JP2013192394A - 充電制御回路及び電池装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】セル電圧に依存せず、セル電圧のバランスを取り、全セルの電圧を満充電付近までバランス良く充電する。
【解決手段】直列に接続された複数の電池を含む電池回路の両端に充電器により充電するときに、複数の電池に対する充電を制御する充電制御回路において、複数の電池にそれぞれ並列に接続された複数のスイッチング素子と、各電池への充電電流を軽減する充電制御手段とを備え、充電制御手段は、各電池の両端の電圧に基づいて、各電池の電圧を所定の基準電圧を基準とした複数の変換電池電圧に変換し、当該複数の変換電池電圧に所定のオフセット電圧を加算してなるオフセット電池電圧を発生し、複数の変換電池電圧をオフセット電池電圧と比較することにより、各変換電池電圧がオフセット電池電圧よりも高いときに、対応する電池に並列に接続されたスイッチング素子をオンすることにより当該対応する電池への充電電流を軽減する。
【選択図】図2
【解決手段】直列に接続された複数の電池を含む電池回路の両端に充電器により充電するときに、複数の電池に対する充電を制御する充電制御回路において、複数の電池にそれぞれ並列に接続された複数のスイッチング素子と、各電池への充電電流を軽減する充電制御手段とを備え、充電制御手段は、各電池の両端の電圧に基づいて、各電池の電圧を所定の基準電圧を基準とした複数の変換電池電圧に変換し、当該複数の変換電池電圧に所定のオフセット電圧を加算してなるオフセット電池電圧を発生し、複数の変換電池電圧をオフセット電池電圧と比較することにより、各変換電池電圧がオフセット電池電圧よりも高いときに、対応する電池に並列に接続されたスイッチング素子をオンすることにより当該対応する電池への充電電流を軽減する。
【選択図】図2
Description
本発明は、複数の電池セル(以下、セルという。)が直列に接続された電池回路に対する充電を制御する充電制御回路及びそれを備えた電池装置に関する。
多セル用Liイオン2次電池の保護ICでは、複数のセルのセル電圧がアンバランスになりやすく、複数のセル電圧のバランス機能が求められている。一般的には、各セル電圧が一定電圧以上になったら、セルに並列に接続されているトランジスタをオンさせて、バランスを取る方式が既に使用されている。
また、例えば特許文献1では、バッテリの充電不足をより防止できる充放電制御回路及びバッテリ装置を提供するために、充放電制御回路の大量生産時の製造ばらつきにより、ある充放電制御回路の過充電検出電圧がセルバランス(CB)時期検出電圧よりも低くなっても、CB時期の検出が各バッテリの充電の停止よりも先に行われ、つまり、CB制御の後、各バッテリの充電が停止する。これにより、各バッテリの充電不足をより防止できるという作用効果を有している。
図1は従来技術に係る充電制御回路及びその周辺回路の構成を示す回路図である。図1において、当該回路は、互いに直列接続されたセルC1〜C5と、バイパス電流用抵抗R101〜R105と、充電電流軽減用MOSトランジスタM101〜M105と、コンパレータCOMP101〜105を含む保護IC回路100とを備えて構成される。
図1において、充電器200により、例えば110mAで、セルC1、セルC2、セルC3、セルC4、セルC5に充電させる。ここで、コンパレータCOMP1、コンパレータCOMP2、コンパレータCOMP3、コンパレータCOMP4、コンパレータCOMP5の反転電圧は、4.15Vとする。例えば、セルC1の電圧が上昇してきて、4.15Vを超えると、コンパレータCOMP1が反転して、電圧CB1がハイレベルとなる。これにより、MOSトランジスタM11がオンし、4.15V/40Ω=104mAの電流が抵抗R101に流れる。このとき、セルC1に流れる電流は、110mA−104mA=6mAとなる。これにより、セルC1への充電電流を減らすることができる。
セルC2に関しては、図1では、セル電圧が4.2Vのため、コンパレータCOMP2が反転して、電圧CB2がハイレベルとなる。これにより、MOSトランジスタM21がオンし、4.2V/40Ω=105mAの電流が抵抗R102に流れる。このとき、セルC2に流れる電流は、110mA−104mA=5mAとなる。これにより、セルC2への充電電流を減らすることができる。
セルC3、セルC4、セルC5に関しては、図1では、セル電圧が3.8Vのため、コンパレータCOMP3、コンパレータCOMP4、コンパレータCOMP5が反転しておらず、電圧CB3、CB4、CB5がローレベルとなる。これにより、MOSトランジスタM31、M41、M51がオンせずに、セルC3、セルC4、セルC5には、充電電流が110mA流れ、セルC1やセルC2よりも、セルC3、セルC4、セルC5充電電流を供給できる。以上により、コンパレータCOMP1、コンパレータCOMP2、コンパレータCOMP3、コンパレータCOMP4、コンパレータCOMP5の反転電圧(つまりセル電圧のバランス電圧)を越えたセルに関しては、充電電流を減らし、充電によるセル電圧上昇速度を落とすことができる。結果として、コンパレータCOMP1、コンパレータCOMP2、コンパレータCOMP3、コンパレータCOMP4、コンパレータCOMP5の反転電圧(つまりセル電圧のバランス電圧)を越えていないセルとの電圧差を減らしながら充電し、充電完了させることができる。
しかし、従来技術に係るセル電圧のバランス方式では、セル電圧が低い時に、セル電圧のバランスが取られずに、充電されていくという問題があった。すなわち、セル電圧がアンバランスの状態で、充電されていき、電池電圧が一定電圧以上になったら、セルに並列に接続されているトランジスタがオンして、セル電圧のバランスを取ろうとするが、セル電圧が低い時に、アンバランスになっているため、バランスを取りきれず、1つのセル電圧が過充電検出電圧以上となると、充電不可状態となり、電池電圧がアンバランスのまま、充電が完了するという問題があった。
また、特許文献1に開示された充電制御装置は、上記従来技術に係るバランス方式を有し、セル電圧のバランス電圧と過充電検出電圧の関係は、通常は、セル電圧のバランス電圧<過充電検出電圧となっているが、チップ間のばらつきで、セル電圧のバランス電圧と過充電検出電圧の関係が逆転しても、セル電圧のバランスを先にとるように制御する。それにより、セル電圧のバランスを取りやすくなるが、上記の問題点を完全に解決することはできない。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、セル電圧に依存せず、セル電圧のバランスを取り、全セルの電圧を満充電付近までバランス良く充電することができる充電制御回路及びそれを備えた電池装置を提供することにある。
第1の発明に係る充電制御回路は、直列に接続された複数の電池を含む電池回路の両端に充電器により充電するときに、上記複数の電池に対する充電を制御する充電制御回路において、
上記複数の電池にそれぞれ並列に接続された複数のスイッチング素子と、
上記各電池への充電電流を軽減する充電制御手段とを備え、
上記充電制御手段は、
(A)上記各電池の両端の電圧に基づいて、上記各電池の電圧を所定の基準電圧を基準とした複数の変換電池電圧に変換し、当該複数の変換電池電圧に所定のオフセット電圧を加算してなるオフセット電池電圧を発生し、上記複数の変換電池電圧を上記オフセット電池電圧と比較することにより、上記各変換電池電圧が上記オフセット電池電圧よりも高いときに、対応する電池に並列に接続されたスイッチング素子をオンすることにより当該対応する電池への充電電流を軽減する第1の制御手段と、
