JP2013190151A - ターボ冷凍機及びその制御方法 - Google Patents

ターボ冷凍機及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】冷凍機の運転開始時にエコノマイザから多段圧縮機の中間段への冷媒液滴の吸込の発生を防止することができるターボ冷凍機及びその制御方法を提供する。
【解決手段】被冷却流体から熱を奪って冷媒が蒸発し冷凍効果を発揮する蒸発器5と、冷媒を多段の羽根車によって圧縮する多段ターボ圧縮機TCと、圧縮された冷媒ガスを冷却流体で冷却して凝縮させる凝縮器4と、凝縮した冷媒液の一部を蒸発させて蒸発した冷媒ガスを多段ターボ圧縮機TCの多段圧縮段の中間部分に供給する中間冷却器であるエコノマイザ6とを備えたターボ冷凍機において、エコノマイザ6と多段ターボ圧縮機TCの多段圧縮段の中間部分とを連通する流路11に設けられ、流路11を開閉する制御弁7とを備え、制御装置20は、冷凍機の運転開始時には制御弁7を閉じておき、運転開始後に凝縮器4と蒸発器5の圧力差が所定圧力以上になったときに制御弁7を開く制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、エコノマイザを備えたターボ冷凍機に係り、特に多段圧縮エコノマイザサイクルを用いたターボ冷凍機及びその制御方法に関するものである。
従来、冷凍空調装置などに利用されるターボ冷凍機は、冷媒を封入したクローズドシステムで構成され、冷水(被冷却流体)から熱を奪って冷媒が蒸発して冷凍効果を発揮する蒸発器と、前記蒸発器で蒸発した冷媒ガスを圧縮して高圧の冷媒ガスにする圧縮機と、高圧の冷媒ガスを冷却水(冷却流体)で冷却して凝縮させる凝縮器と、前記凝縮した冷媒を減圧して膨張させる膨張弁(膨張機構)とを、冷媒配管によって連結して構成されている。そして、圧縮機として冷媒ガスを多段の羽根車によって多段に圧縮する多段圧縮機を用いた場合は、凝縮器と蒸発器の間の冷媒配管中に設置した中間冷却器であるエコノマイザで生じる冷媒ガスを圧縮機の中間段(多段の羽根車の中間部分)に導入することが行われている(例えば、特許文献1)。
特開2009−236430号公報
上述したエコノマイザを備えたターボ冷凍機においては、エコノマイザで液冷媒と冷媒ガスとを分離し、分離した冷媒ガスを多段圧縮機の中間段(多段の羽根車の中間部分)に導入することにより冷凍サイクル全体としての冷凍効果を増加させている。エコノマイザを備えたターボ冷凍機を運転する場合、定格運転付近では凝縮器と蒸発器との間の圧力差が充分にあるため、冷媒は凝縮器からエコノマイザを経由して蒸発器に戻り、エコノマイザ内に液冷媒が滞留することはなく、エコノマイザの気液分離機能が有効に働く。
しかしながら、冷凍機の運転開始時には、凝縮器と蒸発器との間の圧力差が生じないため、蒸発器への冷媒の戻りが悪くなり、エコノマイザ内に液冷媒が滞留することになる。
近年、冷凍機を小型化して設置スペースを小さくしたいという要請がますます高まり、エコノマイザについても可能な限り小型化を図るという傾向にある。そのため、冷凍機の運転開始時に、エコノマイザ内に滞留した液冷媒によってデミスタの機能が損なわれる場合もあり、エコノマイザの気液分離機能を充分に発揮できず、冷媒液滴が多段ターボ圧縮機の中間段(多段の羽根車の中間部分)に吸い込まれてしまう。すなわち、エコノマイザから多段ターボ圧縮機の中間段への冷媒液滴のキャリーオーバが起こるため、冷媒液滴が高速回転している羽根車に当たることになる。起動停止の頻度が高くなり、このような事態が長期間継続すると羽根車が侵食され、圧縮機の性能が低下してしまい、また圧縮機の安定した運転が不可能となるという問題がある。
本発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、冷凍機の運転開始時にエコノマイザから多段圧縮機の中間段への冷媒液滴の吸込の発生を防止することができるターボ冷凍機及びその制御方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明のターボ冷凍機の第1の態様は、被冷却流体から熱を奪って冷媒が蒸発し冷凍効果を発揮する蒸発器と、冷媒を多段の羽根車によって圧縮する多段ターボ圧縮機と、圧縮された冷媒ガスを冷却流体で冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮した冷媒液の一部を蒸発させて蒸発した冷媒ガスを前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給する中間冷却器であるエコノマイザとを備えたターボ冷凍機において、前記エコノマイザと前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分とを連通する流路に設けられ、前記流路を開閉する制御弁と、前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差を計測する差圧計測手段と、前記差圧計測手段で得た圧力差に基づいて前記制御弁の開閉制御を行う制御装置とを備え、前記制御装置は、冷凍機の運転開始時には前記制御弁を閉じておき、運転開始後に前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差が所定圧力以上になったときに前記制御弁を開く制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、冷凍機の運転開始時には、エコノマイザと多段ターボ圧縮機とを接続する流路に設置された制御弁を閉じることにより、冷媒液滴が多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に吸い込まれる(キャリーオーバされる)ことがないように制御している。そして、運転開始後に凝縮器と蒸発器の圧力差が所定圧力以上になったときに制御弁を開く制御を行う。これは、冷凍機の運転開始後には、凝縮器と蒸発器の圧力差が増加してくるため、液冷媒がエコノマイザ内に滞留することなく蒸発器に戻り、エコノマイザから多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分への冷媒液滴のキャリーオーバを防止することができるからである。
