JP2013191689A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013191689A
JP2013191689A JP2012056190A JP2012056190A JP2013191689A JP 2013191689 A JP2013191689 A JP 2013191689A JP 2012056190 A JP2012056190 A JP 2012056190A JP 2012056190 A JP2012056190 A JP 2012056190A JP 2013191689 A JP2013191689 A JP 2013191689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
unit
cooling
processing
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012056190A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Araki
浩之 荒木
Katsuhiko Miya
勝彦 宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2012056190A priority Critical patent/JP2013191689A/ja
Publication of JP2013191689A publication Critical patent/JP2013191689A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

【課題】生産性の向上された基板処理装置および基板処理方法を提供する。
【解決手段】基板処理装置1は、基板Wを収容する収容器4を保持する収容器保持ユニット5と、基板Wを処理する処理ユニット7A,7B,7C,7Dと、収容器保持ユニット5に保持された基板Wを処理ユニット7A,7B,7C,7Dに搬入するインデクサロボット6およびセンターロボット8と、処理ユニット7A,7B,7C,7Dに搬入される前に、基板Wを予め冷却する冷却ユニット10とを含む。
【選択図】図1

Description

この発明は、基板を処理するための装置および方法に関する。処理の対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板、太陽電池用基板などが含まれる。
特許文献1は、基板表面に液膜を形成し、その液膜を凍結させて凍結膜を形成し、その凍結膜を融解し、その融解された後の液膜を除去することによって、基板表面のパーティクル等の汚染物質を除去する基板処理装置を開示している。この基板処理装置は、チャンバ内に、スピンチャック、冷却ガス吐出ノズル、加熱ガス吐出ノズル、および処理液を吐出するノズルを備えている。スピンチャックによって基板を水平に保持して回転させている状態で、ノズルから基板の表面に純水(脱イオン水)が供給され、それによって基板の表面に液膜が形成される。次いで、スピンチャックで基板を回転させながら、基板表面に向けて冷却ガス吐出ノズルから冷却ガスが吐出され、それによって、基板上の液膜が凍結して、凍結膜が形成される(凍結膜形成工程)。次に、スピンチャックで基板を回転させながら、基板表面に向けて加熱ガス吐出ノズルから加熱ガスが吐出され、それによって、基板上の凍結膜が融解されて液膜となる(融解工程)。凍結膜形成工程と融解工程とを所定回数繰り返した後、ノズルから基板にリンス液を供給するリンス工程、およびリンス液の供給を停止してスピンチャックを高速回転させるスピン乾燥工程が順に実行される。
基板表面の液膜は、温度変化によって体積変化し、凍結されるときには膨張し、融解するときには収縮する。この膨張/収縮の際に、基板の表面に付着している汚染物質に外力が加わり、それによって、基板表面と汚染物質との付着力が低下し、汚染物質が基板表面から離脱する。こうして、基板表面に形成されている微細なパターンを倒壊させることなく、汚染物質を基板表面から除去することができる。
特開2008−130951号公報
特許文献1の構成では、基板の冷却は、チャンバ内に設けられた冷却ガス吐出ノズルによって専ら行われている。そのため、チャンバに基板が搬入されてから、基板表面に最初の凍結膜を形成するまでの時間が長くなるおそれがある。すなわち、室温(たとえば25℃)の基板がチャンバに搬入され、その表面に液膜が形成されてから、当該液膜を凍結させるまでに長い時間を要するおそれがある。これにより、基板処理時間が長くなり、生産効率が制限されるおそれがある。
そこで、この発明の目的は、生産性の向上された基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板(W)を収容する収容器(4)を保持する収容器保持ユニットと、基板を処理する処理ユニット(7A,7B,7C,7D)と、前記収容器保持ユニットに保持された基板を前記処理ユニットに搬入する搬送ユニット(6,8)と、前記処理ユニットに搬入される前に、基板を予め冷却する冷却ユニット(10,95)とを含む、基板処理装置である。なお、括弧内の英数字は後述の実施形態における対応構成要素等を表すが、特許請求の範囲を実施形態に限定する趣旨ではない。以下、この項において同じ。
この構成によれば、収容器保持ユニットに保持された収容器に収容されている基板は、搬送ユニットによって処理ユニットに搬入され、処理ユニット内で処理を受ける。処理対象の基板は、処理ユニットに搬入されるよりも前に、冷却ユニットによって予め冷却される。これにより、処理ユニットにおいて基板を冷却するために必要な時間が短縮されるので、処理ユニット内における基板処理時間を短縮することができる。それに応じて、基板処理効率を向上することができ、生産性を向上できる。
請求項2記載の発明は、前記冷却ユニットが、複数枚の基板を保持する保持部材(72A,72B)を含み、前記保持部材に保持された複数枚の基板を冷却するように構成されている、請求項1に記載の基板処理装置である。この構成によれば、冷却ユニットに複数枚の基板が保持され、その複数枚の基板が一括して冷却される。それによって、処理ユニット内で基板を1枚ずつ冷却する場合に比較して、著しく生産効率を向上することができる。すなわち、処理ユニットが処理対象の基板によって占有される時間を短縮できるので、基板処理に要する時間を短縮して、生産効率を高めることができる。
請求項3記載の発明は、前記保持部材が、非接触で平行に重ねられた状態で複数枚の基板を保持するように構成されており、前記冷却ユニットが、前記保持部材を収容する筐体(70)と、前記筐体内に冷却ガスを供給する冷却ガス供給手段(74A,74B)とをさらに含む、請求項2に記載の基板処理装置である。この構成では、複数枚の基板が非接触で平行に重ねられた状態で筐体内に収容されているので、筐体内に多数枚の基板を収容することができる。そして、各基板が他の基板に接していないので、冷却ガス供給手段から筐体内に冷却ガスを供給すると、その冷却ガスが全ての基板に行き渡り、複数枚の基板を一括して効率的に冷却することができる。それにより、生産性を一層向上することができる。
請求項4記載の発明は、前記処理ユニットが、基板を保持する基板保持ユニット(22)と、前記基板保持ユニットに保持された基板に処理液を供給して基板上に液膜を形成する液膜形成ユニット(62)と、前記基板上に形成された液膜を凍結させて凍結膜を形成する凍結膜形成ユニット(23)と、前記基板上の凍結膜を融解させる融解ユニット(24)とを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成では、処理ユニット内において、基板保持ユニットに保持された基板に処理液が供給されて基板上に処理液の液膜が形成され、その液膜が処理液凍結ユニットによって凍結させられることで、基板上に凍結膜が形成される。そして、その凍結膜が融解ユニットによって融解させられる。こうして、処理液が基板上で凍結および融解させられるので、その過程で液膜(凍結膜)の体積変化(膨張および収縮)が生じる。それにより、基板に付着している汚染物質と基板との間の付着力が弱められ、さらには基板表面から汚染物質が離脱することになる。こうして、基板表面から汚染物質を除去する洗浄処理を行うことができる。
