JP2013192836A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技球が転動流下する領域が制限されたとしても、遊技球の転動流下する態様の多様性を保つことが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤の略中央部分に、センター役物を設け、センター役物の周囲に遊技球が流下する遊技領域を形成する。センター役物の左側部には、センター役物を構成するステージへと遊技球を案内するワープ通路の入口である第1ワープ進入口を設けるとともに、遊技領域側に普通図柄ゲートを設ける。そして、3本の遊技釘である第1遊技釘、第2遊技釘、第3遊技釘に囲まれた領域である振り分け領域に進入した遊技球は、普通図柄ゲートまたは第1ワープ進入口へ進入する。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技球が流下する遊技領域を有する遊技機に関する。
従来、発射された遊技球が転動流下する遊技領域が形成された遊技盤に、複数の入賞用装置や演出用装置が設けられた遊技機が知られている。例えば、遊技盤の略中央部分には演出用の画像を表示するための液晶表示装置を配設し、当該液晶表示装置の下方や左右方向に入賞口や入賞ゲートを配設している(特許文献1(特に図1)参照)。
これにより、遊技者は、液晶表示装置に表示される画像を鑑賞しながら、その周辺を流下する遊技球が入賞口等に進入するのを容易に視認することができる。また、遊技盤の様々な位置に入賞口や入賞ゲート等が配置されているため、遊技球がどのようなルートを流下し、いずれの入賞口等に進入するかという楽しみを遊技者に与えることができる。
近年では、より演出用の画像を見やすくするためや、演出効果を高めるために、大型の演出装置を遊技盤の略中央付近に配設した遊技機が知られている(特許文献2(特に図1)参照)。
特開2004−201802号公報 特開2011−172842号公報
しかしながら、液晶表示装置などの演出用装置が大型であるほど、入賞口や入賞ゲート等を配設可能な領域(遊技球が流下する遊技領域)が狭まってしまうことになる。すなわち、遊技盤において、演出用装置に用いられるスペースが広くなるため、相対的にその他に用いるスペースが狭くなってしまう。そのため、近年の演出用装置の大型化に伴い、入賞口や入賞ゲート等の配置構成に制約をきたしていた。
このように、入賞口や入賞ゲート等の配置構成が制約されることにより、遊技領域を遊技球が転動流下する態様の多様性が失われてしまうという問題がある。すなわち、広いスペースに入賞口等を自由に配置可能な場合は、遊技球の流下する様々なルートを形成し、遊技球がどのように転動流下していくかという楽しみを遊技者に付与することができる。しかし、遊技球が流下するスペースが制限されている場合、遊技球が流下するルートも少なくなるため、発射した遊技球がいずれも同じようなルートを通って流下することになる。そのため、遊技者は、転動流下する遊技球の動きに対する興味が減少し、興趣の減退を招く虞があった。
そこで、本発明は、遊技球が転動流下する領域が制限されたとしても、遊技球の転動流下する態様の多様性を保つことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
第1の発明は、遊技球が転動する遊技領域を形成した遊技盤を備える遊技機において、前記遊技盤には、前記遊技領域を転動している遊技球が進入可能であって、遊技球が進入することにより第1の特典を付与するための契機となる第1進入部と、前記遊技領域を転動している遊技球が進入可能であって、遊技球が進入することにより第2の特典を付与するための契機となる第2進入部と、前記遊技領域を転動している遊技球を、前記第1進入部へと遊技球を誘導するためのステージ部に迂回させるワープ通路とを設け、前記ワープ通路の進入部に前記第2進入部を隣接して配置し、前記遊技領域の一部において前記第2進入部及び前記ワープ通路の進入部の近傍に位置する箇所には、前記第2進入部又は前記ワープ通路の進入部のいずれかに遊技球が振り分けられるようにするための振り分け領域を設けたことを特徴とする。
第1の発明によれば、遊技領域には、第1進入部と第2進入部とがそれぞれ遊技球が進入可能に設けられている。そして、遊技球が第1進入部に進入すると第1の特典を付与し、遊技球が第2進入部に進入すると第2の特典を付与する。
また、第2進入部に隣接して、遊技球が進入可能なワープ通路の進入部が配置されており、ワープ通路に進入した遊技球はステージ部によって第1進入部へと誘導される。そして、振り分け領域が、遊技球を第2進入部とワープ通路とのいずれかに進入させる。
このように、振り分け領域によって、隣接した第2進入部とワープ通路の進入部とのいずれかに遊技球を進入させるので、少ないスペースを用いて、遊技球の流下経路の多様性を作り出すことが可能となっている。すなわち、第2進入部とワープ通路の進入部とは隣接しているので大きなスペースを必要とせず、また、振り分け領域によっていずれに遊技球が振り分けられるかという興味を遊技者に付与することができる。
なお、第1進入部や第2進入部は、遊技球が入球可能な開口部のようなものであってもよいし、遊技球が通過可能なゲートのようなものであってもよい。また、第1進入部に進入した遊技球がさらに第2進入部に進入可能であってもよいし、第2進入部に進入した遊技球がさらに第1進入部に進入可能であってもよい。
