JP2013193142A - 打撃工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】空気室の内部圧力の低下により打撃子に加えられる打撃力が低下する打撃不良を防止することの可能な打撃工具を提供する。
【解決手段】電動モータ13と、電動モータ13の回転運動をピストン14の往復運動に変換するクランクシャフト23及びコンロッド24と、ピストン14が往復運動することによって打撃力を発生する空気室15と、ピストン14との間に空気室15を形成し、かつ、空気室15で発生した打撃力を受ける打撃子28と、打撃子28の打撃力が伝達される先端工具11と、打撃子28の打撃力を先端工具11に伝達する中間子16とを備えた打撃工具であって、先端工具11が対象物12に押し付けられると、空気室15で打撃力が発生する前に、打撃子28を中間子16から離れさせる押圧力を発生して、空気室15を狭める圧縮ばね51及び押出部材50を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】電動モータ13と、電動モータ13の回転運動をピストン14の往復運動に変換するクランクシャフト23及びコンロッド24と、ピストン14が往復運動することによって打撃力を発生する空気室15と、ピストン14との間に空気室15を形成し、かつ、空気室15で発生した打撃力を受ける打撃子28と、打撃子28の打撃力が伝達される先端工具11と、打撃子28の打撃力を先端工具11に伝達する中間子16とを備えた打撃工具であって、先端工具11が対象物12に押し付けられると、空気室15で打撃力が発生する前に、打撃子28を中間子16から離れさせる押圧力を発生して、空気室15を狭める圧縮ばね51及び押出部材50を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、電動モータの回転運動をピストンの往復運動に変換することにより、空気室で打撃力を発生させ、その打撃力を打撃子を介して先端工具に伝達する打撃工具に関し、特に、打撃子の打撃不良を防止する機能を備えた打撃工具に関する。
従来、ハンマやハンマドリル等のような打撃工具においては、電動モータの回転運動をピストンの往復運動に変換するとともに、ピストンの動作により空気室の圧力を急激に上昇させて打撃力を発生させ、その打撃力を、打撃子及び中間子を経由させて先端工具に伝達するように構成されている。このような打撃工具において、打撃子の打撃不良を防止する技術が知られており、その一例が特許文献1に記載されている。
この特許文献1に記載された打撃工具は、以下のように構成されている。まず、シリンダ内に設けられた打撃子と、整流子モータの回転運動によりシリンダ内を往復運動するピストンとの間に、空気室が形成されている。前記シリンダは、シリンダホルダを介してシリンダケースに固定されており、シリンダケースにはフロントカバーが固定されている。そのフロントカバーには、リテーナスリーブを介して先端工具が収納されている。また、リテーナスリーブおよびシリンダホルダ内には中間子が移動可能に支持されている。さらに、シリンダケース内には、ハンマホルダが移動可能に設けられており、ハンマホルダの端部にスリーブが固定されている。さらにまた、シリンダには空気室に接続された大呼吸孔(空気孔)が設けられている。さらにまた、スリーブを軸方向で先端工具側に押圧するスプリングが設けられている。さらに、シリンダの軸方向におけるスリーブの移動を感知するセンサがシリンダケースに設けられている。また、センサの信号によりオン及びオフとなって整流子モータを始動及び停止させるスイッチが設けられている。
そして、特許文献1に記載された打撃工具においては、先端工具を被削材(対象物)に押し付けると、中間子を介して打撃子が打撃位置まで移動する。また、中間子及びハンマホルダを介して押圧力がスリーブに加えられると、スプリングの押圧力に抗してスリーブが移動し、大呼吸孔がスリーブにより密閉される。さらに、スリーブが移動したことをセンサにより感知するとスイッチがオンされて、整流子モータが始動する。上記の作用に伴い、ピストンが往復運動を開始し、空気バネにより打撃子に打撃力が加えられ、その打撃力が中間子を介して先端工具に伝達される。一方、先端工具を被削材から離すと、スプリングの押圧力によりスリーブ、ハンマホルダ及び中間子が軸方向で前方に移動し、大呼吸孔が開放される。また、センサがスリーブを感知しなくなるためスイッチがオフとなり、整流子モータが停止し、打撃が行われなくなる。
上記のように、特許文献1に記載された打撃工具においては、先端工具を被削材に押し付けると、その動作が中間子を介してスリーブに伝達されて、大呼吸孔がスリーブにより閉じられるとともに、スリーブの移動をセンサで感知して整流子モータが始動するため、打撃不良を防止できるとされている。