(B)上記各電池の両端の電圧に基づいて、上記各電池の電圧を所定の基準電圧を基準とした複数の変換電池電圧に変換し、上記各電池の電圧を所定の基準電圧を基準とした各電圧の平均電圧である電池平均電圧を発生し、上記複数の変換電池電圧を上記電池平均電圧と比較することにより、上記各変換電池電圧が上記電池平均電圧よりも高いときに、対応する電池に並列に接続されたスイッチング素子をオンすることにより当該対応する電池への充電電流を軽減する第2の制御手段と、
(C)上記各電池の両端の電圧に基づいて、上記複数の電池のうち互いに隣接する1対の電池の平均電圧に所定のオフセット電圧を加算及び減算してなる1対のオフセット電池電圧を発生し、上記1対のオフセット電池電圧を当該互いに隣接する1対の電池のうちの1つの電池の電圧と比較することにより、上記1対のオフセット電池電圧が当該互いに隣接する1対の電池のうちの1つの電池の電圧よりも高いときに、当該1対の電池のうちの電池電圧が高い電池を判断し、電池電圧が高いと判断した電池に並列に接続されたスイッチング素子をオンすることにより当該対応する電池への充電電流を軽減する第3の制御手段とのうちの1つの制御手段を備えたことを特徴とする。
上記複数の電池にそれぞれ並列に接続された複数のスイッチング素子と、
上記各電池への充電電流を軽減する充電制御手段とを備え、
上記充電制御手段は、
(A)上記各電池の両端の電圧に基づいて、上記各電池の電圧を所定の基準電圧を基準とした複数の変換電池電圧に変換し、当該複数の変換電池電圧に所定のオフセット電圧を加算してなるオフセット電池電圧を発生し、上記複数の変換電池電圧を上記オフセット電池電圧と比較することにより、上記各変換電池電圧が上記オフセット電池電圧よりも高いときに、対応する電池に並列に接続されたスイッチング素子をオンすることにより当該対応する電池への充電電流を軽減する第1の制御手段と、
(B)上記各電池の両端の電圧に基づいて、上記各電池の電圧を所定の基準電圧を基準とした複数の変換電池電圧に変換し、上記各電池の電圧を所定の基準電圧を基準とした各電圧の平均電圧である電池平均電圧を発生し、上記複数の変換電池電圧を上記電池平均電圧と比較することにより、上記各変換電池電圧が上記電池平均電圧よりも高いときに、対応する電池に並列に接続されたスイッチング素子をオンすることにより当該対応する電池への充電電流を軽減する第2の制御手段と、
(C)上記各電池の両端の電圧に基づいて、上記複数の電池のうち互いに隣接する1対の電池の平均電圧に所定のオフセット電圧を加算及び減算してなる1対のオフセット電池電圧を発生し、上記1対のオフセット電池電圧を当該互いに隣接する1対の電池のうちの1つの電池の電圧と比較することにより、上記1対のオフセット電池電圧が当該互いに隣接する1対の電池のうちの1つの電池の電圧よりも高いときに、当該1対の電池のうちの電池電圧が高い電池を判断し、電池電圧が高いと判断した電池に並列に接続されたスイッチング素子をオンすることにより当該対応する電池への充電電流を軽減する第3の制御手段とのうちの1つの制御手段を備えたことを特徴とする。
第2の発明に係る電池装置は、直列に接続された複数の電池を含む電池回路と、上記充電制御回路とを備えたことを特徴とする。
従って、本発明に係る充電制御回路及びそれを備えた電池装置によれば、従来技術に比較してセル電圧のバランスを取りやすく、全セルの電圧が満充電付近まで、充電されやすくなる。また、シンプルな回路で構成でき、低コストで提供できる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
第1の実施形態.
図2は第1の実施形態に係る充電制御回路及びその周辺回路の構成を示す回路図である。図2において、互いに直列接続された二次電池である3個のセルC1,C2,C3の電池回路に充電端子201,202を介して充電器200から充電電流Ichgが供給される。ここで、当該電池回路に充電制御のための保護IC回路1が接続される。保護IC回路1は、電圧減算及び変換回路10と、オフセット電圧加算回路20と、ロジック回路30とを備えて構成される。また、電池回路と保護IC回路1との間には、各セルC1〜C3毎に、保護用抵抗Rvc,Rvssと、バイパス電流用抵抗Rcbと、それに接続された充電電流軽減用MOSトランジスタ(スイッチング素子)M1,M2,M3が接続される。実施形態の一例では、各セルC1〜C3の最大電圧=4.3V及び充電電流Ichg=2mAのとき、例えばRcb=100Ω、Rvss=Rvc=0Ωである。なお、セルC1の電圧をVC1とし、セルC2の電圧をVC2とし、セルC3の電圧をVC3とする。また、各MOSトランジスタM1,M2,M3のゲートに印加されるゲート電圧(セルバランス時期電圧)をそれぞれCB1,CB2,CB3とする。
図2は第1の実施形態に係る充電制御回路及びその周辺回路の構成を示す回路図である。図2において、互いに直列接続された二次電池である3個のセルC1,C2,C3の電池回路に充電端子201,202を介して充電器200から充電電流Ichgが供給される。ここで、当該電池回路に充電制御のための保護IC回路1が接続される。保護IC回路1は、電圧減算及び変換回路10と、オフセット電圧加算回路20と、ロジック回路30とを備えて構成される。また、電池回路と保護IC回路1との間には、各セルC1〜C3毎に、保護用抵抗Rvc,Rvssと、バイパス電流用抵抗Rcbと、それに接続された充電電流軽減用MOSトランジスタ(スイッチング素子)M1,M2,M3が接続される。実施形態の一例では、各セルC1〜C3の最大電圧=4.3V及び充電電流Ichg=2mAのとき、例えばRcb=100Ω、Rvss=Rvc=0Ωである。なお、セルC1の電圧をVC1とし、セルC2の電圧をVC2とし、セルC3の電圧をVC3とする。また、各MOSトランジスタM1,M2,M3のゲートに印加されるゲート電圧(セルバランス時期電圧)をそれぞれCB1,CB2,CB3とする。
電圧減算及び変換回路10は、
(a)4つの抵抗Rとオペアンプ11とを備えて構成され、入力される2つの電圧の差を演算しかつ接地電位VSSを基準とした変換電池電圧に変換して出力する電圧減算及び変換器10aと、
(b)4つの抵抗Rとオペアンプ12とを備えて構成され、入力される2つの電圧の差を演算しかつ接地電位VSSを基準とした変換電池電圧に変換して出力する電圧減算及び変換器10bと、
(c)4つの抵抗Rとオペアンプ13とを備えて構成され、入力される2つの電圧の差を演算しかつ接地電位VSSを基準とした変換電池電圧に変換して出力する電圧減算及び変換器10cとを備えて構成される。
(a)4つの抵抗Rとオペアンプ11とを備えて構成され、入力される2つの電圧の差を演算しかつ接地電位VSSを基準とした変換電池電圧に変換して出力する電圧減算及び変換器10aと、
(b)4つの抵抗Rとオペアンプ12とを備えて構成され、入力される2つの電圧の差を演算しかつ接地電位VSSを基準とした変換電池電圧に変換して出力する電圧減算及び変換器10bと、
(c)4つの抵抗Rとオペアンプ13とを備えて構成され、入力される2つの電圧の差を演算しかつ接地電位VSSを基準とした変換電池電圧に変換して出力する電圧減算及び変換器10cとを備えて構成される。
