JP5819227B2 - 電磁流量計の励磁回路 - Google Patents

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Description

本発明は、各種プロセス系において導電性を有する流体の流量を測定する電磁流量計の励磁回路に関するものである。
一般に、導電性を有する流体の流量を測定する電磁流量計では、測定管内を流れる流体の流れ方向に対して磁界発生方向が垂直となるよう配置された励磁コイルへ、極性が交互に切り替わる励磁電流を供給し、励磁コイルからの発生磁界と直交して測定管内に配置された一対の電極間に生じる起電力を検出し、この電極間に生じる起電力を増幅した後、サンプリングして信号処理することにより、測定管内を流れる流体の流量を測定している。
図8は、一般的な電磁磁流計の構成を示すブロック図である。
この電磁流量計50は、検出器50Aと変換器50Bとから構成されている。
検出器50Aには、主な構成として、測定管51、電極52、および励磁コイル53が設けられている。
測定管51は、全体としてステンレスなどの非磁性金属の筒体からなり、その内側に測定対象となる流体が流れる流路51Fを構成する。
励磁コイル53は、測定管51の外側に対向して配置された一対のコイルからなり、変換器50Bから供給された励磁電流Iexに応じて、流路51Fを流れる流体の流れ方向に対して直交する方向に磁界Bを発生させる機能を有している。
電極52は、励磁コイル53で発生した磁界Bの方向と直交する方向に対向して、測定管51の内壁に、流路51Fを流れる流体と接液するよう配置された一対の電極からなり、磁界Bによる流体への励磁に応じて当該流体に発生した起電力Eを検出し、変換器50Bへ出力する機能を有している。
変換器50Bには、主な回路部として、通信I/F部55、信号処理部56、および励磁回路57が設けられている。
通信I/F部55は、信号線Wを介してコントローラなどの上位装置(図示せず)と接続し、上位装置から信号線Wを介して供給された電力から動作電源を生成して各機能部へ供給する機能と、信号処理部56で得られた流体の流量値をデータ通信により信号線Wを介して上位装置へ通知する機能とを有している。
信号処理部56は、一定の励磁周波数を持つパルス信号からなる励磁信号を生成して励磁回路57へ出力する機能と、電極52で検出した起電力Eに対して、信号増幅や上記励磁周波数に基づくサンプリングなどの信号処理を行うことにより、流体の流量値を算出する機能と、得られた流量値を通信I/F部55へ出力する機能とを有している。
励磁回路57は、信号処理部56からの励磁信号に基づいて、励磁極性を切替制御するための矩形波からなる交流励磁電流を生成して、励磁コイル53へ供給する機能を有している。
このような電磁流量計50では、電極52で検出した起電力に対して、起電力に対して、電気化学ノイズ、流体ノイズ、スラリーノイズなど、様々なノイズが重畳している。したがって、起電力から精度よく流量値を算出するには、これらノイズを低減させる必要がある。ここで、これらノイズは、低周波帯域ほどレベルが高い、いわゆる1/f特性を持っている。このため、励磁周波数を高くすれば、起電力のS/N比が改善されるため、高い精度で流量値を算出することができる。
一方、このような矩形波からなる交流励磁電流を励磁コイル53へ印加した場合、励磁コイルの持つ自己インダクタンスの影響で、励磁電流の立ち上がりが穏やかになり、その波形に遅れが生じる。したがって、励磁周波数を高くすると、励磁信号の波長が短くなるため、波長に対する立ち上がりの遅れの割合が大きくなるため、十分な磁界が発生している期間が短くなり、電極から検出される起電力のうち、振幅が平坦な定常域の幅も短くなる。これにより、起電力を安定してサンプリングすることが難しくなり、結果として、流量値の誤差が大きくなる。したがって、高い励磁周波数であっても励磁電流の立ち上がりを速くすることが重要となる。
従来、このような電磁流量計において、励磁コイルが発生する逆起電圧を容量素子に充電し、これを励磁用電力として再利用することにより、励磁極性の切り替え時における励磁電流の立ち上がりを改善する技術が提案されている(例えば、特許文献1,2など参照)。
図9は、従来の励磁回路を示す回路である。
この励磁回路60は、切替回路61、定電流回路62、ダイオードD60、ダイオードブリッジDB、および容量素子Cから構成されている。
定電流回路62は、例えば、トランジスタQ、オペアンプOP、および抵抗素子Rからなるエミッタフォロワ回路からなり、切替回路61の電流出力端子Toutと接地電位GNDとの間に接続されて、設定電圧Vcntに基づいて、電源電位VPから切替回路61に対して定電流で入力電流を供給する、一般的な定電流回路である。
切替回路61は、変換器の信号処理部(図示せず)から出力された、互いに相補的な位相関係を有するパルス信号からなる励磁信号SA,SBに基づいて、定電流回路62により電源電位VPから電流入力端子Tinへ供給された定電流の極性を切替制御することにより、交流の励磁電流Iexを生成して励磁コイルLへ供給する機能を有している。
ダイオードブリッジDBは、励磁コイルLの端子L1−L2間(両端)に発生した逆起電圧を整流して容量素子Cへ充電する機能を有している。DBの交流端子は、それぞれL1,L2に接続されており、プラス端子が容量素子Cの一端に接続されており、マイナス端子が接地電位GNDに接続されている。このDBについては、ショットキーダイオードで構成すれば、DBを構成する各ダイオードにおける順方向での電圧降下を削減することができる。
容量素子Cは、電流入力端子Tinと接地電位GNDとの間に接続されて、DBで整流された逆起電圧を充電する機能を有している。
ダイオードD60は、電源電位VPと電流入力端子Tinとの間に直列接続されて、容量素子Cに充電された充電電圧VCが電源電位VP側へ逆流するのを防止する機能を有している。
この切替回路61には、電流をオン/オフ制御するための4つのスイッチ回路SW61〜SW64が設けられており、このうち、SW61とSW63の直列接続回路と、SW62とSW64の直列接続回路とが、さらに並列接続されている。励磁コイルLの端子L1は、SW61の接点端子とSW63の接点端子との接続ノードに接続されており、同じく端子L2は、SW62の接点端子とSW64の接点端子との接続ノードに接続されている。
図10は、従来の励磁回路の動作を示す信号波形図である。
励磁信号SA,SBは、互いに相補的な位相関係を有する励磁周波数のパルス信号からなり、このうち、SAはSW61およびSW64を制御し、SBはSW62およびSW63を制御する。
したがって、時刻T60に示すように、SAが立ち上がるとともにSBが立ち下がった場合、SW61,SW64がオンして、SW62,SW63がオフする。これにより、VPからD60およびTinを介して入力される入力電流の経路として、SW61→端子L2→励磁コイルL→端子L1→SW64→Tout→定電流回路62という経路が形成され、励磁電流Iexの極性の切り替えが行われる。