さらに、第1の特典や第2の特典の付与とは、所定の抽選を行う機会を付与するものであってもよいし、所定の遊技球を払い出すものであってもよいし、所定の遊技を開始するものであってもよいし、所定の画像の表示や音声の出力などを行うものであってもよい。
第2の発明は、第1の発明に係る遊技機であって、前記振り分け領域には転動する遊技球の障害となる障害部材が設けられ、障害部材により、前記第2進入部の入り口と、前記ワープ通路の入り口とを形成することを特徴とする。
第2の発明によれば、振り分け領域には、第2進入部の入口とワープ通路の進入部の入口を形成する障害部材が設けられている。これにより、障害部材を植設するのみで遊技球を第2進入部とワープ通路とに振り分けることができるので、より振り分け領域に要するスペースを小さくすることが可能になる。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明に係る遊技機であって、前記障害部材は、遊技盤に植設された第1遊技釘と第2遊技釘と第3遊技釘とから構成され、前記振り分け領域の入口は、前記第1遊技釘と前記第2遊技釘とにより形成され、前記第2進入部の入口は、前記第2遊技釘と前記第3遊技釘とにより形成され、前記ワープ通路の進入部の入口は、前記第1遊技釘と前記第3遊技釘とにより形成される、ことを特徴とする。
第3の発明によれば、遊技領域を転動する遊技球は第1遊技釘と第2遊技釘との間に進入可能になっており、第1遊技釘と第2遊技釘間が振り分け領域の入口を構成する。そして、第1遊技釘と第2遊技釘間に進入した遊技球は、第2遊技釘と第3遊技釘間から第2進入部に進入するか、第1遊技釘と第3遊技釘間からワープ通路に進入する。
このように、3本の遊技釘によって、極めて簡潔および小スペースで、遊技球を第2進入部とワープ通路とに遊技球を振り分けすることができる。また、例えば、第1遊技釘のみを調整するだけで、遊技球の振り分け領域への進入率と、第2進入部への進入率またはワープ通路への進入率を同時に調整することが可能であり、遊技球の流路調整を簡易にすることができる。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれかに係る遊技機であって、前記遊技盤には、複数の前記ワープ通路の進入部を設け、複数の前記ワープ通路の進入部のうち、いずれか1つの前記ワープ通路の進入部に前記第2進入部を隣接して配置した、ことを特徴とする。
第4の発明によれば、遊技盤にはワープ通路の進入部が複数設けられており、そのうちの一つのワープ通路の進入部が第2進入部に隣接している。したがって、遊技球は、振り分け領域経由でワープ通路に進入しなくともステージ部に進入することが可能となっている。したがって、振り分け領域によって第2進入部とワープ通路の進入部とへの進入率を調整するほかに、ワープ通路の進入部への進入率のみを調整することができる。すなわち、例えば、振り分け領域からの第2進入部への進入率を高くする一方で、その他のワープ通路の進入部への進入率を高くすることなどが可能となる。また、第2進入部に進入した遊技球がワープ通路の進入部に進入することも可能であり、遊技球の転動流下する態様をさらに多様化させることができる。
本発明によれば、第2進入部とワープ通路の進入部とが隣接し、振り分け領域によってそのいずれかに遊技球を進入させるので、省スペースで、遊技球の転動流下する態様の多様性を保つことが可能になる。
遊技機の正面図である。 遊技機の裏面側の斜視図である。 遊技盤の一部の拡大正面図である。 ワープ進入口、ワープ通路、ワープ排出口およびステージの拡大斜視図である。 遊技機のブロック図である。 遊技盤の一部の拡大正面図の変形例である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は本発明の遊技機の一例を示す正面図であり、図2は遊技機の裏面側の斜視図であり、図3は、遊技盤の一部分を拡大した正面図であり、図4は、ワープ通路とステージの斜視図である。
遊技機1は、遊技球が流下する遊技領域6が形成された遊技盤2を設けており、遊技盤2の遊技領域6の外周部分には、ガラス枠110が備えられている。このガラス枠110には操作ハンドル3が回動可能に設けられている。
遊技者が操作ハンドル3に触れると、操作ハンドル3内にあるタッチセンサ3bが、操作ハンドル3に遊技者が触れたことを検知し、発射制御基板106にタッチ信号を送信する。発射制御基板106は、タッチセンサ3bからタッチ信号を受信すると、発射用ソレノイド4aの通電を許可する。そして、操作ハンドル3の回転角度を変化させると、操作ハンドル3に直結しているギアが回転し、ギアに連結した発射ボリューム3aのつまみが回転する。この発射ボリューム3aの検出角度に応じた電圧が、遊技球発射機構に設けられた発射用ソレノイド4aに印加される。そして、発射用ソレノイド4aに電圧が印加されると、発射用ソレノイド4aが印加電圧に応じて作動するとともに、操作ハンドル3の回動角度に応じた強さで、遊技領域6に向けて遊技球を発射する。
上記のようにして発射された遊技球は、レール5a、5b間を上昇して遊技盤2の上部位置に達した後、遊技領域6内を落下する。このとき、遊技領域6に設けられた複数の遊技釘や風車等によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
また、上記遊技領域6には、複数の一般入賞口7が設けられている。これら各一般入賞口7には、一般入賞口検出スイッチ7aが設けられており、この一般入賞口検出スイッチ7aが遊技球の入球を検出すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