処理ユニットに搬入される基板は、冷却ユニットによって予め冷却されているので、基板上に形成された液膜は容易に冷却されて凍結する。換言すれば、基板上に形成された液膜を凍結させるまでの時間が短い。それにより、処理ユニット内における処理時間が短くなるから、基板処理効率を向上することができる。
請求項5記載の発明は、前記搬送ユニットが、前記収容器保持ユニットに保持された収容器から基板を取り出して前記冷却ユニットに搬入し、前記冷却ユニットから冷却された基板を取り出して前記処理ユニットに搬入するように構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、搬送ユニットは、収容器から基板を取り出して冷却ユニットに搬入し、冷却後の基板を冷却ユニットから取り出して処理ユニットに搬入するように動作する。これにより、処理ユニットに搬入される前に基板を予め冷却することができるので、処理ユニットにおける基板処理時間を短縮して生産効率を向上することができる。
請求項6記載の発明は、前記搬送ユニットが、前記収容器保持ユニットに保持された収容器から基板を取り出して受け渡しユニットに渡す第1搬送機構(6)と、前記受け渡しユニットから基板を取り出して前記冷却ユニットに搬入し、前記冷却ユニットから冷却された基板を取り出して前記処理ユニットに搬入する第2搬送機構(8)とを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成では、収容器から基板を取り出す第1搬送機構と、処理ユニットに基板を搬入する第2搬送機構とが備えられているので、基板の搬送を効率的に行って、生産効率を一層向上することができる。そして、第1搬送機構は収容器から取り出した基板を受け渡しユニットに渡すように動作し、第2搬送機構は、受け渡しユニットから基板を取り出して冷却ユニットに搬入し、その冷却ユニットにおいて冷却された基板を取り出して処理ユニットに搬入するように動作する。これにより、処理ユニットに搬入される前に基板を予め冷却することができるから、処理ユニットにおける処理時間を短縮して生産効率を向上できる。
請求項7記載の発明は、前記搬送ユニットが、前記収容器保持ユニットに保持された収容器から基板を取り出して前記冷却ユニットに渡す第1搬送機構(6)と、前記冷却ユニットから冷却された基板を取り出して前記処理ユニットに搬入する第2搬送機構(8)とを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、第1搬送機構は収容器から基板を取り出して冷却ユニットに渡すように動作し、第2搬送機構は冷却ユニットから冷却された基板を取り出して処理ユニットに搬入するように動作する。すなわち、冷却ユニットは、第1搬送機構および第2搬送機構との間で基板を受け渡すための受け渡し場所を兼ねている。よって、第1搬送機構と第2搬送機構との間で基板を受け渡すための待ち時間の間に基板を冷却しておき、その冷却された基板を処理ユニットに搬入することができる。これにより、より一層生産効率を向上することができる。
請求項8記載の発明は、前記冷却ユニット(95)が、前記収容器保持ユニットに保持された収容器に収容されている基板を冷却するように構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、収容器保持ユニットに保持された収容器に収容されている状態で基板が冷却される。したがって、処理ユニットに搬入する前に予め基板を冷却しておくことができるから、処理ユニットにおける基板処理時間を短縮して生産効率を向上できる。また、収容器内に収容されて待機している状態の基板が冷却されるので、専用の冷却ユニットまで基板を搬送する時間も省くことができ、それによって生産効率を一層向上することができる。
請求項9記載の発明は、前記冷却ユニットが、前記収容器内に冷却ガスを供給する冷却ガス供給手段(93)を含む、請求項8に記載の基板処理装置である。この構成によれば、収容器内に冷却ガスが供給され、その冷却ガスによって、収容器に収容されている基板を冷却できる。収容器は、複数枚の基板を非接触で平行に重ねられた状態で保持するように構成されていることが好ましい。この場合、小さな容積の収容器内に多数枚の基板を収容することができ、かつ各基板に対して冷却ガスを効率的に供給できるので、基板の冷却を効率的に行うことができる。
請求項10記載の発明は、前記冷却ユニットが、前記収容器保持ユニットに保持された収容器から前記処理ユニットに至る基板搬送経路上で基板を冷却するように構成されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の基板処理装置である。この構成によれば、収容器から処理ユニットに至るまでの基板搬送経路上で基板が冷却されるので、処理ユニットに搬入される前に、基板を予め冷却できる。それによって、処理ユニット内における基板処理時間を短縮できるので、基板処理効率を向上することができる。
請求項11記載の発明は、前記冷却ユニットが、基板を異なる温度に冷却する複数の冷却部(71A,71B)を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の基板処理装置である。この構成によれば、冷却ユニットにおいて、基板を複数種類の温度に冷却することができる。よって、たとえば複数の処理ユニットが設けられていて、それらにおいて要求される基板温度が異なる場合に、当該基板温度に合わせて処理ユニットに搬入される前に基板を予め冷却しておくことができる。それによって、各処理ユニットにおける基板処理時間を短縮することができる。
請求項12記載の発明は、前記基板処理装置が、複数の前記処理ユニットを含み、前記搬送ユニットが、前記冷却ユニットから各処理ユニットまでの基板の搬送時間に応じて前記複数の冷却部のいずれか一つを選択し、選択した冷却部から基板を取り出して当該処理ユニットに搬入するように構成されている、請求項11に記載の基板処理装置である。
この構成では、冷却ユニットから各処理ユニットまでの基板の搬送時間に応じて複数の冷却部のうちのいずれか1つが選択される。したがって、冷却ユニットから処理ユニットまで基板を搬送する間における基板の温度上昇を見越して、処理ユニットへの搬入の前に、基板を予め適切に冷却しておくことができる。たとえば、冷却ユニットから或る処理ユニットまでの基板搬送時間が長いときには、冷却ユニットにおいて比較的低い温度に基板を冷却しておけば、基板搬送の間に基板の温度が上昇しても、処理ユニットに対して適切に冷却された基板を搬入できる。また、冷却ユニットから別の処理ユニットまでの基板搬送時間が短ければ、冷却ユニットにおいて比較的高い温度に基板を冷却しておけば、処理ユニットに搬入されるときの基板の温度が適切な値となる。このようにして、冷却ユニットから処理ユニットまでの基板の搬送時間に依らずに、各処理ユニットに対して適切な温度に冷却された基板を搬入することができる。それによって、各処理ユニットにおける基板処理時間を一層短縮することができる。
請求項13記載の発明は、前記搬送ユニットが、前記冷却ユニットから各処理ユニットまでの基板の搬送時間に応じて前記複数の冷却部のいずれか一つを選択し、当該処理ユニットにおいて処理すべき基板を当該選択した冷却部に搬入するように構成されている、請求項12に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、冷却ユニットに基板を搬入する際に、冷却ユニットから処理ユニットまでの当該基板の搬送時間に応じて複数の冷却部のうちの1つが選択される。これにより、当該基板が処理される処理ユニットまでの基板搬送時間に応じて基板を予め冷却しておくことができるので、処理ユニットにおける当該基板の処理時間を短縮できる。これにより、生産効率を向上することができる。
