JP2013190596A - ズームレンズユニット及びそれを備えた撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造で、1つの光学系によって立体撮像をすることが可能なズームレンズユニットを提供する。また、そのようなズームレンズユニットを備えた撮像装置を提供する。
【解決手段】 ズームレンズユニット1は、広角端から望遠端への変倍時に複数のレンズ群を光軸方向に移動させるズームレンズLと、ズームレンズLの最も物体側に存在する第1レンズ群G1を支持する第1レンズ群枠7と、第1レンズ群枠7を光軸に垂直な方向に移動させる駆動部3と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ズームレンズユニットに関し、特に、1眼構成での立体撮像に使用することが可能なズームレンズユニットに関するものである。更に、該ズームレンズユニットを備えた撮像装置に関するものである。
従来、立体画像の撮像表示においては、人間の左右の目のように視差を持って配置された2以上の異なった撮像光学系で画像を検出し、被写体に生じた視差量により、当該被写体の距離及び深度を、表示装置上に表示することで、立体画像の表示を行っている。
視差量検出に2以上の異なる撮像光学系を配置する例としては、2以上の撮像装置を異なる位置に配置する、あるいは1つの撮像装置に異なる2つの光学系を配置し検出するなどの方法が取られている(特許文献1及び2参照)。
特開2011−211717号公報 特開2011−211381号公報
しかしながら、2以上の撮像装置を用意するのはコストがかかり、さらに各撮像装置間での連係を取って撮影を行う必要があるなど、撮影制御の面でも大変手間のかかるものである。また、1つの撮像装置に異なる2つの光学系を配置する場合においても、同じく装置のコストが増大する。
本願発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、1つの光学系によって立体撮像をすることが可能なズームレンズユニットを提供する。また、そのようなズームレンズユニットを備えた撮像装置を提供する。
本発明の一実施形態に係るズームレンズユニットは、広角端から望遠端への変倍時に複数のレンズ群を光軸方向に移動させるズームレンズと、前記ズームレンズの最も物体側に存在する第1レンズ群を支持する第1レンズ群枠と、前記第1レンズ群枠を前記光軸に垂直な方向に移動させる駆動部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係るズームレンズユニットでは、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
0.0005 < |α/D| < 0.2 ・・・(1)
ただし、
αは、前記第1レンズ群の移動前の初期状態で前記光軸が像面に結ぶ点と前記第1レンズ群の移動後の偏心状態で前記光軸が前記像面に結ぶ点との間の最大距離、
Dは、前記像面における最大像高
である。
また、本発明の一実施形態に係るズームレンズユニットでは、以下の条件式(2)を満足することを特徴とする。
0 < |AS| ≦ 0.05 ・・・(2)
ただし、ASはメリジオナル面の像面湾曲の対角位置での変化量である。
また、本発明の一実施形態に係るズームレンズユニットでは、前記第1レンズ群枠は、前記第1レンズ群の移動前の初期状態の位置を第1の位置とし、初期状態に対して前記光軸に垂直な方向に所定距離離れた移動後の偏心状態の位置を第2の位置、前記光軸を中心として第2の位置の対称な第3の位置に移動することを特徴とする。
さらに、本発明の一実施形態に係る撮像装置は、前記ズームレンズユニットと、前記ズームレンズユニットの像側に配置され、前記ズームレンズユニットによる像を受光する撮像面をもつ撮像素子と、前記撮像素子が設置された撮像装置本体と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るズームレンズユニットは、簡単な構造で、1つの光学系によって立体撮像をすることが可能である。また、そのようなズームレンズユニットを備えた立体撮像をすることが可能な撮像装置を提供することができる。
実施例1のズームレンズユニットの正面図である。 実施例1のズームレンズユニットの断面図である。 実施例1のズームレンズを光軸に垂直な方向に移動した状態を示す図である。 実施例1のズームレンズを光軸に垂直な方向に移動した状態の正面図である。 実施例1のズームレンズを展開して光軸に沿ってとった断面図である。 実施例2のズームレンズを展開して光軸に沿ってとった断面図である。 実施例1のズームレンズの初期状態の収差図である。 実施例1のズームレンズの偏心状態の収差図である。 実施例2のズームレンズの初期状態の収差図である。 実施例2のズームレンズの偏心状態の収差図である。 一実施形態のズームレンズを交換レンズとして用いた撮像装置の断面図である。 一実施形態のデジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 一実施形態のデジタルカメラの外観を示す後方斜視図である。 他の実施形態のデジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 他の実施形態のデジタルカメラの外観を示す背面図である。 他の実施形態のデジタルカメラの構成を示す模式的な横断面図である。 本実施形態のデジタルカメラの制御構成を示すブロック図である。
