JP2013193789A - 包装材殺菌装置 - Google Patents

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慎一 矢野
Kenhiro Horikoshi
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Abstract

【課題】光触媒を用いることで包装材を変質させることなく効果的に殺菌処理することができる殺菌装置を提供する。
【解決手段】本発明の包装材殺菌装置は、回転しながら包装材と接触して送り出す殺菌処理用ローラ、および、前記回転ローラと対向して配置されるUVライトを備えた包装材殺菌装置であって、前記殺菌処理用回転ローラの表面には光触媒層が形成され、前記UVライトから照射される紫外線によって前記光触媒層が反応し、前記殺菌処理用回転ローラの表面の前記光触媒層と接触している前記包装材を殺菌処理する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、食品等の包装に使用するフィルム等の包装材を、光触媒作用を利用して殺菌処理するための包装材殺菌装置に関する。
食品等の包装に用いられるフィルム等の包装材は、予め殺菌処理を行った上で、食品等の包装に使用される。このような殺菌処理の装置として、殺菌液にフィルムを通過させて殺菌処理する殺菌装置(特許文献1,2)、また、加熱装置によってフィルムを加熱することによって殺菌処理する殺菌装置(特許文献3)等が存在する。
特開平6−99949号公報 特開2002−193223号公報 特開2002−59910号公報
しかしながら、殺菌液を用いて殺菌処理する装置は、フィルムを殺菌液に浸すための液槽等の大型の設備、そして殺菌液を通過したフィルムを乾燥させる手段等が必要であり、さらに殺菌効果を保つためには殺菌液を循環させる必要があるために、装置は大型で複雑な構造となる。また、加熱による殺菌処理を行う装置の場合にも、加熱手段だけではなく、冷却手段が必要となる場合があり、さらに、フィルムの材質によっては加熱によって材質が変質するために、十分に殺菌処理できないと言う問題がある。
そこで、本発明は従来の殺菌装置の問題を解決するために、光触媒を用いることで包装材を変質させることなく効果的に殺菌処理することができる殺菌装置を提供することを課題とする。
本発明の包装材殺菌装置は、回転しながら包装材と接触して送り出す殺菌処理用ローラ、および、前記回転ローラと対向して配置されるUVライトを備えた包装材殺菌装置であって、前記殺菌処理用回転ローラの表面には光触媒層が形成され、前記UVライトから照射される紫外線によって前記光触媒層が反応し、前記殺菌処理用回転ローラの表面の前記光触媒層と接触している前記包装材を殺菌処理することを特徴とする。
また、前記光触媒層が酸化チタン層であり、さらに、前記酸化チタン層は、チタンまたはチタン系の合金の表面を酸化させて酸化チタン被膜が形成されたものである。
そして、前記UVライトの紫外線を前記回転ローラへと反射させる反射板が配置されている。
本発明の包装材殺菌装置は、回転しながら包装材と接触して送り出す殺菌処理用ローラ、および、前記回転ローラと対向して配置されるUVライトを備えた包装材殺菌装置であって、前記殺菌処理用回転ローラの表面には光触媒層が形成され、前記UVライトから照射される紫外線によって前記光触媒層が反応し、前記殺菌処理用回転ローラの表面の前記光触媒層と接触している前記包装材を殺菌処理することにより、熱による包装材の変質等を防ぎ、さらに、従来よりも簡単な構造で効果的に殺菌処理することが可能な殺菌装置が実現できる。
また、前記光触媒層が酸化チタン層であり、さらに、前記酸化チタン層は、チタンまたはチタン系の合金の表面を酸化させて酸化チタン被膜が形成されたものであることにより、より優れた殺菌効果を奏することが可能となる。
本発明の包装材殺菌装置の概略側面図である。
本発明の包装材殺菌装置1を、図を用いて以下に詳細に説明する。図1が本発明の包装材殺菌装置1の概略側面図である。
本発明の包装材殺菌装置1は、食品等を包装するのに使用するフィルム等の包装材を光触媒によって殺菌処理するための装置であって、殺菌処理前のロール状のフィルム(包装材)10を送り出す第1ローラ6、殺菌処理されたフィルム10を巻き取るための第2ローラ7、前記第1ローラ6と前記第2ローラ7の間に配置されており、前記フィルム10を光触媒反応を用いて殺菌処理する殺菌処理用ローラ2、および前記殺菌処理用ローラ2に長波長の紫外線を照射するUV(紫外線)ライト3を備える。
前記包装材殺菌装置1は、前記殺菌処理用ローラ2の下方に前記UVライト3が配置され、さらに、前記UVライト3の紫外線を前記殺菌処理用ローラ2へと反射させるための反射板4を前記UVライト3の下方に配置する。これにより、前記UVライト3から下方に照射された紫外線が反射して前記殺菌処理用ローラ2へと照射されることとなり、紫外線を効率良く前記殺菌処理用ローラ2へと照射することが可能となる。
前記殺菌処理用ローラ2の表面には、前記UVライト3の紫外線と反応し光触媒反応を行う光触媒層5が形成されている。前記光触媒層5として酸化チタン層が形成されているが、前記酸化チタン層の形成方法としては、酸化チタン粒子をバインダーや分散剤を用いて前記殺菌処理用ローラ2の表面に塗布してコーティング被膜として酸化チタン層を形成する方法がある。
このように酸化チタン層をコーティング被膜として形成する方法は施工は容易であるが、コーティング被膜が剥がれたり劣化した場合には、前記殺菌処理用ローラ2を交換する必要がある。
前記酸化チタン層の別の形成方法として次の様なものがある。基材としてチタンあるいはチタン系の合金を用意し、前記基材の表面を陽極酸化させ、その後、大気酸化させることにより、酸化チタン被膜を形成する方法がある。このようにして形成された酸化チタン被膜は前記基材と一体となっている。このような酸化チタン被膜の具体例として、「チタニスター(登録商標)」と呼ばれるものが存在する。