電圧減算及び変換回路10において、電圧減算及び変換器10aは、電圧VC1−VC2の演算を行い、セルC1の電圧VC1を、接地電位VSS基準の変換電池電圧VC1(VSS基準)(以下、VC1(VSS)と表し、他の電圧についても同様である。すなわち、(VSS)により接地電位VSS基準の電圧を表す。)に変換して出力する。電圧減算及び変換器10bは、電圧VC2−VC3の演算を行い、セルC2の電圧VC2を、接地電位VSS基準の変換電池電圧VC2(VSS)に変換して出力する。電圧減算及び変換器10cは、電圧VC3−VSSの演算を行い、セルC3の電圧VC3を、接地電位VSS基準の変換電池電圧VC3(VSS)に変換して出力する。
オフセット電圧加算回路20は、
(a)4つの抵抗R1と、オフセット電圧Vosの電圧源51と、オペアンプ14とを備えて構成され、入力される2つの電圧を加算しかつオフセット電圧Vosを加算したオフセット電池電圧を生成して出力するオフセット電圧加算器20aと、
(b)4つの抵抗R1と、オフセット電圧Vosの電圧源52と、オペアンプ15とを備えて構成され、入力される2つの電圧を加算しかつオフセット電圧Vosを加算したオフセット電池電圧を生成して出力するオフセット電圧加算器20bと、
(c)4つの抵抗R1と、オフセット電圧Vosの電圧源53と、オペアンプ16とを備えて構成され、入力される2つの電圧を加算しかつオフセット電圧Vosを加算したオフセット電池電圧を生成して出力するオフセット電圧加算器20cとを備えて構成される。
(a)4つの抵抗R1と、オフセット電圧Vosの電圧源51と、オペアンプ14とを備えて構成され、入力される2つの電圧を加算しかつオフセット電圧Vosを加算したオフセット電池電圧を生成して出力するオフセット電圧加算器20aと、
(b)4つの抵抗R1と、オフセット電圧Vosの電圧源52と、オペアンプ15とを備えて構成され、入力される2つの電圧を加算しかつオフセット電圧Vosを加算したオフセット電池電圧を生成して出力するオフセット電圧加算器20bと、
(c)4つの抵抗R1と、オフセット電圧Vosの電圧源53と、オペアンプ16とを備えて構成され、入力される2つの電圧を加算しかつオフセット電圧Vosを加算したオフセット電池電圧を生成して出力するオフセット電圧加算器20cとを備えて構成される。
オフセット電圧加算回路20において、オフセット電圧加算器20aは、電圧VC1(VSS)にオフセット電圧Vos(例えば60mV)を加算したオフセット電池電圧VC1(VSS)+Vosを生成する。オフセット電圧加算器20bは、電圧VC2(VSS)にオフセット電圧Vos(例えば60mV)を加算したオフセット電池電圧VC2(VSS)+Vosを生成する。オフセット電圧加算器20cは、電圧VC3(VSS)にオフセット電圧Vos(例えば60mV)を加算したオフセット電池電圧VC3(VSS)+Vosを生成する。
図3は図2のロジック回路30の構成を示す回路図である。図3において、ロジック回路30は、6紺おコンパレータCOMP1〜COMP6と、3個のノアゲートNOR1〜NOR3と、3個のインバータINV1〜INV3とを備えて構成される。図3において、ロジック回路30には、電圧VC1(VSS)、電圧VC2(VSS)、電圧VC3(VSS)、電圧VC1(VSS)+Vos、電圧VC2(VSS)+Vos、電圧VC3(VSS)+Vosが入力される。コンパレータCOMP1は、電圧VC1(VSS)を電圧VC2(VSS)+Vosと比較して、当該比較結果の2値信号をノアゲートNOR1を介してインバータINV1に出力する。コンパレータCOMP2は、電圧VC1(VSS)を電圧VC3(VSS)+Vosと比較して、当該比較結果の2値信号をノアゲートNOR1を介してインバータINV1に出力する。コンパレータCOMP3は、電圧VC2(VSS)を電圧VC1(VSS)+Vosと比較して、当該比較結果の2値信号をノアゲートNOR2を介してインバータINV2に出力する。コンパレータCOMP4は、電圧VC2(VSS)を電圧VC3(VSS)+Vosと比較して、当該比較結果の2値信号をノアゲートNOR2を介してインバータINV2に出力する。コンパレータCOMP5は、電圧VC3(VSS)を電圧VC1(VSS)+Vosと比較して、当該比較結果の2値信号をノアゲートNOR3を介してインバータINV3に出力する。コンパレータCOMP6は、電圧VC3(VSS)を電圧VC2(VSS)+Vosと比較して、当該比較結果の2値信号をノアゲートNOR3を介してインバータINV3に出力する。
ロジック回路30は、
(a)電圧VC1(VSS)が電圧VC2(VSS)+Vosよりも高いとき、もしくは
(b)電圧VC1(VSS)が電圧VC3(VSS)+Vosよりも高いときに、
ハイレベルのセルバランス時期電圧CB1をMOSトランジスタM1のゲートに出力する。これにより、MOSトランジスタM1をオンさせて、セルC1に流れる充電電流をバイパスさせる。また、ロジック回路30は、
(a)電圧VC2(VSS)が電圧VC1(VSS)+Vosよりも高いとき、もしくは
(b)電圧VC2(VSS)が電圧VC3(VSS)+Vosよりも高いときに、
ハイレベルのセルバランス時期電圧CB2をMOSトランジスタM2のゲートに出力する。これにより、MOSトランジスタM2をオンさせて、セルC2に流れる充電電流をバイパスさせる。さらに、ロジック回路30は、
(a)電圧VC3(VSS)が電圧VC1(VSS)+Vosよりも高いとき、もしくは
(b)電圧VC3(VSS)が電圧VC2(VSS)+Vosよりも高いときに、
ハイレベルのセルバランス時期電圧CB3をMOSトランジスタM3のゲートに出力する。これにより、MOSトランジスタM3をオンさせて、セルC3に流れる充電電流をバイパスさせる。
(a)電圧VC1(VSS)が電圧VC2(VSS)+Vosよりも高いとき、もしくは
(b)電圧VC1(VSS)が電圧VC3(VSS)+Vosよりも高いときに、
ハイレベルのセルバランス時期電圧CB1をMOSトランジスタM1のゲートに出力する。これにより、MOSトランジスタM1をオンさせて、セルC1に流れる充電電流をバイパスさせる。また、ロジック回路30は、
(a)電圧VC2(VSS)が電圧VC1(VSS)+Vosよりも高いとき、もしくは
(b)電圧VC2(VSS)が電圧VC3(VSS)+Vosよりも高いときに、
ハイレベルのセルバランス時期電圧CB2をMOSトランジスタM2のゲートに出力する。これにより、MOSトランジスタM2をオンさせて、セルC2に流れる充電電流をバイパスさせる。さらに、ロジック回路30は、
(a)電圧VC3(VSS)が電圧VC1(VSS)+Vosよりも高いとき、もしくは
(b)電圧VC3(VSS)が電圧VC2(VSS)+Vosよりも高いときに、
ハイレベルのセルバランス時期電圧CB3をMOSトランジスタM3のゲートに出力する。これにより、MOSトランジスタM3をオンさせて、セルC3に流れる充電電流をバイパスさせる。
以上の動作により、セルC1とセルC2とセルC3のうちの各1対間の電位差がVos(例えば60mV)以上になると、当該1対のセルのうちの高い電圧になったセルに流れる充電電流をバイパスさせることにより、各セル電圧間のバランスを取ることができる。本実施形態に係る充電制御回路では、セルC1、セルC2、セルC3間のセル電圧のバランスを取りながら充電することができる。
第2の実施形態.