一方、時刻T61に示すように、SBが立ち上がるとともにSAが立ち下がった場合、SW61,SW64がオフして、SW62,SW63がオンする。これにより、入力電流の経路として、SW62→端子L1→励磁コイルL→端子L2→SW63→Tout→定電流回路62経路が形成され、励磁電流Iexの極性の切り替えが行われる。
ここで、励磁電流Iexの極性を切替制御した際、励磁コイルLの自己インダクタンスにより、励磁コイルLの両端L1−L2間の端子間電圧VLに逆起電圧が発生する。例えば、時刻T60において、励磁電流Iexを、それまでのL1→L2方向からL2→L1方向へ切替制御した場合、励磁コイルLの両端L1−L2間に発生した逆起電圧により、L2の電圧がL1より高くなる。この際、L1は、SW64および定電流回路62を介して接地電位GNDに接続されているため、L2に発生した高電圧は、DBを介して容量素子Cに充電されることになる。
一方、時刻T61において、励磁電流Iexを、それまでのL2→L1方向からL1→L2方向へ切替制御した場合、励磁コイルLの両端に発生した逆起電圧により、L1の電圧がL2より高くなる。この際、L2は、SW63および定電流回路62を介して接地電位GNDに接続されているため、L1に発生した電圧は、DBを介して容量素子Cに充電されることになる。
このようにして、励磁電流Iexの極性切替時に、励磁コイルLから発生した逆起電圧が容量素子Cに充電されるため、容量素子Cの充電電圧VCが、ダイオードD60を介して電源電位VPから供給された電圧より高い期間においては、容量素子Cから切替回路61へ電流が供給される。これにより、切替回路61のTinに対して、より大きな電力を供給することができ、励磁信号SA,SBの切替タイミングから、励磁電流Iexが最大値に達するまでの遅れ時間が短縮される。したがって、励磁コイルLの逆起電圧を利用しない場合(図10の破線波形)と比較して、高い励磁周波数であっても励磁電流Iexの立ち上がり(立ち下がり)を速くすることが可能となる。
特開平2−122221号公報 特許4004931号公報
しかしながら、このような従来技術では、励磁電流の極性切替タイミングにおいて、容量素子の充電電圧が電源電位より低い電圧まで放電された状態となっているため、励磁電流の立ち上がりに遅れを生じるという問題点があった。
すなわち、前述の図10に示すように、時刻T60において、SAが立ち上がるとともにSBが立ち下がった場合、励磁電流Iexの極性が切り替えられて、励磁コイルLの自己インダクタンスにより、励磁コイルLの両端L1−L2間に逆起電圧が発生し、ダイオードブリッジDBを介して、この逆起電圧が容量素子Cに充電される。
これにより、充電電圧VCが上昇して、電流入力端子Tinへ放電電流として供給され、スイッチ回路SW1を介してLの端子L1へ供給される。この後、放電によりVCが低下する。ここで、D60の順方向降下電圧をVfとすると、VCがVP−Vfまで低下した時点で、Cからの放電電流が停止し、この後の時刻T61までの間は、VPからの入力電流が電流入力端子Tinへ供給される。
したがって、次の切替タイミングである時刻T61において、VCは、VP−Vf以下の電圧まで放電された状態となっているため、Cは、時刻61から生じた逆起電圧により、VPより低い電圧値から充電が開始されることになる。このため、時刻T61において、Lに印加されるVLの初期励磁電圧がほぼ0Vとなり、励磁電流Iexの立ち上がりに遅れを生じることになる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、励磁電流の極性切替タイミングにおいて、励磁電流の立ち上がりをより速くすることができる励磁回路を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる励磁回路は、測定管の外側に配置された励磁コイルに対して、励磁回路から励磁電流を供給することにより、当該測定管内を流れる流体を励磁し、当該測定管に配置された一対の電極から、前記励磁により当該流体に発生した前記励磁コイルからの磁界と直交する起電力を検出し、この起電力に基づき当該流体の流量値を測定する電磁流量計で用いられる前記励磁回路であって、励磁周波数を持つパルス信号からなる励磁信号に基づいて、前記電源電位から電流入力端子を介して電流出力端子へ流れる入力電流を、前記励磁コイルの一端または他端へ前記励磁電流として切り替えて供給する切替回路と、前記励磁コイルから発生する逆起電圧を整流して一時的に充電し、得られた充電電圧を前記電流入力端子へ放電する充放電回路とを備え、前記充放電回路は、一端が前記電流入力端子に接続された前記容量素子と、前記励磁コイルの両端に発生した前記逆起電圧を整流して容量素子へ充電するダイオードブリッジと、前記容量素子の他端を接地電位から前記電源電位に切替接続することにより、前記容量素子から放電する前記充電電圧を昇圧する昇圧回路とを有する。
また、上記励磁回路の一構成例は、前記昇圧回路が、前記充電電圧がピーク値となる時点を切替タイミングとして検出し、当該切替タイミングに前記容量素子の他端を前記接地電位から前記電源電位に切替接続するようにしたものである。
また、上記励磁回路の一構成例は、前記電流出力端子と前記接地電位との間に設けられて、前記電源電位から前記電流入力端子へ入力される前記入力電流を一定電流値に調整する定電流回路をさらに備え、前記昇圧回路が、前記定電流回路のうち、一端が前記接地電位に接続されて、前記入力電流が流れる抵抗素子の他端の端子電圧と、前記接地電位とを比較し、前記端子電圧が前記接地電位と等しくなった時点を、前記切替タイミングとして検出するようにしたものである。
また、上記励磁回路の一構成例は、前記昇圧回路が、抵抗素子を介して前記電源電位を一時的に充電する予備容量素子を有し、前記容量素子の他端を接地電位から前記予備容量素子に切替接続することにより、前記容量素子から放電する前記充電電圧を昇圧するようにしたものである。