ところで、特許文献1に記載された打撃工具のように構成すれば、先端工具を対象物に押し付ける動作力がスリーブに伝達されて、その動作力でスリーブが軸方向に移動し、空気孔を閉じるように構成されている。すなわち、その状態でピストンの往復運動が行われれば、空気室で打撃力を発生することが可能な状態となる。
しかしながら、保管中の空気室の温度変化により空気室の内部圧力が低下していた場合などは、ピストンが動作したときに打撃子に加えられる打撃力が低下するという打撃不良が発生する可能性があり、その意味では改良の余地があった。
本発明の目的は、空気室の内部圧力の低下により打撃子に加えられる打撃力が低下する打撃不良を防止することの可能な打撃工具を提供することにある。
本発明の打撃工具は、電動モータと、前記電動モータの回転運動をピストンの往復運動に変換する変換機構と、前記ピストンが軸線に沿って往復運動することによって打撃力を発生する空気室と、前記ピストンとの間に前記空気室を形成し、かつ、前記空気室で発生した打撃力を受けて前記軸線に沿って動作する打撃子と、前記打撃子から前記軸線に沿った方向の打撃力が伝達され、かつ、接触している対象物に処理を施す先端工具と、前記軸線に沿った方向に移動可能に設けられ、かつ、前記打撃子の打撃力を前記先端工具に伝達する中間子とを備えた打撃工具であって、前記先端工具が前記対象物に押し付けられて、前記先端工具の移動力が前記中間子に伝達されると、前記空気室で打撃力が発生する前に、前記打撃子を前記中間子から離れさせる押圧力を発生して、前記空気室を狭める押圧機構を備えていることを特徴とする。
本発明の打撃工具は、前記押圧機構は、前記打撃子と前記中間子との間に配置された押出部材と、前記押出部材と前記中間子との間に設けられた弾性部材とを有し、前記押圧機構は、前記中間子の移動力が前記弾性部材を経由して前記押出部材に伝達され、前記押出部材の移動力が前記打撃子に伝達されて、前記打撃子を前記中間子から離れさせる向きで移動させるように構成されていることを特徴とする。
本発明の打撃工具は、前記押圧機構は、前記押出部材の移動力が前記打撃子に伝達されることを規制する規制力を発生する規制部材を有することを特徴とする。
本発明の打撃工具は、前記押圧機構は、前記押出部材の移動力が前記規制力以下であると、前記押出部材の移動力が前記打撃子に伝達されることを前記規制部材により規制し、前記押出部材の移動力が前記規制力を超えると、前記押出部材の移動力が前記打撃子に伝達されるように構成されていることを特徴とする。
本発明の撃工具は、前記空気室に接続された空気孔が設けられており、前記空気室は、前記空気孔が閉じられた状態で前記ピストンが往復動作すると打撃力が発生する構成であり、前記中間子と一体的に前記軸線に沿って移動し、かつ、前記空気孔を開閉する開閉部材が設けられており、前記押圧機構は、前記開閉部材により前記空気孔が閉じられた後に、前記押出部材の移動力が前記規制力を超えるように構成されていることを特徴とする。
本発明(請求項1)によれば、先端工具が対象物に押し付けられて、その先端工具の移動力が中間子に伝達されると、空気室で打撃力が発生する前に、押圧機構が打撃子を中間子から離れさせる押圧力を発生して、空気室を狭めることができる。したがって、温度変化により空気室の内部圧力が低下しても、打撃力が低下することを抑制できる。
本発明(請求項2)によれば、中間子の移動力が弾性部材を経由して押出部材に伝達され、その押出部材の移動力が打撃子に伝達されて、打撃子を中間子から離れさせる向きで移動させる押圧力が発生する。
本発明(請求項3)によれば、規制部材が規制力を発生して、押出部材の移動力が打撃子に伝達されることを規制することができる。
本発明(請求項4)によれば、押出部材の移動力が規制力以下であると、押出部材の移動力が打撃子に伝達されることを規制部材により規制する。一方、押出部材の移動力が規制力を超えると、押出部材の移動力を打撃子に伝達する。
本発明(請求項5)によれば、中間子と一体的に開閉部材が移動して、空気孔が閉じられた後に、押出部材の移動力が規制力を超えて、押出部材の移動力が打撃子に伝達される。したがって、空気室で打撃力を発生するときに、打撃力が低下することを確実に防止できる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図10を用いて詳細に説明する。図1、図2に示す打撃工具10は、先端工具11を対象物12に押し付けて連続的な打撃動作を行い、その対象物12に処理を施すハンマである。打撃工具10により処理される対象物12には、コンクリート、レンガ、石材、アスファルト等が含まれる。また、対象物12に施す処理には、破砕、ハツリ、カット、角出し、溝堀り、面荒らし等が含まれる。そして、先端工具11は、対象物12の材質、施す処理に適した形状を有するものが使用される。