請求項14記載の発明は、基板を収容する収容器から基板を処理する処理ユニットに基板を搬送する基板搬送工程と、前記基板が前記処理ユニットに搬入されるまでの間に、前記基板を予め冷却する冷却工程と、前記処理ユニット内で基板を処理する処理工程とを含む、基板処理方法である。
この方法により、処理ユニットに搬入される前に、基板を予め冷却しておくので、処理ユニット内で基板を冷却するための時間を短縮できる。それによって、処理ユニット内における基板処理時間を短縮できるから、生産効率を向上することができる。
請求項15記載の発明は、前記冷却工程が、複数枚の基板を一括して冷却する工程を含む、請求項14に記載の基板処理方法である。この方法では、複数枚の基板が処理ユニットに搬入される前に一括して冷却される。それにより、基板の冷却に要する時間を一層短縮することができるから、さらに生産効率を向上することができる。
請求項16記載の発明は、前記処理工程が、前記処理ユニット内で基板を保持する基板保持工程と、前記基板保持工程で保持された基板に処理液を供給して基板上に液膜を形成する液膜形成工程と、前記基板上に形成された液膜を凍結させて凍結膜を形成する凍結膜形成工程と、前記基板上の凍結膜を融解させる融解工程とを含む、請求項14または15に記載の基板処理方法である。この方法では、処理ユニット内において、基板上に液膜が形成され、その液膜が凍結させられた後に、融解させられる。基板上における処理液の凍結および融解の過程で処理液の体積変化(膨張および収縮)が生じるので、それによって基板上の汚染物質に外力が及ぼされる。その外力によって、基板上の汚染物質と基板との付着力が弱められ、その汚染物質が基板表面から離脱する。こうして、基板表面の汚染物質を除去する基板洗浄処理を行うことができる。
基板上の液膜を凍結させて凍結膜を形成する工程において、液膜の温度と共に基板の温度を下げる必要があるが、この発明では、処理ユニットに供給される前に基板が予め冷却されているので、その冷却に要する時間を短縮することができる。すなわち、凍結膜を形成する工程に要する時間を短縮できるので、基板処理時間を短縮して、生産効率の向上に寄与することができる。
請求項17記載の発明は、前記冷却工程が、前記収容器から搬出された基板を冷却する工程である、請求項14〜16のいずれか一項に記載の基板処理方法である。この方法では、収容器から搬出されて処理ユニットに搬入されるまでの間に基板が冷却される。それにより、処理ユニット内での基板処理時間を短縮して、生産効率の向上を図ることができる。
請求項18記載の発明は、前記冷却工程が、前記収容器に収容されている基板を冷却する工程を含む、請求項14から16のいずれか一項に記載の基板処理方法である。この方法では、収容器に収容されているときに基板の冷却が行われるので、基板を専用の冷却ユニットに搬送したり、専用の冷却ユニットから処理ユニットに基板を搬送したりするための時間が必要にならない。それによって、生産効率を一層向上することができる。
請求項19記載の発明は、前記冷却工程の後、前記処理ユニットに基板が搬入されるまでの搬送時間が複数種類あり、前記冷却工程が、前記搬送時間に応じた温度に基板を冷却する工程を含む、請求項14〜18のいずれか一項に記載の基板処理方法である。
この方法によれば、処理ユニットに基板が搬入されるまでの搬送時間に応じて基板が冷却されるので、基板搬送の間における基板の温度上昇を見越して基板を冷却しておくことができる。それによって処理ユニットに適切に冷却された基板を搬入することができるから、基板処理ユニットにおける基板処理時間を一層短縮して、生産効率をさらに向上することができる。
図1は、この発明の第1の実施形態に係る基板処理装置のレイアウトを説明するための図解的な平面図である。 図2は、処理ユニットの構成例を説明するための図である。 図3は、処理ユニットにおいて実行される基板処理(基板洗浄処理)の一例を説明するためのフローチャートである。 図4は、冷却ユニットの構成例を説明するための図である。 図5は、この発明の第2の実施形態に係る基板処理装置のレイアウトを示す図解的な平面図である。 図6は、この発明の第3の実施形態に係る基板処理装置のレイアウトを説明するための図解的な平面図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の第1の実施形態に係る基板処理装置のレイアウトを説明するための図解的な平面図である。基板処理装置1は、インデクサ部2と、処理部3と、これらの構成要素を制御するための制御ユニット20とを備えている。
インデクサ部2は、複数枚の基板Wを収容する収容器4をそれぞれ保持する複数の収容器保持ユニット5と、制御ユニット20によって制御される第1搬送機構としてのインデクサロボット6とを備えている。収容器4は、たとえば、複数枚の基板Wを水平姿勢で上下方向に間隔を開けた非接触の積層状態で収容するように構成されている。インデクサロボット6は、収容器保持ユニット5に保持された収容器4から未処理の基板を取り出して処理部3に渡し、処理部3によって処理された処理済の基板Wを受け取って収容器保持ユニット5に保持された収容器4に搬入するように動作する。
処理部3は、複数の処理ユニット7A,7B,7C,7D(以下、総称するときには「処理ユニット7」という。)と、第2搬送機構としてのセンターロボット8と、受け渡しユニット9と、冷却ユニット10とを備えている。処理ユニット7、センターロボット8および冷却ユニット10の動作は、制御ユニット20によって制御される。受け渡しユニット9が可動機構を含む場合には、その可動機構は制御ユニット20によって制御される。可動機構の例は、基板Wを表裏反転する反転機構、基板Wを保持して横行する横行機構、基板Wを保持して上下動する昇降機構等である。
この実施形態では、4つの処理ユニット7A,7B,7C,7Dが、センターロボット8を取り囲むように配置されている。受け渡しユニット9は、センターロボット8とインデクサ部2との間に配置されている。冷却ユニット10は、センターロボット8に対して受け渡しユニット9とは反対側に配置されている。処理部3は、さらに、4つの流体ボックス11A,11B,11C,11Dを有している。流体ボックス11A〜11Dは、処理液や処理ガス等の流体のための配管類を収容する空間を提供している。
2つの処理ユニット7A,7Bとインデクサ部2との間に2つの流体ボックス11A,11Bがそれぞれ配置されている。この2つの流体ボックス11A,11Bの間および2つの処理ユニット7A,7Bの間に、基板Wを搬送するための搬送路12が区画されている。この搬送路12に受け渡しユニット9が配置されている。別の2つの処理ユニット7C,7Dは、2つの処理ユニット7A,7Bに対してインデクサ部2とは反対側にそれぞれ隣接して配置されている。これらの処理ユニット7C,7Dに対してインデクサ部2から遠い側に、2つの流体ボックス11C,11Dがそれぞれ配置されている。2つの処理ユニット7C,7Dおよび2つの流体ボックス11C,11Dの間には、搬送路13が区画されている。この搬送路13に冷却ユニット10が配置されている。
センターロボット8は、制御ユニット20によって制御されることにより、次のような動作を行う。すなわち、センターロボット8は、受け渡しユニット9から未処理の基板Wを搬出し、その基板Wを冷却ユニット10に搬入する。さらに、センターロボット8は、冷却ユニット10において冷却された基板Wを処理ユニット7A,7B,7C,7Dのいずれかに搬入する。センターロボット8は、処理ユニット7A,7B,7C,7Dにおいて処理された処理済の基板Wを搬出し、受け渡しユニット9に渡す。
インデクサロボット6は、制御ユニット20によって制御されることにより、未処理の基板Wを受け渡しユニット9に渡し、処理済の基板Wを受け渡しユニット9から受け取るように動作する。
