JP2013189524A - カチオン性電着塗料組成物 - Google Patents

カチオン性電着塗料組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2013189524A
JP2013189524A JP2012055778A JP2012055778A JP2013189524A JP 2013189524 A JP2013189524 A JP 2013189524A JP 2012055778 A JP2012055778 A JP 2012055778A JP 2012055778 A JP2012055778 A JP 2012055778A JP 2013189524 A JP2013189524 A JP 2013189524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
resin
crystalline cellulose
parts
electrodeposition coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012055778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6196423B2 (ja
Inventor
Keisuke Mizutani
佳祐 水谷
Akifumi Shono
昌文 庄野
Koshi Tsujimoto
耕嗣 辻本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinto Paint Co Ltd
Axalta Shinto Coating Systems Co Ltd
Original Assignee
Shinto Paint Co Ltd
DuPont Shinto Automotive Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinto Paint Co Ltd, DuPont Shinto Automotive Systems Co Ltd filed Critical Shinto Paint Co Ltd
Priority to JP2012055778A priority Critical patent/JP6196423B2/ja
Publication of JP2013189524A publication Critical patent/JP2013189524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6196423B2 publication Critical patent/JP6196423B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

【課題】 防食性、耐水性、素地密着性、平滑性、上塗り適正、塗装作業性等の特性を損なうことなく、少なくとも3日間の撹拌停止後においても、再撹拌を行うと短時間で容易に再分散して撹拌停止前と同等の性能を実現することができる、省電力の環境対応型カチオン性電着塗料組成物を提供する。
【解決手段】 構成成分として(A)カチオン基を有する樹脂(基剤樹脂)、(B)ブロック化ポリイソシアネート(硬化剤)、(C)顔料および(D)平均粒径が20〜100μm、嵩密度が0.1〜0.7g/cmの結晶性セルロースを必須成分とする電着塗料において、顔料(C)100重量部に対して、結晶性セルロース(D)が0.1〜10重量部であることを特徴とするカチオン性電着塗料組成物により、上記課題が達成される。
【選択図】 なし

Description

本発明は、塗料浴液を一定期間撹拌停止して静置した後、再撹拌して電着塗装を行う際、容易に再分散され塗料浴槽にほとんど沈降物が残存しない、塗料安定性に優れた新規なカチオン性電着塗料組成物に関するものである。
電着塗装は、自動車、電気器具等、袋部構造を有する部材に対し、エアースプレー塗装や静電スプレー塗装と比較して、付き回り性に優れまた環境汚染も少ないことから、プライマー塗装、ワンコート塗装等広く実用化されるに至っている。しかしながら、最近は省エネルギー、環境対応をより積極的に進めるため、電着塗装を休止する場合は塗料浴液の撹拌を極力停止して対応するという要求が高まっている。電着塗料は粘度が極めて低いため、電着塗料に要求される特性を維持しつつ、顔料沈降をいかに抑制するか、あるいは沈降した顔料をいかに容易に再分散させるかということが最大の課題である。
上記の問題点を解決するために提案された従来技術としては、下記が挙げられるがいずれもいまだ不十分である。
すなわち、特許文献1においては、電着塗料中の固形分に対する顔料灰分が3〜10%と極めて低い値に設定されており、従来の電着塗料に比べて塗膜の隠蔽性が劣るという問題点がある。また電着塗料中の固形分も5〜12%と低く、塗料の付き廻り性が低下し、塗料使用量が増加するという課題を有している。
特許文献2においては使用される顔料が、カーボンブラックあるいは有機顔料に限定されており、特にカオリン、クレー等で代表される無機の体質顔料を含んでいないため、カチオン電着塗料の重要な特性のひとつである耐油ハジキ性が不十分である。
さらに特許文献3においては顔料沈降防止剤として、脂肪酸、脂肪酸の誘導体、アミン化合物等の低分子化合物を併用するため、電着塗料の性能に対して悪影響を及ぼす。このためその使用量に限界がある。