図4は第2の実施形態に係る充電制御回路及びその周辺回路の構成を示す回路図である。図4の第2の実施形態に係る充電制御回路は、図2の第1の実施形態に係る充電制御回路に比較して、
(1)オフセット電圧加算回路20に代えて、抵抗分圧回路21を備えたこと、並びに、
(2)ロジック回路30に代えて、ロジック回路31を備えたこと
を特徴としている。以下、これら相違点について以下説明する。
図4は第2の実施形態に係る充電制御回路及びその周辺回路の構成を示す回路図である。図4の第2の実施形態に係る充電制御回路は、図2の第1の実施形態に係る充電制御回路に比較して、
(1)オフセット電圧加算回路20に代えて、抵抗分圧回路21を備えたこと、並びに、
(2)ロジック回路30に代えて、ロジック回路31を備えたこと
を特徴としている。以下、これら相違点について以下説明する。
図4において、抵抗分圧回路21は同一の抵抗値を有する3個の抵抗R2が直列に接続されて構成され、電圧VC1と電圧VSSとの間の電圧(VC1−VSS)をこれら3個の抵抗R2を用いて抵抗分圧することにより、例えば3セル分のセル電圧のバランスを取るために、次式で表される3個のセル電圧のセル平均電圧(電池平均電圧)VCA(VSS)を発生してロジック回路31に出力する。
[数1]
VCA(VSS)
=(VC1−VSS)(1R)/(3R)
=(VC1−VSS)/3 (1)
VCA(VSS)
=(VC1−VSS)(1R)/(3R)
=(VC1−VSS)/3 (1)
なお、電圧減算及び変換回路10からの電圧VC1(VSS),電圧VC2(VSS),電圧VC3(VSS)はロジック回路31に入力される。
図5は図4のロジック回路31の構成を示す回路図である。図5において、ロジック回路31は、3個のコンパレータCOMP1〜COMP3と、3個のインバータINV1〜INV3と、それぞれ電源電圧VDDレベルの値に反転する3個のインバータINV4〜INV6を含むレベルシフト回路31aとを備えて構成される。
図5において、コンパレータCOMP1は、電圧VC1(VSS)をセル平均電圧VCA(VSS)と比較して、当該比較結果の2値信号をインバータINV1,INV4を介して、セルバランス時期電圧CB1をMOSトランジスタM1のゲートに出力する。コンパレータCOMP2は、電圧VC2(VSS)をセル平均電圧VCA(VSS)と比較して、当該比較結果の2値信号をインバータINV2,INV5を介して、セルバランス時期電圧CB2をMOSトランジスタM2のゲートに出力する。コンパレータCOMP3は、電圧VC3(VSS)をセル平均電圧VCA(VSS)と比較して、当該比較結果の2値信号をインバータINV3,INV6を介して、セルバランス時期電圧CB3をMOSトランジスタM3のゲートに出力する。
ロジック回路31は、電圧VC1(VSS)がセル平均電圧VCA(VSS)よりも高いときに、ハイレベルのセルバランス時期電圧CB1を発生してMOSトランジスタM1のゲートに出力してMOSトランジスタM1をオンさせ、セルC1に流れる充電電流をバイパスさせる。また、ロジック回路31は、電圧VC2(VSS)がセル平均電圧VCA(VSS)よりも高いときに、ハイレベルのセルバランス時期電圧CB2を発生してMOSトランジスタM2のゲートに出力してMOSトランジスタM2をオンさせ、セルC2に流れる充電電流をバイパスさせる。さらに、ロジック回路31は、電圧VC3(VSS)がセル平均電圧VCA(VSS)よりも高いときに、ハイレベルのセルバランス時期電圧CB3を発生してMOSトランジスタM3のゲートに出力してMOSトランジスタM3をオンさせ、セルC3に流れる充電電流をバイパスさせる。
以上の動作により、セルC1とセルC2とセルC3の各セル電圧VC1,VC2,VC3のうちのいずれか1つが、セル平均電圧VCAよりも高くなると(いずれもVSS基準の電圧)、高い電圧になったセルに流れる充電電流をバイパスさせることにより、セル間の電圧バランスを取る。これにより、セルC1、セルC2、セルC3のセル電圧のバランスを取りながら充電することができる。
第2の実施形態の変形例.
図6は第2の実施形態の変形例に係る充電制御回路及びその周辺回路の構成を示す回路図である。図4の保護IC回路2を2個カスケード(たて積み)接続し(以下、2個の保護IC回路を符号2−1,2−2とする。)、3個を超える個数のセルについて充電制御することを特徴としている。図6の各保護IC回路2−1,2−2は、図4の保護IC回路2に比較して、
(1)出力電圧を反転端子に帰還してなるオペアンプ17を用いた電圧フォロワ回路にてなるバッファ回路17Bと、
(2)出力電圧を反転端子に帰還してなるオペアンプ18を用いた電圧フォロワ回路にてなるバッファ回路18Bと、
(3)4個の抵抗R3とオペアンプ19とを備え、2個の入力電圧を加算しかつ接地電位VSS基準に電圧変換することにより、後述するようにセル平均電圧VCA(VSS)を発生して出力する電圧減算及び変換回路19Aと、
(4)カスケード接続のときの最上位保護IC回路であるときに例えば電圧VC1(ハイレベル)が印加される一方、最下位保護IC回路であるときに例えば接地されるCAS端子と、
(5)CAS端子の信号電圧を反転してXCAS信号を発生するインバータINV31と、
(6)ローレベルのXCAS信号に基づいて電圧VC1を抵抗分圧回路21の上側電位端子に接続する一方、ハイレベルのXCAS信号に基づいて電圧VC1を抵抗分圧回路21の上側電位端子に接続しないMOSトランジスタM11と、
(7)CAS端子がローレベルで接地されるときに電圧VSSを抵抗分圧回路21の下側電位端子に接続する一方、CAS端子がハイレベルであるときに電圧VSSを抵抗分圧回路21の下側電位端子に接続しないMOSトランジスタM12とをさらに備えたことを特徴としている。
図6は第2の実施形態の変形例に係る充電制御回路及びその周辺回路の構成を示す回路図である。図4の保護IC回路2を2個カスケード(たて積み)接続し(以下、2個の保護IC回路を符号2−1,2−2とする。)、3個を超える個数のセルについて充電制御することを特徴としている。図6の各保護IC回路2−1,2−2は、図4の保護IC回路2に比較して、
(1)出力電圧を反転端子に帰還してなるオペアンプ17を用いた電圧フォロワ回路にてなるバッファ回路17Bと、
(2)出力電圧を反転端子に帰還してなるオペアンプ18を用いた電圧フォロワ回路にてなるバッファ回路18Bと、
(3)4個の抵抗R3とオペアンプ19とを備え、2個の入力電圧を加算しかつ接地電位VSS基準に電圧変換することにより、後述するようにセル平均電圧VCA(VSS)を発生して出力する電圧減算及び変換回路19Aと、
(4)カスケード接続のときの最上位保護IC回路であるときに例えば電圧VC1(ハイレベル)が印加される一方、最下位保護IC回路であるときに例えば接地されるCAS端子と、
(5)CAS端子の信号電圧を反転してXCAS信号を発生するインバータINV31と、
