JP2013193749A - スクイズ狭持具とそれを使用したスクイズ容器 - Google Patents

スクイズ狭持具とそれを使用したスクイズ容器 Download PDF

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Abstract

【課題】充填された流動性材料を物理的外圧手段により、空気に触れさせずに最後まで一様に注出し、かつ自立させる。
【解決手段】矩形の可撓性合成樹脂板で形成されるスクイズ狭持板21を逆V字状に屈曲させて形成し、逆V字状の天頂部22から下方向に末広がり状に延設する狭持面部23の上部中央位置には、充填容器30の注出口ネジ部32の貫通を可能とする貫通回避穴24を前後対称に設けると共に、貫通回避穴の上方向には、充填容器を締付固定する締付固定穴26を形成する支持環25を天頂部の稜線に沿って立設されるリブ部28に支持される状態に成型して、充填容器の注出口31をスクイズ狭持板の天頂部の上方に位置させた状態で、充填容器内に充填されている流動性材料Sを物理的外圧手段によって注出する手段と、スクイズ狭持板によって形成される逆V字状の開口された両側面を被覆安全カバー40で被覆した手段を採る。
【選択図】図3

Description

本発明は、スクイズ狭持板の天頂部の上方に充填容器の注出口を位置させて流動性材料を物理的外圧手段によって注出するスクイズ狭持具と、それを使用したスクイズ容器に関する。
従来における調味料、飲料、食材、食品、化粧品、画材、塗料、潤滑剤、洗剤、洗髪料、消毒剤、薬剤等の流動性材料を収容する充填容器を形状的に分類すると、ジェル状もしくは粘性の高い材料が充填されるチューブ容器と、液体や気体を始めとするあらゆる流動性材料が充填される金属、プラスチック、ガラス、陶器製の固形容器と、液体や調理具材が充填される袋状容器とに大別される。
上記のチューブ容器は、押出し性が良いことからジェル状または粘性の高い練製品に多く使われており、また上記固形容器は、自立性、保存性、利便性、堅牢性、安全性が高いという特徴を有し、さらに上記袋状容器は、軽量且つ安価な上、製造・流通過程での物流コストの削減が図られるという特徴を有する。これらの特性から、充填される流動性材料の内容物によって充填容器の種類が使い分けられるものであった。
近年において健康志向や安全性が強く要求される中、食品、調味料、化粧水の分野においては、充填される流動性材料が空気に晒され酸化することによって鮮度や品質が低下することを防止する二重容器が提案されている。
その二重容器の構造は、内容器と外容器の中間に空気層を介在させ、該外容器を外方向からスクイズすることによって内容器に充填される流動性材料を間接的に押し出す構造を採るものであった。
しかしながら、従来の容器の中間に空気層を介在させた二重容器は、内容器と外容器が其々袋状の容器体を形成していることによって容器自体の自立性がない問題や、弾性を有する内容器と外容器と空気層とが互いに干渉し合って内容器に充填された流動性材料を空気圧で最後まで押し出すことができない押出し性の問題や、容器の中間に空気層が介在することで外圧が内容器に平均的にかかるため局部的に残留する流動性材料を一様に押し延べて注出できない問題など、課題を残すものであった。
従来より、上記の問題を解決しようとする提案がなされている。例えば、内容器と外容器の中間に空気層を介在させ、該外容器をスクイズすることによって内容器に充填される流動性材料を空気圧を利用して間接的に押し出す構造の二重容器としては、従来の可撓性のマヨネーズ容器の中に、可撓性のないポリエチレン、ポリプロピレンなどの薄い食品用袋を入れ、外側容器に空気穴を開けた「酸化防止容器」(特許文献1参照)や、二重構造にした外側の弾力性容器の穴から空気を入れ、穴を塞いで押え、空気圧で弾力性のない内側の袋を収縮させ、中身を押し出すようにした「ポンプ式押し出し容器」(特許文献2参照)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、上記の「酸化防止容器」ならびに「ポンプ式押し出し容器」は、可撓性のない内容器に充填されている流動性材料を可撓性のある外容器の中間に空気層を介在させて間接的に押し出す構造であるため、容器自体の自立性の問題や、空気圧による押出し性の問題や、局部的に残留する流動性材料を注出する問題を解決することができないものであった。