特許文献4においては、微細セルロースに水溶性ガム類あるいはその他の親水性物質を混合したセルロース複合体を併用して、一定時間撹拌停止をした後の塗料の再分散性を改良する技術であるが、明細書に記載のとおり24時間の撹拌停止に対応するものであり、少なくとも3日程度の長期間にわたって撹拌を停止できる技術ではない。
また特許文献5においては、使用する体質顔料の見掛け比重とその配合量が規定されており、該文献で特定される体質顔料を使用しない場合には、撹拌再開後の顔料再分散効果が発揮されない。
特開2004−231989号公報 特開2004−307800号公報 特開2005−247892号公報 特開2006−111699号公報 特開2008−144070号公報
本発明は電着塗料の各種の要求性能、例えば防食性、耐水性、素地密着性、平滑性、上塗り適正、塗装作業性等の特性を損なうことなく、長期間の撹拌停止においても、再撹拌を行うと短時間で容易に再分散して組成の均一な塗料浴液が再形成され、電着浴槽の底部にほとんど沈降物が残らない、カチオン電着塗料組成物を提供するものである。本発明において撹拌停止が可能な期間は少なくとも3日間を可能にするものであり、例えば毎週土曜、日曜の休みは確実に撹拌停止が可能である。
すなわち本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、具体的には、
(1)構成成分として(A)カチオン基を有する樹脂(基剤樹脂)、(B)ブロック化ポリイソシアネート(硬化剤)、(C)顔料、および(D)平均粒子径が20〜100μm、嵩密度が0.1〜0.7g/cmの結晶性セルロースを必須成分とする電着塗料において、顔料(C)100重量部に対して、結晶性セルロース(D)が0.1〜10重量部であることを特徴とする、カチオン性電着塗料組成物であり、
(2)さらには顔料(C)100重量部に対して、結晶性セルロース(D)が0.3〜5重量部であることを特徴とする、カチオン性電着塗料組成物であり、
(3)さらには顔料(C)100重量部に対して、結晶性セルロース(D)が0.5〜3重量部であることを特徴とする、カチオン性電着塗料組成物であり、
(4)さらにはカチオン基を有する樹脂(A)が、アミノ基を含有する、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、あるいはポリウレタン樹脂から選ばれ、そのアミノ基が酸でカチオン化されることを特徴とするカチオン性電着塗料組成物であり、
(5)さらにはカチオン性電着塗料組成物が顔料(C)、結晶セルロース(D)、および顔料分散樹脂(E)を必須成分とする顔料分散ペーストを使用する電着塗料組成物であり、該顔料ペーストの分散度がツブゲージ測定において10μm以下であることを特徴とする、カチオン性電着塗料組成物に関している。
本発明の電着塗料を適用することにより、各種の要求性能、例えば防食性、耐水性、素地密着性、平滑性、上塗り適正、塗装作業性等の特性を損なうことなく、少なくとも3日間の撹拌停止後においても、再撹拌を行うと短時間で容易に再分散して組成の均一な塗料浴液が再形成され、撹拌停止前と同等の性能を実現することができる。
以下に、本発明のカチオン電着塗料組成物について詳細に説明する。
[カチオン基を有する樹脂(基剤樹脂)について]
本発明の(A)基剤樹脂に用いるカチオン基を有する樹脂については、エポキシ樹脂、エポキシ基含有アクリル樹脂、エポキシ基不含アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂等にアミノ基を導入し、このアミノ基を酸でカチオン化することによって得られる。アミノ基の量は特に限定はないが、通常樹脂(固形分)1000g当たり0.5〜3当量が適当である。特に好ましいカチオン基を有する樹脂はエポキシ樹脂およびアクリル樹脂である。
エポキシ樹脂については、好ましくは平均して1分子当り2個のエポキシ基を有するエポキシ樹脂であり、その分子量は200〜7000、特に300〜4000が好ましい。具体的に例示すると、一つには1分子中に2個のフェノール性水酸基を有するポリフェノールのグリシジルエーテル、あるいはその重縮合物であり、好ましいポリフェノールとしては、レゾルシン、ハイドロキノン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン(通称ビスフェノールA)、4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−メタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−エタン、4,4’−ジヒドロキシビフェニール等を挙げることができる。
またその他としては、1分子中に2個のアルコール性水酸基を有するジオールのグリシジルエーテル、あるいはその重縮合物であり、好ましいジオールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジオール等の低分子ジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のオリゴマージオールを挙げることができるが、これらに限定されるものではなく、上記エポキシ樹脂の混合物も可能である。
好適な分子量を得るためには、連結剤を用いて上記エポキシ樹脂を高分子量化する。好ましい連結剤には、上記のポリフェノールあるいはジオールがあり、さらには1分子中に2個のカルボキシル基を有するジカルボン酸、例えばアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、イソフタル酸、ダイマー酸、カルボキシル基含有のブタジエン重合体あるいはブタジエン/アクリロニトリル共重合体等を挙げることができる。またアミンとしては、エチルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン、モノエタノールアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン等の1級アミン、あるいはヘキサメチレンジアミン等のジアミンの、各アミノ基を2級化したジアミン挙げることができる。またポリイソシアネートによる鎖長延長も可能である。
