JP2013189835A - シートシャッターカーテンの構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートシャッターカーテンの下降中に、障害物がシート下端部に接触した場合であっても、ガイドレールからシート両端部が抜け出にくい構造とする。
【解決手段】シートシャッターカーテン17のシート本体25と、シート本体25のシート下端部37の左右で垂れ下がる垂下片部45と、シート本体25と垂下片部45とのシート両端部51に固定され、ガイドレール19に係合し案内支持されるシート側部係合帯53と、シート下端部37に固定される着脱材支持帯33と、着脱材支持帯33に係合する連結帯35と、連結帯35に固定される袋状ボトムシート63と、垂下片部45、前記シート側部係合帯53、着脱材支持帯33、及び連結帯35をシート本体25の表裏から挟んで固定する案内支持板31と、を具備し、案内支持板31と袋状ボトムシート63とが分離し、スリット65が介在される構成とした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、シートシャッターカーテンの構造に関する。
建物の開口部に設けられたり、屋内の間仕切り、例えば冷凍・冷蔵施設の出入口などに設けられる、シート状のシャッターカーテンを昇降開閉するシートシャッター装置が知られている(例えば特許文献1参照)。シートシャッター装置では、シャッターカーテンの下縁が床面に接触するように、或いは、風や、開口部を挟む内外の気圧差によってシャッターカーテンが煽られないようにするため、カーテン下端には、錘が設けられる。例えば、パイプを入れる袋が固定され、開口幅に渡る金属パイプや棒状部材が入れられる。ところが、金属パイプや棒状部材は、真直に連続した一本の構造体であり、シートの弛みを起こさない重量を有するとともに剛性があり、カーテン下降方向に物、或いは人が存在した場合に危険が及ぶ虞がある。そこで、開口幅長に連続する金属パイプ等の素材に替わり、砂や鉄製の球形粒子などの入った袋状ボトムシートを錘として使用することが提案されている。この構成によれば錘が当たっても柔らかく、衝撃吸収となり、錘形状に自由度もあることから有効な手段とされている。
特開2008−169584号公報
しかしながら、上記した袋状ボトムシートをシート下端部に備えたシートシャッターカーテンは、下降中に袋状ボトムシートが人や障害物に衝突した際、当り方や角度によっては、シート両端部をガイドレールに係合する係合部が、ガイドレールから抜け出してしまう虞がある。すなわち袋状ボトムシートが障害物にて変形することで、シートの最下端となる係合部をシート中央方向に引っ張ることになり、ガイドレールとの係合状態を解いてしまうことになる。係合部がガイドレールから抜け出した場合は、係合部をガイドレールに嵌合し直す作業が必要となる。また、袋状ボトムシートが障害物に衝突する際に、シート下端部がへの字状に変形して、シート下端部の左右に、中央部に引っ張られる局部的な力がかかるため、シート下端部における左右の係合部が変形、損傷する虞、さらにはシート自体の破損の虞もあった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、シートシャッターカーテンの下降中に、障害物がシート下端部に接触した場合であっても、ガイドレールからシート両端部が抜け出にくいシートシャッターカーテンの構造を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のシートシャッターカーテン17の構造は、シートシャッターカーテン17のシート本体25と、
該シート本体25のシート下端部37の左右で垂れ下がる垂下片部45と、
前記シート本体25と前記垂下片部45とのシート両端部51に固定され、ガイドレール19に係合し案内支持されるシート側部係合帯53と、
前記シート下端部37に固定される着脱材支持帯33と、
前記着脱材支持帯33に係合する連結帯35と、
前記連結帯35に固定される袋状ボトムシート63と、
前記垂下片部45、前記シート側部係合帯53、前記着脱材支持帯33、及び前記連結帯35を前記シート本体25の表裏から挟んで固定する案内支持板31と、
を具備し、