また注出キャップ部を備える充填袋体と、胴部がスクイズ性(可撓性)を有するスクイズ狭持具本体から構成される本出願人による「詰替用袋体収納容器ならびに詰替用袋体」(特許文献3参照)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、上記の「詰替用袋体収納容器ならびに詰替用袋体」は、前述の「酸化防止容器」ならびに「ポンプ式押し出し容器」と比較して、外容器がスクイズ性(可撓性)を有する樹脂容器であることから容器自体の自立性は確保されるが、空気圧による押出し性の問題や、局部的に残留する流動性材料を注出する問題を解決することができないものであった。
また柔軟な袋体に筒状の注出口が設けられた内容器と、該内容器を覆い復元可能にスクイズ性を有する外容器とから構成される「二重構造スクイズ狭持具」(特許文献4参照)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、上記の「二重構造スクイズ狭持具」は、蓋部の構造が複雑構造となることから製造コストの高騰を招くと共に、外容器がスクイズ性(可撓性)を有する樹脂容器であることから容器自体の自立性は確保されるが、空気圧による押出し性の問題や、局部的に残留する流動性材料を注出する問題を解決することができないものであった。
また外容器の内側に積層構造の内袋を設け、該外容器内側に積層構造の内袋の間に空気層を介在させ、該外容器をスクイズすることによって積層構造の内袋に充填される流動性材料を空気圧によって間接的に押し出す構造の二重容器としては、容器を使用する初期の段階で、空気導入孔の周囲から肩部にかけて外容器の内面から内袋を確実且つスムースに剥離させて、空気導入孔から外容器の胴部に至る通気路を容易に形成させる構造を有する「積層剥離容器」(特許文献5参照)や、スクイズ変形可能で、復元自在な可撓性を有する外部容体を形成する外殻層と、流動性材料をその内部に収容し、内圧の減少により、内方に萎み変形自在に、減容変形する内部容体を形成する内層とから構成される「注出容器」(特許文献6参照)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、上記の「積層剥離容器」や「注出容器」は、製造手段や形状は異なるものの基本的な構造としては前述の内容器と外容器の中間に空気層を介在させ、該外容器をスクイズすることによって内容器に充填される流動性材料を空気圧によって間接的に押し出す構造の二重容器と変わらないため、外容器がスクイズ性(可撓性)を有する樹脂容器であることから容器自体の自立性は確保されるが、空気圧による押出し性の問題や、局部的に残留する流動性材料を注出する問題を解決することができないものであった。
一方、外容器に空気層を介在させない物理的外圧を掛けて内容器に充填される流動性材料を直接的に押し出す構造のものとしては、片手で把持可能な外径に設定した硬質筒状体の一端に、ノズル蓋装着用の緊締機構を有する施蓋端を形成し、それとは反対側の他端に、自立用接地底部を一体形成したボトムダイヤル装着用の軸着機構を有するボトム端を形成した外装容器本体を設けた「スクイズ狭持具」(特許文献7参照)や、上方に抽出口を設けた自立型可撓性液体収納袋と、この自立型可撓性液体収納袋を自立させることができる受部を設けると共に、この受部に立設した枠部又は背面部の上端部に、抽出口を露出し得る孔を上方所定位置に穿設した適宜形状の押圧体を回動自在に設けた液体抽出体とより構成した「自立型可撓性液体収納袋用液体抽出器」(特許文献8参照)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、上記の「スクイズ狭持具」は、容器自体が複雑構造であると共に、流動性材料が充填される内容器がスクイズ狭持具に装着可能な形状に成型しなければならないことや、流動性材料が充填される内容器が捻られて絞り出されるため捻れによるしわによって充填される流動性材料を絞り残りがない状態で注出することができないといった新たな問題を有するものであった。
