冷却管26は、サプレッションプール2内に単段貫流式熱交換器を提供するために、単一の冷水入口22及び単一の温水出口24を含むことができる。単段貫流式冷却システム20の利点は、冷却管26を通って流れる水の1ガロン(3.785リットル)当りに最大量の熱を交換することができるので、効率の上昇を含む。或いは、単段貫流式冷却システム20(図2に示す)の代わりに、多段冷却システム20(図示せず)を使用することができる。多段冷却システム20は、それぞれを図2の単段冷却システム20と同じにすることができる、冷却管26の複数の単段通路を含むことができる。
サプレッションプール2から冷却管26内への放射線漏れの可能性を軽減することを助けるために、冷却管26を通って流れる冷却水の圧力は、サプレッションプール2内の水の圧力よりも高く維持することができる。サプレッションプールは、約1気圧の通常運転圧力を有する。しかし、サプレッションプール2は、プラント事故の間には、約58psig(3.948気圧(ゲージ圧))の圧力に達するように設計される。したがって、冷却管26を通って流れる流体の圧力は、控えめにみても、サプレッションプール2の設計圧力を超える約20psig(1.361気圧(ゲージ圧))の圧力に維持される可能性がある。冷却管26内の圧力をサプレッションプール2の圧力よりも高く維持することにより、冷却管26内のいかなる漏れであっても、管26内の冷却水をサプレッションプール2内に漏らし(サプレッションプール2内の水を冷却管26内に漏らすのと対照的に)、このことにより、高放射性の水が温水出口24を通してサプレッションプール2から流出する可能性が低減される可能性がある。
冷却管26の圧力をサプレッションプール2内の水の圧力よりも高く維持する(放射線漏れの可能性を軽減するために)ことに加えて、放射線モニタ28を温水出口24の管上に配置することもできる。放射線モニタ28は、サプレッションプール2からの放射線漏れが確実に起こらないようにするために、プール2から流出する冷却水の放射線レベルを測定することができる。
冷却管26を通して冷却水を送り出すために、専用の冷却システムポンプ30を使用することができる。ポンプ30は、重大なプラントの緊急事態の場合に利用できない可能性がある通常のプラント電力に確実に依存しないようにするために、バックアップ用のディーゼル発電機58により動作し、又はディーゼルエンジン58により直接駆動することができる。ポンプ30のサイズは、サプレッションプール2のサイズに応じて変化する可能性がある。ポンプ30のサイズは、RHRシステム故障の場合にサプレッションプール2の温度を上げる可能性がある最悪の事故における設計計算に基づいて、変化する可能性もある。ほとんどのBWR構造におけるプラント事故を軽減するために、ポンプ30は、約300ガロン/分(1135.5リットル/分)の冷却水流量を供給することができる。冷却水流量がより増加することにより、冷却システム20の効率の低下を代償として、交換される熱量は増加することを理解されたい。
通常、BWR原子力プラント内で利用できる、従来の緊急用携帯型ポンプ(図示せず)を冷却システムポンプ30として使用することができることに留意されたい。単段貫流式冷却管26を使用すれば、単一のポンプ30で十分である可能性がある。多段冷却管26を使用すれば、冷却管26の各段に単一のポンプ30を使用する可能性がある(すなわち、多段構成部は、図2に示すものと同様の複数の冷却システム20を含むことができる)。
冷却システムポンプ30を使用する代わりに、冷却管26を通る冷却水の重力排水を実施することができる。冷却管26を通る冷却水の重力排水は、システムを使用するのにポンプ電力を必要としないので、冷却システム20の安全性レベルを向上させる。しかし、そうした構成は、冷却水源50をサプレッションプール2のプラントの高さを超える高さに配置する必要がある。冷却水源50は、海、川、大きい屋外の水域、又は水源を含む人工構造体とすることができる。その際、温水出口24は、サプレッションプール2のプラントの高さよりも下の高さの排水部52の位置に排出する必要がある。排水部52は、排水を集めるために使用する、屋外の水域又は人工構造体とすることもできる。
冷却システム20に、重力排水又は冷却システムポンプ30のいずれを使用しても、システム20に関する全ての制御装置(コントローラ58を参照のこと)は、プラント作業員の安全性を考えて、サプレッションプール2から離れた遠隔位置60に配置することができる。すなわち、ポンプ30の位置、入口/出口バルブ32a/32b(バルブを手動で操作しないとき)、及び放射線モニタ28の位置は、サプレッションプール2から離して配置することができる。同様に、冷却管26を通る水流を制御するのに使用する入口バルブ32a(冷水入口22上)及び/又は出口バルブ32b(温水出口24上)は、サプレッションプール2から離れた位置に配置することができる(特にバルブ32a/32bを手動で操作する場合)。これは、プラント作業員が、事故状況の間にサプレッションプール2の近くに存在する可能性がある高レベルの可能性がある放射線に曝されることなく、システム20を確実に安全に操作することができるようにするためである。