前記案内支持板31と前記袋状ボトムシート63とが分離し、スリット65が介在されることを特徴とする。
このシートシャッターカーテン17の構造では、案内支持板31と袋状ボトムシート63とが分離され、袋状ボトムシート63が障害物67に衝突した際の衝撃力が局部的にかかるのではなく、シート下端部37の全体にかかるようになる。そして袋状ボトムシート63が撓むようなことがあった場合に、袋状ボトムシート63は左右が中央方向に引っ張られる状態となるが、分離によるスリット65が存在することで、シート側部係合帯53のファスナー49が引っ張られず、ガイドレール19から抜けてしまうことがない。
請求項2記載のシートシャッターカーテン17の構造は、請求項1記載のシートシャッターカーテン17の構造であって、
矩形状に形成されて前記袋状ボトムシート63の内部に挿入されるとともに、上縁部71が前記袋状ボトムシート63に固定され、且つ側縁部73が前記案内支持板31に挟持固定される隙間塞ぎ用シート69を具備することを特徴とする。
このシートシャッターカーテン17の構造では、分離部分に形成されるスリット65に隙間塞ぎ用シート69を配したことで、スリット65が目立たない。シートシャッターカーテン17の閉鎖時には、スリット65に隙間塞ぎ用シート69が介在することとなり、気密性が向上し、光漏れが防止される。
請求項3記載のシートシャッターカーテン17の構造は、請求項2記載のシートシャッターカーテン17の構造であって、
前記隙間塞ぎ用シート69の前記側縁部73が、前記垂下片部45と、前記シート側部係合帯53と、前記着脱材支持帯33と、前記連結帯35とともに前記案内支持板31に挟持固定されることを特徴とする。
このシートシャッターカーテン17の構造では、上縁部71が連結帯35及び袋状ボトムシート63に固定された隙間塞ぎ用シート69の側縁部73が、垂下片部45と、シート側部係合帯53とに固定され、案内支持板31とシート下端部37とが隙間塞ぎ用シート69を介して高強度に連結される。
請求項4記載のシートシャッターカーテン17の構造は、請求項1又は2又は3記載のシートシャッターカーテン17の構造であって、
前記連結帯35が前記着脱材支持帯33に対して長手方向にスライドして着脱自在となり、
前記着脱材支持帯33と、前記連結帯35とが、螺合手段39を用いて表側案内支持板41と裏側案内支持板43とによって解除可能に挟持固定されることを特徴とする。
このシートシャッターカーテン17の構造では、案内支持板31が螺合手段39によって分離可能な表側案内支持板41と裏側案内支持板43とからなることで、案内支持板31が外された後に、連結帯35が着脱材支持帯33からスライドにより脱着可能となる。
本発明に係る請求項1記載のシートシャッターカーテンの構造によれば、案内支持板と袋状ボトムシートとが分離される構造としたことで、シートシャッターが下降中に袋状ボトムシートが人や障害物に衝突した際、袋状ボトムシートが撓むようなことがあった場合でも、その衝撃力が局部的にかかり袋状ボトムシートは左右が中央に引っ張られる状態となるものの、分離によるスリットが存在することで、シート側部係合帯のファスナーが引っ張られず、ガイドレールから抜けてしまうことがない。また、この分離構造としたことで、シートシャッターの下降中に人や障害物に衝突した際に、シート両端部がガイドレールから外れにくくなって、このことからシート側部係合帯の損傷や変形などの発生が起きにくくなる。
請求項2記載のシートシャッターカーテンの構造によれば、案内支持板と袋状ボトムシートとの分離部分に形成されるスリットに隙間塞ぎ用シートを配したことで、スリットが目立つことがない。また、シートシャッターカーテンの閉鎖時には、スリットに隙間塞ぎ用シートが介在することとなり、気密性が向上し、光漏れが防止されることとなる。そして、案内支持板と袋状ボトムシートとがスリットにて離間することがあっても、隙間塞ぎ用シートによって隙間が塞がれることとなる。
請求項3記載のシートシャッターカーテンの構造によれば、隙間塞ぎ用シートは、上縁部が連結帯及び袋状ボトムシートの内部に固定され、側縁部が袋状ボトムシートの端部から延出しており、この側縁部が、垂下片部と、シート側部係合帯とともに、案内支持板によって挟持固定されることとなり、この隙間塞ぎ用シートを介してシート下端部が高強度に連結される。