また上記の「自立型可撓性液体収納袋用液体抽出器」は、抽出器自体が特殊構造を有する袋体(抽出口が横向き)を使用する構造から一般的に市販されている収納袋(充填容器)を使用することができない上に、挟持部が露出して安全性や美観性に欠けるものであり、さらに直立面の片方が直角であるため自立性の安定感に欠け、抽出に当たっては使い勝手が悪い横向きのキャップ付き抽出パイプを装着しなければならないなど、使用時ならびに交換時において手間や煩雑さを必要とするものであった。
本出願人は、以上のような内容器と外容器の間に空気層を介在させ、該外容器をスクイズすることによって内容器に充填される流動性材料を空気圧によって間接的に押し出す二重容器の構造と、物理的外圧手段によって流動性材料を直接押し出す構造の注出容器における注出性、自立性、安全性、簡易性、経済性、デザイン性の問題点に着目し、それらの問題点を簡便な手段と構造で一挙に解決することができないものかという着想の下、スクイズ狭持板の天頂部の上方に充填容器の注出口を位置させて流動性材料を物理的外圧手段によって注出するスクイズ狭持具と、それを使用したスクイズ容器を開発し、本発明における「スクイズ狭持具とそれを使用したスクイズ容器」の提案に至るものである。
実用新案登録第3140710号公報 実用新案登録第3019529号公報 特開2010-42868号公報 特開2006-111335号公報 特開2003-192048号公報 特開2003-12050号公報 特開2011-219137号公報 特開平6-156554号公報
本発明は上記問題点を鑑み、スクイズ狭持板の天頂部の上方に充填容器の注出口を位置させて流動性材料を物理的外圧手段によって注出するスクイズ狭持具と、それを使用したスクイズ容器の提供を図る。
本発明は、軟質の充填容器に充填される流動性材料を物理的外圧手段によって注出するスクイズ狭持具であって、前記スクイズ狭持具は、矩形の可撓性合成樹脂板で形成されるスクイズ狭持板を逆V字状に屈曲させて形成し、該逆V字状の天頂部から下方向に末広がり状に延設する狭持面部の上部中央位置には、前記充填容器の注出口ネジ部の貫通を可能とする貫通回避穴を前後対称に設けると共に、該貫通回避穴の上方向には、前記充填容器を締付固定する締付固定穴を形成する支持環を前記天頂部の稜線に沿って立設されるリブ部に支持される状態に成型して成り、前記充填容器の注出口を前記スクイズ狭持板の天頂部の上方に位置させた状態で、該充填容器内に充填されている流動性材料を物理的外圧手段によって注出する手段を採る。
また本発明は、前記スクイズ狭持板の狭持面部が、曲面形状を形成する手段を採る。
また本発明は、前記スクイズ狭持具を被覆するためのスクイズ容器であって、前記スクイズ狭持板と、該スクイズ狭持板によって形成される逆V字状の開口された両側面とを被覆する被覆安全カバーから成り、該被覆安全カバーは、伸縮性を有する合成樹脂素材を用いて成型し、上面部には充填容器の注出口ネジ部が挿通する挿通穴を設け、側面部両側には略三角状のマチ部を形成し、底面部には底面が全面的に開放される開口部を設けて成り、前記充填容器の注出口ネジ部を前記締付固定穴及び前記挿通穴に挿入した状態で、該挿通穴の上方から締付固定ナットで締付固定した手段を採る。
本発明のスクイズ狭持具によれば、充填容器に充填されている流動性材料を物理的外圧手段で注出する構造であるため、練り状、ジェル状、液状等の流動性材料を空気に触れない状態で最後まで残らず注出することができると共に、局部的に残留する流動性材料を物理的外圧手段のスクイズ狭持板で一様に押し延べて注出することができる優れた効果を奏する。
また本発明のスクイズ狭持具によれば、充填容器に充填されている流動性材料に空気に触れない物理的外圧手段で注出する構造であるため、充填されている流動性材料の酸化防止ならびに鮮度維持が図られる優れた効果を奏する。
また本発明のスクイズ狭持具によれば、スクイズ狭持板がスクイズ状態から形状復元することでスクイズ狭持板自体が自立することができるため、収納や使い勝手が良い上に、スクイズ狭持具内に充填容器を内蔵する構造から、充填容器の収納形状を問うことなく、簡易形状且つ安価な充填容器を使用することができる優れた効果を奏する。