本実施形態のズームレンズユニットについて図を用いて説明する。
図1は、実施例1のズームレンズユニットの正面図である。図2は、実施例1のズームレンズユニットの断面図である。図3は、実施例1のズームレンズを光軸に垂直な方向に移動した状態を示す図である。図4は、実施例1のズームレンズを光軸に垂直な方向に移動した状態の正面図である。
ズームレンズユニット1は、環状の枠部材2と、枠部材2の内側に突出した第1支持部2aに取り付けられる駆動部としてのモータ3と、枠部材2の内側に突出した第2支持部2bに取り付けられたベアリング4と、一方をモータ3によって駆動回転され他方をベアリング4によって回転可能に支持される少なくとも一部にねじを形成した第1軸部5と、枠部材2の内側に突出した第3支持部2c及び第4支持部2dに取り付けられる第2軸部6と、ズームレンズLの第1レンズ群G1を固定する第1レンズ群枠7と、を備える。
第1レンズ群枠7は、第1レンズ群G1を支持する環状支持部7aと、環状支持部7aの外側に突出した第1軸支持部7bと、第1軸支持部7bに一体に固定され第1軸部5に形成されたねじと噛み合うねじが形成されたねじ部7cと、環状支持部7aの外側に突出した第2軸支持部7dと、第2軸支持部7dに一体に固定され第2軸部6と移動可能な第2軸支持部7eと、を有する。
本実施形態のズームレンズユニットは、図示しない入力部等によって立体撮像することが指示されると、図3の実線で示す第1の位置で撮影した後、モータ3を駆動させ、第1レンズ群G1を光軸と垂直な方向に移動させて、第1の位置とは光軸が平行な視差の異なる図3の破線で示す第2の位置で撮影する。
したがって、初期状態では、図3の実線で示す光路によって、図4の実線に示すように撮像素子の中心LC1に結像するが、偏心状態では、図3の破線で示す光路によって、図4の破線に示すように撮像素子の中心からずれた位置LC2に結像する。そして、異なる視差の結像情報を撮像素子から得ることができる。そして、同様に、検出される画像は、初期状態では、図4の実線で示す画像となり、偏心状態では、図4の破線で示す画像となる。すなわち、視差のある画像が検出される。
第1レンズ群G1の移動について説明する。まず、モータ3が駆動すると、第1軸部5が回転する。第1軸部5が回転すると、第1軸部5に形成されたねじと噛み合うねじが形成されたねじ部7cが軸方向に移動する。ねじ部7cが軸方向に移動すると、ねじ部7cに対して一体に固定された第1レンズ群枠7全体が移動する。この際、第2軸支持部7eは、第2軸部6に対して軸方向に移動する。
このように、本実施形態に係るズームレンズユニット1は、広角端から望遠端への変倍時に複数のレンズ群を光軸方向に移動させるズームレンズLと、ズームレンズLの最も物体側に存在する第1レンズ群G1を支持する第1レンズ群枠7と、第1レンズ群枠7を光軸に垂直な方向に移動させるモータ3と、を有するので、簡単な構造で、1つの光学系によって立体撮像をすることが可能となる。また、第1レンズ群G1を移動させることにより、他のレンズ群を移動させる場合と比較して、収差変動量を低減することが可能となる。
また、本発明の一実施形態に係るズームレンズユニットでは、以下の条件式(1)を満足するので、さらに収差を低減することが可能となる。
0.0005 < |α/D| < 0.2 ・・・(1)
ただし、
αは、前記第1レンズ群の移動前の初期状態で前記光軸が像面に結ぶ点と前記第1レンズ群の移動後の偏心状態で前記光軸が前記像面に結ぶ点との間の最大距離、
Dは、前記像面における最大像高
である。
本発明の一実施形態に係るズームレンズユニットでは、以下の条件式(2)を満足するので、さらに収差を低減することが可能となる。
0 < |AS| ≦ 0.05 ・・・(2)
ただし、ASはメリジオナル面の像面湾曲の対角位置での変化量である。
なお、第1レンズ群G1の移動は、光軸に垂直な平面内の任意の方向でよい。また、第1レンズ群G1の移動方向及び移動距離に応じて2以上の複数の状態について視差検出を行ってもよい。視差検出を複数の状態について行うことにより、様々な角度での立体画像の生成が可能となり、立体画像作成の自由度が増すので好ましい。
さらに、ズームレンズユニットでは、第1レンズ群枠7は、第1レンズ群G1の移動前の初期状態の位置を第1の位置とし、初期状態に対して光軸に垂直な方向に所定距離離れた移動後の偏心状態の位置を第2の位置、光軸を中心として第2の位置に対して対称な第3の位置に移動するように設定してもよい。
