JP2013187850A - 接続装置及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に搭載された蓄電装置に、給電装置から充電を行う際に、給電線に通信信号等の信号を重畳する電力線通信に係る通信網と、コントロールパイロット信号等の制御信号を伝送する制御用線に通信信号等の信号を重畳するinband通信に係る通信網との間で情報を共有化することが可能な接続装置及び通信システムを提供する。
【解決手段】一対の給電線31、32を媒体として通信信号を伝送する電力線通信に係る通信網に接続する第1一次コイル247a、制御用線33及び接地線34を媒体として通信信号を伝送するinband通信に係る通信網に接続する第2一次コイル247b、並びに第1一次コイル247a及び第2一次コイル247bに電磁的に結合する二次コイル247cを有するカップリングトランス247と、カップリングトランス247の二次コイル247cに接続する中継ユニット246とを備える接続装置24を設ける。
【選択図】図3

Description

本願は、複数の通信網を接続する接続装置、及び該接続装置を用いた通信システムに関する。
近年、モータ及びバッテリ等の装置を搭載し、バッテリに蓄積した電力にてモータを駆動することで走行する電気自動車及びハイブリッド自動車が普及し始めている。電気自動車は外部の給電装置からの給電によりバッテリに対する充電を行う。また、ハイブリッド自動車であっても、外部の給電装置からバッテリへの充電を可能としたプラグインハイブリッド自動車が実用化されている。なお、外部の給電装置とは、一般家屋、商用の給電ステーション等の施設に設置された給電装置である。給電装置から車両への給電に際しては、給電装置に接続されている充電ケーブルの先端のプラグを、受電コネクタとして車両に配設された給電口に接続する。そして、充電ケーブルに内包された給電線を介して給電装置から車両への給電が行われ、バッテリが充電される。
なお、充電ケーブルには、給電線だけでなく、接地線、制御用線等の他の配線も内包されている。制御用線とは、蓄電装置の給電制御に用いるコントロールパイロット信号等の制御信号の伝送に用いられる配線である。制御用線を介して、制御信号を給電装置及び車両間で送受信することにより、充電ケーブルの接続状態、充電可否の状態、充電の状態等の様々な状態を検知し、検知した状態に応じた充電制御が行われる。
さらに、電気自動車、ハイブリッド自動車等の外部からの給電を要する自動車の実用化に際しては、充電制御のための情報、及び、充電量又は課金の管理等を行うための通信情報を、車両及び給電装置の間で送受信する通信機能が求められる。
そこで、給電線に通信信号を重畳することにより、車両及び給電装置の間で通信を行う電力線通信等の通信の規格化が進められている。
図9は、規格化が進められている電力線通信の構成例を示すブロック図である。図9中1000は、車両であり、車両1000は、給電装置2000からの給電に際し、充電ケーブル3000にて接続される。充電ケーブル3000は、電力供給線として用いられる2本の給電線3001、3002、接地用の導線である接地線3003、及び充電制御に用いるコントロールパイロット信号(CPLT)等の制御信号を伝送する制御用線3004を内包している。
充電ケーブル3000の一端は、給電装置2000側に接続されており、他端側に設けられたプラグを車両1000側の給電口に接続部として配設されている受電コネクタ1001に接続することにより、給電が可能となる。
給電装置2000は、交流電力を供給する電力供給部2001と、充電制御に係る通信を行う充電制御部2002と、通信信号の送受信を行う通信部2003と、給電線3001、3002に対して通信信号の重畳及び分離を行う重畳分離部2004とを備えている。
そして、重畳分離部2004は、給電線3001、3002に対して各種通信信号を重畳し、また、重畳された各種通信信号を分離する。重畳分離部2004が、通信部2003から出力される各種通信信号を重畳し、また、分離した各種通信信号を通信部2003に入力することで、通信部2003の通信が行われる。
車両1000は、受電コネクタ1001と、蓄電装置(バッテリ)1002と、蓄電装置1002に対する充電を行う充電装置1003と、充電制御に係る通信を行う充電制御装置1004と、通信信号の送受信を行う通信装置1005と、接地線3003及び制御用線3004に対して通信信号の重畳及び分離を行う重畳分離器1006とを備えている。
そして、重畳分離器1006は給電線3001、3002に対して各種通信信号を重畳し、また、重畳された各種通信信号を分離する。重畳分離器1006が、通信装置1005から出力される各種通信信号を重畳し、また、分離した各種通信信号を通信装置1005に入力することで、通信装置1005の通信が行われる。
また、通信信号の送受信方法としては電力線通信だけでなく、制御信号に通信信号を重畳して、車両及び給電装置間で送受信するinband通信等の通信についても規格化が進められている(例えば、非特許文献1参照。)。
図10は、規格化が進められているinband通信の構成例を示すブロック図である。図10に示すように、電力線通信では、給電線3001、3002に対して各種通信信号を重畳したのに対し、inband通信では、接地線3003及び制御用線3004に対して各種通信信号を重畳する。