また、上記遊技領域6の下部位置には、上記一般入賞口7と同様に、遊技球が入球可能な第1始動口9が設けられている。また、第1始動口9の真下には、第2始動口10が設けられている。第2始動口10は、通常は始動口開閉扉10bによって閉鎖状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、後述する普通図柄の抽選によって当たりに当選すると、大入賞口開閉扉11bが開放状態に所定時間変化され、この始動口開閉扉11bが遊技球を第2始動口10に導く受け皿として機能し、遊技球が第2始動口10に入球可能となる。つまり、第2始動口10は、閉鎖状態にあるときには遊技球の入球不可能となり、開放状態にあるときには遊技球の入球可能となる。なお、閉鎖状態であっても、遊技球が第2始動口10へ入球可能としてもよいが、この場合であっても、開放状態であるときよりは入球困難なものとする。
なお、上記第1始動口9および第2始動口10には、遊技球の入球を検出する第1始動口検出スイッチ9aおよび第2始動口検出スイッチ10aがそれぞれ設けられており、これら検出スイッチが遊技球の入球を検出すると、後述する大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たりの抽選」という)が行われる。また、第1始動口検出スイッチ9aや第2始動口10aが遊技球の入球を検出した場合は、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
そして、図1に示すように、第1始動口9の右方には、大入賞口11が設けられている。この大入賞口11は、この大入賞口11は、通常は真上に設けられた大入賞口開閉装置11bが手前側に突出しており、遊技球の入球が不可能になっている。これに対し、後述する特別遊技が開始されると、大入賞口開閉装置11bが摺動して収納され、大入賞口11への入球が可能になる。大入賞口11には大入賞口検出スイッチ11aが設けられており、この大入賞口検出スイッチ11aが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば9個の遊技球)が払い出される。
また、遊技盤2の略中央部分には、大型の液晶表示器(LCD)等からなる液晶表示装置13が設けられており、この液晶表示装置13の右側面には、演出用役物装置14、15が設けられている。
上記液晶表示装置13は、遊技が行われていない待機中に画像を表示したり、遊技の進行に応じた画像を表示したりする。なかでも、第1始動口9または第2始動口10に遊技球が入球したときには、抽選結果を遊技者に報知する演出図柄30が変動表示される。演出図柄30というのは、例えば3つの数字をそれぞれスクロール表示するとともに、所定時間経過後に当該スクロールを停止させて、特定の図柄(数字)を配列表示するものである。これにより、図柄のスクロール中には、あたかも現在抽選が行われているような印象を遊技者に与えるとともに、スクロールの停止時に表示される図柄によって、抽選結果が遊技者に報知される。この演出図柄30の変動表示中に、さまざまな画像やキャラクタ等を表示することによって、大当たりに当選するかもしれないという高い期待感を遊技者に与えるようにしている。
さらに、液晶表示装置13の下部には、遊技球を第1始動口9の上部付近へと誘導するためのステージ50が設けられ、液晶表示装置13の正面視左側部から下部にかけては、ステージ50へと遊技球を案内するワープ通路53が湾曲して設けられている。また、ワープ通路53の上端側には、ワープ通路53への遊技球の入口である第1ワープ進入口51と第2ワープ進入口52が形成され、下端側には、ワープ通路53からの遊技球の出口であり、ステージ50へ遊技球を導出するためのワープ排出口54が形成されている。
上記の液晶表示装置13、演出用役物装置14、15、ステージ50、およびワープ通路53は、遊技盤2の略中央部付近に一体として設けられており、センター役物60を構成する。このセンター役物60は、遊技盤2の略中央部分を占めており、その周辺に遊技領域6が形成されている。したがって、センター役物60が大型であるほどに、遊技領域6は狭く形成されることになる。
さらに、上記遊技領域6の上記一般入賞口7の上方には、上記センター役物60と一体成形された普通図柄ゲート8が、遊技球を通過可能に設けられている。普通図柄ゲート8には、遊技球の通過を検出するゲート検出スイッチ8aが設けられており、このゲート検出スイッチ8aが遊技球の通過を検出すると、後述する普通図柄の抽選が行われる。
この普通図柄ゲート8は、センター役物60の左端側に突出して設けられており、遊技球が上方から下方へと通過可能になっている。また、普通図柄ゲート8の右側には、センター役物60を構成する一部であって、ワープ通路53への遊技球の入口となる第1ワープ進入口51が隣接している。図4に示すように、第1ワープ進入口51は、筒状のワープ通路53の端部となっており、遊技領域6を流下する遊技球を左方向から受け入れ可能に遊技領域6に向かって開口している。遊技領域6から第1ワープ進入口51へと進入した遊技球はワープ通路53を通過してワープ排出口54からステージ50へと案内される。そして、ステージ50へと案内された遊技球は、ステージ50の上を転動しながら、第1始動口9の真上付近へと誘導される。このように、第1ワープ進入口51に進入した遊技球は、ワープ通路53およびステージ50を経由して、第1始動口9へ入球しやすいように誘導されることになる。