ここで、凝縮器と蒸発器の圧力差(ΔP)が所定圧力以上とは、例えば、冷媒としてR134aを用いた場合には、凝縮器と蒸発器の圧力差(ΔP)が0.2MPa以上である。前記所定圧力は、冷媒の種類によって異なるが、定常運転状態(例えば、蒸発温度6℃,凝縮温度38℃)における冷媒物性から定まる凝縮圧力と蒸発圧力との差を基準として、運転開始時であることを考慮して、蒸発温度および凝縮温度の温度差(例えば、13℃)に対応して冷媒物性から定まる凝縮圧力と蒸発圧力との差を求めることにより決定した値である。
本発明の好ましい態様によれば、前記差圧計測手段は、前記凝縮器に設けた圧力計と前記蒸発器に設けた圧力計からなることを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記制御装置は、冷凍機の運転開始後に前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差が所定圧力以上にならない場合であっても、運転開始から所定時間経過後に前記制御弁を開く制御を行うことを特徴とする。
通常、ターボ冷凍機の運転開始後、短時間(1〜数分間)で凝縮器と蒸発器の圧力差(ΔP)は所定圧力(例えば、0.2MPa)以上になる。しかしながら、冷却水の温度が低すぎる場合などの例外的な条件下では、圧力差(ΔP)が所定圧力に達しない場合がある。この場合、制御弁を開いてエコノマイザサイクルを使用しても、冷凍負荷つまり冷媒循環量自体が少ないため、エコノマイザから多段ターボ圧縮機に冷媒液滴がキャリーオーバされる可能性はきわめて低い。そこで、本発明においては、冷凍機の運転開始から所定時間経過(例えば、30分経過)した場合には、制御弁を開き、エコノマイザサイクルの使用を開始する。
本発明の好ましい態様によれば、前記エコノマイザの液位を計測する液位計測手段を備え、前記制御装置は、冷凍機の運転開始時には前記制御弁を閉じておき、運転開始から所定時間経過後に前記エコノマイザの液位が所定高さ以下である場合に前記制御弁を開く制御を行うことを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記エコノマイザから前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給される冷媒の温度を計測する温度計測手段を備え、前記制御装置は、冷凍機の運転中に前記制御弁を開いておき、運転中に前記温度計測手段で得た計測値が変動を繰り返すハンチングが起きたときに前記制御弁を閉じる制御を行うことを特徴とする。
本発明のターボ冷凍機の第2の態様は、被冷却流体から熱を奪って冷媒が蒸発し冷凍効果を発揮する蒸発器と、冷媒を多段の羽根車によって圧縮する多段ターボ圧縮機と、圧縮された冷媒ガスを冷却流体で冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮した冷媒液の一部を蒸発させて蒸発した冷媒ガスを前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給する中間冷却器であるエコノマイザとを備えたターボ冷凍機において、前記エコノマイザと前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分とを連通する流路に設けられ、前記流路を開閉する制御弁と、前記エコノマイザの液位を計測する液位計測手段と、前記液位計測手段で得た液位に基づいて前記制御弁の開閉制御を行う制御装置とを備え、前記制御装置は、冷凍機の運転開始時には前記制御弁を閉じておき、運転開始から所定時間経過後に前記エコノマイザの液位が所定高さ以下である場合に前記制御弁を開く制御を行うことを特徴とする。
エコノマイザは、液冷媒を貯留する容器状の貯留部の上部にデミスタを配置して構成されており、デミスタにより冷媒に含まれる液滴が分離され、液滴は容器状の貯留部に回収されるようになっている。しかしながら、冷凍機の運転開始時には、エコノマイザに液冷媒が滞留するため、液冷媒の液位がデミスタの下端または下端近傍まで到達し、デミスタの気液分離機能が損なわれる場合がある。エコノマイザの液面レベルは冷凍機の運転開始から所定時間後、例えば1〜2分後に定常のレベルに達するため、液面レベルは運転開始から所定時間後、例えば1〜2分後に計測を開始する。エコノマイザの液面レベルからデミスタの下端までの距離が所定距離(例えば、100mm)以上あれば、冷媒液滴のキャリーオーバはないため、制御弁を開き、エコノマイザサイクルの使用を開始する。
ここで、エコノマイザの液位が所定高さとは、エコノマイザの液面レベルからデミスタの下端までの距離が充分にあって(例えば、100mm以上)、エコノマイザから多段ターボ圧縮機への冷媒液滴のキャリーオーバが起こらない液面高さを云う。前記エコノマイザの液面レベルからデミスタの下端までの距離(例えば、100mm)は、実験的に求めた数値である。
本発明の好ましい態様によれば、前記液位計測手段は、液面計からなることを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記制御装置は、冷凍機の運転開始から所定時間経過後に前記エコノマイザの液位が前記所定高さを越えている場合であっても、前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差が所定圧力以上であれば前記制御弁を開く制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、冷凍機の運転開始から所定時間経過後にエコノマイザの液位が所定高さを越えている場合であっても、凝縮器と蒸発器の圧力差(ΔP)が所定圧力以上であれば、冷媒液滴が多段ターボ圧縮機にキャリーオーバされる恐れがないので、制御弁を開き、エコノマイザサイクルの使用を開始する。前記所定圧力は、例えば、冷媒としてR134aを用いた場合には、0.2MPaである。