また本発明のスクイズ狭持具によれば、図2に示すようなスクイズ狭持板の狭持面部を曲面形状に形成することによって、充填容器に充填される流動性材料を底部から注出口の方向に効率的に押し出すことができると共に、スクイズ狭持具の形状設計の自由度が増し、充填される流動性材料の特徴に合わせたパッケージデザインができる優れた効果を奏する。
また本発明のスクイズ容器によれば、スクイズ狭持板を被覆安全カバーで被覆することによって、充填容器の使用量の変化による形状変形を隠すことができると共に、スクイズ狭持板が逆V字状に屈曲することによって、開口された両側面に手や指などが挟まれない安全性を備えたスクイズ容器とすることができる優れた効果を奏する。
また本発明のスクイズ容器によれば、スクイズ狭持具内に充填容器を内蔵する構造によって充填容器の形状と関係なくスクイズ狭持具の外観形状をデザインすることができることから、狭持面部に色彩、ロゴ、エンボス装飾加工などを施すことによりデザイン性が高い外観形状とすることができると共に、軽量性を備えた安価なスクイズ容器が提供できる優れた効果を奏する。
また本発明のスクイズ容器によれば、スクイズ狭持具の底面部が全面開放されている構造であるため、流動性材料の残量確認がスクイズ狭持具を逆さまにすることによって容易に確認することができると共に、別個にデザイン的な透かし窓などを設けて残量確認ができる構造とすることができる優れた効果を奏する。
本発明におけるスクイズ狭持具を示す全体斜視図である。(実施例1) 本発明におけるスクイズ狭持具の別の実施形態を示す説明図である。(実施例2) 本発明におけるスクイズ容器の実施形態を示す全体斜視図である。(実施例3) 本発明におけるスクイズ容器の組立て手順を示す説明図である。 本発明におけるスクイズ容器の注出時の状態を示す説明図である。
本発明のスクイズ狭持具20とそれを使用したスクイズ容器10は、矩形の可撓性合成樹脂板で形成されるスクイズ狭持板21を逆V字状に屈曲させて形成し、該逆V字状の天頂部22から下方向に末広がり状に延設する狭持面部23の上部中央位置には、充填容器30の注出口ネジ部32の貫通を可能とする貫通回避穴24を前後対称に設けると共に、該貫通回避穴24の上方向には、充填容器30を締付固定する締付固定穴26を形成する支持環25を天頂部22の稜線に沿って立設されるリブ部28に支持される状態に成型して、充填容器30の注出口31をスクイズ狭持板21の天頂部22の上方に位置させて充填される流動性材料Sを物理的外圧手段によって注出する手段を採ったこと、並びに、スクイズ狭持板21によって形成される逆V字状の開口された両側面を被覆安全カバー40で被覆した手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明にかかるスクイズ狭持具20並びにそれを使用したスクイズ容器10の実施形態を、図面を基に説明する。
尚、本発明におけるスクイズ狭持具20とそれを使用したスクイズ容器10は、以下に述べる実施例に特に限定されるものではなく、外形形状や寸法ならびに材質は本発明の趣旨に逸脱しない範囲で任意に変更することができる。
図1は、本発明におけるスクイズ狭持具を示す全体斜視図である。
本発明におけるスクイズ狭持具20は、軟質の充填容器30に充填される流動性材料Sを物理的外圧手段によって注出すると共に、スクイズ狭持板21がスクイズ状態から形状復元することで自立することができるスクイズ性を備えた狭持具である。
スクイズ狭持板21は、矩形の可撓性合成樹脂板で形成される狭持板を逆V字状に屈曲させて形成されるもので、例えば、厚み1〜2mm程度のスクイズ性を有するポリスチレン板材で形成され、充填容器30に充填されている流動性材料Sを空気に触れない状態で最後まで注出すると共に、局部的に残留する流動性材料Sを一様に押し延べて注出するものである。さらにスクイズ狭持板21がスクイズ状態から形状復元することでスクイズ狭持具20自体が自立する機能を備えるものである。
狭持面部23は、該逆V字状の天頂部22から下方向に末広がり状に延設されて形成され、使用者によって物理的外圧が加えられる持手部分を兼ねる狭持面である。
貫通回避穴24は、狭持面部23の上部中央位置に、充填容器30の注出口ネジ部32の貫通を可能とするために前後対称に設けてスクイズ狭持板21のスクイズ性(可撓性)と挟持性を阻害させないために設けられるものである。
