JP2013191522A - 照明装置 - Google Patents

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Rumiko Tanaka
瑠美子 田中
Masaya Yamashita
雅也 山下
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Abstract

【課題】照明光の相対色温度を所定の相対色温度調整範囲で調整可能とするものでありながら、発光素子の必要個数を削減できるだけでなく、駆動回路部の回路規模を小さくでき、ひいては同等の相対色温度調整が可能な照明装置に比して大幅なコストダウンが可能となる照明装置を提供すること。
【解決手段】第1の色温度の光を発光する複数の第1のLEDからなる第1のLEDモジュールAと、第2の色温度の光を発光する複数のLEDからなる第2のLEDモジュールBと、を含む光源部1aと、第1のLEDモジュールAと第2のLEDモジュールBのそれぞれに供給する電力を制御して光源部1aの相対色温度を調整する駆動回路部1bと、を備え、光源部1aは、第1の色温度と第2の色温度の少なくともいずれかが駆動回路部1bにより設定される所定の相対色温度調整範囲に含まれないように構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、LEDなどの発光素子を光源とし、照明光の調色制御が可能な照明装置に関する。
従来、照明光の調光や調色を可能とした照明装置として、たとえば、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載された従来例では、互いに色温度の異なる二つの発光部(LEDモジュール)と、それぞれの発光部の光出力を制御する制御回路とを備え、各発光部の出力比率を変化させることにより、照明光の調色を可能にしている。
特開2008−226473号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の照明装置では、照明光の相対色温度を所定の相対色温度調整範囲内で調整可能とするにあたり、相対色温度調整範囲の上限値に相当する色温度を有する第1の発光部と、相対色温度調整範囲の下限値に相当する色温度を有する第1の発光部とを組合せ、照明光の相対色温度を相対色温度調整範囲の中間値に調整する場合はその相対色温度に応じた出力比率で各発光部を発光駆動させるものの、相対色温度調整範囲の上限値に調整する場合は第1の発光部のみを発光駆動させ、相対色温度調整範囲の下限値に調整する場合は第2の発光部のみを発光駆動させているので、照明光の相対色温度を相対色温度調整範囲の上限値や下限値に調整する場合、いずれかの発光部のみで必要な照度を確保する必要がある。そのため、各発光部における発光素子の必要個数が多くなるだけでなく、各発光部の最大駆動電力が大きくなり、駆動回路部の回路規模も大きくなるという問題があった。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、照明光の相対色温度を所定の相対色温度調整範囲で調整可能とするものでありながら、発光素子の必要個数を削減できるだけでなく、駆動回路部の回路規模を小さくでき、ひいては同等の相対色温度調整が可能な照明装置に比して大幅なコストダウンが可能となる照明装置の提供を目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、第1の色温度の光を発光する複数の第1の発光素子からなる第1光源と、第2の色温度の光を発光する複数の第2の発光素子からなる第2光源と、を含む光源部と、前記第1光源と前記第2光源のそれぞれに供給する電力を制御して前記光源部の相対色温度を調整する駆動回路部と、を備え、前記光源部は、前記第1の色温度と前記第2の色温度の少なくともいずれかが前記駆動回路部により設定される所定の相対色温度調整範囲に含まれないように構成され、前記駆動回路部は、前記光源部の相対色温度を前記相対色温度調整範囲の上限値の相対色温度、および/または、下限値の相対色温度に調整するときであっても、前記第1光源または前記第2光源に対する電力供給を停止することなく、調整する相対色温度に応じた所定の比率で前記第1光源および前記第2光源に電力供給を行う構成としてある。
