JP2013195065A - 電磁流量計の励磁回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 励磁コイルの逆起電圧を利用して励磁電流の立ち上がりを速くする場合でも、電源電位により、励磁コイルを効率よく駆動する。
【解決手段】電源電位VPと電流入力端子Tinとの間の接続/遮断を制御する遮断回路14を設け、検出遮断信号SYが示す、容量素子Cの充電電圧VCが電源電圧VPより高い検出遮断期間TYと、強制遮断信号SXが示す、SA,SBの切替タイミングから一定時間長を持つ強制遮断期間TXの両方において、電源電位VPと電流入力端子Tinの間を遮断し、これら以外の期間において電源電位VPと電流入力端子Tinの間を接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種プロセス系において導電性を有する流体の流量を測定する電磁流量計の励磁回路に関するものである。
一般に、導電性を有する流体の流量を測定する電磁流量計では、測定管内を流れる流体の流れ方向に対して磁界発生方向が垂直となるよう配置された励磁コイルへ、極性が交互に切り替わる励磁電流を供給し、励磁コイルからの発生磁界と直交して測定管内に配置された一対の電極間に生じる起電力を検出し、この電極間に生じる起電力を増幅した後、サンプリングして信号処理することにより、測定管内を流れる流体の流量を測定している。
図5は、一般的な電磁磁流計の構成を示すブロック図である。
この電磁流量計50は、検出器50Aと変換器50Bとから構成されている。
検出器50Aには、主な構成として、測定管51、電極52、および励磁コイル53が設けられている。
測定管51は、全体としてステンレスなどの非磁性金属の筒体からなり、その内側に測定対象となる流体が流れる流路51Fを構成する。
励磁コイル53は、測定管51の外側に対向して配置された一対のコイルからなり、変換器50Bから供給された励磁電流Iexに応じて、流路51Fを流れる流体の流れ方向に対して直交する方向に磁界Bを発生させる機能を有している。
電極52は、励磁コイル53で発生した磁界Bの方向と直交する方向に対向して、測定管51の内壁に、流路51Fを流れる流体と接液するよう配置された一対の電極からなり、磁界Bによる流体への励磁に応じて当該流体に発生した起電力Eを検出し、変換器50Bへ出力する機能を有している。
変換器50Bには、主な回路部として、通信I/F部55、信号処理部56、および励磁回路57が設けられている。
通信I/F部55は、信号線Wを介してコントローラなどの上位装置(図示せず)と接続し、上位装置から信号線Wを介して供給された電力から動作電源を生成して各機能部へ供給する機能と、信号処理部56で得られた流体の流量値をデータ通信により信号線Wを介して上位装置へ通知する機能とを有している。
信号処理部56は、一定の励磁周波数を持つパルス信号からなる励磁信号を生成して励磁回路57へ出力する機能と、電極52で検出した起電力Eに対して、信号増幅や上記励磁周波数に基づくサンプリングなどの信号処理を行うことにより、流体の流量値を算出する機能と、得られた流量値を通信I/F部55へ出力する機能とを有している。
励磁回路57は、信号処理部56からの励磁信号に基づいて、励磁極性を切替制御するための矩形波からなる交流励磁電流を生成して、励磁コイル53へ供給する機能を有している。
このような電磁流量計50では、電極52で検出した起電力に対して、起電力に対して、電気化学ノイズ、流体ノイズ、スラリーノイズなど、様々なノイズが重畳している。したがって、起電力から精度よく流量値を算出するには、これらノイズを低減させる必要がある。ここで、これらノイズは、低周波帯域ほどレベルが高い、いわゆる1/f特性を持っている。このため、励磁周波数を高くすれば、起電力のS/N比が改善されるため、高い精度で流量値を算出することができる。
一方、このような矩形波からなる交流励磁電流を励磁コイル53へ印加した場合、励磁コイルの持つ自己インダクタンスの影響で、励磁電流の立ち上がりが穏やかになり、その波形に遅れが生じる。したがって、励磁周波数を高くすると、励磁信号の波長が短くなるため、波長に対する立ち上がりの遅れの割合が大きくなるため、十分な磁界が発生している期間が短くなり、電極から検出される起電力のうち、振幅が平坦な定常域の幅も短くなる。これにより、起電力を安定してサンプリングすることが難しくなり、結果として、流量値の誤差が大きくなる。したがって、高い励磁周波数であっても励磁電流の立ち上がりを速くすることが重要となる。
従来、このような電磁流量計において、励磁コイルが発生する逆起電圧を容量素子に充電し、これを励磁用電力として再利用することにより、励磁極性の切り替え時における励磁電流の立ち上がりを改善する技術が提案されている(例えば、特許文献1,2など参照)。
図6は、従来の励磁回路を示す回路である。
この励磁回路60は、切替回路61、定電流回路62、ダイオードD60、ダイオードブリッジDB、および容量素子Cから構成されている。
定電流回路62は、例えば、トランジスタQ、オペアンプOP、および抵抗素子Rからなるエミッタフォロワ回路からなり、切替回路61の電流出力端子Toutと接地電位GNDとの間に接続されて、設定電圧Vcntに基づいて、電源電位VPから切替回路61に対して定電流で入力電流を供給する、一般的な定電流回路である。
切替回路61は、変換器の信号処理部(図示せず)から出力された、互いに相補的な位相関係を有するパルス信号からなる励磁信号SA,SBに基づいて、定電流回路62により電源電位VPから電流入力端子Tinへ供給された定電流の極性を切替制御することにより、交流の励磁電流Iexを生成して励磁コイルLへ供給する機能を有している。
ダイオードブリッジDBは、励磁コイルLの端子L1−L2間(両端)に発生した逆起電圧を整流して容量素子Cへ充電する機能を有している。DBの交流端子は、それぞれL1,L2に接続されており、プラス端子が容量素子Cの一端に接続されており、マイナス端子が接地電位GNDに接続されている。このDBについては、ショットキーダイオードで構成すれば、DBを構成する各ダイオードにおける順方向での電圧降下を削減することができる。
容量素子Cは、電流入力端子Tinと接地電位GNDとの間に接続されて、DBで整流された逆起電圧を充電する機能を有している。
ダイオード60は、電源電位VPと電流入力端子Tinとの間に直列接続されて、容量素子Cに充電された充電電圧VCが電源電位VP側へ逆流するのを防止する機能を有している。
この切替回路61には、電流をオン/オフ制御するための4つのスイッチ回路SW61〜SW64が設けられており、このうち、SW61とSW63の直列接続回路と、SW62とSW64の直列接続回路とが、さらに並列接続されている。励磁コイルLの端子L1は、SW61の接点端子とSW63の接点端子との接続ノードに接続されており、同じく端子L2は、SW62の接点端子とSW64の接点端子との接続ノードに接続されている。
図7は、従来の励磁回路の動作を示す信号波形図である。
励磁信号SA,SBは、互いに相補的な位相関係を有する励磁周波数のパルス信号からなり、このうち、SAはSW61およびSW64を制御し、SBはSW62およびSW63を制御する。
したがって、時刻T60に示すように、SAが立ち上がるとともにSBが立ち下がった場合、SW61,SW64がオンして、SW62,SW63がオフする。これにより、VPからD60およびTinを介して入力される入力電流の経路として、SW61→端子L2→励磁コイルL→端子L1→SW64→Tout→定電流回路62という経路が形成され、励磁電流Iexの極性の切り替えが行われる。