本実施形態においては、対象物12としてのコンクリートを先端工具11により破砕する例を説明する。このため、図1、図2に示された先端工具11は、便宜的に先鋭形状のものが示されている。
本実施形態における打撃工具10は、従来から知られている打撃工具と同様に、先端工具11に伝達する打撃力を発生させる動力源として電動モータ13を有している。また、打撃工具10は、電動モータ13の回転運動をピストン14の往復運動に変換し、さらにピストン14の往復運動により空気室15で打撃力を発生させ、その打撃力が中間子16を経由して先端工具11に伝達されるように構成されている。
まず、電動モータ13を収容する機構、および電動モータ13の駆動を制御する構成を説明する。打撃工具10は、アルミニウム等により構成されたモータハウジング17を備えており、モータハウジング17の内部に電動モータ13が収容されている。また、モータハウジング17にはハンドル部18が連続して設けられいる。一方、モータハウジング17におけるハンドル部18の取付部分とは反対側に打撃ハウジング(外枠部材)19が固定されている。
また、ハンドル部18は作業者が打撃工具10を使用するときに手で掴む部位であり、ハンドル部18には電源ケーブル20が取り付けられている。さらに、ハンドル部18内には、コントローラ等の電気部品(図示せず)が設けられており、電源ケーブル20は、電気部品を経由して電動モータ13に接続されている。このため、打撃工具10とは別に設けられた商用電源、またはバッテリの電力を、電源ケーブル20を介して電動モータ13に供給することができる。さらに、ハンドル部18にはスイッチ(トリガ)21が設けられており、作業者がハンドル部18を掴んでスイッチ21を操作すると、電動モータ13の回転、停止を切り替えできるように構成されている。
前記電動モータ13は、ステータ13aおよびロータ13bを有し、そのロータ13bと一体回転する回転軸13cが設けられている。回転軸13cはモータハウジング17内に設けられた軸受22により回転可能に支持されている。回転軸13cにはギヤ13dが形成されているとともに、回転軸13cの回転運動をピストン14の往復運動に変換する変換機構が設けられている。変換機構は、クランクシャフト23およびコンロッド24を有している。クランクシャフト23は軸受25により回転自在に支持されている。また、クランクシャフト23と一体回転するギヤ23aが設けられており、ギヤ23aとギヤ13dとが噛み合わされている。ギヤ23aの歯数はギヤ13dの歯数よりも多く設定されており、電動モータ13のトルクをクランクシャフト23に伝達する際に、ギヤ13d,23aが減速機構の役割を果たす。
さらに、クランクシャフト23の端部には、クランクシャフト23と同軸に円板部23bが設けられており、円板部23bの中心から偏心した位置にピン23cが設けられている。前記打撃ハウジング19は円筒形状を有しており、その打撃ハウジング19の一端側がモータハウジング17に固定されている。そして、打撃ハウジング19内に円筒形状のシリンダ26が設けられている。シリンダ26は金属材料により構成されており、シリンダ26の軸線Dに沿った方向における一端は打撃ハウジング19に固定されている。
このシリンダ26の内部には、軸線Dに沿った方向に往復移動自在なピストン14が設けられている。そして、ピストン14とピン23cとがコンロッド24により連結されている。このように、電動モータ13の回転軸13cが、クランクシャフト23、ピン23c、コンロッド24を介してピストン14に連結されている。このため、回転軸13cのトルクがクランクシャフト23に伝達されてクランクシャフト23が回転すると、クランクシャフト23の回転運動が、コンロッド24を経由してピストン14に伝達されて、ピストン14がシリンダ26内で往復運動する。なお、ピストン14の外周にはOリング27が取り付けられており、Oリング27がシリンダ26の内周面に接触してシール面を形成している。
さらに、図1、図3、図4のように、シリンダ26内において、軸線Dに沿った方向でピストン14よりも先端工具11に近い位置に打撃子28が挿入されている。打撃子28は軸線Dに沿った方向に移動可能であり、シリンダ26内における打撃子28とピストン14との間に空気室15が形成されている。打撃子28は円柱形状を有しており、大径部28aおよび小径部28bを備えている。大径部28aの外径は小径部28bの外径よりも大きく、軸線Dに沿った方向において、大径部28aは小径部28bよりもピストン14に近い位置に設けられている。大径部28aと小径部28bとの間には段差部28cが形成されている。また、大径部28aの外周には環状のOリング29が取り付けられており、Oリング29がシリンダ26の内周面に接触してシール面を形成している。上記の打撃子28は、空気室15の圧力が上昇して発生した打撃力を、中間子16に伝達するための要素である。