冷却管26の構成部は、図2に示すように、サプレッションプール2を通る単一のループを含むことができる。或いは、冷却管26は、プールを通る追加のループ又は「蛇」状の構成部(図示せず)を含む可能性がある、他の構成部を含むことができる。冷却管26は、管26とサプレッションプール2内の水との間の熱交換容量を増大させるために、フィン付きとすることができ、又は別途、管26の表面積を最大化するように構成することができる。それに加えて、冷却システム管26は、サプレッションプール2内の冷却管26と水との間で交換される熱を増加させることもできる、冷却水管の枝管を含むことができる。分枝した冷却システム管26は、サプレッションプール2以外のプラント領域に曝される冷却管26の量を低減するために、単一の冷水入口22及び単一の温水出口24を依然として有することができる。単一の冷水入口22及び単一の温水出口24の構成は、原子炉建屋の2次格納施設に必要な貫通部の数を低減することにより、プラントの他の領域への放射線漏れの可能性をさらに低減することができる。
サプレッションプール2内の冷却管26の高さは、事故状態及び非事故状態のどちらの間でも、冷却管がサプレッションプール水中に十分沈むように十分低くすべきである。さもなければ、冷却システム20は、サプレッションプール2と熱交換する際に効果的でない可能性がある。より効果的な熱交換のために、冷却管26は、サプレッションプール2の最低の高さにも配置すべきでない。管26をサプレッションプール2の床から離して配置することにより、自然対流を形成することができる。具体的には、より温かいサプレッションプール2の水(管26の下にある)が上昇し、沈降する冷水と置き換わることができるので、冷却管26は、プール2の底に沈む可能性がある、サプレッションプール2内の冷水を生成することができる。この自然対流は、冷却システム20の効率を増大させることができる。依然として冷却管26をサプレッションプールの液体レベルよりも下に配置しながら自然対流を確保するために、冷却管は、サプレッションプール2の底面部よりも約4フィート(1.219m)上の高さに配置することができる。
冷却管26は、追加支持用に、固定装置54を使用して、プール2の壁に固定することができる。冷却管26は、プラント事故が起こる前に冷却システム20を確実に適当な位置に配置するようにするために、BWRプラント運転の前に設置することができる。或いは、冷却システム20は、改造システムとして設置することができる。
冷却システム20は、プラント事故状況以外の期間に使用することができることを理解されたい。例えば、冷却システム20は、余分の温度設計余裕を有するサプレッションプールシステムを提供するために、RHRシステムを介してサプレッションプールの通常の冷却を単に補助するのに使用することができる。冷却システム20用の冷却水供給温度は、システム性能に影響を及ぼすことも理解されたい。すなわち、冷却システム20は、より冷たい供給冷却水を使用すれば、より効果的かつ効率的になる。
図3は、例示的な実施形態による、サプレッションプールを冷却する方法のフローチャートである。方法ステップS40に示すように、冷却管26をサプレッションプール2に挿入することができる。ステップS42に示すように、冷却水源からの冷却水は、冷却管26を通って流れることができる。ステップS44に示すように、冷却管26内の冷却水は、サプレッションプール2内の水の圧力を超える圧力に維持することができる。冷却管内の冷却水は、サプレッションプール2内の水の温度未満の温度に維持することもできる。
上述のように、例示的な実施形態を説明してきたが、同じものを様々に変形できることは明らかである。そうした変形形態は、意図する技術的思想、及び例示的な実施形態の範囲から逸脱するものとみなすべきでなく、当業者には明らかな全ての変更は、以下の特許請求の範囲の範囲内に含まれるものとする。
1 原子炉
2 サプレッションプール
3 1次格納容器
4 シェル
5 原子炉建屋
10 使用済燃料プール
20 冷却システム
22 冷水入口
24 温水出口
26 冷却管
28 放射線モニタ
30 ポンプ
32a 入口バルブ
32b 出口バルブ
50 冷却水源
52 排水部
54 固定装置
56 ディーゼル発電機
58 コントローラ
60 遠隔位置
S40 冷却管をサプレッションプールに挿入する
S42 冷却管を通して冷却水を流す
S44 サプレッションプールを超える圧力及びサプレッションプール未満の温度に冷却水を維持する

Claims (19)

  1. 沸騰水型原子炉(BWR)のサプレッションプールを冷却する方法であって、
