JP2013192574A - コネクタカバー及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コネクタカバーが無理やり取り外された場合でも、基板側コネクタや主基板の破損を防止する。
【解決手段】 コネクタカバーBは、第一部材(脱離防止部材50)と第二部材(カバー本体60)の二体で構成され、第二部材50の凸部521がコネクタAの凹部321に係合することにより、この係合方向に対して直交上方向へのコネクタカバーBの取り外しを不能とし、第二部材50の係止部55が第一部材60の被係止部642に係止して、第二部材50からの第一部材60の取り外しを不能とし、第一部材60又は第二部材50の少なくともいずれか一方の所定の箇所を切断又は破壊することにより、第二部材50と第一部材60を分離可能とする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、プリント基板に実装されたコネクタに装着されるコネクタカバー、及び、このコネクタカバーを備える遊技機に関し、特に、そのコネクタカバーがコネクタから無理やり取り外された場合でも、プリント基板に実装され固定された基板側コネクタの破損や、そのプリント基板の破損を防止するコネクタカバー及びこのコネクタカバーを備える遊技機に関する。
一般に、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機には、ゲーム性に関与する複数の基板が配設されている。
これらの基板には、遊技の結果を左右するとともに、遊技機全体を制御する主要な基板である主基板が含まれている。
主基板は、プリント基板上にCPU,ROM,RAM等の種々の電子部品が配置されたコンピュータとして構成されている。
このような遊技の結果を左右する主基板は、不正改造の対象となり易く、そのために、当該主基板を透明な二つのケースの間に挟んで収容するとともに、さらに、このケースを開封不能に封止している。
ところが、近年では、基板収納ケースを開けることなく、回路基板と諸装置とを接続するケーブルのコネクタを脱抜して、ここに不正基板等の不正部品を取り付けたり、正規な基板を不正改造基板に交換したりする不正行為が行われることがある。
そこで、この不正行為を防止するための改良技術が種々提案されている。
例えば、コネクタカバーを二つの部品で構成し、一の部品である正面側部品をコネクタの正面側に取り付け、他の一の部品である背面側部品をコネクタの背面側に取り付けて、これらをピンで留めて固定するコネクタカバーが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この技術によれば、そのコネクタカバーを破壊しない限りコネクタを脱抜できないため、不正基板等の不正部品の接続を防止できる。
特開2008−000460号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載のコネクタカバーにおいては、次のような問題があった。
プリント基板に実装されるコネクタは、そのプリント基板に実装されて固定される基板側コネクタと、ハーネスと呼ばれるフラットケーブルが接続されたケーブル側コネクタがワンセットになっており、これら基板側コネクタにケーブル側コネクタを嵌合することにより、そのケーブル側コネクタに接続されたフラットケーブルを介してプリント基板上の回路と遊技機に設けられた諸装置とを接続して、遊技に関する所定の信号を送受可能としている。
ここで、ケーブル側コネクタが嵌合された基板側コネクタに上述した特許文献1に記載のコネクタカバーを装着した場合、このコネクタカバーは、基板側コネクタの側面に形成された凹部に係合することで脱抜不能としているため、このコネクタカバーを無理やり取り外そうとすると、基板側コネクタに力が加わり、当該基板側コネクタが破損したり、あるいは、この基板側コネクタが実装されているプリント基板が破損してしまうおそれがあった。そして、それら基板側コネクタやプリント基板が破損をしてしまった場合には、主基板全体の取り換えが必要になってしまうという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決すべくなされたものであり、コネクタカバーが無理やり取り外された場合でも、基板側コネクタや主基板の破損を防止可能とするコネクタカバー及び遊技機の提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明のコネクタカバーは、遊技機に備えられたプリント基板に実装されるコネクタをカバーするためのコネクタカバーであって、コネクタは、プリント基板に固定される基板側コネクタと、この基板側コネクタに嵌合されるケーブル側コネクタとを有し、コネクタカバーは、コネクタの全体又は一部を覆うように装着される第一部材と、この第一部材の内側に位置して当該第一部材に係止するとともにケーブル側コネクタに係合する第二部材の二体で構成され、第二部材は、第一部材に対して係止する係止部と、ケーブル側コネクタの側面に形成された凹部に対して係合する凸部とを有し、第一部材は、第二部材の係止部が係止する被係止部を有し、第二部材の凸部がコネクタの凹部に係合することにより、この係合方向に対して直交上方向へのコネクタカバーの取り外しを不能とし、第二部材の係止部が第一部材の被係止部に係止して、第二部材からの第一部材の取り外しを不能とし、第一部材又は第二部材の少なくともいずれか一方の所定の箇所を切断又は破壊することにより、第二部材と第一部材を分離可能とする構成としてある。
また、本発明の遊技機は、遊技の進行を制御する制御部品が実装されたプリント基板を備える遊技機であって、プリント基板に実装されたコネクタをカバーするコネクタカバーを備え、コネクタカバーが、上述のコネクタカバーからなる構成としてある。
本発明のコネクタカバー及び遊技機によれば、コネクタカバーが基板側コネクタではなくケーブル側コネクタに係合するので、このコネクタカバーが無理やり取り外された場合でも、基板側コネクタや主基板の破損を防止できる。