図2は、処理ユニット7(7A,7B,7C,7D)の共通の構成例を説明するための図である。処理ユニット7は、半導体ウエハ等の基板Wの上面Waに付着しているパーティクル等の汚染物質を除去するための洗浄処理を実行する枚葉式のユニットである。処理ユニット7は、たとえば、微細パターンが形成された基板Wの上面Wa上に処理液の液膜を形成し、その液膜を凍結させて凍結膜を形成し、その凍結膜を融解し、その融解された液膜を除去する一連の洗浄処理を実行する。
処理ユニット7は、処理空間を区画するチャンバ21内に、基板保持ユニットとしてのスピンチャック22と、凍結膜形成ユニットとしての冷却ガスノズル23と、融解ユニットとしての加熱ガスノズル24と、遮断板25とを備えている。
スピンチャック22は、基板Wを、その上面Waを上方に向けたほぼ水平姿勢で保持し、その基板Wを鉛直な回転軸線Cまわりに回転させるように構成されている。より具体的には、スピンチャック22は、円盤状のスピンベース27と、スピンベース27の下面中央に結合されて鉛直方向に延びた回転軸28と、回転軸28を回転駆動するためのチャック回転機構29とを含む。スピンベース27は、ほぼ水平姿勢に保持されており、その上面の周縁部には基板Wの周端面に接して基板Wを挟持するチャックピン30が周方向に間隔を開けて複数個設けられている。チャックピン30は、基板Wを挟持する挟持位置と、基板Wの挟持を解放する解放位置との間で変位可能に構成されている。
回転軸28は中空軸であり、その内部に処理液供給管31が挿通されている。処理液供給管31には、処理液供給部33から、処理液として、薬液またはリンス液を供給できるようになっている。処理液供給管31と回転軸28の内壁面との間に形成された空間は、乾燥ガス通路32として利用されている。この乾燥ガス通路32には、乾燥ガス供給部34から、窒素ガスや乾燥空気等の不活性ガスが乾燥ガスとして供給される。
冷却ガスノズル23は、冷却ガス供給部37から冷却ガス供給路38を介して供給される冷却ガスを吐出するように構成されている。冷却ガスとしては、基板Wの上面Waに供給される処理液の凝固点より低い温度に調整されたガスを用いることができる。具体的には、窒素ガス、酸素ガスおよび清浄空気等を冷却ガスとして用いることができる。この実施形態では、後述のとおり、基板Wの上面Waには、純水(脱イオン水)の液膜が形成されるので、冷却ガスの温度は水の凝固点(氷点)よりも低い温度に調整されることになる。
冷却ガスノズル23は、水平方向に延びた揺動アーム39の先端部に結合されている。揺動アーム39の基端部は、鉛直方向に延びた回動軸40に結合されている。回動軸40は、揺動駆動機構41によって鉛直軸線回りに回動されるように構成されている。揺動駆動機構41によって回動軸40が回動されることにより、揺動アーム39が水平面内で揺動する。これにより、揺動アーム39の先端部に結合された冷却ガスノズル23は、スピンチャック22に保持された基板Wの回転中心の上方を通る円弧状の軌跡に沿って揺動する。冷却ガスノズル23の揺動範囲は、少なくとも、基板Wの周縁位置から基板Wの回転中心までの範囲を含む。冷却ガスノズル23は、当該揺動範囲内において、基板Wの上面Waに向けて冷却ガスを吐出することができる。よって、スピンチャック22によって基板Wを回転させながら冷却ガスノズル23を揺動させることにより、冷却ガスノズル23からの冷却ガス供給位置が基板W上の全域を走査し、基板Wの上面の全域に冷却ガスが供給される。
加熱ガスノズル24には、加熱ガス供給部47から加熱ガス供給路48を介して加熱ガスが供給される。加熱ガスとしては、基板Wの上面Waに形成される液膜を構成する液体の凝固点よりも高い温度に調整されたガスが用いられる。具体的には、窒素ガス、酸素ガスおよび清浄空気等を加熱ガスとして用いることができる。この実施形態では、液膜を形成する処理液として純水(脱イオン水)が用いられるので、加熱ガスの温度は水の凝固点(氷点)よりも高い温度に調整される。
加熱ガスノズル24は、水平面に沿って配置された揺動アーム49の先端部に結合されている。揺動アーム49の基端部は、回動軸50に結合されている。回動軸50は、鉛直方向に沿って延びており、揺動駆動機構51により、その軸線回りに回動されるように構成されている。揺動駆動機構51によって回動軸50を回動させると、揺動アーム49が水平面に沿って揺動する。これにより、揺動アーム49の先端部に結合された加熱ガスノズル24は、スピンチャック22に保持された基板Wの回転中心の上方を通る円弧状の軌跡に沿って揺動する。このときの加熱ガスノズル24の揺動範囲は、少なくとも基板Wの回転中心と基板Wの周縁部との間の範囲を含む。スピンチャック22によって基板Wを回転させながら加熱ガスノズル24を揺動させると、基板W上における加熱ガスの供給位置が基板Wの上面Waの全面を走査する。これにより、基板Wの上面Waの全域に加熱ガスを供給することができる。
遮断板25は基板Wとほぼ同形の円盤状に構成されており、スピンチャック22の上方に配置されている。遮断板25の下面は、スピンチャック22に保持された基板Wの上面Waに対向する基板対向面となっている。遮断板25は、鉛直方向に延びた中空の支持軸55によって、スピンチャック22と共通の回転軸線Cまわりに回転可能に支持されている。支持軸55には、アーム56が結合されている。アーム56は、遮断板昇降機構57によって上下動され、それによって、遮断板25がスピンチャック22に接近したり、スピンチャック22から離反したりするように上下動する。さらに、遮断板25を基板Wの回転軸線と共通の回転軸線Cまわりに回転させるための遮断板回転機構58が設けられている。このような構成により、スピンチャック22に保持された基板Wの上面Waに対して遮断板25を接近/離反させたり、また、遮断板25を回転軸線Cまわりに回転駆動したりすることができる。
支持軸55には、ガス供給路60が挿通されている。ガス供給管60の下端は遮断板25の中央に形成された開口に連通している。ガス供給管60には、乾燥ガス供給部34からの乾燥ガスが供給される。ガス供給管60には、さらに、処理液供給管61が挿通されている。処理液供給管61の下端は、遮断板25の中央に形成された開口から、スピンチャック22に保持された基板Wの回転中心に臨む処理液ノズル62を構成している。処理液供給管61には、処理液供給部33からの処理液が供給されるようになっている。この構成により、基板Wの上面Waに乾燥ガスを供給したり、処理液を供給したりすることができる。
制御ユニット20(図1参照)は、処理ユニット7の各部を制御する。具体的には、制御ユニット20は、チャック回転機構29、処理液供給部33、乾燥ガス供給部34、冷却ガス供給部37、加熱ガス供給部47、揺動駆動機構41,51、遮断板昇降機構57、遮断板回転機構58などの動作を制御するようにプログラムされたコンピュータを含む。
図3は、処理ユニット7内において実行される基板処理(基板洗浄処理)の一例を説明するためのフローチャートであり、制御ユニット20が処理ユニット7の各部を制御することによって実現される動作が示されている。未処理の基板Wは、センターロボット8によって処理チャンバ21内に搬入され、スピンチャック22に渡される(ステップS1)。このとき、遮断板25は、スピンチャック22から上方に退避した退避位置にあり、遮断板25とスピンチャック22との間には、センターロボット8のハンドが入り込む空間が確保されている。スピンチャック22に基板Wが保持されると、遮断板昇降機構57によって、遮断板25が基板Wの上面Waに接近した処理位置まで降下させられる。
さらに、制御ユニット20は、チャック回転機構29および遮断板回転機構58を制御し、スピンチャック22および遮断板25を回転軸線Cまわりに回転させる。その状態で、制御ユニット20は、処理液ノズル62から基板Wの上面Waに処理液(純水(脱イオン水))を供給させる。基板Wの上面に供給された処理液は、基板W上で遠心力を受けて半径方向外方に拡がり、基板Wの上面Waの全域を覆う液膜を形成する(ステップS2)。