また、上記励磁回路の一構成例は、前記充電電圧が前記電源電位より高い期間を検出遮断期間として検出して検出遮断信号として出力する検出回路と、前記検出回路からの前記検出遮断信号と、前記励磁電流の切替タイミングから一定時間長を持つ強制遮断期間を示す強制遮断信号とに基づいて、前記切替回路内に設けた第1および第2のMOSFETをオン/オフ制御することにより、前記検出遮断期間と前記強制遮断期間において、前記定電圧電位と前記励磁コイルの一端および他端との間を遮断し、前記検出遮断期間および前記強制遮断期間以外の期間において、前記定電圧電位と前記励磁コイルの一端および他端との間を接続する遮断回路とをさらに備え、前記切替回路は、一方の接点端子が前記電流入力端子に接続されて、前記励磁信号に応じてオン/オフ動作する第1のスイッチ回路と、一方の接点端子が前記電流入力端子に接続されて、前記第1のスイッチ回路とは逆位相でオン/オフ動作する第2のスイッチ回路と、一方の接点端子が前記励磁コイルの一端に接続され、他方の接点端子が前記電流出力端子に接続されて、前記第1のスイッチ回路とは逆位相でオン/オフ動作する第3のスイッチ回路と、一方の接点端子が前記励磁コイルの前記他端に接続され、他方の接点端子が前記電流出力端子に接続されて、前記第1のスイッチ回路と同位相でオン/オフ動作する第4のスイッチ回路とを有し、前記遮断回路は、ソース端子が前記第1のスイッチ回路の他方の接点端子に接続され、ドレイン端子が前記第3のスイッチ回路の前記一方の接点端子に接続された、NチャネルMOSFETからなる前記第1のMOSFETと、ソース端子が前記第2のスイッチ回路の他方の接点端子に接続され、ドレイン端子が前記第4のスイッチ回路の前記一方の接点端子に接続された、NチャネルMOSFETからなる前記第2のMOSFETとを有している。
本発明によれば、励磁コイルから発生した逆起電圧を容量素子に充電して得られた充電電圧が、電源電位分だけ昇圧される。したがって、容量素子から励磁コイルに対して、逆起電圧よりさらに高い電圧を供給することができ、結果として、励磁電流の立ち上がり(立ち下がり)をより速くすることができる。
第1の実施の形態にかかる励磁回路の構成を示す回路図である。 第1の実施の形態にかかる励磁回路の動作を示す信号波形図である。 第2の実施の形態にかかる励磁回路の構成を示す回路図である。 第2の実施の形態にかかる励磁回路の動作を示す信号波形図である。 第3の実施の形態にかかる励磁回路の構成を示す回路図である。 第3の実施の形態にかかる励磁回路の動作を示す信号波形図である。 充放電回路の他の構成例を示す回路図である。 一般的な電磁磁流計の構成を示すブロック図である。 従来の励磁回路を示す回路である。 従来の励磁回路の動作を示す信号波形図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電磁流量計の励磁回路10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる励磁回路の構成を示す回路図である。
この励磁回路10は、電磁流量計において、励磁コイルへ励磁電流を供給するための回路である。
一般に、導電性を有する流体の流量を測定する電磁流量計では、測定管内を流れる流体の流れ方向に対して磁界発生方向が垂直となるよう配置された励磁コイルへ、極性が交互に切り替われる励磁電流を供給し、励磁コイルからの発生磁界と直交して測定管内に配置された一対の電極間に生じる起電力を検出し、この電極間に生じる起電力を増幅した後、サンプリングして信号処理することにより、測定管内を流れる流体の流量を測定している。なお、電磁流量計の全体的な構成については、前述した図8と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
図1において、励磁回路10は、切替回路11、定電流回路12、ダイオードD1、および充放電回路13から構成されている。
定電流回路12は、前述の図9に示したように、例えば、トランジスタQ、オペアンプOP、および抵抗素子Rからなるエミッタフォロワ回路からなり、切替回路11の電流出力端子Toutと接地電位GNDとの間に接続されて、VRからダイオードD1を介して切替回路11に定電流で入力電流を供給する、一般的な定電流回路である。
D1は、逆起電圧がVP側へ逆流して吸収されるのを防止する機能を有している。なお、D1については、ショットキーダイオードで構成すれば、D1における順方向での電圧降下を削減することができる。
切替回路11は、励磁信号SAおよび励磁信号SBに基づいて、定電流回路12により供給された、電流入力端子Tinから電流出力端子Toutへ流れる入力電流を、励磁コイルLの端子L2(一端)または端子L1(他端)へ、交流の励磁電流Iexとして切り替えて供給する機能を有している。SA,SBは、互いに相補的な位相関係を有する励磁周波数のパルス信号からなり、変換器の信号処理部(図示せず)から出力される。
充放電回路13は、励磁コイルLから発生する逆起電圧を整流して容量素子Cへ一時的に充電し、得られた充電電圧VCを電流入力端子Tinへ放電する機能と、CからTinへ放電するVCを昇圧する機能とを有している。
本実施の形態において、切替回路11は、一方の接点端子が電流入力端子Tinに接続されて、励磁信号SAに応じてオン/オフ動作するスイッチ回路SW1(第1のスイッチ回路)と、一方の接点端子がTinに接続されて、励磁信号SBに応じてスイッチ回路SW1とは逆位相でオン/オフ動作するスイッチ回路SW2(第2のスイッチ回路)と、一方の接点端子がSW1の他方の接点端子とL2とに接続され、他方の接点端子が電流出力端子Toutに接続されて、SBに応じてSW1とは逆位相でオン/オフ動作するスイッチ回路SW3(第3のスイッチ回路)と、一方の接点端子がSW2の他方の接点端子とL1とに接続され、他方の接点端子がToutに接続されて、SAに応じてSW1と同位相でオン/オフ動作するスイッチ回路SW4(第4のスイッチ回路)とを有している。
充放電回路13は、一端が電流入力端子Tinに接続された容量素子Cと、励磁コイルLの端子L1−L2間(両端)に発生した逆起電圧を整流してCへ充電するダイオードブリッジDBと、Cの他端を接地電位GNDから電源電位VPに切替接続することにより、Cから放電する充電電圧VCを昇圧する昇圧回路BSTとを有している。
また、昇圧回路BSTは、VCがピーク値となる時点を切替タイミングとして検出し、当該切替タイミングにCの他端をGNDからVPに切替接続する機能を有している。より具体的には、Cの他端に対して接地電位GNDまたは電源電位VPを切替接続する切替スイッチ回路SW11と、検出電圧VJとGNDとを電圧比較し、この比較結果からなる切替信号SJによりSW11を切替制御するコンパレータCMPとを有している。この際、CMPは、VJがGND以下の場合には、SJによりCの他端とGNDとの接続を指示し、VJがGNDより高い場合には、Cの他端とVPとの接続を指示する。
このように、本実施の形態は、充放電回路13に昇圧回路BSTを設け、容量素子Cの他端を接地電位GNDから電源電位VPに切替接続することにより、Cから励磁コイルL放電する充電電圧VCを昇圧するようにしたものである。
したがって、CからLに対して、逆起電圧よりさらに高い電圧を供給することができ、結果として、励磁電流の立ち上がり(立ち下がり)をより速くすることができる。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図1および図2を参照して、本実施の形態にかかる励磁回路10の動作について説明する。図2は、第1の実施の形態にかかる励磁回路の動作を示す信号波形図である。