特に好ましい高分子量化は、上記ポリフェノールのグリシジルエーテルあるいは上記ジオールのグリシジルエーテルを、上記ポリフェノールで連結反応する方法であり、反応温度は70〜180℃が適当である。
エポキシ基含有アクリル樹脂については、エポキシ基含有不飽和モノマーと、アクリルモノマーおよび必要に応じてアクリルモノマー以外の不飽和モノマーを、重合開始剤の存在下で共重合して得られる。エポキシ基含有不飽和モノマーとしては、グリシジルアクリルレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル等がある。またアクリルモノマーとしては、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、メチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−(n−ブトキシメチル)−アクリルアミド等、またアクリルモノマー以外の不飽和モノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、シクロヘキシルビニルエーテル、アクリロニトリル等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
上記エポキシ樹脂あるいはエポキシ基含有アクリル樹脂のエポキシ基を、アミノ化するアミノ化剤については、メチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、モノエタノールアミン、n−プロパノールアミン、イソプロパノールアミン、ジエチルアミン、ジエタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ヒドロキシエチルアミノエチルアミン、エチルアミノエチルアミン、メチルアミノプロピルアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン等あるいはこれらの混合物を挙げることができる。これらの中で水酸基を有するアルカノールアミン類が特に好ましい。また1級アミノ基をあらかじめケトンと反応させてブロック化後、残りの活性水素とエポキシ基と反応させてもよい。アミノ化の具体的な方法としては、溶剤中または溶剤なしの溶融体中で行うことができ、反応温度は40〜150℃が適当である。
エポキシ基不含アクリル樹脂については、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、ジアリルアミン等のアミノ基含有不飽和モノマーと上記アクリルモノマーおよび必要に応じてアクリルモノマー以外の不飽和モノマーを、重合開始剤の存在下で共重合して得られる。
ポリウレタン樹脂については、1分子当たり2個のイソシアネート基を有するジイソシアネートと1分子当たり2個の水酸基を有するジオールを反応させ、末端イソシアネート基に3級アミノ基を有するアミノアルコール等を反応させた樹脂、あるいは末端のイソシアネート基にグリシドール等を反応させたポリウレタン樹脂のエポキシ基を、既述の方法によりアミノ化して得られる。
[ブロック化ポリイソシアネート(硬化剤)について]
本発明における(B)ブロック化ポリイソシアネート(硬化剤)は、ポリイソシアネートとブロック剤との反応物であり、ポリイソシアネートとしては、芳香族あるいは脂肪族(脂環式を含む)のポリイソシアネートであり、例示すると、2,4−または2,6−トリレンジイソシアネートおよびこれらの混合物、p−フェニレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4' −ジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、シクロヘキシルメタン−4,4' −ジイソシアネート、1, 3あるいは1, 4−ビス−(イソシアネートメチル)−シクロヘキサン、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ビス−(イソシアネートメチル)−ノルボルナン、3あるいは4−イソシアネートメチル−1−メチルシクロヘキシルイソシアネート、m−あるいはp−キシリレンジイソシアネート、m−あるいはp−テトラメチルキシリレンジイソシアネートが挙げられる。
さらには上記イソシアネートのビュレット変性体あるいはイソシアヌレート変性体、あるいは上記イソシアネートのイソシアネート基の一部を、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジオール等の低分子ジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリラクトンジオール等のオリゴマージオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等のポリオールで連結したポリイソシアネートあるいはこれらの混合物を挙げることができる。