また、貫通回避穴24は、充填容器30の注出口ネジ部32の貫通を可能とするために貫通回避凸部とすることも可能である。その場合、上方に位置する支持環25と一体化してしまうとスクイズ狭持板21の逆V字状の屈曲作用に影響が出てしまうため支持環25の下部にスリット(図示なし)などを設けて屈曲作用に影響のない構造とするものである。また、充填容器30のフランジ部33が比較的柔らかい材質で形成される場合は、スクイズ狭持板21の逆V字状の開脚を強制的に拡げて(貫通回避穴24を設けない構造とすることも可)充填容器30を支持環25の締付固定穴26に挿入することもできる。
支持環25は、貫通回避穴24の上方向において、天頂部22の稜線27に沿って立設されるリブ部28に支持される状態で成型されるものである。さらに該支持環25には締付固定穴26が形成されており、該締付固定穴26には充填容器30の注出口ネジ部32が挿入され、その状態で締付固定ナット36によって締付固定されるものである。
リブ部28は、支持環25を天頂部22の稜線27に沿って両側から支持する状態に成型して形成される。なお、図示では三角状のリブを形成しているが、例えば天頂部22の稜線27上に立設するリブとするなど特にそのリブの形状を特定するものではない。
充填容器30は、密封キャップ34で密封される注出口ネジ部32を上方に備える厚さ0.1〜0.3mm程度のポリスチレン等の軟質の合成樹脂製素材で形成されて流動性材料Sが充填される袋状またはチューブ状の容器である。注出口31の注出口ネジ部32をスクイズ狭持板21の天頂部22中央上方に位置する支持環25の締付固定穴26に挿入し、フランジ部33と締付固定ナット36で締付固定されるものである。
充填される流動性材料Sは、調味料、飲料、食材、食品、化粧品、画材、塗料、潤滑剤、洗剤、洗髪料、消毒剤、薬剤など練状、ジェル状、液状などの流動性材料Sが充填されるものである。
図2は、発明におけるスクイズ狭持具の別の実施形態を示す説明図である。
スクイズ狭持板21の狭持面部23が曲面形状Rを形成していることによって、容器の形状設計の自由度が増し、充填される流動性材料Sの特徴に合わせたパッケージデザインができる。
さらに、スクイズ狭持板21の狭持面部23が曲面形状Rを形成していることによって、充填容器30に充填される流動性材料Sを底部から注出口31の方向に効率的に押し出すことができる。
図3は、本発明におけるスクイズ容器の実施形態を示す全体斜視図である。
本発明のスクイズ容器10は、スクイズ狭持板21並びに該スクイズ狭持板21によって形成される逆V字状の開口された両側面を被覆する被覆安全カバー40から成る。該被覆安全カバー40は、伸縮性を有する合成樹脂素材を用いて成型し、上面部には充填容器30の注出口ネジ部32が挿通する挿通穴41を設け、側面部両側には略三角状のマチ部42を形成し、底面部には底面が全面的に開放される開口部43を設けて成り、充填容器30の注出口ネジ部32を締付固定穴26並びに挿通穴41に挿入した状態で、締付固定ナット36で締付固定されるものである。
被覆安全カバー40は、伸縮性を有する合成樹脂シート材でスクイズ狭持板21を被覆する袋状に成型し、上面部には充填容器30の注出口ネジ部32が挿通する挿通穴41を設け、側面部両側には略三角状のマチ部42を形成し、底面部には底面が全面的に開放される開口部43を設けて形成されるもので、厚み0.2〜0.3mm程度のポリスチレン等の合成樹脂シート材で形成される。
また被覆安全カバー40の側面部両側に設けられる略三角状のマチ部42は、スクイズ狭持具20内に収納される充填容器30の使用量の変化による形状変形を隠す目的と、スクイズ狭持板21が逆V字状に屈曲する際に開口された両側面に手や指などを挟まないように安全面に対処する目的で設けられるものである。また、略三角状のマチ部42を側面部両側に単体で貼り付けて形成することもできる。
図4は、本発明におけるスクイズ容器の組立て手順を示す説明図である。
(1)流動性材料Sが充填されている充填容器30の密封キャップ34を外す。
(2)スクイズ狭持具20を被覆安全カバー40で被覆した状態で、下方の開口部43から充填容器30を差し込む。