即ち、給電装置2000では、重畳分離部2004が、接地線3003及び制御用線3004に対して各種通信信号を重畳し、また、重畳された各種通信信号を分離する。重畳分離部2004が、通信部2003から出力される各種通信信号を重畳し、また、分離した各種通信信号を通信部2003に入力することで、通信部2003の通信が行われる。
また、車両1000では、重畳分離器1006が、接地線3003及び制御用線3004に対して各種通信信号を重畳し、また、重畳された各種通信信号を分離する。重畳分離器1006が、通信装置1005から出力される各種通信信号を重畳し、また、分離した各種通信信号を通信装置1005に入力することで、通信装置1005の通信が行われる。
「SURFACE VEHICLE RECOMMENDED PRACTICE」、J1772 JAN2010、ソサエティ・オブ・オートモーティブ・エンジニアズ・インク(Society of Automotive Engineers, Inc. ),1996年10月(2010年1月改訂)
しかしながら、LAN(Local Area Network)、ホームネットワーク等の通信網の発展に伴い、車両内の通信網、建造物内の通信網等の様々な通信網を接続し、情報の共有化を行うことで利便性を高めたいという要求が生じることが予想される。このような通信網の拡大による情報の共有化に際しては、電力線通信にて送受信する情報及びinband通信にて送受信する情報を共有化する必要性が生じることが予想される。
本発明は斯かる事情に鑑みて成されたものであり、夫々規格が異なる電力線通信に係る通信網とinband通信に係る通信網とを接続することにより、情報を共有化することが可能な接続装置、及び該接続装置を用いた通信システムの提供を目的とする。
本発明に係る接続装置は、給電線を媒体として通信信号を伝送する第1通信網に接続する第1接続手段と、前記給電線を介した給電の制御に用いる制御信号を伝送する制御用線を媒体として、前記通信信号を伝送する第2通信網に接続する第2接続手段とを備え、前記第1接続手段及び第2接続手段の間は、前記通信信号を伝送可能に結合していることを特徴とする。
本発明に係る接続装置は、前記通信信号を変圧する手段を更に備えることを特徴とする。
本発明に係る接続装置は、給電線を媒体として通信信号を伝送する第1通信網に接続する第1の一次コイルと、前記給電線を介した給電の制御に用いる制御信号を伝送する制御用線を媒体として、前記通信信号を伝送する第2通信網に接続する第2の一次コイルと、前記第1及び第2の一次コイルと電磁的に結合する二次コイルとを備えることを特徴とする。
本発明に係る接続装置は、給電線を媒体として通信信号を伝送する第1通信網に接続する第1のコイルと、前記給電線を介した給電の制御に用いる制御信号を伝送する制御用線を媒体として、前記通信信号を伝送する第2通信網に接続する第2のコイルとを備え、前記第1のコイル及び第2のコイルは、電磁的に結合することを特徴とする。
本発明に係る接続装置は、前記第1のコイルの巻線数は、前記第2のコイルの巻線数の10倍以上であることを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、前記接続装置と、前記制御用線を媒体とした制御信号の通信により、前記給電線を介した給電を制御する給電制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、前記給電線は、一対の差動信号線であり、前記給電線に介装された一対の誘導素子を更に備えることを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、前記一対の誘導素子は、コモンモードチョークコイルであることを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、前記一対の誘導素子は、ノーマルモードチョークコイルであることを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、前記給電制御手段は、前記通信信号に用いられる帯域の信号を遮断する遮断部を介して前記第2通信網に接続していることを特徴とする。
本発明では、電力線通信に係る通信網と、inband通信に係る通信網とを接続することが可能となる。
本発明に係る接続装置及び通信システムでは、電力線通信に係る通信網と、inband通信に係る通信網とを接続することにより、様々な情報を共有化することが可能となり、利便性を高めることが可能となる等、優れた効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6に係る通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6に係る通信システムにて用いられるローパスフィルタの構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態7に係る通信システムの構成例を示すブロック図である。 規格化が進められている電力線通信の構成例を示すブロック図である。 規格化が進められているinband通信の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る通信システムの構成例を示すブロック図である。図1は、本発明の通信システムを、電気自動車、プラグインハイブリッド車等の車両1が備える蓄電装置(バッテリ)10に対し、一般家庭等の建造物2に設置された家庭用電源から給電する形態に適用する例を示している。なお、本発明の通信システムは、一般家庭に限らず、事業用建造物、充電スタンド等の様々な建造物2内外に設けることが可能である。