ブロック剤にとしては、メタノール、エタノール、n−ブタノール、2−エチルヘキサノール等の脂肪族アルコール化合物、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルルエーテル等のセロソルブ系化合物、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のカルビトール系化合物、アセトンオキシム、メチルエチルケトンオキシム、シクロヘキサノンオキシム等のオキシム化合物、ε−カプロラクタム等のラクタム化合物、フェノール、クレゾール、キシレノール等のフェノール系化合物、アセト酢酸エチルエステル、マロン酸ジエチルエステル等の活性メチレン基含有化合物を挙げることができる。
ポリイソシアネートとブロック剤との反応は、溶剤中あるいは溶剤なしの溶融体中で実施することができる。反応に使用する溶剤としては、ポリイソシアネートと反応しない溶剤、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、トルエン、キシレン、クロルベンゼン、ニトロベンゼン等の芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素を例示することができる。反応温度については特に限定はないが、好ましくは30〜150℃である。
本発明のカチオン基を有する樹脂(基剤樹脂)とブロック化ポリイソシアネート(硬化剤)の含有割合は、固形分重量比で90〜40/10〜60であり、好ましくは85〜40/15〜60、より好ましくは、80〜55/20〜45である。
[顔料について]
本発明における(C)顔料とは、電着塗料分野で一般的に用いられる顔料のことで、体質顔料、着色顔料、防錆顔料等が挙げられる。例えば、カオリン(クレー)、タルク、炭酸カルシウム、シリカ、珪藻土、硫酸バリウム等の体質顔料、チタンホワイト、カーボンブラック、黒色酸化鉄、赤色酸化鉄、モリブデンレッド、黄色酸化鉄、チタンイエロー、クロムチタンイエロー、コバルトグリーン、酸化クロムグリーン、群青、コバルトブルー等の無機着色顔料、アゾ系、アントラキノン系、チオインジゴ系、ペリレン系、キナクリドン系、イソインドリン系、フタロシアニン系、ジオキサジン系等の有機着色顔料、リン酸亜鉛、リン酸鉄、リン酸アルミニウム、リン酸カルシウム、亜リン酸亜鉛、亜リン酸アルミニウム、シアン化亜鉛、酸化亜鉛、トリポリリン酸アルミニウム、モリブデン酸亜鉛、モリブデン酸アルミニウム、モリブデン酸カルシウム、リンモリブデン酸亜鉛、リンモリブデン酸アルミニウム、水酸化ビスマス等の防錆顔料を挙げることができるがこれらに限定されない。
顔料の使用範囲について、塗料固形分中の顔料量が10重量%より低い場合は、塗膜の隠蔽性が低下し耐油ハジキ性も低下する。逆に顔料量が35重量%より高い場合は、撹拌を停止した場合顔料の沈降量が増加し撹拌開始後の再分散性も低下する。
[結晶性セルロースについて]
本発明における(D)結晶性セルロースの使用目的は、電着塗料において、無撹拌の状態においても顔料の沈降を極力抑制し、かつ一定期間無撹拌の状態の後、撹拌を再開すれば、沈降した顔料が容易に再分散して均一な塗料浴液組成を再形成することが可能な電着塗料を得るためである。
本発明における(D)結晶性セルロースとは、基本的には結晶性セルロース100%からなり、キサンタンガム、カラヤガム、タラガム、シェラガム、アラビアガム、トラガントガム等の多糖類、澱粉、デキストリン、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム等の親水性高分子は全く含まれていない。従って親水性高分子を含むセルロース複合体と比較して、電着塗料の基本性能に悪影響を及ぼすことが極めて少なく、また塗料が経時で腐敗劣化することもない。
本発明における(D)結晶性セルロースは、例えば、酸、あるいはアルカリを使用して加水分解により、木材パルプ、コットンリンター、コットン繊維、麻繊維、さらには穀物あるいは果実由来の食物繊維等の、セルロース系材質の非結晶性部分を除去した後、残りの結晶部分を取り出し精製して得られる結晶子の複合体である。その粒子径は20〜100μmであり、結晶子の複合体であるため、内部には多数の微細な空隙を有している。従って本発明に使用する結晶性セルロースの嵩密度は0.1〜0.7g/cmである。
このようにして得られる結晶性セルロースを電子顕微鏡で観察すると、微粒子化した結晶子が網目状に配列しており、網目状化した結晶子の間には無数の空隙が見られる。従って本発明における(D)結晶性セルロースとは、結晶子が複合化して二次粒子化したものを意味しており、複合化した二次粒子の平均粒子径は20〜100μm、好ましくは20〜80μmの範囲内である。平均粒子径が100μmより大きい場合は、撹拌停止後の顔料の沈降を極力抑制し、撹拌再開後の再分散性を確保する点において、結晶性セルロースとしての効果が十分に得られず、また顔料分散ペーストの分散が困難となり、電着塗装後の塗装面においてブツ発生が多く、塗面の平滑性が悪くなる。一方結晶性セルロースの平均粒子径が20μmよりも小さい場合は、顔料分散ペーストの粘度が上昇して、塗料の製造が困難となることがある。
また(D)結晶性セルロースの嵩密度は0.1〜0.7g/cm、好ましくは0.2〜0.6g/cmの範囲である。結晶性セルロースの嵩密度が0.7g/cmより大きい場合は、結晶性セルロースの密度が高く顔料分散ペースト製造時に結晶性セルロースが小粒径化し難く、そのため撹拌停止後の顔料の沈降を極力抑制し、撹拌再開後の再分散性を確保する点において、結晶セルロースとしての効果が十分に得られない。また電着塗装後の塗装面においてブツ発生が多く、塗面の平滑性が悪くなる。一方結晶性セルロースの嵩密度が0.1g/cmより低い場合は、顔料分散ペーストの粘度が大きく上昇して塗料の製造が困難となる。