時刻T0に示すように、SAが立ち上がるとともにSBが立ち下がった場合、SW1,SW4がオンして、SW2,SW3がオフする。これにより、Tinからの入力電流が流れる経路として、SW1→端子L2→励磁コイルL→端子L1→SW4→Tout→定電流回路12という経路が形成され、励磁電流Iexの極性の切り替えが行われる。
この際、この励磁電流Iexの極性の切り替えに応じて、励磁コイルLの自己インダクタンスにより、励磁コイルLの両端L1−L2間に逆起電圧が発生する。
例えば、時刻T0において、励磁電流Iexを、それまでのL1→L2方向からL2→L1方向へ切替制御しているため、端子L1−L2間に発生した逆起電圧により、L2の電圧がL1より高くなる。これにより、端子L1−L2間の端子間電圧VLとして負電圧が発生する。
ここで、時刻T0には、SW1,SW4がオンしてSW2,SW3がオフしているため、Cの充電経路として、DB以外に、L→L2→SW1→Tin→C→SW11→GND→R1→Q1→Tout→SW4→L1→Lという経路が形成される。
これにより、R1の検出電圧VJがGNDより低い負電圧となるため、コンパレータCMPからの切替制御信号SJがローレベル(GND電位)となる。このため、SW11がGND側に切り替えられて、SW11から出力される切替電圧VSがGNDとなり、Cの他端にGNDが接続される。したがって、Cには、GNDを基準として逆起電圧が充電されることになる。
この後、逆起電圧の上昇とともにVCが上昇して、Cへの充電電流ICが低下し、逆起電圧がピーク値を迎えた時刻T1に、ICの極性が反転する。これにより、Cの放電経路として、C→Tin→SW1→L2→L→L1→SW4→Tout→Q1→R1→GND→SW11→Cという経路が形成される。
これにより、R1の検出電圧VJがGND以上の正電圧となるため、コンパレータCMPからの切替制御信号SJがハイレベル(VP電位)となる。このため、SW11がVP側に切り替えられて、SW11から出力されるVSがVPとなり、Cの他端にVPが接続される。したがって、VCは、VP分だけ昇圧されることになる。
したがって、Tinおよび切替回路11を経由してL1,L2へ供給されるVCが、時刻T1において、端子間電圧VLがVPだけ昇圧されるため、励磁電流Iexの立ち下がりをより速くすることができる。
この後、Cからの放電電流によりVCが低下する。ここで、D1の順方向降下電圧をVfとすると、VCがVQ=VP−Vf以下に低下した時刻T2に、Cからの放電電流が停止し、VPからの入力電流Iinが、定電流回路12により定電流に調整されて、SW1を介してL2に流れ始める。
一方、時刻T3に示すように、SAが立ち下がるとともにSBが立ち上がった場合、SW1,SW4がオフして、SW2,SW3がオンする。これにより、Tinからの入力電流が流れる経路として、SW2→端子L1→励磁コイルL→端子L2→SW3→Tout→定電流回路12という経路が形成され、励磁電流Iexの極性の切り替えが行われる。
この際、この励磁電流Iexの極性の切り替えに応じて、励磁コイルLの自己インダクタンスにより、励磁コイルLの両端L1−L2間に逆起電圧が発生する。
例えば、時刻T3において、励磁電流Iexを、それまでのL2→L1方向からL1→L2方向へ切替制御しているため、端子L1−L2間に発生した逆起電圧により、L1の電圧がL2より高くなる。これにより、端子L1−L2間の端子間電圧VLとして正電圧が発生する。
ここで、時刻T3には、SW1,SW4がオフしてSW2,SW3がオンしているため、Cの充電経路として、DB以外に、L→L1→SW2→Tin→C→SW11→GND→R1→Q1→Tout→SW3→L2→Lという経路が形成される。
これにより、R1の検出電圧VJがGNDより低い負電圧となるため、コンパレータCMPからの切替制御信号SJがローレベル(GND電位)となる。このため、SW11がGND側に切り替えられて、SW11から出力されるVSがGNDとなり、Cの他端にGNDが接続される。したがって、Cには、GNDを基準として逆起電圧が充電されることになる。
この後、逆起電圧の上昇とともにVCが上昇して、Cへの充電電流ICが低下し、逆起電圧がピーク値を迎えた時刻T4に、充電電流ICの極性が反転する。これにより、Cの放電経路として、C→Tin→SW2→L1→L→L2→SW3→Tout→Q1→R1→GND→SW11→Cという経路が形成される。
これにより、R1の検出電圧VJがGND以上の正電圧となるため、コンパレータCMPからの切替制御信号SJがハイレベル(VP電位)となる。このため、SW11がVP側に切り替えられて、SW11から出力されるVSがVPとなり、Cの他端にVPが接続される。したがって、VCは、VP分だけ昇圧されることになる。
したがって、Tinおよび切替回路11を経由してL1,L2へ供給されるVCが、時刻T4において、端子間電圧VLがVPだけ昇圧されるため、励磁電流Iexの立ち上がりをより速くすることができる。
この後、Cからの放電電流によりVCが低下する。ここで、D1の順方向降下電圧をVfとすると、VCがVQ=VP−Vf以下に低下した時刻T5に、Cからの放電電流が停止し、VPからの入力電流Iinが、定電流回路12により定電流に調整されて、SW2を介してL1に流れ始める。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、充放電回路13に昇圧回路BSTを設け、容量素子Cの他端を接地電位GNDから電源電位VPに切替接続することにより、CからLへ放電する充電電圧VCを昇圧するようにしたものである。
具体的には、充放電回路13に、一端が電流入力端子Tinに接続された容量素子Cと、励磁コイルLの端子L1−L2間(両端)に発生した逆起電圧を整流してCへ充電するダイオードブリッジDBと、Cの他端を接地電位GNDから電源電位VPに切替接続することにより、Cから放電する充電電圧VCを昇圧する昇圧回路BSTとを設けたものである。
また、昇圧回路BSTに、Cの他端に対して接地電位GNDまたは電源電位VPを切替接続する切替スイッチ回路SW11と、検出電圧VJとGNDとを電圧比較し、この比較結果からなる切替信号SJによりSW11を切替制御するコンパレータCMPとを設け、CMPが、VJがGND以下の場合には、SJによりCの他端とGNDとの接続を指示し、VJがGNDより高い場合には、Cの他端とVPとの接続を指示するようにしたものである。
これにより、CからLに対して、逆起電圧よりさらに高い電圧を供給することができ、結果として、励磁電流Iexの立ち上がり(立ち下がり)をより速くすることができる。
また、本実施の形態では、昇圧回路BSTにおいて、充電電圧VCがピーク値となる時点を切替タイミングとして検出し、当該切替タイミングに容量素子Cの他端を接地電位GNDから電源電位VPに切替接続するようにしたものである。