(6)ローレベルのXCAS信号に基づいて電圧VC1を抵抗分圧回路21の上側電位端子に接続する一方、ハイレベルのXCAS信号に基づいて電圧VC1を抵抗分圧回路21の上側電位端子に接続しないMOSトランジスタM11と、
(7)CAS端子がローレベルで接地されるときに電圧VSSを抵抗分圧回路21の下側電位端子に接続する一方、CAS端子がハイレベルであるときに電圧VSSを抵抗分圧回路21の下側電位端子に接続しないMOSトランジスタM12とをさらに備えたことを特徴としている。
図6において、保護IC回路2−2のCAS端子を接地することにより、保護IC回路2−2のCAS信号はローレベルとなり、MOSトランジスタM11がオフされる。また、XCAS信号はハイレベル信号となり、MOSトランジスタM12がオンされる。保護IC回路2−1のCAS端子にはVC1レベル(ハイレベル)の電圧が入力される。これにより、保護IC回路1−1のCAS信号はハイレベルとなり、MOSトランジスタM11がオンされる。XCAS信号はハイレベルとなり、MOSトランジスタM12がオフされる。これにより、保護IC回路2−1のCBU端子の電圧は電圧VC1となり、保護IC回路2−1のCBL端子は接地電位VSSとなる。また、保護IC回路2−1のMOSトランジスタM12はオフされるため、保護IC回路2−1のVSS端子とCBL端子はオープン状態となる。保護IC回路2−2のMOSトランジスタM11はオフされるため、保護IC回路2−2の電圧VC1の端子と、CBU端子はオープン状態となる。なお、保護IC回路2−1のCBL端子と保護IC回路2−2のCBU端子は接続される。
以上のように構成された充電制御回路において、抵抗分圧回路21、バッファ回路17B,18B及び電圧減算及び変換回路10Aは、セルC1の電圧VC1とセルC3の電圧VSS間の電圧を3つの抵抗R2で分圧した後、電圧バッファ、減算及び接地電位VSS基準への変換を行って、セル平均電圧VCA(VSS)を生成する。例えば、6セル分のセル電圧のバランスを取る場合は、セル平均電圧VCA(VSS)は次式で表される。ここで、VSSは保護IC回路2−2の接地電位VSSである。
[数2]
VCA(VSS)
=(VC1−VSS)×(1R)/(6R)
=(VC1−VSS)/6 (2)
VCA(VSS)
=(VC1−VSS)×(1R)/(6R)
=(VC1−VSS)/6 (2)
すなわち、6セルの合計電圧を6で割った値が、セル平均電圧VCA(VSS)となる。バッファ回路17B,18Bはそれぞれ電圧値のバッファ処理を行い、電圧減算及び変換回路19Aは各バッファ回路17B,18Bからの2つの電圧の差の演算を行った後、接地電位VSS基準への変換を行って、セル平均電圧VCA(VSS)を生成する。以上により、保護IC回路2−1,2−2をカスケード接続しているときもセル平均電圧VCA(VSS)を正確に生成することができる。さらに、ロジック回路31では、図4及び図5の場合と同様に、電圧VC1(VSS),VC2(VSS),VC3(VSS)をセル平均電圧VCA(VSS)と比較し、所定のセルバランス時期電圧CB1,CB2,Cb3を生成し、これらに基づいて、MOSトランジスタM1,M2,M3をオン又はオフすることにより、各セル電圧のバランスを取ることができる。
第3の実施形態.
図7は第3の実施形態に係る充電制御回路及びその周辺回路の構成を示す回路図である。図7の充電制御回路は、図2の充電制御回路に比較して、電圧減算及び変換回路10、オフセット電圧補正回路20及びロジック回路30に代えて、抵抗分圧回路22,23、コンパレータ回路24及びロジック回路32を備えたことを特徴としている。以下、これら相違点について説明する。
図7は第3の実施形態に係る充電制御回路及びその周辺回路の構成を示す回路図である。図7の充電制御回路は、図2の充電制御回路に比較して、電圧減算及び変換回路10、オフセット電圧補正回路20及びロジック回路30に代えて、抵抗分圧回路22,23、コンパレータ回路24及びロジック回路32を備えたことを特徴としている。以下、これら相違点について説明する。
抵抗分圧回路22において、抵抗R11と抵抗R1Hと抵抗R11とが直列に接続され、ここで、抵抗R11と抵抗R12の抵抗値は同じ値に設定され、抵抗R1Hは抵抗R11や抵抗R12の抵抗値よりも十分に小さい抵抗値(例えば1/100であり、セル電圧よりも十分に小さいオフセット電圧を発生するためである。)に設定される。抵抗分圧回路22の抵抗分圧により、
(a)セルC1の電圧VC1と、セルC2の電圧VC2との平均電圧に、プラスのオフセット電圧を加算した電圧VAと、
(b)セルC1の電圧VC1と、セルC2の電圧VC2の平均電圧に、マイナスのオフセット電圧を加算した電圧VBとを発生する。
(a)セルC1の電圧VC1と、セルC2の電圧VC2との平均電圧に、プラスのオフセット電圧を加算した電圧VAと、
(b)セルC1の電圧VC1と、セルC2の電圧VC2の平均電圧に、マイナスのオフセット電圧を加算した電圧VBとを発生する。
抵抗分圧回路23において、抵抗R21と抵抗R2Hと抵抗R21とが直列に接続され、ここで、抵抗R21と抵抗R22の抵抗値は同じ値に設定され、抵抗R2Hは抵抗R21や抵抗R22の抵抗値よりも十分に小さい抵抗値(例えば1/100であり、セル電圧よりも十分に小さいオフセット電圧を発生するためである。)に設定される。抵抗分圧回路23の抵抗分圧により、
(a)セルC2の電圧VC2と、セルC3の電圧VC3との平均電圧に、所定のプラスのオフセット電圧を加算した電圧VCと、
(b)セルC2の電圧VC2と、セルC3の電圧VC3の平均電圧に、所定のマイナスのオフセット電圧を加算した電圧VDとを発生する。
(a)セルC2の電圧VC2と、セルC3の電圧VC3との平均電圧に、所定のプラスのオフセット電圧を加算した電圧VCと、
(b)セルC2の電圧VC2と、セルC3の電圧VC3の平均電圧に、所定のマイナスのオフセット電圧を加算した電圧VDとを発生する。
上記発生された電圧VA,VB,VC,VDは次式で表される。
[数3]
VA
=(VC1−VC3)×(R1H+R12)/(R11+R1H+R12) (3)
[数4]
VB
=(VC1−VC3)×(R12)/(R11+R1H+R12) (4)
[数5]
VC
=(VC2−VSS)×(R22+R2H)/(R21+R2H+R22) (5)
[数6]
VD
=(VC2−VSS)×(R22)/(R21+R2H+R22) (6)
VA
=(VC1−VC3)×(R1H+R12)/(R11+R1H+R12) (3)
[数4]
VB
=(VC1−VC3)×(R12)/(R11+R1H+R12) (4)
[数5]
VC
=(VC2−VSS)×(R22+R2H)/(R21+R2H+R22) (5)
[数6]
VD
=(VC2−VSS)×(R22)/(R21+R2H+R22) (6)