また、シリンダ26には小空気孔26a及び大空気孔26bが設けられている。打撃ハウジング19とシリンダ26との間の空間と、空気室15とが大空気孔26bおよび小空気孔26aにより接続されている。小空気孔26aは、主として空気室15に空気を吸入するための通路の役割を果たし、大空気孔26bは、主として空気室15から空気を排出する役割を果たす。そして、軸線Dに沿った方向において、小空気孔26aは大空気孔26bよりもピストン14に近い位置に設けられている。さらに、小空気孔26aの開口面積は大空気孔26bの開口面積よりも狭い。
一方、打撃ハウジング19におけるモータハウジング17とは反対側の端部には、フロントカバー30が固定されている。フロントカバー30は筒形状を有しており、フロントカバー30および打撃ハウジング19は同軸上に配置されている。さらに、フロントカバー30にはベルト31を用いてサイドハンドル32が取り付けられている。このように、打撃工具10は、右手でハンドル部18を掴むときに、左手でサイドハンドル32を掴むことができるように構成されている。
さらに、フロントカバー30の内部にリテーナスリーブ33が取り付けられている。リテーナスリーブ33は軸線Dを中心とする円筒形状を有しており、フロントカバー30の内部から外部に亘る長さを有している。このリテーナスリーブ33には、軸線Dに沿って工具保持孔33aが貫通形成されており、工具保持孔33a内に先端工具11を取り付けることができる構成となっている。また、先端工具11の外周には軸線Dに沿った方向に溝11aが形成されている。さらに、リテーナスリーブ33の開口端にはエンドカバー34が取り付けられており、そのエンドカバー34の軸孔から先端工具11が露出している。
フロントカバー30の外周には円筒形状のストッパ35が取り付けられており、ストッパ35は軸線Dに沿った方向の所定位置に位置決めされている。また、ストッパ35の外周には円筒形状のスリーブ36が取り付けられている一方、エンドカバー34の外周からスリーブ36の外周に亘って、円筒形状のグリップ37が取り付けられている。グリップ37は軸線Dに沿った方向に移動可能であり、グリップ37の内周に設けた壁37aとストッパ35との間には圧縮ばね38が設けられている。この圧縮ばね38の押圧力によりグリップ37がエンドカバー34に向けて押され、エンドカバー34の段部34aにグリップ37が接触して停止している。またグリップ37の内周には環状のニードルホルダ39が固定されている。さらに、リテーナスリーブ33を半径方向に貫通する孔33bが設けられており、その孔33bに円柱形状のニードル40が配置されている。ニードル40の一部は溝11aに位置しており、リテーナスリーブ33の半径方向において、ニードル40の外側にニードルホルダ39が位置している。
また、打撃ハウジング19内にはシリンダホルダ41が取り付けられており、シリンダホルダ41は軸線Dに沿った方向には移動しないように取り付けられている。このシリンダホルダ41は図5に示すように、環状部41aと、環状部41aの外周端に接続され、かつ、軸線Dに沿った方向に延ばされた接続部41bとを有している。接続部41bは円周方向に沿って所定間隔おきに複数設けられている。そして、接続部41bの自由端がフロントカバー30の端部に固定されている。また、打撃ハウジング19の環状部41aに、前記シリンダ26の端部が固定されている。
図1、図3、図4のように、前記フロントカバー30内において、リテーナスリーブ33とシリンダホルダ41との間には、円筒形状のハンマホルダ42が取り付けられている。ハンマホルダ42は軸線Dに沿った方向には移動しないように固定されている。このハンマホルダ42およびリテーナスリーブ33およびシリンダホルダ41の内部に中間子16が設けられている。中間子16は軸線Dに沿った方向に移動可能であり、中間子16の端部と、リテーナスリーブ33に保持された先端工具11の端部とが、接触したり離れたりすることが可能である。
さらに、中間子16の外周には、軸線Dを中心とする半径方向で外側に向けて突出されたフランジ16aが形成されている。中間子16には、フランジ16aを境として打撃子28に近い位置には小径部16bが設けられており、フランジ16aを境として先端工具11に近い位置には大径部16cが設けられている。小径部16bの外径は大径部16cの外径よりも小さく、大径部16cがリテーナスリーブ33及びハンマホルダ42内に配置されている。また、中間子16が軸線Dに沿った方向に動作すると、小径部16bがシリンダホルダ41の環状部41a内に進入したり、環状部41a内から退出したりする。