普通図柄ゲート8の上方には、第1遊技釘41、第2遊技釘42、第3遊技釘43からなる障害部材によって振り分け領域40が形成されている。具体的には、上記3本の遊技釘は、正面視略正三角形となるように遊技盤2に植設されており、第1遊技釘41が該三角形の上方向の頂点となり、第2遊技釘42が左下方向の頂点となり、第3遊技釘43が右下方向の頂点となる。そして、当該3本の遊技釘に囲まれた三角形の領域が振り分け領域40となっている。
第1遊技釘41と第2遊技釘41の間の領域は、振り分け領域40へ遊技球が進入するための入口となっている。なお、図3に示すように、振り分け領域40の右側にはセンター役物と呼ばれる演出用役物の壁部が迫っており、さらに、第1遊技釘41の右上には障害用の遊技釘が植設されているため、遊技球は、振り分け領域40の右上からは進入できないようになっている。そのため、遊技球は、振り分け領域40の左上方向から、すなわち、第1遊技釘41と第2遊技釘42との間からのみ進入可能となっている。
また、第2遊技釘42と第3遊技釘43の間は、振り分け領域40がなす三角形の底辺となっており、第2遊技釘41と第3遊技釘42との距離は、真下に配置されている普通図柄ゲート8の横幅と同程度となっている。したがって、第2遊技釘42と第3遊技釘43との間に進入した遊技球はそのまま普通図柄ゲート8を通過することになる。すなわち、第2遊技釘42と第3遊技釘43の領域は、振り分け領域40の出口であるとともに、普通図柄ゲート8の入口であるといえる。
さらに、第3遊技釘43は、普通図柄ゲート8の右端付近であるとともに、第1ワープ進入口51の下端付近となる位置に設けられている。また、第1遊技釘41と第3遊技釘43との距離は、第1ワープ進入口51の開口幅と同程度となっている。したがって、第1遊技釘41と第3遊技釘43との間に進入した遊技球は、第1ワープ進入口51に進入することになる。すなわち、第1遊技釘41と第3遊技釘43との間の領域は、振り分け領域40の出口であるとともに、第1ワープ進入口51の入口であるといえる。
ここで、第2遊技釘42と第3遊技釘43はほぼ水平に配置されているので、下方から遊技球が進入することは困難である。また、第1遊技釘41と第3遊技釘43の間には、上記のように右上方向から遊技球が進入困難となっている。そのため、振り分け領域40には、第1遊技釘41と第2遊技釘42との間からのみ遊技球が進入し、当該進入した遊技球は、第2遊技釘42と第3遊技釘43との間から退出して普通図柄ゲート8へと進入するか、第1遊技釘41と第3遊技釘43との間から退出して第1ワープ進入口51へと進入することになる。
すなわち、振り分け領域40によって、センター役物60脇のスペースを用いて、流下する遊技球を普通図柄ゲート8または第1始動口9の真上付近へと振り分けることができる。振り分け領域40を形成する3本の遊技釘間は、それぞれ遊技球1球分以上の間隔があればよいので、振り分け領域40は簡易且つ省スペースの振り分け装置であるということができる。
このように、センター役物40の左端部に第1ワープ進入口51と普通図柄ゲート8とを設け、さらに、普通図柄ゲート8の至近真上に3本の遊技釘を配置することにより、遊技領域6が狭いスペースとなっても、遊技球の転動流下する態様を多様化することが可能になっている。すなわち、センター役物60の左側に形成された狭い遊技領域6を流下する遊技球は、第1遊技釘41や第2遊技釘42に弾かれて振り分け領域40に進入できない場合、振り分け領域40に進入してから普通図柄ゲート8を通過する場合、振り分け領域40から第1ワープ進入口51を経てステージ50へと導出される場合との3パターンの態様のうちいずれかの態様で転動流下することになる。したがって、簡易かつ省スペースで、遊技球が流下する態様を3パターン増加させることができる。
さらに、図3に示すように、普通図柄ゲート8の下方には、ワープ通路53へのもう一つの入口である第2ワープ進入口52が設けられている。したがって、振り分け領域40に進入しなかった遊技球や、普通図柄ゲート8を通過した遊技球は、さらにもう一度ステージ50へと進入する機会が与えられることになる。
したがって、センター役物60の左側に形成された遊技領域6を流下する遊技球は、狭いスペースを流下していくにも拘わらず、普通図柄ゲート8や、第1始動口9へと進入するための様々な選択肢が付与される。そのため、遊技者は、大型のセンター役物60によって迫力のある演出を鑑賞しながら、多様な態様で転動流下する遊技球が、いずれのルートを進んでいくかという興味を抱くことができ、さらに、第1始動口や普通図柄ゲートへと遊技球が進入する機会を多く与えられるので、入賞への期待感を増幅させ、遊技の興趣を高めることが可能になる。
なお、本実施形態では、振り分け領域40に進入した遊技球は、普通図柄ゲート8または第1ワープ進入口51へと進入するが、これに限らず、例えば、第2遊技釘42と第3遊技釘43との間の下方に普通図柄ゲート8ではなく、始動口を設けたり、一般入賞口を設けたりしてもよい。
上記第2始動口10のさらに下方、すなわち、遊技領域6の最下部には、一般入賞口7、第1始動口9、第2始動口10、および大入賞口11のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するための排出口12が設けられている。
また、上記遊技盤2には、液晶表示装置13や演出用役物装置14、15などのセンター役物60に設けられた装置のほかにも、さまざまな演出を行う演出装置が設けられている。例えば、遊技盤2の上部位置および下部位置の双方には、演出用照明装置16が設けられており、上記操作ハンドル3の左側には、演出ボタン17が設けられている。