一方、時刻T61に示すように、SBが立ち上がるとともにSAが立ち下がった場合、SW61,SW64がオフして、SW62,SW63がオンする。これにより、入力電流の経路として、SW62→端子L1→励磁コイルL→端子L2→SW63→Tout→定電流回路62経路が形成され、励磁電流Iexの極性の切り替えが行われる。
ここで、励磁電流Iexの極性を切替制御した際、励磁コイルLの自己インダクタンスにより、励磁コイルLの両端L1−L2間の端子間電圧VLに逆起電圧が発生する。例えば、時刻T60において、励磁電流Iexを、それまでのL1→L2方向からL2→L1方向へ切替制御した場合、励磁コイルLの両端L1−L2間に発生した逆起電圧により、L2の電圧がL1より高くなる。この際、L1は、SW64および定電流回路62を介して接地電位GNDに接続されているため、L2に発生した高電圧は、DBを介して容量素子Cに充電されることになる。
一方、時刻T61において、励磁電流Iexを、それまでのL2→L1方向からL1→L2方向へ切替制御した場合、励磁コイルLの両端に発生した逆起電圧により、L1の電圧がL2より高くなる。この際、L2は、SW63および定電流回路62を介して接地電位GNDに接続されているため、L1に発生した電圧は、DBを介して容量素子Cに充電されることになる。
このようにして、励磁電流Iexの極性切替時に、励磁コイルLから発生した逆起電圧が容量素子Cに充電されるため、容量素子Cの充電電圧VCが、ダイオードD60を介して電源電位VPから供給された電圧より高い期間においては、容量素子Cから切替回路61へ電流が供給される。これにより、切替回路61のTinに対して、より大きな電力を供給することができ、励磁信号SA,SBの切替タイミングから、励磁電流Iexが最大値に達するまでの遅れ時間が短縮される。したがって、励磁コイルLの逆起電圧を利用しない場合(図7の破線波形)と比較して、高い励磁周波数であっても励磁電流Iexの立ち上がり(立ち下がり)を速くすることが可能となる。
特開平2−12221号公報 特許4004931号公報
このような従来技術では、電源電位VPからの入力電流が入力される切替回路61の電流量力端子Tinに、容量素子Cが接続されている。ここで、VPをTinに直接印加すると、励磁コイルLの逆起電圧により、容量素子Cの充電電圧VCが、VPより高くなってもVP側に逆流して吸収されてしまう。
このため、従来技術では、VPとTinとの間にダイオードD60を直列接続する必要があるが、VPからTinへ入力電流が供給される際、このD60の電圧降下により、Tinに印加される入力電圧が低下してしまい、結果として、電源電位VPにより、励磁コイルLを効率よく駆動できないという問題点がある。
一般的なPN接合ダイオードの電圧降下Vfは0.6V程度であり、電圧効果Vfの低いショットキーダイオードでも0.3V程度である。したがって、VPからTinへ入力電流が供給される際、Tinには、VP−Vfの電圧が印加される。
ここで、VPが十分に高い電圧である場合には問題ないが、1対の信号線を介して上位装置からの電源供給を受ける2線式電磁流量計や、搭載した電池で動作する電池式電磁流量計では、VPが2V程度まで低下する。このため、D60としてショットキーダイオードを用いた場合でも、Tinに印加される電圧が1.7Vとなり、励磁コイルLへ供給される電力が15%も低減することになる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、励磁コイルの逆起電圧を利用して励磁電流の立ち上がりを速くする場合でも、電源電位により、励磁コイルを効率よく駆動できる、電磁流量計の励磁回路を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる励磁回路は、測定管の外側に配置された励磁コイルに対して、励磁回路から励磁電流を供給することにより、当該測定管内を流れる流体を励磁し、この流体と接液するよう当該測定管の内壁に配置された一対の電極から、前記励磁により当該流体に発生した起電力を検出し、この起電力に基づき当該流体の流量値を測定する電磁流量計で用いられる前記励磁回路であって、励磁周波数を持つパルス信号からなる励磁信号に基づいて、電流入力端子から電流出力端子へ流れる入力電流を、前記励磁コイルの一端または他端へ前記励磁電流として切り替えて供給する切替回路と、前記電流入力端子と接地電位との間に接続された容量素子と、前記励磁コイルから発生する逆起電圧を整流して、前記容量素子へ充電するダイオードブリッジと、前記容量素子に充電された充電電圧が前記電源電位より高い検出遮断期間を検出し、検出遮断信号として出力する検出回路と、2つの接点端子により前記電源電位と前記電流入力端子との間の接続/遮断を制御するとともに、前記電源電位側に接続された一方の接点端子から前記電流入力端子側に接続された他方の接点端子へ電流を流す第1の寄生ダイオードを含む第1のMOSFETを有し、前記検出回路からの前記検出遮断信号と、前記励磁信号の切替タイミングから一定時間長を持つ強制遮断期間を示す強制遮断信号とに基づいて、前記検出遮断期間と前記強制遮断期間において前記第1のMOSFETをオフ状態に制御し、前記検出遮断期間および前記強制遮断期間以外の期間において前記第1のMOSFETをオン状態に制御する遮断回路とを備えている。
また、上記励磁回路にかかる他の一構成例は、前記遮断回路が、ドレイン端子が前記電源電位に接続され、ソース端子が前記電流入力端子に接続されて、ドレイン端子からソース端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、PチャネルMOSFETからなる前記第1のMOSFETと、前記検出遮断信号と前記強制遮断信号とに基づいて、前記検出遮断期間および前記強制遮断期間に、前記第1のMOSFETをオフ状態に制御することにより、前記電源電位に対する前記充電電圧の逆流を遮断する、NチャネルMOSFETからなる第2のMOSFETとを有するものである。
また、上記励磁回路にかかる他の一構成例は、前記電源電位から定電圧電位を生成し、前記電源電位に代えて当該定電圧電位を前記電流入力端子へ供給する電圧レギュレータをさらに備え、前記検出回路は、前記充電電圧が前記定電圧電位より高い期間を前記検出遮断期間として検出し、前記検出遮断信号として出力し、前記遮断回路は、ソース端子が前記定電圧電位に接続され、ドレイン端子が前記電流入力端子に接続されて、ソース端子からドレイン端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、NチャネルMOSFETからなる前記第1のMOSFETを有し、前記検出遮断期間と前記強制遮断期間において、前記第1のMOSFETをオフ状態とすることにより、前記定電圧電位に対する前記充電電圧の逆流を遮断するようにしたものである。