本発明の実施形態におけるスロットマシンの構成を示す概略正面図である。 本発明の実施形態におけるスロットマシンの内部構成を示す斜視図ある。 本発明の実施形態におけるスロットマシンの制御系の構成を示すブロック図である。 メイン制御部の構成を示す外観斜視図である。 基板側コネクタの構成を示す外観斜視図である。 ケーブル側コネクタの構成を示す外観斜視図であって、(i)は係合凹部形成面から見た外観斜視図、(ii)はケーブル接続面から見た外観斜視図である。 コネクタが実装された制御基板(プリント基板)と、コネクタカバーの構成を示す外観斜視図である。 脱離防止部材の構成を示す外観斜視図である。 脱離防止部材の構成を示す図であって、(i)は、脱離防止部材の背面図、(ii)は上面図、(iii)は正面図、(iv)は側面図、(v)は底面図、(vi)は、(iii)に示す脱離防止部材のA−A断面図、(vii)はB−B断面図、(viii)はC−C断面図、(ix)はD−D断面図である。 脱離防止部材が装着されているコネクタが実装された制御基板の構成を示す図であって、(i)は、制御基板、コネクタ、脱離防止部材の外観斜視図、(ii)は、(i)に示す制御基板の上面図、(iii)は、(ii)に示す制御基板、コネクタ、脱離防止部材のE−E断面図、(iv)は、(ii)に示す制御基板、コネクタ、脱離防止部材のF−F断面図である。 カバー本体の構成を示す図であって、(i)は、カバー本体の背面図、(ii)は上面図、(iii)は正面図、(iv)は側面図、(v)は底面図、(vi)は、(iii)に示すカバー本体のG−G断面図、(vii)は、(iii)に示すカバー本体のH−H断面図、(viii)は、(iii)に示すカバー本体のI−I断面図である。 コネクタカバー(脱離防止部材及びカバー本体)が装着されているコネクタが実装された制御基板の構成を示す図であって、(i)は、制御基板、コネクタ、コネクタカバーの外観斜視図、(ii)は、(i)に示す制御基板の正面図、(iii)は、(ii)に示す制御基板、コネクタ、コネクタカバーのJ−J断面図、(iv)は、(ii)に示す制御基板、コネクタ、コネクタカバーのK−K断面図である。
以下、本発明に係る遊技機と、コネクタカバーの好ましい実施形態について、各図を参照して説明する。
[遊技機]
コネクタカバーを備える遊技機には、スロットマシン、パチンコ機、パロットなど様々な種類があるが、本実施形態では、本発明をスロットマシンに適用した場合について説明する。
本実施形態のスロットマシン1は、複数のリールを回転させることによって遊技媒体であるメダルを獲得できる回胴式遊技機として構成されており、遊技の進行を制御する制御手段が備えられ、この制御基板に実装されたコネクタにコネクタカバーが装着される構成となっている。
以下、本実施形態に係るスロットマシン1について図1〜図3を参照しながら詳述する。
これらの図に示すように、本実施形態のスロットマシン1は、回動可能に軸支された複数のリール41a,41b,41cが内蔵され、正面側が開口した筐体1bと、筐体1bの正面側を開閉可能に覆う前扉1aとで構成され、内部には、マイクロコンピュータ等で構成されたメイン制御部10a、メイン制御部10aからの指令により、スピーカ8,LED等のランプ類を制御するサブ制御部10b、及び必要な機械,装置等が収納されている。
前扉1aは、図2に示すように、スロットマシン1の筐体1bにヒンジ等を介して開閉可能に取り付けられる扉体で、この前扉1aに遊技操作に係る複数の操作手段が設けられて、スロットマシン1の正面部を構成している。
操作手段としては、メダルが投入されるメダル投入口2と、装置内部にクレジットとして貯留されたメダルをゲームに投じるベットボタン2aと、各リール41a,41b,41cの回転を始動させるスタートレバー3と、回転している各リール41a,41b,41cを停止させる3つの停止ボタン5a,5b,5cなどが設けられている。
さらに、前扉1aには、各リール41a,41b,41cに表示された図柄を視認可能とする表示窓6が、各操作手段の上側に設けられている。また、前扉1a上部には、効果音、音声等が出力されるスピーカ8が設けられている。
筐体1bの中央には、リール41a,41b,41cと、各リール41a,41b,41cを回転させる図示しないモータ及び回転位置を検出するセンサ等を備えるドラムユニット4が設けられる。
また、筐体1bの下部には、メダルの貯留・払出しを行うメダル払出装置7が設けられる。メダル払出装置7には、メダルを貯留するホッパー7aが設けられ、メダル投入口2より投入されたメダルは、メダルセレクタ2bにより検出されるとともに、ホッパー7aに誘導されるようになっている。
メイン制御部10aは、メインCPU、メインROM、メインRAMなどが一体化された制御用チップの搭載された主基板11、これを収容する基板ケース12等から構成され、上記の各操作手段からの信号やメダルセレクタ2bからの信号に基づき、ドラムユニット4、メダル払出装置7などの各装置を制御することで、以下のようなスロットマシン遊技を進行させる。
具体的には、遊技者によりメダル投入口2からメダルが投入されると、メダルがメダルセレクタ2bにより検出され、検出信号がメイン制御部10aに入力される。また、ベットボタン2aが操作された場合は、その操作信号がメイン制御部10aに入力される。メイン制御部10aは、これらの信号の入力の有無からゲーム可能なメダル数を監視するとともに、スタートレバー3の操作を監視する。
ゲーム可能なメダル数となったときに、スタートレバー3が操作されると、メイン制御部10aは、ドラムユニット4を駆動して、各リール41a,41b,41cを回転させる制御を行う。
さらに、メイン制御部10aは、スタートレバー3が操作されたときに、ボーナス役、小役、再遊技役、ハズレの複数の抽選対象の中から今回ゲームの当選対象を抽選する内部抽選を行い、各停止ボタン5a,5b,5cが押下操作されたタイミングに基づき、抽選結果に応じた図柄の組合せで停止するよう、回転している各リール41a,41b,41cの停止制御を行う。
また、メイン制御部10aは、各リール41a,41b,41cに停止表示される図柄の組合せを判定し、所定の図柄の組合せのときには、メダル払出装置7に対して所定数のメダルを払い出す制御を行い、メダルをメダル払出口7bから払い出す。
このようなスロットマシン遊技の進行を制御する主基板11には、CPU(中央演算処理装置)、ROM及びRAMなどの記憶手段、I/OインターフェイスなどのIC部品、抵抗、コンデンサ、トランジスタなどの様々な電子部品などが実装されている。
また、主基板11には、図4に示すように、スロットマシン1内の種々の装置と接続するための基板側コネクタ20が実装されている。
この基板側コネクタ20に対しては、上方からケーブル側コネクタ30が接続される。このため、主基板11を収容する基板ケース12には、基板側コネクタ20の実装位置に対応した部分に開口したコネクタ孔13が形成されており、基板ケース12が閉じた状態では、基板側コネクタ20の少なくとも本体部21の上部及びレバー22がコネクタ孔13から露出して、ケーブル側コネクタ30の嵌合を可能としている。
ところで、主基板11では、基板側コネクタ20からケーブル側コネクタ30を取り外し、ここに不正基板等の不正部品を取り付けたり、正規な主基板11を不正改造基板に交換したりして、スロットマシン1における遊技特性(例えば、出玉率)を変更し、メダルを不正に払い出させるという行為が行われてきた。
そこで、本実施形態の遊技機1は、基板側コネクタ20とケーブル側コネクタ30が接続された状態でコネクタカバーBを装着することで、ケーブル側コネクタ30を脱抜不能とし、不正部品の取り付けを不可能としている。