演出用照明装置16は、それぞれ複数のライト16aを備えており、各ライト16aの光の照射方向や発光色を変更しながら、さまざまな演出を行うようにしている。
また、上記操作ハンドル3の左側には、遊技者が押圧操作可能な演出ボタン17が設けられている。この演出ボタン17は、例えば、上記液晶表示装置13に当該演出ボタン17を操作するようなメッセージが表示されたときのみ有効となる。演出ボタン17には、演出ボタン検出スイッチ17aが設けられており、この演出ボタン検出スイッチ17aが遊技者の操作を検出すると、この操作に応じてさらなる演出が実行される。
さらに、図1には示していないが、遊技機1にはスピーカからなる音声出力装置18(図5参照)が設けられており、上記の各演出装置に加えて、音声による演出も行うようにしている。
そして、遊技領域6の下方には、第1特別図柄表示装置19、第2特別図柄表示装置20、普通図柄表示装置21、第1特別図柄保留表示器22、第2特別図柄保留表示器23、普通図柄保留表示器24が設けられている。
上記第1特別図柄表示装置19は、第1始動口9に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たりの抽選結果を報知するものであり、7セグメントのLEDで構成されている。つまり、大当たりの抽選結果に対応する特別図柄が複数設けられており、この第1特別図柄表示装置19に大当たりの抽選結果に対応する特別図柄を表示することによって、抽選結果を遊技者に報知するようにしている。例えば、大当たりに当選した場合には「7」が表示され、ハズレであった場合には「−」が表示される。このようにして表示される「7」や「−」が特別図柄となるが、この特別図柄はすぐに表示されるわけではなく、所定時間変動表示された後に、停止表示されるようにしている。
より詳細には、第1始動口9に遊技球が入球すると、大当たりの抽選が行われることとなるが、この大当たりの抽選結果は即座に遊技者に報知されるわけではなく、所定時間を経過したところで遊技者に報知される。そして、所定時間が経過したところで、大当たりの抽選結果に対応する特別図柄が停止表示して、遊技者に抽選結果が報知されるようにしている。なお、第2特別図柄表示装置20は、第2始動口10に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たりの抽選結果を報知するためのもので、その表示態様は、上記第1特別図柄表示装置19における特別図柄の表示態様と同一である。
また、普通図柄表示装置21は、普通図柄ゲート8を遊技球が通過したことを契機として行われる普通図柄の抽選結果を報知するためのものである。詳しくは後述するが、この普通図柄の抽選によって当たりに当選すると普通図柄表示装置21が点灯し、その後、上記第2始動口10が所定時間、第2の態様に制御される。なお、この普通図柄についても、普通図柄ゲート8を遊技球が通過して即座に抽選結果が報知されるわけではなく、所定時間が経過するまで、普通図柄表示装置21を点滅させる等、普通図柄が変動表示するようにしている。
さらに、特別図柄の変動表示中や後述する特別遊技中等、第1始動口9または第2始動口10に遊技球が入球して、即座に大当たりの抽選が行えない場合には、一定の条件のもとで大当たりの抽選の権利が留保される。より詳細には、第1始動口9に遊技球が入球して留保される大当たりの抽選の権利は第1保留として留保され、第2始動口10に遊技球が入球して留保される大当たりの抽選の権利は第2保留として留保される。
これら両保留は、それぞれ上限留保個数を4個に設定し、その留保個数は、それぞれ第1特別図柄保留表示器22と第2特別図柄保留表示器23とに表示される。なお、第1保留が1つの場合には、第1特別図柄保留表示器22の左側のLEDが点灯し、第1保留が2つの場合には、第1特別図柄保留表示器22の2つのLEDが点灯する。また、第1保留が3つの場合には、第1特別図柄保留表示器22の左側のLEDが点滅するとともに右側のLEDが点灯し、第1保留が4つの場合には、第1特別図柄保留表示器22の2つのLEDが点滅する。また、第2特別図柄保留表示器23においても、上記と同様に第2保留の留保個数が表示される。
そして、普通図柄の上限留保個数も4個に設定されており、その留保個数が、上記第1特別図柄保留表示器22および第2特別図柄保留表示器23と同様の態様によって、普通図柄保留表示器24において表示される。
ガラス枠110は、遊技盤2の前方(遊技者側)において遊技領域6を視認可能に覆うガラス板(図示せず)を支持している。ガラス板は、ガラス枠110に対して着脱可能に固定されている。
またガラス枠110は、遊技機に正対して左側においてヒンジ機構部111を介して外枠100に連結されており、ヒンジ機構部111を支点として遊技機に正対して右側を外枠100から開放させる方向に回動可能とされている。ガラス枠110は、ガラス板111とともに遊技盤2を覆い、ヒンジ機構部111を支点として扉のように回動することによって、遊技盤2を含む外枠100の内側部分を開放することができる。ガラス枠110の他端側には、ガラス枠110の他端側を外枠100に固定するロック機構が設けられている。ロック機構による固定は、専用の鍵によって解除することが可能とされている。また、ガラス枠110には、ガラス枠110が外枠100から開放されているか否かを検出する扉開放スイッチ33(図5参照)も設けられている。
遊技機1の裏面には、主制御基板101、演出制御基板102、払出制御基板103、電源基板107、遊技情報出力端子板108などが設けられている。また、電源基板107に遊技機に電力を給電するための電源プラグ50や、図示しない電源スイッチが設けられている。