車両1及び建造物2の間は、充電ケーブル3により接続することが可能である。充電ケーブル3は、電力供給線として用いられる一対の給電線31、32、接地用の導線である接地線33、及び充電制御に用いるコントロールパイロット信号(CPLT)等の制御信号を伝送する制御用線34を内包している。充電ケーブル3の一端は、建造物2に設けられた接続部に接続されており、他端側に設けられたプラグを車両1側の接続部位となる車載給電口として配設されている受電コネクタ11に接続することができる。充電ケーブル3の他端のプラグを受電コネクタ11に接続することにより、充電ケーブル3内の給電線31、32、接地線33及び制御用線34の端部に設けられた接続端子が受電コネクタ11内に設けられた接続端子と接触し、図1に例示する回路構成となる。
給電線31、32は、交流電圧が印加される一対のAC線である。制御用線34は、コントロールパイロット信号等の制御信号を伝送する信号線であり、建造物2及び充電制御装置13間が接続された場合に伝送される制御信号に基づいて充電制御が行われる。また、給電線31、32、並びに接地線33及び制御用線34は、車両認証、充電管理、課金管理等の管理を行うための情報、その他各種情報を伝送する媒体として用いることも可能である。即ち、車両1は、給電線31、32、又は接地線33及び制御用線34に通信信号を重畳及び分離することにより建造物2と通信を行うことが可能である。
一対の給電線31、32を媒体として通信信号を伝送する電力線通信、並びに接地線33及び制御用線34を媒体として通信信号を伝送するinband通信は、通信に係る電力等の規格が夫々異なっている。従って、本来、電力線通信に係る通信網と、inband通信に係る通信網とは、夫々独立した通信網であり、夫々の通信網を接続して情報を共有化することはできない。しかしながら、本発明では、建造物2内に、後述する本発明の接続装置24を設けることにより、電力線通信に係る通信網と、inband通信に係る通信網との間で通信信号の伝送を可能とすることで、異なる通信網を介しての情報の共有化を実現する。
建造物2は、交流電力を供給する電力供給装置20と、充電制御に係る通信を行う充電制御装置(給電制御手段)21と、通信信号の送受信を行う通信装置22と、通信信号の重畳及び分離を行う重畳分離装置23と、異なる通信網を接続する接続装置24とを備えている。
電力供給装置20は、例えば、家庭用交流電源に接続され、発電所から送電される交流電力を車両1に対して供給する電源であり、一対の給電線31、32の一端が接続されている。
充電制御装置21は、車両1の蓄電装置10に対する充電を制御する装置であり、接地線33及び制御用線34の一端が接続されている。充電制御装置21は、例えば、充電制御に関する国際規格に準拠した出力側の回路であり、コントロールパイロット信号等の制御信号を送受信することにより、接続確認、通電開始等の様々な状態における充電制御を行う。
なお、建造物2内の配線は、建造物2外部の充電ケーブル3に内包された一対の給電線31、32、接地線33及び制御用線34に接続された延長線として機能する内部配線ということになるが、以降の説明では、内部配線として配設された延長線部分も含めて、給電線31、32、接地線33及び制御用線34として説明する。
通信装置22は、一対の給電線31、32から分岐した分岐線に接続されており、一対の給電線31、32を媒体として通信信号を送受信する。
通信装置22と、一対の給電線31、32とを接続する分岐線には、一対のカップリングコンデンサと、カップリングトランス(電磁誘導式の信号変換器等の回路)を用いて構成された重畳分離装置23とが介装されている。カップリングコンデンサは、重畳分離装置23が介装されている位置より、給電線31、32側に配設されており、電力供給装置20から供給される交流電力に対しては、ハイインピーダンスとなり、通信信号に対しては、ローインピーダンスとなる。重畳分離装置23は、一対の給電線31、32に対して通信信号を重畳し、また、重畳された通信信号を分離する。重畳分離装置23が、通信装置22から出力される通信信号を重畳し、また、分離した通信信号を通信装置22に入力することで、通信装置22の通信が行われる。
通信信号に用いられる周波数の帯域としては、数10kHz〜数100kHz、例えば30kHz〜450kHzの帯域が低速通信用の帯域として用いられる。また、数MHz〜数十MHz、例えば2MHz〜30MHzの帯域が高速通信用の帯域として用いられる。なお、制御信号は、1kHzの発振器から出力されるので、通信信号より低周波の信号となる。
接続装置24は、一対の給電線31、32から分岐した分岐線と、接地線33及び制御用線34から分岐した分岐線とに接続されている。
接続装置24は、給電線31、32に接続する第1中継ユニット240、第1カップリングトランス241及び第1カップリングコンデンサ242、242を備えている。また、接続装置24は、接地線33及び制御用線34に接続する第2中継ユニット243、第2カップリングトランス244及び第2カップリングコンデンサ245、245を備えている。なお、第1中継ユニット240及び第2中継ユニット243は、通信信号を伝送可能な通信線にて結合している。