次いで、制御ユニット20は、処理液ノズル62からの処理液の供給を停止し、遮断板昇降機構57を制御して、遮断板25を基板Wの上面Waから上方に退避した退避位置まで上昇させる。次いで、制御ユニット20は、スピンチャック22を回転状態に保持する一方、揺動駆動機構41を制御して、冷却ガスノズル23を、冷却ガス供給開始位置である基板Wの回転中心まで移動させる。冷却ガスノズル23が冷却ガス供給開始位置に到達すると、制御ユニット20は冷却ガスノズル23から冷却ガスの吐出を開始させる。それとともに、制御ユニット20は、揺動駆動機構41を制御して冷却ガスノズル23を基板Wの周縁に向けて移動させる。これにより、冷却ガスの供給位置が基板Wの回転中心から周縁に向かって移動し、冷却ガスが供給された位置では、基板Wの上面Waの液膜が凍結する。これにより、基板Wの上面Waの全域を覆う凍結膜が形成される(ステップS3)。
次に、制御ユニット20は、冷却ガスノズル23を基板Wの上方から側方に退避させる。さらに、制御ユニット20は、スピンチャック22の回転を保持する一方、揺動駆動機構51を制御することにより、加熱ガスノズル24を、加熱ガス供給開始位置、すなわち基板Wの回転中心位置まで移動させる。加熱ガスノズル24が加熱ガス供給開始位置に到達すると、制御ユニット20は、加熱ガスノズル24から加熱ガスの吐出を開始させる。それとともに、制御ユニット20は、揺動駆動機構51を制御して、加熱ガスノズル24を基板Wの周縁に向かって移動させる。これにより、基板Wの上面Waに形成された凍結膜に加熱ガスが供給され、その加熱ガス供給位置が、基板Wの上面Waの中央から周縁へと移動していく。スピンチャック22の回転は継続されているので、加熱ガス供給位置は基板Wの上面の全域を走査することになり、それによって、凍結膜が基板Wの上面Waの全域において融解される(ステップS4)。凍結膜の形成(ステップS3)およびその凍結膜の融解(ステップS4)が、予め定められた回数だけ繰り返し実行される(ステップS5)。
その後、制御ユニット20は、揺動駆動機構51を制御して加熱ガスノズル24を基板Wの上方から側方に退避した退避位置へ導き、凍結膜形成(ステップS3)および融解処理(ステップS4)を終える。
基板Wの上面Waにおいて液膜の凍結および融解を繰り返すことにより、液膜が膨張および収縮を繰り返して、その体積が変化する。それによって、基板Wの上面Waに付着しているパーティクル等の汚染物質に外力が加えられ、この外力によって汚染物質の基板Wに対する付着力が低下させられ、ついにはその汚染物質が基板Wの上面Waから離脱する。
その後、制御ユニット20は、基板W上の液膜を除去するためのリンス処理を実行する(ステップS6)。具体的には、制御ユニット20は、遮断板昇降機構57を制御して、遮断板25を基板Wの上面Waに接近した処理位置まで下降させる。さらに、制御ユニット20は、遮断板回転機構58を制御して、スピンチャック22とともに遮断板25を回転させる。その状態で、制御ユニット20は、処理液ノズル62から基板Wの上面Waに処理液を供給させ、かつ処理液供給管31から基板Wの下面Wbに向けて処理液を供給させる。このときに供給される処理液は、純水その他のリンス液である。これにより、基板Wの上面Wa上の液膜が押し流され、かつ基板Wの下面Wbがリンス液によって洗浄される。リンス液としては、純水のほかにも、炭酸水、電解イオン水、水素水、磁気水などの機能水、または希薄濃度(たとえば1ppm程度)のアンモニア水などが用いられてもよい。
次いで、制御ユニット20は、チャック回転機構29および遮断板回転機構58を制御して、それらのスピンチャック22および遮断板25の回転を加速し、基板Wおよび遮断板25を高速回転させる。これにより、基板Wに付着している液成分を遠心力によって振り切り、それによって基板Wを乾燥させる乾燥処理(スピンドライ)が実行される(ステップS7)。
この乾燥処理が終了すると、制御ユニット20は、チャック回転機構29および遮断板回転機構58を制御して、スピンチャック22および遮断板25の回転を停止させる。さらに、制御ユニット20は、遮断板昇降機構57を制御し、遮断板25を基板Wの上方の退避位置へと退避させる。次いで、センターロボット8は、そのハンドをチャンバ21に進入させ、スピンチャック22から処理済の基板Wを搬出する。
図4は、冷却ユニット10の構成例を説明するための図である。冷却ユニット10は、筐体70内に、区画壁69によって上下に仕切られた第1冷却部71Aおよび第2冷却部71Bを有している。すなわち、筐体70内の空間が区画壁69によって上下に仕切られており、区画壁69の上方が第1冷却部71Aとなっており、区画壁69の下方が第2冷却部71Bとなっている。
第1冷却部71Aは、上下方向に積層配列された複数段の保持棚72Aを有している。複数段の保持棚72Aは、複数枚の基板Wを水平姿勢で上下方向に積層した状態で保持するように構成されている。より具体的には、複数段の保持棚72Aは、複数枚の基板Wを、互いに非接触の平行な状態で、上下方向に重ねられた整列状態で保持できるように構成されている。第1冷却部71Aにおいて、保持棚72Aの前方側(センターロボット8側)は開放されており、後方側および両側ならびに上下は隔壁(下側の隔壁は区画壁69)によって塞がれている。第1冷却部71Aの開放された前方側にはエアカーテンユニット76Aが配置されている。エアカーテンユニット76Aは、第1冷却部71Aの天井部に取り付けられており、保持棚72Aの前方において下方に向けて清浄空気流を噴き出し、エアカーテンを形成するように構成されている。各段の保持棚72Aに保持される基板Wの保持高さに対応するように、複数のガス吐出ノズル74Aが設けられている。ガス吐出ノズル74Aは、保持棚72Aに保持された基板Wに向けて、略水平方向に冷却ガスを吐出するように構成されている。各ガス吐出ノズル74Aには、個別冷却ガス配管73Aが結合されており、各個別冷却ガス配管73Aにはバルブ75Aが介装されている。そして、複数の個別冷却ガス配管73Aは、共通に、冷却ガス循環配管79Aに結合されている。冷却ガス循環配管79Aは、個別冷却ガス配管73Aとは反対側に、第1冷却部71A内の空間に開口した冷却ガス取入口80Aを有している。冷却ガス循環配管79Aの途中部には、当該配管内の冷却ガスを冷却するための冷却器77Aと、冷却ガスを圧送するためのファン78Aとが介装されている。
第2冷却部71Bも同様に構成されており、第2冷却部71Bの構成部分には、第1冷却部71Aの対応構成部分に付した参照符号の数字部分に「B」を付加した符号で示すこととし、詳細な説明を省略する。
このような構成により、第1冷却部71Aおよび第2冷却部71Bでは、冷却器77A,77Bによって冷却された冷却ガスが冷却ガス循環配管79A,79Bを介してガス吐出ノズル74A,74Bからそれぞれの空間内に吐出される。そして、第1冷却部71Aおよび第2冷却部71B内のガスが、冷却ガス取入口80A,80Bから冷却ガス循環配管79A,79Bにそれぞれ取り込まれる。こうして、冷却ガスが、冷却器77A,77Bによって冷却されながら、ファン78A,78Bによって圧送されることにより、循環する。その結果、第1冷却部71Aおよび第2冷却部71B内の保持棚72A,72Bに保持された基板Wが冷却される。
冷却ガスとしては、窒素ガスや清浄空気等の不活性ガスを用いればよい。たとえば、第1冷却部71Aの冷却器77Aは、第2冷却部71Bの冷却器77Bに比較して、冷却ガスを高温に調整するように制御されてもよい。これによって、第1冷却部71Aおよび第2冷却部71Bにおいて基板Wの温度を異なる温度まで冷却することができる。たとえば、第1冷却部71Aは基板Wの温度を−10℃に調整し、第2冷却部71Bは基板Wの温度をそれよりも低い−15℃程度に調整するようにそれぞれ制御されてもよい。
センターロボット8は、エアカーテンユニット76A,76Bによってエアカーテンが形成されている前面開口部を介して、第1冷却部71Aおよび第2冷却部71Bに対して基板Wを搬入/搬出する。