以下、本実施形態のコネクタAとコネクタカバーBの構成について、図4〜図12を参照しつつ説明する。
[コネクタ]
コネクタAは、図4〜図6に示すように、ケーブル側コネクタ30と、基板側コネクタ20とを有している。
ケーブル側コネクタ30は、スロットマシン1に設けられた諸装置との間で所定の信号を送受信するためのワイヤハーネス40が接続された横長直方体状の接続部材である。
ワイヤハーネス40は、複数本の電線を同一面上で平行に配置し、フラットケーブルとして形成したものである。このワイヤハーネス40は、ケーブル側コネクタ30の一の側面であるケーブル接続面31の中程から直交方向外方へ延伸接続されている。
また、ケーブル側コネクタ30において、ケーブル接続面31とは反対側の側面である係合凹部形成面32には、一又は二以上の凹部321が形成されている。
基板側コネクタ20は、上面に開口23が形成された横長中空で直方体状の本体部21と、この本体部21の長手方向両側面に取り付けられたレバー22とを有している。
本体部21の開口23には、ケーブル側コネクタ30が上下方向にかつ挿抜可能に嵌合するようになっている。
レバー22は、本体部21の端部を中心として回動可能に接続されたアーム部222と、このアーム部222の先端部に形成されるとともに、開口23に嵌合されたケーブル側コネクタ30をその上面から押さえ込んで脱抜不能にロック(固定)するヘッド部221とを有している。すなわち、レバー22は、ケーブル側コネクタ30を固定しているときの姿勢と、この固定を解除したときの姿勢との間を、回動可能に基板側コネクタ20の本体部21に軸支されている。
ヘッド部221の開口23側の側面には、鉤状かつ下向きに突出した係合部223が形成されている。この係合部223は、図7に示すように、ケーブル側コネクタ30が本体部21の開口23に嵌合した状態で、そのケーブル側コネクタ30の上面の両端に形成された凹状の被係合部33に係合して、このケーブル側コネクタ30を上面から押さえ込んでロックする。
こうしてケーブル側コネクタ30が嵌合された基板側コネクタ20に対しては、不正行為を防止するためにコネクタカバーBが装着される。
以下、このコネクタカバーBの構成について、図7〜図12を参照して説明する。
[コネクタカバー]
これらの図に示すように、コネクタカバーBは、基板側コネクタ20に嵌合されたケーブル側コネクタ30のほぼ全体を覆うように装着される第一部材としてのカバー本体60と、このカバー本体60の内側に位置し、このカバー本体60に係止するとともにコネクタAのケーブル側コネクタ30に係合して、カバー本体60を脱離不能とする第二部材としての脱離防止部材50との二体で構成されている。
脱離防止部材50は、基板側コネクタ20に嵌合されたケーブル側コネクタ30に装着されて、このケーブル側コネクタ30の上面及び係合凹部形成面32と、レバー22の上面、背面224及び一方の側面225とを覆う合成樹脂製の射出形成品である。
この脱離防止部材50は、当該脱離防止部材50がケーブル側コネクタ30に装着されたときに、このケーブル側コネクタ30の上面を覆う矩形長板状の上板部51と、上板部51における長辺二辺のうちの一方の長辺から直交下方に延設された側板部52と、上板部51の短辺二辺のそれぞれに直交上下方向に延設された横板部53と、上板部51の上面から上方に向かって立設された立設部54とを備えている。
側板部52の内側面には、ケーブル側コネクタ30の係合凹部形成面32に形成された凹部321に係合する凸部521が、その凹部321に対応する位置に形成されている。そして、それら凸部521と凹部321が対向するようにケーブル側コネクタ30に対して脱離防止部材50を配置し、その凸部521が凹部321に係合する方向に脱離防止部材50を移動させて、凸部521を凹部321に係合することで、脱離防止部材50がケーブル側コネクタ30に装着される(図10(i)、(iv)参照)。
このように、ケーブル側コネクタ30の垂直面である係合凹部形成面32に形成された凹部321に対して脱離防止部材50の凸部521が水平方向から係合するため、当該脱離防止部材50をその係合方向に対して直交上方向へ取り外そうとしても、凸部521の上面が凹部321の内面上部に当接することから、脱離防止部材50の上方向への取り外しを不能としている。
なお、ケーブル側コネクタ30の係合凹部形成面32に凹部321が複数形成されている場合、それら複数の凹部321のすべてに対して凸部521を係合するようにしてもよく、あるいは、複数の凹部321のうちの一部の凹部321に対して凸部521を係合するようにしてもよい。ただし、コネクタAからコネクタカバーBを取り外し困難とするためには、複数の凹部321に対して凸部521を係合させるようにしておくことが望ましい。
また、一の凹部321に対しては、一つの凸部521を係合させるようにしてもよく、あるいは、二つ以上の凸部521を係合させるようにしてもよい。
側板部52のうち凸部521が形成された部分及びその周囲は、図8、図9(iii)、(v)、(vii)等に示すように、厚さの薄い薄肉部522として形成されている。このように、凸部521の周囲を薄肉部522として形成することにより、コネクタカバーBがコネクタAから不正に取り外されたことを、白化した痕跡として残すことができる。すなわち、コネクタAに装着されたコネクタカバーBを無理やり取り外そうとして上方へ強く引き上げると、ケーブル側コネクタ30の凹部321に係合している脱離防止部材50の凸部521と、この凸部521を支持する薄肉部522に力が加わり、この薄肉部522が屈曲し、あるいは破損して、凸部521が凹部321への係合方向とは反対の方向に変位又は変形し、薄肉部522が屈曲等に伴って白化する。また、先端が鉤針状に形成された針金などの不正工具を脱離防止部材50の側板部52の内側面とケーブル側コネクタ30の係合凹部形成面32との間に挿入し、凸部521を凹部321から外れる方向へ押し広げようとすると、その力が薄肉部522に加わり、この薄肉部522が変形して白化する。特に、薄肉部522は、側板部52における薄肉部522以外の部分よりも厚さが薄くなっていることから、力が加わりやすく、かつ変形しやすくなっており、この変形により白化しやすくなっている。
こうして、薄肉部522に白化した痕跡を残すことにより、コネクタカバーBが不正に取り外され、再度コネクタAに装着された場合に、その不正を容易に発見できる。
なお、白化する材料として、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)を用いることができる。ABSは、常温では透明の固体として存在するが、白化した部分は不透明になる。よって、その白色痕は、薄肉部522以外の部分よりも目立つので、不正行為の事実を容易に発見できる。