次いで、コンパレータ回路22のコンパレータCOMP1は、電圧VC2を電圧VAと比較して、電圧VC2が電圧VAよりも高いとき、ハイレベルの比較結果信号comp12aをロジック回路32に出力する。ここで、電圧VAは、セルC1の電圧VC1とセルC2の電圧VC2の平均電圧に所定のプラスのオフセット電圧を加算した電圧なので、電圧VC2を電圧VAと比較して、電圧VC2の方が高ければ、セルC1の電圧VC1よりもセルC2の電圧VC2の方が高いと判断できる。コンパレータCOMP2は、電圧VBを電圧VC2と比較して、電圧VC2が電圧VBよりも低いとき、ハイレベルの比較結果信号comp12bをロジック回路32に出力する。ここで、電圧VBは、セルC1の電圧VC1とセルC2の電圧VC2の平均電圧に所定のマイナスのオフセット電圧を加算した電圧なので、電圧VBを電圧VC2と比較して、電圧VC2の方が低ければ、セルC2の電圧VC2よりもセルC1の電圧VC1の方が高いと判断できる。コンパレータCOMP3は、電圧VC3を電圧VCと比較して、電圧VC3が電圧VCよりも高いとき、ハイレベルの比較結果信号comp23aをロジック回路32に出力する。ここで、電圧VCは、セルC2の電圧VC2とセルC3の電圧VC3の平均電圧に所定のプラスのオフセット電圧を加算した電圧なので、電圧VC3を電圧VCと比較して、電圧VC3の方が高ければ、セルC2の電圧VC2よりもセルC3の電圧VC3の方が高いと判断できる。コンパレータCOMP4は、電圧VDを電圧VC3と比較して、電圧VC3が電圧VDよりも低いとき、ハイレベルの比較結果信号comp23bをロジック回路32に出力する。ここで、電圧VDは、セルC2の電圧VC2とセルC3の電圧VC3の平均電圧に所定のマイナスのオフセット電圧を加算した電圧なので、電圧VDを電圧VC3と比較して、電圧VC3の方が低ければ、セルC3の電圧VC3よりもセルC2の電圧VC2の方が高いと判断できる。
図8は図7のロジック回路32の構成を示す回路図である。図8のロジック回路32は、1個のノアゲートNOR11と5個のインバータINV11〜INV15とを備えて構成される。ロジック回路32は、比較結果信号comp12bがハイレベルのとき、ハイレベルのセルバランス時期電圧CB1を出力し、MOSトランジスタM1をオンして、セルC1の充電電流をバイパスさせる。また、比較結果信号comp12aがハイレベルのとき、又は比較結果信号comp23bがハイレベル」のとき、ハイレベルのセルバランス時期電圧CB2を出力し、MOSトランジスタM2をオンして、セルC2の充電電流をバイパスさせる。さらに、比較結果信号comp23aがハイレベルのとき、ハイレベルのセルバランス時期電圧CB3を出力し、MOSトランジスタM3をオンして、セルC3の充電電流をバイパスさせる。以上により、セルC1とセルC2とセルC3の各セル電圧のバランスを取りながら充電を行うことができる。
第3の実施形態の変形例.
図9は第3の実施形態の変形例に係る充電制御回路及びその周辺回路の構成を示す回路図である。すなわち、図9は図7の2個の保護IC回路3(以下、3−1,3−2と符号を付す。)をカスケードに接続した場合であって、図7の保護IC回路3に比較して、
(1)保護IC回路3−1は、直列に接続された3個の抵抗R01,R0H,R02を含み抵抗分圧電圧VI,VJを発生する抵抗分圧回路25と、コンパレータCOMP9,COMP10を含むコンパレータ回路26と、端子VCU1の電圧と電圧VC1の電位差が0.5V以下であるとき上記コンパレータCOMP9,COMP10の比較結果信号comp01a,comp01bを強制的にローレベルに制御するコンパレータ回路61と、端子VCU1と電圧VC1の端子とを接続する接続線50とをさらに備え、
(2)保護IC回路3−2は、直列に接続された3個の抵抗R01,R0H,R02を含み抵抗分圧電圧VK,VLを発生する抵抗分圧回路25と、コンパレータCOMP11,COMP12を含むコンパレータ回路27と、端子VCU2の電圧と電圧VC4の電位差が0.5V以下であるとき上記コンパレータCOMP11,COMP12の比較結果信号comp34a,comp34bを強制的にローレベルに制御するコンパレータ回路62とをさらに備えたことを特徴としている。
図9は第3の実施形態の変形例に係る充電制御回路及びその周辺回路の構成を示す回路図である。すなわち、図9は図7の2個の保護IC回路3(以下、3−1,3−2と符号を付す。)をカスケードに接続した場合であって、図7の保護IC回路3に比較して、
(1)保護IC回路3−1は、直列に接続された3個の抵抗R01,R0H,R02を含み抵抗分圧電圧VI,VJを発生する抵抗分圧回路25と、コンパレータCOMP9,COMP10を含むコンパレータ回路26と、端子VCU1の電圧と電圧VC1の電位差が0.5V以下であるとき上記コンパレータCOMP9,COMP10の比較結果信号comp01a,comp01bを強制的にローレベルに制御するコンパレータ回路61と、端子VCU1と電圧VC1の端子とを接続する接続線50とをさらに備え、
(2)保護IC回路3−2は、直列に接続された3個の抵抗R01,R0H,R02を含み抵抗分圧電圧VK,VLを発生する抵抗分圧回路25と、コンパレータCOMP11,COMP12を含むコンパレータ回路27と、端子VCU2の電圧と電圧VC4の電位差が0.5V以下であるとき上記コンパレータCOMP11,COMP12の比較結果信号comp34a,comp34bを強制的にローレベルに制御するコンパレータ回路62とをさらに備えたことを特徴としている。
ここで、保護IC回路3−2において、保護IC回路3−1との動作の違いを明確にして説明するために、以下のように符号を変更しており、すなわち、
(1)抵抗分圧回路22の出力電圧をVE,VFとし、
(2)抵抗分圧回路23の出力電圧をVG,VHとし、
(3)コンパレータ回路24のコンパレータをCOMP5〜COMP8とし、それらの比較結果信号をcomp45a,comp45b,comp56a,comp56bとし、
(4)ロジック回路32−2からのセルバランス時期電圧をCB4,CB5,CB6とし、
(5)セルの符号をC4,C5,C6としている。
また、セルC3の正極は保護IC回路3−2のVCU2端子に接続され、保護IC回路3−1の端子CBL1は保護IC回路3−2の端子CBU2に接続され、保護IC回路3−2の端子CBL2は接地される。また、抵抗分圧回路25,26における抵抗R01,R0H,R02の抵抗値は、抵抗分圧回路22,23と同様に設定される。なお、保護IC回路3−1は上位接続用端子VCU1及び接地端子VSS1を有し、保護IC回路3−2は上位接続用端子VCU2及び接地端子VSS2を有する。
(1)抵抗分圧回路22の出力電圧をVE,VFとし、
(2)抵抗分圧回路23の出力電圧をVG,VHとし、
(3)コンパレータ回路24のコンパレータをCOMP5〜COMP8とし、それらの比較結果信号をcomp45a,comp45b,comp56a,comp56bとし、