なお、振り分け領域40は、センター役物60の左側部付近に形成されているので、遊技盤2の正面視左側の遊技領域6のうち右寄りの位置となっており、遊技盤2の左側に設けられたガラス枠110と連結するヒンジ機構部111とは離間している。したがって、遊技盤2の前面側を開放して振り分け領域40における釘調整を行う際、当該ガラス枠110の干渉を受けにくいので、調整作業が容易となっている。
(制御手段の内部構成)
次に、図5の遊技機のブロック図を用いて、遊技の進行を制御する制御手段について説明する。
主制御基板101は遊技の基本動作を制御する。この主制御基板101は、メインCPU101a、メインROM101b、メインRAM101cを備えている。メインCPU101aは、各検出スイッチやタイマからの入力信号に基づいて、メインROM101bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置や表示器を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。メインRAM101cは、メインCPU101aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
上記主制御基板101の入力側には、一般入賞口検出スイッチ7a、ゲート検出スイッチ8a、第1始動口検出スイッチ9a、第2始動口検出スイッチ10a、大入賞口検出スイッチ11aが接続されており、遊技球の検出信号が主制御基板101に入力するようにしている。
また、主制御基板101の出力側には、第2始動口10の一対の可動片10bを開閉動作させる始動口開閉ソレノイド10cと、大入賞口開閉扉11bを開閉動作させる大入賞口開閉ソレノイド11cとが接続されるとともに、図柄表示装置を構成する第1特別図柄表示装置19と第2特別図柄表示装置20と普通図柄表示装置21と、保留表示器を構成する第1特別図柄保留表示器22と第2特別図柄保留表示器23と普通図柄保留表示器24とが接続されており、出力ポートを介して各種信号が出力される。
また、主制御基板101は、遊技店のホールコンピュータ等において遊技機の管理をするために必要となる外部情報信号を遊技情報出力端子板108に出力する。
主制御基板101のメインROM101bには、遊技制御用のプログラムや各種の遊技に決定に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
例えば、特別図柄変動の停止結果を大当りとするか否かを判定する際に参照される大当り判定テーブル、普通図柄変動の停止結果を当りとするか否かを判定する際に参照される当り判定テーブル、特別図柄の停止図柄を決定する図柄決定テーブル等がメインROM101bに記憶されている。
また、主制御基板101のメインRAM101cは、複数の記憶領域を有している。
例えば、メインRAM101cには、普通図柄保留数記憶領域、普通図柄保留記憶領域、第1特別図柄保留数記憶領域、第2特別図柄保留数記憶領域、判定記憶領域、第1特別図柄記憶領域、第2特別図柄記憶領域、演出用伝送データ格納領域、各種のタイマカウンタ等が設けられている。
遊技情報出力端子板108は、主制御基板101において生成された外部情報信号を遊技店のホールコンピュータ等に出力するための基板である。遊技情報出力端子板108は、主制御基板101と配線接続され、外部情報を遊技店のホールコンピュータ等と接続をするためのコネクタが設けられている。
電源基板107は、コンデンサからなるバックアップ電源を備えており、遊技機に供給する電源電圧を監視し、電源電圧が所定値以下となったときに、電断検知信号を主制御基板101に出力する。より具体的には、電断検知信号がハイレベルになるとメインCPU101aは動作可能状態になり、電断検知信号がローレベルになるとメインCPU101aは動作停止状態になる。バックアップ電源はコンデンサに限らず、例えば、電池でもよく、コンデンサと電池とを併用して用いてもよい。
演出制御基板102は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する。この演出制御基板102は、サブCPU102a、サブROM102b、サブRAM102cを備えており、主制御基板101に対して、当該主制御基板101から演出制御基板102への一方向に通信可能に接続されている。サブCPU102aは、主制御基板101から送信されたコマンド、または、上記演出ボタン検出スイッチ17a、タイマからの入力信号に基づいて、サブROM102bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータをランプ制御基板104または画像制御基板105に送信する。サブRAM102cは、サブCPU102aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
演出制御基板102のサブROM102bには、演出制御用のプログラムや各種の遊技の決定に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
例えば、主制御基板から受信した変動パターン指定コマンドに基づいて演出パターンを決定するための変動演出パターン決定テーブル等がサブROM102bに記憶されている。なお、上述したテーブルは、本実施形態におけるテーブルのうち、特徴的なテーブルを一例として列挙しているに過ぎず、遊技の進行にあたっては、この他にも不図示のテーブルやプログラムが多数設けられている。
演出制御基板102のサブRAM102cは、複数の記憶領域を有している。