より具体的には、昇圧回路BSTのコンパレータCMPで、定電流回路12のうち、一端がGNDに接続されて、入力電流Iinが流れる抵抗素子R1の他端の端子電圧VJと、GNDとを比較し、VJがGNDと等しくなった時点を、切替タイミングとして検出するようにしたものである。
励磁電流Iexの立ち下がりを速くするためには、Iexの変化開始時期に、より高い電圧をLの両端に供給する必要がある。
上記BSTによれば、充電電圧VCのピーク値をVP分だけさらに昇圧した電圧を得るようにしたので、Iexの変化開始時期において、VCとVPとから得られる最も高い電圧を、Lに供給することができる。したがって、極めて効果的に励磁電流Iexの立ち上がり(立ち下がり)を速くすることができる。
なお、切替タイミングについては、充電電圧VCがピーク値となる時点に限定されるものではなく、VCのピーク値の前後を切替タイミングとしてもよい。発明者によるシミュレーションの結果、Iexの変化が最も速いのは、VCのピーク値を切替タイミングとしたケースAの場合であることが確認された。また、VCのピーク値の後を切替タイミングとしたケースBやVCのピーク値の後を切替タイミングとしたケースCについては、ケースAの切替タイミングから離れるにしたがって、Iexの変化が遅くなる傾向が確認された。なお、ケースB,Cについては、同じ時間だけケースAから離れた場合、ケースBよりケースCのほうが、Iexの変化が遅くなる度合いが小さいことも確認された。
また、電磁流量計では、測定管の口径により励磁コイルLの構成や大きさが異なるため、Lの特性も変化して逆起電圧の大きさや波形も変化し、Cの充電完了時間も変化する。この場合、予め口径ごとに実験で求めておいた、VCがピーク値となる切替タイミングを用いてもよい。しかしながら、上記BSTによれば、充電電圧VCのピーク値をVP分だけさらに昇圧した電圧を得ることができるため、Lの特性に影響を受けることなく、VCがピーク値となる切替タイミングを検出できる。したがって、測定管の口径が替わっても回路定数を変更する必要がなく、設計コストや製造コストを大幅に削減できる。
なお、本実施の形態では、SAに基づきSW1,SW4をオン/オフ制御し、SBに基づきSW2,SW3をオン/オフ制御する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。これらスイッチ回路間のオン/オフ動作の関係が前述と同じであれば、各スイッチ回路の制御論理に合わせて、SA,SBとこれらスイッチ回路の組み合わせを決定すればよい。
[第2の実施の形態]
次に、図3を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる励磁回路10について説明する。図3は、第2の実施の形態にかかる励磁回路の構成を示す回路図であり、前述の図1と同じまたは同等部分には、同一符号を付してある。
第1の実施の形態では、昇圧回路BSTにおいて、切替スイッチ回路SW11により、容量素子Cの他端に、電源電位VPまたはGNDを切替接続する場合を例として説明した。本実施の形態では、電源電位VPを容量素子Cの他端に供給する場合、一旦、容量素子CHに充電した電源電位VPを容量素子Cの他端に供給する場合について説明する。
本実施の形態において、充放電回路13Aの昇圧回路BSTは、抵抗素子R11を介して電源電位VPを一時的に充電する予備容量素子CHを有し、容量素子Cの他端を接地電位GNDから予備容量素子CHに切替接続することにより、容量素子Cから放電する充電電圧VCを昇圧する機能を有している。
具体的には、昇圧回路BSTは、前述したSW11およびCMPに加えて、一端がVPに接続された抵抗素子R11と、一端がSW11の一方の切替端子に接続されて、他端がGNDに接続された予備容量素子CHと、一端がR11の他端に接続され、他端がCHとCS11との接続ノードに接続されたスイッチ回路SW12とを有している。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図3および図4を参照して、本実施の形態にかかる励磁回路10の動作について説明する。図4は、第2の実施の形態にかかる励磁回路の動作を示す信号波形図である。
第1の実施の形態と同様に、時刻T0において、CMPからのSJがローレベル(GND電位)となるため、SW11がGND側に切り替えられて、SW11から出力される切替電圧VSがGNDとなり、Cの他端にGNDが接続される。したがって、Cには、GNDを基準として逆起電圧が充電されることになる。
また、時刻T0において、SJによりSW12がオン状態となるため、R11を介してVPからCHへ予備充電電流ICHが流れ、CHがVPまで充電される。
この後、VCがピーク値まで上昇した時刻T1において、CMPからのSJがハイレベル(VP電位)となるため、SJによりSW12がオフ状態となり、CHがVPから切り離されて、CHへのICHが停止する。
また、時刻T1において、SW11がCH側に切り替えられて、SW11から出力されるVSが、CHの充電電圧すなわちVPとなり、Cの他端にVPが接続される。したがって、VCは、VP分だけ昇圧されることになる。
したがって、Tinおよび切替回路11を経由してL1,L2へ供給されるVCが、時刻T1において、端子間電圧VLがVPだけ昇圧されるため、励磁電流Iexの立ち下がりをより速くすることができる。
一方、時刻T3において、CMPからのSJがローレベル(GND電位)となるため、SW11がGND側に切り替えられて、SW11から出力されるVSがGNDとなり、Cの他端にGNDが接続される。したがって、Cには、GNDを基準として逆起電圧が充電されることになる。
また、時刻T3において、SJによりSW12がオン状態となるため、R11を介してVPからCHへICHが流れ、CHがVPまで充電される。
この後、VCがピーク値まで上昇した時刻T4において、CMPからのSJがハイレベル(VP電位)となるため、SJによりSW12がオフ状態となり、CHがVPから切り離されて、CHへのICHが停止する。
また、時刻T4において、SW11がCH側に切り替えられて、SW11から出力されるVSが、CHの充電電圧すなわちVPとなり、Cの他端にVPが接続される。したがって、VCは、VP分だけ昇圧されることになる。
したがって、Tinおよび切替回路11を経由してL1,L2へ供給されるVCが、時刻T4において、端子間電圧VLがVPだけ昇圧されるため、励磁電流Iexの立ち上がりをより速くすることができる。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態では、昇圧回路BSTで、抵抗素子R11を介して電源電位VPを一時的に充電する予備容量素子CHを有し、容量素子Cの他端を接地電位GNDから予備容量素子CHに切替接続することにより、容量素子Cから放電する充電電圧VCを昇圧するようにしたので、VPからCHへ流れる予備充電電流ICHをR11で調整することができる。