また、上記励磁回路にかかる他の一構成例は、前記切替回路が、一方の接点端子が前記電流入力端子に接続されて、前記励磁信号に応じてオン/オフ動作する第1のスイッチ回路と、一方の接点端子が前記電流入力端子に接続されて、前記第1のスイッチ回路とは逆位相でオン/オフ動作する第2のスイッチ回路と、一方の接点端子が前記励磁コイルの前記一端に接続され、他方の接点端子が前記電流出力端子に接続されて、前記第1のスイッチ回路とは逆位相でオン/オフ動作する第3のスイッチ回路と、一方の接点端子が前記励磁コイルの前記他端に接続され、他方の接点端子が前記電流出力端子に接続されて、前記第1のスイッチ回路と同位相でオン/オフ動作する第4のスイッチ回路とを有し、前記励磁回路は、前記電源電位から定電圧電位を生成し、前記電源電位に代えて当該定電圧電位を前記電流入力端子へ供給する電圧レギュレータと、前記容量素子から前記励磁コイルの前記一端に対する前記放電電流の供給を、前記第1のスイッチ回路と同位相でオン/オフ制御する第1の高耐圧スイッチ回路と、前記容量素子から前記励磁コイルの前記他端に対する前記放電電流の供給を、前記第1のスイッチ回路とは逆位相でオン/オフ制御する第2の高耐圧スイッチ回路とをさらに備え、前記検出回路は、前記充電電圧が前記定電圧電位より高い期間を前記検出遮断期間として検出し、前記検出遮断信号として出力し、前記遮断回路は、ソース端子が前記第1のスイッチ回路の他方の接点端子に接続され、ドレイン端子が前記第3のスイッチ回路の前記一方の接点端子に接続されて、ソース端子からドレイン端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、NチャネルMOSFETからなる前記第1のMOSFETと、ソース端子が前記第2のスイッチ回路の他方の接点端子に接続され、ドレイン端子が前記第4のスイッチ回路の前記一方の接点端子に接続されて、ソース端子からドレイン端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、NチャネルMOSFETからなる第2のMOSFETとを有し、前記遮断回路は、前記検出遮断期間と前記強制遮断期間において、前記第1のMOSFETおよび前記第2のMOSFETをオフ状態とすることにより、前記定電圧電位に対する前記励磁コイルの前記一端または前記他端の電圧の逆流を遮断するようにしたものである。
本発明によれば、強制遮断期間および検出遮断期間には、第1のMOSFETがオフして、電源電位と電流入力端子の間が遮断されるため、充電電圧が電源電位より高くなっても電源電位側に逆流して吸収されてしまうことが防止される。一方、上記以外の期間には、第1のMOSFETがオンして、電源電位と電流入力端子の間が接続されるため、電源電位からの入力電流が電流入力端子に入力される。
したがって、従来のように、電源電位と電流入力端子との間に逆流防止用のダイオードを設けた場合と比較して、逆流防止のために発生する電圧降下を大幅に削減できる。これにより、1対の信号線を介して上位装置からの電源供給を受ける2線式電磁流量計や、搭載した電池で動作する電池式電磁流量計のように、十分な電圧の電源電位を使用できない場合でも、電源電位により励磁コイルを効率よく駆動することが可能となる。
第1の実施の形態にかかる励磁回路の構成を示す回路図である。 第1の実施の形態にかかる励磁回路の動作を示す信号波形図である。 第2の実施の形態にかかる励磁回路を示す回路図である。 第3の実施の形態にかかる励磁回路を示す回路図である。 一般的な電磁磁流計の構成を示すブロック図である。 従来の励磁回路を示す回路である。 従来の励磁回路の動作を示す信号波形図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電磁流量計の励磁回路10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる励磁回路の構成を示す回路図である。
この励磁回路10は、電磁流量計において、励磁コイルへ励磁電流を供給するための回路である。
一般に、導電性を有する流体の流量を測定する電磁流量計では、測定管内を流れる流体の流れ方向に対して磁界発生方向が垂直となるよう配置された励磁コイルへ、極性が交互に切り替われる励磁電流を供給し、励磁コイルからの発生磁界と直交して測定管内に配置された一対の電極間に生じる起電力を検出し、この電極間に生じる起電力を増幅した後、サンプリングして信号処理することにより、測定管内を流れる流体の流量を測定している。なお、電磁流量計の全体的な構成については、前述した図5と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
図1において、励磁回路10は、切替回路11、定電流回路12、検出回路13、遮断回路14、ダイオードブリッジDB、および容量素子Cから構成されている。
定電流回路12は、前述の図6に示したように、例えば、トランジスタQ、オペアンプOP、および抵抗素子Rからなるエミッタフォロワ回路からなり、切替回路11の電流出力端子Toutと接地電位GNDとの間に接続されて、電源電位VPから切替回路11に対して定電流で入力電流を供給する、一般的な定電流回路である。
切替回路11は、変換器の信号処理部(図示せず)から出力される、互いに相補的な位相関係を有し、励磁周波数のパルス信号からなる励磁信号SAおよび励磁信号SBに基づいて、定電流回路12により供給された、電流入力端子Tinから電流出力端子Toutへ流れる入力電流を、励磁コイルLの端子L2(一端)または端子L1(他端)へ、交流の励磁電流Iexとして切り替えて供給する機能を有している。
ダイオードブリッジDBは、励磁コイルLの端子L1−L2間(両端)に発生した逆起電圧を整流して容量素子Cへ充電する機能を有している。DBの交流端子は、それぞれL1,L2に接続されており、プラス端子が容量素子Cの一端に接続されており、マイナス端子が接地電位GNDに接続されている。このDBについては、ショットキーダイオードで構成すれば、DBを構成する各ダイオードにおける順方向での電圧降下を削減することができる。
容量素子Cは、電流入力端子Tinと接地電位GNDとの間に接続されて、DBで整流された逆起電圧を充電する機能を有している。
検出回路13は、容量素子Cに充電された充電電圧VCがVCより高い期間を、電源電位VPと電流入力端子Tinとの間を遮断すべき検出遮断期間TYとして検出し、この検出結果を検出遮断信号SYとして出力する機能を有している。
遮断回路14は、2つの接点端子により電源電位VPと電流入力端子Tinとを接続/遮断を制御するとともに、VP側に接続された一方の接点端子からTin側に接続された他方の接点端子へ電流を流す寄生ダイオード(第1の寄生ダイオード)を含むMOSFET(第1のMOSFET)Q1を有し、検出回路13からの検出遮断信号SY、および、外部からの強制遮断信号SXに基づいて、Q1をオン/オン制御する機能を有している。
強制遮断信号SXは、変換器の信号処理部(図示せず)から出力されて、励磁信号SA,SBの切替タイミングから一定時間長を持つ期間を、電源電位VPと電流入力端子Tinとの間を遮断すべき強制遮断期間TXとして指示する制御信号である。
寄生ダイオードは、内蔵ダイオードとも呼ばれ、一般的なMOSFETの内部に寄生するダイオードである。MOSFETは、ドレイン−ソース間に電流を流す場合、順方向だけでなく逆方向にも電流を流すことができる。この際、逆方向については2つの電流経路が存在し、1つはドレイン−ソース間のチャネルからなる経路であり、もう1つが寄生ダイオードからなる経路である。このため、MOSFETがオフ状態にある場合、逆方向について、寄生ダイオードが通常のダイオードとして動作することになる。