(4)ロジック回路32−2からのセルバランス時期電圧をCB4,CB5,CB6とし、
(5)セルの符号をC4,C5,C6としている。
また、セルC3の正極は保護IC回路3−2のVCU2端子に接続され、保護IC回路3−1の端子CBL1は保護IC回路3−2の端子CBU2に接続され、保護IC回路3−2の端子CBL2は接地される。また、抵抗分圧回路25,26における抵抗R01,R0H,R02の抵抗値は、抵抗分圧回路22,23と同様に設定される。なお、保護IC回路3−1は上位接続用端子VCU1及び接地端子VSS1を有し、保護IC回路3−2は上位接続用端子VCU2及び接地端子VSS2を有する。
保護IC回路3−1の抵抗分圧回路25の抵抗分圧により、セルC1の電圧VC1とセルC2の電圧VC2の平均電圧に所定のプラスのオフセット電圧を加算した電圧VIと、セルC1の電圧VC1とセルC2の電圧VC2の平均電圧に所定のマイナスのオフセット電圧を加算した電圧VJを生成する。保護IC回路3−1において、電圧VA〜VDは図7と同様に発生される。保護IC回路3−2の抵抗分圧回路25の抵抗分圧により、セルC3の電圧VC3とセルC4の電圧VC4の平均電圧に所定のプラスのオフセット電圧を加算した電圧VKと、セルC3の電圧VC3とセルC4の電圧VC4の平均電圧に所定のマイナスのオフセット電圧を加算した電圧VLを生成する。保護IC回路3−2において、電圧VE〜VHはそれぞれ図7の電圧VA〜VDと同様に発生される。従って、電圧VA〜VLは次式で表される。
[数7]
VA
=(VC1−VC3)×(R1H+R12)/(R11+R1H+R12)
(7)
[数8]
VB
=(VC1−VC3)×(R12)/(R11+R1H+R12)
(8)
[数9]
VC
=(VC2−VSS1)×(R22+R2H)/(R21+R2H+R22)
(9)
[数10]
VD
=(VC2−VSS1)×(R22)/(R21+R2H+R22)
(10)
[数11]
VE
=(VC4−VC6)×(R1H+R12)/(R11+R1H+R12)
(11)
[数12]
VF
=(VC4−VC6)×(R12)/(R11+R1H+R12)
(12)
[数13]
VG
=(VC5−VSS2)×(R22+R2H)/(R21+R2H+R22)
(13)
[数14]
VH
=(VC5−VSS2)×(R22)/(R21+R2H+R22)
(14)
[数15]
VI
=(VCU1−VC2)×(R01+R0H)/(R01+R0H+R02)
(15)
[数16]
VJ
=(VCU1−VC2)×(R01)/(R01+R0H+R02)
(16)
[数17]
VK
=(VCU2−VC5)×(R01+R0H)/(R01+R0H+R02)
(17)
[数18]
VL
=(VCU2−VC5)×(R01)/(R01+R0H+R02)
(18)
VA
=(VC1−VC3)×(R1H+R12)/(R11+R1H+R12)
(7)
[数8]
VB
=(VC1−VC3)×(R12)/(R11+R1H+R12)
(8)
[数9]
VC
=(VC2−VSS1)×(R22+R2H)/(R21+R2H+R22)
(9)
[数10]
VD
=(VC2−VSS1)×(R22)/(R21+R2H+R22)
(10)
[数11]
VE
=(VC4−VC6)×(R1H+R12)/(R11+R1H+R12)
(11)
[数12]
VF
=(VC4−VC6)×(R12)/(R11+R1H+R12)
(12)
[数13]
VG
=(VC5−VSS2)×(R22+R2H)/(R21+R2H+R22)
(13)
[数14]
VH
=(VC5−VSS2)×(R22)/(R21+R2H+R22)
(14)
[数15]
VI
=(VCU1−VC2)×(R01+R0H)/(R01+R0H+R02)
(15)
[数16]
VJ
=(VCU1−VC2)×(R01)/(R01+R0H+R02)
(16)
[数17]
VK
=(VCU2−VC5)×(R01+R0H)/(R01+R0H+R02)
(17)
[数18]
VL
=(VCU2−VC5)×(R01)/(R01+R0H+R02)
(18)
保護IC回路3−1のコンパレータ回路24の各コンパレータCOMP1〜COMP4はそれぞれ図7と同様に動作して比較結果信号comp12a,comp12b,comp23a,comp23bをロジック回路32−1に出力する。また、保護IC回路3−2のコンパレータ回路24の各コンパレータCOMP5〜COMP8はそれぞれ図7のコンパレータCOMP1〜COMP4と同様に動作して比較結果信号comp45a,comp45b,comp56a,comp56bをロジック回路32−1に出力する。
コンパレータ回路26のコンパレータCOMP9は、電圧VC1を電圧VIと比較して、電圧VC1が電圧VIよりも高いときに、ハイレベルの比較結果信号comp01aをロジック回路32−1に出力する。ただし、端子VCU1の電圧と電圧VC1の電圧差が0.5V以下のときは、比較結果信号comp01aを強制的にローレベルに設定する。図9において、VCU1=VC1なので、比較結果信号comp01aはローレベルとなる。コンパレータCOMP10は、電圧VJを電圧VC1と比較して、電圧VC1が電圧VIよりも高いときに、ハイレベルの比較結果信号comp01bをロジック回路32−1に出力する。ただし、端子VCU1の電圧と電圧VC1の電圧差が0.5V以下のときは、比較結果信号comp01bを強制的にローレベルに設定する。図9において、VCU1=VC1なので、比較結果信号comp01bはローレベルとなる。
コンパレータ回路27のコンパレータCOMP11は、電圧VC4を電圧VKと比較して、電圧VC1が電圧VKよりも高いときに、比較結果信号comp34aはハイレベルとなる。電圧VKは、セルC3の電圧VC3と、セルC4の電圧VC4の平均電圧に所定のプラスのオフセット電圧を加算した電圧なので、電圧VC4を電圧VKと比較して、電圧VC1が電圧VKよりも高いときに、セルC3の電圧VC3よりもセルC4の電圧VC4の方が高いと判断できる。コンパレータCOMP12は、電圧VLを電圧VC4電圧と比較して、電圧VC1が電圧VLよりも高いときに、比較結果信号comp34bがハイレベルとなる。電圧VLは、セルC5の電圧VC5とセルC6の電圧VC6の平均電圧に所定のマイナスのオフセット電圧を加算した電圧なので、電圧VLを電圧VC4電圧と比較して、電圧VC1が電圧VLよりも高いときに、VC4電圧の方が低ければ、セルC4の電圧VC4よりもセルC3の電圧VC3の方が高いと判断できる。
図10は図9のロジック回路32−1,32−2の構成を示す回路図である。図10において、ロジック回路32−1は、3個のノアゲートNOR11,NOR21,NOR22と、5個のインバータINV12,INV13,INV15,INV21,INV22とを備えて構成される。ロジック回路32−2は、3個のノアゲートNOR11,NOR21,NOR22と、5個のインバータINV12,INV13,INV15,INV21,INV22とを備えて構成される。