上板部51における長辺二辺のうち側板部52が延設されていない方の長辺の中程には、直交下方に突出した仮係止部511が形成されており、側板部52の凸部521がケーブル側コネクタ30の凹部321に係合したときに、その仮係止部511がケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31の上辺に係止するようになっている(図10(iii)参照)。ここで、側板部52に形成された凸部521は、単に凸状に形成された部分であり、ケーブル側コネクタ30の凹部321は、単に凹状に形成された部分であるため、これら凸部521が凹部321に挿入された状態で、この挿入方向とは反対の方向へ脱離防止部材50が動いてしまうと凸部521が凹部321から容易に外れ、脱離防止部材50がケーブル側コネクタ30から簡単に脱離してしまう。そこで、ケーブル側コネクタ30のうち凹部321が形成された係合凹部形成面32とは反対側の面であるケーブル接続面31に係止する仮係止部511を脱離防止部材50に形成することとした。これにより、凹部321から凸部521が外れる方向に脱離防止部材50が移動しようとしても、仮係止部511がケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31に対してその移動方向に係止しているため、凸部521が凹部321に挿入された状態で移動不能となり、脱離防止部材50がケーブル側コネクタ30から容易に脱離しないようになっている。
このように、仮係止部511は、ケーブル側コネクタ30に対する脱離防止部材50の装着状態を維持させる機能を有しているが、特に、脱離防止部材50を装着後、カバー本体60を装着するまでの間、凸部521が凹部321から脱離しないように脱離防止部材50を静止させておく仮止めとしての機能を有するものである。
例えば、その装着を行う作業者が脱離防止部材50をケーブル側コネクタ30に装着した後、次にカバー本体60を装着するまでの間、その脱離防止部材50から手を離したとしても、その脱離防止部材50の装着状態が仮係止部511によって維持される。よって、作業者は、脱離防止部材50を手で抑えておく必要がなくなり、この脱離防止部材50が脱離しないかどうか気にする必要もなくなることから、次の作業にスムーズに移行することができ、コネクタカバーBをコネクタAに装着する際の作業性を向上させることができる。
また、仮係止部511は、上板部51の長辺から下方への突出長さが短く(例えば、1mm弱程度)、ケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31の上辺に対して少し引っかかる程度となっているが、仮係止部511は、上述したように、仮止めを目的として形成されたものであるため、その長さでも十分にその機能を発揮する。
さらに、メンテナンス等により脱離防止部材50を取り外すときには、凹部321に係合している凸部521を中心として仮係止部511を上方へ持ち上げる方向に脱離防止部材50を回動させることで、ケーブル接続面31への仮係止部511の係止を容易に外すことができ、脱離防止部材50をケーブル側コネクタ30から脱離させることができる。
また、仮係止部511は、図8等においては、上板部51の長辺の中央に一つのみ形成されているが、一つに限るものではなく、複数形成することもできる。
側板部52に形成された凸部521は、上述したように、ケーブル側コネクタ30の係合凹部形成面32に形成された凹部321には係合するものの、そのケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31に形成された凹部311には係合しないようになっている。その理由は、ケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31に、このケーブル接続面31から直交外方に突出した突出部312が形成されており、このケーブル接続面31に形成されている凹部311がその突出部312の突出方向端部よりも窪んだ箇所に位置しているためである(図6参照)。
突出部312は、突出方向の長さが、脱離防止部材50における凸部521の凸方向の長さと同じか、あるいは、それよりも長くなっている。このため、その凸部521をケーブル接続面31の凹部311に係合させようとした場合には、その凸部521が凹部311に係合する前に、突出部312の突出方向端部が脱離防止部材50の側板部52の内側面に当接し、この突出部312の長さ分だけケーブル側コネクタ30と脱離防止部材50が離間して、これ以上接近できなくなる。このため、脱離防止部材50の凸部521がケーブル側コネクタ30の凹部311に到達せず、これらを係合させることができなくなるため、ケーブル接続面31に対して脱離防止部材50を装着不能としている。また、ケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31と脱離防止部材50の側板部52との間が離間する分、この脱離防止部材50の仮係止部511が、ケーブル側コネクタ30の係合凹部形成面32に到達することができずに、このケーブル側コネクタ30の上面に当接するのみとなるため、この仮係止部511により脱離防止部材50をケーブル側コネクタ30に係止することもできない。
このように、ケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31に突出部312が形成されていることにより、脱離防止部材50の凸部521がケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31の凹部311に係合不能となり、かつ、脱離防止部材50の仮係止部511がケーブル側コネクタ30の係合凹部形成面32に係止不能となることから、このケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31に対して脱離防止部材50を装着不能となっている。
そして、このように、ケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31に対して脱離防止部材50が装着不能となっていることから、脱離防止部材50やカバー本体60の底辺が接触することによるワイヤハーネス40の損傷を回避できる。すなわち、ケーブル接続面31の中程にはワイヤハーネス40が延伸接続されているが、このケーブル接続面31に脱離防止部材50が装着されると、脱離防止部材50の側板部52の底辺がワイヤハーネス40に接触して損傷を負わせる可能性がある。また、その脱離防止部材50の上方からカバー本体60を装着した場合にも、このカバー本体60の背面部62の底辺がワイヤハーネス40に接触して損傷を負わせる可能性がある。そこで、上述のように、ケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31に対して脱離防止部材50を装着不能とした。これにより、脱離防止部材50の側板部52の底辺やカバー本体60の背面部62の底辺がワイヤハーネス40に接触しないため、ワイヤハーネス40の損傷を回避できる。
