JP2013190153A - 換気装置及び通気工法住宅 - Google Patents

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Abstract

【課題】外気温、床下、小屋裏の気温変化に応じて換気する換気プレートと、換気を気密的に遮断する換気装置、及び換気装置を備え自然換気が可能であるとともに非換気時においては気密性を高め一層省エネでエコな通気工法住宅を提供する。
【解決手段】縞状に孔を有する基板と、縞状に孔を有し基板にスライド可能に取り付けられたスライド板と、基板とスライド板に固定され雰囲気温度に応じて収縮力が変化する温度感受性バネと、基板とスライド板に固定され雰囲気温度が変化しても一定の収縮力を有し、温度感受性バネと逆方向のバネ付勢を与えるスプリングとからなり、温度感受性バネとスプリングとの収縮力の変化に応じてスライド板がスライドし、孔同士が重なると通気口が形成されることを特徴とする換気プレートの構成とした。また、換気プレートを備える換気装置、前記換気装置を基礎及び小屋裏に備え、床下と小屋裏とが連通した通気工法住宅の構成とした。
【選択図】図12

Description

本発明は、小屋裏用換気プレート及び換気装置、基礎用換気プレート及び換気装置、それらを備えた建物内の温度を効果的に調節する通気工法住宅に関する。
従来、建物内の温度を保つ又は下げる方法としては、各部屋に冷暖房設備を設置し、室温の変化に応じて冷房や除湿等を行い、快適な温度を保っていた。
しかしながら、上記のような冷暖房設備では室温を下げて快適な温度を維持するために当該設備を稼動させ続けなければならず、夏場など温度上昇が激しい季節には一日中稼動させて、電力消費が高かった。
そこで、発明者は以前に特許文献1の躯体内換気システムを発明した。特許文献1の躯体内換気システムは、気温上昇の緩やかな季節は建物全体の自然換気により、居室内の温度を下げ、気温上昇の激しい季節は居室内はもとより最も熱気の溜まる小屋裏の空気を必要最低限の電力で強制的に換気するとともに冷たい空気の溜まる基礎部分から小屋裏に向かう空気の流れを作って建物全体を快適な温度に保つため、建物の小屋裏に排気管と複数本の吸気管を備えたダクトファンを配置し、排気孔を設けた棟下には換気装置を有し一方が前記排気孔に連通し前記排気管の他端が挿通する棟換気ボックスを配置し、基礎には複数の基礎換気ボックスを配置して、各部屋の壁と外壁の間に通気層を設けて前記基礎と小屋裏を接続し、前記建物内の空気を吸気管の先端部より前記ダクトファンで吸引し、更に前記排気管を通して棟換気ボックスへ送り、前記排気孔から放出することを特徴とするというものである。
しかしながら、やはり電力を消費するとともに、換気を遮断した際の気密性において十分でなかった。
特開2011−21833号公報 特開平11−148703号公報
昨今、省エネ、エコ住宅が益々望まれている。そこで、本発明は、外気温、床下、小屋裏の気温変化に応じて換気する換気プレートと、換気を気密的に遮断する換気装置、及び換気装置を備え自然換気が可能であるとともに非換気時においては気密性を高め一層省エネでエコな通気工法住宅を提供する。
本発明は、上記の課題を解決するために、
(1)
棟換気下の小屋裏上部又は建物基礎側面に設置される換気装置に用いられ、環境温度変化に応じて外気と内気の通過を制御する通気口が開閉する換気プレートであって、縞状に孔を有する基板と、縞状に孔を有し前記基板にスライド可能に取り付けられたスライド板と、前記基板とスライド板に固定され雰囲気温度に応じて収縮力が変化する温度感受性バネと、前記基板とスライド板に固定され雰囲気温度が変化しても一定の収縮力を有し、前記温度感受性バネと逆方向のバネ付勢を与えるスプリングと、からなり、前記温度感受性バネとスプリングとの収縮力の変化に応じて前記スライド板がスライドし、前記孔同士が重なると建物外部と建物内部が連通する通気口が形成されることを特徴とする換気プレートの構成とした。
(2)
(1)に記載の換気プレートと、前記基板側に気密シートを有し前記基板背面に開閉可能に取り付けた開閉板と、前記開閉板を閉じたとき前記気密シートを前記基板に押しつけるストッパー機構とからなることを特徴とする換気装置の構成とした。
(3)
前記スライド板、温度感受性バネ及びスプリングを覆った上で前記基板に固定される、網を張ったカバーを備えることを特徴とする(2)に記載の換気装置の構成とした。
(4)