ロジック回路32−1は、比較結果信号comp01aがハイレベル、又は比較結果信号comp12bがハイレベルのとき、ハイレベルのセルバランス時期電圧CB1を出力し、これにより、MOSトランジスタM1がオンされ、セルC1の充電電流をバイパスされる。ロジック回路32−1は、比較結果信号comp12aがハイレベル、又は比較結果信号comp23bがハイレベルのとき、ハイレベルのセルバランス時期電圧CB2を出力し、これにより、MOSトランジスタM2がオンされ、セルC2の充電電流をバイパスされる。ロジック回路32−1は、比較結果信号comp23aがハイレベル、又は端子CBL1の電圧(ロジック回路32−2のインバータ22の出力電圧であって、比較結果信号comp34b)がハイレベルのとき、ハイレベルのセルバランス時期電圧CB3を出力し、これにより、MOSトランジスタM3がオンされ、セルC3の充電電流をバイパスされる。
ロジック回路32−2は、比較結果信号comp34aがハイレベル、又は比較結果信号comp45bがハイレベルのとき、ハイレベルのセルバランス時期電圧CB4を出力し、MOSトランジスタM4がオンされ、セルC4の充電電流をバイパスされる。ロジック回路32−2は、比較結果信号comp45aがハイレベル、又は比較結果信号comp56bがハイレベルのとき、ハイレベルのセルバランス時期電圧CB5を出力し、これにより、MOSトランジスタM5がオンされ、セルC5の充電電流をバイパスされる。ロジック回路32−2は、比較結果信号comp56aがハイレベル、端子CBL2の電圧(本実施形態では、接地電位である。)がハイレベルのとき、ハイレベルのセルバランス時期電圧CB5を出力し、これにより、MOSトランジスタM6がオンされ、セルC6の充電電流をバイパスされる。
以上により、セルC1〜C6のセル電圧のバランスを取りながら、充電制御を行うことができる。
以上の実施形態の各変形例において、6個のセルの場合について説明しているが、本発明はこれに限らず、3個以上の保護IC回路をカスケード接続することにより、9個以上のセルの充電制御を行うことができる。また、各実施形態において、3個のセルの場合について説明しているが、本発明はこれに限らず、2個のセルの場合であっても同様に構成できる。
以上詳述したように、本発明に係る充電制御回路及びそれを備えた電池装置によれば、従来技術に比較してセル電圧のバランスを取りやすく、全セルの電圧が満充電付近まで、充電されやすくなる。また、シンプルな回路で構成でき、低コストで提供できる。
1,2−1,2−2,3−1,3−2…保護IC回路、
10,19A…電圧減算及び変換回路、
10a,10b,10c…電圧減算及び変換器、
11〜19…オペアンプ、
17B〜18B…バッファ回路、
20…オフセット電圧加算回路、
20a,20b,20c…オフセット電圧補正器、
21〜23,25…抵抗分圧回路、
24,26,27…コンパレータ回路、
30,31,32,32−1,32−2…ロジック回路、
31a…レベルシフタ回路、
50…接続線、
51〜53…電圧源、
61,62…コンパレータ回路、
200…充電器、
201,202…充電端子、
C1〜C6…電池セル(セル)、
COMP1〜COMP12…コンパレータ、
INV1〜INV31…インバータ、
M1〜M12…MOSトランジスタ、
NOR1〜NOR22…ノアゲート、
R,R1〜R22,R01,R02,R0H〜R2H,Rvc,Rcb,Rvss…抵抗。
10,19A…電圧減算及び変換回路、
10a,10b,10c…電圧減算及び変換器、
11〜19…オペアンプ、
17B〜18B…バッファ回路、
20…オフセット電圧加算回路、
20a,20b,20c…オフセット電圧補正器、
21〜23,25…抵抗分圧回路、
24,26,27…コンパレータ回路、
30,31,32,32−1,32−2…ロジック回路、
31a…レベルシフタ回路、
50…接続線、
51〜53…電圧源、
61,62…コンパレータ回路、
200…充電器、
201,202…充電端子、
C1〜C6…電池セル(セル)、
COMP1〜COMP12…コンパレータ、
INV1〜INV31…インバータ、
M1〜M12…MOSトランジスタ、
NOR1〜NOR22…ノアゲート、
R,R1〜R22,R01,R02,R0H〜R2H,Rvc,Rcb,Rvss…抵抗。
Claims (3)
- 直列に接続された複数の電池を含む電池回路の両端に充電器により充電するときに、上記複数の電池に対する充電を制御する充電制御回路において、
上記複数の電池にそれぞれ並列に接続された複数のスイッチング素子と、
上記各電池への充電電流を軽減する充電制御手段とを備え、
上記充電制御手段は、
(A)上記各電池の両端の電圧に基づいて、上記各電池の電圧を所定の基準電圧を基準とした複数の変換電池電圧に変換し、当該複数の変換電池電圧に所定のオフセット電圧を加算してなるオフセット電池電圧を発生し、上記複数の変換電池電圧を上記オフセット電池電圧と比較することにより、上記各変換電池電圧が上記オフセット電池電圧よりも高いときに、対応する電池に並列に接続されたスイッチング素子をオンすることにより当該対応する電池への充電電流を軽減する第1の制御手段と、
(B)上記各電池の両端の電圧に基づいて、上記各電池の電圧を所定の基準電圧を基準とした複数の変換電池電圧に変換し、上記各電池の電圧を所定の基準電圧を基準とした各電圧の平均電圧である電池平均電圧を発生し、上記複数の変換電池電圧を上記電池平均電圧と比較することにより、上記各変換電池電圧が上記電池平均電圧よりも高いときに、対応する電池に並列に接続されたスイッチング素子をオンすることにより当該対応する電池への充電電流を軽減する第2の制御手段と、
(C)上記各電池の両端の電圧に基づいて、上記複数の電池のうち互いに隣接する1対の電池の平均電圧に所定のオフセット電圧を加算及び減算してなる1対のオフセット電池電圧を発生し、上記1対のオフセット電池電圧を当該互いに隣接する1対の電池のうちの1つの電池の電圧と比較することにより、上記1対のオフセット電池電圧が当該互いに隣接する1対の電池のうちの1つの電池の電圧よりも高いときに、当該1対の電池のうちの電池電圧が高い電池を判断し、電池電圧が高いと判断した電池に並列に接続されたスイッチング素子をオンすることにより当該対応する電池への充電電流を軽減する第3の制御手段とのうちの1つの制御手段を備えたことを特徴とする充電制御回路。 - 上記充電制御手段をそれぞれ備えた複数の回路をカスケードに接続して、上記複数の電池に対する充電を制御することを特徴とする請求項1記載の充電制御回路。
- 直列に接続された複数の電池を含む電池回路と、
請求項1又は2記載の充電制御回路とを備えたことを特徴とする電池装置。
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