しかも、脱離防止部材50が、ケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31ではなく、ワイヤハーネス40が延伸接続されていない係合凹部形成面32に装着されるので、この装着の際、ワイヤハーネス40が邪魔にならないことから、組立性を向上できる。
上板部51の長手方向両端部は、レバー22が収納可能なように、レバー22のヘッド部221の上面の形状(斜面形状)に合わせて上方へ傾斜した形状に形成されており、脱離防止部材50の凸部521がケーブル側コネクタ30の凹部321に係合するときに、その上板部51の長手方向両端部の下部をレバー収納部512として、レバー22が収納されるようになっている。
横板部53は、脱離防止部材50がコネクタAに装着されたときに基板側コネクタ20のレバー22の背面224に対向しかつこの背面224に近接した位置となるように形成されている。これにより、レバー22がケーブル側コネクタ30をロックする方向とは反対の方向(ケーブル側コネクタ30へのロックを解除する方向)へ回動するのを阻止している。
また、横板部53におけるレバー22の背面224に対向する面には、その背面224の形状に沿った形状の突設部531が形成されている。ここで、レバー22の背面224は、アーム部222からヘッド部221に亘って凹状に湾曲した形状に形成されており、アーム部222の背面224よりもヘッド部221の背面224の方が外方へ張り出した形状となっている。このレバー22が脱離防止部材50のレバー収納部512に収納されたとき、横板部53の突設部531は、レバー22の背面224の湾曲内部に位置するので、脱離防止部材50を含むコネクタカバーBをコネクタAから上方向に引き上げるようにして取り外そうとすると、脱離防止部材50の突設部531の上面が、レバー22におけるヘッド部221の背面224に当接して、コネクタカバーBの取り外しを不能としている。
このように、脱離防止部材50を含むコネクタカバーBをコネクタAから取り外そうとした場合には、脱離防止部材50における凸部521と突設部531の二つの部位において、コネクタAに係合するので、その取り外しが不能となっている。
また、突設部531は、脱離防止部材50がコネクタAに装着された状態において、基板側コネクタ20のレバー22の背面224に接触又は近接しているため、そのレバー22がケーブル側コネクタ30へのロックを解除する方向に回動するのを阻止する回動防止部としての機能も有している。
さらに、脱離防止部材50においては、上板部51の長手方向両端部のそれぞれに横板部53が形成されているが、これら二つの横板部53において突設部531が形成されていないものとしたときの各内側面同士の間隔は、基板側コネクタ20に設けられた二つのレバー22の各ヘッド部221の外側端部同士の間隔とほぼ同じとなっている。また、二つの横板部53のそれぞれに形成された突設部531の各内側面同士の間隔は、二つのレバー22の各ヘッド部221の外側端部同士の間隔よりも短くなっている。このため、カバー本体60と脱離防止部材50が係止した状態で無理やり一緒に取り外され、その係止している状態のコネクタカバーBを再度コネクタAに装着しようとすると、レバー22のヘッド部221の外側端部が脱離防止部材50における突設部531の下面に当接するため、その装着を不能としている。
カバー本体60は、接続状態にある基板側コネクタ20及びケーブル側コネクタ30とケーブル側コネクタ30に装着された脱離防止部材50のほぼ全体を覆うカバー部材として形成されている。具体的には、それら基板側コネクタ20、ケーブル側コネクタ30、脱離防止部材50の上面、側面及び背面のほとんどと、正面の上部を覆う形状となっている(図11、図12参照)。
また、カバー本体60は、コネクタA及び脱離防止部材50に装着された状態において、それらコネクタA及び脱離防止部材50との隙間から針金などの不正工具が挿入されないように、内部形状がコネクタA及び脱離防止部材50の外形に近似した形状としてある。
このカバー本体60は、底部に開口を有した横長で中空の直方体状に形成されており、その横長方向に直交する水平短手方向の一方の側面を正面としたときのこの正面に位置する正面部61と、その水平短手方向の他方の側面を背面としたときのこの背面に位置する背面部62と、横長方向の両側面に位置する側面部63と、直方体状の中段にて上面が水平の方向に形成された中段部64と、この中段部64の上面から立設形成された中空の上段部65とを有した形状で形成されている。
上段部65は、カバー本体60が脱離防止部材50に装着されたときに脱離防止部材50の立設部54のうち後述する係止部55以外の部分が収納される中空直方体状の収納部である。
ここで、脱離防止部材50の立設部54には、上板部51の上面の中程から立設した中立設部541と、上板部51の上面右部分から立設した右立設部542と、上板部51の上面左部分から立設した左立設部543とを有し、カバー本体60の上段部65は、それらに対応して、中立設部541を収納する中上段部651と、右立設部542を収納する右上段部652と、左立設部543を収納する左上段部653とを有して形成されている。
左上段部653と中上段部651との間と、中上段部651と右上段部652との間は、それぞれ離間しており、中段部64における左上段部653が立設形成された箇所と中上段部651が立設形成された箇所との間と、中上段部651が立設形成された箇所と右上段部652が立設形成された箇所との間には、中段部64の長手方向と同じ方向を長手方向とする矩形の開口641が形成されている。
そして、脱離防止部材50に対してカバー本体60を装着するときに、脱離防止部材50の左立設部543がカバー本体60の左上段部653に進入し、中立設部541が中上段部651に進入し、右立設部542が右上段部652に進入し、これらに伴って、次に説明する脱離防止部材50の係止部55がカバー本体60の開口641に挿通される。
その開口641に挿通される係止部55は、脱離防止部材50の立設部54における複数箇所(本実施形態においては、左立設部543と中立設部541との間と、中立設部541と右立設部542との間の二箇所)に形成された矩形かつ楔状の形成部分である。
係止部55は、カバー本体60の開口641に挿通する方向の先端の厚みが薄く末端の厚みが厚くなっており、この係止部55の本体551である矩形楔状の前面及び背面のそれぞれには、その挿通方向の先端から末端に向かって傾斜した傾斜面553が形成されている。また、この係止部本体551の底面は、当該係止部本体551の全体が開口641に挿通し終えた後に、その開口641の縁部642を被係止部として係止する係止面552として機能する。