本発明のターボ冷凍機の第3の態様は、被冷却流体から熱を奪って冷媒が蒸発し冷凍効果を発揮する蒸発器と、冷媒を多段の羽根車によって圧縮する多段ターボ圧縮機と、圧縮された冷媒ガスを冷却流体で冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮した冷媒液の一部を蒸発させて蒸発した冷媒ガスを前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給する中間冷却器であるエコノマイザとを備えたターボ冷凍機において、前記エコノマイザと前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分とを連通する流路に設けられ、前記流路を開閉する制御弁と、前記エコノマイザから前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給される冷媒の温度を計測する温度計測手段と、前記温度計測手段で得た計測値に基づいて前記制御弁の開閉制御を行う制御装置を備え、前記制御装置は、冷凍機の運転中に前記制御弁を開いておき、運転中に前記温度計測手段で得た計測値が変動を繰り返すハンチングが起きたときに前記制御弁を閉じる制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、冷媒液滴のキャリーオーバが生じて多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に冷媒液滴が吸い込まれると、冷媒液滴が温度計測手段に当たることになる。すると、冷媒液滴は温度計測手段の表面で直ちに蒸発するため、検知温度が低下する。冷媒液滴は温度計測手段に繰り返し当たるため、温度計測値は変動を繰り返す、いわゆるハンチングを起こす。そこで、本発明においては、温度計測手段の計測値にハンチングが起きたときに、制御弁を閉じる。
本発明の好ましい態様によれば、前記温度計測手段は、前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に設置された温度センサからなることを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記制御装置は、前記制御弁を閉じた後に、前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差又は前記エコノマイザの液位が所定条件を満たしたときに前記制御弁を開く制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、制御弁を閉じた後に、凝縮器と蒸発器の圧力差又はエコノマイザの液位が所定条件を満たしたときには、冷媒液滴のキャリーオーバの恐れがなくなるので、制御弁を開き、エコノマイザサイクルの使用を開始する。
ここで、凝縮器と前記蒸発器の圧力差又は前記エコノマイザの液位が所定条件を満たしたときとは、制御弁を閉じたときに、凝縮器と蒸発器の圧力差(ΔP1)を測定するとともにエコノマイザの液位(H1)を測定し、その後、凝縮器と蒸発器の圧力差(ΔP2)が制御弁を閉じたときの圧力差(ΔP1)より所定圧力(例えば、0.05MPa)以上高くなっている場合又はエコノマイザの液位(H2)が制御弁を閉じたときのエコノマイザの液位(H1)より所定高さ(例えば、20mm)以上低くなっている場合である。前記所定圧力(例えば、0.05MPa)および前記所定高さ(例えば、20mm)は実験的に求めた数値である。
本発明のターボ冷凍機の制御方法の第1の態様は、被冷却流体から熱を奪って冷媒が蒸発し冷凍効果を発揮する蒸発器と、冷媒を多段の羽根車によって圧縮する多段ターボ圧縮機と、圧縮された冷媒ガスを冷却流体で冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮した冷媒液の一部を蒸発させて蒸発した冷媒ガスを前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給する中間冷却器であるエコノマイザと、前記エコノマイザと前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分とを連通する流路に設けられ前記流路を開閉する制御弁とを備えたターボ冷凍機の制御方法であって、冷凍機の運転開始時には前記制御弁を閉じておき、運転開始後に前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差が所定圧力以上になったときに前記制御弁を開くことを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差は、前記凝縮器に設けた圧力計と前記蒸発器に設けた圧力計により計測することを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、冷凍機の運転開始後に前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差が所定圧力以上にならない場合であっても、運転開始から所定時間経過後に前記制御弁を開くことを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、冷凍機の運転開始時には前記制御弁を閉じておき、運転開始から所定時間経過後に前記エコノマイザの液位が所定高さ以下である場合に前記制御弁を開くことを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、冷凍機の運転中に前記制御弁を開いておき、運転中に前記エコノマイザから前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給される冷媒の温度計測値が変動を繰り返すハンチングが起きたときに前記制御弁を閉じることを特徴とする。