本発明における結晶セルロース(D)の粒子径の測定は、レーザー回折式粒度分布測定装置LA−910((株)堀場製作所製)を用いて行う。なお、測定に当たっては、結晶性セルロースに、10重量%になるよう蒸留水を加え、10分間スターラーによる弱い攪拌を加えた後に測定を行う。
平均粒子径については、頻度分布を算術平均した値で、次の式で求められる。
Figure 2013189524
粒度分布測定装置の測定条件は、測定レンジを0.1〜1000μmに設定し、屈折率は1.1〜0.0iの標準屈折率用を選択することとし、内蔵された超音波発振器は2次粒子の粉砕を避けるために常時オフとする。
また本発明における嵩密度の測定は、Scott Volumeter(日本ルフト(株)製)を用いて測定した値を採用する。
本発明における結晶性セルロース(D)の市販品としては、セオラスUF−F711(平均粒径48μm、嵩密度0.22g/cm)、セオラスUF−F702(平均粒径43μm、嵩密度0.29g/cm)、セオラスST−100(平均粒径52μm、嵩密度0.12g/cm)、セオラスST−02(平均粒径44μm、嵩密度0.21g/cm)、セオラスFD−101(平均粒径31μm、嵩密度0.29g/cm)、セオラスFD−301(平均粒径40μm、嵩密度0.41g/cm)、セオラスFD−F20(平均粒径24μm、嵩密度0.23g/cm)(以上、旭化成ケミカルズ(株)製、商品名)などが挙げられる。
[顔料分散ペーストの調製]
本発明に使用する顔料分散ペーストの製造方法は、電着塗料に使用する顔料(C)、顔料分散樹脂(E)、および本発明の結晶性セルロース(D)を混合し、必要に応じて添加剤を併用して、ボールミル、アトライター、サンドミル、ロールミル等の各種のミル、あるいはホモジナイザー等で分散を行うと、ツブゲージスケールで分散度が10μm以下の顔料分散ペーストが得られる。使用した結晶性セルロースおよび顔料は、通常の顔料分散条件において十分に微粒化され、得られた顔料分散ペーストは平滑な電着塗膜を提供することができる。また結晶性セルロースを併用した顔料分散において、水を共存させると、結晶性セルロースの微粒化が効率よく達成される。
顔料分散樹脂としては、3級アミノ基あるいは4級アンモニウム塩を含有するエポキシ樹脂、アクリル樹脂、あるいはウレタン樹脂等が挙げられる。
顔料分散ペースト中における結晶性セルロースの含有量は、顔料(C)100重量部に対して、結晶性セルロース(D)が0.1〜10重量部、好ましくは0.3〜5重量部、さらに好ましくは0.5〜3重量部の範囲内である。この範囲であれば、撹拌停止後の顔料の沈降を極力抑制し、撹拌再開後の再分散性を確保する点において、結晶セルロースとしての効果が十分に発揮され、かつ電着塗料の各種性能を損なうことがない。
各種ミル等の分散機による、顔料分散ペーストの分散の程度については、該顔料ペーストの分散度がツブゲージ測定において10μm以下とすることが好ましい。該顔料ペーストの分散度がツブゲージ測定において10μmより大きい場合は、電着塗装後の膜厚によっては、塗装面においてブツ発生が多くなり、塗面の平滑性が悪くなることがある。なお、ツブゲージ測定法については、JIS K 5600−2−5(分散度)に規定されている方法で測定される。
[電着塗料組成物の調製]
カチオン基を有する基剤樹脂、硬化剤としてのブロック化ポリイソシアネート、中和剤としてのリン酸、トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、蟻酸、酢酸、乳酸、プロピオン酸、クエン酸、リンゴ酸、スルファミン酸等を水性媒体中に分散させて得られる水分散樹脂組成物、上記の顔料ペースト、および必要により溶剤を混合し、水で濃度調製を行い電着塗料組成物を得る方法が一般的であるが、カチオン基を有する基剤樹脂、ブロック化ポリイソシアネート、顔料ペースト、中和剤の全てをあらかじめ混合した後、水性媒体中に分散させて電着塗料組成物を得る方法もある。電着塗料の固形分は20%前後に調整し塗装に供せられる。好ましい中和剤量は塗料のpHが5〜8程度に調整されるように決定される。また必要により消泡剤、ハジキ防止剤、界面活性剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、硬化触媒等の一般的な塗料用添加剤を含むことができる。
[電着塗装方法]
本発明の電着塗料組成物は周知の方法で被塗物に塗装される。被塗物については、あらかじめリン酸亜鉛処理等の表面処理が施された導体が好ましいが、処理が施されていないものであっても特に問題はない。被塗物を陰極に接続し、塗料温度15〜35℃、負荷電圧100〜400V、通電時間30秒〜5分で電着塗装を行い、塗装後焼付け炉中で100〜200℃、10〜40分間焼付けて硬化塗膜を得る。塗膜厚については特に制限はないが10〜40μmが適当である。
次に、本発明について実施例を挙げ更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお下記における配合量等の数字は特別な記載のない限り、重量部、重量%を表す。
[基剤樹脂A1およびA2の製造]
製造例1
撹拌器、温度計、冷却管を備えた反応容器にプロピレングリコールモノメチルエーテル145部、エチレングリコールモノブチルエーテル145部、イソプロパノール110部を仕込み、撹拌、加熱を行って105℃まで昇温した。昇温後還流下にブチルアクリレート450部、メチルメタクリレート100部、スチレン150部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート200部、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド100部、アゾビスイソブチロニトリル30部の混合液を2時間かけて滴下した後4時間保温して基剤樹脂A1を得た。固形分は70%であった。