本実施の形態において、切替回路11は、一方の接点端子が電流入力端子Tinに接続されて、励磁信号SAに応じてオン/オフ動作するスイッチ回路SW1(第1のスイッチ回路)と、一方の接点端子がTinに接続されて、励磁信号SBに応じてスイッチ回路SW1とは逆位相でオン/オフ動作するスイッチ回路SW2(第2のスイッチ回路)と、一方の接点端子がSW1の他方の接点端子とL2とに接続され、他方の接点端子が電流出力端子Toutに接続されて、SBに応じてSW1とは逆位相でオン/オフ動作するスイッチ回路SW3(第3のスイッチ回路)と、一方の接点端子がSW2の他方の接点端子とL1とに接続され、他方の接点端子がToutに接続されて、SAに応じてSW1と同位相でオン/オフ動作するスイッチ回路SW4(第4のスイッチ回路)とを有している。
また、遮断回路14は、ドレイン端子が電源電位VPに接続され、ソース端子がTinに接続されて、ドレイン端子からソース端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、PチャネルのMOSFET(第1のMOSFET)Q1と、カソード端子がQ1のゲート端子に接続され、アノード端子がQ1のソース端子に接続された定電圧ダイオードZD1と、Q1のゲート端子とソース端子との間に接続された抵抗素子(第1の抵抗素子)R1と、ドレイン端子が抵抗素子(第2の抵抗素子)R2を介してQ1のゲート端子に接続され、ソース端子が接地電位GNDに接続された、NチャネルのMOSFET(第2のMOSFET)Q2と、アノード端子がQ2のゲート端子に接続され、カソード端子が検出遮断信号SYに接続されたダイオードD1と、アノード端子がQ2のゲート端子に接続され、カソード端子が強制遮断信号SXに接続されたダイオードD2と、一端がVPに接続され、他端がQ1のゲート端子、D1のアノード端子、およびD2のアノード端子の接続ノードに接続された抵抗素子(第3の抵抗素子)R3とを有している。これらD1,D2については、ショットキーダイオードで構成すれば、これらダイオードにおける順方向での電圧降下を削減することができる。
また、検出回路13は、一端が容量素子Cの一端に接続された抵抗素子R4と、一端がR4の他端に接続され、他端が接地電位GNDに接続された抵抗素子R5と、カソード端子がR5の一端に接続され、アノード端子がGNDに接続された定電圧ダイオードZD2と、一端が電源電位VPに接続された抵抗素子R6と、一端がR6の他端に接続され、他端がGNDに接続された抵抗素子R7と、VPとGNDを動作電源として動作して、反転入力端子がR4の他端、R5の一端、およびZD2のアノード端子の接続ノードに接続され、非反転入力端子が、R6の他端とR7の一端との接続ノードに接続され、出力端子から検出遮断信号SYを出力するオペアンプOP1とを有している。
この場合、R4とR5の抵抗比と、R6とR7の抵抗比とを、VCのピーク値とVPとの比と等しく設定しておくことにより、VPとGNDを動作電源とするOP1で、VPとVCを比較することができる。
このように、本実施の形態は、電源電位VPと電流入力端子Tinとの間の接続/遮断を制御する遮断回路14を設け、検出遮断信号SYが示す、容量素子Cの充電電圧VCがVPより高い検出遮断期間TYと、強制遮断信号SXが示す、SA,SBの切替タイミングから一定時間長を持つ強制遮断期間TXの両方において、電源電位VPと電流入力端子Tinの間を遮断し、これら以外の期間において電源電位VPと電流入力端子Tinの間を接続するようにしたものである。
これにより、検出遮断期間TYおよび強制遮断期間TXには、Q1がオフして、VPとTinの間が遮断されるため、VCがVPより高くなってもVP側に逆流して吸収されてしまうことが防止される。一方、TYおよびTX以外の期間には、Q1がオンして、VPとTinの間が接続されるため、VPからの入力電流がTinに入力される。
ここで、一般的なMOSFETのオン抵抗は1Ω以下であり、100mΩ以下のものもある。したがって、Q1のオン抵抗が1Ωであって電流を50mA流したとしても、Q1での電圧降下は、0.05V以下である。このため、従来のように、VPとTinとの間に逆流防止用のダイオードを使用した場合と比較して、Q1での電圧降下を大幅に削減できる。これにより、電源電位VPにより、励磁コイルLを効率よく駆動できる。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図1および図2を参照して、本実施の形態にかかる励磁回路10の動作について説明する。図2は、第1の実施の形態にかかる励磁回路の動作を示す信号波形図である。
時刻T0に示すように、SAが立ち上がるとともにSBが立ち下がった場合、SW1,SW4がオンして、SW2,SW3がオフする。これにより、Tinからの入力電流が流れる経路として、SW1→端子L2→励磁コイルL→端子L1→SW4→Tout→定電流回路12という経路が形成され、励磁電流Iexの極性の切り替えが行われる。
この際、時刻T0において、それ以前にVCが励磁コイルLへ放電されてVPを僅かに下回っているため、検出回路13からの検出遮断信号SYはハイレベル(VPまたはハイインピーダンス状態)であり、検出遮断期間TYを示していない。
一方、時刻T0において、強制遮断信号SXがローレベル(GND電位)であり、強制遮断期間TXを示している。これにより、ダイオードD2を介してQ2のゲート電位が低下してオフ状態となって、Q1のゲート電位もR1を介してソース電位と等しくなるため、Q1もオフ状態となる。なお、VCがVPより低い場合には、Q1の寄生ダイオードにより、VPがTinに供給される。
また、時刻T0に励磁電流Iexの極性を切替制御した際、励磁コイルLの自己インダクタンスにより、励磁コイルLの両端L1−L2間に逆起電圧が発生する。
例えば、時刻T0において、励磁電流Iexを、それまでのL1→L2方向からL2→L1方向へ切替制御しているため、端子L1−L2間に発生した逆起電圧により、L2の電圧がL1より高くなる。これにより、端子L1−L2間の端子間電圧VLとして負電圧が発生し、この逆起電圧が、DBを介して容量素子Cに充電されることになる。
これにより、VCが、VPからQ1の寄生ダイオードの電圧降下Vfを差し引いた電圧を上回った時点で、VPからTinへの入力電流が停止して、VCからTinへの放電電流が流れ始める。
この後、さらにVCが上昇してVPに到達した時刻T1に、検出回路13からのSYがローレベル(GND電位)に変化して、検出遮断期間TYを示すことになるため、ダイオードD1を介してQ2のゲート電位が低下してオフ状態となり、逆起電圧の発生が終了してVCがVPより低くなる時刻T3まで、Q1がオフ状態となる。
なお、TXの時間長は、SA,SBの切替タイミング、ここでは時刻T0から、少なくともVCがVPに到達してSYが出力される時刻T1までの時間長を有している。したがって、時刻T0から時刻T1までの期間において、VCがVPまで到達しておらずSYが出力されていなくても、Q1がオフ状態に維持される。このため、VCがVPへ逆流しなくなり、逆起電圧を順次Cへ充電できる。なお、TXは、時刻T1以降であって時刻T3までの間の時刻T2にハイレベル(VPまたはハイインピーダンス状態)に変化する。
このようにして、時刻T1から時刻T3までの期間にはQ1がオフ状態となり、VPに対するVCの逆流が防止されるため、VCからの放電電流がTinからSW1を介してL2へ供給される。これにより、L2に対して、VPからの入力電流より大きな電力を供給することができ、励磁信号SA,SBの切替タイミングから、励磁電流Iexが最大値に達するまでの遅れが短縮される。したがって、励磁コイルLの逆起電圧を利用しない場合(図2の破線波形)と比較して、励磁電流Iexの立ち下がり(立ち上がり)を速くすることが可能となる。