ここで、係止部55は、先端の厚み方向の厚さがカバー本体60の開口641の幅よりも薄くなっており、末端の厚み方向の厚さが開口641の幅よりも厚くなっている。このため、脱離防止部材50にカバー本体60を装着し、開口641に係止部55を挿通しようとすると、この係止部55の先端が開口641から上方に露出した後、この係止部55の傾斜面553における中程の部分が開口641の周面に当接する。この状態からさらにカバー本体60を脱離防止部材50に向かって押し込むと、係止部55の厚みが厚くなるにしたがって開口641が押し広げられながら係止部55が上方へ向かって挿通され、係止部本体551の底面である係止面552が開口641の縁部642に達すると、開口641を押し広げていた力が解除されて開口641が元の形状に復帰し、係止面552が開口641の縁部642に係止する(図12参照)。
こうして係止部55が開口641に対して強制圧入されて、係止部55の係止面552が開口641の縁部642に係止すると、この開口縁部642が係止部55の係止面552により抑止されたカシメ状態となるため、カバー本体60が脱離防止部材50から脱抜不能となる。特に、その係止面552である係止部本体551の底面の厚み方向の長さが開口641の幅よりも長くなっており、矩形の開口641における対向する長辺二辺のそれぞれの縁部642に係止面552が係止することから、カバー本体60を上方向へ脱抜しようとしても、その開口縁部642が必ず係止部55の係止面552に当接するため、その脱抜が不能となっている。
また、このように係止部55が開口縁部642に係止することでカバー本体60が脱離防止部材50から脱抜不能となることから、カバー本体60を上方向へ引き上げようとすると、脱離防止部材50も一緒に上方向へ移動することになる。ただし、脱離防止部材50は、凸部521においてケーブル側コネクタ30の凹部321に係合しているため、脱離防止部材50も上方向へは移動できない。よって、これらカバー本体60と脱離防止部材50で構成されたコネクタカバーBは、コネクタAからの上方向への取り外しが不能となっている。
さらに、カバー本体60は、コネクタAの正面と背面と両側面と上面の五面を覆う形状に形成されており、内部形状がコネクタA及び脱離防止部材50の外形に近似の形状に形成されているため、このカバー本体60を正面方向、背面方向、側面方向のいずれの方向に動かそうとしても、必ず反対側の形成部位がコネクタA又は脱離防止部材50に当接するため、それらの方向への移動も不能となっている。
よって、カバー本体60は、脱離防止部材50とともに、一度コネクタAに装着されると、いずれの方向にも取り外し不能となっている。
しかも、脱離防止部材50が、基板側コネクタ20ではなくケーブル側コネクタ30に係合するため、コネクタカバーBがコネクタAから無理やり取り外された場合、ケーブル側コネクタ30が基板側コネクタ20から脱離したり、あるいはケーブル側コネクタ30が破損したりすることがあったとしても、脱離防止部材50が直接係合していない基板側コネクタ20に影響を及ぼすことがない。よって、コネクタカバーBの強制的な取り外しに伴って、基板側コネクタ20が破損したり、この基板側コネクタ20が実装されたプリント基板が破損するといった事態を回避できる。
脱離防止部材50の左立設部543、中立設部541、右立設部542が、それぞれカバー本体60の左上段部653、中上段部651、右上段部652に収納され、脱離防止部材50の係止部55の係止面552がカバー本体60の開口641の縁部642に係止すると、係止部55が、カバー本体60の左上段部653と中上段部651との間と、中上段部651と右上段部652との間にそれぞれ露出した状態となる。
ここで、係止部55の前面及び背面のそれぞれの両側部(すなわち、左立設部543と一の係止部55との間、一の係止部55と中立設部541との間、中立設部541と他の係止部55との間、他の係止部55と右立設部542との間のそれぞれ)には、縦方向に凹状の溝部554が形成されており、この溝部554の上端は、係止部55の挿通方向先端に達し、下端は、係止部55の底面(係止面552)に達している。
また、係止部55の底面(係止面552)と上板部51との間は、係止部55の厚み方向に穿設された貫通孔555が形成されている。この貫通孔555は、一の係止部55における右側の溝部554の下端から、左側の溝部554の下端に亘る長さで形成されている。つまり、係止部55の底面(係止面552)は、上板部51に接続されていない状態となっている。
そして、メンテナンス等のためにコネクタカバーBをコネクタAから取り外す必要が生じたときには、係止部55の両側の溝部554を、カッターナイフやニッパーなどの剪断工具を用いてそれぞれ切断して、係止部55を脱離防止部材50から分断することにより、係止部55の係止面552による開口縁部642への係止が解除され、カバー本体60を脱離防止部材50から取り外すことができ、これにより、コネクタカバーBとコネクタAとを分離することができる。
なお、コネクタカバーBとコネクタAとを分離する方法は、上記の方法、すなわち、係止部55の両側の溝部554を切断し、この係止部55を脱離防止部材50から分断することにより、コネクタカバーBとコネクタAとを分離する方法に限るものではなく、例えば、コネクタカバーBにおける係止部55以外の所定の箇所に、剪断工具を用いて切断可能な切断容易部を設け、この切断容易部を切断することにより、コネクタカバーBとコネクタAとを分離可能とするようにしても良い。具体的には、カバー本体60の正面部61の周縁に沿って薄肉部を設け、この薄肉部を切断容易部として切断して、正面部61をカバー本体60から切除することにより、コネクタカバーBとコネクタAとを分離することができる。
なお、係止部55と上板部51との間を溝状に形成するのではなく、貫通孔555を穿設するようにしたのは、係止部55を分断する場合において係止部55と上板部51の間にニッパーなどの剪断工具を挿入するのが困難なためである。一方、係止部55の両側に位置する溝部554は、上端が立設部54の上端に達しており、脱離防止部材50にカバー本体60が装着されたときに、カバー本体60の左上段部653と中上段部651との間と、中上段部651と右上段部652との間に、係止部55とともに露出するため、剪断工具を用いて切断可能となっている。そして、係止部55は、立設部54の左立設部543、中立設部541、右立設部542に対して、当該係止部55の両側に位置する左右二つの溝部554を介してのみ接続されており、底面は、上板部51に接続されていないため、それら二つの溝部554を切断することにより、係止部55を立設部54から分断することができる。