請求項4記載のシートシャッターカーテンの構造によれば、案内支持板が螺合手段によって分離可能な表側案内支持板と裏側案内支持板とからなることで、案内支持板が外された後に、連結帯が着脱材支持帯からスライドにより脱着可能となる。このことから、袋状ボトムシートをシート本体から取り外しが可能となり、破損時の交換などメンテナンスが可能となる効果を有する。
本発明に係る構造を用いたシートシャッター装置の斜視図である。 図1のA部平断面図である。 同A部の一部破断斜視図である。 図3の分解斜視図である。 下部着脱部材が外されたシートシャッターカーテンの斜視図である。 下部着脱部材が取り付けられたシートシャッターカーテンの要部正面図である。 (a)は全閉時のシートシャッターカーテンの正面図、(b)はそのB−B断面図である。 袋状ボトムシートが障害物に当たり変形したときの正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る構造を用いたシートシャッター装置の斜視図、図2は図1のA部平断面図、図3は同A部の一部破断斜視図である。
本実施の形態に係るシャッターカーテンの構造を用いて好適なシートシャッター装置13は、カーテン収納部15と、シートシャッターカーテン17と、一対のガイドレール19とに大別して構成される。
開口部21の設けられた建物躯体のまぐさ上部には下地部材を介してカーテン収納部15が取り付けられ、カーテン収納部15は電動開閉機により回転される巻取シャフトを内設する。開口部21の両側にはカーテン収納部15を挟んで上下に延在する一対のガイドレール19が取り付けられる。ガイドレール19は、建物躯体に固定される図2に示すガイドレール枠体23に取り付けられる。ガイドレール19は、巻取シャフトに巻装されカーテン収納部15のカーテン出入口から巻き取り、繰り出されるシートシャッターカーテン17のカーテン左右側をガイドする。
シートシャッターカーテン17は、布製のスクリーン、あるいは塩化ビニールやウレタン等の軟性樹脂シート、さらにはゴムまたはゴム状物質により形成されたシート等を用いることができる。また、防火や防煙等の防災目的に使用する場合には、例えば、シリカクロスまたはガラスクロス、あるいはこれらに耐火被覆材としての耐火塗料や防水被覆材を吹き付け若しくは塗布しまたは含浸させたもの等を好適に用いることができる。さらに、シート等は、ワイヤーメッシュ等の補強用の金属あるいは樹脂線材等と組み合わされたものであってもよい。
図3に示すように、シートシャッターカーテン17は、シート本体25と、下部着脱部材27とを有する。シート本体25は、ガイドレール19に側部務歯列29を介しカーテン左右側が抜け止めされて昇降が案内される。下部着脱部材27は、シート本体25に対して着脱自在に取り付けられている。下部着脱部材27は、ガイドレール19の内々の寸法となる。つまり、ガイドレール19内には入らない。
図4は図3の分解斜視図、図5は下部着脱部材27が外されたシートシャッターカーテン17の斜視図である。
シート本体25に対して着脱自在となる下部着脱部材27は、左右が案内支持板31によってシート本体25に開口幅に沿う方向の移動が固定されている。下部着脱部材27は、着脱材支持帯33、連結帯35を介してシート本体25のシート下端部37に支持される。
案内支持板31は、シート本体25の表裏から螺合手段39によってネジ固定される表側案内支持板41と裏側案内支持板43とからなる。案内支持板31が固定されるシート本体25の左右には下側に垂れ下がる垂下片部45が形成される。
着脱材支持帯33は、シート本体25のシート下端部37に溶着或いは接着により固定される。着脱材支持帯33には下部務歯列47が設けられる。本実施の形態において、側部務歯列29及び下部務歯列47は、所謂ファスナー49である。
シート両端部51には、ガイドレール19に沿って長尺のシート側部係合帯53が溶着或いは接着により固定される。シート側部係合帯53のガイドレール19側には、長手方向に沿って上記の側部務歯列29が設けられている。シート本体25は、シート下端部37と、シート両端部51の双方に、同一のファスナー49が使用されている。これにより、シートシャッターカーテン17への務歯列縫製作業が効率化されている。