また、小径部16bの外周には環状のハンマホルダ43が取り付けられている。ハンマホルダ43は、円筒部43aと、円筒部43aの外周に形成された外向きのフランジ43bとを有しており、円筒部43aには環状のダンパ44が取り付けられている。ハンマホルダ43及びダンパ44は、シリンダホルダ41の複数の接続部41bの内側に位置している。円筒部43aには環状のワッシャ45を介してハンマホルダ46が取り付けられている。図5に示すように、ハンマホルダ46は環状部46aと、環状部46aの外周端から軸線Dに沿った方向に延ばされた接続部46bとを有している。接続部46bは円周方向に沿って所定間隔おきに複数設けられている。また、ハンマホルダ46の環状部46aの外径は、シリンダホルダ41の環状部41aの外径と同じである。さらに、ハンマホルダ46における複数の接続部46bと、シリンダホルダ41における複数の接続部41bとが、円周方向で交互に配置されている。ハンマホルダ46の複数の接続部46bの自由端には、図1、図3、図4のように、円筒形状のスリーブ47が取り付けられている。このスリーブ47はシリンダ26の外側を取り囲むように配置されており、ハンマホルダ46と一体的に軸線Dに沿った方向に移動する構成である。
スリーブ47は、大径部47aと小径部47bとを有し、大径部47aの内径は小径部47bの内径よりも大きい。大径部47aの端部は、ハンマホルダ46の接続部46bの自由端に固定されている。また、スリーブ47が軸線Dに沿って移動すると、小径部47bがシリンダ26の外周面に密着した状態で移動して、大空気孔26bが小径部47bにより開閉されるように構成されている。すなわち、スリーブ47は大空気孔26bを開閉する弁体の役割を果たす。さらに、大径部47aは打撃ハウジング19の内周面に沿って移動することが可能である。さらに、スリーブ47における小径部47bと大径部47aの間に環状の段差部47cが形成されている。そして、打撃ハウジング19に設けられた壁面19aと、段差部47cとの間に圧縮ばね48が設けられている。上記の構成により、圧縮ばね48の押圧力がスリーブ47に伝達されており、その押圧力がハンマホルダ46、ハンマホルダ43等を経由して中間子16に伝達され、中間子16が軸線Dに沿った方向でリテーナスリーブ33に向けて押圧されている。
つぎに、本実施形態の打撃工具10における押圧機構の構成を説明する。本実施形態における押圧機構49は、先端工具11が対象物12に押し付けられて中間子16が空気室15に向けて移動する際に、中間子16と打撃子28との接触部分以外の経路を経由して、押圧力を打撃子28に加えるものである。
押圧機構49は、打撃子28の小径部28bの外周に配置された押出部材50を有している。押出部材50は金属材料により環状に構成されており、押出部材50は小径部28bに対して軸線Dに沿って移動可能に配置されている。また、図6のように、押出部材50の外周には2つの保持部50a,50bが形成されている。2つの保持部50a,50bは共に押出部材50の全周に亘って環状に形成されている。さらに、2つの保持部50a,50bは軸線Dに沿った方向に並べて配置されており、保持部50a,50bの間には環状の山部50cが形成されている。2つの保持部50a,50bは、半径方向の深さを有する凹部である。そして、押出部材50とハンマホルダ46の環状部46aとの間には、押出部材50を段差部28cに向けて押圧する圧縮ばね51が設けられている。
また、押圧機構49は、押出部材50が軸線Dに沿って移動することを規制するための要素として、複数のボール52と、複数のボール52を別個に保持する複数の保持孔53と、板ばね54とを有している。本実施形態においては、ボール52は2個設けられており、2個のボール52がそれぞれ保持孔53に挿入されている。また、軸線Dを中心とする円周上で180度間隔で2つの保持孔53が設けられている。2つの保持孔53はシリンダ26を半径方向に貫通して形成されたものである。2つの保持孔53にそれぞれ保持されたボール52は、シリンダ26の半径方向に移動することが可能である。そして、シリンダ26に対して押出部材50が軸線Dに沿った方向に移動すると、保持部50a,50b同士の間を、山部50cを介してボール52が転動して行き来できるように構成されている。
一方、板ばね54はシリンダ26の外周に取り付けられており、軸線Dと垂直な平面における板ばね54の形状は、図8〜図10のように略C字形状となっている。すなわち、板ばね54は、2つの円弧形状部54aと、2つの円弧形状部54a同士の間に形成された直線形状部54bとを有している。また、シリンダ26の外周面には全周に亘り取り付け溝26cが設けられている。この取り付け溝26cは、軸線Dに沿った方向で保持孔53の配置位置を含む位置に設けられている。取り付け溝26cは、シリンダ26の略全周に亘って円弧形状の底面26dを有しており、円周方向の一部に平坦形状の底面26eが形成されている。2つの保持孔53は共に円弧形状の底面26dに開口されている。