一方、時刻T4に示すように、SAが立ち下がるとともにSBが立ち上がった場合、SW1,SW4がオフして、SW2,SW3がオンする。これにより、Tinからの入力電流が流れる経路として、SW2→端子L1→励磁コイルL→端子L2→SW3→Tout→定電流回路12という経路が形成され、励磁電流Iexの極性の切り替えが行われる。
この際、時刻T4において、それ以前にVCが励磁コイルLへ放電されてVPを僅かに下回っているため、検出回路13からの検出遮断信号SYはハイレベル(VPまたはハイインピーダンス状態)であり、検出遮断期間TYを示していない。
一方、時刻T4において、強制遮断信号SXがローレベル(GND電位)であり、強制遮断期間TXを示している。これにより、ダイオードD2を介してQ2のゲート電位が低下してオフ状態となって、Q1のゲート電位もR1を介してソース電位と等しくなるため、Q1もオフ状態となる。なお、VCがVPより低い場合には、Q1の寄生ダイオードにより、VPがTinに供給される。
また、時刻T4に励磁電流Iexの極性を切替制御した際、励磁コイルLの自己インダクタンスにより、励磁コイルLの両端L1−L2間に逆起電圧が発生する。
例えば、時刻T4において、励磁電流Iexを、それまでのL2→L1方向からL1→L2方向へ切替制御しているため、端子L1−L2間に発生した逆起電圧により、L1の電圧がL2より高くなる。これにより、端子L1−L2間の端子間電圧VLとして正電圧が発生し、この逆起電圧が、DBを介して容量素子Cに充電されることになる。
これにより、VCが、VPからQ1の寄生ダイオードの電圧降下Vfを差し引いた電圧を上回った時点で、VPからTinへの入力電流が停止して、VCからTinへの放電電流が流れ始める。
この後、さらにVCが上昇してVPに到達した時刻T5に、検出回路13からのSYがローレベル(GND電位)に変化して、検出遮断期間TYを示すことになるため、ダイオードD1を介してQ2のゲート電位が低下してオフ状態となり、逆起電圧の発生が終了してVCがVPより低くなる時刻T7まで、Q1がオフ状態となる。
なお、TXの時間長は、SA,SBの切替タイミング、ここでは時刻T4から、少なくともVCがVPに到達してSYが出力される時刻T5までの時間長を有している。したがって、時刻T4から時刻T5までの期間において、VCがVPまで到達しておらずSYが出力されていなくても、Q1がオフ状態に維持される。このため、VCがVPへ逆流しなくなり、逆起電圧を順次Cへ充電できる。なお、TXは、時刻T5以降であって時刻T7までの間の時刻T6にハイレベル(VPまたはハイインピーダンス状態)に変化する。
このようにして、時刻T5から時刻T7までの期間にはQ1がオフ状態となり、VPに対するVCの逆流が防止されるため、VCからの放電電流がTinからSW2を介してL1へ供給される。これにより、L1に対して、VPからの入力電流より大きな電力を供給することができ、励磁信号SA,SBの切替タイミングから、励磁電流Iexが最大値に達するまでの遅れが短縮される。したがって、励磁コイルLの逆起電圧を利用しない場合(図2の破線波形)と比較して、励磁電流Iexの立ち上がり(立ち下がり)を速くすることが可能となる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、電源電位VPと電流入力端子Tinとの間の接続/遮断を制御する遮断回路14を設け、検出遮断信号SYが示す、容量素子Cの充電電圧VCが電源電圧VPより高い検出遮断期間TYと、強制遮断信号SXが示す、SA,SBの切替タイミングから一定時間長を持つ強制遮断期間TXの両方において、電源電位VPと電流入力端子Tinの間を遮断し、これら以外の期間において電源電位VPと電流入力端子Tinの間を接続するようにしたものである。
具体的には、切替回路11が、SA,SBに基づいて、TinからToutへ流れる入力電流を、LのL1またはL2へIexとして切り替えて供給し、DBが、Lから発生する逆起電圧を整流して、TinとGNDとの間に接続されたCへ充電し、検出回路13が、VCとVPとを比較し、VCがVPより高いTYを検出してSDとして出力し、遮断回路14が、2つの接点端子によりVPとTinとを接続/遮断を制御するとともに、VP側に接続された一方の接点端子からTin側に接続された他方の接点端子へ電流を流す寄生ダイオードを含むQ1を有し、SYと、励磁信号の切替タイミングから一定時間長を持つTXを示すSXとに基づいて、SYとSXにおいてQ1をオフ状態に制御し、これら以外の期間においてQ1をオン状態に制御するようにしたものである。
これにより、TYおよびTXには、Q1がオフして、VPとTinの間が遮断されるため、VCがVPより高くなってもVP側に逆流して吸収されてしまうことが防止される。一方、TYおよびTX以外の期間には、Q1がオンして、VPとTinの間が接続されるため、VPからの入力電流がTinに入力される。
したがって、従来のように、VPとTinとの間に逆流防止用のダイオードを設けた場合と比較して、逆流防止のために発生する電圧降下を大幅に削減できる。これにより、1対の信号線を介して上位装置からの電源供給を受ける2線式電磁流量計や、搭載した電池で動作する電池式電磁流量計のように、十分な電圧のVPを使用できない場合でも、VPによりLを効率よく駆動できる。
なお、本実施の形態では、SAに基づきSW1およびSW4をオン/オフ制御し、SBに基づきSW2およびSW3をオン/オフ制御する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。これらスイッチ回路間のオン/オフ動作の関係が前述と同じであれば、各スイッチ回路を構成するMOSFETの制御論理に合わせて、SA,SBとこれらMOSFETの組み合わせを決定すればよい。
また、本実施の形態では、変換器の信号処理部からSXが供給される場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。前述したように、SXは、SA,SBの切替タイミングにローレベル(GND電位)となり、SYがハイレベル(VPまたはハイインピーダンス状態)に戻るまでの一定期間内にハイレベル(VPまたはハイインピーダンス状態)となればよい。したがって、例えば、検出回路13に時定数回路や順序回路を設けて、SA,SBから上記のようなSXを生成してもよい。この際、SXとSYの論理和をとることにより、図2のQ1の動作状態を示すような制御信号を生成し、SX,SYに代えて、検出回路13からQ2のゲート端子へ出力するようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
次に、図3を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる励磁回路10について説明する。図3は、第2の実施の形態にかかる励磁回路を示す回路図であり、前述の図1と同じまたは同等部分には、同一符号を付してある。
第1の実施の形態では、PチャネルMOSFETを用いて電源電位VPと電流入力端子Tinとの間の接続/遮断を制御する場合を例として説明した。本実施の形態では、NチャネルMOSFETを用いてVPとTinとの間の接続/遮断を制御する場合について説明する。
図3において、励磁回路10は、電源電位VPから定電圧電位VRを生成し、VPに代えてVRを切替回路11の電流入力端子Tinへ供給する電圧レギュレータREGをさらに備えている。
このREGは、トランジスタの制御端子に基準電圧を印加することにより定電圧電位を発生させる3端子レギュレータなどの一般的なリニアレギュレータでもよく、DC−DCコンバータなどのスイッチングレギュレータでもよい。