この構成によれば、光源部の相対色温度を相対色温度調整範囲の上限値の相対色温度、および/または、下限値の相対色温度に調整するときであっても、調整する相対色温度に応じた所定の比率で第1光源および第2光源に電力供給を行うので、第1光源または第2光源のみで必要な照度を確保する必要がなく、その結果、光源部における発光素子の必要個数を削減できるだけでなく、駆動回路部の回路規模を小さくでき、ひいては同等の相対色温度調整が可能な照明装置に比して大幅なコストダウンが可能となる。
また、前記第1の色温度は前記第2の色温度よりも高く、前記第1の色温度は前記相対色温度調整範囲の上限値の相対色温度よりも高い色温度である、および/または、前記第2の色温度は前記相対色温度調整範囲の下限値の相対色温度よりも低い色温度としてある。
そして、前記第1の色温度と前記相対色温度調整範囲の上限値の相対色温度との差は、前記第2の色温度と前記相対色温度調整範囲の下限値の相対色温度との差よりも大きい構成としてある。
この構成によれば、第1の色温度と相対色温度調整範囲の上限値の相対色温度との差を、第2の色温度と相対色温度調整範囲の下限値の相対色温度との差よりも大きくしたので、低い色温度の発光素子ほど演色性が高い傾向にあることを利用し、第1光源の駆動比率が高い相対色温度調整範囲の上限域において演色性の高い第2光源の駆動比率を従来よりも高くすることで、演色性の高い照明光を実現できる。逆に、第2光源の駆動比率が高い相対色温度調整範囲の下限域では、第2の色温度を相対色温度調整範囲の下限値よりも低くすると、演色性の低い第1光源の駆動比率が従来よりも高くなることで、照明光の演色性が低下する可能性があるが、第2の色温度と相対色温度調整範囲の下限値の相対色温度との差を、第1の色温度と相対色温度調整範囲の上限値の相対色温度との差よりも小さくしたので、演色性の低下を抑制することができる。
また、前記第2の色温度は前記相対色温度調整範囲の下限値の相対色温度と同じとしてある。
この構成によれば、光源部の相対色温度を相対色温度調整範囲の下限値の相対色温度に調整する場合、従来と同様に第2光源のみを発光駆動させることになるので、相対色温度調整範囲の下限値における照明光の演色性を従来と同等としつつ、相対色温度調整範囲の上限域において演色性の高い照明光を実現できる。
また、前記駆動回路部は、前記第1光源に対する供給電力が前記相対色温度調整範囲内の所定の相対色温度以上で最大となるように前記第1光源の供給電力を制御するとともに、前記光源部の相対色温度が前記相対色温度調整範囲内の所望の値になるように前記第2光源の供給電力を制御する構成としてある。
この構成によれば、第1光源に対する供給電力が相対色温度調整範囲内の所定の相対色温度以上で最大となるので、演色性の高い第1光源の駆動比率を高めて演色性の高い照明光を実現できる。しかも、所定の相対色温度以上の領域では、相対色温度を上昇側に調整する場合、第2光源の駆動比率を低下させることになるので、相対色温度を上昇させるほど消費電力が低下するという省電力モードで光源部を発光駆動させることが可能になる。
本発明によれば、照明光の相対色温度を所定の相対色温度調整範囲で調整可能とするものでありながら、発光素子の必要個数を削減できるだけでなく、駆動回路部の回路規模を小さくでき、ひいては同等の相対色温度調整が可能な照明装置に比して大幅なコストダウンが可能となる。
本発明の実施形態に係る照明装置の模式的な回路構成を示すブロック図である。 図2の(a)〜(c)は本発明の実施形態に係る照明装置の相対色温度調整範囲とLEDモジュールの色温度との関係を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る照明装置の相対色温度調整範囲とLEDモジュールの駆動電力比率との関係を示す説明図である。 LEDの色温度の組合せに対する、光源部の相対色温度と駆動電力との関係、LEDの必要個数、および回路最大出力を示す説明図であり、図4の(a)は従来の照明装置に係る説明図、図4の(b)〜(e)は本発明の第1実施形態の照明装置に係る説明図である。 図5の(a)は本発明の第2実施形態に係る照明装置の相対色温度調整範囲とLEDモジュールの駆動電力比率との関係を示す説明図であり、図5の(b)は本発明の第2実施形態に係る照明装置の相対色温度調整範囲と光源部の駆動電力の合計との関係を示す説明図である。 LEDの色温度の組合せに対する、光源部の相対色温度と駆動電力との関係、およびLEDの必要個数を示す説明図であり、図6の(a)は従来の照明装置に係る説明図、図6の(b)は本発明の第2実施形態の照明装置に係る説明図である。
以下、本発明に係る好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通じて同じ要素には同じ符号を付して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る照明装置の模式的な回路構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る照明装置1は、第1の色温度の光を発光する複数の第1の発光素子からなる第1光源と、第2の色温度の光を発光する複数の第2の発光素子からなる第2光源と、を含む光源部1aと、第1光源と第2光源のそれぞれに供給する電力を制御して光源部の相対色温度を調整する駆動回路部1bと、を備える。
本実施形態の光源部1aは、第1光源の一例として、直列に接続された複数の第1のLED(第1の発光素子の一例)からなる第1のLEDモジュールAを備え、第2光源の一例として、直列に接続された複数の第2のLED(第2の発光素子の一例)からなる第2のLEDモジュールBを備える。そして、第1のLEDモジュールAは、駆動回路部1bの定電流回路3aから供給される直流電力により駆動されて発光し、第2のLEDモジュールBは、駆動回路部1bの定電流回路3bから供給される直流電力により駆動されて発光する。
本実施形態の駆動回路部1bは、制御回路2と定電流回路3a、3bとを備える。定電流回路3a、3bは、それぞれ、LEDモジュールA、Bに供給する直流電力の大きさが制御回路2によって制御される。制御回路2は、定電流回路3a、3bを介して、LEDモジュールA、Bに供給する直流電力の比率を制御することにより照明光の相対色温度を調整する。
以上の構成は従来の照明装置と同様である。以下、本発明の第1実施形態に係る照明装置1の特徴部分について説明する。
本実施形態の光源部1aは、第1のLEDモジュールAの色温度と第2のLEDモジュールBの色温度の少なくともいずれかが駆動回路部1bにより設定される所定の相対色温度調整範囲に含まれないように構成される。
また、本実施形態の駆動回路部1bは、光源部1aの相対色温度を相対色温度調整範囲の上限値の相対色温度、および/または、下限値の相対色温度に調整するときであっても、第1のLEDモジュールAまたは第2のLEDモジュールBに対する電力供給を停止することなく、調整する相対色温度に応じた所定の比率で第1のLEDモジュールAおよび第2のLEDモジュールBに電力供給を行う。以下、図2および図3を用いて具体的に説明する。
図2の(a)〜(c)は本発明の実施形態に係る照明装置の相対色温度調整範囲とLEDモジュールの色温度との関係を示す説明図である。
たとえば、図2の(a)では、色温度調整範囲K2−K3に対して、第1のLEDモジュールA2が色温度調整範囲K2−K3の上限値K3より高い色温度K4であり、第2のLEDモジュールB1が色温度調整範囲K2−K3の下限値K2と同じ色温度K2である。
また、図2の(b)では、色温度調整範囲K2−K3に対して、第1のLEDモジュールA1が色温度調整範囲K2−K3の上限値K3と同じ色温度K3であり、第2のLEDモジュールB2が色温度調整範囲K2−K3の下限値K2より低い色温度K1である。
また、図2(c)では、相対色温度調整範囲K2−K3に対して、第1のLEDモジュールA2が色温度調整範囲K2−K3の上限値K3より高い色温度K4であり、第2のLEDモジュールB2が色温度調整範囲K2−K3の下限値K2より低い色温度K1である。また、第1のLEDモジュールA3が第1のLEDモジュールA2の色温度K4よりも高い色温度K5である場合も同じ図に示している。
図3は、本発明の第1実施形態に係る照明装置の相対色温度調整範囲とLEDモジュールの駆動電力比率との関係を示す説明図である。
なお、本実施形態の相対色温度調整範囲は、3000K(ケルビン)−6000K(ケルビン)とする。
従来の照明装置では、6000Kの色温度を有するLEDモジュールと3000Kの色温度を有するLEDモジュールとが用いられるため、相対色温度調整範囲でそれぞれのLEDモジュールに供給される駆動電力は、ラインLa、Lbのように変化し、それぞれの最大出力はP1(W)、P2(W)となる。
一方、本実施形態の照明装置1では、図2の(c)で示したように、LEDモジュールA、Bがともに相対色温度調整範囲よりも外側にある例として、7000Kの色温度を有する第1のLEDモジュールA2と2000Kの色温度を有する第2のLEDモジュールB2とを用いた場合、相対色温度調整範囲でそれぞれのLEDモジュールA2、B2に供給される駆動電力は、ラインLA、LBのように変化し、それぞれの最大出力はPa(W)、Pb(W)となり、従来と比べて、それぞれ、P1−Pa、P2−Pbの電力を低減することができる。
つぎに、本実施形態の照明装置1におけるLEDの組合せの具体例と、その効果について説明する。
図4は、LEDの色温度の組合せに対する、光源部の相対色温度と駆動電力との関係、LEDの必要個数、および回路最大出力を示す説明図であり、図4の(a)は従来の照明装置に係る説明図、図4の(b)〜(e)は本発明の第1実施形態の照明装置に係る説明図である。
なお、本具体例では、LEDモジュールに用いるLEDのすべてが1Wの出力のものとし、光源部1aは60Wを出力するものとする。また、相対色温度調整範囲は、3000K−6000Kとし、LEDの符号は、図2で表したものを参照している。
図4の(a)に示す従来の照明装置では、相対色温度調整範囲の上限の色温度6000KのLEDモジュールA1と下限の色温度3000KのLEDモジュールB1が用いられる。LEDの必要数は、どちらも60個となり、定電流回路3a、3bの最大出力はどちらも60Wとなる。
図4の(b)に示す本実施形態の照明装置1におけるLEDの組合せ例(1)では、色温度7000KのLEDモジュールA2と色温度3000KのLEDモジュールB1が用いられる。LEDの必要数は、それぞれ、45個、60個となり、定電流回路3a、3bの最大出力は、それぞれ、45W、60Wとなる。
図4の(c)に示す本実施形態の照明装置1におけるLEDの組合せ例(2)では、色温度6000KのLEDモジュールA1と色温度2000KのLEDモジュールB2が用いられる。LEDの必要数は、それぞれ、60個、45個となり、定電流回路3a、3bの最大出力は、それぞれ、60W、45Wとなる。
図4の(d)に示す本実施形態の照明装置1におけるLEDの組合せ例(3)では、色温度7000KのLEDモジュールA2と色温度2000KのLEDモジュールB2が用いられる。LEDの必要数は、どちらも48個となり、定電流回路3a、3bの最大出力は、どちらも48Wとなる。
図4の(e)に示す本実施形態の照明装置1におけるLEDの組合せ例(4)では、色温度10000KのLEDモジュールA3と色温度3000KのLEDモジュールB1が用いられる。LEDの必要数は、それぞれ、26個、60個となり、定電流回路3a、3bの最大出力は、それぞれ、26W、60Wとなる。
以上に述べた本発明の第1実施形態によれば、第1の色温度の光を発光する複数の第1のLEDからなる第1のLEDモジュールAと、第2の色温度の光を発光する複数のLEDからなる第2のLEDモジュールBと、を含む光源部1aと、第1のLEDモジュールAと第2のLEDモジュールBのそれぞれに供給する電力を制御して光源部1aの相対色温度を調整する駆動回路部1bと、を備え、光源部1aは、第1の色温度と第2の色温度の少なくともいずれかが駆動回路部1bにより設定される所定の相対色温度調整範囲に含まれないように構成され、駆動回路部1bは、光源部1aの相対色温度を相対色温度調整範囲の上限値の相対色温度、および/または、下限値の相対色温度に調整するときであっても、第1のLEDモジュールAまたは第2のLEDモジュールBに対する電力供給を停止することなく、調整する相対色温度に応じた所定の比率で第1のLEDモジュールAおよび第2のLEDモジュールBに電力供給を行う構成としてあるので、第1のLEDモジュールAまたは第2のLEDモジュールBのみで必要な照度を確保する必要がなく、その結果、光源部1aにおけるLEDの必要個数を削減できるだけでなく、駆動回路部1bの回路規模を小さくでき、ひいては同等の相対色温度調整が可能な照明装置に比して大幅なコストダウンが可能となる。
具体的には、図4の(b)〜(e)に示すように、第1の色温度は第2の色温度よりも高く、第1の色温度は相対色温度調整範囲の上限値の相対色温度よりも高い色温度である、および/または、第2の色温度は相対色温度調整範囲の下限値の相対色温度よりも低い色温度としてある。
そして、図4の(b)および(e)に示す実施形態では、第1の色温度と相対色温度調整範囲の上限値の相対色温度との差を、第2の色温度と相対色温度調整範囲の下限値の相対色温度との差よりも大きくしてあるので、低い色温度のLEDほど演色性が高い傾向にあることを利用し、第1のLEDモジュールAの駆動比率が高い相対色温度調整範囲の上限域において演色性の高い第2のLEDモジュールBの駆動比率を従来より高くすることで、演色性の高い照明光を実現できる。逆に、第2のLEDモジュールBの駆動比率が高い相対色温度調整範囲の下限域では、第2の色温度を相対色温度調整範囲の下限値よりも低くすると、演色性の低い第1のLEDモジュールAの駆動比率が従来より高くなることで、照明光の演色性が低下する可能性があるが、第2の色温度と相対色温度調整範囲の下限値の相対色温度との差を、第1の色温度と相対色温度調整範囲の上限値の相対色温度との差よりも小さくすることで、演色性の低下を抑制することができる。
また、図4の(b)および(e)に示す実施形態では、第2の色温度を相対色温度調整範囲の下限値の相対色温度と同じとしてあるので、光源部1aの相対色温度を相対色温度調整範囲の下限値の相対色温度に調整する場合、従来と同様に第2のLEDモジュールBのみを発光駆動させることになり、その結果、相対色温度調整範囲の下限値における照明光の演色性を従来と同等としつつ、相対色温度調整範囲の上限域において演色性の高い照明光を実現できる。
つぎに、本発明の第2実施形態に係る照明装置1について、図5および図6を参照して説明する。
なお、第2実施形態は、所定の相対色温度のときに駆動電力の合計を最大とする実施例であり、具体的には、通常、最も利用される相対色温度(色調)のときに最も明るくし、それ以外の相対色温度のときは、ユーザーにとって特に問題が無い程度に明るさを落とす省電力モード(エコモード)に対応した動作を実現するものである。
図5の(a)は本発明の第2実施形態に係る照明装置の相対色温度調整範囲とLEDモジュールの駆動電力比率との関係を示す説明図であり、図5の(b)は本発明の第2実施形態に係る照明装置の相対色温度調整範囲と光源部の駆動電力の合計との関係を示す説明図である。
なお、本実施形態における光源部1aの相対色温度調整範囲も、第1実施形態と同じように、3000K−6000Kとする。
図5の(a)に示すように、光源部1aの色温度が5000Kのときに光源部1aの駆動電力の合計が最大になるようにする場合、従来の照明装置では、6000Kの色温度を有するLEDモジュールと3000Kの色温度を有するLEDモジュールとが用いられるため、相対色温度調整範囲でそれぞれのLEDモジュールに供給される駆動電力は、ラインLa2、Lb2のように変化する。
一方、本実施形態の照明装置1では、図2の(c)で示したように、LEDモジュールA、Bがともに相対色温度調整範囲よりも外側にある例として、7000Kの色温度を有する第1のLEDモジュールA2と2000Kの色温度を有する第2のLEDモジュールB2とを用いた場合、光源部1aの色温度が5000Kのときに光源部1aの駆動電力の合計が最大になるようにする場合、駆動回路部1bは、相対色温度調整範囲でそれぞれのLEDモジュールA、Bに供給される駆動電力を、ラインLA2、LB2のように変化するように制御する。
すなわち、第1のLEDモジュールA2は、ラインLA2のように、3000Kから駆動電力の比率が増大し、5000Kで最大(100%)となり、それ以上の色温度では一定となるように制御し、また、第2のLEDモジュールB2は、ラインLB2のように、相対色温度が所望の値になるように変化し、色温度調整範囲外である2000Kで駆動電力の比率が最大(100%)、7000Kで最小(0%)となるように制御する。その結果、図5の(b)に示すように、光源部1aの色温度と光源部1aの駆動電力の合計との関係は、従来の照明装置と本実施形態の照明装置1のどちらも、光源部1aの相対色温度調整範囲のどの色温度でも同じになる。
図6は、LEDの色温度の組合せに対する、光源部の相対色温度と駆動電力との関係、およびLEDの必要個数を示す説明図であり、図6の(a)は従来の照明装置に係る説明図、図6の(b)は本発明の第2実施形態の照明装置に係る説明図である。
なお、本具体例でも、照明装置は、LEDモジュールに用いるLEDのすべてが1Wの出力のものとする。
図6の(a)に示す従来の照明装置では、相対色温度調整範囲の上限の色温度6000KのLEDモジュールA1と下限の色温度3000KのLEDモジュールB1が用いられる。この場合、LEDの必要数は、それぞれ、52個、48個となる。
図6の(b)に示す本実施形態の照明装置1におけるLEDの組合せ例では、色温度7000KのLEDモジュールA2と色温度2000KのLEDモジュールB2が用いられる。この場合、LEDの必要数は、それぞれ、43個、34個となり、どちらも従来の照明装置に比べて少ない個数ですむ。その他、第1実施形態と同様な効果を奏する。
以上に述べた本発明の第2実施形態によれば、駆動回路部1bは、第1のLEDモジュールAに対する供給電力が相対色温度調整範囲内の所定の相対色温度以上で最大となるように第1のLEDモジュールAの供給電力を制御するので、演色性の高い第1のLEDモジュールAの駆動比率を高めて演色性の高い照明光を実現できる。また、光源部1aの相対色温度が相対色温度調整範囲内の所望の値になるように第2のLEDモジュールBの供給電力を制御するので、所定の相対色温度以上の領域では、相対色温度を上昇側に調整する場合、第2のLEDモジュールBの駆動比率を低下させることになり、その結果、相対色温度を上昇させるほど消費電力が低下するという省電力モードで光源部1aを発光駆動させることが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、発光素子としてLEDを例示したが、LED以外の発光素子を用いて光源部が構成される照明装置にも本発明を適用することができる。
また、発光素子の駆動方式は任意であり、特定の駆動方式に限定されない。たとえば、発光素子を時分割で点滅させ、オン時間とOFF時間の比率設定にもとづいて駆動電力を変化させるPWM方式や、電流値制御で発光強度自体を変えるリニア方式を適宜選択することができる。
1…照明装置、1a…光源部、1b…駆動回路部、2…制御回路、3a…定電流回路、3b…定電流回路、A…LEDモジュール(第1光源の一例)、B…LEDモジュール(第2光源の一例)

Claims (5)

  1. 第1の色温度の光を発光する複数の第1の発光素子からなる第1光源と、第2の色温度の光を発光する複数の第2の発光素子からなる第2光源と、を含む光源部と、
    前記第1光源と前記第2光源のそれぞれに供給する電力を制御して前記光源部の相対色温度を調整する駆動回路部と、を備え、
    前記光源部は、前記第1の色温度と前記第2の色温度の少なくともいずれかが前記駆動回路部により設定される所定の相対色温度調整範囲に含まれないように構成され、
    前記駆動回路部は、前記光源部の相対色温度を前記相対色温度調整範囲の上限値の相対色温度、および/または、下限値の相対色温度に調整するときであっても、前記第1光源または前記第2光源に対する電力供給を停止することなく、調整する相対色温度に応じた所定の比率で前記第1光源および前記第2光源に電力供給を行う
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記第1の色温度は前記第2の色温度よりも高く、前記第1の色温度は前記相対色温度調整範囲の上限値の相対色温度よりも高い色温度である、および/または、前記第2の色温度は前記相対色温度調整範囲の下限値の相対色温度よりも低い色温度である
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第1の色温度と前記相対色温度調整範囲の上限値の相対色温度との差は、前記第2の色温度と前記相対色温度調整範囲の下限値の相対色温度との差よりも大きい
    請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記第2の色温度は前記相対色温度調整範囲の下限値の相対色温度と同じである
    請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記駆動回路部は、
    前記第1光源に対する供給電力が前記相対色温度調整範囲内の所定の相対色温度以上で最大となるように前記第1光源の供給電力を制御するとともに、
    前記光源部の相対色温度が前記相対色温度調整範囲内の所望の値になるように前記第2光源の供給電力を制御する
    請求項2に記載の照明装置。
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