基板処理装置1の全体動作の一例は次のとおりである。この動作は、制御ユニット20による各部の制御によって実現される。
インデクサロボット6は、収容器保持ユニット5に保持されたいずれかの収容器4から1枚の基板を取り出し、受け渡しユニット9に搬入する。この未処理の基板Wは、センターロボット8によって受け渡しユニット9から取り出され、冷却ユニット10に搬入される。このとき、センターロボット8は、当該基板Wを処理する処理ユニットが冷却ユニット10に近い処理ユニット7C,7Dであるか、それとも冷却ユニット10から遠い処理ユニット7A,7Bであるかを判断する。冷却ユニット10に近い処理ユニット7C,7Dによって処理されるべき基板Wは、センターロボット8により、比較的弱い冷却を行う第1冷却部71Aに搬入され、第1冷却部71A内の保持棚72Aに保持される。一方、冷却ユニット10から遠い処理ユニット7A,7Bによって処理されるべき基板Wは、センターロボット8により、比較的強い冷却を行う第2冷却部71Bに搬入され、この第2冷却部71Bの保持棚72Bに保持される。こうして、冷却ユニット10から処理ユニットまでの距離に応じて、換言すれば、冷却ユニット10から処理ユニットまでの搬送時間に応じて、第1冷却部71Aまたは第2冷却部71Bに基板Wが搬入されて予備冷却処理を受ける。
冷却ユニット10によって冷却された基板Wは、センターロボット8によって、処理ユニット7A,7B,7C,7Dのいずれかに搬入される。いずれの処理ユニット7によって基板Wが処理されるかについては、制御ユニット20が予め実行するスケジューリングによって定められている。そのスケジューリングに従ってセンターロボット8が動作する。冷却ユニット10に近い処理ユニット7C,7Dによって処理される基板Wは第1冷却部71Aに搬入されて予め冷却され、その予備冷却の後に、センターロボット8によって取り出されて、処理ユニット7C,7Dに搬入される。同様に、冷却ユニット10から遠い処理ユニット7A,7Bで処理すべき基板Wは第2冷却部71Bに搬入されて、予備冷却処理を受ける。この予備冷却処理後の基板Wは、センターロボット8によって第2冷却部71Bから搬出され、処理ユニット7A,7Bに搬入されて処理を受ける。
処理ユニット7による処理を終えた基板Wは、センターロボット8によって当該処理ユニット7から搬出され、受け渡しユニット9に渡される。この処理済の基板Wは、インデクサロボット6によって受け渡しユニット9から取り出され、収容器保持ユニット5に保持されたいずれかの収容器4に収容される。
以上のように、この実施形態によれば、基板Wは、処理ユニット7による処理を受ける前に冷却ユニット10に搬入されて、予備冷却処理を受ける。したがって、処理ユニット7には、予備冷却処理後の基板Wが搬入されることになる。ゆえに、処理ユニット7においては、基板Wを室温から液膜を構成する処理液の凝固点(たとえば氷点)まで冷却する必要がなく、そのため、冷却ガスの供給によって、基板Wの表面に供給された液膜を速やかに凍結させて、凍結膜を形成することができる。それによって、処理ユニット7における基板Wの処理時間を短縮でき、生産効率を著しく向上することができる。しかも、冷却ユニット10は、複数枚の基板Wを保持棚72A,72Bに積層状態で保持して冷却することができるので、処理ユニット7における基板Wの1枚ずつの冷却処理に比較して効率的な予備冷却が可能であり、それによっても生産効率の向上が図られている。
さらに、この実施形態では、冷却ユニット10は、冷却温度の異なる第1冷却部71Aおよび第2冷却部71Bを有しており、冷却ユニット10から処理ユニット7までの基板搬送時間に応じていずれか一方の冷却部が選択され、その選択された冷却部に未処理の基板Wが搬入される。それによって、冷却ユニット10から処理ユニット7までの搬送時間における基板Wの温度上昇を見越して当該基板Wを適切に予備冷却することができる。その結果、各処理ユニット7に適切に冷却された基板Wを搬入することができるので、各処理ユニット7における基板処理時間を短縮して生産効率の向上を図ることができる。加えて、各処理ユニット7における基板処理時間の均一化を図ることができる。
また、この実施形態では、水平姿勢で垂直方向に非接触で積層された状態で複数枚の基板Wが冷却ユニット10に保持され、それらの複数枚の基板Wが一括して予備冷却処理を受ける。これにより、筐体70の内部空間を小さくすることができ、かつ各基板Wに対して冷却ガスを効率的に供給することができる。それによって、冷却効率を高めることができるので、冷却ユニット10における予備冷却に要する時間を短縮できる。これにより、生産効率の一層の向上を図ることができる。しかも、短時間の予備冷却処理で基板Wを目標温度まで冷却することができるから、処理ユニット7には、適切に予備冷却された基板Wを搬入することができる。それによって、各処理ユニット7における基板処理時間の均一化および短縮を図ることができ、生産効率を高めることができる。
図5は、この発明の第2の実施形態に係る基板処理装置100のレイアウトを示す図解的な平面図である。図5において、前述の図1に示された各部に対応する部分には同一参照符号を付して示す。
この実施形態では、受け渡しユニット9に対して上下方向に重なり合う位置に冷却ユニット10が配置されている。冷却ユニット10は、図4に示す構成と同様の構成であるが、インデクサロボット6に向けられた後面およびセンターロボット8に向けられた前面のいずれも開口していて、前面および後面の両方にエアカーテンユニット76A,76B;81A,81B(図4参照)が配置されていることが好ましい。
この基板処理装置100の動作例は次のとおりである。この動作は、制御ユニット20による各部の制御によって実現される。
インデクサロボット6は、収容器保持ユニット5に保持されているいずれかの収容器4から未処理の基板Wを取り出し、冷却ユニット10に搬入する。このとき、当該基板Wが冷却ユニット10に近い処理ユニット7A,7Bで処理すべき基板であれば、インデクサロボット6は、当該基板Wを、弱い冷却を行う第1冷却部71Aに搬入して、その保持棚72Aに保持させる。一方、冷却ユニット10から遠い処理ユニット7C,7Dにおいて処理すべき基板Wについては、インデクサロボット6は、当該基板Wを比較的強い冷却を行う第2冷却部71Bに搬入する。センターロボット8は、冷却ユニット10に近い処理ユニット7A,7Bに搬入すべき基板Wを第1冷却部71Aから取り出し、それらの処理ユニット7A,7Bに搬入する。また、センターロボット8は、冷却ユニット10から遠い処理ユニット7C,7Dに搬入すべき基板Wを第2冷却部71Bから取り出し、それらの処理ユニット7C,7Dに搬入する。処理ユニット7での処理が終了すると、センターロボット8は、処理済の基板Wを当該処理ユニット7から取り出し、受け渡しユニット9に搬入する。インデクサロボット6は、処理済の基板Wを受け渡しユニット9から取り出し、収容器保持ユニット5に保持されたいずれかの収容器4に収容する。
このようにして、この実施形態においても、前述の第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。それに加えて、第2の実施形態においては、冷却ユニット10が、インデクサロボット6からセンターロボット8に渡される基板Wの受け渡し位置を提供している。これにより、インデクサロボット6からセンターロボット8への未処理の基板Wの受け渡しに要する待機時間を利用して基板Wに対する予備冷却を行うことができる。しかも、冷却ユニット10に基板Wを搬送するための特別の搬送時間を設ける必要がなくなる。これらの結果、生産効率を一層向上することができる。
図6は、この発明の第3の実施形態に係る基板処理装置101のレイアウトを説明するための図解的な平面図である。図6において、図1に示された各部と同等の部分は同一参照符号を付して示す。