すなわち、初期状態の第1の位置では、撮像素子の中心に結像するように光軸が設定され、偏心状態では、まず初期状態に対して光軸に垂直な方向に所定距離離れた第2の位置に移動した後、光軸を中心として第2の位置の対称な第3の位置に移動する。このように設定することで、初期状態での光軸から偏心状態での光軸までの距離が半分で済むこととなり、立体画像の収差を少なくすることが可能となる。
また、第1レンズ群G1の移動方法は、直線移動だけでなく、回転移動によって行ってもよい。例えば、初期状態での光軸に対して平行な平行軸を光軸から所定距離離れた位置に設定し、平行軸に対して第1レンズ群G1を回転させて、第1レンズ群G1を移動させることも可能である。
図5は、実施例1のズームレンズを展開して光軸に沿ってとった断面図である。各図において(a)は広角端(WE)、(b)は標準状態(ST)、(c)は望遠端(TE)を示している。
撮像面直前の平板は、撮像素子のカバーガラスC、カバーガラスCの物体側の平板は、フィルタFである。
図1は、実施例1のズームレンズの断面図である。
実施例1のズームレンズは、図1に示すように物体側から像側へ順に、正屈折力の第1レンズ群G1、負屈折力の第2レンズ群G2、正屈折力の第3レンズ群G3、負屈折力の第4レンズ群G4、正屈折力の第5レンズ群G5にて構成されている。図中、Sは明るさ絞り、Fはフィルタ、Cはカバーガラス、Iは像面を示している。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凸正レンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13と、からなる。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凹負レンズL22と、両凸正レンズL23と、からなる。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、両凸正レンズL31と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL32と、凸正レンズL33と、からなる。
第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間には、明るさ絞りSが配置される。
第4レンズ群G4は、1枚の両凹負レンズL41からなる。
第5レンズ群G5は、1枚の両凸正レンズL51からなる。
次に、実施例1のズームレンズの広角端から望遠端へと変倍する際の各レンズ群それぞれの動きについて説明する。
ズーム動作において、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、及び第5レンズ群G5は、それぞれ独立して移動する。
第1レンズ群G1は、広角端から望遠端まで、第2レンズ群G2との間隔を広げ、物体側にのみ移動する。第1レンズ群G1は、望遠端では広角端よりも物体側に位置する。
第2レンズ群G2は、広角端から標準状態まで、第1レンズ群G1との間隔を広げ、第3レンズ群G3との間隔を狭めながら像側へ移動し、標準状態から望遠端まで、第1レンズ群G1との間隔を広げ、第3レンズ群G3との間隔を狭めながら物体側へ移動する。第2レンズ群G2は、望遠端では広角端よりも像側に位置する。
第3レンズ群G3は、明るさ絞りSと共に、広角端から標準状態まで、第2レンズ群G2との間隔を狭め、第4レンズ群G4との間隔を広げながら物体側へ移動し、標準状態から望遠端まで、第2レンズ群G2との間隔を狭め、第4レンズ群G4との間隔を狭めながら物体側へ移動する。第3レンズ群G3は、望遠端では広角端よりも物体側に位置する。
第4レンズ群G4は、広角端から標準状態まで、第3レンズ群G3との間隔を広げ、第5レンズ群G5との間隔を広げながら物体側へ移動し、標準状態から望遠端まで、第3レンズ群G3との間隔を狭め、第5レンズ群G5との間隔を広げながら物体側へ移動する。望遠端では広角端よりも物体側に位置する。
第5レンズ群G5は、広角端から望遠端まで、第4レンズ群G4との間隔を広げ、像側にのみ移動する。第5レンズ群G5は、望遠端では広角端よりも像側に位置する。
非球面は、第2レンズ群G2の両凹負レンズL42の両面r9,r10、第3レンズ群G3の両凸正レンズL31の両面r14,r15、及び第5レンズ群G5の両凸正レンズL51の両面r22,r23のあわせて6面である。
図2は、実施例2のズームレンズの断面図である。
実施例2のズームレンズは、図2に示すように、物体側から像側へ順に、負屈折力の第1レンズ群G1、正屈折力の第2レンズ群G2、負屈折力の第3レンズ群G3、正屈折力の第4レンズ群G4にて構成されている。図中、Sは明るさ絞り、Fはフィルタ、Cはカバーガラス、Iは像面を示している。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13と、からなる。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、両凸正レンズL21と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL22と、両凸正レンズL23と、からなる。