サブRAM102cには、コマンド受信バッファ、遊技状態記憶領域、演出モード記憶領域、演出パターン記憶領域、演出図柄記憶領域、第1保留記憶領域、第2保留記憶領域等が設けられている。なお、上述した記憶領域も一例に過ぎず、この他にも多数の記憶領域が設けられている。
また、本実施形態では、演出制御基板102には、現在時刻を出力するRTC(リアルタイムクロック)102dが搭載されている。サブCPU102aは、RTC102dから現在の日付を示す日付信号や現在の時刻を示す時刻信号を入力し、現在の日時にもとづいて各種処理を実行する。RTC102dは、通常、遊技機に電源が供給されているときには遊技機からの電源によって動作し、遊技機の電源が切られているときには、電源基板107に搭載されたバックアップ電源から供給される電源によって動作する。したがって、RTC102dは、遊技機の電源が切られている場合であっても現在の日時を計時することができる。なお、RTC102dは、演出制御基板上に電池を設けて、かかる電池によって動作するようにしてもよい。
また、RTC102dを設けずに、バックアップRAMとしての機能を有するサブRAM102cに設けたカウンタを、所定時間ごと(例えば2ms毎)にカウントアップすることによって時間を計時してもよい。
払出制御基板103は、遊技球の発射制御と賞球の払い出し制御を行う。この払出制御基板103は、払出CPU103a、払出ROM103b、払出RAM103cを備えており、主制御基板101に対して、双方向に通信可能に接続されている。払出CPU103aは、遊技球が払い出されたか否かを検知する払出球計数スイッチ32、扉開放スイッチ33、タイマからの入力信号に基づいて、払出ROM103bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応するデータを主制御基板101に送信する。また、払出制御基板103の出力側には、遊技球の貯留部から所定数の賞球を遊技者に払い出すための賞球払出装置の払出モータ31が接続されている。払出CPU103aは、主制御基板101から送信された払出個数指定コマンドに基づいて、払出ROM103bから所定のプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、賞球払出装置の払出モータ31を制御して所定の賞球を遊技者に払い出す。このとき、払出RAM103cは、払出CPU103aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
また、図示しない遊技球貸出装置(カードユニット)が払出制御基板103に接続されているか確認し、遊技球貸出装置(カードユニット)が接続されていれば、発射制御基板106に遊技球を発射させることを許可する発射制御データを送信する。
発射制御基板106は、払出制御基板103から発射制御データを受信すると発射の許可を行う。そして、タッチセンサ3bからのタッチ信号および発射ボリューム3aからの入力信号を読み出し、発射用ソレノイド4aを通電制御し、遊技球を発射させる。
ここで、発射用ソレノイド4aの回転速度は、発射制御基板106に設けられた水晶発振器の出力周期に基づく周波数から、約99.9(回/分)に設定されている。これにより、1分間における発射遊技数は、発射ソレノイドが1回転する毎に1個発射されるため、約99.9(個/分)となる。すなわち、遊技球は約0.6秒毎に発射されることになる。
ランプ制御基板104は、遊技盤2に設けられた演出用照明装置16を点灯制御したり、光の照射方向を変更するためのモータに対する駆動制御をしたりする。また、演出役物14、15を動作させるソレノイドやモータ等の駆動源を通電制御する。このランプ制御基板104は、演出制御基板102に接続されており、演出制御基板102から送信されたデータに基づいて、上記の各制御を行うこととなる。
画像制御基板105は、上記液晶表示装置13の画像表示制御を行うための図示しない画像CPU、画像ROM、画像RAM、VRAMと、音声CPU、音声ROM、音声RAMとを備えている。この画像制御基板105は、上記演出制御基板102に双方向通信可能に接続されており、その出力側に上記液晶表示装置13および音声出力装置18を接続している。
上記画像ROMには、液晶表示装置13に表示される演出図柄30や背景等の画像データが多数格納されており、画像CPUが演出制御基板102から送信されたコマンドに基づいて所定のプログラムを読み出すとともに、所定の画像データを画像ROMからVRAMに読み出して、液晶表示装置13における表示制御をする。なお、画像CPUは、液晶表示装置13に対して、背景画像表示処理、演出図柄表示処理、キャラクタ画像表示処理など各種画像処理を実行するが、背景画像、演出図柄画像、キャラクタ画像は、液晶表示装置13の表示画面上において重畳表示される。
すなわち、演出図柄画像やキャラクタ画像は背景画像よりも手前に見えるように表示される。このとき、同一位置に背景画像と図柄画像が重なる場合、Zバッファ法など周知の陰面消去法により各画像データのZバッファのZ値を参照することで、図柄画像を優先してVRAMに記憶させる。
また、上記音声ROMには、音声出力装置18から出力される音声のデータが多数格納されており、音声CPUは、演出制御基板102から送信されたコマンドに基づいて所定のプログラムを読み出すとともに、音声出力装置18における音声出力制御をする。