製造例2
撹拌器、温度計、冷却管を備えた反応容器にエポトートYD−014(新日鉄化学(株)製のビスフェノールA系の固形エポキシ樹脂)1900部、プロピレングリコールモノメチルエーテル904部を仕込み、撹拌、加熱を行って90℃まで昇温した。次いで同温度を保持しながらジエタノールアミン210部を仕込み、2時間保温して基剤樹脂A2を得た。固形分は70%であった。
[硬化剤B1の製造]
製造例3
撹拌器、温度計、冷却管を備えた反応容器にイソホロン133部、トルエン150部、VESTANAT T−1890/100(デグサAG社製イソホロンジイソシアネートのヌレート体)333部、コロネートHX(日本ポリウレタン(株)製ヘキサメチレンジイソシアネートのヌレート体)300部を仕込み60℃まで昇温した。次いで60℃を保持しながらメチルエチルケトンオキシム261部を1時間で滴下し、さらに60℃で2時間保温した。最後にプロピレングリコールモノメチルエーテル100部を仕込んで固形分75%の硬化剤B1を得た。
[顔料分散樹脂E1の製造]
製造例4
撹拌器、温度計、冷却管を備えた反応容器にメチルイソブチルケトン292部、スミジュールT−80(住化バイエルウレタン(株)製のトリレンジイソシアネート)を835部仕込み、50℃以下で2−エチルヘキサノール686部を1時間かけて滴下し、その後3時間保温して反応中間体を得た。
撹拌器、温度計、冷却管を備えた別の反応容器にエポトートYD−014(新日鉄化学(株)製のビスフェノールA系の固形エポキシ樹脂)3039部、メチルイソブチルケトン1303部を仕込み95℃まで昇温し、上記中間体を仕込んで95℃で5時間反応させた。その後エチレングリコールモノブチルエーテル1040部を仕込み、減圧下90℃前後でメチルイソブチルケトンを留去した。その後エチレングリコールモノブチルエーテル1565部を仕込み、ジメチルエタノールアミン409部と50%乳酸579部の混合物を仕込んで80℃で3時間反応させて、4級アンモニウム塩型の顔料分散樹脂E1を得た。固形分は60%であった。
[実施例1〜6の電着塗料の調製]
表1の配合により、(1)〜(5)の混合樹脂中和物中に、よく撹拌しながら徐々にイオン交換水(6)を仕込みそれぞれの水分散樹脂液を得た。また、表1の配合により、(7)〜(16)をディゾルバーで十分撹拌した後、横型サンドミルを用いて分散度がツブゲージ測定において10μm以下になるまで分散し、それぞれの顔料ペーストを得た。そして、水分散樹脂液および顔料ペーストを混合し、実施例1〜6の電着塗料を得た。
[実施例7の電着塗料の調製]
表2の配合により、(1)〜(6)をディゾルバーで十分撹拌した後、横型サンドミルを用いて分散度がツブゲージ測定において10μm以下になるまで分散し、顔料ペーストを得た。(7)〜(11)の混合物であるレットダウン樹脂と顔料ペーストを混合し、混合樹脂中和物を得た。その混合樹脂中和物中に、よく撹拌しながら徐々にイオン交換水(12)を仕込み電着塗料とした。
[比較例1〜4の電着塗料の調製]
表3の配合により、[実施例1〜6の電着塗料の調製]と同様の方法でそれぞれの水分散樹脂および顔料ペーストを得た。そして、水分散樹脂液および顔料ペーストを混合し、比較例1〜4の電着塗料を得た。
[塗装試験板の作製および試験結果]
上記で得られた電着塗料を用いてカーボン電極を陽極としリン酸亜鉛処理板(日本テストパネル(株)製のPB−L3080、0.8×70×150mm)を陰極とし、焼き付け後の膜厚が20μmとなる条件で電着塗装を行い、150℃で25分間焼き付けを行った。電着塗料の性状および塗膜性能試験結果を表4、5、6に示す。
Figure 2013189524
Figure 2013189524
Figure 2013189524
[原料の説明]
KC−100 共同薬品(株)製 ジブチル錫オキサイド(触媒)
ASP−200 Engelhard Corporation製 カオリン(体
質顔料)見掛け比重 0.32g/cm
CR−97 石原産業(株)製 酸化チタン(着色顔料)
MA−100 三菱化学(株)製 カーボンブラック(着色顔料)
FD−301 旭化成ケミカルズ(株)製 結晶セルロース
(平均粒径40μm、嵩密度0.41g/cm
UF−F711 旭化成ケミカルズ(株)製 結晶セルロース
(平均粒径48μm、嵩密度0.22g/cm
FD−F20 旭化成ケミカルズ(株)製 結晶セルロース
(平均粒径24μm、嵩密度0.23g/cm
RC−N30 旭化成ケミカルズ(株)製 セルロース複合体
(結晶セルロース、キサンタンガム、デキストリンの複合体)
[試験結果]
Figure 2013189524
Figure 2013189524
Figure 2013189524
[試験評価方法]
(1)再分散性 1Lのビーカー(内径85mm)に電着塗料800mlを採取し1日間若しくは3日間静置後、沈降物を残して電着塗料上層液を別のビーカーに移し替え沈降物の重量(a)を測定する。次いでこの沈降物に、1mの高さから移し替えた電着塗料上層液を落下させた後、再度電着塗料上層液を移し替え、1Lビーカー内に分散されずに残った沈降物の重量(b)を測定する。電着塗料800ml中の固形分重量を(c)として下記式から沈降率および再分散率を計算する。沈降率は値が低い方が優れ、再分散率は値が高い方が優れる。
沈降率=(a/c)×100(%)
再分散率=(1−b/a)×100(%)
○:沈降率が15%以下、かつ再分散率が70%以上
×:沈降率が15%以上、若しくは再分散率が70%以下
(2)外観 目視で判定しワキ、ブツ等が認められず、平滑なものを○と判定する。