側部務歯列29、下部務歯列47としては、線ファスナーの一対の係合子群、或いは螺旋状の係合線体を好適に用いることができる。これら係合子群や螺旋状の係合線体を用いることにより、薄厚のシート本体25のシート下端部37、シート両端部51に、高強度の抜止構造を、容易かつ安価に連続形成することが可能となる。
連結帯35は、樹脂材により一体成形(例えば押し出し成形)される。連結帯35は、ファスナー49の抜けを阻止するY字状係合部55を有し、長手方向両側にはファスナー49を差し入れる挿入口57を開口している。本実施の形態では、断面が略Y字状となる。これにより、左右よりファスナー49を抜き差し自在として、シート本体25のシート下端部37にY字状係合部55を着脱自在としている。このようなスライド方式の係合構造とすることで、シート表裏方向からの脱着ができなくなり、悪戯されにくくなる。
図6は下部着脱部材27が取り付けられたシートシャッターカーテン17の要部正面図である。
連結帯35には、長手方向に沿って複数の錘59(図7参照)が固定されている。錘59としては、砂、鉄製球形粒子、金属製の鎖等を用いることができる。錘59は、例えば、砂や鉄製球形粒子を収納袋61に入れ、これを連結帯35の長手方向に沿って所定間隔で固定している。
連結帯35は、所定強度を有することで、錘59の荷重を均等にシート下端部37に支持できる。これにより、シート本体25に、弛み、皺を生じさせずにシートシャッターカーテン17を平らに開閉可能としている。つまり、錘59を支持するための補強材としても働く。錘59は、連結帯35に固定される袋状ボトムシート63によって覆われる。
ところで、袋状ボトムシート63は、案内支持板31と分離されている。すなわち、袋状ボトムシート63の長手方向左右とシート本体25とは縦方向のスリット65を介しており、連結されていない。シートシャッターカーテン17の下降中に袋状ボトムシート63が障害物67(図8参照)に当たると、シートシャッターカーテン17は、その障害物67を略頂点としてへの字状に変形する。すると、袋状ボトムシート63の左右両端部分が前記への字の頂点部分を中央とする方向に引っ張られることとなる。上記のように袋状ボトムシート63は案内支持板31と分離されているので、袋状ボトムシート63の左右端部分は案内支持板31から離間する。離間量は、下側ほど大きくなり、略三角形状の隙間となる。この隙間は、シートシャッターカーテン17の表裏を通じさせ、気密や遮光の点で好ましくない。本構成では、この分離構造による隙間が、隙間塞ぎ用シート69によって塞がれる。
隙間塞ぎ用シート69は、矩形状に形成されるとともに、所定長が袋状ボトムシート63の内側に挿入され、別言すると、袋状ボトムシート63の端部から所定長延出するように配置固定される。袋状ボトムシート63の内部に挿入された隙間塞ぎ用シート69は、袋状ボトムシート63の内部で2辺である下辺部分69a及び奥の側辺部分69bが未固定のフリーになっている。
隙間塞ぎ用シート69は、図4に示すように、上縁部71が袋状ボトムシート63及び連結帯35とともに溶着固定される。袋状ボトムシート63に挿入された側と反対側は、シート本体25の垂下片部45及びシート側部係合帯53とに重なる。垂下片部45とシート側部係合帯53とに重ねられた隙間塞ぎ用シート69は、表裏から表側案内支持板41と裏側案内支持板43とによって固定される。つまり、側縁部73が、垂下片部45と、シート側部係合帯53と、着脱材支持帯33と、連結帯35とともに案内支持板31に挟持固定される。これにより、案内支持板31とシート下端部37とが隙間塞ぎ用シート69を介して高強度に連結されている。
表側案内支持板41と裏側案内支持板43とには、連結帯35のY字状係合部55を収容する凹部75(図4参照)がそれぞれに形成されている。すなわち、垂下片部45、シート側部係合帯53、着脱材支持帯33、連結帯35及び隙間塞ぎ用シート69は、案内支持板31によって一体に挟持固定される。換言すれば、案内支持板31は、袋状ボトムシート63のみを固定していない。
連結帯35は、着脱材支持帯33に対して長手方向にスライドして着脱自在となる。着脱材支持帯33と、連結帯35とは、螺合手段39を用いて表側案内支持板41と裏側案内支持板43とによって解除可能に挟持固定される。案内支持板31が螺合手段39によって分離可能な表側案内支持板41と裏側案内支持板43とからなることで、案内支持板31が外された後には、連結帯35が着脱材支持帯33からスライドにより脱着可能となる。つまり、螺合手段39の解除によって、案内支持板31が外れ、連結帯35をスライドして下部着脱部材27を容易に交換することができるようになっている。