また、開口縁部642に対する係止面552の係止状態を解除する方法として、ここでは溝部554の切断による係止部55の分断を挙げたが、この方法に限るものではなく、例えば、係止部本体551の破壊や開口縁部642の破壊などによっても、その係止状態を解除できる。
さらに、カバー本体60の上段部65における、左上段部653と中上段部651との間と、中上段部651と右上段部652との間には、それぞれ上面を橋渡しする連設部654が形成されており、係止部55の溝部554を切断する際には、先にこの連設部654が切断される。
なお、連設部654は、設けないようにしても良い。
カバー本体60の正面部61の内側面611には、この内側面611から直交方向に突出した縦長の第一当接部612と、同じく縦長の第二当接部613がそれぞれ形成されている。
第一当接部612は、カバー本体60がコネクタAに装着されたときに、レバー22の側面225に接触する位置に形成されており、脱離防止部材50のレバー収納部512に形成された突設部523とともにレバー22を両側面225から挟み込むことにより、コネクタカバーBがその側面225方向に移動するのを防止している。
また、第一当接部612は、脱離防止部材50に対するカバー本体60の装着方向を特定する。
例えば、脱離防止部材50の凸部521がケーブル側コネクタ30の凹部321に係合して脱離防止部材50がケーブル側コネクタ30に装着された場合において、カバー本体60の正面部61が脱離防止部材50の側板部52を覆う方向でカバー本体60を脱離防止部材50に装着しようとしたときに、脱離防止部材50の係止部55がカバー本体60の開口縁部642に係止する前に、第一当接部612が脱離防止部材50の上板部51に当接して、開口縁部642に対する係止部55の係止を不能とし、脱離防止部材50へのカバー本体60の装着を不能としている。これにより、カバー本体60の背面部62の底辺がケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31に接続されたワイヤハーネス40に接触して、このワイヤハーネス40を損傷させるといった事態を回避できる。
一方、脱離防止部材50の凸部521がケーブル側コネクタ30の凹部321に係合して脱離防止部材50がケーブル側コネクタ30に装着された場合において、カバー本体60の背面部62が脱離防止部材50の側板部52を覆う方向でカバー本体60を脱離防止部材50に装着されたときに、第一当接部612が脱離防止部材50の上板部51に当接することなく、この上板部51に形成された第一切り欠き513を通過してレバー22の側面225に達し、脱離防止部材50の係止部55がカバー本体60の開口縁部642に係止して、カバー本体60が脱離防止部材50に装着される。そして、カバー本体60の正面部61の底辺には切り欠き614が形成されていることから、当該正面部61の底辺がケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31に接続されたワイヤハーネス40に接触しない。よって、ワイヤハーネス40の損傷を防止できる。
また、このようにカバー本体60の正面部61の底辺がワイヤハーネス40に接触しないことから、カバー本体60を装着する際の作業性が高くなっている。
さらに、カバー本体60の背面部62は、正面部61のような切り欠き614が形成されていないため、コネクタAが実装されたプリント基板が基板ケース12に収納されている場合において、そのコネクタAが基板ケース12のコネクタ孔13から露出しているときに、背面部62は、その露出しているコネクタAの背面だけでなく、コネクタ孔13より下方の基板ケース12の内部に位置するコネクタAの背面に亘って広く覆い隠すことができるので、この部分からの不正工具の侵入を阻止できる。
第二当接部613は、カバー本体60がコネクタAに装着されたときに、ケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31に対向する位置に形成されており、脱離防止部材50の側板部52の内側面とともにケーブル側コネクタ30を挟み込むことにより、コネクタカバーBをそのケーブル接続面31の方向に移動するのを防止している。
なお、カバー本体60がコネクタA及び脱離防止部材50に装着されたとき、第二当接部613は、脱離防止部材50の上板部51に当接することなく、この上板部51に形成された第二切り欠き514を通過してケーブル側コネクタ30のケーブル接続面31に達するようになっている。
以上説明したように、本実施形態のコネクタカバー及び遊技機によれば、コネクタカバーが基板側コネクタではなくケーブル側コネクタに係合しているので、このコネクタカバーが無理やり取り外された場合でも、基板側コネクタや主基板の破損を防止できる。
以上、本発明のコネクタカバー及び遊技機の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係るコネクタカバー及び遊技機は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、係止部の数を二つとしたが、二つに限るものではなく、一つ又は複数であってもよい。
また、上述した実施形態では、例えば、コネクタカバーを装着するコネクタを主基板に実装されたコネクタとしたが、これに限るものではなく、サブ基板に実装されたコネクタにコネクタカバーを装着することもできる。
さらに、上述した実施形態では、コネクタカバーを、変形を伴う加圧により白化する材料で形成することとしたが、これに限るものではなく、例えば、一定以上の力が加わると変色する塗料を脱離防止部材の薄肉部の表面に塗布することもできる。これにより、コネクタカバーをコネクタから無理やり取り外して薄肉部が変形すると、当該薄肉部が変色ため、不正行為の痕跡を残すことができる。
本発明は、遊技機に使用されるコネクタカバーに広く利用することができる。
1 スロットマシン(遊技機)
11 主基板
A コネクタ
20 基板側コネクタ
22 レバー
30 ケーブル側コネクタ
31 ケーブル接続面
32 係合凹部形成面
321 凹部
40 ワイヤハーネス(ケーブル)
B コネクタカバー
50 脱離防止部材(第二部材)
51 上板部
511 仮係止部
52 側板部
521 凸部
522 薄肉部
55 係止部
551 係止部本体
552 係止面
553 傾斜面
554 溝部
60 カバー本体(第一部材)
61 正面部
614 切り欠き
62 背面部
641 開口
642 縁部(被係止部)

Claims (7)

  1. 遊技機に備えられたプリント基板に実装されるコネクタをカバーするためのコネクタカバーであって、
    前記コネクタは、前記プリント基板に固定される基板側コネクタと、この基板側コネクタに嵌合されるケーブル側コネクタとを有し、