(3)耐塩水噴霧試験 JIS Z 2731に準じて行った。電着塗装面に素
地に達する傷をカッターナイフで入れ、500時間後の錆幅を評価する。
○:カッターナイフの傷より、腐食幅が3.0mm以下
×:カッターナイフの傷より、腐食幅が3.0mmを超える
(4)碁盤目密着性 JIS K 5600準拠 塗膜上にカッターナイフで100個の碁盤目を作り、その上にセロハンテープを貼り付けた後、すばやくセロハンテープを引き剥がした時の密着状態を観察する。なお性能評価表中の記載は次のことを意味する。
○:剥がれなし(100/100)
×:全部剥がれ(0/100)
(5)耐水性 40℃のイオン交換水に1週間浸漬し、試験の終了した試験板は水槽から取り出し、水滴及び汚れを新しい柔らかい布でふき取る。その後、温度20℃、湿度65%の恒温恒湿室に24時間放置後、碁盤目密着性の試験を行う。
外観においてふくれ、はがれ等の異常が無く、碁盤目密着性の試験において剥がれの認められないものを○とする。
本発明の電着塗料を適用することにより、少なくとも3日間の撹拌停止後においても、再撹拌を行うと短時間で容易に再分散して組成の均一な塗料浴液が再形成され、撹拌停止前と同等の性能を実現することができる。







Claims (5)

  1. 構成成分として(A)カチオン基を有する樹脂(基剤樹脂)、(B)ブロック化ポリイソシアネート(硬化剤)、(C)顔料、および(D)平均粒径が20〜100μm、嵩密度が0.1〜0.7g/cmの結晶性セルロースを必須成分とする電着塗料において、顔料(C)100重量部に対して、結晶性セルロース(D)が0.1〜10重量部であることを特徴とするカチオン性電着塗料組成物。
  2. 顔料(C)100重量部に対して、結晶性セルロース(D)が0.3〜5重量部であることを特徴とする、請求項1に記載のカチオン性電着塗料組成物。
  3. 顔料(C)100重量部に対して、結晶性セルロース(D)が0.5〜3重量部であることを特徴とする、請求項1に記載のカチオン性電着塗料組成物。
  4. カチオン基を有する樹脂(A)が、アミノ基を含有する、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、あるいはポリウレタン樹脂から選ばれ、そのアミノ基が酸でカチオン化されることを特徴とする、請求項1、2あるいは3に記載のカチオン性電着塗料組成物。
  5. カチオン性電着塗料組成物が顔料(C)、結晶セルロース(D)、および顔料分散樹脂(E)を必須成分とする顔料分散ペーストを使用する電着塗料組成物であり、該顔料ペーストの分散度がツブゲージ測定において10μm以下であることを特徴とする、請求項1、2、3あるいは4に記載のカチオン性電着塗料組成物。











JP2012055778A 2012-03-13 2012-03-13 カチオン性電着塗料組成物 Expired - Fee Related JP6196423B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012055778A JP6196423B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 カチオン性電着塗料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012055778A JP6196423B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 カチオン性電着塗料組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013189524A true JP2013189524A (ja) 2013-09-26
JP6196423B2 JP6196423B2 (ja) 2017-09-13

Family

ID=49390129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012055778A Expired - Fee Related JP6196423B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 カチオン性電着塗料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6196423B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017218527A (ja) * 2016-06-09 2017-12-14 株式会社豊田中央研究所 イソシアネート硬化型塗料組成物及びそれを用いた塗装方法
CN111094471A (zh) * 2017-09-29 2020-05-01 关西涂料株式会社 阳离子电沉积涂料组合物
JP2020079356A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 凸版印刷株式会社 塗工用組成物

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004115700A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Nippon Paper Industries Co Ltd 粉末状セルロースおよびその製造法
JP2011046855A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Kansai Paint Co Ltd 電着塗料用顔料分散ペースト及びカチオン電着塗料