第1中継ユニット240は、第1カップリングトランス241及び第1カップリングコンデンサ242、242を介して一対の給電線31、32に接続されており、一対の給電線31、32を媒体として通信信号を送受信する。また、第1中継ユニット240は、第2中継ユニット243とも通信信号を送受信する。即ち、第1中継ユニット240は、電力線通信に係る通信網を形成する給電線31、32と、第2中継ユニット243との間の通信を中継する機能を有する。第1中継ユニット240による通信を中継する機能としては、等価増幅、識別再生及びリタイミング等の3R中継機能、誤り訂正機能等の機能を例示することができる。
第1カップリングトランス241は、第1中継ユニット240及び第1カップリングコンデンサ242、242の間に位置し、第1カップリングコンデンサ242、242を介して一対の給電線31、32に接続している。第1カップリングトランス241は、第1カップリングコンデンサ242、242を介して一対の給電線31、32に接続する一次コイル241aと、第1中継ユニット240に接続する二次コイル241bとを備えている。一次コイル241a及び二次コイル241bは、通信信号の伝送時に電磁的に結合し、給電線31、32と第1中継ユニット240との間で通信信号を伝送する。第1カップリングトランス241は、一対の給電線31、32に対して通信信号を重畳し、また、重畳された通信信号を分離する。第1カップリングトランス241が、第1中継ユニット240から出力される通信信号を重畳し、また、分離した通信信号を第1中継ユニット240に入力することで、第1中継ユニット240の通信が行われる。
第1カップリングコンデンサ242、242は、第1カップリングトランス241が介装されている位置より、給電線31、32側に配設されており、電力供給装置20から供給される交流電力に対しては、ハイインピーダンスとなり、通信信号に対しては、ローインピーダンスとなる。
第2中継ユニット243は、第2カップリングトランス244及び第2カップリングコンデンサ245、245を介して接地線33及び制御用線34に接続されており、接地線33及び制御用線34を媒体として通信信号を送受信する。また、第2中継ユニット243は、第1中継ユニット240とも通信信号を送受信する。即ち、第2中継ユニット243は、inband通信に係る通信網を形成する接地線33及び制御用線34と、第1中継ユニット240との間の通信を中継する機能を有する。第2中継ユニット243による通信を中継する機能としては、等価増幅、識別再生及びリタイミング等の3R中継機能、誤り訂正機能等の機能を例示することができる。
第2カップリングトランス244は、第2中継ユニット243及び第1カップリングコンデンサ245、245の間に位置し、第2カップリングコンデンサ245、245を介して接地線33及び制御用線34に接続している。第2カップリングトランス244は、第2カップリングコンデンサ245、245を介して接地線33及び制御用線34に接続する一次コイル244aと、第2中継ユニット243に接続する二次コイル244bとを備えている。一次コイル244a及び二次コイル244bは、通信信号の伝送時に電磁的に結合し、接地線33及び制御用線34と第2中継ユニット243との間で通信信号を伝送する。第2カップリングトランス244は、接地線33及び制御用線34に対して通信信号を重畳し、また、重畳された通信信号を分離する。第2カップリングトランス244が、第2中継ユニット243から出力される通信信号を重畳し、また、分離した通信信号を第2中継ユニット243に入力することで、第2中継ユニット243の通信が行われる。
第2カップリングコンデンサ245、245は、第2カップリングトランス244が介装されている位置より、接地線33及び制御用線34側に配設されており、充電制御装置21にて送受信される制御信号に対しては、ハイインピーダンスとなり、通信信号に対しては、ローインピーダンスとなる。
なお、電力線通信及びinband通信は、電圧の上限値等の規格が異なっているため、第1カップリングトランス241及び第2カップリングトランス244の少なくとも一方は、巻き線比に基づく変圧機能を有している。
車両1は、蓄電装置10及び受電コネクタ11の他、蓄電装置10に対する充電を行う充電装置12と、充電制御に係る通信を行う充電制御装置13と、通信信号の送受信を行う通信装置14と、接地線33及び制御用線34に対して通信信号の重畳及び分離を行う重畳分離装置15とを備えている。
車両1の受電コネクタ11に充電ケーブル3のプラグを接続することにより、充電ケーブル3に内包された給電線31、32の他端、接地線33の他端及び制御用線34の他端に夫々設けられた接続端子が、受電コネクタ11内に設けられた接続端子と接続される。
受電コネクタ11は、接続端子を介して給電線31、32、接地線33及び制御用線34に接続される内部配線を備えている。給電線31、32に接続された内部配線の他端は、車両1内の内部に配設されたAC線を介して充電装置12に接続されており、充電装置12により蓄電装置10に対する充電が行われる。接地線33に接続された内部配線の他端は、車両1内の内部配線又は車体接地(body earth)を介して充電装置12及び充電制御装置13、更には蓄電装置10に接続されている。制御用線34に接続された内部配線の他端は、車両1内の内部配線として配設された延長線を介して充電制御装置13に接続されている。なお、以降の説明では、各内部配線、AC線、延長線をも含めて、給電線31、32、接地線33及び制御用線34として説明する。