    前記サプレッションプール内の水よりも低い温度を有する冷却水を冷却管を通して流すことにより、前記サプレッションプールから熱を除去するステップを含む、方法。
  2. 前記冷却管に単一の入口管及び単一の出口管を取り付けるステップであって、前記入口及び出口管は前記サプレッションプールの範囲を超えて延びる、ステップをさらに含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記冷却管内の前記冷却水の圧力を前記サプレッションプールの水の圧力よりも高く維持するステップをさらに含む、請求項2記載の方法。
  4. 前記冷却管の一部分を前記サプレッションプールの底面部よりも上で、前記サプレッションプールの液体レベルよりも下に配置することにより、前記サプレッションプール内に自然対流をもたらすステップをさらに含む、請求項2記載の方法。
  5. 前記入口管を水源に流体的に接続するステップと、
    ポンプを前記入口管に接続するステップと、
    バックアップ用のディーゼル発電機を前記ポンプに電気的に接続するステップとをさらに含む、請求項2記載の方法。
  6. 前記ポンプ及び前記ポンプ用の全ての制御装置を、前記サプレッションプールから離れた位置に配置するステップをさらに含む、請求項5記載の方法。
  7. 前記サプレッションプールの液体レベルよりも上の高さに配置された水源に前記入口管を流体的に接続するステップと、
    前記サプレッションプールよりも下の高さに配置された排水位置に前記出口管を流体的に接続するステップとをさらに含む方法であって、
    前記冷却管を通る前記冷却水の流れは、重力排水により起こる、請求項2記載の方法。
  8. 冷却管の一部分に枝管及びフィンを設けるステップをさらに含む、請求項2記載の方法。
  9. 前記冷却管の一部分を前記サプレッションプールの壁に固定するステップをさらに含む、請求項2記載の方法。
  10. 第2の冷却管を前記サプレッションプールに挿入するステップと、
    前記第2の冷却管を通して冷却水を流すことにより、前記サプレッションプールからさらに熱を除去するステップであって、前記冷却水は前記サプレッションプールの水よりも低い温度を有する、ステップとをさらに含む、請求項2記載の方法。
  11. 沸騰水型原子炉(BWR)のサプレッションプールを冷却するシステムであって、
    その一部分が前記サプレッションプールの予想液体レベルよりも下に配置された冷却管を含むシステムにおいて、
    前記冷却管は、前記サプレッションプールの水よりも圧力が高く、温度が低い、前記冷却管を通る冷却水流を供給するように構成される、システム。
  12. 前記冷却管に取り付けられた単一の入口管と、
    前記冷却管に取り付けられた単一の出口管とをさらに含むシステムであって、
    前記入口及び出口管は前記サプレッションプールの範囲を超えて延びる、請求項11記載のシステム。
  13. 前記入口管に接続されたポンプと、
    前記ポンプに電気的に接続されたバックアップ用のディーゼル発電機とをさらに含む、請求項12記載のシステム。
  14. 前記ポンプに電気的に接続された制御装置をさらに含む、システムであって、
    前記ポンプ及び前記ポンプ用の前記制御装置は、前記サプレッションプールから離れた位置に配置される、請求項13記載のシステム。
  15. 前記入口管に流体的に結合し、前記サプレッションプールの予想液体レベルよりも上の高さに配置された水源と、
    前記サプレッションプールよりも下の高さに配置された排水点とをさらに含む、請求項12記載のシステム。
  16. 前記冷却管は、枝管及びフィンを含む、請求項12記載のシステム。
  17. 前記冷却管を支持するために、前記サプレッションプールの壁に接続された1つ又は複数の固定装置をさらに含む、請求項12記載のシステム。
  18. その一部分が前記サプレッションプールの前記液体レベルよりも下に配置された第2の冷却管をさらに含む、システムであって、
    前記第2の冷却管は、前記サプレッションプールの水よりも圧力が高く、温度が低い、前記冷却管を通る冷却水流を供給するように構成される、請求項12記載のシステム。
  19. 沸騰水型原子炉(BWR)のサプレッションプールを冷却するシステムであって、
    原子炉建屋内に配置された前記サプレッションプールと、
    前記原子炉建屋内に配置された使用済燃料プールと、
    その一部分が前記サプレッションプールの予想液体レベルよりも下に配置された冷却管とを含むシステムにおいて、
    前記冷却管は、前記サプレッションプールの水よりも圧力が高く、温度が低い、前記冷却管を通る冷却水流を供給するように構成される、システム。
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