    前記コネクタカバーは、前記コネクタの全体又は一部を覆うように装着される第一部材と、この第一部材の内側に位置して当該第一部材に係止するとともに前記ケーブル側コネクタに係合する第二部材の二体で構成され、
    前記第二部材は、
    前記第一部材に対して係止する係止部と、
    前記ケーブル側コネクタの側面に形成された凹部に対して係合する凸部とを有し、
    前記第一部材は、
    前記第二部材の前記係止部が係止する被係止部を有し、
    前記第二部材の前記凸部が前記コネクタの前記凹部に係合することにより、この係合方向に対して直交上方向への前記コネクタカバーの取り外しを不能とし、
    前記第二部材の前記係止部が前記第一部材の前記被係止部に係止して、前記第二部材からの前記第一部材の取り外しを不能とし、
    前記第一部材又は前記第二部材の少なくともいずれか一方の所定の箇所を切断又は破壊することにより、前記第二部材と前記第一部材を分離可能とする
    ことを特徴とするコネクタカバー。
  2. 前記第二部材は、前記第二部材の前記凸部が前記ケーブル側コネクタの前記凹部に係合した後に、前記ケーブル側コネクタにおける前記凹部が形成された面とは反対側の面に係止することで、前記係合した状態を維持するための仮係止部を有した
    ことを特徴とする請求項1記載のコネクタカバー。
  3. 前記ケーブル側コネクタは、前記遊技機に備えられた所定の装置との間で所定の信号を送受信するためのケーブルが、前記凹部が形成された面とは反対側の面に接続されており、
    前記ケーブルが接続された面であるケーブル接続面には、当該ケーブル接続面から直交外方へ突出した突出部が形成されており、
    前記ケーブル側コネクタの前記ケーブル接続面に前記第二部材の前記凸部を対向させて当該第二部材を前記ケーブル側コネクタに装着しようとしたときに、前記突出部の端部が前記第二部材に当接して、前記第二部材の前記凸部が前記ケーブル側コネクタの前記ケーブル接続面に到達せず、前記ケーブル側コネクタに対する前記第二部材の装着を不能とする
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタカバー。
  4. 前記第一部材は、底部が開口した横長中空の直方体状に形成されており、前記横長方向に直交する水平短手方向の一方の側面を正面とし、他方の側面を背面としたときに、前記正面の底辺部分に切り欠きが形成されており、
    前記第二部材は、前記ケーブル側コネクタに装着されたときに当該ケーブル側コネクタの上面を覆う上板部と、この上板部の長辺二辺の一方から直交下方に延設された側板部とを有し、
    この側板部の内側面に形成された前記凸部が前記ケーブル側コネクタの前記凹部に係合して前記第二部材が前記ケーブル側コネクタに装着された場合において、前記第一部材の前記正面に位置する正面部が前記第二部材の前記側板部を覆う方向で前記第一部材を前記第二部材に装着しようとしたときに、前記第二部材の前記係止部が前記第一部材の前記被係止部に係止する前に、前記第二部材の一部に当接して、前記被係止部に対する前記係止部の係止を不能とする当接部が前記第一部材に形成されており、
    前記凸部が前記ケーブル側コネクタの前記凹部に係合して前記第二部材が前記ケーブル側コネクタに装着された場合において、前記第一部材の前記背面に位置する背面部が前記第二部材の前記側板部を覆う方向で前記第一部材を前記第二部材に装着されたときに、前記当接部が前記第二部材に当接せず、前記第二部材の前記係止部が前記第一部材の前記被係止部に係止して、前記第一部材が前記第二部材に装着され、前記第一部材の前記正面部の底辺に前記切り欠きが形成されていることにより、当該正面部の底辺が前記ケーブル側コネクタの前記ケーブル接続面に接続された前記ケーブルに接触しない
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコネクタカバー。
  5. 前記第一部材の前記被係止部が、当該第一部材に形成された開口の縁部からなり、
    前記第二部材の前記係止部が、
    前記開口に挿通される係止部本体と、
    この係止部本体の挿通方向先端から末端にかけて当該係止部本体の厚みが次第に厚くなる方向に傾斜した傾斜面と、
    前記係止部本体の底面である係止面とを有し、
    前記係止部本体の厚みが、当該係止部本体の挿通方向先端では、前記開口の幅よりも短く、かつ、前記係止部本体の末端では、前記開口の幅よりも長くなっており、
    前記開口に対して前記係止部本体を挿通すると、前記係止部本体の前記傾斜面の中程で前記開口の周面に当接し、さらに前記傾斜面により前記開口が前記幅方向に押し広げられながら前記係止部本体を挿通し、前記係止部本体の前記係止面が前記開口の縁部に達すると、この縁部に前記係止面が係止する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコネクタカバー。
  6. 前記基板側コネクタは、当該基板側コネクタに嵌合された前記ケーブル側コネクタを脱抜不能に固定するレバーを備え、
    このレバーは、前記ケーブル側コネクタを固定しているときの姿勢と、この固定を解除したときの姿勢との間を、回動可能に前記基板側コネクタの本体部に軸支されており、
    前記第二部材は、前記レバーが前記固定を解除する方向に回動するのを防止する回動防止部を有し、
    前記コネクタに前記第二部材が装着されるとともに、これらコネクタ及び第二部材に前記第一部材が装着されることで、前記第二部材の前記凸部が前記ケーブル側コネクタの前記凹部に係合する方向とは反対の方向に前記第二部材が脱離するのを防止し、
    前記第一部材及び前記第二部材が前記コネクタに装着されることで、前記レバーの回動が抑止されて、前記ケーブル側コネクタが前記基板側コネクタから脱離不能となり、
    前記第二部材の前記凸部が前記ケーブル側コネクタの前記凹部に係合することで、前記コネクタカバーが前記コネクタから脱離不能となり、
    前記第二部材の前記係止部又は前記第一部材の前記被係止部の少なくともいずれか一方を、切断又は破壊することにより、前記第二部材と前記第一部材を分離可能とする
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコネクタカバー。
  7. 遊技の進行を制御する制御部品が実装された回路基板を備える遊技機であって、
    回路基板に実装されたコネクタをカバーするコネクタカバーを備え、
    前記コネクタカバーが、前記請求項1〜6のいずれかに記載のコネクタカバーからなる
    ことを特徴とする遊技機。
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