WO2012161299A1 (ja) * 2011-05-26 2012-11-29 旭化成ケミカルズ株式会社 顔料分散ペースト及びその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004115700A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Nippon Paper Industries Co Ltd 粉末状セルロースおよびその製造法
JP2011046855A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Kansai Paint Co Ltd 電着塗料用顔料分散ペースト及びカチオン電着塗料
WO2012161299A1 (ja) * 2011-05-26 2012-11-29 旭化成ケミカルズ株式会社 顔料分散ペースト及びその製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017218527A (ja) * 2016-06-09 2017-12-14 株式会社豊田中央研究所 イソシアネート硬化型塗料組成物及びそれを用いた塗装方法
CN111094471A (zh) * 2017-09-29 2020-05-01 关西涂料株式会社 阳离子电沉积涂料组合物
CN111094471B (zh) * 2017-09-29 2021-09-28 关西涂料株式会社 阳离子电沉积涂料组合物
US11639446B2 (en) 2017-09-29 2023-05-02 Kansai Paint Co., Ltd. Cationic electrodeposition coating composition
JP2020079356A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 凸版印刷株式会社 塗工用組成物
JP7234590B2 (ja) 2018-11-13 2023-03-08 凸版印刷株式会社 塗工用組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP6196423B2 (ja) 2017-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5930615B2 (ja) 電着塗料用顔料分散ペースト及びカチオン電着塗料組成物
KR101584655B1 (ko) 폴리메틸렌 우레아를 함유하는 캐소드 전착 코팅
JP6483816B2 (ja) 2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−メタノールブロック化ポリイソシアネートに基づく架橋剤を含む、陰極電着材料用の水性バインダー分散液
JP6196423B2 (ja) カチオン性電着塗料組成物
JP5355130B2 (ja) 電着塗料用顔料分散ペースト及び電着塗料組成物
JP5558653B2 (ja) カチオン性電着塗料組成物
US20240084164A1 (en) Cationic electrodeposition coating composition and method for forming cured electrodeposition coating film
US5380781A (en) Cationically electrodepositable fine particles derived from alkoxysilane-modified epoxy resins and cationic electrodeposition paint composition comprising the same
JP2006111699A (ja) 電着塗料用顔料分散ペースト及び電着塗料
EP4166590A1 (en) Method for producing epoxy viscous agent for cationic electrodeposition coating material
JP6288845B2 (ja) カチオン電着塗料の塗装方法
JP2014177514A (ja) カチオン性電着塗料組成物
JP5972755B2 (ja) カチオン性電着塗料組成物
JP5904662B2 (ja) カチオン型電着塗料組成物
JP2022183490A (ja) カチオン電着塗料組成物、電着塗装物および電着塗装物の製造方法
JP4435910B2 (ja) カチオン電着塗料組成物
JPH07331130A (ja) カチオン性電着塗料用樹脂組成物
JP3444556B2 (ja) カチオン性電着塗料組成物
JPH1043674A (ja) 自動車用複合塗膜の形成方法
JP2011202047A (ja) カチオン性電着塗料組成物
WO2007097430A1 (ja) 水性硬化性組成物
JP2009221408A (ja) カチオン性電着塗料組成物
JP2004307776A (ja) カチオン性電着塗料用樹脂組成物
JP3995285B2 (ja) カチオン電着塗料用樹脂分散体の製造方法
JPH09194770A (ja) カチオン性電着塗料用樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160408

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6196423

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees