JP2013191250A - 光記録再生装置 - Google Patents

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克也 菅原
Yuzo Kamiguchi
裕三 上口
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将宏 金丸
Keiichiro Yusu
圭一郎 柚須
Masatoshi Sakurai
正敏 櫻井
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Abstract

【課題】光記録媒体に情報を書き込む速度、及び光記録媒体に書き込まれた情報を読み出す速度を速くすることができる光記録再生装置を提供する。
【解決手段】光記録再生装置100は、レーザー光を出射する発光素子10と、前記レーザー光を偏向させる光偏向素子20と、光偏向素子20で偏向されたレーザー光を透過及び反射させるハーフミラー30と、レーザー光を収束させるレンズ40と、光記録媒体50を固定及び回転させる回転部60と、ハーフミラー30で透過したレーザー光を受光する受光素子70と、受光素子70が受光したレーザー光の受光位置を検出する位置検出回路80、90と、位置検出回路80、90で検出された前記受光位置に基づいて、レーザー光を偏向させる偏向量を制御する制御部95とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、光記録再生装置に関する。
光記録再生装置は、光記録媒体を用いて多くの情報を記録すること、及び光記録媒体に記録された情報の書き込み・読み出しの速度を速くすることが求められている。
光記録媒体に情報を書き込む速度、及び光記録媒体に記録された情報を読み出す速度を速くする方法は例えば2つある。
一つ目の方法は、光記録媒体に記録されているビットの大きさを小さくすることである。ビットの大きさを小さくすることで、単位時間当たりに光記録媒体に書き込む情報の量及び光記録媒体に記録された情報を読み出す量が増加する。これを実現するには、光記録媒体に情報を書き込むときに用いる光の波長を短くする。しかしながら、光の波長を短くすると光記録再生装置で用いる光学素子の材料選定、光記録再生装置の光学系の設計が難しくなる。
二つ目の方法は、光記録媒体の回転速度を速くすることである。しかしながら、光記録媒体の回転速度を速くすると、遠心力により光記録媒体が壊れやすくなり、現行の光記録再生装置で実現している最大回転速度を大幅に増加させることは困難である。
特開平11−86295号公報
上記したように、光記録媒体に情報を書き込む速度、及び光記録媒体に記録された情報を読み出す速度を速くすることは難しい。
そこで本発明の実施形態は、光記録媒体に情報を書き込む速度、及び光記録媒体に書き込まれた情報を読み出す速度を速くすることができる光記録再生装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る光記録再生装置は、取り出し可能な光記録媒体に対してレーザー光を照射することで書き込み・読み出しを行う光記録再生装置であって、前記レーザー光を出射する発光素子と、前記発光素子から出射された前記レーザー光を前記光記録媒体の半径方向に沿って偏向させる光偏向素子と、前記光偏向素子で偏向された前記レーザー光を透過及び反射させるハーフミラーと、前記ハーフミラーで反射した前記レーザー光を前記光記録媒体に収束させるレンズと、前記光記録媒体を固定及び回転させる回転部と、前記ハーフミラーで透過した前記レーザー光を受光する受光素子と、前記受光素子が受光した前記レーザー光の受光位置を検出する位置検出回路と、前記位置検出回路で検出された前記受光位置に基づいて、前記光偏向素子が前記光記録媒体に照射される前記レーザー光を前記光記録媒体の半径方向に偏向させる偏向量を制御する制御部と、を備える。
本発明の第1の実施形態に係る光記録再生装置を示す図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態を説明するための図。 第1の実施形態を説明するための図。
以下図面を参照して、本発明の各実施形態を説明する。同じ符号が付されているものは同様のものを示す。なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比係数などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比係数が異なって表される場合もある。
(第1の実施形態)
図1は光記録再生装置100の概略を示す図である。