この第3の実施形態では、収容器保持ユニット5に保持された収容器4に収容された基板Wに対して予備冷却処理が行われる。より具体的には、収容器保持ユニット5に保持された収容器4に対して、冷却ガス配管90が結合されている。冷却ガス配管90の途中部に冷却器91およびファン92が介装されており、ファン92によって冷却ガスを圧送しながら、その圧送される冷却ガスを冷却器91によって冷却するようになっている。これらの冷却ガス配管90、冷却器91およびファン92などにより、基板Wを冷却するための冷却ユニット95が構成されている。
冷却ガス配管90の下流側は複数の冷却ガス吐出管93に分岐しており、各冷却ガス吐出管93が各1つの収容器4に結合されている。冷却ガス配管90の上流側は複数の冷却ガス回収管94に分岐している。各冷却ガス回収管94は1つの収容器4に結合されている。すなわち、複数の収容器4内の冷却ガスが複数の冷却ガス回収管94にそれぞれ流入し、冷却ガス配管90へと集合して、ファン92による圧送および冷却器91による冷却を受けるようになっている。
この構成により、収容器4内で基板Wに対する予備冷却を行うことができる。それによって、第1および第2の実施形態と同様の効果を奏することができる。しかも、収容器4内で処理を待機している基板Wに対して予備冷却を行うことができるので、基板Wを冷却ユニットまで搬送するために特別の搬送時間を必要としない。それに加えて、収容器4から基板Wが搬出された後、その基板Wを冷却するために収容器以外のいずれかの位置で基板Wをとどめておく必要もない。それにより、基板処理の効率を一層向上することができる。
なお、図6には、複数の収容器4で冷却ユニット95を共有する構成を示したけれども、各収容器4に対して個別の冷却ユニットを設けてもよい。この場合、複数の収容器4内における基板Wの冷却温度は、異なっていてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明してきたが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。たとえば、前述の実施形態では、処理ユニット7において、純水の液膜を形成し、その液膜を凍結/融解させる構成を示したが、処理ユニットにおける処理内容はこれに限られない。たとえば、基板Wの表面に凍結膜を形成した後、SC1(アンモニア過酸化水素水混合液)等の薬液を基板に供給して、基板W上の凍結膜を薬液によって融解させて除去する処理が行われてもよい。また、前述の実施形態では、2つの冷却部を有する冷却ユニット10について説明したけれども、冷却ユニット10は1種類の温度に基板を冷却するものであってもよいし、3つ以上の冷却部を有し、3種類以上の温度に基板を冷却するように構成されていてもよい。さらに、前述の実施形態では、保持棚に基板Wを保持して冷却ガスによって基板を冷却する構成の冷却ユニット10を示したけれども、多段に積層された複数のクールプレート上にそれぞれ基板Wを載置して基板Wの予備冷却処理を行う冷却ユニットが用いられてもよい。また、前述の実施形態では、基板処理装置内の一箇所に冷却ユニットが配置された構成を示したが、基板処理装置内の複数箇所に冷却ユニットが配置されてもよい。具体的には、図1に示す冷却ユニット10の位置と、図5に示す冷却ユニット10の位置とに、それぞれ冷却ユニットが配置されてもよい。また、図1または図5に示す冷却ユニット10に加えて、図6に示す冷却ユニット95を設けて、収容器4での基板Wの予備冷却を併用してもよい。図1および図5に示す冷却ユニット10の位置にそれぞれ冷却ユニットを設け、さらに図6に示す冷却ユニット95を設けてもよい。さらに、前述の実施形態では、平面的に4つの処理ユニット7が配置されている例を示したが、複数の処理ユニットは上下方向に多段に配置してもよい。すなわち、複数の処理ユニットが3次元的に配置されていてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
W 基板
Wa 上面
Wb 下面
1 基板処理装置
2 インデクサ部
3 処理部
4 収容器
5 収容器保持ユニット
6 インデクサロボット
7,7A,7B,7C,7D 処理ユニット
8 センターロボット
9 受け渡しユニット
10 冷却ユニット
11A,11B,11C,11D 流体ボックス
12 搬送路
13 搬送路
20 制御ユニット
21 チャンバ
22 スピンチャック(基板保持ユニット)
23 冷却ガスノズル(凍結膜形成ユニット)
24 加熱ガスノズル(融解ユニット)
25 遮断板
27 スピンベース
28 回転軸
29 チャック回転機構
30 チャックピン
31 処理液供給管
32 乾燥ガス通路
33 処理液供給部
34 乾燥ガス供給部
37 冷却ガス供給部
38 冷却ガス供給路
39 揺動アーム
40 回動軸
41 揺動駆動機構
47 加熱ガス供給部
48 加熱ガス供給路
49 揺動アーム
50 回動軸
51 揺動駆動機構
55 支持軸
56 アーム
57 遮断板昇降機構
58 遮断板回転機構
60 ガス供給管
61 処理液供給管
62 処理液ノズル
69 区画壁
70 筐体
71A 第1冷却部
72A 保持棚
73A 個別冷却ガス配管
74A ガス吐出ノズル
75A バルブ
76A エアカーテンユニット
77A 冷却器
78A ファン
79A 冷却ガス循環配管
80A 冷却ガス取り入れ口
71B 第2冷却部
72B 保持棚
73B 個別冷却ガス配管
74B ガス吐出ノズル
75B バルブ
76B エアカーテンユニット
77B 冷却器
78B ファン
79B 冷却ガス循環配管
80B 冷却ガス取り入れ口
90 冷却ガス配管
91 冷却器
92 ファン
93 冷却ガス吐出管
94 冷却ガス回収管
95 冷却ユニット
100 基板処理装置
101 基板処理装置

Claims (19)

  1. 基板を収容する収容器を保持する収容器保持ユニットと、
    基板を処理する処理ユニットと、
    前記収容器保持ユニットに保持された基板を前記処理ユニットに搬入する搬送ユニットと、
    前記処理ユニットに搬入される前に、基板を予め冷却する冷却ユニットとを含む、基板処理装置。
  2. 前記冷却ユニットが、複数枚の基板を保持する保持部材を含み、前記保持部材に保持された複数枚の基板を冷却するように構成されている、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記保持部材が、非接触で平行に重ねられた状態で複数枚の基板を保持するように構成されており、前記冷却ユニットが、前記保持部材を収容する筐体と、前記筐体内に冷却ガスを供給する冷却ガス供給手段とをさらに含む、請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記処理ユニットが、基板を保持する基板保持ユニットと、前記基板保持ユニットに保持された基板に処理液を供給して基板上に液膜を形成する液膜形成ユニットと、前記基板上に形成された液膜を凍結させて凍結膜を形成する凍結膜形成ユニットと、前記基板上の凍結膜を融解させる融解ユニットとを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記搬送ユニットが、前記収容器保持ユニットに保持された収容器から基板を取り出して前記冷却ユニットに搬入し、前記冷却ユニットから冷却された基板を取り出して前記処理ユニットに搬入するように構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  6. 前記搬送ユニットが、前記収容器保持ユニットに保持された収容器から基板を取り出して受け渡しユニットに渡す第1搬送機構と、前記受け渡しユニットから基板を取り出して前記冷却ユニットに搬入し、前記冷却ユニットから冷却された基板を取り出して前記処理ユニットに搬入する第2搬送機構とを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  7. 前記搬送ユニットが、前記収容器保持ユニットに保持された収容器から基板を取り出して前記冷却ユニットに渡す第1搬送機構と、前記冷却ユニットから冷却された基板を取り出して前記処理ユニットに搬入する第2搬送機構とを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  8. 前記冷却ユニットが、前記収容器保持ユニットに保持された収容器に収容されている基板を冷却するように構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  9. 前記冷却ユニットが、前記収容器内に冷却ガスを供給する冷却ガス供給手段を含む、請求項8に記載の基板処理装置。