遮断回路14は、ソース端子がVRに接続され、ドレイン端子がTinに接続されて、ソース端子からドレイン端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、NチャネルMOSFETからなるQ11(第1のMOSFET)を有し、検出遮断期間TYと強制遮断期間TXにおいて、Q11をオフ状態とすることにより、VRに対するVCの逆流を遮断する機能を有している。
より具体的には、Q11のソース端子がVRに接続され、Q11のドレイン端子がTinに接続され、Q11のゲート端子が抵抗素子R3の他端、D1のアノード端子、およびD2のアノード端子の接続ノードに接続されている。
検出回路13は、VCがVRより高い期間を検出遮断期間TYとして検出し、検出遮断信号SYとして出力する機能を有している。本実施の形態では、Tinに対してVPではなくVRが供給されるため、検出回路13では、VCとVRを比較する必要がある。また、必要に応じて、TXも調整すればよい。
なお、本実施の形態にかかる励磁回路10におけるこの他の構成については、図1と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかる励磁回路10の動作について説明する。なお、信号波形については、前述の図2を参照する。
時刻T0において、強制遮断信号SXがローレベル(GND電位)となった場合、ダイオードD2を介してQ11のゲート電位が低下するため、Q11がオフ状態となる。したがって、Q11により、VRに対する充電電圧VCの逆流が防止される。
また、時刻T1に、検出遮断信号SYがローレベル(GND電位)となった場合、ダイオードD1を介してQ11のゲート電位が低下するため、Q11がオフ状態となる。したがって、Q11により、VRに対する充電電圧VCの逆流防止が継続される。
この後、SXがハイレベル(VPまたはハイインピーダンス状態)となり、時刻T2に、検出遮断信号SYもハイレベル(VPまたはハイインピーダンス状態)となった場合、R2を介してQ11のゲート電位が、ソース電位であるVRよりも高いVPとなるため、Q11がオン状態となる。したがって、VRがQ11を介してTinに供給される。なお、REGは、VPからVRまでの電圧降下分が、Q11がオン状態となるゲート・ソース間電圧以上の電圧差を有するVRを、予め生成するものとなっている。
一方、時刻T3において、強制遮断信号SXがローレベル(GND電位)となった場合、ダイオードD2を介してQ11のゲート電位が低下するため、Q11がオフ状態となる。したがって、Q11により、VRに対する充電電圧VCの逆流が防止される。
また、時刻T4に、検出遮断信号SYがローレベル(GND電位)となった場合、ダイオードD1を介してQ11のゲート電位が低下するため、Q11がオフ状態となる。したがって、Q11により、VRに対する充電電圧VCの逆流防止が継続される。
この後、SXがハイレベル(VPまたはハイインピーダンス状態)となり、時刻T5に、検出遮断信号SYもハイレベル(VPまたはハイインピーダンス状態)となった場合、R2を介してQ11のゲート電位が、ソース電位であるVRよりも高いVPとなるため、Q11がオン状態となる。したがって、VRがQ11を介してTinに供給される。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、電源電位VPから定電圧電位VRを生成し、VPに代えてVRを電流入力端子Tinへ供給する電圧レギュレータREGをさらに備え、遮断回路14は、ソース端子がVRに接続され、ドレイン端子がTinに接続されて、ソース端子からドレイン端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、NチャネルMOSFETからなるQ11を有し、検出遮断期間TYと強制遮断期間TXにおいて、Q11をオフ状態とすることにより、VRに対する充電電圧VCの逆流を遮断するようにしたものである。
したがって、第1の実施の形態と同様の作用効果が得られるとともに、第1の実施の形態と比較して、遮断回路14の回路構成を簡素化することができる。
[第3の実施の形態]
次に、図4を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる励磁回路10について説明する。図4は、第3の実施の形態にかかる励磁回路を示す回路図であり、前述の図1と同じまたは同等部分には、同一符号を付してある。
第1および第2の実施の形態では、電源電位VPと電流入力端子Tinとの間に遮断回路14を設けた場合を例として説明した。本実施の形態では、切替回路11の内部に遮断回路14を設けた場合について説明する。
図4において、切替回路11は、一方の接点端子がTinに接続されて、SAに応じてオン/オフ動作するスイッチ回路SW1(第1のスイッチ回路)と、一方の接点端子がTinに接続されて、SBに応じてSW1とは逆位相でオン/オフ動作するスイッチ回路SW2(第2のスイッチ回路)と、一方の接点端子がL2に接続され、他方の接点端子がToutに接続されて、SBに応じてSW1とは逆位相でオン/オフ動作するスイッチ回路SW3(第3のスイッチ回路)と、一方の接点端子がL1に接続され、他方の接点端子がToutに接続されて、SAに応じてSW1と同位相でオン/オフ動作するスイッチ回路SW4(第4のスイッチ回路)とを有している。
遮断回路14は、ソース端子がSW1の他方の接点端子に接続され、ドレイン端子がSW3の一方の接点端子に接続されて、ソース端子からドレイン端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、NチャネルのMOSFET(第1のMOSFET)Q21と、ソース端子がSW2の他方の接点端子に接続され、ドレイン端子がSW4の一方の接点端子に接続されて、ソース端子からドレイン端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、NチャネルのMOSFET(第2のMOSFET)Q22と、アノード端子がQ21のゲート端子に接続され、カソード端子が強制遮断信号SXに接続されたダイオードD21と、アノード端子がQ21のゲート端子に接続され、カソード端子が検出遮断信号SYに接続されたダイオードD22と、一端がQ21のゲート端子に接続され、他端がVPに接続された抵抗素子R21と、アノード端子がQ22のゲート端子に接続され、カソード端子が強制遮断信号SXに接続されたダイオードD23と、アノード端子がQ22のゲート端子に接続され、カソード端子が検出遮断信号SYに接続されたダイオードD24とを有している。
また、励磁回路10は、電源電位VPから定電圧電位VRを生成し、VPに代えてVRを切替回路11の電流入力端子Tinへ供給する電圧レギュレータREGをさらに備えている。
このREGは、トランジスタの制御端子に基準電圧を印加することにより定電圧電位を発生させる3端子レギュレータなどの一般的なリニアレギュレータでもよく、DC−DCコンバータなどのスイッチングレギュレータでもよい。
これに加えて、励磁回路10は、容量素子Cから励磁コイルLの端子L2(一端)に対する放電電流の供給を、励磁信号SAに基づきスイッチ回路SW1と同位相でオン/オフ制御する高耐圧スイッチ回路(第1の高耐圧スイッチ回路)SW31と、CからLの端子L1(他端)に対する放電電流の供給を、励磁信号SBに基づきSW1とは逆位相でオン/オフ制御する高耐圧スイッチ回路(第2の高耐圧スイッチ回路)SW32とをさらに備えている。