棟換気直下の小屋裏に気密的なボックスも設け、(2)又は(3)に記載の換気装置を前記ボックスに取り付けた上で、前記ストッパー機構は、一端が前記板に係止され前記基板を挿通するワイヤーと、前記ワイヤーに連設する連結スプリングと、前記連結スプリングの他端に連設する第二ワイヤーと、前記第二の端部に設けられ前記開閉板の開閉を操作する操作部からなる操作装置と、屋内壁等に設けた前記操作部を係止する係止部とからなり、前記操作部を引き、前記係止部に係止することで、前記開閉板を前記連結スプリングのバネ付勢で前記基板に押圧することを特徴とする小屋裏換気装置の構成とした。
(5)
(2)又は(3)に記載の換気装置において、前記スライド板と前記温度感受性バネと前記スプリングからなる第1のスライドユニットに加え、前記スライド板と、前記温度感受性バネと異なる温度域で収縮力が変化する第2の温度感受性バネと、前記スプリングとからなる第2のスライドユニットを、前記基板にスライド可能に備えることを特徴とする基礎用換気装置の構成とした。
(6)
(3)に記載の換気装置を基礎側面に設け、前記開閉板は基礎上側を支点に開閉し、前記ストッパー機構が、一端が前記開閉板に係止され前記基板及び前記カバーを挿通し、他端が前記開閉板の開閉を操作するつまみを備えたワイヤーと、前記カバーと前記基板の間に設けられ前記ワイヤーを係止する係止筒と、前記ワイヤーの係止を解放する解放ピンとからなり、前記ワイヤーを引くことで前記ワイヤーを前記係止筒に係止しするとともに前記開閉板を前記基板に押圧し、前記解放ピンを押圧することで前記ワイヤーの係止を解放することにより前記開閉板が開くことを特徴とする基礎用換気装置の構成とした。
(7)
(4)に記載の小屋裏換気装置を小屋裏に備え、(5)又は(6)に記載の基礎用換気装置を基礎側面に備え、床下と小屋裏を連通する通気層を壁に設けたことを特徴とする通気工法住宅の構成とした。
(8)
前記第1のスライドユニットの温度感受性バネの収縮力変化温度が15℃付近で、前記第2のスライドユニットの温度感受性バネの収縮力変化温度が35℃付近であることを特徴とする(7)に記載の通気工法住宅の構成とした。
本発明である換気プレートは電力を消費することなく床下及び小屋裏の自然換気を可能にし、本発明である換気装置であれば非換気時でも気密性が高く断熱効果が一層高い。それらを用いた通気工法住宅では、一層省エネで、エコな住宅を提供できる。
本発明である小屋裏用換気装置の分解斜視図である。 小屋裏用換気装置を構成する基板の正面(A)、背面図(B)である。 小屋裏用換気装置を構成するスライド板の正面(A)、背面図(B)である。 小屋裏用換気装置を構成する開閉板の正面(A)、背面図(B)である。 小屋裏用換気装置を構成するカバーの正面(A)、背面図(B)である。 小屋裏用換気プレートの組み立てを説明する正面図である。 小屋裏用換気装置の開閉板と基板の開閉構造を説明する背面図である。 小屋裏用換気装置にカバーの取り付ける正面図である。 本発明である基礎用換気装置の分解斜視図である。 基礎用換気プレートの分解正面図である。 基礎用換気プレートの組み立てを説明する正面図である。 本発明である通気工法住宅の縦断面模式図である。
以下、添付の図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(1)小屋裏用換気プレート及び小屋裏用換気装置
図1〜8に、本発明である小屋裏用換気プレート及び小屋裏用換気装置1を示した。小屋裏用換気装置1は、小屋裏用換気プレートと、開閉板4と、カバー5と、操作装置6を含むストッパー機構と、からなる。
小屋裏用換気プレートは、縞状の縦長孔10gを備える基板2と、縞状の孔を備えるスライド板3と温度感受性バネ17と温度感受性バネと拮抗する収縮力が一定のスプリング16(第1のスライドユニット)と、からなる(図6)。
基板2は、図1、図2に示すように、取付先に留め具等で固定する際に使用する小孔を周囲に備える板枠10の内部に、縞状にスライド板3の縞状の孔と重なることで建物外部と建物内部を連通する通気口を形成する縦長孔10gを備える。縦長孔10gのサイドの縦枠10mの正面には、溝10nが形成され、軽量化と変形防止を兼ねる。
基板2の正面(A)には、縦長孔10gを囲むように、コの字型の第一枠10a及び第二枠10b、それらの間に切れ目をあけて縦長孔10gの上下に直線状の第三枠10c及び第四枠10dが立設する。切れ目には、後述のスライド板3の突出片12cが位置する。従って、切れ目幅は、突出片12cがスライドする幅長を要する。
スライド板3が一枚の時は、上下何れかの切れ目を設けるだけでよい。小屋裏用では、図6に示すように下側の切れ目に突出片12cが位置する。第一枠10a、第二枠10bの隅に設けられた穴は、カバー5を取り付けるとき、ネジ留めに使用する連結孔10jである。連結孔10jは、後述のワイヤー21が挿通する挿通孔10kの両サイドにも連結部10fを介して設けてある。さらに、突起10eにも連結孔を同様に設けてある。
第三、第四枠10c、10dの縦長孔10g側には、スライド板3をスライド可能に係止するための後側突起10hと、前側突起10iが複数点在して設けられている。各突起10h、10iは、縦長孔10g側が高い断面略三角形である。
小屋裏用では後側突起10hと縦長孔10gとの間にスライド板3がスライド可能に位置する。後側突起10hと前側突起10iの間には、更にスライド板をスライド可能に保持することができる。従って、スライド板3が一枚のときは、前側突起は不要である。
基板2の正面(A)側の縦長孔10gの上下に位置する突起10eは、スライドユニットの各バネの一端を連結する箇所である。挿通孔10kは、後述の操作装置6のワイヤー21が挿通する穴である。スライド板3が1枚のときは一方の突起10eだけでよい。小屋裏用換気装置1では、図6に示すように下方の突起10eを用いる。基板2は、小屋裏用換気装置(スライド板1枚)及び基礎用換気装置(スライド板2枚)で兼用できるため、スライド板2枚に対応した各部材が備えられている。
基板2の背面(B)側には、カバー5を回動可能に取り付ける連結部材11cが下端に2つ立設する。連結部材11cは、図7にも示す連結ピン20を挿通する孔11eが穿設され、左右連結部材11cの間に、捻りバネ19の一端を係止する中板11dが立設する。板枠10の四隅には、小屋裏用換気装置1を取り付ける箇所の穴の側面に位置し、横ずれを防止するL字枠11aが立設する。
また、縞状に設けられた複数の縦長孔10gの下部には、後述のカバー5の気密シート13dでは覆われない部分に、気密シート13dと同じ素材である気密部材11bがライン状に貼付され、カバー5が閉じたときの気密性を向上させる。
スライド板3は、温度感受性バネ17及びスプリング16の収縮力バランスの変化に応じて、左右にスライドする。図1、図3、図6に示すように、枠12内には横枠12hで仕切られ、基板2の縦長孔10gと重なることで、通気口を形成する縞状に短孔12bが上下に設けられている。短孔12bのサイドの縦枠12f及び横枠12hの背面には、溝12gが形成され、軽量化と変形防止を兼ねる。
スライド板3の正面(A)の下辺には、温度感受性バネ17及びスプリング16の一端を連結する連結孔12eを備えた連結突起12dが立設した突出片12cが突出する。突出片12cは、第一枠10a及び第二枠10bと、第四枠10dの間の切れ目に位置する。
温度感受性バネ17は、温度によって収縮力が変化するコイルバネで、形状記憶合金製コイル等として、従来から知られている(特許文献2等参照)。
温度感受性バネ17は、図1、図6に示すように、一端が基板2に連結される。ここでは、基板2の突起10eの連結孔10jに取付片15を介して留め具18等で連結される。温度感受性バネ17の他端はスライド板3に連結される。ここでは、スライド板3の一方の突出片12cの連結孔12eに留め具18等で連結される。
取付片15は、略三角形状の板で、各隅に小孔15b、中央には中央孔15aが設けられ、中央孔15aはネジ留め穴として、小孔15bはバネを係止する穴として使用する。小孔15bは、バネの形状によって適宜使い分けることができる。
スプリング16は、環境温度の変化により収縮力が変化しにくく、一定の収縮力を発揮するようなコイルバネである。
スプリング16は、図1、図6に示すように、一端が基板2に連結される。ここでは、基板2の突起10eの連結孔10jに取付片15を介して留め具18等で連結される。スプリング16の他端はスライド板3に連結される。ここでは、スライド板3の温度感受性バネ17が連結されていない他方の突出片12cの連結孔12eに留め具18等で連結される。
温度感受性バネ17とスプリング16の収縮力バランス(収縮方向)は、雰囲気温度に応じて変化する。即ち、スプリング16の収縮力は一定であるので、温度に応じて温度感受性バネ17の収縮力が変形することによりスライド板3を移動する。
小屋裏用換気装置1に用いる場合には、温度感受性バネ17とスプリング16の収縮バランスは、15〜16℃付近で拮抗し、低温域(約15℃以下)では通気口が閉じるよう、高温域(約16℃以上)では通気口が開口するような温度感受性バネ17とスプリング16を選択するとよい。
開閉板4は、図1、図4、図7に示すように、板状で、下辺には左右に孔13iが穿設され、基板2の連結部材11cに回動可能に取り付けられる連結片13cを備える。上片には、後述の操作装置6のワイヤー21が挿通、係止される挿通孔13eが穿設された突起部13bが突出する。
開閉板4の正面(A)側には、上辺、左右辺に基板2の縞状の縦長孔10g群の外周に位置する外周枠13fが立設する。基板2の縦長孔10g群は、背面側に少し突出している。外周枠13fはそれらを包むように立設する。
基板2の縦長孔10gとスライド板3の短孔12bとで通気口を閉鎖して、隙間があり気密性は高くない。そこで、開閉板4には、基板2の縦長孔10g群に接し、気密性を高めるため、外周枠13fの内側には気密シート13dが貼付されている。気密シート13dは発泡性の弾力のある素材が望ましいが、気密性を保持できるのであれば特に限定されるものではない。
開閉板4の背面(B)側には、開閉板4の変形を防止するよう、縦横に補強突条13hが複数立設する。さらに開閉板4の外周にも、変形を防ぐため第二外周枠13gが立設する。
次に、開閉板4と基板2の回動取り付けについて図7を参照して説明する。基板2の板枠10の背面に立設する左右の連結部材11cのその間には開閉板4の連結片13cを配置し、連結片13cの間に捻りバネ19を配置した上で、それらに連結ピン20を挿通し、留め輪20aで連結ピン20を留める。
捻りバネ19の一端である第一端部19aは開閉板4に係止され、他端である第二端部19bは基板2の背面の連結部材11cの中に立設する中板11dに係止される。これにより、開閉板4は常時開閉方向にバネ付勢が掛かり、開閉板4は通常開いている。
カバー5は、図1、図5、図8に示すように、各隅にカバー5を基板2(第一枠10a及び第二枠10bの連結孔10j)にネジなどの留め具などで固定するための連結孔14kを穿設した4角形の周枠14と、周枠14の上下に突出した第一突条14b及び第二突条14cと、周枠14の内部に連接され変形を防ぐ縦枠14f及び横枠14eと、周枠14、縦枠14f及び横枠14eの背面内部に貼られゴミ、虫の進入を防ぐ網14dと、周枠14及び第一、第二突条14b、14cの背面(B)の外周に立設する背面枠14lとからなる。背面枠14lは、第一〜第四枠10a〜10dの外側に勘合する。
第一、第二突条14b、14cは、スライド板3の突出片12cを覆うために、周枠14より突出している。第一突条14bの上辺には、カバー5を基板2(板枠10の連結孔10j)にネジなどの留め具で固定するための左右連結孔14j、14jを穿設した接合片14gが突出する。
接合片14gの中央には、後述の操作装置6のワイヤー21を挿通する挿通孔14iが穿設される。第一突条14bの一方の隅には、後述の基礎用操作装置6aワイヤー21を引いて開閉板4を閉じたときに、ワイヤー21を係止するための突起片14mが突出する。従って、粉屋根裏用では使用しない。なお、スライド板3が一枚のときは、第一突条14bには突出片12cは位置しない。
ストッパー機構は、図1、図12に示すように、操作装置6と、係止部22とかなる。操作装置6は、各挿通孔13e、10k、14iに挿通するワイヤー21と、ワイヤー21の一端に設けられ、挿通孔13eに挿通した上で開閉板4の突起部13bに係止される留め具21cと、ワイヤー21の他端に連接する連結スプリング21aと、連結スプリング21aに連接する第二ワイヤー21bと、第二ワイヤー21bの他端に連接する操作部21dからなる。
操作部21dを係止部22から解放しているときは、捻りバネ19のバネ付勢で開閉板4は解放し、操作部21dを引き、図12に示す係止部22に係止することで、開閉板4を連結スプリング21aのバネ付勢で基板2に押圧する。即ち、連結スプリング21aのバネ収縮力は捻りバネ19の開閉板4の解放方向のバネ付勢より強い。これにより、小屋裏用換気装置1の開閉板4を閉じたときの気密性が向上する。係止部22は、開閉板4が適切な押圧力で基板2に押圧される位置に設ける。
このような部材から構成される小屋裏用換気装置1は、図6、8に示すように、基板2の第一〜第四枠10a〜10d内の後側突起10hと縞状の縦長孔10gの間にスライド板3をスライド可能に嵌めた上で、スプリング16及び温度感受性バネ17を取付片15で連結して、取付片15を基板2の突起10eの連結孔10jに係止するとともに、各バネの他端をスライド板3の各突出片12cの連結孔12eに係止する。
その上で、カバー5でスライド板3と、スプリング16及び温度感受性バネ17を覆い、カバー5(連結孔14k)を留め具18で基板2に固定する(連結孔10j)。また、背面には、気密シート13dを貼付した開閉板4を回動可能に取り付ける。そして、操作装置6の留め具21cを開閉板4に係止し、ワイヤー21を基板2(挿通孔10k)、カバー5(挿通孔14i)に挿通させて、組み立てる。そのようにしてなる小屋裏用換気装置1は、図12のように取り付け、小屋裏31cの空気の換気に用い、空気の自然排出を利用して通気工法住宅30の温度調節をする。
(2)基礎用換気プレート及び基礎用換気装置
図9〜図11に、本発明である基礎用換気プレート及び基礎用換気装置1aを示した。基礎用換気装置1aは、基礎用換気プレートと、開閉板4と、カバー5と、操作装置6aを含むストッパー機構と、からなる。
基礎用換気プレートは、基板2と、スライド板3と温度感受性バネ17と温度感受性バネと拮抗する収縮力が一定のスプリング16(第1のスライドユニット)と、第2のスライドユニットからなる(図9)。
基礎用換気装置1aは、実施例1の小屋裏用換気装置1を上下反転させた上、第1のスライドユニットに加え、スライド板3aと温度感受性バネ17と異なる温度域で収縮力が変化する第2の温度感受性バネ17aと、スプリング16とからなる第2のスライドユニットを基板2に備える。
即ち、基板2、第1のスライドユニット、開閉板4は実施例1と同じである。従って、開閉板4の回動支点は、小屋裏用換気装置1では下側で、基礎用換気装置では上側にくる。よって、ここでは実施例1と同じ部材、構造については、その説明は省略する。
また、スライド板3a、スプリング16も実施例1と同じものである。たたし、ここでのスライド板3aは、スライド板3と上下位置が逆となっている。スライド板3aは、スライド板3と、カバー5と間に位置し、基板2の後側突起10hと前側突起10iの位置にスライド可能に嵌められる。
後側突起10hは、縦長孔10g側が高い断面逆三角形であることから、スライド板3aの縦長孔10g側上下外周は、切欠き12iとする。断面略三角形の後側突起10hと切欠き12iとを設けることで、スライド板3とスライド板3aとを近接して配置することができ、気密性が一層高まる。
ストッパー機構は、実施例1の操作装置6及び係止機構が異なる。実施例1では小屋裏に換気装置を設置するため、操作装置6のワイヤー21を長くしなければならいないが、基礎用換気装置1aでは操作装置6aと基礎用換気装置1aとは近く、操作装置6aを外で操作すればよいからである。なお、実施例1同様に、室内で操作する場合には、操作装置6を用いることもできる。
操作装置6aは、図9に示すように、開閉板4の突起部13bの挿通孔13eに挿通し、係止される留め具21cと、留め具21cに連接し、基板2の挿通孔10k、カバー5と基板2の間で挿通孔10kの位置に配置される係止筒23、カバー5の挿通孔14iに挿通する解放ピン23aに挿通するワイヤー21と、ワイヤー21の他端に連接するつまみ21eとからなる。
つまみ21eを引くと開閉板4が閉じ、ワイヤー21は係止筒23内で係止される。解放ピン23aを押すとワイヤー21の係止が解除される。係止筒23によるワイヤー21の係止原理は、シャープペンシルの芯の送り出し機構と同様である。強くつまみ21eを引くと、開閉板4の気密シート13dが基板2の縦長孔10g群に密着して係止され、開閉板4を閉じたときの気密性が確保できる。
第1のスライドユニットでは、高温域、例えば約19℃以上では、基板2の縦長孔10gとスライド板3の短孔12bで通気口が形成されたままである。小屋裏換気においてはそれでよいが、基礎換気においては、高温域、例えば38℃以上では、暖かな外気を床下にいれないよう、床下の空気は一般に夏場では外気より低いので、基礎用換気装置1aは閉じていることが望ましい。
そこで、第2のスライドユニットでは、高温域で収縮力が変化する温度感受性バネ17aを採用する。例えば、スプリング16と温度感受性バネ17aの収縮バランスは34〜36℃付近では拮抗し、低温域(約34℃以下)では通気口が開くよう、高温域(約36℃以上)では通気口が閉じるよう、温度感受性バネ17とスプリング16を選択するとよい。
上述のような第1のスライドユニットと第2のスライドユニットを採用することで、スライド板3、3aは約15℃付近以下及び35℃付近以上で通気口は全閉の方向にスライドし、その間の温度域では通気口は全開又は通気するようスライドする。さらに、12℃以下、38℃以上では全閉する温度感受性バネ17、17a、スプリング16の収縮バランスが望ましい。
(3)実施例1、2の換気プレート及び換気装置を用いた通気工法住宅
図12に示すように、通気工法住宅30は、基礎30a上に部屋33を壁で囲う建物31を建て、建物31の上部には屋根30bが載る、一般的な住宅の構造である。ここでは、基礎31aはベタ基礎35dとしたが、布基礎であってもよい。
部屋33の床は、根太34jの上に下地合板34iを貼り、下地合板34iの上に床材34hが貼られている、一般的な床構造でより。床とベタ基礎35dとの間には、床下空間が形成される。
建物31の壁には、床下空間と小屋裏31cを連通する通路(内側通気層34k)が備えられ、内側通気層34kから部屋33側の壁は、内側通気層34k側から順に、一般住宅で採用される、内側胴縁34e、石膏ボード34f、内壁仕上材34gとなっている。
また、内側通気層34kから外側の壁は、内側通気層34k側から順に、一般住宅で採用される、断熱材34d、耐力面材34c、外側胴縁(外側通気層34b)、エアーシート34a、外壁材34となっている。外側通気層34bは、壁下部から軒下まで連通する。部屋33と部屋33と間にも床下空間と小屋裏31cを連通する通路(通気層34m)を備える。
内側通気層34k及び通気層24mは、床下空間の空気が小屋裏31cに流れる通路となる。外側通気層34bは、壁下部の外気36が軒下に流れる通路である。ここに例示した壁構造以外であっても床下空間と小屋裏31cを連通する通路を備えればよい。
部屋33と屋根31bとの間が小屋裏31cである。屋根31bには従来から用いられている棟換気35eが備えられている。棟換気35eは、小屋裏31cの熱気を、熱気の上昇流により建物31の外に自然排出する。
屋根31bは、垂木の上に野地板35bを貼り、その上に防水シートを貼り、その上から屋根材35cが積層される。野地板35bの下で垂木の間には、断熱材35が配置され、野地板35bと断熱材35との間には、軒から棟換気35eに連通する屋根裏通気層35aが形成される。屋根裏通気層35aは、外気36と外側通気層34bと流れた内気36aが棟換気35eまで流れる通路である。ここまでは、従来からある一般的な屋根構造である。
本発明では、先ず棟換気35eの下の小屋裏31cの上部に、棟換気35e及び屋根裏通気層35aと連通し、小屋裏31cと遮蔽された気密的な箱(気密ボックス32)を形成し、基板2を固定し、実施例1の小屋裏用換気装置1を取り付ける。気密ボックス32と小屋裏31cの空気の流れを操作装置6を操作し開閉板4の開閉することにより、連通、遮断可能にする。開閉板4は、基板2の下方を支点に回動する。
操作装置6の操作部21dを部屋33の壁に設けた係止部22に係止することで、開閉板4は気密的に閉じ、操作部21dを係止部22から外すことで開閉板4は開く。また、ワイヤー21は、小屋裏31c上部、側面に取り付けた滑車を経由することで、部屋内で操作部21d及び係止部22の配置の自由度が増す。
また、基礎31aの側面には、穴が形成され、箱32aを嵌め、箱32aに実施例2の基礎用換気装置1aの基板2を固定して、基礎用換気装置1aを嵌める。開閉板4は、基板2の上方を支点に回動する。開閉板4の開閉を操作するつまみ21eは、基礎31a側面外側に位置する。
このような構造とすることで、床下の暖かい空気(内気36a)は、温度に応じて、通気層34m、内側通気層34kを通り、小屋裏31cに上昇する。或いは、小屋裏31cの暖かい空気(内気36a)が棟換気35eから排出することで、床下、壁下部、軒下から空気が小屋裏31c或いは棟換気35eに引き込まれ、それに伴って外気36を通気工法住宅30内に引き込み、空気の流れ(通気)を形成し、通気工法住宅30全体を自然換気する。
温度反応性のスライドユニットを備えることで、外気温度、通気工法住宅30内の温度に応じて通気制御を行い、電気を使用することなく住宅の自然換気を行い、かつ操作装置6、6aを用いて開閉板4を開閉することで通気の遮断性を向上させ、適切な通気制御を可能とする。特に、気密シート13dを備える開閉板4を備えることで、開閉板4を閉じたときは、遮蔽性が高く、一層快適な通気制御を可能にする。
1 小屋裏用換気装置
1a 基礎用換気装置
2 基板
3 スライド板
3a スライド板
4 開閉板
5 カバー
6 操作装置
6a 操作装置
10 板枠
10a 第一枠
10b 第二枠
10c 第三枠
10d 第四枠
10e 突起
10f 連結部
10g 縦長孔
10h 後側突起
10i 前側突起
10j 連結孔
10k 挿通孔
10m 縦枠
10n 溝
11a L字枠
11b 気密部材
11c 連結部材
11d 中板
11e 孔
12 枠
12b 短孔
12c 突出片
12d 連結突起
12e 連結孔
12f 縦枠
12g 溝
12h 横枠
12i 切欠き
13b 突起部
13c 連結片
13d 気密シート
13e 挿通孔
13f 外周枠
13g 第二外周枠
13h 補強突条
13i 孔
14b 第一突条
14c 第二突条
14d 網
14e 横枠
14f 縦枠
14g 接合片
14i 挿通孔
14j 連結孔
14k 連結孔
14l 背面枠
14m 突起片
15 取付片
15a 中央孔
15b 小孔
16 スプリング
17 温度感受性バネ
17a 温度感受性バネ
18 留め具
19 捻りバネ
19a 第一端部
19b 第二端部
20 連結ピン
20a 留め輪
21 ワイヤー
21a 連結スプリング
21b 第二ワイヤー
21c 留め具
21d 操作部
21e つまみ
22 係止部
23 係止筒
23a 解放ピン
30 通気工法住宅
31 建物
31a 基礎
31b 屋根
31c 小屋裏
32 気密ボックス
32a 箱
33 部屋
34 外壁材
34a エアーシート
34b 外側通気層(外部胴縁)
34c 耐力面材
34d 断熱材
34e 内側胴縁
34f 石膏ボード
34g 内壁仕上材
34h 床材
34i 下地合板
34j 根太
34k 内側通気層
34m 通気層
35 断熱材
35a 屋根裏通気層
35b 野地板
35c 屋根材
35d ベタ基礎
35e 棟換気
36 外気
36a 内気
本発明は、上記の課題を解決するために、
(1)
棟換気下の小屋裏上部又は建物基礎側面に設置される換気装置に用いられ、環境温度変化に応じて外気と内気の通過を制御する通気口が開閉する換気プレートであって、
縞状に複数の孔を有する基板と、縞状に複数の孔を有し前記基板にスライド可能に取り付けられたスライド板と、前記基板の下辺の略中央部に一端が固定され他端がスライド板に固定され雰囲気温度に応じて収縮力が変化する温度感受性バネと、一端が前記温度感受性バネに接続した上で前記感受性バネとともに前記基板に固定され他端がスライド板に固定され雰囲気温度が変化しても一定の収縮力を有し前記温度感受性バネと逆方向のバネ付勢を与えるスプリングと、
からなり、
前記温度感受性バネとスプリングとの収縮力の変化に応じて前記スライド板がスライドし、前記孔同士が重なると建物外部と建物内部が連通する通気口が形成されることを特徴とする換気プレートの構成とした。

(2)
(1)に記載の換気プレートと、前記基板側の全面に気密シートを有し前記基板背面に開閉可能に取り付けた開閉板と、前記開閉板を閉じたとき前記気密シートを前記基板に押しつけるストッパー機構とからなることを特徴とする換気装置の構成とした。

(3)
前記スライド板、温度感受性バネ及びスプリングを覆った上で前記基板に固定されるとともに、前記温度感受性バネ及びスプリングに相当する位置は板状で、前記基板及びスライド板の縦縞状の複数の孔に相当する位置は開口した上で網を張ったカバーを備えることを特徴とする(2)に記載の換気装置の構成とした。

(4)
棟換気直下の小屋裏に気密的なボックスも設け、(2)又は(3)に記載の換気装置を前記ボックス側面前記開閉板の回動支点が下に位置させて取り付けた上で、
前記ストッパー機構は、
一端が前記開閉板に係止され前記基板を挿通するワイヤーと、前記ワイヤーに連設する連結スプリングと、前記連結スプリングの他端に連設する第二ワイヤーと、前記第二の端部に設けられ前記開閉板の開閉を操作する操作部からなる操作装置と、屋内壁等に設けた前記操作部を係止する係止部とからなり、
前記操作部を引き、前記係止部に係止することで、前記開閉板を前記連結スプリングのバネ付勢で前記基板に押圧することを特徴とする小屋裏換気装置の構成とした。

(5)
(2)又は(3)に記載の換気装置において、前記スライド板と前記温度感受性バネと前記スプリングからなる第1のスライドユニットに加え、
スライド板と、前記温度感受性バネと異なる温度域で収縮力が変化する第2の温度感受性バネと、スプリングとからなる第2のスライドユニットを、
前記基板にスライド可能に備えることを特徴とする基礎用換気装置の構成とした。

(6)
(3)に記載の換気装置を基礎側面に設け、前記開閉板は基礎上側を支点に開閉し、
前記ストッパー機構が、
一端が前記開閉板に係止され前記基板及び前記カバーを挿通し、他端が前記開閉板の開閉を操作するつまみを備えたワイヤーと、前記カバーと前記基板の間に設けられ前記ワイヤーを通し係止する係止筒と、前記ワイヤーの前記係止筒内での係止を解放する解放ピンとからなり、
前記ワイヤーを引くことで前記開閉板が前記基板に押圧されるととともに前記ワイヤーが前記係止筒に係止され、前記解放ピンを押圧することで前記ワイヤーの係止を解放することにより前記開閉板が開くことを特徴とする基礎用換気装置の構成とした。

(7)
(4)に記載の小屋裏換気装置を小屋裏に備え、(5)又は(6)に記載の基礎用換気装置を基礎側面に備え、床下と小屋裏を連通する通気層を壁に設けたことを特徴とする通気工法住宅の構成とした。

(8)
前記第1のスライドユニットの温度感受性バネの収縮力変化温度が15℃付近で、
前記第2のスライドユニットの温度感受性バネの収縮力変化温度が35℃付近であることを特徴とする(5)に記載の通気工法住宅の構成とした。

Claims (8)

  1. 棟換気下の小屋裏上部又は建物基礎側面に設置される換気装置に用いられ、環境温度変化に応じて外気と内気の通過を制御する通気口が開閉する換気プレートであって、
    縞状に孔を有する基板と、縞状に孔を有し前記基板にスライド可能に取り付けられたスライド板と、前記基板とスライド板に固定され雰囲気温度に応じて収縮力が変化する温度感受性バネと、前記基板とスライド板に固定され雰囲気温度が変化しても一定の収縮力を有し、前記温度感受性バネと逆方向のバネ付勢を与えるスプリングと、からなり、
    前記温度感受性バネとスプリングとの収縮力の変化に応じて前記スライド板がスライドし、前記孔同士が重なると建物外部と建物内部が連通する通気口が形成されることを特徴とする換気プレート。
  2. 請求項1に記載の換気プレートと、前記基板側に気密シートを有し前記基板背面に開閉可能に取り付けた開閉板と、前記開閉板を閉じたとき前記気密シートを前記基板に押しつけるストッパー機構とからなることを特徴とする換気装置。
  3. 前記スライド板、温度感受性バネ及びスプリングを覆った上で前記基板に固定される、網を張ったカバーを備えることを特徴とする請求項2に記載の換気装置。
  4. 棟換気直下の小屋裏に気密的なボックスも設け、請求項2又は請求項3に記載の換気装置を前記ボックスに取り付けた上で、
    前記ストッパー機構は、
    一端が前記板に係止され前記基板を挿通するワイヤーと、前記ワイヤーに連設する連結スプリングと、前記連結スプリングの他端に連設する第二ワイヤーと、前記第二の端部に設けられ前記開閉板の開閉を操作する操作部からなる操作装置と、屋内壁等に設けた前記操作部を係止する係止部とからなり、
    前記操作部を引き、前記係止部に係止することで、前記開閉板を前記連結スプリングのバネ付勢で前記基板に押圧することを特徴とする小屋裏換気装置。
  5. 請求項2又は請求項3に記載の換気装置において、前記スライド板と前記温度感受性バネと前記スプリングからなる第1のスライドユニットに加え、前記スライド板と、前記温度感受性バネと異なる温度域で収縮力が変化する第2の温度感受性バネと、前記スプリングとからなる第2のスライドユニットを、前記基板にスライド可能に備えることを特徴とする基礎用換気装置。
  6. 請求項3に記載の換気装置を基礎側面に設け、前記開閉板は基礎上側を支点に開閉し、
    前記ストッパー機構が、
    一端が前記開閉板に係止され前記基板及び前記カバーを挿通し、他端が前記開閉板の開閉を操作するつまみを備えたワイヤーと、前記カバーと前記基板の間に設けられ前記ワイヤーを係止する係止筒と、前記ワイヤーの係止を解放する解放ピンとからなり、
    前記ワイヤーを引くことで前記ワイヤーを前記係止筒に係止しするとともに前記開閉板を前記基板に押圧し、前記解放ピンを押圧することで前記ワイヤーの係止を解放することにより前記開閉板が開くことを特徴とする基礎用換気装置。
  7. 請求項4に記載の小屋裏換気装置を小屋裏に備え、請求項5又は請求項6に記載の基礎用換気装置を基礎側面に備え、床下と小屋裏を連通する通気層を壁に設けたことを特徴とする通気工法住宅。
  8. 前記第1のスライドユニットの温度感受性バネの収縮力変化温度が15℃付近で、前記第2のスライドユニットの温度感受性バネの収縮力変化温度が35℃付近であることを特徴とする請求項7に記載の通気工法住宅。
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