したがって、1対の信号線を介して上位装置からの電源供給を受ける2線式電磁流量計や、搭載した電池で動作する電池式電磁流量計のように、VPから十分な電流を供給できないような動作環境であっても、VCをVP分だけ昇圧することができ、第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
[第3の実施の形態]
次に、図5を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる励磁回路10について説明する。図5は、第3の実施の形態にかかる励磁回路の構成を示す回路図であり、前述の図1および図2と同じまたは同等部分には、同一符号を付してある。
第1および第2の実施の形態では、電源電位VPと電流入力端子Tinとの間にダイオードD1を設けて、逆起電圧がVP側へ逆流して吸収されるのを防止した場合を例として説明した。本実施の形態では、電圧レギュレータREG、遮断回路14、検出回路15、およびスイッチ回路SW31,S32を設け、切替回路11の内部で電流経路を遮断することにより上記逆流を防止する場合について説明する。
本実施の形態において、電圧レギュレータREGは、電源電位VPから定電圧電位VRを生成し、切替回路11の電流入力端子Tinへ供給する機能を有している。このREGは、トランジスタの制御端子に基準電圧を印加することにより定電圧電位を発生させる3端子レギュレータなどの一般的なリニアレギュレータでもよく、DC−DCコンバータなどのスイッチングレギュレータでもよい。
検出回路15は、充放電回路13Aの容量素子Cの充電電圧VCがVRより高い期間を、検出遮断期間TYとして検出して検出遮断信号SYとして出力する機能を有している。なお、本実施の形態において、充放電回路は、図3の充放電回路13Aからなる場合を例として説明するが、充放電回路13であっても同様である。
遮断回路14は、検出回路15からのSYと、励磁電流Iexの切替タイミングから一定時間長を持つ強制遮断期間TXを示す強制遮断信号SXとに基づいて、切替回路11内に設けたMOSFET(第1のMOSFET)Q21およびMOSFET(第2のMOSFET)Q22をオン/オフ制御することにより、TYとTXにおいて、VRと励磁コイルLの一端L2および他端L1との間を遮断し、TYとTX以外の期間において、VRとL1,L2との間を接続する機能を有している。
強制遮断信号SXは、変換器の信号処理部(図示せず)から出力されて、励磁信号SA,SBの切替タイミングから一定時間長を持つ期間を、Q21,Q22をオフすることにより、逆起電圧がVR側へ逆流する経路を遮断すべき強制遮断期間TXとして指示する制御信号である。
図5において、切替回路11は、一方の接点端子がTinに接続されて、SAに応じてオン/オフ動作するスイッチ回路SW1(第1のスイッチ回路)と、一方の接点端子がTinに接続されて、SBに応じてSW1とは逆位相でオン/オフ動作するスイッチ回路SW2(第2のスイッチ回路)と、一方の接点端子がL2に接続され、他方の接点端子がToutに接続されて、SBに応じてSW1とは逆位相でオン/オフ動作するスイッチ回路SW3(第3のスイッチ回路)と、一方の接点端子がL1に接続され、他方の接点端子がToutに接続されて、SAに応じてSW1と同位相でオン/オフ動作するスイッチ回路SW4(第4のスイッチ回路)とを有している。
遮断回路14は、ソース端子がSW1の他方の接点端子に接続され、ドレイン端子がSW3の一方の接点端子に接続されて、ソース端子からドレイン端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、NチャネルMOSFETからなるQ21と、ソース端子がSW2の他方の接点端子に接続され、ドレイン端子がSW4の一方の接点端子に接続されて、ソース端子からドレイン端子に電流を流す寄生ダイオードを含む、NチャネルMOSFETからなるQ22と、アノード端子がQ21のゲート端子に接続され、カソード端子が強制遮断信号SXに接続されたダイオードD21と、アノード端子がQ21のゲート端子に接続され、カソード端子が検出遮断信号SYに接続されたダイオードD22と、一端がQ21のゲート端子に接続され、他端がVRに接続された抵抗素子R21と、アノード端子がQ22のゲート端子に接続され、カソード端子が強制遮断信号SXに接続されたダイオードD23と、アノード端子がQ22のゲート端子に接続され、カソード端子が検出遮断信号SYに接続されたダイオードD24と、一端がQ22のゲート端子に接続され、他端がVRに接続された抵抗素子R22とを有している。
検出回路15は、一端が充電電圧VCに接続された抵抗素子R31と、一端がR31の他端に接続され、他端が接地電位GNDに接続された抵抗素子R32と、カソード端子がR32の一端に接続され、アノード端子がGNDに接続された定電圧ダイオードZD3と、一端にダイオードD3を介してVRが印加される抵抗素子R33と、一端がR33の他端に接続され、他端がGNDに接続された抵抗素子R34と、VRとGNDを動作電源として動作して、反転入力端子がR31の他端、R32の一端、およびZD3のアノード端子の接続ノードに接続され、非反転入力端子が、R33の他端とR34の一端との接続ノードに接続され、出力端子から検出遮断信号SYを出力するオペアンプOP3とを有している。
なお、R31とR32の抵抗比と、R33とR34の抵抗比とを、VCのピーク値とVRとの比と等しく設定しておくことにより、VRとGNDを動作電源とするOP3で、VRとVCを比較することができる。
スイッチ回路SW31は、容量素子Cから励磁コイルLの端子L2に対する放電電流の供給を、SAに応じてSW1と同位相でオン/オフ制御するスイッチ回路である。
スイッチ回路SW32は、容量素子Cから励磁コイルLの端子L1に対する放電電流の供給を、SBに応じてSW1とは逆位相でオン/オフ制御するスイッチ回路である。
また、遮断回路14のD21,D22,D23,D24については、ショットキーダイオードで構成すれば、これらダイオードにおける順方向での電圧降下を削減することができる。
また、本実施の形態にかかる励磁回路10におけるこの他の構成については、図1および図2と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
このように、本実施の形態は、励磁コイルLの端子L1,L2と切替回路11のSW1,SW2との間に、Q21,Q22設け、検出遮断期間TYと強制遮断期間TXにおいて、これらQ21,Q22をオフ状態とすることにより、VRに対するL1,L2の電圧の逆流を遮断するようにしたものである。
これにより、TYおよびTXには、Q21,Q22がオフして、SW1,SW2とL1,L2との間が遮断されるため、Lからの逆起電圧により、L1,L2の電圧がVRより高くなってもVR側に逆流して吸収されてしまうことが防止される。一方、TYおよびTX以外の期間には、Q21,Q22がオンして、SW1,SW2とL1,L2との間が接続されるため、Tinからの入力電流がL1,L2へ供給される。
[第3の実施の形態の動作]
次に、図5および図6を参照して、本実施の形態にかかる励磁回路10の動作について説明する。図6は、第3の実施の形態にかかる励磁回路の動作を示す信号波形図である。
なお、充放電回路13Aの動作については、第2の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
時刻T0に励磁電流Iexの極性を切替制御した際、励磁電流Iexが、それまでのL1→L2方向からL2→L1方向へ切り替えられるため、端子L1−L2間に発生した逆起電圧により、L2の電圧がL1より高くなる。これにより、端子L1−L2間の端子間電圧VLとして負電圧が発生し、この逆起電圧が、充放電回路13Aにおいて、DBを介してCに充電され、VCが上昇を開始する。この際、SW31がオンしてSW32がオフしているため、充放電回路13AからのVCがSW31を介してL2に供給される。
また、時刻T0において、強制遮断信号SXがローレベル(GND電位)となるため、ダイオードD21を介してQ21のゲート電位が低下し、ダイオードD23を介してQ22のゲート電位が低下し、Q21,Q22がオフ状態となる。したがって、Q21,Q22により、VRに対するL2の高い逆起電圧の逆流が防止される。
この後、逆起電圧の発生が終了してCからL2に対する放電電流によりVCが低下し、VCがVRより低くなった時刻T2に、検出回路15からのSYがハイレベル(VRまたはハイインピーダンス状態)に変化して、検出遮断期間TYが終了する。このため、ダイオードD22,D24を介してローレベル(GND電位)となっていたQ21,Q22のゲート電位がVPまで上昇して、Q21,Q22がオン状態となる。
したがって、時刻T2以降は、VRからTinに供給された入力電流Iinが、SW1およびQ21を介してL2へ供給されることになる。
なお、TXの時間長は、SA,SBの切替タイミング、ここでは時刻T0から、少なくともVCがVRに到達してSYが出力されるまでの時間長を有している。したがって、TXにおいて、VCがVRまで到達しておらずSYが出力されていなくても、Q21,Q22がオフ状態に維持される。このため、VCがVRへ逆流しなくなり、逆起電圧を順次Cへ充電できる。なお、SXは、TX終了後にハイレベル(VRまたはハイインピーダンス状態)に変化する。
一方、時刻T3に励磁電流Iexの極性を切替制御した際、励磁電流Iexが、それまでのL2→L1方向からL1→L2方向へ切り替えられるため、端子L1−L2間に発生した逆起電圧により、L1の電圧がL2より高くなる。これにより、端子L1−L2間の端子間電圧VLとして正電圧が発生し、この逆起電圧が、充放電回路13Aにおいて、DBを介してCに充電され、VCが上昇を開始する。この際、SW31がオフしてSW32がオンしているため、充放電回路13AからのVCがSW32を介してL1に供給される。
また、時刻T3において、強制遮断信号SXがローレベル(GND電位)となるため、ダイオードD21を介してQ21のゲート電位が低下し、ダイオードD23を介してQ22のゲート電位が低下し、Q21,Q22がオフ状態となる。したがって、Q21,Q22により、VRに対するL1の高い逆起電圧の逆流が防止される。
この後、逆起電圧の発生が終了してCからL1に対する放電電流によりVCが低下し、VCがVRより低くなった時刻T5に、検出回路15からのSYがハイレベル(VRまたはハイインピーダンス状態)に変化して、検出遮断期間TYが終了する。このため、ダイオードD22,D24を介してローレベル(GND電位)となっていたQ21,Q22のゲート電位がVPまで上昇して、Q21,Q22がオン状態となる。
したがって、時刻T3以降は、VRからTinに供給された入力電流Iinが、SW2およびQ22を介してL1へ供給されることになる。
なお、TXの時間長は、SA,SBの切替タイミング、ここでは時刻T2から、少なくともVCがVRに到達してSYが出力されるまでの時間長を有している。したがって、TXにおいて、VCがVRまで到達しておらずSYが出力されていなくても、Q21,Q22がオフ状態に維持される。このため、VCがVRへ逆流しなくなり、逆起電圧を順次Cへ充電できる。なお、SXは、TX終了後にハイレベル(VRまたはハイインピーダンス状態)に変化する。
[第3の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、切替回路11のSW1,SW2と励磁コイルLの端子L1,L2との間に、Q21,Q22からなる遮断回路14を設け、検出遮断信号SYが示す、容量素子Cの充電電圧VCが定電圧電位VRより高い検出遮断期間TYと、強制遮断信号SXが示す、SA,SBの切替タイミングから一定時間長を持つ強制遮断期間TXの両方において、Q21,Q22をオフ状態とすることにより、SW1,SW2とL1,L2との間を遮断し、これら以外の期間においてSW1,SW2とL1,L2との間を接続するようにしたものである。
したがって、第1および第2の実施の形態と同様の作用効果が得られるとともに、Q21,Q22により、L1,L2からVRに対する逆流経路を遮断できるため、第1および第2の実施の形態のようにダイオードD1で逆流を防止する場合と比較して、逆流防止に要する電圧降下を低減できる。
また、Q21,Q22により、起電圧がSW1,SW2の接点端子へ印加されるのを防止できる。このため、SW1,SW2として、高耐圧MOSFETを用いる必要がないことから、オン抵抗の小さいMOSFETを用いることができる。これにより、SW1,SW2における励磁電流Iexの低減を抑制することができ、結果として、定電圧電位VRにより、Lを効率よく駆動することが可能となる。
なお、L1,L2は、Q21,Q22のドレイン端子にも印加されるが、これら接点端子は、一般的には、MOSFET(Nチャネル)のドレイン端子となるため、高耐圧仕様ではなくても、MOSFETが損傷を受けることはない。
同じく、励磁コイルLで発生した高い逆起電圧は、SW3,SW4の接点端子にも印加されるが、これら接点端子は、一般的には、MOSFET(Nチャネル)のドレイン端子となるため、高耐圧仕様ではなくても、MOSFETが損傷を受けることはない。
なお、本実施の形態では、SAに基づき、SW1,SW4およびSW31をオン/オフ制御し、SBに基づき、SW2,SW3およびSW32をオン/オフ制御する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。これらスイッチ回路間のオン/オフ動作の関係が前述と同じであれば、各スイッチ回路の制御論理に合わせて、SA,SBとこれらスイッチ回路の組み合わせを決定すればよい。