充電制御装置13は、例えば、充電制御に関する国際規格に準拠した入力側の回路であり、建造物2の充電制御装置21と通信可能となった場合に、コントロールパイロット信号等の制御信号を送受信することにより、接続確認、通信開始等の様々な状態における充電制御を行う。
通信装置14は、接地線33及び制御用線34から分岐した分岐線に接続されており、接地線33及び制御用線34を媒体として通信信号を送受信する。
接地線33及び制御用線34から分岐した分岐線には、一対のカップリングコンデンサと、カップリングトランス(電磁誘導式の信号変換器等の回路)を用いて構成された重畳分離装置15とが介装されている。カップリングコンデンサは、重畳分離装置15が介装されている位置より、接地線33及び制御用線34側に配設されており、充電制御装置13にて送受信される制御信号に対しては、ハイインピーダンスとなり、通信信号に対しては、ローインピーダンスとなる。重畳分離装置15は、接地線33及び制御用線34に対して通信信号を重畳し、また、重畳された通信信号を分離する。重畳分離装置15が、通信装置14から出力される通信信号を重畳し、また、分離した通信信号を通信装置14に入力することで、通信装置14の通信が行われる。
このように、本発明の実施の形態1に係る通信システムでは、車両1の通信装置14が電力線通信に係る通信網を介して通信信号を伝送する機能を有し、建造物2の通信装置22がinband通信に係る通信網を介して通信信号を伝送する機能を有している。そして、建造物2内に配設された接続装置24により、電力線通信に係る通信網と、inband通信に係る通信網とが接続されており、電力線通信に係る通信網及びinband通信に係る通信網間で通信信号の伝送を可能とする。これにより、異なる通信網間での通信信号の送受信による情報の共有化を実現することができる。
また、カップリングコンデンサが短絡した場合であっても、カップリングトランスにより電気的に絶縁されているため、電力線通信側からinband通信側へ設計以上の大電流が流れることを防止することが可能である。従って、低電圧側となるinband通信側のハーネスの発火等の異常の発生を防止することが可能である。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1において、接続装置内の中継ユニットを一台のユニットにて構成する形態である。なお、以降の説明において、実施の形態1と同様の構成については、実施の形態1と同様の符号を付し、実施の形態1を参照するものとし、その詳細な説明を省略する。
図2は、本発明の実施の形態2に係る通信システムの構成例を示すブロック図である。実施の形態2において、接続装置24は、一対の給電線31、32から分岐した分岐線と、接地線33及び制御用線34から分岐した分岐線とに接続する。
接続装置24は、中継ユニット246と、第1カップリングトランス241と、第1カップリングコンデンサ242、242と、第2カップリングコンデンサ245、245とを備えている。中継ユニット246は、第1カップリングトランス241及び第1カップリングコンデンサ242、242を介して分岐線から一対の給電線31、32に接続する。また、中継ユニット246は、第2カップリングコンデンサ245、245を介して分岐線から接地線33及び制御用線34に接続する。
中継ユニット246は、一対の給電線31、32を媒体とした電力線通信に係る通信網と、接地線33及び制御用線34を媒体としたinband通信に係る通信網とを接続し、両方の通信網間で伝送する通信信号を中継する機能を有する。中継ユニット246による中継機能としては、等価増幅、識別再生及びリタイミング等の3R中継機能、誤り訂正機能等の機能を例示することができる。
中継ユニット246は、電力線通信に係る通信網及びinband通信に係る通信網のうちの一方の通信網から通信信号を受信した場合に、受信した通信信号に対する等価増幅、識別再生及びリタイミング等の処理をした上で、両方の通信網上へ送信する。
通信信号は、予め設定された所定のデータ長毎にパケットとして両方の通信網上へ送受信される。送受信されるパケットは、ヘッダ部とデータ部とを有し、ヘッダ部には、通信相手として送信先を示す識別情報、送信元を示す識別情報等の各種情報が示されている。これらの識別情報としては、例えば、通信に係る機器を識別するMACアドレス等の情報が用いられる。即ち、中継ユニット240は、他の装置のMACアドレスを送信先を示す識別情報として用いることにより、通信相手を指定した通信信号を送信することができる。
通信信号の送信先となる他の装置は、受信した通信信号に係るパケットに通信相手として指定されているMACアドレス等の識別情報に基づいて、自装置宛の通信信号か否かを判定する。そして、自装置宛の通信信号であると判定した場合、当該パケットに係る通信信号に基づく処理を行い、自装置宛の通信信号ではないと判定した場合、当該パケットを破棄する。即ち、他の装置は、自らを指定した通信信号に基づいて、通信信号を受信することが可能となる。
なお、電力線通信及びinband通信は、電圧の上限値等の規格が異なっているため、第1カップリングトランス241が備える一次コイル241aの巻線数n1は、二次コイル241bの巻線数n2の10倍以上となるように設計されている。例えば、一次コイル241a及び二次コイル241bの巻き線比(n1:n2)は、10:1〜100:1になるように設計される。