そして、この取り付け溝26cに板ばね54が取り付けられている。板ばね54は金属材料により構成されており、取り付け溝26cに取り付けられた板ばね54は、軸線Dを中心とする半径方向で内側に向けて収縮する向きの弾性復元力を備えている。板ばね54のうち、直線形状部54bは、平坦形状の底面26eに接触し、円弧形状部54aは円弧形状の底面26dに接触するように、シリンダ26の円周方向において、板ばね54の取り付け位相が決定されている。上記形状を有する板ばね54及び取り付け溝26cにより、円周方向における板ばね54と取り付け溝26cの底面との係合力が高められており、板ばね54とシリンダ26とが相対回転することを防止している。上記のように、保持孔53にボール52が保持され、かつ、板ばね54が取り付け溝26cに取り付けられた状態において、軸線Dを中心とする半径方向で、板ばね54はボール52の外側に位置する。
次に、本実施形態の打撃工具10の動作および作用を説明する。スイッチ21が操作されると、電動モータ13の回転軸13cが回転する。回転軸13cの回転運動は、クランクシャフト23、コンロッド24により、ピストン14の往復運動に変換される。先端工具11が対象物12に押し付けられていない時(無負荷時)は、圧縮ばね48の押圧力が、スリーブ47、ハンマホルダ46、ハンマホルダ43等を経由して中間子16に伝達され、図3のように、中間子16のフランジ16aがハンマホルダ42に押し付けられた状態で停止している。そして、先端工具11を対象物12に押し付けると、図4のように、先端工具11が軸線Dに沿って移動して中間子16に接触し、先端工具11を対象物12に押し付けたことによる反力が、中間子16、ハンマホルダ43、ハンマホルダ46等を経由してスリーブ47に伝達される。すると、圧縮ばね48が収縮し、先端工具11、中間子16、ハンマホルダ43、スリーブ47等が、壁面19aに近づく向きで軸線Dに沿って移動する。
一方、中間子16の移動力の一部は打撃子28に伝達され、打撃子28は軸線Dに沿ってピストン14に近づく向きで移動する。また、中間子16の移動力の一部は、圧縮ばね51を経由して押出部材50に伝達され、押出部材50が打撃子28の段差部28cに向けて押圧される。このとき、図8のように、押出部材50の保持部50aにボール52が保持されており、かつ、板ばね54の弾性復元力によりボール52がシリンダ26の半径方向で内側に向けて押圧されている。このため、押出部材50に設けた山部50cとボール52との接触部分に、軸線Dに沿った方向の係合力が生じ、押出部材50が打撃子28の段差部28cに向けて移動することが規制されている。また、ハンマホルダ46が軸線Dに沿って移動し、かつ、押出部材50は移動しないため、圧縮ばね51が収縮を開始する。
さらに、中間子16がピストン14に近づく向きで移動すると、図1のように、大空気孔26bがスリーブ47により閉じられる。そして、ハンマホルダ46の環状部46aと、シリンダホルダ41の環状部41aとが接触すると、先端工具11及び中間子16が停止する。中間子16が停止するとスリーブ47も停止する。また、中間子16が停止すると、中間子16と打撃子28との接触部分を介して打撃子28に移動力が伝達されなくなる。
一方、圧縮ばね51が収縮を開始した時点から、中間子16が停止するまでの間に、圧縮ばね51から押出部材50に伝達される押圧力が、ボール52と山部50cとの係合力以下であるときは、図8のようにボール52は保持部50aに位置しており、押出部材50は移動が規制されている。これに対して、圧縮ばね51が収縮を開始した時点から、中間子16が停止するまでの間に、圧縮ばね51から押出部材50に伝達される押圧力が、ボール52と山部50cとの係合力を超えると、ボール52が山部50cを乗り越えようとして、シリンダ26の半径方向で外側に向けて押し出され、板ばね54がシリンダ26の半径方向で外側に向けて弾性変形する。
このような作用により、保持部50aに保持されていたボール52が山部50cを乗り越えて転動し、図6、図9のようにボール52が保持部50bに移動する。この作用と併行して、圧縮ばね51の押圧力で押出部材50が打撃子28の段差部28cに押し付けられ、打撃子28をピストン14に近づける向きの押圧力を生じる。その結果、図6のように、打撃子28の端面と中間子16の端面との間に隙間が形成される。すなわち、打撃子28と中間子16とが非接触の状態となる。なお、ボール52が保持部50bに移動すると、圧縮ばね51から押出部材50に伝達される押圧力がそれ以上増加することはない。したがって、押出部材50は停止し、かつ、ボール52が保持部50bに保持された状態に維持される。
上記のようにして、打撃子28が中間子16から離れた位置に移動し、かつ、大空気孔26bがスリーブ47により閉じられた状態となる。ここで、ピストン14が打撃子28から離れる向きに動作する工程においては、空気室15の容積が膨張して空気室15が負圧となるため、小空気孔26aを経由して空気室15に空気が吸入される。次いで、ピストン14が下死点に到達し、ピストン14が打撃子28に近づく向きで動作する工程においては、空気室15の容積が縮小されて空気圧が上昇し、第1回目の打撃力が発生する。ここで、ピストン14の下死点とは、軸線D方向に移動するピストン14が、最もクランクシャフト23に近づいた位置を意味する。打撃子28に第1回目の打撃力が加えられると、打撃子28と中間子16との隙間が詰まり、その打撃力が先端工具11に伝達される。そして、ピストン14が上死点に到達すると、ピストン14は再度、打撃子28から離れる向きで動作する。ここで、ピストン14の上死点とは、軸線D方向に移動するピストン14が、最もクランクシャフト23から離れた位置を意味する。
以後、先端工具11を対象物12に押し付けた状態が継続され、かつ、電動モータ13が回転して、第2回目以降の打撃動作が繰り返され、対象物12が破砕される。なお、第2回目の打撃動作以降は、中間子16が先端工具11に接触した状態に維持されて、ボール52が常に保持部50aに位置するか、または、先端工具11で対象物12を打撃することによる反力で、中間子16が往復運動し、ボール52が保持部50aと保持部50bとの間を行き来する作用が生じる。
以上のように、本実施形態の打撃工具10によれば、先端工具11を対象物12に押し付けると、中間子16が軸線Dに沿ってピストン14に近づく向きで移動する。そして、中間子16の移動力の一部が、ハンマホルダ46、圧縮ばね51、押出部材50を経由して打撃子28に伝達され、中間子16と打撃子28との間に隙間を形成する。このような打撃子28の移動により、第1回目の打撃動作が行われる前に、空気室15の容積を相対的に狭くすることができる。ここで、「空気室15の容積を相対的に狭く」とは、「中間子16と打撃子28とが接触した状態で空気室15を形成するときの容積よりも狭く」という意味である。このように、空気室15の容積を相対的に狭くすると、ピストン14のストローク量は一定であるため、第1回目の打撃力を発生させる際の圧縮比を、打撃子28と中間子16とが接触した状態で打撃力を発生させる際の圧縮比よりも、見かけ上は大きくすることができる。したがって、打撃工具10の使用環境の温度変化により、空気室15の内部圧力が低下したとしても、第1回目に発生する打撃力を相対的に大きくすることができ、打撃工具10の打撃不良を防止できる。
また、本実施形態においては、スリーブ47により大空気孔26bが閉じられた後に、圧縮ばね51から押出部材50に加わる押圧力が、ボール52と山部50cとの係合力を超えて、押出部材50がピストン14に近づく向きで移動を開始するように、圧縮ばね51のバネ定数、山部50cの高さ、板ばね54のバネ定数等を決定することができる。例えば、圧縮ばね51のバネ定数を相対的に小さくするほど、圧縮ばね51から押出部材50に加わる押圧力が相対的に弱くなり、押出部材50の移動開始時期を相対的に遅くすることができる。また、山部50cの高さを相対的に高くするほど、ボール52と山部50cとの係合力が相対的に高くなり、押出部材50の移動開始時期を相対的に遅くすることができる。さらに、板ばね54のバネ定数を相対的に大きくするほど、ボール52と山部50cとの係合力が相対的に高くなり、押出部材50の移動開始時期を相対的に遅くすることができる。
上記のようにして、打撃工具10を使用した後、先端工具11を対象物12から離すと、圧縮ばね48の押圧力が、スリーブ47、ハンマホルダ46等を経由して中間子16に伝達されて移動し、図3のように、フランジ16aがハンマホルダ42に接触して中間子16が停止する。なお、図3においては、中間子16と打撃子28とが接触しているとともに、図3のB−B線における断面図である図10においては、ボール52が打撃子28の大径部28aの外周面に接触している。これは、先端工具11を対象物12から離し、かつ、圧縮ばね48の押圧力で中間子16がピストン14から離れる向きで移動し、かつ、スリーブ47により大空気孔26bが開放される直前に、打撃力が発生して打撃子28が移動して、押出部材50の保持部50aに保持されていたボール52が大径部28aに沿って転動し、その後に、打撃子28が中間子16に接触して停止した状態を示している。
さらに、スリーブ47により大空気孔26bが開放された後は、ピストン14が往復運動しても空気室15の空気が大空気孔26bから排出されるため、空気室15で打撃力が発生することはない。すなわち、空打ちが防止される。なお、グリップ37を圧縮ばね38の押圧力に抗して移動させて、ニードルホルダ39を軸線Dに沿った方向に移動すると、ニードル40が半径方向で外側に移動することが可能となる。このため、先端工具11を交換することができる。
本実施形態で説明した構成と、本発明の構成との対応関係を説明すると、クランクシャフト23、コンロッド24が、本発明の変換機構に相当し、圧縮ばね51が、本発明の弾性部材に相当し、大空気孔26bが、本発明の空気孔に相当し、ボール52及び板ばね54が、本発明の規制部材に相当し、スリーブ47が、本発明の開閉部材に相当し、押出部材50及び圧縮ばね51が、本発明の押圧機構に相当し、ボール52と山部50cとの接触部分における係合力が、本発明の規制力に相当する。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、本発明の規制部材は、圧縮ばねから押圧部材に加わる押圧力が、規制力以下であるときは、押圧部材が打撃子の端面に向かって移動することを規制する係合力を発生する要素である。したがって、上記ボール52に代えて、両端を半球形状とした滑動子を用いることも可能である。この滑動子を半球形状部分を内外に向けて保持孔53に移動可能に挿入しても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。この場合、滑動子も、本発明の規制部材に相当する。
また、保持孔53及び板ばね54に代わる設計変更例として、シリンダ26の内面に凹部を設け、その凹部内に圧縮ばねを介してボール52を収容する構成としてもよい。この圧縮ばねにより、シリンダ26の半径方向で内側に向けてボール52を押圧すれば、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。この場合、圧縮ばね、ボール52が、本発明の規制部材に相当する。
さらに、本実施形態において、モータハウジング17内にバッテリ(図示せず)を設け、そのバッテリから電動モータ13に電力を供給できるように、打撃工具10を構成することもできる。また、本発明が対象とする打撃工具は、先端工具に打撃力のみを与える構成を有するハンマの他、先端工具に打撃力および回転力の両方を与えることのできる打撃工具、すなわち、ハンマドリルであってもよい。
10…打撃工具、11…先端工具、12…対象物、13…電動モータ、14…ピストン、15…空気室、16…中間子、23…クランクシャフト、24…コンロッド、26b…大空気孔、28…打撃子、47…スリーブ、49…押圧機構、50…押出部材、51…圧縮ばね、52…ボール、54…板ばね、D…軸線。
Claims (5)
- 電動モータと、前記電動モータの回転運動をピストンの往復運動に変換する変換機構と、
前記ピストンが軸線に沿って往復運動することによって打撃力を発生する空気室と、前記ピストンとの間に前記空気室を形成し、かつ、前記空気室で発生した打撃力を受けて前記軸線に沿って動作する打撃子と、前記打撃子から前記軸線に沿った方向の打撃力が伝達され、かつ、接触している対象物に処理を施す先端工具と、前記軸線に沿った方向に移動可能に設けられ、かつ、前記打撃子の打撃力を前記先端工具に伝達する中間子とを備えた打撃工具であって、
前記先端工具が前記対象物に押し付けられて、前記先端工具の移動力が前記中間子に伝達されると、前記空気室で打撃力が発生する前に、前記打撃子を前記中間子から離れさせる押圧力を発生して、前記空気室を狭める押圧機構を備えていることを特徴とする打撃工具。 - 前記押圧機構は、前記打撃子と前記中間子との間に配置された押出部材と、前記押出部材と前記中間子との間に設けられた弾性部材とを有し、
前記押圧機構は、前記中間子の移動力が前記弾性部材を経由して前記押出部材に伝達され、前記押出部材の移動力が前記打撃子に伝達されて、前記打撃子を前記中間子から離れさせる向きで移動させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の打撃工具。 - 前記押圧機構は、前記押出部材の移動力が前記打撃子に伝達されることを規制する規制力を発生する規制部材を有することを特徴とする請求項2に記載の打撃工具。
- 前記押圧機構は、前記押出部材の移動力が前記規制力以下であると、前記押出部材の移動力が前記打撃子に伝達されることを前記規制部材により規制し、前記押出部材の移動力が前記規制力を超えると、前記押出部材の移動力が前記打撃子に伝達されるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の打撃工具。
- 前記空気室に接続された空気孔が設けられており、前記空気室は、前記空気孔が閉じられた状態で前記ピストンが往復動作すると打撃力が発生する構成であり、前記中間子と一体的に前記軸線に沿って移動し、かつ、前記空気孔を開閉する開閉部材が設けられており、
前記押圧機構は、前記開閉部材により前記空気孔が閉じられた後に、前記押出部材の移動力が前記規制力を超えるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の打撃工具。
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