  10. 前記冷却ユニットが、前記収容器保持ユニットに保持された収容器から前記処理ユニットに至る基板搬送経路上で基板を冷却するように構成されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  11. 前記冷却ユニットが、基板を異なる温度に冷却する複数の冷却部を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  12. 前記基板処理装置が、複数の前記処理ユニットを含み、
    前記搬送ユニットが、前記冷却ユニットから各処理ユニットまでの基板の搬送時間に応じて前記複数の冷却部のいずれか一つを選択し、選択した冷却部から基板を取り出して当該処理ユニットに搬入するように構成されている、請求項11に記載の基板処理装置。
  13. 前記搬送ユニットが、前記冷却ユニットから各処理ユニットまでの基板の搬送時間に応じて前記複数の冷却部のいずれか一つを選択し、当該処理ユニットにおいて処理すべき基板を当該選択した冷却部に搬入するように構成されている、請求項12に記載の基板処理装置。
  14. 基板を収容する収容器から基板を処理する処理ユニットに基板を搬送する基板搬送工程と、
    前記基板が前記処理ユニットに搬入されるまでの間に、前記基板を予め冷却する冷却工程と、
    前記処理ユニット内で基板を処理する処理工程とを含む、基板処理方法。
  15. 前記冷却工程が、複数枚の基板を一括して冷却する工程を含む、請求項14に記載の基板処理方法。
  16. 前記処理工程が、前記処理ユニット内で基板を保持する基板保持工程と、前記基板保持工程で保持された基板に処理液を供給して基板上に液膜を形成する液膜形成工程と、前記基板上に形成された液膜を凍結させて凍結膜を形成する凍結膜形成工程と、前記基板上の凍結膜を融解させる融解工程とを含む、請求項14または15に記載の基板処理方法。
  17. 前記冷却工程が、前記収容器から搬出された基板を冷却する工程である、請求項14〜16のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  18. 前記冷却工程が、前記収容器に収容されている基板を冷却する工程を含む、請求項14から16のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  19. 前記冷却工程の後、前記処理ユニットに基板が搬入されるまでの搬送時間が複数種類あり、
    前記冷却工程が、前記搬送時間に応じた温度に基板を冷却する工程を含む、請求項14〜18のいずれか一項に記載の基板処理方法。
JP2012056190A 2012-03-13 2012-03-13 基板処理装置および基板処理方法 Pending JP2013191689A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012056190A JP2013191689A (ja) 2012-03-13 2012-03-13 基板処理装置および基板処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012056190A JP2013191689A (ja) 2012-03-13 2012-03-13 基板処理装置および基板処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013191689A true JP2013191689A (ja) 2013-09-26

Family

ID=49391662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012056190A Pending JP2013191689A (ja) 2012-03-13 2012-03-13 基板処理装置および基板処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013191689A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220066573A (ko) * 2020-11-16 2022-05-24 (주)에스티아이 포드 세정공정

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220066573A (ko) * 2020-11-16 2022-05-24 (주)에스티아이 포드 세정공정
KR102596033B1 (ko) * 2020-11-16 2023-11-01 (주)에스티아이 포드 세정공정

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7867337B2 (en) Substrate processing method and substrate processing apparatus
US10490427B2 (en) Apparatus for treating substrate
TWI593008B (zh) Substrate processing apparatus, substrate processing method, and memory medium
TWI672178B (zh) 基板處理裝置及基板處理方法
US20110078898A1 (en) Substrate processing apparatus
JP2011029593A (ja) 液処理装置
JP7113949B2 (ja) 基板処理装置
TWI503911B (zh) 用以處理基板之設備及用以排出超臨界流體之方法
KR100915645B1 (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
WO2018037982A1 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2009267167A (ja) 基板処理装置
TW201735213A (zh) 基板處理裝置及基板處理方法
JP2009231732A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP6422673B2 (ja) 基板処理装置
JP2016516291A (ja) 基板処理装置
TW201639019A (zh) 基板處理裝置及基板處理方法
JP4781253B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP4790326B2 (ja) 処理システム及び処理方法
KR20120023296A (ko) 기판처리장치
JP2013191689A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP5786190B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
KR102615845B1 (ko) 지지 유닛 및 기판 처리 장치
TWI700740B (zh) 基板處理裝置以及基板處理方法
JP2016063032A (ja) 基板冷却部材、基板処理装置及び基板冷却方法
US20240203757A1 (en) Control unit and semiconductor manufacturing equipment including the same