前記実施の形態2では、電力線通信側にカップリングトランスを設ける構成を示したが、本発明はこれに限らず、inband通信側にカップリングトランスを設ける様にしても良い。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1又は2において、接続装置内の中継ユニットを1台のユニットで構成し、一台の中継ユニットに接続するコイルと、複数の通信網に夫々接続する複数のコイルとにより、カップリングトランスを構成する形態である。なお、以降の説明において、実施の形態1又は2と同様の構成については、実施の形態1及び2と同様の符号を付し、実施の形態1及び2を参照するものとし、その詳細な説明を省略する。
図3は、本発明の実施の形態3に係る通信システムの構成例を示すブロック図である。実施の形態3において、接続装置24は、一対の給電線31、32から分岐した分岐線と、接地線33及び制御用線34から分岐した分岐線とに接続する。
接続装置24は、中継ユニット246と、カップリングトランス247と、第1カップリングコンデンサ242、242と、第2カップリングコンデンサ245、245とを備えている。中継ユニット246と、一対の給電線31、32から分岐する分岐線並びに接地線33及び制御用線34から分岐する分岐線には、一台のカップリングトランス247が介装されている。カップリングトランス247は、第1カップリングコンデンサ242、242を介して一対の給電線31、32に接続すると共に、第2カップリングコンデンサ245、245を介して接地線33及び制御用線34に接続する。
カップリングトランス247は、給電線31、32を媒体として通信信号を伝送する電力線通信に係る通信網に接続する第1一次コイル247aと、接地線33及び制御用線34を媒体として通信信号を伝送するinband通信に係る通信網に接続する第2一次コイル247bとを備えている。さらに、カップリングトランス247は、中継ユニット246に接続する二次コイル247cを備えている。第1一次コイル247a及び第2一次コイル247bと、二次コイル247cとは、電磁的に結合し、給電線31、32と中継ユニット246との間、並びに接地線33及び制御用線34と中継ユニット246との間で通信信号を伝送する。
中継ユニット246は、一対の給電線31、32を媒体とした電力線通信に係る通信網と、接地線33及び制御用線34を媒体としたinband通信に係る通信網とを接続し、両方の通信網間で伝送する通信信号を中継する機能を有する。中継ユニット246による中継機能としては、等価増幅、識別再生及びリタイミング等の3R中継機能、誤り訂正機能等の機能を例示することができる。
中継ユニット246は、電力線通信に係る通信網及びinband通信に係る通信網のうちの一方の通信網から通信信号を受信した場合に、受信した通信信号に対する等価増幅、識別再生及びリタイミング等の処理をした上で、両方の通信網上へ送信する。
実施の形態3に係る通信システムでは、中継ユニット246に故障が生じた場合であっても、第1一次コイル247a及び第2一次コイル247b間で電磁誘導が発生するため、通信網間での通信を維持することが可能である。
また、実施の形態3に係る通信システムでは、複数の一次コイルと、一の二次コイルとを電磁的に接続するカップリングトランスを用いたが、複数の一次コイルと、各一次コイル夫々と電磁的に結合する複数の二次コイルを用いる等、様々な形態に展開することが可能である。
実施の形態4.
実施の形態4は、実施の形態1乃至3のいずれかにおいて、中継ユニットを設けずに、カップリングトランスにて中継する形態である。なお、以降の説明において、実施の形態1乃至3のいずれかと同様の構成については、実施の形態1乃至3と同様の符号を付し、実施の形態1乃至3を参照するものとし、その詳細な説明を省略する。
図4は、本発明の実施の形態4に係る通信システムの構成例を示すブロック図である。実施の形態4において、接続装置24は、一対の給電線31、32から分岐した分岐線と、接地線33及び制御用線34から分岐した分岐線とに接続する。
接続装置24は、カップリングトランス248と、第1カップリングコンデンサ242、242と、第2カップリングコンデンサ245、245とを備えている。カップリングトランス248は、第1カップリングコンデンサ242、242を介して一対の給電線31、32に接続すると共に、第2カップリングコンデンサ245、245を介して接地線33及び制御用線34に接続する。
カップリングトランス248は、給電線31、32を媒体として通信信号を伝送する電力線通信に係る通信網に接続する一次コイル248aと、接地線33及び制御用線34を媒体として通信信号を伝送するinband通信に係る通信網に接続する二次コイル248bとを備えている。一次コイル248a及び二次コイル248bは、電磁的に結合し、給電線31、32と、接地線33及び制御用線34との間で通信信号を伝送する。
なお、電力線通信及びinband通信は、電圧値等の規格が異なっているため、一次コイル248aの巻線数n1は、二次コイル248bの巻線数n2の10倍以上となるように設計されている。例えば、一次コイル248a及び二次コイル248bの巻き線比(n1:n2)は、10:1〜100:1になるように設計される。
ここでは、電力線通信側を一次コイルとし、inband通信側を二次コイルとして説明したが、あくまでも便宜的なものであり、通信の方向に応じて、一次コイル及び二次コイルは適宜逆転する。
実施の形態4では、中継ユニットを設けない構成とすることにより、コストの制限及び装置の小型化を実現することが可能となる。
実施の形態5.