検出回路13は、容量素子Cの充電電圧VCが、VRより高い期間を検出遮断期間TYとして検出し、検出遮断信号SYとして出力する機能を有している。本実施の形態では、Tinに対してVPではなくVRが供給されるため、検出回路13では、VCとVRを比較する必要がある。また、必要に応じて、TXも調整すればよい。
なお、本実施の形態にかかる励磁回路10におけるこの他の構成については、図1と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
このように、本実施の形態は、切替回路11の電流入力端子Tinから容量素子Cを切り離し、励磁コイルLの端子L1,L2と切替回路11のSW1,SW2との間に、Q21,Q22設け、検出遮断期間TYと強制遮断期間TXにおいて、これらQ21,Q22をオフ状態とすることにより、VRに対するL1,L2の電圧の逆流を遮断するようにしたものである。
これにより、検出遮断期間TYおよび強制遮断期間TXには、Q21,Q22がオフして、SW1,SW2とL1,L2との間が遮断されるため、L1,L2の電圧がVRより高くなってもVR側に逆流して吸収されてしまうことが防止される。一方、TYおよびTX以外の期間には、Q21,Q22がオンして、SW1,SW2とL1,L2との間が接続されるため、Tinからの入力電流がL1,L2へ供給される。
[第3の実施の形態の動作]
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかる励磁回路10の動作について説明する。なお、信号波形については、前述の図2を参照する。
時刻T0において、強制遮断信号SXがローレベル(GND電位)となった場合、ダイオードD21を介してQ21のゲート電位が低下し、ダイオードD22を介してQ22のゲート電位が低下するため、Q21,Q22がオフ状態となる。したがって、Q21,Q22により、VRに対する充電電圧VCの逆流が防止される。
また、時刻T1に、検出遮断信号SYがローレベル(GND電位)となった場合、ダイオードD22を介してQ21のゲート電位が低下し、ダイオードD23を介してQ22のゲート電位が低下するため、Q21,Q22がオフ状態となる。したがって、Q21,Q22により、VRに対する充電電圧VCの逆流防止が継続される。
なお、時刻T0において、SAによりSW31がオン状態となり、SBによりSW32がオフ状態となるため、CからSW31を介してL2に放電電流が供給される。
この後、SXがハイレベル(VPまたはハイインピーダンス状態)となり、時刻T2に、検出遮断信号SYもハイレベル(VPまたはハイインピーダンス状態)となった場合、R21を介してQ21のゲート電位が、ソース電位であるVRよりも高いVPとなるため、Q21がオン状態となる。同じく、R22を介してQ22のゲート電位が、ソース電位であるVRよりも高いVPとなるため、Q22がオン状態となる。
したがって、Tinに供給されているVRが、SW1からQ21を介してL2に供給される。なお、REGは、VPからVRまでの電圧降下分が、Q11がオン状態となるゲート・ソース間電圧以上の電圧差を有するVRを、予め生成するものとなっている。
一方、時刻T3において、強制遮断信号SXがローレベル(GND電位)となった場合、ダイオードD21を介してQ21のゲート電位が低下し、ダイオードD22を介してQ22のゲート電位が低下するため、Q21,Q22がオフ状態となる。したがって、Q21,Q22により、VRに対する充電電圧VCの逆流が防止される。
また、時刻T4に、検出遮断信号SYがローレベル(GND電位)となった場合、ダイオードD22を介してQ21のゲート電位が低下し、ダイオードD23を介してQ22のゲート電位が低下するため、Q21,Q22がオフ状態となる。したがって、Q21,Q22により、VRに対する充電電圧VCの逆流防止が継続される。
なお、時刻T3において、SAによりSW31がオフ状態となり、SBによりSW32がオン状態となるため、CからSW32を介してL1に放電電流が供給される。
この後、SXがハイレベル(VPまたはハイインピーダンス状態)となり、時刻T5に、検出遮断信号SYもハイレベル(VPまたはハイインピーダンス状態)となった場合、R21を介してQ21のゲート電位が、ソース電位であるVRよりも高いVPとなるため、Q21がオン状態となる。同じく、R22を介してQ22のゲート電位が、ソース電位であるVRよりも高いVPとなるため、Q22がオン状態となる。
したがって、Tinに供給されているVRが、SW2からQ22を介してL1に供給される。
[第3の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、電源電位VPから定電圧電位VRを生成し、VPに代えてVRを電流入力端子Tinへ供給する電圧レギュレータREGをさらに備え、遮断回路14は、ソース端子がSW1の他端に接続され、ドレイン端子がL2に接続されて、ソース端子からドレイン端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、NチャネルMOSFETからなるQ21と、ソース端子がSW2の他端に接続され、ドレイン端子がL1に接続されて、ソース端子からドレイン端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、NチャネルMOSFETからなるQ22とを有し、検出遮断期間TYと強制遮断期間TXにおいて、Q21,Q22をオフ状態とすることにより、VRに対する充電電圧VCの逆流を遮断するようにしたものである。
したがって、第1の実施の形態と同様の作用効果が得られるとともに、第1の実施の形態と比較して、励磁コイルLから高い逆起電圧が発生する場合でも、高耐圧MOSFETのオン抵抗による励磁電流の低減を抑制できるため、励磁コイルLを効率よく駆動することが可能となる。
すなわち、本実施の形態によれば、切替回路11の電流入力端子Tinから容量素子Cを切り離されているため、励磁コイルLで発生した高い逆起電圧が、CからTinを経由してSW1,SW2の接点端子へ印加されるのを回避できるとともに、同じく励磁コイルLで発生した高い逆起電圧がSW1,SW2の接点端子へ印加されるのを、Q21,Q22により防止できる。
このため、SW1,SW2として、高耐圧MOSFETを用いる必要がないことから、オン抵抗の小さいMOSFETを用いることができる。これにより、SW1,SW2における励磁電流Iexの低減を抑制することができ、結果として、定電圧電位VRにより、Lを効率よく駆動することが可能となる。
なお、励磁コイルLで発生した高い逆起電圧は、SW3,SW4の接点端子にも印加されるが、これら接点端子は、一般的には、MOSFET(Nチャネル)のドレイン端子となるため、高耐圧仕様ではなくても、MOSFETが損傷を受けることはない。
また、励磁コイルLで発生した高い逆起電圧は、SW11,SW12の接点端子にも印加されるが、SW11,SW12が高耐圧仕様であるため、損傷の心配はない。この際、SW11,SW12のオン抵抗は通常仕様のスイッチ回路と比較的して大きな値となるが、このSW11,SW12のオン抵抗では、励磁電流Iexのうち、容量素子Cから励磁コイルLへ放電される、電力に余裕がある放電電流分が低減するだけである。したがって、VRからLへ供給される、電力にあまり余裕がない入力電流分については、低減することなく効率よく供給することができる。