なお、本実施形態では、第1始動口9が第1進入部に相当し、普通図柄ゲート8が第2進入部に相当する。しかしこれに限らず、例えば、普通図柄ゲート8や第2始動口10,一般入賞口7、大入賞口11のいずれかが第1進入部に相当し、第1始動口9や第2始動口10,一般入賞口7、大入賞口11のいずれかが第2進入部に相当してもよい。
また、本実施形態では、普通図柄ゲート8の左上方向に第1ワープ進入口51が設けられているが、これに限らず、例えば、図6の変形例に示すように、普通図柄ゲート8と第1ワープ進入口51とが並列して設けられていてもよいし、縦に並んで設けられてもよい。また、普通図柄ゲート8と第1ワープ進入口51とをセンター役物60の右側部に設けてもよい。
さらに、本実施形態では、振り分け領域40は、第1遊技釘41、第2遊技釘42および第3遊技釘43の3本の遊技釘によって形成されているが、これに限らず、例えば、図6に示すように、障害壁44によって形成されてもよいし、風車のような可動物によって形成されていてもよい。また、遊技釘を用いる場合であっても、3本に限られず、3本より多くても少なくてもよい。また、本実施形態のように、振り分け領域40は、普通図柄ゲート8と第1ワープ進入口51に近接した位置に形成されていなくともよい。
8 普通図柄ゲート
8a ゲート検出スイッチ
9 第1始動口
9a 第1始動口検出スイッチ
10 第2始動口
10a 第2始動口検出スイッチ
10b 始動開閉扉
11 大入賞口
11a 大入賞口検出スイッチ
11b 大入賞口開閉扉
13 液晶表示装置
40 振り分け領域
41 第1遊技釘
42 第2遊技釘
43 第3遊技釘
50 ステージ
51 第1ワープ進入口
52 第2ワープ進入口
53 ワープ通路
54 ワープ排出口
60 センター役物
101 主制御基板
101a メインCPU
101b メインROM
101c メインRAM
102 演出制御基板
102a サブCPU
102b サブROM
102c サブRAM
102d RTC
第1の発明は、遊技球が転動する遊技領域を形成した遊技盤を備える遊技機において、前記遊技盤には、前記遊技領域を転動している遊技球が進入可能であって、遊技球が進入することにより第1の特典を付与するための契機となる第1進入部と、前記遊技領域を転動している遊技球が進入可能であって、遊技球が進入することにより第2の特典を付与するための契機となる第2進入部と、前記遊技領域を転動している遊技球を、前記第1進入部へと遊技球を誘導するためのステージ部に迂回させるワープ通路と、前記第2進入部に隣接して配置され、前記遊技領域を転動している遊技球を前記ワープ通路へ導入可能なワープ通路進入部と、前記第2進入部及び前記ワープ通路進入部の近傍に位置、前記第2進入部又は前記ワープ通路進入部のいずれかに遊技球が振り分けられるようにするための振り分け領域と、を設け、前記振り分け領域の入口は、前記遊技盤に植設された第1遊技釘と第2遊技釘とにより形成され、前記第2進入部の入口は、前記遊技盤に植設された第3遊技釘と前記第2遊技釘とにより形成され、前記ワープ通路進入部の入口は、前記第1遊技釘と前記第3遊技釘とにより形成されていることを特徴とする。
また、遊技領域を転動する遊技球は第1遊技釘と第2遊技釘との間に進入可能になっており、第1遊技釘と第2遊技釘間が振り分け領域の入口を構成する。そして、第1遊技釘と第2遊技釘間に進入した遊技球は、第2遊技釘と第3遊技釘間から第2進入部に進入するか、第1遊技釘と第3遊技釘間からワープ通路に進入する。

Claims (4)

  1. 遊技球が転動する遊技領域を形成した遊技盤を備える遊技機において、
    前記遊技盤には、
    前記遊技領域を転動している遊技球が進入可能であって、遊技球が進入することにより第1の特典を付与するための契機となる第1進入部と、
    前記遊技領域を転動している遊技球が進入可能であって、遊技球が進入することにより第2の特典を付与するための契機となる第2進入部と、
    前記遊技領域を転動している遊技球を、前記第1進入部へと遊技球を誘導するためのステージ部に迂回させるワープ通路とを設け、
    前記ワープ通路の進入部に前記第2進入部を隣接して配置し、
    前記遊技領域の一部において前記第2進入部及び前記ワープ通路の進入部の近傍に位置する箇所には、前記第2進入部又は前記ワープ通路の進入部のいずれかに遊技球が振り分けられるようにするための振り分け領域を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記振り分け領域には転動する遊技球の障害となる障害部材が設けられ、障害部材により、前記第2進入部の入り口と、前記ワープ通路の入り口とを形成することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記障害部材は、遊技盤に植設された第1遊技釘と第2遊技釘と第3遊技釘とから構成され、
    前記振り分け領域の入口は、前記第1遊技釘と前記第2遊技釘とにより形成され、
    前記第2進入部の入口は、前記第2遊技釘と前記第3遊技釘とにより形成され、
    前記ワープ通路の進入部の入口は、前記第1遊技釘と前記第3遊技釘とにより形成される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技盤には、複数の前記ワープ通路の進入部を設け、
    複数の前記ワープ通路の進入部のうち、いずれか1つの前記ワープ通路の進入部に前記第2進入部を隣接して配置した、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
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