シートシャッターカーテン17の構造では、スリット65に隙間塞ぎ用シート69があることで、スリット65が目立たなくなる。また、シートシャッターカーテン17の閉鎖時には、スリット65に隙間塞ぎ用シート69が介在することで、気密性が向上し、光漏れが防止される。そして、例えば床面79に凹凸があることで案内支持板31と袋状ボトムシート63とが離間し、スリット65の幅が拡がっても、案内支持板31に固定された隙間塞ぎ用シート69によって隙間を塞ぐことができる。
また、シートシャッターカーテン17は、案内支持板31により、下部着脱部材27の横ずれが防止される。カーテン幅方向の横ずれが防止されることによって、ファスナー49の抜け止めとなる。なお、上記ファスナー49及び連結帯35の寸法は、ガイドレール19の内々の寸法よりも若干短い寸法、すなわちガイドレール間の間隔長さよりもやや短尺とされ、ガイドレール19内には入らない構成とされている。
なお、シートシャッター装置13には、停電時などの非常の際に、シートシャッターカーテン17を手動により昇降する手動開放装置が備えられる。しかし、この手動開放装置は、一方の面側にしか装備されない場合がある。シートシャッター装置13では、手動開放装置のない側からの脱出時に、下部着脱部材27を掴み持ち、上方に強制的に開放動作させれば、人が通れるくらいの間隙が床面との間に形成されることが望ましい。
案内支持板31は、表裏方向の厚さT(図2参照)が、上記したカーテン収納部15のカーテン出入口より大きい。したがって、従来カーテン収納部への巻き込み防止に使用していた専用のカーテン貫通ボルトの代わりとして案内支持板31を兼用することができ、これにより、部品点数を少なくしている。
次に、上記シートシャッターカーテン17の構造の作用を説明する。
図7(a)は全閉時のシートシャッターカーテン17の正面図、(b)はそのB−B断面図、図8は袋状ボトムシート63が障害物67に当たり変形したときの正面図である。
錘59は、案内支持板31の下端よりやや上方に位置している。また、袋状ボトムシート63は、案内支持板31の下端より下方に位置する。したがって、図7に示すように、シートシャッターカーテン17が着地した際、案内支持板31の下端が、錘59よりも長く、錘59が床面79に着地せず、袋状ボトムシート63が床面79に荷重をかけて擦れることがなくなる。これにより、錘59の収納袋61や袋状ボトムシート63の擦り切れなどによる破損を防止している。また、着地の際には、案内支持板31より垂下した袋状ボトムシート63のみが弛んで大きな面積で床面79に接し、気密性を高めるようになっている。弛んだ袋状ボトムシート63を接触させることで、床面79の凹凸も吸収することができる。
また、上記の構成を有するシートシャッター装置13では、下部着脱部材27に交換の必要が生じた場合、カーテン収納部15からシートシャッターカーテン17を繰り出し、交換作業に適する位置に下部着脱部材27を配置する。次いで、左右の案内支持板31を取り外す。案内支持板31が取り外されると、シート本体25に対しての連結帯35の固定が解除される。固定が解除された下部着脱部材27を、着脱材支持帯33のいずれか一方の端から、連結帯35を横方向にスライドして抜き取る。これにより、下部着脱部材27の脱着が容易に完了する。
新規の下部着脱部材27を装着するには、上記手順と逆の手順により、先ず、着脱材支持帯33の端に、連結帯35の挿入口57を入れ、連結帯35、錘59、袋状ボトムシート63が一体となった下部着脱部材27をスライドして挿入する。下部着脱部材27がシート下端部37の左右方向均等位置となったなら、左右の案内支持板31を固定して、下部着脱部材27を移動しないようにして、下部着脱部材27の装着作業を終了する。