(3)充填容器30の注出口ネジ部32をスクイズ狭持具20の締付固定穴26並びにスクイズ容器10の挿通穴41に挿入して、注出口ネジ部32のフランジ部33を支持環25の下部に突き当てた状態で、上方から注出口ネジ部32を締付固定ナット36で締め付ける。
(4)充填容器30とスクイズ狭持具20及びスクイズ容器10とが固定された状態にて、最初に外された密封キャップ34により密封する。
図5は、本発明におけるスクイズ容器の注出時の状態を示す説明図である。
図5(a)は、通常の保管状態を示す説明図である。
流動性材料Sが充填されている充填容器30をスクイズ狭持具20内に収納する構造であるため、外観的には使用量の変化に伴って形状変形する充填容器30がスクイズ狭持具20内に隠されて見栄えが良いスクイズ容器10となるものである。
図5(b)は、注出中の状態を示す説明図である。
スクイズ狭持具20の外方向から物理的外圧を掛けることによって、充填容器30内の流動性材料Sを空気に触れない状態で最後まで注出することができる。
図5(c)は、注出後の状態を示す説明図である。
さらにスクイズ狭持具20のスクイズ挟持板21を外方向から物理的外圧を掛けることによって、充填容器30の局部的に残留した流動性材料Sを下方から順次、押し延べて注出することができる。
図5(d)は、使用後の通常の状態を示す説明図である。
使用後はスクイズ狭持板21がスクイズ状態から形状復元することで、スクイズ狭持具20自体を自立した状態で食卓やキッチンテーブルなどに据置することができる。
本発明におけるスクイズ狭持具とそれを使用したスクイズ容器は、液状食品のスクイズ狭持具に限定されず、粘性の調味料、飲料、食材、化粧品、画材、塗料、潤滑剤、洗剤、洗髪料、消毒剤、薬剤等の流動性材料を注出するスクイズ容器として幅広く利用できるもので、本発明におけるスクイズ狭持具とそれを使用したスクイズ容器の産業上の利用可能性は極めて大であるものと解する。
10 スクイズ容器
20 スクイズ狭持具
21 スクイズ狭持板
22 天頂部
23 狭持面部
24 貫通回避穴
25 支持環
26 締付固定穴
27 稜線
28 リブ部
30 充填容器
31 注出口
32 注出口ネジ部
33 フランジ部
34 密封キャップ
36 締付固定ナット
40 被覆安全カバー
41 挿通穴
42 マチ部
43 開口部
S 流動性材料
R 曲面形状

Claims (3)

  1. 軟質の充填容器に充填される流動性材料を物理的外圧手段によって注出するスクイズ狭持具であって、
    前記スクイズ狭持具は、矩形の可撓性合成樹脂板で形成されるスクイズ狭持板を逆V字状に屈曲させて形成し、該逆V字状の天頂部から下方向に末広がり状に延設する狭持面部の上部中央位置には、前記充填容器の注出口ネジ部の貫通を可能とする貫通回避穴を前後対称に設けると共に、該貫通回避穴の上方向には、前記充填容器を締付固定する締付固定穴を形成する支持環を前記天頂部の稜線に沿って立設されるリブ部に支持される状態に成型して成り、
    前記充填容器の注出口を前記スクイズ狭持板の天頂部の上方に位置させた状態で、該充填容器内に充填されている流動性材料を物理的外圧手段によって注出することを特徴とするスクイズ狭持具。
  2. 前記スクイズ狭持板の狭持面部が、曲面形状を形成していることを特徴とする請求項1記載のスクイズ狭持具。
  3. 前記請求項1または請求項2記載のスクイズ狭持具を被覆するためのスクイズ容器であって、
    前記スクイズ狭持板と、該スクイズ狭持板によって形成される逆V字状の開口された両側面とを被覆する被覆安全カバーから成り、
    該被覆安全カバーは、伸縮性を有する合成樹脂素材を用いて成型し、上面部には充填容器の注出口ネジ部が挿通する挿通穴を設け、側面部両側には略三角状のマチ部を形成し、底面部には底面が全面的に開放される開口部を設けて成り、
    前記充填容器の注出口ネジ部を前記締付固定穴及び前記挿通穴に挿入した状態で、該挿通穴の上方から締付固定ナットで締付固定したこと特徴とする請求項1または請求項2記載のスクイズ狭持具を使用したスクイズ容器。
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