陽極酸化によって基材のチタンの表面を酸化チタン被膜とすることにより、基材の一部が酸化されて酸化チタン層が形成されているので、前記酸化チタン層は基材と一体でありために剥がれることがなくなるので、耐久性が増加する。さらに、酸化チタン被膜が劣化した場合には被膜再生処理が可能で半永久的に使用することが可能である。そして、酸化チタン被膜には不純物がほとんど含まれないことから、高活性で殺菌処理を効果的に行うことができる。
光触媒層5の一例として酸化チタン層を用いて説明したが、これに限定するものではなく他の光触媒を用いることも可能である。また、酸化チタン層の形成方法についても限定するものではなく、様々な方法を用いて酸化チタン層を形成することが可能である。
前記第1ローラ6、前記第2ローラ7、および前記殺菌処理用ローラ2は回転可能な構造であり、また、前記フィルム10を前記第1ローラ6から送り出し、前記殺菌処理用ローラ2を経由して、前記第2ローラ7で巻き取るために、ローラを回転させる駆動装置を備えている。
本発明の包装材殺菌装置1は、前記UVライト3によって長波長の紫外線を前記光触媒層5に照射し、前記光触媒層5において光触媒の反応を生じさせて、光触媒反応が生じている状態で前記光触媒層5にフィルム10を接触させることにより、前記フィルム10の殺菌処理を行う。
本実施形態の包装材殺菌装置1による殺菌方法について説明する。まず初めに、ロール状に形成された包装材であるフィルム10を前記第1ローラ6にセットする。そして、前記フィルム10を前記殺菌処理用ローラ2の下方を通して前記第2ローラ7へと送る。
この時、前記フィルム10は前記殺菌処理用ローラ2の下側と接触しており、前記UVライト3がその下に配置されている。さらに、前記UVライト3の下方に反射板4が配置されており、前記UVライト3から照射される下方への紫外線を前記殺菌処理用ローラ2の方へと反射させる。
このようして前記UVライト3によって前記殺菌処理用ローラ2の前記光触媒層5に紫外線を照射した状態で、前記第1ローラ6、前記殺菌処理用ローラ2、および前記第2ローラ7が回転して、前記フィルム10を前記第1ローラ6から前記第2ローラ7へと移動させる。この時、前記UVライト3から照射される紫外線によって前記殺菌処理用ローラ2の表面に形成された光触媒層5では光触媒の反応が生じており、前記フィルム10は前記光触媒層5と接触している部分が殺菌処理される。
そして、殺菌処理された前記フィルム10は順次前記第2ローラ7によって巻き取られ、全てのフィルム10の殺菌処理が完了すると、殺菌処理前のフィルム10のロールを新たに前記第1ローラ6にセットし、次のフィルム10の殺菌処理を開始する。
このように、本発明の包装材殺菌装置1は光触媒反応を利用してフィルム10を殺菌処理することにより、フィルムを変質させることなく、効果的に殺菌処理することが可能となる。また、本発明の包装材殺菌装置1は殺菌液の液槽が不要であり、また、加熱装置、冷却装置も不要であるので、従来の殺菌装置よりも簡単な構造となり、低コストの殺菌装置が実現できる。
前記第1ローラ6および前記第2ローラ7については、別の構造を用いることも可能であり、前記第2ローラ7の代わりに、前記フィルム10を加工する装置を配置することもできる。また、前記殺菌処理用ローラ2と前記UVライト3を上下に配置しているが、このような配置に限定するものではなく、前記殺菌処理用ローラ2と前記UVライト3を水平に配置し、前記フィルム10を垂直方向に移動させることも可能である。さらに、前記UVライト3を複数配置して前記殺菌処理用ローラ2の広範囲に紫外線を照射することで殺菌処理を行う範囲を広げることも可能であり、本発明の包装材殺菌装置1は様々な形態を用いることができる。
包装材としてフィルムを用いて説明しているが、本発明の包装材殺菌装置1は加熱処理、殺菌液等を用いていないので、その他の包装材、例えば、紙等の材質の包装材を殺菌処理することも可能であり、シート状であれば広範囲の包装材に使用することが可能である。
1 包装材殺菌装置
2 殺菌処理用ローラ
3 UVライト
4 反射板
5 光触媒層
6 第1ローラ
7 第2ローラ
10 フィルム

Claims (4)

  1. 回転しながら包装材と接触して送り出す殺菌処理用ローラ、および、前記回転ローラと対向して配置されるUVライトを備えた包装材殺菌装置であって、
    前記殺菌処理用回転ローラの表面には光触媒層が形成され、前記UVライトから照射される紫外線によって前記光触媒層が反応し、前記殺菌処理用回転ローラの表面の前記光触媒層と接触している前記包装材を殺菌処理することを特徴とする包装材殺菌装置。
  2. 前記光触媒層が酸化チタン層であることを特徴とする請求項1に記載の包装材殺菌装置。
  3. 前記酸化チタン層は、チタンまたはチタン系の合金の表面を酸化させて酸化チタン被膜が形成されたものであることを特徴とする請求項2に記載の包装材殺菌装置。
  4. 前記UVライトの紫外線を前記回転ローラへと反射させる反射板が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装材殺菌装置。
JP2012066271A 2012-03-22 2012-03-22 包装材殺菌装置 Pending JP2013193789A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4285940A1 (en) 2022-06-03 2023-12-06 Pacraft Co., Ltd. Method of cleaning container processing system and container processing system

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