実施の形態5は、実施の形態3において、給電線にコモンモードチョークコイル等の一対の誘導素子を介装する形態である。なお、以降の説明において、実施の形態1乃至4のいずれかと同様の構成については、実施の形態1乃至4と同様の符号を付し、実施の形態1乃至4を参照するものとし、その詳細な説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態5に係る通信システムの構成例を示すブロック図である。実施の形態5において、一対の給電線31、32には、一対の誘導素子としてコモンモードチョークコイル25が介装されている。コモンモードチョークコイル25は、充電ケーブル3に内包された外部の給電線31、32が接続された場合において、通信装置22、接続装置24等の各種装置に分岐する手前に位置するように配設される。一対の給電線31、32は、差動信号線であるため、コモンモードノイズが生じる虞があるが、コモンモードチョークコイル25を設けることにより、コモンモードノイズが建造物2内の通信装置22、接続装置24等の各種装置へ進入することを防止する。
前記実施の形態では、実施の形態3に係る通信システムにコモンモードチョークコイルを設ける形態を示したが、本発明はこれに限らず、他の形態に係る通信システムに適用することも可能である。また、同様にして、建造物側だけでなく、車両側にもコモンモードチョークコイルを設けることも可能である。
さらに、コモンモードノイズを減衰する機能を有していれば、コモンモードチョークコイルに限るものではなく、他の回路にて代替することも可能である。
実施の形態6.
実施の形態6は、実施の形態3において、制御用線に遮断部としてローパスフィルタを設ける形態である。なお、以降の説明において、実施の形態1乃至5のいずれかと同様の構成については、実施の形態1乃至5と同様の符号を付し、実施の形態1乃至5を参照するものとし、その詳細な説明を省略する。
図6は、本発明の実施の形態6に係る通信システムの構成例を示すブロック図である。実施の形態6では、建造物2内において、制御用線34には、制御信号及び通信信号を分離し、通信信号を遮断する遮断部として、ローパスフィルタ(LPF)26が介装されている。ローパスフィルタ26は、充電制御装置21と、接続装置24に接続する分岐線との間に配設される。ローパスフィルタ26は、所定の周波数より低周波数の帯域、例えば、制御信号に用いられる帯域の信号を透過し、通信信号を遮断する。
また、車両1内において、制御用線34には、制御信号及び通信信号を分離し、通信信号を遮断する遮断部として、ローパスフィルタ16が介装されている。ローパスフィルタ16は、充電制御装置13と、通信装置14に接続する分岐線との間に配設される。ローパスフィルタ16は、所定の周波数より低周波数の帯域、例えば、制御信号に用いられる帯域の信号を透過し、通信信号を遮断する。
図7は、本発明の実施の形態6に係る通信システムにて用いられるローパスフィルタ16、26の構成例を示す回路図である。ローパスフィルタ16、26は、図7に示すように、例えば、インダクタンスが1.5mHであるコイル及び1.0kΩの抵抗を並列に配置した回路、又はその等価回路として構成される。なお、同様の特性を得ることができるのであれば、他の回路を用いて構成しても良い。また、ローパスフィルタ16、26に用いる素子の値は一例であり、他の値の素子を用いても良い。
実施の形態7.