光記録再生装置100は、レーザー光を照射する発光素子10と、発光素子10から出射されたレーザー光を偏向させる光偏向素子20と、光偏向素子20で偏向されたレーザー光を反射させる偏光ビームスプリッタ91と、偏光ビームスプリッターで反射したレーザー光を透過及び反射させるハーフミラー30と、ハーフミラー30で反射したレーザー光を収束させる対物レンズ40と、対物レンズ40で収束したレーザー光が照射される光記録媒体50を固定し回転させる回転部60と、ハーフミラー30で透過したレーザー光を受光する受光素子70と、受光素子70で受光したレーザー光の受光位置を検出する位置検出回路80、90と、位置検出回路80、90で検出された受光位置をもとに光偏向素子20が偏向させるレーザー光の偏向量を制御する制御部95と、光記録媒体50で反射したレーザー光を再生光として検出する反射光モニタ92を備える。対物レンズ40とハーフミラー30との間には、1/4波長板93が設けられても良い。
発光素子10は、レーザーダイオードを用いることができる。レーザーダイオードは、青色レーザーダイオードを用いることができる。
光偏向素子20は、導波路型を用いることができる。図2は導波路型の光偏向素子20を示す図である。図2には、上面図と断面図を示されている。導波路型の光偏向素子20は、導電性の単結晶基板21上に形成されたクラッド層22と、クラッド層22上に形成されたコア層23と、コア層23上に形成されたクラッド層24と、クラッド層24上に形成された電極25とを備える。
コア層23は電気光学材料で形成されている。コア層23には、MgがドープされたLiNbOを用いることができる。MgがドープされたLiNbOは、電気光学定数が大きく光損傷が少ない。クラッド層22、24はコア層23より小さい屈折率を有する任意の材料を用いることができる。電極25は、プリズム型の電極を用いる。電極25と単結晶基板21との間に電圧を掃印することでプリズム型電極下部にプリズム型の屈折率変調領域が形成され、レーザー光を高速に偏向させることができる。光偏向素子20の大きさは、例えば20μm×500μm×320μmである。
光偏向素子20は、レーザー光を偏向させることでレーザー光が光記録媒体50に照射される位置に変位を与える。光偏向素子20には、電気光学素子、又は音響光学素子を用いることができる。また、光偏向素子20には、MEMSを用いることもできる。
ハーフミラー30はビームスプリッターを代わりに用いても良い。
対物レンズ40は、例えばNAが0.85に近い高NAのレンズを用いることができる。
光記録媒体50は、例えばCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、HD−DVD (High−Definition Digital Versatile Disc)、及びBD(Blu−ray Disc)を用いることができる。光記録媒体50にレーザー光が収束されて記録用又は再生用のビームスポットが形成される。
回転部60は、スピンドルモーターを用いることができる。光記録媒体50は、回転部60によって回転される。
受光素子70は、図3に示すように、長手形状を有し、受光部71(PDL0〜PDLn、PDR0〜PDRnと表記:nは自然数)、を複数有している。受光部71は受光素子70の長手方向に沿って素子分離領域72によって左右に2分割されている。紙面左側の受光部71が、PDL0〜PDLn、紙面右側の受光部71がPDR0〜PDRnに相当する。素子分離領域72は、紙面左側の受光部71と紙面右側の受光部71で挟まれている。また、受光部71は、長手方向に垂直な方向おいて複数の素子分離領域73によって分割されている。受光素子70の縁も素子分離領域74によって囲まれている。受光素子70には、例えばシリコンフォトダイオード、アバランシェダイオード、InPダイオード、又はInGaAsダイオードを用いることができる。素子分離領域72、73、74はシリコン酸化物を用いることができる。受光素子70に照射されるレーザー光の触れ幅は、例えば長手方向において400μm程度である。受光素子70の受光面の大きさ(素子分離領域72〜74、全ての受光部71の面積)は例えば500μm×50μmである。
次に、光記録再生装置100の動作原理について説明する。
図4は、光記録再生装置100の原理を説明するための概略図である。
光記録再生装置100は、図4に示されるように、光偏向素子20により光記録媒体50の半径方向にレーザー光を偏向させ、レーザー光を対物レンズ40で光記録媒体50に収束させる。このとき、光記録媒体50は回転部60により回転している。光偏向素子20により光記録媒体50の半径方向に偏向されるレーザー光の軌跡をデータトラック領域53とする。この動作は、光記録再生装置100の書き込み・読み込みにおいて共通である。
初めに、光記録再生装置100の書き込み方法について説明する。
発光素子10からレーザー光が出射され、光偏向素子20でレーザー光が偏向される。光偏向素子20を通過したレーザー光は、ハーフミラー30で透過及び反射される。ハーフミラー30で反射したレーザー光は対物レンズ40により光記録媒体50に収束される。光記録媒体50にレーザー光が収束されることで、光記録媒体50にビームスポット51が形成される。ビームスポット51により光記録媒体50にデータスポット52が形成され情報が書き込まれる。例えば、ビームスポット51の大きさは、直径0.4μm程度の略円形状である。
図5は、ビームスポット51を用いて光記録媒体50にデータスポット52を形成する方法の一例を示す図である。図5は、光記録媒体50の一部を示す。図5に示されるように、光記録媒体50の半径方向に沿ってデータトラック領域53が複数形成されている。また、光記録媒体50の回転方向に沿って、データトラック列56が複数形成されている。図5では説明を簡単にするためにデータトラック領域53が2つある例を示している。
ビームスポット51は、光記録媒体50の半径方向を光偏向素子20によって移動する(図5の実線の矢印54)。このとき、ビームスポット51の光の強度を強くすることでデータスポット52が光記録媒体50に形成され情報が書き込まれる。半径方向において、ビームスポット51がデータトラック領域53の端まで来たら、回転方向において隣のデータトラック列56にビームスポット51は移動する(図5の破線の矢印55)。光記録媒体50が回転しているために、ビームスポット51は隣のデータトラック列56へ移動することができる。また、光記録媒体50が回転しているために、データトラック領域53は半径方向に対して傾いている。結果として、ビームスポット51がデータトラック領域53上を周期的な波形を軌跡として描くことになる。
半径方向におけるデータトラック領域53の長さは、光偏向素子20の偏向幅と動作周波数によって決定される。光記録媒体50の回転速度を一定とした場合、データトラック領域53の長さを長く設定できるほど、単位時間当たりの書き込み・読み出し速度を高速化できる。従がって、光偏向素子20の偏向幅はできるだけ広く、かつ動作周波数はできるだけ高速なものが望ましい。
ここで、受光素子70の受光部PDL0から受光部PDLnまでの長手方向がデータトラック領域53の長手方向(光記録媒体50の半径方向)に対応している。受光素子70の長手方向に垂直な方向はデータトラック列56の幅方向に対応している。レーザー光が光記録媒体50に描くデータトラック列56の軌跡は、受光素子70上でレーザー光が描く軌跡と拡大投影の関係にある。この拡大投影の関係は、対物レンズ40の倍率、対物レンズ40の焦点距離、及び光偏向素子20から受光素子70までの距離によって決まる。
光記録媒体50上でのビームスポットの受光位置の検出は位置検出回路80、90によって行われる。図6は長手方向の位置検出回路80の構成を示す図である。レーザー光は受光素子70で検出され、受光素子70がレーザー光を受光した光強度の情報が位置検出回路80へ送られる。位置検出回路80は、受光素子70から送られた光強度の位置分布をもとに受光素子70の長手方向におけるレーザー光の受光位置を検出する。この位置情報をもとに、データトラック列56上でのビームスポット51の位置を前述の拡大投影の関係から検知することができる。位置検出回路80には不揮発メモリ81が接続されている。不揮発メモリ81には、予め設定されたデータトラック列56の長手方向の長さの情報が格納されている。位置検出回路80は不揮発メモリ81に格納されているデータトラック列56の長手方向の長さの情報と受光素子70から送られてきた受光位置の情報を比較し、その結果を制御部95へ送る。制御部95は、不揮発メモリ81に格納されたデータトラック列56の長手方向の長さになるように、ビームスポット51を制御する信号を光偏向素子20へ送る。光偏向素子20は、制御部95から送られた信号に基づいてレーザー光の偏向量を調整する。
また、データトラック列56の長手方向の長さに対物レンズ40の倍率をかけた長さが、受光素子70の長手方向を移動するレーザー光の距離よりも短くしてもよい。このようにすることで、光記録媒体50の半径方向においてレーザー光がデータトラック列56の長手方向を越えてしまっても受光素子70でビームスポット51の位置情報を検知することができる。よって、ビームスポット51が受光素子70の検知不能領域に出てしまうことによる誤作動を防ぐことができる。
図7は、短手方向の位置検出回路90内の構成を示す図である。レーザー光は受光素子70で受光され、受光素子70がレーザー光を受光した光強度の情報が位置検出回路90へ送られる。位置検出回路90は、受光素子70の短手方向における受光位置を検出する。これは、光記録媒体50のデータトラック列56の幅方向に相当する。位置検出回路90には、図7に示されるように複数の差分回路を備えている。これらの差分回路では、素子分離領域72に対して左側の受光部71と右側の受光部72の光強度の差分を取る。これらの光強度の差分の総和を取り、制御部95へ光強度の差分の総和を送る。制御部95は、光強度の差分の総和が小さくになるように、ビームスポット51を制御する信号を光偏向素子20に送る。光偏光素子20は、制御部95から送られた信号に基づいて偏向動作を調整する。
図8に示されるように、各受光部71からの光強度の総和から差分を最終的に検出してもよい。この場合、素子分離領域72に対して左側の受光部71の光強度の総和と右側の受光部71の光強度の総和との差分をとることになる。
位置検出回路90からの光強度の差が小さい場合、位置検出回路80のみでビームスポット51を制御してもよい。
光記録再生装置100は、ハーフミラー30で透過したレーザー光を受光素子70で受光することで光偏向素子20の偏向量を制御する。従来のような光記録媒体からの反射光を受光せずに、レーザー光を直接受光することができる。よって、光偏向素子20を用いることによって生じる新たな制御項目であるビームスポットの半径方向の偏向幅の制御を、光記録媒体50に制御用の新たな構造を加えることなく実現することができる。
書き込みの順序は、光記録媒体50に存在する内側のデータトラック領域53から書き込んでもよいし、外側のデータトラック領域53から書き込んでもよい。
次に光記録再生装置100の読み出し方法について説明する。
読み出し時には、レーザー光の強度を書き込み時のレーザー光の強度よりも弱くする。ハーフミラー30で反射したレーザー光は、例えば図4に示されるような光記録媒体50に書き込まれたデータトラック列56に沿って照射される。
データスポット52にレーザー光が照射されるとレーザー光がデータスポット52で反射してハーフミラー30へ入射する。ハーフミラー30に入射したレーザー光は、ハーフミラー30で反射して偏光ビームスプリッタ91へ導かれる。偏光ビームスプリッタ91へ入射したレーザー光は、偏光ビームスプリッタ91を透過し、反射光モニタ92へ入射する。
偏光ビームスプリッター91をレーザー光が透過するのは、レーザー光に位相遅れが与えられているからである。反射光モニタ92は、フォーカシング信号、及び再生信号を生成する。これらの信号は、制御部(図示せず)に送られる。制御部がフォーカシング信号を用いて対物レンズ40の焦点距離を調整する。制御部が再生信号を読み出し情報を読みだす。
このようにして、反射光モニタ92は、データスポット52で反射したレーザー光を検出し、光記録媒体50に書き込まれた情報を読み出す。
(第2の実施形態)
図9は、光記録再生装置200を示す図である。
光記録再生装置200は、主にLD光量モニタを備えている点が光記録再生装置100と異なる。
光記録再生装置200の動作原理について図9を用いて説明する。
発光素子10から出射されたレーザー光は、カップリングレンズを通過して光偏向素子20に入射する。カップリングレンズには、シリンドリカルレンズを用いることができる。シリンドリカルレンズを用いることで、レーザー光を平面型導波路形状を有する光偏向素子20へ入射させることができる。カップリングレンズを設けないで、発光素子10と光偏向素子20を直接接合しても良い。光偏向素子20は、レーザー光を±1°の範囲で偏向してレーザー光を透過させる。
光偏向素子20を通過したレーザー光はアナモルフィックレンズに入射する。アナモルフィックレンズは、光偏向素子20から出射されたレーザー光の断面形状が楕円形状又は扁平形状であっても略円形状に整形する。
アナモルフィックレンズを通過したレーザー光は、偏光ビームスプリッター91に入射する。レーザー光は偏光ビームスプリッター91で反射及び透過する。偏光ビームスプリッター91で反射したレーザー光は、コリメートレンズに入射する。コリメートレンズはレーザー光を平行光にする。コリメートレンズの配置位置は、光軸方向であれば変更可能である。コリメートレンズの配置位置を調整することで、球面収差を補正することができる。
コリメートレンズを通過したレーザー光は、ハーフミラー30で透過及び反射する。ハーフミラー30で反射したレーザー光は、1/4波長板93、集光レンズ、対物レンズ40を通過する。対物レンズ40を透過したレーザー光は、ビームスポットとして光記録媒体50に照射される。ビームスポットの強度が強い場合には、データスポットが光記録媒体50に形成され情報が光記録媒体50に書き込まれる。ビームスポットの強度が書き込み時の強度よりも弱い場合には、光記録媒体50に形成されたデータスポットでビームスポットが反射し光記録媒体50に書きこまれた情報が読み出される。
ハーフミラー30を透過した光は、集光レンズで集光され、受光素子70に入射する。
偏光ビームスプリッター91を透過したレーザー光は、LD光量モニタに入射する。LD光量モニタは、レーザー光の強度を検知する。LD光量モニタで検出されたレーザー光の強度を用いて発光素子10は出射するレーザー光の強度を調整する。
光記録媒体50に照射され、光記録媒体50で反射したレーザー光は、対物レンズ40、集光レンズ、1/4波長板93、ハーフミラー30、コリメートレンズを通過する。コリメートレンズを通過したレーザー光は、偏光ビームスプリッター91を透過してホログラムフィルタ、集光レンズを通過する。集光レンズを通過したレーザー光は、反射光モニタ92に入射する。偏光ビームスプリッター91をレーザー光が透過するのは、レーザー光に位相遅れが与えられているからである。反射光モニタ92は、フォーカシング信号、及び再生信号を生成する。これらの信号は、制御部(図示せず)に送られる。制御部がフォーカシング信号を用いて対物レンズ40の焦点距離を調整する。制御部が再生信号を読み出し情報を読みだす。
光記録媒体50と1/4波長板92との間に設けられた対物レンズ40、集光レンズ、及びハーフミラー30と受光素子70との間に設けられた集光レンズにより、光記録媒体50でのビームスポットの半径方向への偏向量と受光素子70上でのビームスポットの長手方向の偏向量は拡大投影の関係にある。ここで、光偏向素子20が光記録媒体50に照射されるレーザー光を半径方向に偏向させる偏光量に対物レンズ40、及び集光レンズの倍率をかけた大きさは、受光素子70の長手方向における長さよりも小さくしてもよい。すなわち、データトラック列56の長手方向の長さに対物レンズ40、及び集光レンズの倍率をかけた長さが、受光素子70の長手方向を移動するレーザー光の距離よりも短くしてもよい。このようにすることで、光記録媒体50の半径方向においてレーザー光がデータトラック列56の長手方向を越えてしまっても受光素子70でビームスポット51の位置情報を検知することができる。よって、ビームスポット51が受光素子70の検知不能領域に出てしまうことによる誤作動を防ぐことができる。なお、集光レンズの数は設計に応じて変更してよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…発光素子、20…光偏向素子、30…ハーフミラー、40…対物レンズ、50…光記録媒体、60…回転部、70…受光素子、80、90…位置検出回路、95…制御部、100…光記録再生装置

Claims (7)

  1. 取り出し可能な光記録媒体に対してレーザー光を照射することで書き込み・読み出しを行う光記録再生装置において、
    前記レーザー光を出射する発光素子と、
    前記発光素子から出射された前記レーザー光を前記光記録媒体の半径方向に沿って偏向させる光偏向素子と、
    前記光偏向素子で偏向された前記レーザー光を透過及び反射させるハーフミラーと、
    前記ハーフミラーで反射した前記レーザー光を前記光記録媒体に収束させるレンズと、
    前記光記録媒体を固定及び回転させる回転部と、
    前記ハーフミラーで透過した前記レーザー光を受光する受光素子と、
    前記受光素子が受光した前記レーザー光の受光位置を検出する位置検出回路と、
    前記位置検出回路で検出された前記受光位置に基づいて、前記光偏向素子が前記光記録媒体に照射される前記レーザー光を前記光記録媒体の半径方向に偏向させる偏向量を制御する制御部と、
    を備える光記録再生装置。
  2. 前記受光素子は、長手形状を有し、前記長手形状の長手方向に直交する方向に分割されている請求項1に記載の光記録再生装置。
  3. 前記受光素子の長手方向は、前記光記録媒体の半径方向に対応していることを特徴とする請求項2に記載の光記録再生装置。
  4. 前記レーザー光が前記受光素子の長手方向に動くとき、前記光偏向素子は前記レーザー光を前記光記録媒体の半径方向に偏向させる請求項1乃至請求項3の何れかひとつに記載の光記録再生装置。
  5. 前記受光素子は、前記長手方向において素子分離領域を有し、前記素子分離領域を挟んで左右に2分割された一対の第1及び第2の受光部を有する請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の光記録再生装置。
  6. 前記位置検出回路は、前記第1の受光部及び前記第2の受光部が検出した前記レーザー光の強度の差分を検出する請求項5に記載の光記録再生装置。
  7. 前記ハーフミラーと前記光記録媒体との間に設けられた少なくとも一つの第1のレンズ、及び前記ハーフミラーと前記受光素子との間に設けられた少なくとも一つの第2のレンズを更に備え、
    前記光偏向素子が前記光記録媒体に照射される前記レーザー光を半径方向に偏向させる偏向量に前記第1のレンズの倍率及び前記第2のレンズの倍率をかけた大きさは、前記受光素子の前記長手方向における長さよりも小さい請求項2乃至請求項6の何れか一つに記載の光記録再生装置。
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