本発明のターボ冷凍機の制御方法の第2の態様は、被冷却流体から熱を奪って冷媒が蒸発し冷凍効果を発揮する蒸発器と、冷媒を多段の羽根車によって圧縮する多段ターボ圧縮機と、圧縮された冷媒ガスを冷却流体で冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮した冷媒液の一部を蒸発させて蒸発した冷媒ガスを前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給する中間冷却器であるエコノマイザと、前記エコノマイザと前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分とを連通する流路に設けられ前記流路を開閉する制御弁とを備えたターボ冷凍機の制御方法であって、冷凍機の運転開始時には前記制御弁を閉じておき、運転開始から所定時間経過後に前記エコノマイザの液位が所定高さ以下である場合に前記制御弁を開くことを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記エコノマイザの液位は、液面計により計測することを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、冷凍機の運転開始から所定時間経過後に前記エコノマイザの液位が前記所定高さを越えている場合であっても、前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差が所定圧力以上であれば前記制御弁を開くことを特徴とする。
本発明のターボ冷凍機の制御方法の第3の態様は、被冷却流体から熱を奪って冷媒が蒸発し冷凍効果を発揮する蒸発器と、冷媒を多段の羽根車によって圧縮する多段ターボ圧縮機と、圧縮された冷媒ガスを冷却流体で冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮した冷媒液の一部を蒸発させて蒸発した冷媒ガスを前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給する中間冷却器であるエコノマイザと、前記エコノマイザと前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分とを連通する流路に設けられ前記流路を開閉する制御弁とを備えたターボ冷凍機の制御方法であって、冷凍機の運転中に前記制御弁を開いておき、運転中に前記エコノマイザから前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給される冷媒の温度計測値が変動を繰り返すハンチングが起きたときに前記制御弁を閉じることを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記エコノマイザから前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給される冷媒の温度は、前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に設置された温度センサにより計測することを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、前記制御弁を閉じた後に、前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差又は前記エコノマイザの液位が所定条件を満たしたときに前記制御弁を開くことを特徴とする。
本発明は、以下に列挙する効果を奏する。
(1)冷凍機の運転開始時にエコノマイザから多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に冷媒液滴がキャリーオーバされることがなく、冷媒液滴に起因する羽根車の侵食を回避することができる。したがって、長期間に亘って安定性があり且つ信頼性の高い冷凍機の運転を実現できる。
(2)冷凍機の運転中にエコノマイザから多段ターボ圧縮機への冷媒液滴のキャリーオーバが発生した場合に、エコノマイザと圧縮機との間の制御弁を閉止することにより、冷媒液滴のキャリーオーバを速やかに止めることができる。
図1は、本発明に係るターボ冷凍機の一実施形態を示す模式図である。 図2(a),(b),(c)は、ターボ冷凍機の運転開始時および運転中に本発明の制御方法に基づいて制御装置により実施される制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に係るターボ冷凍機及びその制御方法の実施形態を図1および図2を参照して説明する。図1および図2において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本発明に係るターボ冷凍機の一実施形態を示す模式図である。図1に示す実施形態においては、二段圧縮単段エコノマイザサイクルを用いたターボ冷凍機について説明する。図1に示すように、ターボ冷凍機は、冷媒を圧縮する多段ターボ圧縮機TCと、圧縮された冷媒ガスを冷却水(冷却流体)で冷却して凝縮させる凝縮器4と、冷水(被冷却流体)から熱を奪って冷媒が蒸発し冷凍効果を発揮する蒸発器5と、凝縮器4と蒸発器5との間に配置される中間冷却器であるエコノマイザ6と、エコノマイザ6の前後に設置され凝縮冷媒を減圧して膨張させる膨張機構8,8とを備え、これら各機器を冷媒が循環する冷媒配管9によって連結して構成されている。
図1に示す実施形態においては、多段ターボ圧縮機TCは、二段ターボ圧縮機からなり、一段目圧縮機1と、二段目圧縮機2と、これらの圧縮機1,2を駆動する圧縮機モータ3とから構成されている。一段目圧縮機1の吐出側と二段目圧縮機2の吸込側とは、流路10によって接続されている。多段ターボ圧縮機TCにおいては、蒸発器5から一段目圧縮機1に導入された冷媒ガスは一段目圧縮機1により一段目の圧縮が行われ、次に流路10によって二段目圧縮機2に導入された冷媒ガスは二段目圧縮機2により二段目の圧縮が行われ、その後、凝縮器4に送られる。
また、エコノマイザ6と前記流路10とは流路11によって接続されており、エコノマイザ6で分離された冷媒ガスは多段ターボ圧縮機TCの多段の圧縮段(この例では2段)の中間部分(この例では一段目と二段目の間の部分)に導入されるようになっている。エコノマイザ6と多段ターボ圧縮機TCとを接続する流路11には、電動式の制御弁7が設けられており、エコノマイザ6から多段ターボ圧縮機TCの圧縮段への冷媒ガスの供給および供給停止が制御できるようになっている。