実施の形態7は、実施の形態5において、一対の誘導素子として、コモンモードチョークコイルではなく、ノーマルモードチョークコイルを介装する形態である。なお、以降の説明において、実施の形態1乃至6のいずれかと同様の構成については、実施の形態1乃至6と同様の符号を付し、実施の形態1乃至6を参照するものとし、その詳細な説明を省略する。
図8は、本発明の実施の形態7に係る通信システムの構成例を示すブロック図である。実施の形態7において、一対の給電線31、32には、一対の誘導素子としてノーマルモードチョークコイル27が介装されている。ノーマルモードチョークコイル27は、充電ケーブル3に内包された外部の給電線31、32が接続された場合において、通信装置22、接続装置24等の各種装置に分岐する手前に位置するように配設される。ノーマルモードチョークコイル27は、給電線31、32を媒体とする通信信号に対してハイインピーダンスとなるため、通信信号が、充電ケーブル3を介して車両1側の充電装置12へ流れることを抑制する。また、ノーマルモードチョークコイル27は、給電線31、32から接地線33及び制御用線34に誘導(クロストーク)されるノイズを抑制する。
前記実施の形態1乃至7では、車両がinband通信に係る通信網に接続する通信装置を備える形態を示したが、車両が電力線通信に係る通信網に接続する通信装置を備えるようにしても良く、更には各通信網に夫々接続する複数の通信装置を備えるようにしても良い。また、前記実施の形態1乃至6では、建造物が電力線通信に係る通信網に接続する通信装置を備える形態を示したが、本発明はこれに限らず、建造物がinband通信に係る通信網に接続する通信装置を備えるようにしても良く、更には各通信網に夫々接続する複数の通信装置を備えるようにしても良い。
また、車両及び建造物内の通信網は、更に他の通信網に接続することが可能であり、例えば、建造物内の通信装置をLAN(Local Area Network)、ホームネットワーク等の通信網に接続するようにし、車両内の通信装置をCAN等の規格に基づく車内通信網に接続するようにしても良い。
更に、前記実施の形態1乃至7では、車両内において、通信装置が、制御用線及び接地線から分岐する分岐線に接続する形態を示したが、本発明はこれに限らず、給電線又は制御用線に介装されることにより、通信網に接続する形態であっても良い。また、前記実施の形態1乃至6は、建造物内において、通信装置及び接続装置が、給電線、制御用線又は接地線から分岐する分岐線に接続する形態を示したが、本発明はこれに限らず、通信装置及び接続装置の両方又は一方が、給電線又は制御用線に介装されることにより、通信網に接続する形態であってもよい。
また、前記実施の形態1乃至7では、接続装置、充電制御装置、通信装置、電力供給装置等の装置を一棟の建造物内に配設する形態を示したが、複数の建造物に分散して配設するようにしても良い。例えば、家屋内に通信装置を配設し、充電スタンド内に接続装置、充電制御装置及び電力供給装置を配設するようにしても良く、また、そのような形態において、家屋内と充電スタンド内との両方に通信装置を配設するようにしても良い。
また、前記実施の形態1乃至7は、夫々独立して実施されるものに限らず、適宜、組み合わせて実施することも可能である。
このように、前記実施の形態1乃至7は、本発明の無数に存在する実施例の一部を開示したに過ぎず、目的、用途、仕様等の様々な要因を加味して適宜設計することが可能である。
1 車両
10 蓄電装置(バッテリ)
11 受電コネクタ
12 充電装置
13 充電制御装置
14 通信装置
15 重畳分離装置
16 ローバスフィルタ(遮断部)
2 建造物
20 電力供給装置
21 充電制御装置(給電制御手段)
22 通信装置
23 重畳分離装置
24 接続装置
240 第1中継ユニット
241 第1カップリングトランス
241a 一次コイル
241b 二次コイル
242 第1カップリングコンデンサ
243 第2中継ユニット
244 第2カップリングトランス
244a 一次コイル
244b 二次コイル
245 カップリングコンデンサ
246 中継ユニット
247 カップリングトランス
247a 第1一次コイル
247b 第2一次コイル
247c 二次コイル
248 カップリングトランス
248a 一次コイル
248b 二次コイル
25 コモンモードチョークコイル
26 ローバスフィルタ(遮断部)
27 ノーマルモードチョークコイル
3 充電ケーブル
31、32 給電線
33 接地線
34 制御用線

Claims (10)

  1. 給電線を媒体として通信信号を伝送する第1通信網に接続する第1接続手段と、
    前記給電線を介した給電の制御に用いる制御信号を伝送する制御用線を媒体として、前記通信信号を伝送する第2通信網に接続する第2接続手段と
    を備え、
    前記第1接続手段及び第2接続手段の間は、前記通信信号を伝送可能に結合している
    ことを特徴とする接続装置。
  2. 前記通信信号を変圧する手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の接続装置。
  3. 給電線を媒体として通信信号を伝送する第1通信網に接続する第1の一次コイルと、
    前記給電線を介した給電の制御に用いる制御信号を伝送する制御用線を媒体として、前記通信信号を伝送する第2通信網に接続する第2の一次コイルと、
    前記第1及び第2の一次コイルと電磁的に結合する二次コイルと
    を備えることを特徴とする接続装置。
  4. 給電線を媒体として通信信号を伝送する第1通信網に接続する第1のコイルと、
    前記給電線を介した給電の制御に用いる制御信号を伝送する制御用線を媒体として、前記通信信号を伝送する第2通信網に接続する第2のコイルと
    を備え、
    前記第1のコイル及び第2のコイルは、電磁的に結合する
    ことを特徴とする接続装置。
  5. 前記第1のコイルの巻線数は、前記第2のコイルの巻線数の10倍以上であることを特徴とする請求項4に記載の接続装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の接続装置と、
    前記制御用線を媒体とした制御信号の通信により、前記給電線を介した給電を制御する給電制御手段と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  7. 前記給電線は、一対の差動信号線であり、
    前記給電線に介装された一対の誘導素子を更に備える
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記一対の誘導素子は、コモンモードチョークコイルであることを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記一対の誘導素子は、ノーマルモードチョークコイルであることを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  10. 前記給電制御手段は、前記通信信号に用いられる帯域の信号を遮断する遮断部を介して前記第2通信網に接続していることを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の通信システム。
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