また、励磁コイルLで発生した高い逆起電圧は、SW31,SW32の接点端子にも印加されるが、これらスイッチ回路は高耐圧仕様であるため、損傷の心配はない。この際、これらスイッチ回路のオン抵抗は通常仕様のスイッチ回路と比較的して大きな値となるが、これらオン抵抗では、励磁電流Iexのうち、容量素子Cから励磁コイルLへ放電される、電力に余裕がある放電電流分が低減するだけである。したがって、VRからLへ供給される、電力にあまり余裕がない入力電流分については、低減することなく効率よく供給することができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
また、各実施の形態では、充放電回路13,13Aの昇圧回路BSTにおいて、定電流回路12内のR1両端の検出電圧VJに基づいて、VCがピーク値となる時点を切替タイミングとして検出する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。
図7は、充放電回路の他の構成例を示す回路図である。この充放電回路13Bでは、容量素子CとSW11との間に検出抵抗素子RJを直列接続し、その両端の電圧VJ1,VJ2をCMPで比較することにより、VCがピーク値となる時点を切替タイミングとして検出している。なお、RJについては、励磁コイルLからの逆起電圧によるCへの充放電電流が流れる経路であればよい。
10…励磁回路、11…切替回路、12…定電流回路、13,13A,13B…充放電回路、14…遮断回路、15…検出回路、REG…電圧レギュレータ、SW1,SW2,SW3,SW4,SW11,SW12,SW31,SW32…スイッチ回路、Q21,Q22…MOSFET(Nチャネル)、ZD3…定電圧ダイオード、D1,D21,D22,D23,D24…ダイオード、C…容量素子、CH…予備容量素子、L…励磁コイル、R1,R11,R21,R22,R31,R32,R33,R34…抵抗素子、RJ…検出抵抗素子、Tin…電流入力端子、Tout…電流出力端子、L1,L2…端子、VP…電源電位、VR…定電圧電位、GND…接地電位、VC…充電電圧、VS…切替電圧、IC…充電電流、ICH…予備充電電流、SA,SB…励磁信号、SX…強制遮断信号、SY…検出遮断信号、SJ…切替信号、TX…強制遮断期間、TY…検出遮断期間、Iex…励磁電流、VL…端子間電圧。

Claims (5)

  1. 測定管の外側に配置された励磁コイルに対して、励磁回路から励磁電流を供給することにより、当該測定管内を流れる流体を励磁し、当該測定管に配置された一対の電極から、前記励磁により当該流体に発生した前記励磁コイルからの磁界と直交する起電力を検出し、この起電力に基づき当該流体の流量値を測定する電磁流量計で用いられる前記励磁回路であって、
    励磁周波数を持つパルス信号からなる励磁信号に基づいて、前記電源電位から電流入力端子を介して電流出力端子へ流れる入力電流を、前記励磁コイルの一端または他端へ前記励磁電流として切り替えて供給する切替回路と、
    前記励磁コイルから発生する逆起電圧を整流して一時的に充電し、得られた充電電圧を前記電流入力端子へ放電する充放電回路とを備え、
    前記充放電回路は、
    一端が前記電流入力端子に接続された前記容量素子と、
    前記励磁コイルの両端に発生した前記逆起電圧を整流して容量素子へ充電するダイオードブリッジと、
    前記容量素子の他端を接地電位から前記電源電位に切替接続することにより、前記容量素子から放電する前記充電電圧を昇圧する昇圧回路とを有する
    ことを特徴とする励磁回路。
  2. 請求項1に記載の励磁回路において、
    前記昇圧回路は、前記充電電圧がピーク値となる時点を切替タイミングとして検出し、当該切替タイミングに前記容量素子の他端を前記接地電位から前記電源電位に切替接続することを特徴とする励磁回路。
  3. 請求項2に記載の励磁回路において、
    前記電流出力端子と前記接地電位との間に設けられて、前記電源電位から前記電流入力端子へ入力される前記入力電流を一定電流値に調整する定電流回路をさらに備え、
    前記昇圧回路は、前記定電流回路のうち、一端が前記接地電位に接続されて、前記入力電流が流れる抵抗素子の他端の端子電圧と、前記接地電位とを比較し、前記端子電圧が前記接地電位と等しくなった時点を、前記切替タイミングとして検出する
    ことを特徴とする励磁回路。
  4. 請求項1〜請求項3のうちのいずれか1つに記載の励磁回路において、
    前記昇圧回路は、抵抗素子を介して前記電源電位を一時的に充電する予備容量素子を有し、前記容量素子の他端を接地電位から前記予備容量素子に切替接続することにより、前記容量素子から放電する前記充電電圧を昇圧することを特徴とする励磁回路。
  5. 請求項1〜請求項4のうちのいずれか1つに記載の励磁回路において、
    前記充電電圧が前記電源電位より高い期間を検出遮断期間として検出して検出遮断信号として出力する検出回路と、
    前記検出回路からの前記検出遮断信号と、前記励磁電流の切替タイミングから一定時間長を持つ強制遮断期間を示す強制遮断信号とに基づいて、前記切替回路内に設けた第1および第2のMOSFETをオン/オフ制御することにより、前記検出遮断期間と前記強制遮断期間において、前記定電圧電位と前記励磁コイルの一端および他端との間を遮断し、前記検出遮断期間および前記強制遮断期間以外の期間において、前記定電圧電位と前記励磁コイルの一端および他端との間を接続する遮断回路とをさらに備え、
    前記切替回路は、
    一方の接点端子が前記電流入力端子に接続されて、前記励磁信号に応じてオン/オフ動作する第1のスイッチ回路と、
    一方の接点端子が前記電流入力端子に接続されて、前記第1のスイッチ回路とは逆位相でオン/オフ動作する第2のスイッチ回路と、
    一方の接点端子が前記励磁コイルの一端に接続され、他方の接点端子が前記電流出力端子に接続されて、前記第1のスイッチ回路とは逆位相でオン/オフ動作する第3のスイッチ回路と、
    一方の接点端子が前記励磁コイルの前記他端に接続され、他方の接点端子が前記電流出力端子に接続されて、前記第1のスイッチ回路と同位相でオン/オフ動作する第4のスイッチ回路とを有し、
    前記遮断回路は、
    ソース端子が前記第1のスイッチ回路の他方の接点端子に接続され、ドレイン端子が前記第3のスイッチ回路の前記一方の接点端子に接続された、NチャネルMOSFETからなる前記第1のMOSFETと、
    ソース端子が前記第2のスイッチ回路の他方の接点端子に接続され、ドレイン端子が前記第4のスイッチ回路の前記一方の接点端子に接続された、NチャネルMOSFETからなる前記第2のMOSFETとを有する
    ことを特徴とする励磁回路。
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