また、本実施の形態では、切替回路11の電流入力端子Tinから容量素子Cを切り離されているため、CからVPへ逆流する経路が、SW1,SW2を介した経路だけとなる。このため、強制遮断信号SXで指定される強制遮断期間TXに代えて、SA,SBの両方をローレベル(GND電位)に制御する励磁停止期間を設けて、SW1,SW2を同時にオフ状態としてもよい。これにより、VCがVPに上昇するまでの期間において、Q21,Q22はオン状態のままでも、CからVPへの逆流を防止することができ、強制遮断信号SXを省くことができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
10…励磁回路、11…切替回路、12…定電流回路、13…検出回路、14…遮断回路、REG…電圧レギュレータ、SW1,SW2,SW3,SW4…スイッチ回路、SW31,SW32…高耐圧スイッチ回路、Q1…MOSFET(Pチャネル)、Q2…MOSFET(Nチャネル)、Q11,Q21,Q22…MOSFET(Nチャネル)、ZD1,ZD2…定電圧ダイオード、D1,D2,D21,D22,D23,D24…ダイオード、DB…ダイオードブリッジ、C…容量素子、L…励磁コイル、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R11,R12…抵抗素子、Tin…電流入力端子、Tout…電流出力端子、L1,L2…端子、VP…電源電位、VR…定電圧電位、VC…充電電圧、GND…接地電位、SA,SB…励磁信号、SX…強制遮断信号、SY…検出遮断信号、TX…強制遮断期間、TY…検出遮断期間、Iex…励磁電流、VL…端子間電圧。

Claims (4)

  1. 測定管の外側に配置された励磁コイルに対して、励磁回路から励磁電流を供給することにより、当該測定管内を流れる流体を励磁し、この流体と接液するよう当該測定管の内壁に配置された一対の電極から、前記励磁により当該流体に発生した起電力を検出し、この起電力に基づき当該流体の流量値を測定する電磁流量計で用いられる前記励磁回路であって、
    励磁周波数を持つパルス信号からなる励磁信号に基づいて、電流入力端子から電流出力端子へ流れる入力電流を、前記励磁コイルの一端または他端へ前記励磁電流として切り替えて供給する切替回路と、
    前記電流入力端子と接地電位との間に接続された容量素子と、
    前記励磁コイルから発生する逆起電圧を整流して、前記容量素子へ充電するダイオードブリッジと、
    前記容量素子に充電された充電電圧が前記電源電位より高い検出遮断期間を検出し、検出遮断信号として出力する検出回路と、
    2つの接点端子により前記電源電位と前記電流入力端子との間の接続/遮断を制御するとともに、前記電源電位側に接続された一方の接点端子から前記電流入力端子側に接続された他方の接点端子へ電流を流す第1の寄生ダイオードを含む第1のMOSFETを有し、前記検出回路からの前記検出遮断信号と、前記励磁信号の切替タイミングから一定時間長を持つ強制遮断期間を示す強制遮断信号とに基づいて、前記検出遮断期間と前記強制遮断期間において前記第1のMOSFETをオフ状態に制御し、前記検出遮断期間および前記強制遮断期間以外の期間において前記第1のMOSFETをオン状態に制御する遮断回路と
    を備えることを特徴とする励磁回路。
  2. 請求項1に記載の励磁回路において、
    前記遮断回路は、
    ドレイン端子が前記電源電位に接続され、ソース端子が前記電流入力端子に接続されて、ドレイン端子からソース端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、PチャネルMOSFETからなる前記第1のMOSFETと、
    前記検出遮断信号と前記強制遮断信号とに基づいて、前記検出遮断期間および前記強制遮断期間に、前記第1のMOSFETをオフ状態に制御することにより、前記電源電位に対する前記充電電圧の逆流を遮断する、NチャネルMOSFETからなる第2のMOSFETとを有する
    ことを特徴とする励磁回路。
  3. 請求項1に記載の励磁回路において、
    前記電源電位から定電圧電位を生成し、前記電源電位に代えて当該定電圧電位を前記電流入力端子へ供給する電圧レギュレータをさらに備え、
    前記検出回路は、前記充電電圧が前記定電圧電位より高い期間を前記検出遮断期間として検出し、前記検出遮断信号として出力し、
    前記遮断回路は、ソース端子が前記定電圧電位に接続され、ドレイン端子が前記電流入力端子に接続されて、ソース端子からドレイン端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、NチャネルMOSFETからなる前記第1のMOSFETを有し、前記検出遮断期間と前記強制遮断期間において、前記第1のMOSFETをオフ状態とすることにより、前記定電圧電位に対する前記充電電圧の逆流を遮断する
    ことを特徴とする励磁回路。
  4. 請求項1に記載の励磁回路において、
    前記切替回路は、
    一方の接点端子が前記電流入力端子に接続されて、前記励磁信号に応じてオン/オフ動作する第1のスイッチ回路と、
    一方の接点端子が前記電流入力端子に接続されて、前記第1のスイッチ回路とは逆位相でオン/オフ動作する第2のスイッチ回路と、
    一方の接点端子が前記励磁コイルの前記一端に接続され、他方の接点端子が前記電流出力端子に接続されて、前記第1のスイッチ回路とは逆位相でオン/オフ動作する第3のスイッチ回路と、
    一方の接点端子が前記励磁コイルの前記他端に接続され、他方の接点端子が前記電流出力端子に接続されて、前記第1のスイッチ回路と同位相でオン/オフ動作する第4のスイッチ回路とを有し、
    前記励磁回路は、
    前記電源電位から定電圧電位を生成し、前記電源電位に代えて当該定電圧電位を前記電流入力端子へ供給する電圧レギュレータと、
    前記容量素子から前記励磁コイルの前記一端に対する前記放電電流の供給を、前記第1のスイッチ回路と同位相でオン/オフ制御する第1の高耐圧スイッチ回路と、
    前記容量素子から前記励磁コイルの前記他端に対する前記放電電流の供給を、前記第1のスイッチ回路とは逆位相でオン/オフ制御する第2の高耐圧スイッチ回路とをさらに備え、
    前記検出回路は、前記充電電圧が前記定電圧電位より高い期間を前記検出遮断期間として検出し、前記検出遮断信号として出力し、
    前記遮断回路は、
    ソース端子が前記第1のスイッチ回路の他方の接点端子に接続され、ドレイン端子が前記第3のスイッチ回路の前記一方の接点端子に接続されて、ソース端子からドレイン端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、NチャネルMOSFETからなる前記第1のMOSFETと、
    ソース端子が前記第2のスイッチ回路の他方の接点端子に接続され、ドレイン端子が前記第4のスイッチ回路の前記一方の接点端子に接続されて、ソース端子からドレイン端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、NチャネルMOSFETからなる第2のMOSFETとを有し、
    前記遮断回路は、前記検出遮断期間と前記強制遮断期間において、前記第1のMOSFETおよび前記第2のMOSFETをオフ状態とすることにより、前記定電圧電位に対する前記励磁コイルの前記一端または前記他端の電圧の逆流を遮断する
    ことを特徴とする励磁回路。
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