そして、このシートシャッターカーテン17の構造では、案内支持板31と袋状ボトムシート63とが分離されているので、袋状ボトムシート63が障害物67に衝突した際の衝撃力が局部的にかかるのではなく、シート下端部37の全体にかかるようになる。図8に示すように、袋状ボトムシート63が障害物67に当たり、撓むようなことがあった場合に、袋状ボトムシート63は左右端部が中央方向に引っ張られる状態となるが、分離によるスリット65が存在することで、シート側部係合帯53のファスナー49が引っ張られない。このため、ファスナー49がガイドレール19から抜けてしまうことがなく、すなわち破損などの虞がない。
したがって、上記した実施の形態に係るシートシャッターカーテン17の構造によれば、シートシャッターカーテン17が下降中に人や障害物67に衝突した際、シート両端部51がガイドレール19から外れにくくなり、補修作業を行わなくて済む。
なお、上記の実施の形態では、シート下端部37に対して下部着脱部材27が着脱自在である場合を例に説明したが、本発明に係るシートシャッターカーテン17の構造は、着脱材支持帯33と、連結帯35とを省略し、袋状ボトムシート63と、隙間塞ぎ用シート69とを直接シート下端部37に固定する構造としてもよい。
また、上記の実施の形態では、隙間塞ぎ用シート69が1枚のシート状で構成される例として説明したが、この隙間塞ぎ用シート69は、複数枚を重ねて構成されるものとしてもよく、或いは折り重ねる構成や、その折曲辺部分を下縁側に配置して上記した袋状ボトムシート63と同様に袋状に構成する例、さらには上記した収納袋61のように内部に錘を入れた構成としても良い。このような構成によれば、スリット65部分における隙間の発生を多重に防ぎ、また錘による垂下方向の付勢によって隙間を塞ぐこととなる。
さらに、上記実施の形態では、螺合手段39を用い、表側案内支持板41と裏側案内支持板43とを固定する場合を例に説明したが、その他の構造、例えば一方の案内支持板に埋込ボルトを設け他方の案内支持板をナットで固定する構造や係脱可能な爪構造などで両案内支持板41,43を解除可能とする構造としても良く、或いは、解除が不要な構造としても良い場合には溶着や接着などで固定する構造としても良い。
17…シートシャッターカーテン
25…シート本体
31…案内支持板
33…着脱材支持帯
35…連結帯
37…シート下端部
39…螺合手段
41…表側案内支持板
43…裏側案内支持板
45…垂下片部
51…シート両端部
53…シート側部係合帯
63…袋状ボトムシート
69…隙間塞ぎ用シート
71…上縁部
73…側縁部

Claims (4)

  1. シートシャッターカーテンのシート本体と、
    該シート本体のシート下端部の左右で垂れ下がる垂下片部と、
    前記シート本体と前記垂下片部とのシート両端部に固定され、ガイドレールに係合し案内支持されるシート側部係合帯と、
    前記シート下端部に固定される着脱材支持帯と、
    前記着脱材支持帯に係合する連結帯と、
    前記連結帯に固定される袋状ボトムシートと、
    前記垂下片部、前記シート側部係合帯、前記着脱材支持帯、及び前記連結帯を前記シート本体の表裏から挟んで固定する案内支持板と、
    を具備し、
    前記案内支持板と前記袋状ボトムシートとが分離し、スリットが介在されることを特徴とするシートシャッターカーテンの構造。
  2. 請求項1記載のシートシャッターカーテンの構造であって、
    矩形状に形成されて前記袋状ボトムシートの内部に挿入されるとともに、上縁部が前記袋状ボトムシートに固定され、且つ側縁部が前記案内支持板に固定される隙間塞ぎ用シートを具備することを特徴とするシートシャッターカーテンの構造。
  3. 請求項2記載のシートシャッターカーテンの構造であって、
    前記隙間塞ぎ用シートの前記側縁部が、前記垂下片部と、前記シート側部係合帯と、前記着脱材支持帯と、前記連結帯とともに前記案内支持板に挟持固定されることを特徴とするシートシャッターカーテンの構造。
  4. 請求項1又は2又は3記載のシートシャッターカーテンの構造であって、
    前記連結帯が前記着脱材支持帯に対して長手方向にスライドして着脱自在となり、
    前記着脱材支持帯と、前記連結帯とが、螺合手段を用いて表側案内支持板と裏側案内支持板とによって解除可能に挟持固定されることを特徴とするシートシャッターカーテンの構造。
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