第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間には、明るさ絞りSが配置される。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、1枚の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL31からなる。
第4レンズ群G4は、物体側から像側へ順に、1枚の像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41からなる。
次に、実施例2のズームレンズの広角端から望遠端へと変倍する際の各レンズ群それぞれの動きについて説明する。
ズーム動作において、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、及び第4レンズ群G4は、それぞれ独立して移動する。
第1レンズ群G1は、広角端から標準状態まで、第2レンズ群G2との間隔を狭めながら像側へ移動し、標準状態から望遠端まで、第2レンズ群G2との間隔を狭めながら物体側へ移動する。第1レンズ群G1は、望遠端では広角端よりも物体側に位置する。
第2レンズ群G2は、明るさ絞りSと共に、広角端から望遠端まで、第1レンズ群G1との間隔を狭め、第3レンズ群G3との間隔を広げながら物体側へ移動する。第2レンズ群G2は、望遠端では広角端よりも物体側に位置する。
第3レンズ群G3は、広角端から望遠端まで、第2レンズ群G2との間隔を広げ、第4レンズ群G4との間隔を広げながら物体側へ移動する。第3レンズ群G3は、望遠端では広角端よりも物体側に位置する。
第4レンズ群G4は、広角端から望遠端まで移動しない。
非球面は、第1レンズ群G1の物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12の両面r3,r4、第2レンズ群G2の両凸正レンズL21の両面r8,r9、及び第4レンズ群G4の像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL41の両面r16,r17のあわせて6面である。
以下に上記実施例1及び実施例2の各種数値データ(面データ、ズームデータ、及び各群焦点距離)を示す。
面データには、面番号毎に各レンズ面(光学面)の曲率半径r、面間隔d、各レンズ(光学媒質)のd線(587.6nm)に対する屈折率nd、各レンズ(光学媒質)のd線のアッベ数νdが示されている。曲率半径r、面間隔dの単位はいずれもミリメートル(mm)である。面データ中、曲率半径に記載する“∞”は、無限大であることを示している。
非球面データには、面データ中、非球面形状としたレンズ面に関するデータが示されている。非球面形状は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と直交する方向にとると下記の式にて表される。
x=(y2/r)/[1+{1−(1+K)・(y/r)21/2
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10
ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4、A6、A8、A10はそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数である。なお、記号“e”は、それに続く数値が10を底にもつ、べき指数であることを示している。例えば「1.0e−5」は「1.0×10-5」であることを意味している。
ズームデータには、焦点距離、Fナンバー(FNO)、画角2ω(°)、可変する面間隔d、バックフォーカス(in air)、全長(in air)、及び像高が示されている。単位は、Fナンバー及び画角を除き、いずれもミリメートル(mm)である。
また、WEは広角端、STは標準状態、TEは望遠端を示している。
各群焦点距離データには、各レンズ群における焦点距離f1〜f5が示されている。単位はいずれもミリメートル(mm)である。
数値実施例1
面データ
面番号 r d nd νd
1 45.630 1.00 1.91082 35.25
2 25.376 0.10
3 26.504 3.35 1.49700 81.54
4 -202.144 0.15
5 20.762 2.72 1.49700 81.54
6 103.805 D6 (可変)
7 67.214 0.40 1.88300 40.76
8 5.625 3.0
9(非球面) -9.891 0.45 1.74156 49.21
10(非球面) 31.018 0.36
11 20.004 1.45 1.94595 17.98
12 -48.069 D12 (可変)
13(絞り) ∞ 0.66
14(非球面) 7.119 2.70 1.58313 59.46
15(非球面) -57.504 0.94
16 22.237 0.84 1.90366 31.32
17 5.353 0.01 1.56384 60.67
18 5.353 2.40 1.51633 64.14
19 -10.877 D19 (可変)