図1に示すように構成されたターボ冷凍機の冷凍サイクルでは、多段ターボ圧縮機TCと凝縮器4と蒸発器5とエコノマイザ6とを冷媒が循環し、蒸発器5で得られる冷熱源で冷水が製造されて負荷に対応し、冷凍サイクル内に取り込まれた蒸発器5からの熱量および圧縮機モータ3から供給される多段ターボ圧縮機TCの仕事に相当する熱量が凝縮器4に供給される冷却水に放出される。一方、エコノマイザ6にて分離された冷媒ガスは多段ターボ圧縮機TCの多段圧縮段の中間部分に導入され、一段目圧縮機1からの冷媒ガスと合流して二段目圧縮機2により圧縮される。2段圧縮単段エコノマイザサイクルによれば、エコノマイザ6による冷凍効果部分が付加されるので、その分だけ冷凍効果が増加し、エコノマイザ6を設置しない場合に比べて冷凍効果の高効率化を図ることができる。
上述したように、エコノマイザ6を備えたターボ冷凍機は高効率の冷凍サイクルを構築できるものではあるが、冷凍機の運転開始時には、凝縮器4と蒸発器5との間の圧力差が生じないため、蒸発器5への冷媒の戻りが悪くなってエコノマイザ6内に液冷媒が滞留する。そのため、エコノマイザ6内に滞留した液冷媒によってデミスタの機能が損なわれる場合があり、エコノマイザ6の気液分離機能を充分に発揮できず、冷媒液滴が多段ターボ圧縮機TCの多段圧縮段の中間部分に吸い込まれてしまうという問題がある。
そのため、本発明においては、冷凍機の運転開始時には、エコノマイザ6と多段ターボ圧縮機TCとを接続する流路11に設置された制御弁7を閉じることにより、冷媒液滴が多段ターボ圧縮機TCの多段圧縮段の中間部分に吸い込まれる(キャリーオーバされる)ことがないように制御している。
次に、制御弁7の開閉を制御するための構成について説明する。
図1に示すように、凝縮器4および蒸発器5には、それぞれ圧力センサP1,圧力センサP2が設置されている。多段ターボ圧縮機TCの二段目圧縮機2の入口部には、二段目圧縮機の入口冷媒温度を計測する温度センサT1が設置されている。エコノマイザ6には、液面計LVが設置されている。圧力センサP1,圧力センサP2,温度センサT1および液面計LVは、それぞれ制御装置20に接続されている。また、制御弁7は制御装置20に接続されている。
上述の構成により、圧力センサP1からの圧力信号S1、圧力センサP2からの圧力信号S2および液面計LVからの液面レベル信号S3は、それぞれ制御装置20に入力され、圧力信号S1,S2から凝縮器4と蒸発器5との間の圧力差(ΔP)が検知され、液面レベル信号S3からエコノマイザ6内の液冷媒の液面レベル(L)が検知される。また、温度センサT1からの温度信号S4は制御装置20に入力され、二段目圧縮機2の入口部冷媒温度が検知される。
本発明においては、冷凍機の運転開始時には、エコノマイザ6と多段ターボ圧縮機TCとを接続する流路11に設置された制御弁7を閉じることにより、冷媒液滴が多段ターボ圧縮機TCの多段圧縮段の中間部分に吸い込まれる(キャリーオーバされる)ことがないように制御しているが、運転開始後に冷媒液滴が多段ターボ圧縮機TC側にキャリーオーバしない条件が整ったときに制御弁7を開き、エコノマイザサイクルを生かすように制御している。
次に、冷凍機の運転開始後に、制御弁7を開いてエコノマイザサイクルを使用するための条件について説明する。この条件は、実験によって求めたものである。
1)凝縮器4と蒸発器5の圧力差が所定圧力以上になった場合に制御弁7を開く。
標準的な運転状態(定常運転状態)を仮定して、冷媒としてR134aを用いた場合、蒸発器における蒸発温度を6℃、凝縮器における凝縮温度を38℃とすると、冷媒物性から蒸発圧力は0.362MPa、凝縮圧力は0.963MPaである。したがって、標準的な運転状態(定常運転状態)における凝縮器と蒸発器の圧力差(ΔP)≒0.6MPaである。
これに対して、運転開始時であることを考慮して、蒸発温度と凝縮温度の温度差を13℃とみると、蒸発器における蒸発温度を7℃、凝縮器における凝縮温度を20℃とすると、冷媒物性から蒸発圧力は0.375MPa、凝縮圧力は0.572MPaである。したがって、冷凍機の運転開始時における凝縮器と蒸発器の圧力差(ΔP)≒0.2MPaを導き出すことができる。すなわち、凝縮器と蒸発器の圧力差(ΔP)が0.2MPa以上であれば、液冷媒はエコノマイザ内に滞留することなく蒸発器に戻ると考えられる。
そこで、本発明者らは、図1に示すように構成されたターボ冷凍機を用いて凝縮器と蒸発器の圧力差(ΔP)を確認しながら起動・停止実験を繰り返し行ったものである。この時、多段ターボ圧縮機TCの二段目圧縮機2に設置された温度センサT1により圧縮機の入口冷媒温度を計測するとともにエコノマイザ6と多段ターボ圧縮機TCとを接続する流路11に設けた覗き窓から冷媒液滴のキャリーオーバの有無を観測した。この場合、冷媒液滴のキャリーオーバが生じて二段目圧縮機2に冷媒液滴が吸い込まれると、冷媒液滴が二段目圧縮機2の入口部に設置された温度センサT1に当たることになる。すると、冷媒液滴は温度センサT1の表面で直ちに蒸発するため、検知温度が低下する。冷媒液滴は温度センサT1に繰り返し当たるため、温度計測値は変動を繰り返す、いわゆるハンチングを起こす。このハンチングは、所定温度以上(例えば、±0.5℃以上)の温度変化を短時間(例えば、5分)で繰り返すことである。すなわち、温度センサT1の計測値から、冷媒液滴のキャリーオーバを検知することができる。
このように、温度センサT1による圧縮機の入口冷媒温度の計測と覗き窓からの冷媒液滴のキャリーオーバの有無の観測とを行うことにより、凝縮器4と蒸発器5の圧力差(ΔP)が0.2MPa以上であれば、冷媒液滴のキャリーオーバがないことを確認した。すなわち、冷媒がR134aの場合には、冷凍機の運転開始後に凝縮器4と蒸発器5の圧力差(ΔP)が0.2MPa以上になったときに、制御弁7を開く制御を行うことにより、エコノマイザ6から多段ターボ圧縮機TCの多段圧縮段の中間部分への冷媒液滴のキャリーオーバを防止することができる。
2)エコノマイザ6の液位が所定高さ以下である場合に制御弁7を開く。
エコノマイザ6は、液冷媒を貯留する容器状の貯留部の上部にデミスタ12(図1参照)を配置して構成されており、デミスタにより冷媒に含まれる液滴が分離され、液滴は容器状の貯留部に回収されるようになっている。
しかしながら、冷凍機の運転開始時には、エコノマイザ6に液冷媒が滞留するため、液冷媒の液位がデミスタの下端または下端近傍まで到達し、デミスタの気液分離機能が損なわれる場合がある。
そこで、本発明者らは、図1に示すように構成されたターボ冷凍機を用いてエコノマイザ6の液面レベルを液面計LVにより計測しながら起動・停止実験を繰り返し行ったものである。この時、多段ターボ圧縮機TCの二段目圧縮機2に設置された温度センサT1により圧縮機の入口冷媒温度を計測するとともにエコノマイザ6と多段ターボ圧縮機TCとを接続する流路11に設けた覗き窓から冷媒液滴のキャリーオーバの有無を観測した。エコノマイザ6の液面レベルは冷凍機の運転開始から所定時間後、例えば1〜2分後に定常のレベルに達する。そのため、液面レベルは運転開始後1〜2分後に計測を開始する。
このように、温度センサT1による圧縮機の入口冷媒温度の計測と覗き窓からの冷媒液滴のキャリーオーバの有無の観測とを行うことにより、エコノマイザ6の液面レベルからデミスタの下端までの距離が100mm以上あれば、冷媒液滴のキャリーオーバはないことを確認した。すなわち、エコノマイザ6の液面レベルからデミスタの下端までの距離が100mmであるときのエコノマイザ6の液位を上限液位と定義すれば、エコノマイザ6の液位が上限液位以下であれば、制御弁7を開く制御を行うことにより、エコノマイザ6から多段ターボ圧縮機TCの多段圧縮段の中間部分への冷媒液滴のキャリーオーバを防止することができる。
3)冷凍機の運転開始後に制御弁7を開いて二段圧縮単段エコノマイザサイクルを用いた定常運転中に温度センサT1の計測値がハンチングを起こした場合に、制御弁7を閉じる。
冷凍機の運転開始後に1)または2)の条件が整い、制御弁7を開いてエコノマイザサイクルを生かして定常運転を行っている時においても、デミスタの不具合等によりエコノマイザ6における気液分離機能が充分に発揮できず、冷媒液滴が多段ターボ圧縮機TCの中間段にキャリーオーバされる場合がある。その場合には、二段目圧縮機2の入口部に設置された温度センサT1の計測値がハンチングを起こすので、速やかに制御弁7を閉じる。
図2(a),(b),(c)は、ターボ冷凍機の運転開始時および運転中に上記1)〜3)の制御方法に基づいて制御装置20により実施される制御手順を示すフローチャートである。
図2(a)は、上記1)の制御方法を用いたターボ冷凍機の運転開始時の制御手順を示すフローチャートである。図2(a)に示すように、ターボ冷凍機の運転を開始し、その後、凝縮器4と蒸発器5の圧力差(ΔP)が所定圧力以上になったか否かを判断する。圧力差(ΔP)が所定圧力以上である場合には、制御弁7を開き、エコノマイザサイクルの使用を開始する。この場合、所定圧力とは、冷媒の種類によって異なるが、R134aの場合には0.2MPaである。圧力差(ΔP)が所定圧力未満である場合には、運転開始から所定時間経過したか否かを判断する。運転開始から所定時間経過した場合には、制御弁7を開き、エコノマイザサイクルの使用を開始する。ここで、所定時間とは、例えば、30分であり、実験によって求めた時間である。運転開始から所定時間経過していない場合には、圧力差(ΔP)の判断ステップに戻る。
通常、ターボ冷凍機の運転開始後、短時間(1〜数分間)で圧力差(ΔP)は所定圧力(0.2MPa)以上になる。しかしながら、冷却水の温度が低すぎる場合などの例外的な条件下では、圧力差(ΔP)が所定圧力に達しない場合がある。この場合、冷凍負荷つまり冷媒循環量自体が少ないため、制御弁7を開いてエコノマイザサイクルを使用しても、エコノマイザ6から多段ターボ圧縮機TCに冷媒液滴がキャリーオーバされる可能性はきわめて低い。そこで、冷凍機の運転開始から所定時間経過(例えば、30分経過)した場合には、制御弁7を開き、エコノマイザサイクルの使用を開始する。
図2(b)は、上記2)の制御方法を用いたターボ冷凍機の運転開始時の制御手順を示すフローチャートである。図2(b)に示すように、ターボ冷凍機の運転を開始して所定時間経過したら、エコノマイザ6の液位が前記上限液位以下であるか否かを判断する。エコノマイザ6の液位が上限液位以下である場合には、制御弁7を開き、エコノマイザサイクルの使用を開始する。エコノマイザ6の液位が上限液位を越えている場合には、凝縮器4と蒸発器5の圧力差(ΔP)が所定圧力以上になったか否かを判断する。圧力差(ΔP)が所定圧力以上である場合には、制御弁7を開き、エコノマイザサイクルの使用を開始する。この場合、所定圧力とは、冷媒の種類によって異なるが、R134aの場合には0.2MPaである。これは、エコノマイザ6の液位が高い場合でも凝縮器4と蒸発器5との圧力差が充分にあれば、冷媒液滴が多段ターボ圧縮機TCにキャリーオーバされる恐れがないからである。これに対して、圧力差(ΔP)が所定圧力未満である場合には、エコノマイザ6の液位判断のステップに戻る。
図2(c)は、上記3)の制御方法を用いたターボ冷凍機の運転中の制御手順を示すフローチャートである。冷凍機の運転開始後に図2(a)または図2(b)に示す条件が整い、制御弁7を開いてエコノマイザサイクルを生かして定常運転を行っている時においても、デミスタの不具合等によりエコノマイザ6における気液分離機能が充分に発揮できず、冷媒液滴が多段ターボ圧縮機TCの中間段にキャリーオーバされる場合がある。そこで、図2(c)に示すように、ターボ冷凍機の運転中、多段ターボ圧縮機TCの入口部に設置された温度センサT1の計測値がハンチングを起こしたか否かを判定し、ハンチングを起こした場合には制御弁7を閉じ、冷媒液滴のキャリーオーバを速やかに止める。そして、制御弁7を閉じたときに、凝縮器4と蒸発器5の圧力差(ΔP1)を測定するとともにエコノマイザ6の液位(H1)を測定する。その後、凝縮器4と蒸発器5の圧力差(ΔP2)が制御弁7を閉じたときの圧力差(ΔP1)より所定圧力(例えば、0.05MPa)以上高くなっているか否か又はエコノマイザ6の液位(H2)が制御弁7を閉じたときのエコノマイザ6の液位(H1)より所定高さ(例えば、20mm)以上低くなっているか否かを判定する。すなわち、次式の判定を行う。
ΔP2≧ΔP1+0.05MPa ・・・・・(1)
H2≦H1−20mm ・・・・・(2)
(1)式または(2)式を満たした場合には、エコノマイザ6から多段ターボ圧縮機TCへの冷媒液滴のキャリーオーバの恐れがなくなったため、制御弁7を開く。(1)式および(2)式のいずれも満たさない場合には、制御弁を閉止し続ける。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において、種々の異なる形態で実施されてよいことは勿論である。
1 一段目圧縮機
2 二段目圧縮機
3 圧縮機モータ
4 凝縮器
5 蒸発器
6 エコノマイザ
7 制御弁
8 膨張機構
10,11 流路
20 制御装置
LV 液面計
P1,P2 圧力センサ
T1 温度センサ
TC 多段ターボ圧縮機

Claims (22)

  1. 被冷却流体から熱を奪って冷媒が蒸発し冷凍効果を発揮する蒸発器と、冷媒を多段の羽根車によって圧縮する多段ターボ圧縮機と、圧縮された冷媒ガスを冷却流体で冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮した冷媒液の一部を蒸発させて蒸発した冷媒ガスを前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給する中間冷却器であるエコノマイザとを備えたターボ冷凍機において、
    前記エコノマイザと前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分とを連通する流路に設けられ、前記流路を開閉する制御弁と、
    前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差を計測する差圧計測手段と、
    前記差圧計測手段で得た圧力差に基づいて前記制御弁の開閉制御を行う制御装置とを備え、
    前記制御装置は、冷凍機の運転開始時には前記制御弁を閉じておき、運転開始後に前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差が所定圧力以上になったときに前記制御弁を開く制御を行うことを特徴とするターボ冷凍機。
  2. 前記差圧計測手段は、前記凝縮器に設けた圧力計と前記蒸発器に設けた圧力計からなることを特徴とする請求項1記載のターボ冷凍機。
  3. 前記制御装置は、冷凍機の運転開始後に前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差が所定圧力以上にならない場合であっても、運転開始から所定時間経過後に前記制御弁を開く制御を行うことを特徴とする請求項1記載のターボ冷凍機。
  4. 前記エコノマイザの液位を計測する液位計測手段を備え、
    前記制御装置は、冷凍機の運転開始時には前記制御弁を閉じておき、運転開始から所定時間経過後に前記エコノマイザの液位が所定高さ以下である場合に前記制御弁を開く制御を行うことを特徴とする請求項1記載のターボ冷凍機。
  5. 前記エコノマイザから前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給される冷媒の温度を計測する温度計測手段を備え、
    前記制御装置は、冷凍機の運転中に前記制御弁を開いておき、運転中に前記温度計測手段で得た計測値が変動を繰り返すハンチングが起きたときに前記制御弁を閉じる制御を行うことを特徴とする請求項1記載のターボ冷凍機。
  6. 被冷却流体から熱を奪って冷媒が蒸発し冷凍効果を発揮する蒸発器と、冷媒を多段の羽根車によって圧縮する多段ターボ圧縮機と、圧縮された冷媒ガスを冷却流体で冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮した冷媒液の一部を蒸発させて蒸発した冷媒ガスを前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給する中間冷却器であるエコノマイザとを備えたターボ冷凍機において、
    前記エコノマイザと前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分とを連通する流路に設けられ、前記流路を開閉する制御弁と、
    前記エコノマイザの液位を計測する液位計測手段と、
    前記液位計測手段で得た液位に基づいて前記制御弁の開閉制御を行う制御装置とを備え、
    前記制御装置は、冷凍機の運転開始時には前記制御弁を閉じておき、運転開始から所定時間経過後に前記エコノマイザの液位が所定高さ以下である場合に前記制御弁を開く制御を行うことを特徴とするターボ冷凍機。
  7. 前記液位計測手段は、液面計からなることを特徴とする請求項6記載のターボ冷凍機。
  8. 前記制御装置は、冷凍機の運転開始から所定時間経過後に前記エコノマイザの液位が前記所定高さを越えている場合であっても、前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差が所定圧力以上であれば前記制御弁を開く制御を行うことを特徴とする請求項6記載のターボ冷凍機。
  9. 被冷却流体から熱を奪って冷媒が蒸発し冷凍効果を発揮する蒸発器と、冷媒を多段の羽根車によって圧縮する多段ターボ圧縮機と、圧縮された冷媒ガスを冷却流体で冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮した冷媒液の一部を蒸発させて蒸発した冷媒ガスを前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給する中間冷却器であるエコノマイザとを備えたターボ冷凍機において、
    前記エコノマイザと前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分とを連通する流路に設けられ、前記流路を開閉する制御弁と、
    前記エコノマイザから前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給される冷媒の温度を計測する温度計測手段と、
    前記温度計測手段で得た計測値に基づいて前記制御弁の開閉制御を行う制御装置を備え、
    前記制御装置は、冷凍機の運転中に前記制御弁を開いておき、運転中に前記温度計測手段で得た計測値が変動を繰り返すハンチングが起きたときに前記制御弁を閉じる制御を行うことを特徴とするターボ冷凍機。
  10. 前記温度計測手段は、前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に設置された温度センサからなることを特徴とする請求項9記載のターボ冷凍機。
  11. 前記制御装置は、前記制御弁を閉じた後に、前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差又は前記エコノマイザの液位が所定条件を満たしたときに前記制御弁を開く制御を行うことを特徴とする請求項9記載のターボ冷凍機。
  12. 被冷却流体から熱を奪って冷媒が蒸発し冷凍効果を発揮する蒸発器と、冷媒を多段の羽根車によって圧縮する多段ターボ圧縮機と、圧縮された冷媒ガスを冷却流体で冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮した冷媒液の一部を蒸発させて蒸発した冷媒ガスを前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給する中間冷却器であるエコノマイザと、前記エコノマイザと前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分とを連通する流路に設けられ前記流路を開閉する制御弁とを備えたターボ冷凍機の制御方法であって、
    冷凍機の運転開始時には前記制御弁を閉じておき、運転開始後に前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差が所定圧力以上になったときに前記制御弁を開くことを特徴とするターボ冷凍機の制御方法。
  13. 前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差は、前記凝縮器に設けた圧力計と前記蒸発器に設けた圧力計により計測することを特徴とする請求項12記載のターボ冷凍機の制御方法。
  14. 冷凍機の運転開始後に前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差が所定圧力以上にならない場合であっても、運転開始から所定時間経過後に前記制御弁を開くことを特徴とする請求項12記載のターボ冷凍機の制御方法。
  15. 冷凍機の運転開始時には前記制御弁を閉じておき、運転開始から所定時間経過後に前記エコノマイザの液位が所定高さ以下である場合に前記制御弁を開くことを特徴とする請求項12記載のターボ冷凍機の制御方法。
  16. 冷凍機の運転中に前記制御弁を開いておき、運転中に前記エコノマイザから前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給される冷媒の温度計測値が変動を繰り返すハンチングが起きたときに前記制御弁を閉じることを特徴とする請求項12記載のターボ冷凍機の制御方法。
  17. 被冷却流体から熱を奪って冷媒が蒸発し冷凍効果を発揮する蒸発器と、冷媒を多段の羽根車によって圧縮する多段ターボ圧縮機と、圧縮された冷媒ガスを冷却流体で冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮した冷媒液の一部を蒸発させて蒸発した冷媒ガスを前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給する中間冷却器であるエコノマイザと、前記エコノマイザと前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分とを連通する流路に設けられ前記流路を開閉する制御弁とを備えたターボ冷凍機の制御方法であって、
    冷凍機の運転開始時には前記制御弁を閉じておき、運転開始から所定時間経過後に前記エコノマイザの液位が所定高さ以下である場合に前記制御弁を開くことを特徴とするターボ冷凍機の制御方法。
  18. 前記エコノマイザの液位は、液面計により計測することを特徴とする請求項17記載のターボ冷凍機の制御方法。
  19. 冷凍機の運転開始から所定時間経過後に前記エコノマイザの液位が前記所定高さを越えている場合であっても、前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差が所定圧力以上であれば前記制御弁を開くことを特徴とする請求項17記載のターボ冷凍機の制御方法。
  20. 被冷却流体から熱を奪って冷媒が蒸発し冷凍効果を発揮する蒸発器と、冷媒を多段の羽根車によって圧縮する多段ターボ圧縮機と、圧縮された冷媒ガスを冷却流体で冷却して凝縮させる凝縮器と、凝縮した冷媒液の一部を蒸発させて蒸発した冷媒ガスを前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給する中間冷却器であるエコノマイザと、前記エコノマイザと前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分とを連通する流路に設けられ前記流路を開閉する制御弁とを備えたターボ冷凍機の制御方法であって、
    冷凍機の運転中に前記制御弁を開いておき、運転中に前記エコノマイザから前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給される冷媒の温度計測値が変動を繰り返すハンチングが起きたときに前記制御弁を閉じることを特徴とするターボ冷凍機の制御方法。
  21. 前記エコノマイザから前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に供給される冷媒の温度は、前記多段ターボ圧縮機の多段圧縮段の中間部分に設置された温度センサにより計測することを特徴とする請求項20記載のターボ冷凍機の制御方法。
  22. 前記制御弁を閉じた後に、前記凝縮器と前記蒸発器の圧力差又は前記エコノマイザの液位が所定条件を満たしたときに前記制御弁を開くことを特徴とする請求項20記載のターボ冷凍機の制御方法。
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