20 -31.402 0.40 1.51633 64.14
21 9.037 D21 (可変)
22(非球面) 19.309 2.50 1.49710 81.56
23(非球面) -12.531 D23 (可変)
24 ∞ 0.30 1.51633 64.14
25 ∞ 0.40
26 ∞ 0.50 1.51633 64.14
27 ∞ 0.53
像面 ∞

非球面係数
第9面
K = 0.000
A4 = 1.28630e-05
A6 = 1.44610e-05
A8 =-2.67360e-06
A10= 7.31670e-08
第10面
K = 0.000
A4 =-7.60070e-05
A6 = 1.28040e-05
A8 =-2.05200e-06
A10= 6.33990e-08
第14面
K = 0.000
A4 =-2.64730e-04
A6 = 1.32570e-05
A8 =-1.54810e-06
A10= 4.79870e-08
第15面
K = 0.000
A4 = 3.00590e-04
A6 = 1.58720e-05
A8 =-2.07810e-06
A10= 7.29910e-08
第22面
K = 0.000
A4 = 3.59390e-05
A6 =-3.29620e-05
A8 = 1.47210e-06
A10=-2.91510e-08
第23面
K = 0.000
A4 = 2.99000e-04
A6 =-4.04000e-05
A8 = 1.63000e-06
A10=-2.87000e-08

ズームデータ
WE ST TE
焦点距離 4.55 21.10 104.57
FNO. 3.10 5.15 7.05
画角2ω(°) 80.57 20.05 4.14
像高 3.84 3.84 3.84

D6 0.32 13.23 26.71
D12 16.82 5.07 0.54
D19 3.54 10.45 9.65
D22 2.37 7.05 15.19
D23 5.25 3.06 1.04

fb (in air) 6.70 4.53 2.52
全長 (in air) 53.21 63.81 78.07

各群焦点距離
f1 40.76
f2 -5.67
f3 10.11
f4 -13.55
f5 15.70
数値実施例2
面データ
面番号 r d nd νd
1 77.954 1.80 1.77250 49.60
2 11.588 4.36
3(非球面) 40.602 2.00 1.52542 55.78
4(非球面) 20.867 2.08
5 27.008 2.08 1.84666 23.78
6 80.482 D6 (可変)
7(絞り) ∞ 1.00
8(非球面) 15.653 4.27 1.58313 59.46
9(非球面) -42.316 2.09
10 77.079 1.62 1.80518 25.43
11 17.333 1.26
12 285.410 3.22 1.49700 81.54
13 -14.417 D13 (可変)
14 68.546 1.20 1.62041 60.29
15 25.465 D15 (可変)
16(非球面) -41.615 2.36 1.52542 55.78
17(非球面) -28.114 D17 (可変)
18 ∞ 0.30 1.51633 64.14
19 ∞ 0.40
20 ∞ 0.50 1.51633 64.14
21 ∞ 0.53
像面 ∞

非球面係数
第3面
K = 0.000
A4=-5.34419e-05
A6= 6.50544e-07
A8=-4.66175e-09
第4面
K = 0.000
A4=-1.13249e-04
A6= 5.55538e-07
A8=-6.99697e-09
第8面
K = 0.000
A4=-2.92183e-05
A6=-8.55319e-08
A8=-6.12894e-09
第9面
K = 0.000
A4= 7.20769e-05
A6=-1.74406e-07
A8=-6.21813e-09
第16面
K = 0.000
A4= 7.99281e-07
A6= 2.83990e-07
A8= 3.49115e-10
第17面
K = 0.000
A4= 9.57808e-06
A6= 2.48070e-07
A8= 5.47588e-10

ズームデータ
WE ST TE
焦点距離 14.30 24.07 41.17
FNO. 3.63 4.50 5.71
画角2ω(°) 76.01 45.98 27.14
像高 10.00 10.00 10.00

D6 27.84 12.16 2.44
D13 1.44 2.32 4.07
D15 10.18 20.26 36.71
D17 16.63 16.63 16.63

fb (in air) 18.36 18.36 18.36
全長 (in air) 87.16 82.44 90.92

各群焦点距離
f1 -23.31
f2 21.08
f3 -66.01
f4 155.56
図7は、実施例1における初期状態の(a)広角端(WE)、(b)標準状態(ST)、(c)望遠端(TE)での諸収差図である。図8は、実施例2における初期状態の(a)広角端(WE)、(b)標準状態(ST)、(c)望遠端(TE)での諸収差図である。また、図9は、実施例1における偏心状態の(a)広角端(WE)、(b)標準状態(ST)、(c)望遠端(TE)での諸収差図である。図10は、実施例2における偏心状態の(a)広角端(WE)、(b)標準状態(ST)、(c)望遠端(TE)での諸収差図である。
これら諸収差図において、SAは球面収差、ASは非点収差、DTは歪曲収差、CCは倍率色収差を示す。球面収差SAは、587.6nm(d線:実線)、486.1nm(F線:一点鎖線)、656.3nm(C線:破線)の各波長について示されている。また、倍率色収差CCは、d線を基準としたときの486.1nm(F線:一点鎖線)、656.3nm(C線:破線)の各波長について示されている。また、非点収差DTは、実線がサジタル像面、破線がメリジオナル像面のものを示している。なお、FNOはFナンバーを示す。また、FIYは像高を示す。
実施例1では、偏心状態は、初期状態から光軸に対して垂直に、広角端で0.02mm、標準状態で0.04mm、望遠端で0.14mm移動させる。第1レンズ群G1を光軸に対して垂直に移動させた偏心状態であっても、図9に示すように、発生する収差変動は少なく、撮像素子による補正効果で収差をカバーすることが可能である。したがって、偏心状態でも初期状態の撮影時と同等の画質を確保することができ、合成される立体画像の画質は、落ちることがない。
同様に、実施例2では、偏心状態は、初期状態から光軸に対して垂直に、広角端で0.02mm、標準状態で0.02mm、望遠端で0.03mm移動させる。第1レンズ群G1を光軸に対して垂直に移動させた偏心状態であっても、図10に示すように、発生する収差変動は少なく、撮像素子による補正効果で収差をカバーすることが可能である。したがって、偏心状態でも初期状態の撮影時と同等の画質を確保することができ、合成される立体画像の画質は、落ちることがない。
上記実施例1及び実施例2について、条件式(1)及び条件式(2)の値を下記に示しておく。
実施例1(WE) 実施例1(ST) 実施例1(TE)
条件式(1) 0.022 0.042 0.139
条件式(2) 0.05 0.05 0.05
実施例2(WE) 実施例2(ST) 実施例2(TE)
条件式(1) 0.019 0.022 0.036
条件式(2) 0.05 0.05 0.05
本実施形態のズームレンズでは、ゴースト、フレア等の不要光をカットするために、明るさ絞り以外にフレア絞りを配置してもかまわない。第1レンズ群の物体側、第1レンズ群と第2レンズ群間、第2レンズ群と第3レンズ群間、第3レンズ群と第4レンズ群間、第4レンズ群と第5レンズ群間、第5レンズ群と像面間のいずれの場所に配置しても良い。
また、枠部材によりフレア光線をカットするように構成しても良いし、別の部材を構成しても良い。フレア絞りとして、光学系に直接印刷しても、塗装しても、シールなどを接着してもかまわない。フレア絞りの形状は円形、楕円形、矩形、多角形、関数曲線で囲まれる範囲等、いかなる形状でもかまわない。また有害光束をカットするだけでなく画面周辺のコマフレア等の光束をカットしても良い。
また各レンズには反射防止コートを行い、ゴースト、フレアを軽減してもかまわない。マルチコートであれば効果的にゴースト、フレアを軽減できるので望ましい。また赤外カットコートをレンズ面、カバーガラス等に使用してもかまわない。画像周辺部の明るさのかげり(シェーディング)をCCDのマイクロレンズをシフトすることにより軽減しても良い。例えば、各像高における光線の入射角に合わせてCCDのマイクロレンズの設計を変えても良い。また画像処理により画像周辺部の低下量を補正しても良い。
ゴースト・フレアの発生を防止するためにレンズの空気接触面に反射防止コートを施すことは一般的に行われている。一方、接合レンズの接合面では接着材の屈折率が空気の屈折率よりも十分高い。そのためもともと単層コート並み、あるいはそれ以下の反射率となっていることが多く、あえてコートを施すことは少ない。しかしながら、接合面にも積極的に反射防止コートを施せばさらにゴースト・フレアを軽減でき、なお良好な画像を得ることができるようになる。特に最近では高屈折率硝材が普及し収差補正効果が高いためカメラ光学系に多用されるようになってきているが、高屈折率硝材を接合レンズとして用いた場合、接合面での反射も無視できなくなってくる。そのような場合、接合面に反射防止コートを施しておくことは特に効果的である。
接合面コートの効果的な使用法に関しては、特開平2-27301号、特開2001-324676号、特開2005-92115号、USP7116482等に開示されている。これらの文献では特に正先行ズームレンズの第1レンズ群内の接合レンズ面コートについて述べられており、本発明の第1レンズ群内の接合レンズ面についてもこれら文献に開示されているごとく実施すればよい。
使用するコート材としては、基盤となるレンズの屈折率と接着材の屈折率に応じて、比較的高屈折率なTa25、TiO2、Nb25、ZrO2、HfO2、CeO2、SnO2、In23、ZnO、Y23などのコート材、比較的低屈折率なMgF2、SiO2、Al23などのコート材、などを適宜選択し、位相条件を満たすような膜厚に設定すれば良い。
当然のことながら、レンズの空気接触面へのコーティング同様、接合面コートをマルチコートとしても良い。2層あるいはそれ以上の膜数のコート材や膜厚を適宜組み合わせることで、更なる反射率の低減や、反射率の分光特性・角度特性等のコントロールなどを行うことが可能となる。また第1レンズ群以外のレンズ接合面についても、同様の思想に基づいて接合面コートを行うことが効果的なのは言うまでもない。
図11は、本実施形態のズームレンズを用い、撮像素子として小型のCCD又はCMOSなどを用いた撮像装置としての一眼ミラーレスカメラの断面図である。図11において、31は一眼ミラーレスカメラ、32は鏡筒内に配置された撮像レンズ系、33は撮像レンズ系32を一眼ミラーレスカメラ1に着脱可能とする鏡筒のマウント部であり、スクリュータイプやバヨネットタイプ等のマウントが用いられる。この例では、バヨネットタイプのマウントを使用している。また、34は撮像素子面、35はバックモニターである。
このような構成の一眼ミラーレスカメラ31の撮像レンズ系32として、例えば上記実施例1及び2に示した本実施形態のズームレンズが用いられる。
図12、図13は、ズームレンズを撮影光学系41に組み込んだ、本実施形態の撮像装置の構成の概念図を示す。図12は撮像装置としてのデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図、図13は同背面斜視図である。
この実施形態のデジタルカメラ40は、撮影用光路42上に位置する撮影光学系41、シャッターボタン45、液晶表示モニター47等を含み、デジタルカメラ40の上部に配置されたシャッターボタン45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば実施例1のレンズ系を通して撮影が行われる。撮影光学系41によって形成された物体像が結像面近傍に設けられた撮像素子(光電変換面)上に形成される。この撮像素子で受光された物体像は、処理手段によって電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47に表示される。また、撮影された電子画像は記録手段に記録することができる。
図14〜図16は、ズームレンズを撮影光学系41に組み込んだ他の撮像装置の構成の概念図を示す。図14はデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図、図15は同背面図、図16はデジタルカメラ40の構成を示す模式的な横断面図である。
デジタルカメラ40は、この例の場合、撮影用光路42上に位置する撮影光学系41、ファインダー用光路44上に位置するファインダー光学系43、シャッターボタン45、ポップアップストロボ46、液晶表示モニター47等を含み、カメラ40の上部に配置されたシャッターボタン45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば実施例1のレンズを通して撮影が行われる。撮影光学系41によって形成された物体像が、結像面近傍に設けた撮像素子としてのCCD49の撮像面(光電変換面)上に形成される。このCCD49で受光された物体像は、処理手段51を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47や、ファインダー用画像表示素子54に表示される。また、この処理手段51には記録手段52が接続され、撮影された電子画像を記録することもできる。
なお、この記録手段52は処理手段51と別体に設けてもよいし、フレキシブルディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。また、CCD49に代わって銀塩フィルムを配置した銀塩カメラとして構成してもよい。
さらに、ファインダー用光路44上にはファインダー用接眼レンズ59が配置してある。ファインダー用画像表示素子54に表示された物体像が、このファインダー用接眼レンズ59によって拡大および観察者が見やすい視度に調整され、観察者眼球Eに導かれている。なお、ファインダー用接眼レンズ59の射出側にカバー部材50が配置されている。
図17は、本実施形態のデジタルカメラ40の主要部の内部回路を示すブロック図である。なお、以下の説明では、前述した処理手段51は、例えば、CDS/ADC部24、一時記憶メモリ17、画像処理部18等で構成され、記憶手段52は、記憶媒体部等で構成される。
デジタルカメラ40は、操作部12と、この操作部12に接続された制御部13と、この制御部13の制御信号出力ポートにバス14及び15を介して接続された撮像駆動回路16並びに一時記憶メモリ17、画像処理部18、記憶媒体部19、表示部20、及び設定情報記憶メモリ部21を備えている。
上記の一時記憶メモリ17、画像処理部18、記憶媒体部19、表示部20、及び設定情報記憶メモリ部21は、バス22を介して相互にデータの入力、出力が可能とされている。また、撮像駆動回路16には、CCD49とCDS/ADC部24が接続されている。
操作部12は、各種の入力ボタンやスイッチを備え、これらを介して外部(カメラ使用者)から入力されるイベント情報を制御部に通知する。制御部13は、例えばCPUなどからなる中央演算処理装置であって、不図示のプログラムメモリを内蔵し、プログラムメモリに格納されているプログラムに従って、デジタルカメラ40全体を制御する。
CCD49は、撮像駆動回路16により駆動制御され、撮像光学系41を介して形成された物体像の画素ごとの光量を電気信号に変換し、CDS/ADC部24に出力する撮像素子である。
CDS/ADC部24は、CCD49から入力される電気信号を増幅し、かつ、アナログ/デジタル変換を行って、この増幅とデジタル変換を行っただけの映像生データ(ベイヤーデータ、以下RAWデータという。)を一時メモリ17に出力する回路である。
一時記憶メモリ17は、例えばSDRAM等からなるバッファであり、CDS/ADC部24から出力されるRAWデータを一時的に記憶するメモリ装置である。画像処理部18は、一時記憶メモリ17に記憶されたRAWデータ又は記憶媒体部19に記憶されているRAWデータを読み出して、制御部13にて指定された画質パラメータに基づいて歪曲収差補正を含む各種画像処理を電気的に行う回路である。
記憶媒体部19は、例えばフラッシュメモリ等からなるカード型又はスティック型の記憶媒体を着脱自在に装着して、これらのフラッシュメモリに、一時記憶メモリ17から転送されるRAWデータや画像処理部18で画像処理された画像データを記録して保持する。
表示部20は、液晶表示モニター47などにて構成され、撮影したRAWデータ、画像データや操作メニューなどを表示する。設定情報記憶メモリ部21には、予め各種の画質パラメータが格納されているROM部と、操作部12の入力操作によってROM部から読み出された画質パラメータを記憶するRAM部が備えられている。
このように構成されたデジタルカメラ40は、撮像光学系41として本発明のズームレンズを採用することで、小型で動画撮像に適した撮像装置とすることが可能となる。
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
1…ズームレンズユニット
2…枠部材
3…モータ
4…ベアリング
5…第1軸部
6…第2軸部
7…第1レンズ群枠
12…操作部
13…制御部
14、15…バス
16…撮像駆動回路
17…一時記憶メモリ
18…画像処理部
19…記憶媒体部
20…表示部
21…設定情報記憶メモリ部
22…バス
24…CDS/ADC部
31…レンズ交換式カメラ
32…撮像レンズ系
33…マウント部
34…撮像素子面
35…バックモニター
40…デジタルカメラ
41…撮影光学系
42…撮影用光路
45…シャッターボタン
47…液晶表示モニター

Claims (5)

  1. 広角端から望遠端への変倍時に複数のレンズ群を光軸方向に移動させるズームレンズと、
    前記ズームレンズの最も物体側に存在する第1レンズ群を支持する第1レンズ群枠と、
    前記第1レンズ群枠を前記光軸に垂直な方向に移動させる駆動部と、
    を有する
    ことを特徴とするズームレンズユニット。
  2. 以下の条件式(1)を満足する
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズユニット。
    0.0005 < |α/D| < 0.2 ・・・(1)
    ただし、
    αは、前記第1レンズ群の移動前の初期状態で前記光軸が像面に結ぶ点と前記第1レンズ群の移動後の偏心状態で前記光軸が前記像面に結ぶ点との間の最大距離、
    Dは、前記像面における最大像高
    である。
  3. 以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズユニット。
    0 < |AS| ≦ 0.05 ・・・(2)
    ただし、ASはメリジオナル面の像面湾曲の対角位置での変化量である。
  4. 前記第1レンズ群枠は、
    前記第1レンズ群の移動前の初期状態の位置を第1の位置とし、
    初期状態に対して前記光軸に垂直な方向に所定距離離れた移動後の偏心状態の位置を第2の位置、前記光軸を中心として第2の位置の対称な第3の位置に移動する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズユニット。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のズームレンズユニットと、
    前記ズームレンズユニットの像側に配置され、前記ズームレンズユニットによる像を受光する撮像面をもつ撮像素子と、
    前記撮像素子が設置された撮像装置本体と、
    を備える
    ことを特徴とする撮像装置。
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